JP2008227480A - 非接触保持装置および非接触搬送装置 - Google Patents

非接触保持装置および非接触搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被保持体が所望の位置から脱落しない復元力を、非接触且つ容易に作用させることが可能な非接触保持装置および非接触搬送装置を提供する。
【解決手段】浮揚手段3による流体の圧力によって、搬送品Sが非接触で反重力方向に浮揚される。また、励振アクチュエータ13が弾性振動体12に撓み定在波を励起するような振動を与えると、この弾性振動体12と搬送品Sとの間に生じる流体の音響粘性流によって、搬送品Sを中立位置に戻そうとする復元力が発生し、搬送品Sは中立位置の周辺で非接触に保持される。さらに、非接触搬送装置として搬送ユニット21を組み込むと、保持ユニット11により搬送路1から脱落しないように非接触に案内しながら、搬送品Sを所定方向に搬送できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、工業製品などの被保持体を非接触で保持する非接触保持装置と、被保持体を非接触で保持搬送する非接触搬送装置とに関する。
プラズマディスプレイや液晶モニタに代表されるフラットパネルディスプレイに用いられるマザーガラス基板や半導体ウェハは、年々大型化が進んでいる。こうした大型且つ大重量でありながら、高精度で高純度な工業製品を搬送する汎用的な方法として、ローラやフォークリフトによる搬送が知られている。すなわちこれは、多数のローラや、昇降するフォークによって搬送品を支持すると同時に、ローラの回転に伴う摩擦力を搬送品に伝達したり、或いはフォーク全体を移動させたりして、搬送を行なうものである。しかし、搬送品が大型化するにしたがって、搬送品に作用する応力を緩和するために、ローラの個数やフォークの本数を増やす必要があり、全てのローラやフォークの高さを厳密にそろえるための調整操作や、メンテナンスや、保守管理などの様々な要求が高まる。
このような問題に対して、搬送品である基板をエアーの吹き上げ圧力で浮上させつつ、基板の両端を送りローラで支持して搬送力を伝達する方式(特許文献1)や、可動部上に起立させた基板を、静電吸引力によって非接触状態を保ちつつ搬送する方式(特許文献2)や、やや傾いた縦置き状の基板の下縁を支持ローラ上で支承すると共に、この基盤の上部側を気体膜を介して非接触状態で搬送台に支持させて搬送する方式(特許文献3)などが提案されている。
しかし、エアー圧で浮上させて送りローラによる搬送を行なう方式では、送りローラとの接触による基板の汚損が避けられない。また静電吸引力や気体膜を利用して非接触状態に保つ搬送方式では、基体の盤面は非接触であっても、周縁下部が可動部や支持ローラによって支承されているから、その支承部分の接触による汚染粒子発生の問題を根本的には解決できない。
一方、こうした問題を解決する手法として、例えば特許文献4には、流体圧浮揚手段による下方から放出する流体の圧力で、搬送路上の搬送品を浮上させ、撓み進行波を励起している弾性振動板と搬送品表面との間に発生する音響粘性流によって、この搬送品を搬送路に沿って非接触で搬送させるものが提案されている。こうした搬送装置は、機構的にローラやフォークなどの可動部がなく、また搬送品を浮上させる流体を圧縮性流体(一般的に気体)とすれば、外部から流体を導入する必要もないので、搬送路全体を非常にクリーンな環境に維持できる、という利点がある。
特開2003−300618号公報 特開平10−271862号公報 特開2002−308422号公報 特開2006−76690号公報
しかし、上述した特許文献4における方法では、次のような問題がある。
例えば何らかの原因で、搬送品に対向する搬送路の上面が傾いたり、この搬送路の上面に形成した複数の放出孔から、流体であるエアーが均一に放出しなくなると、浮揚した搬送品が所望位置である搬送路内に沿って搬送されず、搬送路の側部から脱落する。こうした搬送品の脱落を設けるには、搬送路の両側部に接触式のガイドを設ける必要がある。
しかし、この場合は搬送品がガイドに接触しながら搬送されることになるので、搬送品の破損や汚損などが避けられない。また、非接触のロボットハンドによる移送技術も知られているが、搬送路からの脱落防止に関しては接触式のピンを用いており、これも完全な非接触搬送を実現できない。以上のように、従来技術では、浮揚している搬送品である被保持体に搬送路からの脱落を防ぐ力、すなわち復元力を非接触且つ容易に作用させることは困難であった。
そこで本発明は、被保持体が所望の位置から脱落しない復元力を、非接触且つ容易に作用させることが可能な非接触保持装置および非接触搬送装置を提供することを、その目的とする。
本発明の請求項1における非接触保持装置は、被保持体を流体の圧力により反重力方向に浮揚させる浮揚手段と、前記被保持体と間隔を有して配置される第1弾性ステータ,および前記第1弾性ステータに振動を与えて撓み定在波を励起させる第1アクチュエータからなり、中立位置から偏位しようとする前記被保持体に対し復元力を非接触に付与する保持手段と、を備えて構成される。
本発明の請求項2における非接触保持装置は、前記保持手段を、板状の前記被保持体の端縁に対向して複数配設している。
本発明の請求項3における非接触搬送装置は、被保持体を流体の圧力により反重力方向に浮揚させる浮揚手段を備えた搬送路と、前記搬送路上で浮揚した前記被保持体を非接触で所定方向に搬送する搬送手段と、前記被保持体と間隔を有して配置される第1弾性ステータ,および前記第1弾性ステータに振動を与えて撓み定在波を励起させる第1アクチュエータからなり、中立位置から偏位しようとする前記被保持体に対し復元力を非接触に付与する保持手段と、を備えている。
本発明の請求項4における非接触搬送装置は、前記保持手段を前記被保持体の搬送方向に沿って複数配設している。
本発明の請求項5における非接触搬送装置は、前記搬送手段が、前記被保持体と間隔を有して配置される第2弾性ステータと、前記第2弾性ステータに振動を与えて撓み進行波を励起させる第2アクチュエータとからなり、前記第1弾性ステータと前記第2弾性ステータを共通の弾性振動体で構成している。
本発明の請求項6における非接触搬送装置は、前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータを共通の振動発生源で構成している。
本発明の請求項7における非接触搬送装置は、前記保持手段が、浮揚した前記被保持体の中立位置に対して、当該被保持体の一側と他側に振動エネルギーが均等に与えられるバランス位置を保つように、前記被保持体に対して前記第1弾性ステータを配置すると共に、前記第1弾性ステータに振動を与えるものであることを特徴とする。
請求項1における非接触保持装置では、浮揚手段による流体の圧力によって、被保持体が非接触で反重力方向に浮揚されると共に、第1アクチュエータが第1弾性ステータに撓み定在波を励起するような振動を与えると、この第1弾性ステータと被保持体との間に生じる流体の音響粘性流によって、被保持体を中立位置に戻そうとする復元力が発生し、被保持体は中立位置の周辺で非接触に且つ安定に保持される。そのため、被保持体が所望の位置から脱落しない復元力を、上記第1アクチュエータと第1弾性ステータからなる保持手段によって、非接触に且つ容易に作用させることが可能になる。
請求項2における非接触保持装置では、第1弾性ステータの表面よりも、それに対向する被保持体の表面が大きな場合でも、その被保持体の端縁に対向して複数の保持手段を配置すれば、各保持手段において被保持体を中立位置に戻そうとする復元力が発生し、被保持体を非接触で所望の位置に保持することができる。したがって、この場合は大きな板状の被保持体の保持に適した非接触保持装置を提供できる。
請求項3における非接触搬送装置では、浮揚手段による流体の圧力によって、被保持体が非接触で反重力方向に浮揚されると共に、第1アクチュエータが第1弾性ステータに撓み定在波を励起するような振動を与えると、この第1弾性ステータと被保持体との間に生じる流体の音響粘性流によって、被保持体を中立位置に戻そうとする復元力が発生し、被保持体は中立位置の周辺で非接触に且つ安定に保持される。そのため、被保持体が所望の位置から脱落しない復元力を、上記第1アクチュエータと第1弾性ステータからなる保持手段によって、非接触に且つ容易に作用させることが可能になる。
しかもこの場合は、浮揚手段によって搬送路上に浮揚された被保持体を、保持手段により搬送路から脱落しないように非接触に案内しながら、当該被保持体を所定方向に搬送できる。そのため、従来のようなガイドを搬送路の両側部に設けることなく、搬送路内に被保持体を完全な非接触で搬送できる。
請求項4における非接触搬送装置では、被保持体の搬送方向に沿って保持手段が複数配設されているので、搬送路が長く形成された場合でも、被保持体は搬送路中を脱落することなく非接触で移動することができる。
請求項5における非接触搬送装置では、第2アクチュエータが第2弾性ステータに撓み進行波を励起するような振動を与えると、この第2弾性ステータと被保持体との間に生じる音響粘性流によって、被保持体を非接触で所定方向に搬送する推進力が発生する。また、ある物体における固有振動モードは互いに独立であることが知られている。したがって、第1弾性ステータの振動形態の固有振動周波数と、第2弾性ステータの振動形態の固有振動周波数が一致するような弾性ステータでは、両者の振動形態が重ね合わさった合成振動が得られる。そのため、第1弾性ステータと第2弾性ステータを共通の弾性振動体で構成すれば、1つの弾性振動体で性能を損なうことなく被保持体の搬送と保持を可能にしつつ、小型の装置構成を実現できる。
請求項6における非接触搬送装置では、第1弾性ステータと第2弾性ステータのみならず、第1アクチュエータと前記第2アクチュエータも共通の一部品で構成することで、さらに小型の装置構成を実現できる。
請求項7における非接触搬送装置では、被保持体に外力が加わった場合でも、当該被保持体を元のバランス位置に戻そうとする復元力が生じ、被保持体を非接触の状態で確実に保持することが可能になる。
以下、添付図面に基づき、本発明における好ましい非接触搬送装置の各実施例を詳細に説明する。図1は、本発明に係わる非接触搬送装置の作動原理を示すものである。同図において、Sはフラットパネルディスプレイ用のマザーガラス基板や半導体ウェハなどの平板状の搬送品であり、水平方向に沿う搬送路1に設けた多数の放出口2から上方へ放出されるエアー等の流体Fの圧力により、当該搬送路1上で浮揚される。すなわち、ここでは搬送路1と放出口2とにより、被保持体である搬送品Sを流体の静圧により重力方向に浮上させる浮揚手段3が構成される。また、ここには図示しないが、搬送品Sを例えば図1の紙面の表側から裏側の方向に搬送させる搬送手段が配設される。
一方、11は搬送路1の上方に配置した保持ユニットであり、これは弾性振動板12と励振アクチュエータ13とで構成され、励振アクチュエータ13にて弾性振動板12に超音波振動を与えて撓みモードの定在波W1を励起させるようになっている。保持ユニット11は搬送品Sに面して配設されるが、特にここでは、それぞれの弾性振動板12の放射面12Aが、搬送品Sの左側または右側の端縁に対向するように、複数の保持ユニット11が搬送品Sの搬送方向に沿って配設される。
図2は、各保持ユニット11の構成を示したものである。同図において、励振アクチュエータ13は、アルミ丸棒からなる振動拡大用のホーン15の基端に、ボルト締めランジュバン振動子(BLT)16を配設すると共に、前記ホーン15の先端を弾性振動板12の上表面に接合固着したものであり、BLT16への電圧印加に伴う超音波振動がホーン15を介して拡大し、弾性振動板12に伝わるようになっている。
再び図1に戻り説明すると、各保持ユニット11の弾性振動板12は、その振動モードと励振アクチュエータ13の位置を適切に設定することで、定在波振動するようになっている。このとき、搬送品Sと弾性振動板12との間に存在する流体Fに音響粘性流が生起し、この音響粘性流によって、外力により搬送品Sの重心が中立位置から矢印AまたはA’の方向に偏位しようとしても、当該搬送品Sを中立位置に戻すような非接触の復元力が発生する。
このような復元力を、別な図3で説明すると、例えば搬送路1を含む浮揚手段3が傾くなどして、搬送品Sの重心が中立位置から偏位した場合には、図3の矢印FとF’のように力のアンバランス(矢印F’よりも矢印Fに向かう引力が大きい)が生じるが、搬送品Sの両端に対向して配置した各保持ユニット11によって、この力のアンバランスに伴う搬送品Sの偏位をなくそうとする復元力が発生する。この結果、搬送路1と非接触の状態で、当該搬送路1の両側から脱落することなく、搬送品Sを中立位置の周辺で静止させることができる。
なお、図1に示す装置では、搬送品Sを所定方向に搬送する搬送手段を有しない非接触保持装置としての構成であってもよい。この場合、被保持体である搬送品Sに与えられる外力が、保持ユニット11により発生する復元力を超えない限り、その搬送品Sを中立位置の周辺に非接触で保持することができる。また、搬送品Sの表面の大きさが、弾性振動板12の放射面12Aの大きさとほぼ同等程度である場合には、弾性振動板12の放射面12Aに搬送品Sの表面を対向させることにより、単独の保持手段11で搬送品Sを保持することができる。
図4は、前記図1に示す動作原理を、搬送路1中を移動する搬送品Sに適用させた非接触搬送装置の一実施形態を示している。この図では、搬送品Sを矢印Pの方向に非接触で搬送する搬送手段として、搬送ユニット21が配設される。搬送ユニット21の詳細な構成や動作原理は、前述した特許文献4に記載されているので、ここでは詳しく説明しないが、図4では、図示しない励振アクチュエータによって、撓み進行波を励起した環状の弾性振動板22が、搬送ユニット21の一部として示されている。そして、この弾性振動板22に撓み進行波が励起されると、これに対向する搬送品Sの表面との間に存在する流体Fに撓み進行波と同じ方向の音響粘性流が生起し、この音響粘性流によって搬送品Sに対して無接触でスラスト力が伝達され、もって搬送品Sは搬送路1の表面との間で無接触な状態を保って搬送方向Pへ搬送される。
図4に示すように、弾性振動板22が環状である場合、その一部の弧状部が搬送路1上で搬送品Sの表面と対向し得るように配置しておけば、撓み進行波の励起状態では該弧状部における該撓み進行波の伝搬方向つまり音響粘性流の向きにより、搬送中の搬送品Sに対して加速作用と減速作用のいずれかを及ぼせることができる。この場合、表面に多数のエアー放出口(図示せず)が配列された搬送路1の両側に沿って、水平姿勢にした弾性振動板22を有する多数の搬送ユニット21が、当該搬送路1上を搬送される平板状の搬送品Pの両側部に対し、弾性振動板22の約半周弱の弧状領域が被さり得る位置に配置される。
しかして、搬送品Sは、搬送路1の多数の放出口2から上方へ放出されるエアー等の流体Fの圧力によって浮揚した状態で、各搬送ユニット21の弾性振動板22に励起された撓み進行波に伴う音響粘性流により、当該搬送路1上を無接触で搬送できる。なお、搬送品Sの浮揚手段としては、例えば振動によって搬送品Sを浮揚させるものも知られているが、搬送品Sにクラックを生じたり、安定して搬送品Sを浮揚できなかったり、重い搬送品Sを浮揚できない懸念を生じる。その点、本実施例の浮揚手段3は、搬送品Sを静圧で下方から浮揚させているので、振動により搬送品Sを浮揚させるものよりも安定性があり、クラックなどが生ぜず、しかも搬送品Sがある程度の重量を有していても、流体Fの圧力を増加させることで、これに対応することができる。
一方、前記保持ユニット11は、搬送品Sの搬送方向に沿って、左右の搬送ユニット21の前後両側にそれぞれ設けられる。ここでは、2個の搬送ユニット21と、4個の保持ユニット11が示されているが、搬送路1中を搬送する搬送品Sがどの位置にあっても、所望の搬送力や保持力を搬送品Sに与えることができるように、搬送品Sの搬送距離がより長い場合には、保持ユニット11や搬送ユニット21の個数を、図4に示すものよりも増加させるのが好ましい。各々の保持ユニット11は、その弾性振動板12の放射面12Aが、搬送品Sの左側または右側の端縁に対向するように、保持ユニット11と同様に搬送品Sの搬送方向に沿って整列される。
そして、前記浮揚手段3の放出口から搬送品Sの下面に向けてエアーを放出して、搬送路1から搬送品Sを浮揚させた状態で、搬送ユニット21から非接触で与えられる推進力により、搬送品Sを搬送方向Pに搬送させながら、中立位置から偏位しようとする搬送品Sに対して、これを元の中立位置に戻すような復元力を保持ユニット11から付与する。保持ユニット11は前述したように、励振アクチュエータ13から与えられる超音波振動によって、撓みモードの定在波が弾性振動板12に励起され、これにより搬送品Sと弾性振動板12との間に存在する流体Fに音響粘性流を生起させるもので、この音響粘性流によって、搬送中の搬送品Sが搬送方向Pに対して左右方向に偏位しようとしても、当該搬送品Sを元の中立位置に戻すように非接触の復元力が発生する。
こうして、保持ユニット11を配設するだけで、搬送路1の左右両側に脱落防止用のガイドを設けなくても、搬送品Sは搬送路1から脱落することなく搬送路1中を移動し、完全な非接触搬送を簡単に実現できる。その結果、搬送品Sの破損や汚損の可能性をゼロにすることができると共に、搬送路1全体を非常にクリーンな環境に維持できる。
次に、本発明における非接触保持機構の原理について、図8および図9を参照しながら説明する。これらの各図において、41は前記弾性振動板12に相当する保持用の振動板であり、42は振動板41に対向配置される保持体としての基板である。ここには図示していないが、基板42は図1に示す浮揚手段3によって非接触に浮揚している。また、ここに搬送ユニット21を付加すれば、基板42は前記搬送品Sとして搬送路1上を搬送する。
上述のように、保持ユニット11の振動板41を高い周波数で定在波振動させると、振幅の大きい振動板41の腹部41aでは、振動エネルギーのポテンシャルが大きくなり、逆に振動していない振動板41の節部41bでは、振動エネルギーのポテンシャルが小さくなる。このとき、振動板41と基板42との間の境界層では、エネルギーポテンシャルが高い部分から低い部分に向けて、基板42の表面に沿った音響粘性流43が発生する。そのため図8に示すように、基板42の中立位置Cに対して一側と他側に振動エネルギーが均等に与えられるバランス位置から、図9に示すように、振動板41に対する基板42の位置が変化し、基板42の中立位置Cに対して一側若しくは他側に振動エネルギーが偏って与えられるシフト位置に偏位すると、ずれが生じた方向と逆方向に復元力が発生し、元のバランス位置に戻ろうとする。
この原理を利用して、浮揚した基板42が非接触で上記バランス位置を保つように、基板42に対して一乃至複数の振動板41を配置し、且つ振動板41に振動を与えることができれば、基板42に外力が加わった場合でも、当該基板42を元のバランス位置に戻そうとする復元力が生じ、基板42を非接触の状態で確実に保持することが可能になる。
次に、前記図2における保持ユニット11を利用した保持力の実験例と測定結果を説明する。実験例では、振動周波数が28kHzのBLT16を用い、半波長の長さを有する円錐状のホーン15を介して、矩形の弾性振動板12を励振する。ホーン15は、BLT16からの振動振幅を拡大すると同時に、BLT(直径25mm)16と弾性振動板(縦32mm×横20mm×厚さ6mm)12を急激な段差なく連結するのに用いられる。弾性振動板12の振動モードを有限要素解析した結果、周波数27.4kHzにおいて、弾性振動板12の長手方向に1次の曲げ振動が現われた。これにより、弾性振動板12の中央部をホーン15に接続して励振すれば、弾性振動板12の両端が最大振幅となるような羽ばたき運動が得られる。
図10は、BLT16に対して周波数27.4kHz,電圧振幅340Vp−p(ピーク−ピーク値)の交番電圧を印加したときに、弾性振動板12の面外振動振幅の長手方向分布を示している。ここでは、4枚の弾性振動板(ユニット1〜ユニット)12に対して実験を行ない、弾性振動板12の両端で最大振幅8〜14μmが得られた。ユニット間における振幅の差の原因として、ホーン15と弾性振動板12をねじ締結する毎に振幅が変化することから、ホーン15と弾性振動板12との接触状態に再現性がないためであると考えられる。また、このときの消費電力は9.5Wであった。
図11は、保持力を測定する実験装置の一例を示している。ここでの被保持体である多結晶シリコンウェハ51は、前述した浮揚手段3としての多孔質空気静圧テーブルで浮揚される。基板たるウェハ51は、縦および横が何れも150mmで、厚さが0.3mmの薄板正方形状で形成され、質量は16.5g,表面粗さは2.1μmRa(算術平均粗さ)である。このウェハ51の上面には、100mmの間隔Lで配置された保持ユニット11がそれぞれ設置され、各保持ユニット11の弾性振動板12によってウェハ51を非接触状態で保持する。
先ず、保持力の働く方向を確かめるために、ウェハ51の片側に非接触保持機構である保持ユニット11を設置し、電子天秤52にてウェハ51の保持力を測定する。図12は、保持ユニット11とウェハ51との空間的な位置関係を示しているが、ここでは、ウェハ51の端面と弾性振動板12の端面との重なり部分の距離dを変化させ、保持力を測定する。なお、hはウェハ51と弾性振動板12との隙間である。
図13は、前記距離dに対する保持力の測定結果を示したものである。この図からも明らかなように、ウェハ51の保持力は距離dによって変化する。しかし、どの距離dにおいても、保持力は距離dを大きくする方向、すなわちウェハ51を保持ユニット11側に引き寄せる方向に作用した。また、その大きさは振動エネルギーの微分値と似た傾向を示した。これは、ウェハ51の保持力が振動エネルギーの差によって発生する音響流によるためであると考えられる。
次に、ウェハ51の両側に非接触保持機構である保持ユニット11を設置した実験結果を説明する。ここでのウェハ51と弾性振動板12との相対位置すなわち距離dは16mmとし、ウェハ51が脱落しない最大の荷重を保持力とする。
図14は、弾性振動板12の振幅に対する保持力の変化を測定した結果を示している。BLT16に与える印加電圧の振幅に基づき、弾性振動板12の振幅を変化させることができる。これにより、弾性振動板12の振幅が14μmのときに、3.4Nの保持力を得た。また、弾性振動板12の振幅が5μm以下になると、保持力が大きく低下することも判明した。
以上の結果、実験的に基板を非接触保持できることが確認された。
以上説明したように、本実施例では浮揚手段3により被保持体である搬送品Sを流体Fの圧力により反重力方向に浮揚させものにおいて、搬送品Sと間隔を有して配置される第1弾性ステータとしての弾性振動体12と、この弾性振動体12に振動を与えて撓み定在波を励起させる第1アクチュエータとしての励振アクチュエータ13とからなり、中立位置から偏位しようとする搬送品Sに対し、これを元の位置に戻すような復元力を非接触に付与する保持手段としての保持ユニット11を備えている。
このようにすると、浮揚手段3による流体の圧力によって、搬送品Sが非接触で反重力方向に浮揚されると共に、励振アクチュエータ13が弾性振動体12に撓み定在波を励起するような振動を与えると、この弾性振動体12と搬送品Sとの間に生じる流体の音響粘性流によって、搬送品Sを中立位置に戻そうとする復元力が発生し、搬送品Sは中立位置の周辺で非接触に且つ安定に保持される。そのため、搬送品Sが所望の位置から脱落しない復元力を、保持ユニット11によって非接触に且つ容易に作用させることが可能になる。
ここでの保持ユニット11は、板状の搬送品Sの端縁に、その弾性振動体12の放射面12Aが対向するように、複数個配設される。こうすると、弾性振動体12の表面である放射面12Aよりも、それに対向する搬送品Sの表面が大きな場合であっても、その搬送品Sの端縁に対向して複数の保持ユニット11を配置すれば、各保持ユニット11において搬送品Sを中立位置に戻そうとする復元力が発生し、搬送品Sを非接触で所望の位置に保持することができる。したがって、この場合は大きな板状の搬送品Sの保持に適した非接触保持装置を提供できる。
また、ここでの非接触搬送装置は、浮揚手段3を備えた搬送路1と、搬送路1上で浮揚した搬送品Sを非接触で所定方向に搬送する搬送ユニット21と、をさらに備えている。このような搬送ユニット21を組み込むと、浮揚手段3によって搬送路1上に浮揚された搬送品Sを、保持ユニット11により搬送路1から脱落しないように非接触に案内しながら、当該搬送品Sを所定方向に搬送できる。そのため、従来のようなガイドを搬送路1の両側部に設けることなく、搬送路1内に搬送品Sを完全な非接触で搬送できる。
なお、このような搬送路1や搬送ユニット21を備えた構造では、保持ユニット11を搬送品Sの搬送方向に沿って複数配設するのが好ましい。こうすると、搬送品Sの搬送方向に沿って保持ユニット11が複数配設されているので、搬送路1が長く形成された場合でも、搬送品Sは搬送路1中を脱落することなく非接触で移動できる。
ところで、上記実施形態で示した保持ユニット11の弾性振動板12は、図5に示すように単純な矩形板で、その機能を果たすことができる。因みに図5は、弾性振動板12の中心部12Bに、励振アクチュエータ13から固有振動を付与したときの、撓みモードでの定在波振動の様子を示したものである。弾性振動板12は、その中心部12Bから両側部12Cへと振動が伝搬し、両側部12Cが上下に撓み変形する。
しかし、図4に示すように、保持ユニット11と搬送ユニット21を別体にして配置した場合には、それぞれのユニットでの作用面積が狭くなる問題がある。こうした問題を解決する好適な変形例を、図6と図7に示す。ここでは、1枚の共通する円板状の弾性振動板32に、搬送品Sに対して搬送のための推進力となる周方向に伝播する撓み進行波を励起させる励振アクチュエータ23と、搬送品Sに対する復元力となる撓み定在波を励起させる励振アクチュエータ13と、を貼り付ける。ここでは、弾性振動板32の表面部分で、搬送ユニット21の励振アクチュエータ23が円環状に配置され、この励振アクチュエータ23の内側に、保持ユニット11の励振アクチュエータ13が対をなすように2個配置されているが、これ以外の配置であっても構わない。
このような弾性振動板32の共通化は、ある物体における固有振動モードは互いに独立であることが知られており、前記図4に示すような弾性振動板12の振動形態の固有振動周波数と、弾性振動板22の振動形態の固有振動周波数が一致するような弾性ステータでは、両者の振動形態が重ね合わさった合成振動が得られることに基づいている。これにより、単独の弾性振動板32でありながら、搬送品Sに対して推進力と復元力をそれぞれ独自に付与することができ、保持ユニット11と搬送ユニット21の一部共通化を図って、それぞれの作用面積の拡大を図ることができる。
つまり、図6や図7の変形例では、搬送品Sと間隔を有して配置される第2弾性ステータである弾性振動体22と、この弾性振動体22に振動を与えて撓み進行波を励起させる第2アクチュエータとしての励振アクチュエータ23で、搬送手段である搬送ユニット21を構成したものにおいて、保持ユニット11の弾性振動板12と、搬送ユニット21の弾性振動体22とを共通の弾性振動体である弾性振動板32で構成している。
こうすると、ある物体における固有振動モードは互いに独立であることが知られており、保持ユニット11の弾性振動板12における振動形態の固有振動周波数と、搬送ユニット21の弾性振動板22における固有振動周波数が一致するような弾性ステータでは、両者の振動形態が重ね合わさった合成振動が得られる。この点に着目して、弾性振動板12,22を共通の弾性振動板32で構成すれば、1つの弾性振動板32で性能を損なうことなく搬送品Sの搬送と保持を可能にしつつ、保持ユニット11と搬送ユニット21の一部共通化を図って、小型の装置構成を実現できる。
さらに図6や図7の変形例では、理想的には、保持ユニット11の励振アクチュエータ13と、搬送ユニット21の励振アクチュエータ23とを、共通の振動発生源である単独のアクチュエータ33で構成するのが好ましい。こうすると、弾性振動板12,22のみならず、励振アクチュエータ13,23も共通の一部品で構成することで、さらに小型の装置構成を実現できる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。例えば搬送品Sとしては、フラットパネルディスプレイ用のマザーガラス基板や半導体ウェハに限らず、平板状のあらゆる物品を適用することが可能である。
本発明の非接触搬送装置の作動原理を示す概略正面図である。 図1における保持ユニットの斜視図である。 中立位置から偏位した搬送品の状態を示す概略正面図である。 本発明の一実施形態を示す非接触搬送装置の要部斜視図である。 撓みモードで定在波振動する弾性振動板の状態を示す斜視図である。 図4の変形例を示す要部の平面図である。 図6のA−A線断面図である。 基板がバランス位置にある時の状態を示す概略説明図である。 基板がシフト位置にある時の状態を示す概略説明図である。 本発明の一実験例において、弾性振動板の面外振動振幅の長手方向分布を示すグラフである。 弾性振動板の保持力を測定する実験装置の一例を示す全体斜視図である。 保持ユニットとウェハとの空間的な位置関係を示す部分正面図である。 ウェハと弾性振動板との重なり部分の距離と保持力との相関関係を示すグラフである。 弾性振動板の振幅と保持力との相関関係を示すグラフである。
符号の説明
3 浮揚手段
11 保持ユニット(保持手段)
12 弾性振動板(第1の弾性ステータ)
13 励振アクチュエータ(第1のアクチュエータ)
21 搬送ユニット(搬送手段)
22 弾性振動板(第2の弾性ステータ)
23 励振アクチュエータ(第2のアクチュエータ)
32 弾性振動板(弾性振動体)
33 アクチュエータ(振動発生源)

Claims (7)

  1. 被保持体を流体の圧力により反重力方向に浮揚させる浮揚手段と、
    前記被保持体と間隔を有して配置される第1弾性ステータ,および前記第1弾性ステータに振動を与えて撓み定在波を励起させる第1アクチュエータからなり、中立位置から偏位しようとする前記被保持体に対し復元力を非接触に付与する保持手段と、を備えたことを特徴とする非接触保持装置。
  2. 前記保持手段を、板状の前記被保持体の端縁に対向して複数配設したことを特徴とする請求項1記載の非接触保持装置。
  3. 被保持体を流体の圧力により反重力方向に浮揚させる浮揚手段を備えた搬送路と、
    前記搬送路上で浮揚した前記被保持体を非接触で所定方向に搬送する搬送手段と、
    前記被保持体と間隔を有して配置される第1弾性ステータ,および前記第1弾性ステータに振動を与えて撓み定在波を励起させる第1アクチュエータからなり、中立位置から偏位しようとする前記被保持体に対し復元力を非接触に付与する保持手段と、を備えたことを特徴とする非接触搬送装置。
  4. 前記保持手段を前記被保持体の搬送方向に沿って複数配設したことを特徴とする請求項3記載の非接触搬送装置。
  5. 前記搬送手段は、前記被保持体と間隔を有して配置される第2弾性ステータと、前記第2弾性ステータに振動を与えて撓み進行波を励起させる第2アクチュエータとからなり、
    前記第1弾性ステータと前記第2弾性ステータを共通の弾性振動体で構成したことを特徴とする請求項3または4記載の非接触搬送装置。
  6. 前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータを共通の振動発生源で構成したことを特徴とする請求項5記載の非接触搬送装置。
  7. 前記保持手段は、浮揚した前記被保持体の中立位置に対して、当該被保持体の一側と他側に振動エネルギーが均等に与えられるバランス位置を保つように、前記被保持体に対して前記第1弾性ステータを配置すると共に、前記第1弾性ステータに振動を与えるものであることを特徴とする請求項1〜6の何れか一つに記載の非接触搬送装置。
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