JP5414439B2 - 遮光装置 - Google Patents

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本発明は、遮光装置に関する。
特許文献1に記載の遮光装置は、リアウィンドウガラスを遮光するための遮光部材と、遮光部材の展開側の端部を支持する支持部材と、Cピラーに沿って配置される案内部材と、支持部材に連結されると共に案内部材に案内された移動部材とを備えている。
特開2007−126143号公報
ところで、案内部材については、ルーフの丸み形状等の影響により、リアウィンドウガラスの上縁部まで延ばすことは困難な場合が多い。しかしながら、特許文献1に記載の遮光装置では、移動部材と支持部材とが案内部材の長手方向にオーバラップされている。従って、移動部材が案内部材における遮光部材の展開側(上側)の移動限に位置された場合でも、遮光部材の展開側の端部(上端部)とリアウィンドウガラスの上縁部との間に隙間が生じてしまう虞がある。
本発明は、上記事情を考慮し、遮光対象に対する遮光性を向上させることができる遮光装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の遮光装置は、展開側と反対側の端部が巻取部材に固定され、前記巻取部材に巻き取られたシート状の遮光部材と、前記遮光部材の幅方向に延び、前記遮光部材の展開側の端部を支持する支持部材と、前記遮光部材の展開方向に延びる案内部材と、前記案内部材の長手方向に移動可能に前記案内部材に案内された移動部材と、前記支持部材を前記移動部材よりも前記遮光部材の展開側に位置させた状態で前記支持部材と前記移動部材とを連結する連結部と、を備え、前記案内部材は、前記遮光部材に対する幅方向外側で前記遮光部材の展開方向に延び、前記連結部は、前記遮光部材の幅方向に延び、一端側が前記移動部材に連結され、他端側が一端側よりも前記遮光部材の幅方向内側に位置する第一連結アーム部と、前記遮光部材の展開方向に延び、一端側が前記第一連結アーム部の他端側に連結され、他端側が前記移動部材よりも前記遮光部材の展開側で前記支持部材に連結された第二連結アーム部と、を有し、前記第二連結アーム部は、前記第一連結アーム部よりも長く形成され、前記案内部材は、前記遮光部材の展開方向に延びる使用位置と、前記支持部材よりも前記遮光部材の展開側で前記支持部材と並列される格納位置とを取り得るように、回動支持部によって回動可能に支持され、前記第二連結アーム部の他端側は、前記支持部材に回動軸により回動可能に連結され、前記連結部は、前記案内部材が前記使用位置に位置されているときには、前記第一連結アーム部が前記遮光部材の幅方向に延びる第一回動位置に位置され、前記移動部材が前記案内部材における前記遮光部材の展開側と反対側に位置されている状態において前記案内部材が前記格納位置に位置されているときには、前記第一連結アーム部が前記第二連結アーム部よりも前記遮光部材の展開側で前記遮光部材の展開方向に延びる第二回動位置に位置され、前記移動部材は、前記連結部が前記第二回動位置に位置されているときには、前記支持部材よりも前記遮光部材の展開側に位置される
この遮光装置によれば、移動部材が案内部材における遮光部材の展開側の移動限に移動されると、巻取部材に巻き取られたシート状の遮光部材が展開し、遮光対象を遮光することができる。
ここで、支持部材は、移動部材よりも遮光部材の展開側に位置された状態で移動部材と連結部を介して連結されている。従って、移動部材が案内部材における遮光部材の展開側の移動限に位置された場合には、この支持部材によって支持された遮光部材の展開側の端部が窓端部により接近するので、遮光部材の展開側の端部と窓端部との間の隙間を小さくすることができる。これにより、遮光対象に対する遮光性を向上させることができる。
また、この遮光装置によれば、連結部の第二連結アーム部は、第一連結アーム部よりも長く形成されているので、遮光装置の幅方向の寸法を抑えつつ、遮光部材の展開側の端部を窓端部により接近させることができる。
さらに、この遮光装置によれば、移動部材が案内部材における遮光部材の展開側と反対側に位置されている状態において、案内部材が格納位置に回動されたときには、連結部の第一連結アーム部が第二連結アーム部よりも遮光部材の展開側で遮光部材の展開方向に延び、これにより、移動部材が支持部材よりも遮光部材の展開側に位置される。従って、連結部が案内部材の格納位置への回動を妨げることを抑制(案内部材が支持部材と干渉することを抑制)することができる。これにより、案内部材を支持部材よりも遮光部材の展開側で支持部材と並列させて(案内部材を格納位置に位置させて)、遮光装置をコンパクトにすることができるので、例えば、遮光装置を車両に搭載するときの作業性を良好とすることができる。
請求項2に記載の遮光装置は、請求項1に記載の遮光装置おいて、前記連結部が、前記移動部材が前記案内部材における前記遮光部材の展開側の移動限に位置されているときに、前記支持部材における前記遮光部材の展開側の端部を前記案内部材における前記遮光部材の展開側の端部よりも前記遮光部材の展開側に位置させる構成とされたものである。
この遮光装置によれば、移動部材が案内部材における遮光部材の展開側の移動限に位置されているときには、支持部材における遮光部材の展開側の端部が案内部材における遮光部材の展開側の端部よりも遮光部材の展開側に位置される。従って、この支持部材によって支持された遮光部材の展開側の端部を窓端部にさらにより一層接近させることができるので、遮光対象に対する遮光性をより一層向上させることができる。
請求項3に記載の遮光装置は、請求項1又は請求項2に記載の遮光装置において、前記遮光部材が、鉛直方向下側から遮光対象を遮光し、前記連結部の他端側が、前記遮光部材に対する前記遮光対象と反対側から前記支持部材に回動可能に連結された構成とされている。
この遮光装置によれば、例えば、遮光部材が遮光対象を鉛直方向下側から遮光するように遮光装置が車両に搭載された場合には、支持部材と共に遮光部材を連結部によって鉛直方向下側から支持することができるので、連結部の耐久性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係る遮光装置において、スクリーンが展開された状態を示す全体斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遮光装置において、スクリーンが巻き取られた状態を示す全体斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遮光装置において、案内部材が格納位置に回動された状態を示す全体斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遮光装置において、案内部材が格納位置に回動された状態を示す部分斜視図である。 本実施形態に係る案内部材が格納位置に回動された状態で遮光装置が車両へ搭載された状態を示す全体側面図である。 本発明の一実施形態に係る遮光装置において、スクリーンが展開された状態におけるスクリーンの展開側の隅部を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係る遮光装置において、移動部材及び連結部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る遮光装置において、遮光板及び連動機構の構成を示す部分斜視図である。 本実施形態に係る遮光板及び連動機構の構成において、(A)は、遮光板が傾倒位置にある状態を示す部分斜視図であり、(B)は、遮光板が傾倒位置と起立位置との中間にある状態を示す部分斜視図であり、(C)は、遮光板が起立位置にある状態を示す部分斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遮光装置において、案内部材が使用位置に回動された状態を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係る遮光装置において、案内部材が格納位置に回動された状態を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態に係る遮光装置において、案内部材が使用位置に回動された状態の部分斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遮光装置において、案内部材が格納位置に回動された状態の部分斜視図である。
以下に、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
本発明の一実施形態に係る遮光装置10は、図1,図2に示されるように、例えば、乗用自動車等の車両100に備えられたリアウィンドウガラス102を遮光するために用いられるものであり、リアウィンドウガラス102の車室内側に設置される。
この遮光装置10は、遮光部材としてのスクリーン12と、巻取機構14と、スクリーン支持部材16と、一対の移動部材18と、一対の案内部材20と、ワイヤ22と、駆動ユニット24と、遮光板26と、一対の連動機構28と、ベース部材30と、ブラケット32と、一対のブラケット34を主要な構成として備えている。
なお、この遮光装置10は、概略左右対称の構成とされており、ここでは、主として遮光装置10の左側の構成について説明し、遮光装置10の右側の構成については説明を省略する。
また、理解の容易のために、図1では、案内部材20の先端側が切り欠かれて示されており、図6では、遮光板26が省かれて示されている。さらに、各図において示される矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、この遮光装置10が車両に搭載された場合の車両前後方向前側、車両上下方向上側、車両幅方向外側(左側)を示している。
スクリーン12は、リアウィンドウガラス102を車室内側(鉛直方向下側)から遮光するためのものであり、遮光性を有するシート状に形成されている。このスクリーン12は、展開側の端部12A(上端部)と反対側の端部12B(下端部)が後述する巻取部材36に固定されている。そして、このスクリーン12は、この巻取部材36に巻き取り可能とされている。
巻取機構14は、スクリーン12を巻き取るための巻取部材36を有している。この巻取部材36は、スクリーン12の幅方向に沿って延びており、図示しない渦巻きコイルスプリング等の付勢手段によってスクリーン12を巻き取る方向に付勢されている。
スクリーン支持部材16は、スクリーン12の幅方向に延びる筒状に構成されている。このスクリーン支持部材16は、スクリーン12の展開側の端部12Aにおける幅方向一端から他端に亘って固定されて、このスクリーン12の展開側の端部12Aを支持している。
また、このスクリーン支持部材16は、図8に示されるように、その幅方向両側に支持軸38をそれぞれ有している。この支持軸38は、スクリーン支持部材16の幅方向両側の内部に挿入されており、スクリーン支持部材16の長手方向にスライド可能とされている。この支持軸38の具体的な動作構成については、後述の連動機構28と併せて説明する。なお、本実施形態では、この支持軸38と、スクリーン支持部材16とによって、本発明における支持部材が構成されている。
移動部材18は、支持軸38の突出端側に連結部40を介して回動可能に連結されており、この支持軸38を有するスクリーン支持部材16と一体移動可能とされている。
連結部40は、図6に示されるように、第一連結アーム部42及び第二連結アーム部44を有するL字状に構成されている。第一連結アーム部42は、スクリーン12の幅方向に延び、一端側が移動部材18に連結され、他端側が一端側よりもスクリーン12の幅方向内側に位置されている。第二連結アーム部44は、案内部材20の長手方向(スクリーン12の展開方向)に延び、一端側が第一連結アーム部42の他端側に連結され、他端側が支持軸38の突出端側に回動軸46により回動可能に連結されている。
また、第二連結アーム部44は、図7に示されるように、第一連結アーム部42よりも長く形成されている(L1>L2)。そして、図6に示されるように、連結部40の他端側(第二連結アーム部44の他端側)は、移動部材18よりもスクリーン12の展開側(矢印A側)で支持軸38に連結されている。つまり、この連結部40は、支持軸38を有するスクリーン支持部材16を移動部材18よりもスクリーン12の展開側に位置させた状態で支持軸38と移動部材18とを連結する構成とされている。
さらに、この連結部40の他端側(支持軸38側)は、図8に示されるように、スクリーン12に対するリアウィンドウガラス102と反対側(鉛直方向下側)から支持軸38に回動可能に連結されている。
案内部材20は、レール状に形成されており、移動部材18を長手方向に移動可能に案内している。この案内部材20には、図10〜図13に示されるように、回動アーム50が一体に設けられており、案内部材20は、この回動アーム50によって後述する回動支持部34Eに対して回動可能に支持されている。
つまり、この案内部材20は、この回動アーム50の回動を伴って、図10,図12に示される使用位置(図1,図2も参照)と、図11,図13に示される格納位置(図3〜図5も参照)とを取り得るようになっている。より具体的には、この案内部材20は、使用位置では、図1,図2に示されるように、スクリーン12に対する幅方向外側でリアウィンドウガラス102の縦縁部102Bに沿って配置され(スクリーン12の展開方向に延び)、格納位置では、図3〜図5,図11に示されるように、スクリーン支持部材16よりもスクリーン12の展開側(矢印A側)でスクリーン支持部材16と並列される。
また、案内部材20は、図1,図2に示されるように、使用位置に回動された状態では、略台形状に形成されたリアウィンドウガラス102の縦縁部102B(Cピラー104)に沿って配置されるので、この状態では、一対の案内部材20の間隔が基端側から先端側に向けて徐々に狭くなる。
なお、この案内部材20を回動可能とする回動アーム50及び上述の連結部40の構成については、後述する回動支持部34Eと併せて説明する。
ワイヤ22は、図1に示されるように、後述する駆動ユニット24から一方(左側)の案内部材20の基端側を通って一方の案内部材20の先端側に設けられたプーリ58に至っている。また、このワイヤ22は、この一方のプーリ58に巻き掛けられてから一方の案内部材20の基端側を通って他方(右側)の案内部材20の基端側に至り、他方の案内部材20の先端側に設けられたプーリ58に至っている。さらに、このワイヤ22は、この他方のプーリ58に巻き掛けられてから他方の案内部材20の基端側を通って駆動ユニット24に至っている。
また、一方(左側)の案内部材20に沿って延びるワイヤ22の一部には、一方の移動部材18が固定されており、他方(右側)の案内部材20に沿って延びるワイヤ22の一部には、他方の移動部材18が固定されている。
駆動ユニット24は、ワイヤ22を挟持すると共に、ワイヤ22を一方及び他方へ送り出すにように構成されている。これにより、ワイヤ22は、循環移動するようになっている。なお、駆動ユニット24には、この駆動ユニット24の駆動制御するECU60(Electronic Control Unit)が隣接して設けられている。
そして、この遮光装置10では、図1に示されるように、駆動ユニット24によってワイヤ22が他方(右側)の案内部材20へ送り出されると、移動部材18が案内部材20に沿って先端側へ移動され、スクリーン支持部材16が上限位置に移動される。また、これにより、巻取部材36を付勢する付勢手段の付勢力に対抗してスクリーン12が引き出されて、このスクリーン12がリアウィンドウガラス102の室内側で展開され、リアウィンドウガラス102が遮光される。
また、このように、移動部材18が案内部材20の先端側(スクリーン12の展開側(矢印A側)の移動限に位置されているときには、図6に示されるように、連結部40の他端側(支持軸38側)は、案内部材20の先端部20A(案内部材20におけるスクリーン12の展開側の端部)よりもスクリーン12の展開側(矢印A側)に位置される。
従って、このときには、スクリーン支持部材16の上端部16A(スクリーン支持部材16におけるスクリーン12の展開側の端部)は、案内部材20の先端部20Aよりもスクリーン12の展開側に位置される。なお、案内部材20の先端部20Aには、移動部材18の移動を規制するストッパ21が設けられている。
一方、この遮光装置10では、図2に示されるように、駆動ユニット24によってワイヤ22が一方(左側)の案内部材20へ送り出されると、移動部材18が案内部材20に沿って基端側(矢印B側)へ移動され、スクリーン支持部材16が下限位置に移動される。また、これにより、巻取機構14の巻取部材36を付勢する付勢手段の付勢力によりスクリーン12が巻取部材36に巻き取られる。
遮光板26(補助遮光部材)は、リアウィンドウガラス102の上縁部102Aとスクリーン12の展開側の端部12A(上端部)との間の隙間を覆うためのものであり、フエルトや樹脂板で構成されている。この遮光板26は、図8に示されるように、スクリーン支持部材16に回動軸62により回動可能に支持されており、スクリーン12と重なるように傾倒した傾倒位置(図9(A)参照)と、スクリーン12に対して起立した起立位置(図9(C)参照)とを取り得るようになっている。
連動機構28は、スクリーン支持部材16の上限位置への移動に連動して遮光板26を回動させるためのものであり、操作部材64を有している。操作部材64は、支持軸38よりもスクリーン12の巻取側(矢印B側)に配置されると共に支持軸38と平行に設けられており、且つ、支持軸38の移動部材18側に固定された固定部66から移動部材18と反対側(スクリーン支持部材16の幅方向内側)に向けて延出されている。
操作部材64の先端側には、遮光板26に接触して操作するための第一操作面64Aが形成されている。この第一操作面64Aは、展開状態にあるスクリーン12と略平行な平面で構成されている。
また、操作部材64における第一操作面64Aよりも基端側には、第二操作面64Bが形成されている。この第二操作面64Bは、操作部材64の基端側に向かうに従って徐々に支持軸38側を向くように捩られた構成とされている。
さらに、操作部材64における第二操作面64Bよりも基端側には、第三操作面64Cが形成されている。この第三操作面64Cは、展開状態にあるスクリーン12の法線方向に沿う平面で構成されている。
そして、この遮光装置10では、図9(A)に示されるように、移動部材18が案内部材20の基端側に位置されているときには、一対の案内部材20の基端側の間隔が広いことにより、支持軸38がスクリーン支持部材16から引き出されて突出される。また、このときには、スクリーン12と遮光板26との間に第一操作面64Aが挿入された状態とされ、遮光板26は、その自重により、スクリーン12と重なるように傾倒した傾倒位置に位置される。
一方、図9(B)に示されるように、移動部材18が案内部材20の長手方向中央側に移動されると、一対の案内部材20の先端側の間隔が徐々に狭まることにより、支持軸38がスクリーン支持部材16の内部に押し込まれて収容方向に移動する。また、支持軸38が収容方向に移動されると、スクリーン12と遮光板26との間に第二操作面64Bが挿入されて、遮光板26が徐々に起立される。
そして、図9(C)に示されるように、移動部材18が案内部材20の先端側に移動されると、一対の案内部材20の先端側の間隔が狭いことにより、支持軸38がスクリーン支持部材16の内部に押し込まれて収容される。また、支持軸38がスクリーン支持部材16の内部に収容されると、スクリーン12と遮光板26との間に第三操作面64Cが挿入されて、遮光板26がスクリーン12に対して起立した起立位置に位置される。
この状態では、図1に示されるように、遮光板26によってリアウィンドウガラス102の上縁部102Aとスクリーン12の展開側の端部12A(上端部)との間の隙間が覆われて、リアウィンドウガラス102に対する遮光性が向上される。
ベース部材30は、図1,図2に示されるように、スクリーン12の幅方向に延びる筒状(パイプ状)に形成されており、その軸方向両端側に配置されたブラケット34により車体に固定される。
ブラケット32は、ベース部材30の軸方向中央部に固定されており、車体に対してベース部材30の軸方向中央部を支持する構成とされている。また、このブラケット32には、駆動ユニット24及びECU60が固定されている。
ブラケット34は、図12,図13に示されるように、車体に固定される車体固定部34Aと、ベース部材30が固定されるベース部材固定部34Bと、ベース部材30に対して巻取部材36を支持する巻取部材支持部34Cと、ベース部材30に対してフロントパッケージトレイ72を支持するためのフロントパッケージトレイ支持部34Dと、ベース部材30に対して回動アーム50を回動可能に支持する回動支持部34Eとを有して構成されている。
なお、フロントパッケージトレイ72は、図5に示されるように、パッケージトレイ70の車両前後方向前側を構成しており、このパッケージトレイ70は、このフロントパッケージトレイ72とリアパッケージトレイ74とに分割されている。
また、このパッケージトレイ70は、リアウィンドウガラス102の下端部に対する車両前後方向前側に設けられており、フロントパッケージトレイ72とリアパッケージトレイ74との間は、スクリーン12が出入するスリット76として構成されている。
回動支持部34Eは、図10,図11に示されるように、案内部材20(回動アーム50)をスクリーン12の幅方向端側において回動可能に支持している。より具体的には、この回動支持部34Eは、巻取部材36よりもスクリーン12の展開側(矢印A側)に配置されると共に、スクリーン12の幅方向端部12Cよりも幅方向内側に配置されている。
また、この回動支持部34Eは、図4に示されるように、ベース部材30の幅方向における巻取部材支持部34Cとベース部材30の幅方向端部30Aとの間に配置されている。つまり、回動支持部34Eは、ベース部材30の幅方向における巻取部材支持部34Cとベース部材30の幅方向端部30Aとの間の領域Cとベース部材30の幅方向にオーバラップして配置されている。
上述の回動アーム50は、図10〜図13に示されるように、第一回動アーム部52と、第二回動アーム部54と、連結アーム部56とを有して構成されている。第一回動アーム部52の基端側は、回動支持部34Eに回動軸53により回動可能に連結されている。
第二回動アーム部54は、第一回動アーム部52に対して回動軸53の軸線方向にオフセットされており、この第二回動アーム部54の回動端側は、案内部材20の基端側に連結されている。連結アーム部56は、回動軸53の軸線方向に沿って延び、第一回動アーム部52の回動端側と第二回動アーム部54の基端側とを連結している。そして、上述の案内部材20は、この回動アーム50の回動を伴って回動支持部34Eに対して回動されるようになっている。
また、上述の連結部40は、案内部材20が使用位置に位置されているときには、図6に示されるように、第一連結アーム部42がスクリーン12の幅方向に延びる第一回動位置に位置される。一方、この連結部40は、図11に示されるように、移動部材18が案内部材20の基端側(案内部材20におけるスクリーン12の展開側と反対側)に位置されている状態において、案内部材20が格納位置に位置されているときには、第一連結アーム部42が第二連結アーム部44よりもスクリーン12の展開側(矢印A側)でスクリーン12の展開方向に延びる第二回動位置に位置される構成とされている。
また、上述の移動部材18は、図11に示されるように、連結部40が第二回動位置とされているときには、スクリーン支持部材16よりもスクリーン12の展開側(矢印A側)に位置される。
次に、本発明の一実施形態の作用効果について説明する。
この遮光装置10によれば、図1に示されるように、移動部材18が案内部材の先端側の移動限に移動されると、巻取部材36に巻き取られたシート状のスクリーン12が展開し、リアウィンドウガラス102を遮光することができる。
ここで、図6に示されるように、スクリーン支持部材16は、移動部材18よりもスクリーン12の展開側(矢印A側)に位置された状態で移動部材18と連結部40を介して連結されている。
従って、移動部材18が案内部材20の先端側の移動限に位置された場合には、このスクリーン支持部材16によって支持されたスクリーン12の展開側の端部12Aがリアウィンドウガラス102の上縁部102A(窓端部)により接近するので、スクリーン12の展開側の端部12Aとリアウィンドウガラス102の上縁部102Aとの間の隙間を小さくすることができる。これにより、リアウィンドウガラス102に対する遮光性を向上させることができる。
また、この遮光装置10によれば、移動部材18が案内部材20の先端側の移動限に位置されているときには、スクリーン支持部材16の上端部16Aが案内部材20の先端部20Aよりもスクリーン12の展開側(矢印A側)に位置される。
従って、スクリーン12の展開側の端部12Aをリアウィンドウガラス102の上縁部102Aにさらにより一層接近させることができるので、リアウィンドウガラス102に対する遮光性をより一層向上させることができる。
さらに、この遮光装置10によれば、連結部40の第二連結アーム部44は、第一連結アーム部42よりも長く形成されているので(L1>L2)、遮光装置10の幅方向の寸法を抑えつつ、スクリーン12の展開側の端部12Aをリアウィンドウガラス102の上縁部102Aにより接近させることができる。
しかも、この遮光装置10によれば、図11に示されるように、移動部材18が案内部材20の基端側に位置されている状態において、案内部材20が格納位置に回動されたときには、連結部40の第一連結アーム部42が第二連結アーム部44よりもスクリーン12の展開側(矢印A側)でスクリーン12の展開方向に延び、これにより、移動部材18がスクリーン支持部材16よりもスクリーン12の展開側に位置される。
従って、連結部40が案内部材20の格納位置への回動を妨げることを抑制(案内部材20がスクリーン支持部材16と干渉することを抑制)することができる。これにより、案内部材20をスクリーン支持部材16よりもスクリーン12の展開側(矢印A側)でスクリーン支持部材16と並列させて(案内部材20を格納位置に位置させて)、遮光装置10をコンパクトにすることができるので、例えば、遮光装置10を車両に搭載するときの作業性を良好とすることができる。
また、この遮光装置10は、図8に示されるように、スクリーン12がリアウィンドウガラス102を鉛直方向下側から遮光するように車両に搭載されるが、この遮光装置10によれば、スクリーン支持部材16と共にスクリーン12を連結部40によって鉛直方向下側から支持することができるので、連結部40の耐久性を確保することができる。
なお、この遮光装置10によれば、スクリーン12の展開側の端部12Aをリアウィンドウガラス102の上縁部102A(窓端部)により接近させることができるので、リアウィンドウガラス102に対する遮光性を向上させることができるが、換言すれば、案内部材20の長さが短くて足りると解することもできる。
次に、本発明の一実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、遮光装置10は、リアウィンドウガラス102に対して設置されていたが、フロントウィンドウガラスやサイドウィンドウガラスに対して設置されても良い。また、遮光装置10は、車両のウィンドウガラスに設置される構成に限られず、種々の窓ガラスに対して設置されても良い。
また、上記実施形態において、連結部40は、移動部材18に一体に形成されていたが、移動部材18と別体に構成されて移動部材18に一体に固定されていても良い。
また、上記実施形態では、図6に示されるように、移動部材18が案内部材20の先端側の移動限に位置されているときには、スクリーン支持部材16の一部が案内部材20とスクリーン12の展開方向にオーバラップされていたが、スクリーン支持部材16が案内部材20の先端部20Aよりも完全にスクリーン12の展開側(矢印A側)に位置される構成とされても良い。
このように構成されていると、スクリーン12の展開側の端部12Aをリアウィンドウガラス102の上縁部102Aにより接近させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10・・・遮光装置、12・・・スクリーン(遮光部材)、14・・・巻取機構、16・・・スクリーン支持部材(支持部材の一部)、18・・・移動部材、20・・・案内部材、21・・・ストッパ、22・・・ワイヤ、24・・・駆動ユニット、26・・・遮光板、28・・・連動機構、30・・・ベース部材、32,34・・・ブラケット、34A・・・車体固定部、34B・・・ベース部材固定部、34C・・・巻取部材支持部、34D・・・フロントパッケージトレイ支持部、34E・・・回動支持部、36・・・巻取部材、38・・・支持軸(支持部材の一部)、40・・・連結部、42・・・第一連結アーム部、44・・・第二連結アーム部、46・・・回動軸、50・・・回動アーム、52・・・第一回動アーム部、53・・・回動軸、54・・・第二回動アーム部、56・・・連結アーム部、58・・・プーリ、62・・・回動軸、64・・・操作部材、66・・・固定部、70・・・パッケージトレイ、72・・・フロントパッケージトレイ、74・・・リアパッケージトレイ、76・・・スリット

Claims (3)

  1. 展開側と反対側の端部が巻取部材に固定され、前記巻取部材に巻き取られたシート状の遮光部材と、
    前記遮光部材の幅方向に延び、前記遮光部材の展開側の端部を支持する支持部材と、
    前記遮光部材の展開方向に延びる案内部材と、
    前記案内部材の長手方向に移動可能に前記案内部材に案内された移動部材と、
    前記支持部材を前記移動部材よりも前記遮光部材の展開側に位置させた状態で前記支持部材と前記移動部材とを連結する連結部と、
    を備え
    前記案内部材は、前記遮光部材に対する幅方向外側で前記遮光部材の展開方向に延び、
    前記連結部は、
    前記遮光部材の幅方向に延び、一端側が前記移動部材に連結され、他端側が一端側よりも前記遮光部材の幅方向内側に位置する第一連結アーム部と、
    前記遮光部材の展開方向に延び、一端側が前記第一連結アーム部の他端側に連結され、他端側が前記移動部材よりも前記遮光部材の展開側で前記支持部材に連結された第二連結アーム部と、
    を有し、
    前記第二連結アーム部は、前記第一連結アーム部よりも長く形成され、
    前記案内部材は、前記遮光部材の展開方向に延びる使用位置と、前記支持部材よりも前記遮光部材の展開側で前記支持部材と並列される格納位置とを取り得るように、回動支持部によって回動可能に支持され、
    前記第二連結アーム部の他端側は、前記支持部材に回動軸により回動可能に連結され、
    前記連結部は、前記案内部材が前記使用位置に位置されているときには、前記第一連結アーム部が前記遮光部材の幅方向に延びる第一回動位置に位置され、前記移動部材が前記案内部材における前記遮光部材の展開側と反対側に位置されている状態において前記案内部材が前記格納位置に位置されているときには、前記第一連結アーム部が前記第二連結アーム部よりも前記遮光部材の展開側で前記遮光部材の展開方向に延びる第二回動位置に位置され、
    前記移動部材は、前記連結部が前記第二回動位置に位置されているときには、前記支持部材よりも前記遮光部材の展開側に位置される、
    遮光装置。
  2. 前記連結部は、前記移動部材が前記案内部材における前記遮光部材の展開側の移動限に位置されているときに、前記支持部材における前記遮光部材の展開側の端部を前記案内部材における前記遮光部材の展開側の端部よりも前記遮光部材の展開側に位置させる構成とされている、
    請求項1に記載の遮光装置。
  3. 前記遮光部材は、鉛直方向下側から遮光対象を遮光し、
    前記連結部の他端側は、前記遮光部材に対する前記遮光対象と反対側から前記支持部材に回動可能に連結されている、
    請求項1又は請求項2に記載の遮光装置。
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