JP2008230307A - 遮光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置全体の感性品質を向上させる。
【解決手段】リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中で、リンク機構16から駆動モータ56に作用する負荷が急激に減少し、これに伴い、出力比が急激に増加した場合でも、第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29が上述の出力比の増加に合わせて駆動モータ56に付与する負荷を増加する。この結果、リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される間、上述の出力比と第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29の負荷との差をほぼ一定にできる。これにより、駆動モータ56の駆動速度の高まりを抑制し、駆動モータ56から発せられる駆動音を一定に保つことができる。
【選択図】図3
【解決手段】リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中で、リンク機構16から駆動モータ56に作用する負荷が急激に減少し、これに伴い、出力比が急激に増加した場合でも、第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29が上述の出力比の増加に合わせて駆動モータ56に付与する負荷を増加する。この結果、リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される間、上述の出力比と第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29の負荷との差をほぼ一定にできる。これにより、駆動モータ56の駆動速度の高まりを抑制し、駆動モータ56から発せられる駆動音を一定に保つことができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、遮光装置に係り、特に、リンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢への変位に伴ってスクリーンを展開させるように構成された遮光装置に関する。
従来、この種の遮光装置としては、例えば、次のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の例では、左右一対のリンクアームを備えたリンク機構が設けられている。そして、このリンク機構が展開用バネユニットのバネ力を受けて折畳姿勢から伸長姿勢へ変位され、このリンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢への変位に伴ってスクリーンが展開されるようになっている。
特開2001−311375号公報(図1)
しかしながら、この種のリンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢への変位に伴ってスクリーンを展開させるように構成された遮光装置では、リンク機構の構造上、リンク機構が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中(例えば、ロアリンクの回動角度60°付近)で、リンク機構から駆動源に作用する負荷が急激に減少する。
そして、この場合には、リンク機構から駆動源に作用する負荷に対する駆動源の出力の割合を出力比とすると、この出力比が急激に増加する。このため、駆動源の駆動速度が急激に高まり、駆動源から発せられる駆動音が急激に高音に変化する。従って、駆動源から発せられる駆動音の変化を防止して、装置全体の感性品質を向上させるためには改良の余地がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、駆動源から発せられる駆動音の変化を防止して、装置全体の感性品質を向上させることができる遮光装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の遮光装置は、駆動力を発生する駆動源、及び、前記駆動源の駆動力を受けて折畳姿勢から伸長姿勢に変位されるリンク機構を有して構成された展開手段と、前記リンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢への変位に伴って展開されるシート状のスクリーンと、前記スクリーンが展開されるときに前記駆動源に負荷を付与すると共に、前記リンク機構から前記駆動源に作用する負荷に対する前記駆動源の出力の割合を出力比とした場合に、前記出力比の増加に合わせて前記駆動源に付与する負荷を増加するように構成された負荷付与手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の遮光装置では、駆動源が駆動力を発生すると、この駆動源の駆動力を受けてリンク機構が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される。そして、このリンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢への変位に伴ってリンク機構が展開される。
ところで、この種のリンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢への変位に伴ってスクリーンを展開させるように構成された遮光装置では、リンク機構の構造上、リンク機構が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中で、リンク機構から駆動源に作用する負荷が急激に減少する。そして、この場合には、リンク機構から駆動源に作用する負荷に対する駆動源の出力の割合を出力比とすると、この出力比が急激に増加する。しかしながら、装置全体の感性品質を向上させるためには、駆動源の駆動速度が急激に高まることを抑制し、駆動源から発せられる駆動音が急激に高音に変化することを防止する必要がある。
この点、請求項1に記載の遮光装置では、スクリーンが展開されるときに駆動源に負荷を付与するための負荷付与手段が設けられており、この負荷付与手段は、上述の出力比の増加に合わせて駆動源に付与する負荷を増加するように構成されている。
従って、上述のように、リンク機構が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中で、リンク機構から駆動源に作用する負荷が急激に減少し、これに伴い、出力比が急激に増加した場合でも、負荷付与手段が上述の出力比の増加に合わせて駆動源に付与する負荷を増加するので、駆動源の駆動速度の高まりを抑制し、駆動源から発せられる駆動音を一定に保つことができる。
このように、請求項1に記載の遮光装置によれば、駆動源から発せられる駆動音を一定に保つことができるので、駆動源から発せられる駆動音の変化を防止して、装置全体の感性品質を向上させることができる。
請求項2に記載の遮光装置は、請求項1に記載の遮光装置において、前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、前記負荷付与手段は、前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向にそれぞれ付勢する第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングを有して構成され、前記第一コイルスプリング及び前記第二コイルスプリングは、前記巻取部材に対し互いに並列に接続されて、前記リンク機構の折畳姿勢から前記折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域よりも、前記リンク機構の前記中間姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域において強いバネ力を発生することを特徴とする。
請求項2に記載の遮光装置では、負荷付与手段は、巻取部材をスクリーンが巻き取られる方向にそれぞれ付勢する第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングを有して構成されている。そして、この第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングは、巻取部材に対し互いに並列に接続されて、リンク機構の折畳姿勢から折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域よりも、リンク機構の中間姿勢から伸長姿勢までの第二変位領域において強いバネ力を発生する。
この構成によれば、リンク機構が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中で、リンク機構から駆動源に作用する負荷が急激に減少し、出力比が急激に増加した場合でも、リンク機構の中間姿勢から伸長姿勢までの第二変位領域において増加された第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングのバネ力を駆動源に作用させることで、駆動源に付与する負荷を増加させることができる。
請求項3に記載の遮光装置は、請求項1に記載の遮光装置において、前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、前記負荷付与手段は、前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向にそれぞれ付勢する第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングを有して構成され、前記第一コイルスプリングは、前記リンク機構の折畳姿勢から前記折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、前記第二コイルスプリングは、前記第一コイルスプリングよりもバネ定数が高く構成されて、前記リンク機構の前記中間姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生することを特徴とする。
請求項3に記載の遮光装置では、負荷付与手段は、巻取部材をスクリーンが巻き取られる方向にそれぞれ付勢する第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングを有して構成されている。そして、第一コイルスプリングは、リンク機構の折畳姿勢から折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、第二コイルスプリングは、第一コイルスプリングよりもバネ定数が高く構成されて、リンク機構の中間姿勢から伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生する。
この構成によれば、リンク機構が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中で、リンク機構から駆動源に作用する負荷が急激に減少し、出力比が急激に増加した場合でも、第一コイルスプリングよりもバネ定数が高く構成された第二コイルスプリングのバネ力を駆動源に作用させることで、駆動源に付与する負荷を増加させることができる。
請求項4に記載の遮光装置は、請求項1に記載の遮光装置において、前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、前記負荷付与手段は、前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向にそれぞれ付勢する第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングを有して構成され、前記第一コイルスプリングは、前記リンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、前記第二コイルスプリングは、前記リンク機構の前記折畳姿勢と前記伸長姿勢との中間姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生することを特徴とする。
請求項4に記載の遮光装置では、負荷付与手段は、巻取部材をスクリーンが巻き取られる方向にそれぞれ付勢する第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングを有して構成されている。そして、第一コイルスプリングは、リンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、第二コイルスプリングは、リンク機構の折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢から伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生する。
この構成によれば、リンク機構が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中で、リンク機構から駆動源に作用する負荷が急激に減少し、出力比が急激に増加した場合でも、第一コイルスプリングのバネ力に第二コイルスプリングのバネ力を加えた力を駆動源に作用させることで、駆動源に付与する負荷を増加させることができる。
請求項5に記載の遮光装置は、請求項1に記載の遮光装置において、前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、前記負荷付与手段は、前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向に付勢するコイルスプリングと、前記リンク機構に設けられたリンク部材を前記スクリーンが展開される方向にそれぞれ付勢する第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングと、を有して構成され、前記第一アシストスプリング及び前記第二アシストスプリングは、前記リンク部材に対し互いに並列に接続されて、前記リンク機構の折畳姿勢から前記折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域では、前記リンク機構の前記中間姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域よりも強いバネ力を発生することを特徴とする。
請求項5に記載の遮光装置では、負荷付与手段は、巻取部材をスクリーンが巻き取られる方向に付勢するコイルスプリングと、リンク機構に設けられたリンク部材をスクリーンが展開される方向にそれぞれ付勢する第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングと、を有して構成されている。つまり、この構成では、コイルスプリングのバネ力から第一アシストスプリング又は第二アシストスプリングのバネ力を差し引いた力が駆動源に付与される負荷として作用する。
そして、第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングは、リンクに対し互いに並列に接続されて、リンク機構の折畳姿勢から折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域では、リンク機構の中間姿勢から伸長姿勢までの第二変位領域よりも強いバネ力を発生する。
この構成によれば、リンク機構が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中で、リンク機構から駆動源に作用する負荷が急激に減少し、出力比が急激に増加した場合でも、リンク機構の中間姿勢から伸長姿勢までの第二変位領域では第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングのバネ力が弱まるので、この結果、コイルスプリングのバネ力から第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングのバネ力を差し引いた力が強まり、この力を駆動源に作用させることで、駆動源に付与する負荷を増加させることができる。
請求項6に記載の遮光装置は、請求項1に記載の遮光装置において、前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、前記負荷付与手段は、前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向に付勢するコイルスプリングと、前記リンク機構に設けられたリンク部材を前記スクリーンが展開される方向にそれぞれ付勢する第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングと、を有して構成され、前記第一アシストスプリングは、前記リンク機構の折畳姿勢から前記折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、前記第二アシストスプリングは、前記第一アシストスプリングよりもバネ定数が低く構成されて、前記リンク機構の前記中間姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生することを特徴とする。
請求項6に記載の遮光装置では、負荷付与手段は、巻取部材をスクリーンが巻き取られる方向に付勢するコイルスプリングと、リンク機構に設けられたリンク部材をスクリーンが展開される方向にそれぞれ付勢する第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングと、を有して構成されている。つまり、この構成では、コイルスプリングのバネ力から第一アシストスプリング又は第二アシストスプリングのバネ力を差し引いた力が駆動源に付与される負荷として作用する。
そして、第一アシストスプリングは、リンク機構の折畳姿勢から折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、第二アシストスプリングは、第一アシストスプリングよりもバネ定数が低く構成されて、リンク機構の中間姿勢から伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生する。
この構成によれば、リンク機構が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中で、リンク機構から駆動源に作用する負荷が急激に減少し、出力比が急激に増加した場合でも、リンク機構の中間姿勢から伸長姿勢までの第二変位領域ではコイルスプリングのバネ力からバネ定数の低い第二アシストスプリングのバネ力を差し引いた力を駆動源に作用させることで、駆動源に付与する負荷を増加させることができる。
請求項7に記載の遮光装置は、請求項1に記載の遮光装置において、前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、前記負荷付与手段は、前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向に付勢するコイルスプリングと、前記リンク機構に設けられたリンク部材を前記スクリーンが展開される方向にそれぞれ付勢する第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングと、を有して構成され、前記第一アシストスプリングは、前記リンク機構の折畳姿勢から前記折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、前記第二コイルスプリングは、前記リンク機構の前記折畳姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生することを特徴とする。
請求項7に記載の遮光装置では、負荷付与手段は、巻取部材をスクリーンが巻き取られる方向に付勢するコイルスプリングと、リンク機構に設けられたリンク部材をスクリーンが展開される方向にそれぞれ付勢する第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングと、を有して構成されている。つまり、この構成では、コイルスプリングのバネ力から第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングのバネ力を差し引いた力、又は、コイルスプリングのバネ力から第二アシストスプリングのバネ力を引いた力が駆動源に付与される負荷として作用する。
そして、第一アシストスプリングは、リンク機構の折畳姿勢から折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、第二アシストスプリングは、リンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生する。
この構成によれば、リンク機構が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中で、リンク機構から駆動源に作用する負荷が急激に減少し、出力比が急激に増加した場合でも、リンク機構の中間姿勢から伸長姿勢までの第二変位領域ではコイルスプリングのバネ力から一方の第二アシストスプリングのバネ力を差し引いた力を駆動源に作用させることで、駆動源に付与する負荷を増加させることができる。
はじめに、本発明の一実施形態に係る遮光装置10の構成について説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る遮光装置10の全体構成を示す斜視図、図2には、この遮光装置10の全体構成を示す正面図、図3には、この遮光装置10の要部拡大断面図がそれぞれ示されている。なお、図1では、スクリーン12が展開途中とされたときにおける状態が示されており、図2,図3では、スクリーン12が巻取部材26に巻き取られて収納されたときにおける状態が示されている。
本発明の一実施形態に係る遮光装置10は、例えば、乗用自動車等のリアガラスの遮光を行うために車両に搭載されるものであり、図1,図2に示されるように、スクリーン12と、巻取機構14と、リンク機構16と、ベース部材18と、駆動機構20と、コントローラ22と、を主要な構成として備えている。
スクリーン12は、例えば遮光性を有する布材等により構成されており、シート状に形成されている。このスクリーン12の一端は、後述する巻取部材26に固定されている。スクリーン12の展開側の幅方向縁部12Aには、スクリーン支持部材24が設けられている。スクリーン支持部材24は、スクリーン12の幅方向縁部12Aの長手方向に沿って設けられており、スクリーン12は、その幅方向縁部12Aがスクリーン支持部材24に支持されることによって幅方向に広げられた状態に維持されている。
巻取機構14は、図3に示されるように、巻取部材26と、負荷付与手段としての第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29と、カバー部材30と、を有して構成されている。巻取部材26は、スクリーン12を巻き取るためのものであり、長手円筒状に構成されている。巻取部材26の両端側には、ホルダキャップ32,34がそれぞれ一体的に嵌合されており、このホルダキャップ32,34には、シャフト36,38がそれぞれ回動可能に保持されている。シャフト36,38は、ベース部材18(図1参照)に設けられたステー40にそれぞれ一体的に固定されている。そして、この構成により、巻取部材26は、後述するベース部材18に対し回動可能とされている。
第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29は、その内部に一方のシャフト36が挿入された状態で、巻取部材26の内部に配置されている。第一コイルスプリング28は、その一端28Aがシャフト36に固定され、その他端28Bがホルダキャップ32に固定されている。同様に、第二コイルスプリング29は、その一端29Aがシャフト36に固定され、その他端29Bがホルダキャップ32に固定されている。
また、この第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29は、上述の如くシャフト36及びホルダキャップ32に別々に固定されることで、巻取部材26に対し互いに並列に接続されている。そして、第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29は、巻取部材26の内部に配置されており、スクリーン12が巻取部材26から展開されたときには径方向に拡径されてその捩り力により巻取部材26をスクリーン12が巻き取られる方向にそれぞれ付勢する。
また、この第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29は、そのバネ定数、巻き数、有効長、配置等をそれぞれ最適に(バランス良く)設定することで、リンク機構16のうちのロアリンク46の回動角度θ(図1参照)が0°≦θ<60°となる第一変位領域よりも、このロアリンク46の回動角度θが60°≦θ≦90°となる第二変位領域において強い捩り力(バネ力)を発生するように構成されている。
カバー部材30(サイレンサ)は、コイルスプリングと巻取部材26の干渉を防止する機能を果たすものであり、チューブ状(円筒状)に構成されている。このカバー部材30は、その内部に第一コイルスプリング28が配置されると共に、巻取部材26の内部に配置されている。
リンク機構16は、図1,図2に示されるように、リンクロッド42と、リンク部材としてのレバー44と、ロアリンク46と、アッパリンク48と、を備えて構成されている。各リンクロッド42は、その一端が後述するリンクレバー58の各回動端とそれぞれ回動可能に連結され、その他端が各レバー44の回動端とそれぞれ回動可能に連結されている。
また、各レバー44は、ベース部材18の両端にそれぞれ回動可能に連結されており、各ロアリンク46は、各レバー44の回動軸に一体的に固定されて各レバー44と共に回動されるようになっている。各アッパリンク48は、中間ジョイント50を介して各ロアリンク46の回動端に連結されており、その回動端は上述のスクリーン支持部材24の両端にそれぞれ回動可能に連結されている。
ベース部材18は、上述の巻取部材26の長手方向に沿って設けられている。ベース部材18の両端側には、アシストスプリング52(バランススプリング)がそれぞれ設けられている。各アシストスプリング52は、その一端がベース部材18に係止され、その他端が各レバー44の回動端に係止されている。この各アシストスプリング52は、レバー44をスクリーン12が展開される方向(図1の矢印R3方向)に付勢している。
駆動機構20は、駆動源としての駆動モータ56と、リンクレバー58と、支持部材60と、を備えて構成されており、ベース部材18の中央部に配置されている。駆動モータ56は、支持部材60によってベース部材18に固定されており、リンクレバー58は、支持部材60に回動可能に支持されている。また、リンクレバー58は、駆動モータ56の出力軸62と接続されており、この駆動モータ56の出力軸62と共に回動されるようになっている。なお、本実施形態では、駆動モータ56及びリンク機構16により本発明に係る展開手段が構成されている。
コントローラ22は、例えば、CPU、ROM、RAM等が実装された電気回路を備えて構成されており、外部制御装置から出力された制御信号を入力して駆動モータ56の制御を行うように構成されている。
次に、本発明の一実施形態に係る遮光装置10の作用及び効果について説明する。
本発明の一実施形態に係る遮光装置10では、図1に示される駆動モータ56がコントローラ22からの制御信号(正転信号)を入力して正転し、リンクレバー58がR1方向に回動されると、このリンクレバー58とリンクロッド42を介して連結されたレバー44がR3方向に回動される。また、レバー44がR3方向に回動されると、このレバー44に固定されたロアリンク46がR5方向に回動され、このロアリンク46と中間ジョイント50を介して連結されたアッパリンク48がR7方向に回動される。そして、このロアリンク46及びアッパリンク48の作動に伴い、スクリーン12が上側に引っ張られ、これにより、スクリーン12が巻取部材26から展開される。
また、このとき、巻取部材26の内部に配置された第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29は、スクリーン12が巻取部材26から展開されたときには径方向に拡径されてその捩り力により巻取部材26をスクリーン12が巻き取られる方向に付勢する。従って、スクリーン12の弛みが防止されてスクリーン12が展張された状態となる。そして、ロアリンク46及びアッパリンク48が回動されて、ロアリンク46とアッパリンク48とが垂直方向に沿って直線状となると、リンク機構16が伸長姿勢とされる。また、リンク機構16が伸長姿勢とされると、スクリーン12が例えば車両のリアガラス全体を覆う展開状態とされる。
一方、駆動モータ56がコントローラ22からの制御信号(反転信号)を入力して反転し、リンクレバー58がR2方向に回動されると、このリンクレバー58とリンクロッド42を介して連結されたレバー44がR4方向に回動される。また、レバー44がR4方向に回動されると、このレバー44に固定されたロアリンク46がR6方向に回動され、このロアリンク46と中間ジョイント50を介して連結されたアッパリンク48がR8方向に回動される。
また、このときには、第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29の捩り力により巻取部材26がスクリーン12を巻き取る方向に回転されるので、これにより、スクリーン12が巻取部材26に巻き取られる。そして、図2に示されるように、ロアリンク46及びアッパリンク48が回動されて、ロアリンク46とアッパリンク48とが略水平方向に重なった状態となると、リンク機構16が折畳姿勢とされる。また、リンク機構16が折畳姿勢とされると、スクリーン12が巻取部材26に完全に巻き取られた収納状態とされる。
ところで、この種のリンク機構16の折畳姿勢から伸長姿勢への変位に伴ってスクリーン12を展開させるように構成された遮光装置10では、リンク機構16の構造上、リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中(例えば、ロアリンク46の回動角度θ=60°付近)で、リンク機構16から駆動モータ56に作用する負荷が急激に減少する。そして、この場合には、リンク機構16から駆動モータ56に作用する負荷に対する駆動モータ56の出力の割合を出力比とすると、図8の実線のグラフG1で示される如く、この出力比が急激に増加する。
ここで、仮に、図8の一点鎖線で示されるグラフG2の如く、第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29による負荷がロアリンク46の回動角度θの増加にほぼ正比例して増加されるように構成された場合には、リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中(例えば、ロアリンク46の回動角度θ=60°付近)で、上述の出力比(図8の実線で示されるグラフG1)と第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29の負荷(図8の一点鎖線で示されるグラフG2)との差が大きくなり、このため、駆動モータ56の駆動速度が急激に高まり、駆動モータ56から発せられる駆動音が急激に高音に変化する虞がある。
しかしながら、装置全体の感性品質を向上させるためには、駆動モータ56の駆動速度が急激に高まることを抑制し、駆動モータ56から発せられる駆動音が急激に高音に変化することを防止する必要がある。
この点、本発明の一実施形態に係る遮光装置10では、巻取部材26を付勢するための第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29は、そのバネ定数、巻き数、有効長、配置等がそれぞれ最適に設定されることで、ロアリンク46の回動角度θ(図1参照)が0°≦θ<60°となる第一変位領域よりも、このロアリンク46の回動角度θが60°≦θ≦90°となる第二変位領域において強い捩り力(バネ力)を発生するように構成されている。
従って、上述のように、リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中(例えば、ロアリンク46の回動角度θ=60°付近)で、リンク機構16から駆動モータ56に作用する負荷が急激に減少し、これに伴い、出力比が急激に増加した場合でも、第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29が上述の出力比の増加に合わせて駆動モータ56に付与する負荷を増加する(図4の一点鎖線のグラフを参照)。
この結果、リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される間、上述の出力比(図4の実線で示されるグラフG1)と第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29の負荷(図4の一点鎖線で示されるグラフG2)との差をほぼ一定とすることができる(図4参照)。これにより、駆動モータ56の駆動速度の高まりを抑制し、駆動モータ56から発せられる駆動音を一定に保つことができる。
このように、本発明の一実施形態に係る遮光装置10によれば、駆動モータ56から発せられる駆動音を一定に保つことができるので、駆動モータ56から発せられる駆動音の変化を防止して、装置全体の感性品質を向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る遮光装置10によれば、第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29を用いるだけであるので、製造コストの増加を招くこと無く、装置全体の感性品質を向上させることができる。
次に、本発明の一実施形態に係る遮光装置10の変形例について説明する。
上記実施形態では、第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29が、巻取部材26に対し並列に接続されて、ロアリンク46の回動角度θが0°≦θ<60°となる第一変位領域よりも、このロアリンク46の回動角度θが60°≦θ≦90°となる第二変位領域において強い捩り力(バネ力)を発生するように構成されていたが、次のように構成されていても良い。
すなわち、第一コイルスプリング28は、ロアリンク46の回動角度θが0°≦θ<60°となる第一変位領域において捩り力を発生し、第二コイルスプリング29は、第一コイルスプリング28よりもバネ定数が高く構成されて、ロアリンク46の回動角度θが60°≦θ≦90°となる第二変位領域において捩り力を発生するように構成されていても良い。すなわち、バネ定数の低い第一コイルスプリング28が作動される状態からバネ定数の高い第二コイルスプリング29が作動される状態に切り替えても良い。
このように構成されていても、リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中(例えば、ロアリンク46の回動角度θ=60°付近)で、リンク機構16から駆動モータ56に作用する負荷が急激に減少し、出力比が急激に増加した場合には、第一コイルスプリング28よりもバネ定数が高く構成された第二コイルスプリング29の捩り力を駆動モータ56に作用させることで、駆動モータ56に付与する負荷を増加させることができる。
また、上記変形例では、バネ定数の低い第一コイルスプリング28が作動される状態からバネ定数の高い第二コイルスプリング29が作動される状態に切り替えていたが、次のようにしても良い。
すなわち、第一コイルスプリング28は、ロアリンク46の回動角度θが0°≦θ≦90°となる第一変位領域において捩り力を発生し、第二コイルスプリング29は、ロアリンク46の回動角度θが60°≦θ≦90°となる第二変位領域において捩り力を発生するように構成されていても良い。すなわち、第一コイルスプリング28(一つのバネ)が作動される状態から第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29(二つのバネ)が作動される状態に切り替えても良い。
このように構成されていても、リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中(例えば、ロアリンク46の回動角度θ=60°付近)で、リンク機構16から駆動モータ56に作用する負荷が急激に減少し、出力比が急激に増加した場合には、第一コイルスプリング28の捩り力に第二コイルスプリング29の捩り力を加えた力を駆動モータ56に作用させることで、駆動モータ56に付与する負荷を増加させることができる。
また、上記実施形態では、第一コイルスプリング28及び第二コイルスプリング29によって駆動モータ56に付与する負荷を変動させるように構成されていたが、図5乃至図7に示される変形例のように構成されていても良い。
すなわち、この変形例では、図5に示されるように、巻取部材26の内部に一つのコイルスプリング74が配置されている。このコイルスプリング74は、その一端74Aがシャフト36に固定され、その他端74Bがホルダキャップ32に固定されている。そして、このコイルスプリング74は、スクリーン12が巻取部材26から展開されたときには径方向に拡径されてその捩り力により巻取部材26をスクリーン12が巻き取られる方向に付勢する。
また、この変形例では、図7,図8に示されるように、ベース部材18の両端側(片方のみ図示)には、第一アシストスプリング76及び第二アシストスプリング78が設けられている。第一アシストスプリング76は、その一端がベース部材18の係止部80に係止され、その他端がスライダ82に係止されている。また、第二アシストスプリング78は、その一端がスライダ82に係止され、その他端がレバー44の回動端に係止されている。この第二アシストスプリング78は、第一アシストスプリング76よりもバネ定数が低く構成されている。また、スライダ82は、ベース部材18に幅方向に沿って設けられた案内溝84によって案内されることで、ベース部材18に対し幅方向に移動可能とされている。
また、この第一アシストスプリング76及び第二アシストスプリング78は、上述の如くレバー44とスライダ82との間、スライダ82とベース部材18との間にそれぞれ固定されることで、レバー44に対し互いに並列に接続されている。そして、第一アシストスプリング76及び第二アシストスプリング78は、レバー44をスクリーン12が展開される方向に付勢している。
また、第一アシストスプリング76は、ロアリンク46の回動角度θ(図1参照)が0°≦θ<60°となる第一変位領域においてバネ力を発生し、第二アシストスプリング78は、ロアリンク46の回動角度θが60°≦θ≦90°となる第二変位領域においてバネ力を発生する。
要するに、この第一アシストスプリング76及び第二アシストスプリング78は、ロアリンク46の回動角度θが0°≦θ<60°となる第一変位領域では、ロアリンク46の回動角度θが60°≦θ≦90°となる第二変位領域よりも強いバネ力を発生する。
そして、この変形例では、コイルスプリング74のバネ力から第一アシストスプリング76又は第二アシストスプリング78のバネ力を差し引いた力が駆動モータ56に付与される負荷として作用する。なお、この変形例では、コイルスプリング74と第一アシストスプリング76及び第二アシストスプリング78により本発明に係る負荷付与手段が構成されている。
この構成によれば、リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中(例えば、ロアリンク46の回動角度θ=60°付近)で、リンク機構16から駆動モータ56に作用する負荷が急激に減少し、出力比が急激に増加した場合でも、ロアリンク46の回動角度θが60°≦θ≦90°となる第二変位領域ではコイルスプリング74のバネ力からバネ定数の低い第二アシストスプリング78のバネ力を差し引いた力を駆動モータ56に作用させることで、駆動モータ56に付与する負荷を増加させることができる。このように、バネ定数の高い第一アシストスプリング76が作動される状態からバネ定数の低い第二アシストスプリング78が作動される状態に切り替えても良い。
また、上記変形例では、バネ定数の高い第一アシストスプリング76が作動される状態からバネ定数の低い第二アシストスプリング78が作動される状態に切り替えていたが、次のようにしても良い。
すなわち、第一アシストスプリング76は、ロアリンク46の回動角度θが0°≦θ<60°となる第一変位領域においてバネ力を発生し、第二アシストスプリング78は、ロアリンク46の回動角度θが0°≦θ≦90°となる第二変位領域においてバネ力を発生するようにしても良い。すなわち、第一アシストスプリング76及び第二アシストスプリング78(二つのバネ)が作動される状態から第二アシストスプリング78(一つのバネ)が作動される状態に切り替えても良い。
このように構成されていても、リンク機構16が折畳姿勢から伸長姿勢に変位される途中(例えば、ロアリンク46の回動角度θ=60°付近)で、リンク機構16から駆動モータ56に作用する負荷が急激に減少し、出力比が急激に増加した場合には、ロアリンク46の回動角度θが60°≦θ≦90°となる第二変位領域においてコイルスプリング74のバネ力から一方の第二アシストスプリング78のバネ力を差し引いた力を駆動モータ56に作用させることで、駆動モータ56に付与する負荷を増加させることができる。
10…遮光装置、12…スクリーン、12A…幅方向縁部、14…巻取機構、16…リンク機構(展開手段の一部)、18…ベース部材、20…駆動機構、22…コントローラ、24…スクリーン支持部材、26…巻取部材、28…第一コイルスプリング(負荷付与手段の一部)、29…第二コイルスプリング(負荷付与手段の一部)、30…カバー部材、32,34…ホルダキャップ、36,38…シャフト、40…ステー、42…リンクロッド、44…レバー(リンク部材)、46…ロアリンク、48…アッパリンク、50…中間ジョイント、52…アシストスプリング、56…駆動モータ(駆動源、展開手段の一部)、58…リンクレバー、60…支持部材、62…出力軸、74…コイルスプリング(負荷付与手段の一部)、76…第一アシストスプリング(負荷付与手段の一部)、78…第二アシストスプリング(負荷付与手段の一部)、80…係止部、82…スライダ、84…案内溝
Claims (7)
- 駆動力を発生する駆動源、及び、前記駆動源の駆動力を受けて折畳姿勢から伸長姿勢に変位されるリンク機構を有して構成された展開手段と、
前記リンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢への変位に伴って展開されるシート状のスクリーンと、
前記スクリーンが展開されるときに前記駆動源に負荷を付与すると共に、前記リンク機構から前記駆動源に作用する負荷に対する前記駆動源の出力の割合を出力比とした場合に、前記出力比の増加に合わせて前記駆動源に付与する負荷を増加するように構成された負荷付与手段と、
を備えたことを特徴とする遮光装置。 - 前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、
前記負荷付与手段は、
前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向にそれぞれ付勢する第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングを有して構成され、
前記第一コイルスプリング及び前記第二コイルスプリングは、前記巻取部材に対し互いに並列に接続されて、前記リンク機構の折畳姿勢から前記折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域よりも、前記リンク機構の前記中間姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域において強いバネ力を発生することを特徴とする請求項1に記載の遮光装置。 - 前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、
前記負荷付与手段は、
前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向にそれぞれ付勢する第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングを有して構成され、
前記第一コイルスプリングは、前記リンク機構の折畳姿勢から前記折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、
前記第二コイルスプリングは、前記第一コイルスプリングよりもバネ定数が高く構成されて、前記リンク機構の前記中間姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生することを特徴とする請求項1に記載の遮光装置。 - 前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、
前記負荷付与手段は、
前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向にそれぞれ付勢する第一コイルスプリング及び第二コイルスプリングを有して構成され、
前記第一コイルスプリングは、前記リンク機構の折畳姿勢から伸長姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、
前記第二コイルスプリングは、前記リンク機構の前記折畳姿勢と前記伸長姿勢との中間姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生することを特徴とする請求項1に記載の遮光装置。 - 前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、
前記負荷付与手段は、
前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向に付勢するコイルスプリングと、
前記リンク機構に設けられたリンク部材を前記スクリーンが展開される方向にそれぞれ付勢する第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングと、
を有して構成され、
前記第一アシストスプリング及び前記第二アシストスプリングは、前記リンク部材に対し互いに並列に接続されて、前記リンク機構の折畳姿勢から前記折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域では、前記リンク機構の前記中間姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域よりも強いバネ力を発生することを特徴とする請求項1に記載の遮光装置。 - 前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、
前記負荷付与手段は、
前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向に付勢するコイルスプリングと、
前記リンク機構に設けられたリンク部材を前記スクリーンが展開される方向にそれぞれ付勢する第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングと、
を有して構成され、
前記第一アシストスプリングは、前記リンク機構の折畳姿勢から前記折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、
前記第二アシストスプリングは、前記第一アシストスプリングよりもバネ定数が低く構成されて、前記リンク機構の前記中間姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生することを特徴とする請求項1に記載の遮光装置。 - 前記スクリーンを巻き取るための巻取部材を備え、
前記負荷付与手段は、
前記巻取部材を前記スクリーンが巻き取られる方向に付勢するコイルスプリングと、
前記リンク機構に設けられたリンク部材を前記スクリーンが展開される方向にそれぞれ付勢する第一アシストスプリング及び第二アシストスプリングと、
を有して構成され、
前記第一アシストスプリングは、前記リンク機構の折畳姿勢から前記折畳姿勢と伸長姿勢との中間姿勢までの第一変位領域においてバネ力を発生し、
前記第二コイルスプリングは、前記リンク機構の前記折畳姿勢から前記伸長姿勢までの第二変位領域においてバネ力を発生することを特徴とする請求項1に記載の遮光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007069331A JP2008230307A (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | 遮光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007069331A JP2008230307A (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | 遮光装置 |
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JP2008230307A true JP2008230307A (ja) | 2008-10-02 |
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JP2007069331A Pending JP2008230307A (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | 遮光装置 |
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JP (1) | JP2008230307A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114379337A (zh) * | 2022-01-13 | 2022-04-22 | 黑系智能装备(威海)有限公司 | 一种车辆电动折叠遮阳棚 |
-
2007
- 2007-03-16 JP JP2007069331A patent/JP2008230307A/ja active Pending
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CN114379337A (zh) * | 2022-01-13 | 2022-04-22 | 黑系智能装备(威海)有限公司 | 一种车辆电动折叠遮阳棚 |
CN114379337B (zh) * | 2022-01-13 | 2024-05-28 | 威海黑系畅游智能科技有限公司 | 一种车辆电动折叠遮阳棚 |
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