JP2008227442A - 薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フォトリソグラフィー工程数を増加させることなく、TFTのチャネル長の制御を容易にすることが可能な薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置を提供すること
【解決手段】本発明にかかる薄膜トランジスタアレイ基板は、絶縁基板1上に形成されたゲート電極2と、ゲート電極2上に形成されたゲート絶縁膜6と、透明導電膜7および透明導電膜7上に形成された第2の金属膜8を含み、ゲート絶縁膜6上に形成されたソース電極11およびドレイン電極9と、ソース電極11およびドレイン電極9の上に形成され、ソース電極11およびドレイン電極9と電気的に接続されている半導体膜21と、ドレイン電極9より延在して形成された透過画素電極10aと、を有するものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置に関する。
液晶を用いた表示装置は、CRTに代わるフラットパネルディスプレイの一つとして、低消費電力や薄型であるという特徴を活かした製品への応用が盛んにされている。
液晶表示装置(Liquid Crystal Display:以下、LCDと示す)には、単純マトリックス型LCDと、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistors:以下、TFTと示す)をスイッチング素子として用いるTFT−LCDとがある。TFT−LCDは、携帯性、表示品位の点においてCRTや単純マトリックス型LCDより優れており、ノート型パソコン等に広く実用化されている。一般的に、TFT−LCDでは、TFTがアレイ状に形成されたTFTアレイ基板と対向基板との間に液晶層が挟持される。そして、TFTアレイ基板および対向基板の外側にはそれぞれ偏光板が設けられ、さらに一方の側には光源が設けられている。このような構成により、TFT−LCDは良好な表示が得られる。
このようなTFT−LCDでは、TFTアレイ基板を作製するにあたり、半導体技術を用いてガラス基板上にTFTをアレイ状に形成する必要があり、多くの工程数を必要とする。そのため、各種の欠陥や不良が発生し易く、歩留まりの低下を招いている。さらに、製造に必要となる装置の数が多くなり、製造コストが高くなるという問題がある。
従来から広く用いられているTFTアレイ基板の製造方法として、例えば特許文献1のような5回のフォトリソグラフィープロセス(以下、5枚マスクプロセスと称す)を用いる方法が知られている。特許文献1および特許文献2には、5枚マスクプロセスを用いた製造方法とそのTFTアレイ基板の構成が開示されている。
一方、特許文献3には、4回のフォトリソグラフィープロセス(以下、4枚マスクプロセスと称す)によってTFTアレイ基板を製造する方法が開示されている。特許文献3では、特許文献1の第2回目および第3回目のフォトリソグラフィープロセスを1回のフォトリソグラフィープロセスに集約することによって、4枚マスクプロセスを実現している。すなわち、ハーフトーン露光技術を用いてフォトレジストの膜厚を部分的に変えることによって、TFTの半導体層、ソース・ドレイン電極、ならびにチャネル領域を1回のフォトリソグラフィーで形成する。
特開平8−50308号公報 特開2001−244467号公報 特開2005−283689号公報
このような4枚マスクプロセスでは、ハーフトーン露光技術を用いて、膜厚の異なるレジストパターンを形成する。半導体層およびソース・ドレイン電極の形成領域上には膜厚の厚いレジストパターンが形成され、チャネル形成領域上には膜厚の薄いレジストパターンが形成される。しかしながら、膜厚の薄いレジストパターンの寸法を制御することは非常に難しく、様々なパラメーターにより変化してしまう。したがって、4枚マスクプロセスでは、ソース電極とドレイン電極との間の距離である半導体層の幅、すなわちチャネル長の制御が非常に困難となっている。
例えば、露光前のレジスト膜厚均一性、レジスト膜質均一性、最適ハーフトーン露光量、レジスト現像特性の均一性、レジストの膜厚を減じる工程における均一性などあらゆるパラメーターが正確に制御される必要がある。特に、レジストを薄く残して膜厚の薄いレジストパターンを形成するフォトリソグラフィー技術、およびそのレジストを均一に膜減りさせるプロセス技術は、制御が非常に困難であるのが現状である。このような従来の4枚マスクプロセスでは、パネル内にチャネル長の異なるTFTが多数存在している。チャネル長の異なるTFTはその特性がばらつくため、表示ムラや点欠陥を発生させ、表示品質や歩留まりの低下を招くという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、フォトリソグラフィー工程数を増加させることなく、TFTのチャネル長の制御を容易にすることが可能な薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる薄膜トランジスタアレイ基板は、基板上に形成されたゲート電極と、前記ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と、透明導電膜および透明導電膜上に形成された金属膜を含み、前記ゲート絶縁膜上に形成されたソース電極およびドレイン電極と、前記ソース電極および前記ドレイン電極の上に形成され、前記ソース電極および前記ドレイン電極と電気的に接続されている半導体膜と、前記ドレイン電極より延在して形成された画素電極と、を有するものである。
本発明によれば、フォトリソグラフィー工程数を増加させることなく、TFTのチャネル長の制御を容易にすることが可能な薄膜トランジスタアレイ基板、その製造方法、及び表示装置を提供することができる。
実施の形態1.
始めに、図1を用いて、本発明に係る表示装置について説明する。図1は、液晶表示装置に用いられるTFTアレイ基板の構成を示す正面図である。本発明に係る表示装置は、液晶表示装置を例として説明するが、あくまでも例示的なものであり、有機EL表示装置等の平面型表示装置(フラットパネルディスプレイ)等を用いることも可能である。この液晶表示装置の全体構成については、以下に述べる第1〜第7の実施形態で共通である。
本発明に係る液晶表示装置は、絶縁基板1を有している。絶縁基板1は、例えば、TFTアレイ基板等のアレイ基板である。絶縁基板1には、表示領域41と表示領域41を囲むように設けられた額縁領域42とが設けられている。この表示領域41には、複数のゲート配線(走査信号線)43と複数のソース配線(表示信号線)44とが形成されている。複数のゲート配線43は平行に設けられている。同様に、複数のソース配線44は平行に設けられている。ゲート配線43とソース配線44とは、互いに交差するように形成されている。ゲート配線43とソース配線44とは直交している。隣接するゲート配線43とソース配線44とで囲まれた領域が画素47となる。従って、絶縁基板1では、画素47がマトリクス状に配列される。
更に、絶縁基板1の額縁領域42には、走査信号駆動回路45と表示信号駆動回路46とが設けられている。ゲート配線43は、表示領域41から額縁領域42まで延設されている。そして、ゲート配線43は、絶縁基板1の端部で、走査信号駆動回路45に接続される。ソース配線44も同様に、表示領域41から額縁領域42まで延設されている。そして、ソース配線44は、絶縁基板1の端部で、表示信号駆動回路46と接続される。走査信号駆動回路45の近傍には、外部配線48が接続されている。また、表示信号駆動回路46の近傍には、外部配線49が接続されている。外部配線48、49は、例えば、FPC(Flexible Printed Circuit)等の配線基板である。
外部配線48、49を介して走査信号駆動回路45、及び表示信号駆動回路46に外部からの各種信号が供給される。走査信号駆動回路45は外部からの制御信号に基づいて、ゲート信号(走査信号)をゲート配線43に供給する。このゲート信号によって、ゲート配線43が順次選択されていく。表示信号駆動回路46は外部からの制御信号や、表示データに基づいて表示信号をソース配線44に供給する。これにより、表示データに応じた表示電圧を各画素47に供給することができる。なお、走査信号駆動回路45と表示信号駆動回路46は、絶縁基板1上に配置される構成に限られるものではない。例えば、TCP(Tape Carrier Package)により駆動回路を接続してもよい。
画素47内には、少なくとも1つのTFT50が形成されている。TFT50はソース配線44とゲート配線43の交差点近傍に配置される。例えば、このTFT50が画素電極に表示電圧を供給する。即ち、ゲート配線43からのゲート信号によって、スイッチング素子であるTFT50がオンする。これにより、ソース配線44から、TFT50のドレイン電極に接続された画素電極に表示電圧が印加される。そして、画素電極と対向電極との間に、表示電圧に応じた電界が生じるなお、絶縁基板1の表面には、配向膜(図示せず)が形成されている。
更に、絶縁基板1には、対向基板が対向して配置されている。対向基板は、例えば、カラーフィルタ基板であり、視認側に配置される。対向基板には、カラーフィルタ、ブラックマトリクス(BM)、対向電極、及び配向膜等が形成されている。なお、対向電極は、絶縁基板1側に配置される場合もある。そして、絶縁基板1と対向基板との間に液晶層が狭持される。即ち、絶縁基板1と対向基板との間には液晶が導入されている。更に、絶縁基板1と対向基板との外側の面には、偏光板、及び位相差板等が設けられる。また、液晶表示パネルの反視認側には、バックライトユニット等が配設される。
画素電極と対向電極との間の電界によって、液晶が駆動される。即ち、基板間の液晶の配向方向が変化する。これにより、液晶層を通過する光の偏光状態が変化する。即ち、偏光板を通過して直線偏光となった光は液晶層によって、偏光状態が変化する。具体的には、バックライトユニットからの光は、アレイ基板側の偏光版によって直線偏光になる。そして、この直線偏光が液晶層を通過することによって、偏光状態が変化する。
従って、偏光状態によって、対向基板側の偏光版を通過する光量が変化する。即ち、バックライトユニットから液晶表示パネルを透過する透過光のうち、視認側の偏光板を通過する光の光量が変化する。液晶の配向方向は、印加される表示電圧によって変化する。従って、表示電圧を制御することによって、視認側の偏光板を通過する光量を変化させることができる。即ち、画素ごとに表示電圧を変えることによって、所望の画像を表示することができる。
次に、TFTアレイ基板の構成について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、本実施の形態1に係るTFTアレイ基板61の上面図であり、図3は図2のA−A断面図である。なお、図2では、ゲート絶縁膜6及びパッシベーション膜23はコンタクトホールのみが記載されている。図2及び図3において、絶縁基板1上に、ゲート電極2、ゲート配線43、ゲート端子4、補助容量電極5が第1の電極膜により形成されている。絶縁基板1は、ガラスやプラスチック等の透明絶縁性基板である。TFT部の外側において、ゲート配線43はゲート電極2とつながっている。また、ゲート配線43は額縁領域42においてゲート端子4とつながっており、ゲート端子4から映像のゲート信号が入力される。これらゲート電極2、ゲート配線43、ゲート端子4、および補助容量電極5を覆うようにゲート絶縁膜6が第1の絶縁膜により形成されている。
ゲート絶縁膜6の上には、ドレイン電極9、透過画素電極10a、ソース電極11、ソース配線44、およびソース端子13が設けられている。ドレイン電極9、ソース電極11、ソース配線44、およびソース端子13は、第2の電極膜により形成される。第2の電極膜は、下層側にある透明導電膜と上層側にある金属薄膜とを有した積層膜である。ドレイン電極9は、透明導電膜のドレイン電極9a、および金属薄膜のドレイン電極9bにより構成されている。同様に、ソース電極11は透明導電膜のソース電極11aおよび金属薄膜のソース電極11bにより構成される。ソース配線44は、ソース配線44aおよびソース配線44bの積層により形成され、ソース電極11と繋がっている。また、ソース配線44は額縁領域42においてソース端子13とつながっており、ソース端子13から映像のソース信号が入力される。ソース端子13は、ソース端子13aおよびソース端子13bにより構成されている。ソース配線44aとソース端子13aは透明導電膜により形成され、ソース配線44bおよびソース端子13bは金属薄膜により形成される。透過画素電極10aは、ドレイン電極9aより延在された透明導電膜により形成されている。透過画素電極10a上には金属薄膜は形成されない。
本実施の形態では、特許文献1、3と異なり、半導体膜21がドレイン電極9およびソース電極11の上に形成される。具体的には、ドレイン電極9bおよびソース電極11bの上にゲート電極2と略同じ大きさの半導体膜21が形成されている。そして、ドレイン電極9およびソース電極11に挟まれた半導体膜21は、チャネル領域22を形成している。また、半導体膜21は、ドレイン電極9bおよびソース電極11b上においてそれぞれドレイン電極9およびソース電極11と電気的に接続されている。本実施の形態では半導体膜21はドレイン電極9およびソース電極11の上に形成されている。
このように設けられた半導体膜21上にはパッシベーション膜23が第2の絶縁膜により形成される。上述した各種電極や配線パターン等がこのパッシベーション膜23により保護される。そして、ゲート端子4上には、ゲート絶縁膜6およびパッシベーション膜23が除去されたコンタクトホールが設けられ、ゲート端子開口部24が形成されている。ソース端子13上には、パッシベーション膜23が除去されたコンタクトホールが設けられ、ソース端子開口部25が形成されている。
次に、本実施の形態におけるTFTアレイ基板61の製造方法について、図4〜6に基づいて詳細に説明をする。図4は、実施の形態1に係るTFTアレイ基板61の製造工程の流れを示したフローチャートである。ここで、適宜図5および図6を参照しながら説明する。図5および図6は、実施の形態1に係るTFTアレイ基板61の製造工程を示した断面図である。
まず初めに、ガラス基板などの絶縁基板1を純水を用いて洗浄する(ST301)。純水の代わりに熱硫酸を用いて洗浄を行ってもよい。洗浄後、絶縁基板1上に第1の電極膜として第1の金属薄膜を成膜する(ST302)。この第1の金属薄膜には、電気的比抵抗の低いAl、Mo、Crやこれらを主成分とする合金を用いることが好ましい。ここでは、公知のArガスを用いたDCマグネトロンスパッタリング法により、膜厚200nmのCr膜を成膜する。次に、第1回目の写真製版(フォトリソグラフィープロセス)を行う(ST303)。これにより、第1の金属薄膜上にレジストパターンが形成される。そして、ウェットエッチングを行う(ST304)。これにより、第1の金属薄膜がパターニングされる。例えば、公知の硝酸第2セリウムアンモニウムおよび過塩素酸を含むエッチング液を用いてCr膜のエッチングを行う。その後、レジストパターンを剥離して除去し、純水洗浄する(ST305)。これにより、図5(a)に示すように、ゲート電極2、ゲート配線43、ゲート端子4、および補助容量電極5を形成する。
次に、第1の絶縁膜、透明導電膜、および第2の金属薄膜を成膜する(ST306)。具体的には、図5(b)に示すように、第1の絶縁膜としてゲート絶縁膜6をゲート電極2、ゲート配線43、ゲート端子4、および補助容量電極5を覆うように形成する。本実施の形態では、ゲート絶縁膜6として、化学的気相成膜(CVD)法を用いて厚さ400nmの窒化シリコン膜(SiN膜)を成膜する。そして、透明導電膜7をゲート絶縁膜6の上に成膜し、さらにこの上に第2の金属薄膜8を成膜することにより、第2の電極膜を形成する。例えば、透明導電膜7として、酸化インジウム(In)と酸化スズ(SnO)を混合したITO膜を用いることができる。ここでは、Arガスを用いたスパッタリング法により厚さ100nmのITO膜を成膜する。また、Arガスを用いたDCマグネトロンスパッタリング法を用いて、第2の金属薄膜8として200nm厚さのCr膜を成膜する。
その後、第2回目の写真製版を行う(ST307)。まず、スピンコータを用いて、膜厚約1.6μmのフォトレジスト14を塗布し、120℃で約90秒間のプリベークを行う。そして、図5(c)に示すように、このフォトレジスト14に露光をする。このとき、第1の露光部15、第2の露光部16、および遮光部17を有するフォトマスク18を用いて多段階露光(複数階調露光)を行う。
第1の露光部15では、フォトレジスト14が完全に露光されるために必要な露光量が透過するような特性を有している。一方、第2の露光部16では、第1の露光部15の約20〜40%に相当する露光量を透過させるような特性を有している。遮光部17では、フォトレジスト14は露光されない。このようなフォトマスク18は、ハーフトーンマスクやグレートーンマスクが知られている。ハーフトーンマスクにおいては、露光に用いる波長領域(通常350〜450nm)の光の透過量を減少させるようなフィルター膜が第2の露光部16に形成されている。グレートーンマスクでは、光回折現象を利用しながら露光量を減少させるために、第2の露光部16には解像度以下のスリットパターンが設けられている。
このようなフォトマスク18を用いてフォトレジスト14の露光をした後、有機アルカリ系の現像液により現像する。そして、120℃で約180秒間のポストベークを行う。これにより、図5(d)に示すような異なる膜厚のレジストパターン19、20が同時に形成される。ドレイン電極9、ソース電極11、ソース端子13、およびソース配線44を設ける領域には厚膜のレジストパターン19を形成し、透過画素電極10aを設ける領域には薄膜のレジストパターン20を形成する。このように、厚膜部と薄膜部とを有するレジストパターンが形成される。
例えば、フォトレジスト14としてノボラック樹脂系のポジ型レジストを用いる。このとき、フォトマスク18には、ドレイン電極9、ソース電極11、ソース端子13、およびソース配線44を形成する領域に遮光部17を設ける。また、透過画素電極10aを形成する領域には第2の露光部16を設ける。このようなフォトマスク18によりフォトレジスト14を露光し現像すると、第1の露光部15ではフォトレジスト14は除去され、第2の金属薄膜8が露出する。そして、遮光部17では厚膜のレジストパターン19が形成され、第2の露光部16では薄膜のレジストパターン20が形成される。レジストパターン19の膜厚として1.4〜1.6μm程度、レジストパターン20の膜厚として0.4μm程度が好ましい。
その後、レジストパターン19、20を介して第2の金属薄膜8の1回目のウェットエッチングを行う(ST308)。例えば、公知の硝酸第2セリウムアンモニウムおよび過塩素酸を含むエッチング液を用い、Cr膜からなる第2の金属薄膜8を除去する。さらに、レジストパターン19、20を介して、透明導電膜7のウェットエッチングを行う(ST309)。公知の塩酸および硝酸を含む溶液を用いて透明導電膜7を除去する。これにより、図5(e)に示す構成となる。ここでは、第1の露光部15に対応する透明導電膜7および第2の金属薄膜8がエッチングされる。
続いて、酸素プラズマを用いてレジストのアッシングを行う(ST310)。これにより、薄膜のレジストパターン20は除去される。また、厚膜のレジストパターン19は図6(f)のように薄膜化され、レジストパターン19aとして残存する。そして、レジストパターン19aを介して第2の金属薄膜8の2回目のウェットエッチングを行う(ST311)。1回目のウェットエッチングと同様に、硝酸第2セリウムアンモニウムおよび過塩素酸を含むエッチング液を用いることができる。このようにして、図6(g)に示すように、レジストパターン20が除去された部分において、第2の金属薄膜8がエッチングされ、透明導電膜7が露出する。すなわち、画素電極部に透過画素電極10aが形成される。そして、レジストパターン19aを剥離して除去し、純水洗浄する(ST312)。これにより、図6(h)のようなドレイン電極9a、9b、透過画素電極10a、ソース電極11a、11b、ソース端子13a、13b、およびソース配線44a、44bが得られる。
次に、これらの上に半導体膜を形成する(ST313)。半導体膜としてアモルファスシリコン膜をCVD法により厚さ150nm成膜する。そして、第3回目の写真製版を行う(ST314)。これにより、半導体膜上にレジストパターンを形成する。弗素系ガスを用いたドライエッチング法により、アモルファスシリコン膜をエッチングする(ST315)。レジストパターンを剥離して除去し、純水洗浄する(ST316)。これにより、図6(i)に示すようなチャネル領域22を有する半導体膜21が形成される(ST316)。
半導体膜21上に第2の絶縁膜をパッシベーション膜23として形成する(ST317)。ここでは、パッシベーション膜23として、300nm厚さの窒化シリコン膜(SiN膜)をCVD法により成膜する。その後、第4回目の写真製版を行う(ST318)。そして、ドライエッチングによりパッシベーション膜23をエッチングする(ST319)。例えば、弗素系ガスを用いてドライエッチングを行う。ソース端子13の表面まで貫通するように、パッシベーション膜23を除去し、ソース端子開口部25を形成する。また、ゲート端子4の表面まで貫通するように、パッシベーション膜23とゲート絶縁膜6の双方を除去し、ゲート端子開口部24を形成する。最後に、レジストパターンを剥離して除去し、純水洗浄する(ST320)。これにより、ボトムゲート型のTFTアレイ基板において、図6(j)のようなTFTアレイ基板61が完成する。
以上のように、本実施の形態では半導体膜21をドレイン電極9およびソース電極11の上に形成する構成としている。そして、透過画素電極10aの形成と、ドレイン電極9、ソース電極11、ソース端子13、ならびにソース配線44の形成とを1回のフォトリソグラフィープロセスに集約して行う。これにより、チャネル領域22の形成をドレイン電極9およびソース電極11の形成と同じフォトリソグラフィープロセスに集約せずに、TFTアレイ基板61を4枚マスクプロセスで製造することができる。すなわち、4枚マスクプロセスを達成しながら、チャネル領域22の形成はドレイン電極9およびソース電極11の形成とは別のフォトリソグラフィープロセスで行われる。チャネルを形成するための半導体膜のパターニングには、ハーフトーンやグレートーン等の多段階露光が使用されない。したがって、チャネル長の制御が容易になり、チャネル長のばらつきを抑制することができる。また、チャネル長のばらつきによる表示ムラの発生が抑制され、フォトリソグラフィープロセスを増やすことなく表示品質や歩留まりを向上させることができる。さらに、ドレイン電極9およびソース電極11が透明導電膜7および第2の金属膜8の積層により構成されることによって、透明導電膜7単層の場合に比べてソース配線44の配線抵抗を下げることができるという効果がある。
なお、本実施の形態では、第2の金属薄膜8としてCr膜を形成する場合について例示的に説明をしたが、Ti膜を形成することも可能である。この場合、ドレイン電極9b、ソース電極11b、ソース端子13b、およびソース配線44bがTi膜により形成されることとなる。ドレイン電極9bおよびソース電極11bにTi膜が用いられると、これらと半導体膜21との界面接合部において電荷移動がより円滑に行われ、電気的コンタクト特性が向上する。したがって、電荷移動度の向上やTFTのオン電流増加等、TFT特性を向上させることができる。第2の金属薄膜8としてTi膜を用いる際、ST308やST311のステップにおいてフッ酸系および硝酸系を含むエッチング液を用いてエッチングを行う。ただし、フッ酸系および硝酸系を含むエッチング液はTi膜とa−Si半導体膜との選択性エッチングをすることができない。したがって、特許文献1および特許文献3のように半導体膜21がドレイン電極9およびソース電極11の下に形成される構成では、フッ酸系および硝酸系を含むエッチング液を用いたウェットエッチングによりTi膜からなるソース・ドレイン電極を形成することは難しい。すなわち、本実施の形態のような構成とすることで、半導体膜21の形成前にドレイン電極9およびソース電極11が形成されるため、第2の金属膜薄8としてTi膜を容易に用いることが可能となる。
また、第2の金属膜薄8にAl膜を用いてもよい。このとき、透明導電膜7にITOを用いると、フォトレジスト14を有機現像液により現像する際に、Al−ITO間の電池反応が起きる。これにより、透明導電膜7が還元腐食により黒色化してしまい、光透過性を失うことがある。この場合、周期律表の第8族の元素より選ばれたFe、Co、Ni、Ptのうち少なくとも1種類以上の元素をAlに添加したAl合金膜を第2の金属膜薄8として用いると、現像液中におけるITO膜との電池反応を抑制することができる。電池反応を抑制するために、これら元素の添加量は0.5mol%(0.5atm%)以上であることが好ましい。一方、これら元素の添加量が増えると、電気的比抵抗が増大してしまう。したがって、例えばCr膜と同等あるいはそれ以下の比抵抗とするには、添加量を15mol%(15atm%)未満にすることが好ましい。
実施の形態2.
次に、図7を用いて、本実施の形態2に係るTFTアレイ基板62について説明する。本実施の形態では、実施の形態1と異なる画素電極部の構成を有していて、それ以外の構成については実施の形態1と同様であるため説明を省略する。図7は、本実施の形態2に係るTFTアレイ基板62の断面構造を示す図である。図7において、本実施の形態では、透過画素電極10aの表面が露出した画素電極部の構成を有する。
このような構成のTFTアレイ基板62は、パッシベーション膜23形成工程(ST317〜ST320)において、透過画素電極10a上のパッシベーション膜23をソース端子開口部25と同様に除去することにより形成される。それ以外の工程については実施の形態1と同様であるため説明を省略する。実施の形態1と同様、本実施の形態は半導体膜21がドレイン電極9およびソース電極11の上に形成される。
以上のように、本実施の形態では透過画素電極10aの上にパッシベーション膜23は形成されておらず、透過画素電極10aが露出している。これにより、画素電極部では光の透過率が向上し、表示輝度を向上させることができる。また、4枚マスクプロセスを達成しながら、チャネル領域22の形成はドレイン電極9およびソース電極11の形成とは別のフォトリソグラフィープロセスで行われる。チャネルを形成するための半導体膜のパターニングには、ハーフトーンやグレートーン等の多段階露光が使用されない。したがって、チャネル長の制御が容易になり、チャネル長のばらつきを抑制することができる。
実施の形態3.
図8及び図9を用いて、本実施の形態3に係るTFTアレイ基板63について説明する。本実施の形態では、実施の形態1、2と異なる画素電極部の構成を有していて、それ以外の構成については実施の形態1、2と同様であるため説明を省略する。実施の形態1、2のTFTアレイ基板は、例えば透過型液晶表示装置に用いられるようなTFTアレイ基板であり、画素電極部は透過部により構成されている。本実施の形態のTFTアレイ基板は、例えば半透過型液晶表示装置等に用いられ、画素電極部は透過部および反射部により構成されている。図8は、本実施の形態3に係るTFTアレイ基板63の上面図であり、図9は図8のB−B断面図である。なお、図8では、ゲート絶縁膜6及びパッシベーション膜23はコンタクトホールのみが記載されている。
図8及び図9に示すように、TFTアレイ基板63は、透過部および反射部よりなる画素電極部を有している。反射部では、第2の金属薄膜8がドレイン電極9bより延在されて形成される。すなわち、反射部には、ゲート絶縁膜6上に透明導電膜7からなる透過画素電極10aが形成され、さらに第2の金属薄膜8からなる反射画素電極10bが形成されている。透過画素電極10aが反射画素電極10bからはみ出して形成されている部分が透過部となる。したがって、画素電極部全体にはドレイン電極9aより延在されて形成された透過画素電極10aが設けられている。そして、ドレイン電極9bより延在されて形成された反射画素電極10bが画素電極部の一部分に設けられている。実施の形態1、2と同様、本実施の形態は半導体膜21がドレイン電極9およびソース電極11の上に形成されている。
このような構成のTFTアレイ基板63は、第2回目の写真製版(ST307)において、実施の形態1、2と異なるパターンを有するフォトマスク18により形成される。そして、反射画素電極10bを設ける領域には、ドレイン電極9、ソース電極11、およびソース配線44を設ける領域と同様に、厚膜のレジストパターン19を形成する。例えば、フォトレジスト14がノボラック樹脂系のポジ型レジストの場合、ドレイン電極9、ソース電極11、ソース端子13、およびソース配線44と同様、反射画素電極10bを形成する領域に遮光部17を設けたフォトマスク18を用いる。
続いて、実施の形態1、2と同様に第2の金属薄膜8の1回目のウェットエッチング(ST308)および透明導電膜7のウェットエッチング(ST309)の後、アッシングを行う(ST310)。このとき、画素電極部のうち透過部の薄膜のレジストパターン20が除去される。ドレイン電極9、ソース電極11、ソース端子13、ソース配線44、および反射画素電極10b上の厚膜のレジストパターン19は薄膜化され、レジストパターン19aとして残存する。このレジストパターン19aを介して第2の金属薄膜8の2回目のウェットエッチングを行い(ST311)、画素電極部のうち透過部のみに透明導電膜7を露出させる。最後に、レジストパターン19aを剥離して除去し(ST312)、反射部および透過部を一つの画素電極部に形成する。
以上のように、本実施の形態では、ドレイン電極9bより延在された第2の金属薄膜8が画素電極部の一部に設けられ、反射画素電極10bを形成している。これにより、一つの画素電極部に透過部および反射部を備えた半透過型表示装置向けのTFTアレイ基板63を形成することができる。さらに、4枚マスクプロセスを達成しながら、チャネル領域22の形成はドレイン電極9およびソース電極11の形成とは別のフォトリソグラフィープロセスで行われる。チャネルを形成するための半導体膜のパターニングには、ハーフトーンやグレートーン等の多段階露光が使用されない。したがって、チャネル長の制御が容易になり、チャネル長のばらつきを抑制することができる。
なお、本実施の形態においても実施の形態2と同様に、画素電極部上のパッシベーション膜23を除去した構成とすることが可能である。図10は、本実施の形態3の別の実施例に係るTFTアレイ基板64の断面構造を示す図である。図10のように、画素電極部ではパッシベーション膜23は形成されておらず、透過画素電極10aの一部および反射画素電極10bが露出している。これにより、光の透過率が向上し、表示輝度を向上させることができる。
実施の形態4.
図11及び12を用いて、本実施の形態4に係るTFTアレイ基板65について説明する。本実施の形態では、実施の形態1〜3と異なる画素電極部の構成を有していて、それ以外の構成については実施の形態1〜3と同様であるため説明を省略する。実施の形態1、2のTFTアレイ基板は、例えば透過型液晶表示装置に用いられるようなTFTアレイ基板であり、画素電極部は透過部により構成されている。また、実施の形態3は、例えば半透過型液晶表示装置等に用いられるようなTFTアレイ基板であり、画素電極部は透過部および反射部により構成されている。一方、本実施の形態のTFTアレイ基板は、例えば反射型液晶表示装置等に用いられ、画素電極部は反射部により構成されている。図11は、本実施の形態4に係るTFTアレイ基板65の上面図であり、図12は図11のC−C断面図である。なお、図11では、ゲート絶縁膜6及びパッシベーション膜23はコンタクトホールのみが記載されている。
図11及び図12に示すように、本実施の形態では、実施の形態1〜3と異なり、画素電極部には透過部は形成されない。すなわち、TFTアレイ基板65の画素電極部は反射部よりなり、ドレイン電極9bより延在された第2の金属薄膜8が反射画素電極10bを形成している。透過画素電極10a上全体に反射画素電極10bが形成される。実施の形態1〜3と同様、本実施の形態は半導体膜21がドレイン電極9およびソース電極11の上に形成されている。
このような構成のTFTアレイ基板65は、第2回目の写真製版(ST307)において、ハーフトーンやグレートーン露光技術を用いることなく、通常の写真製版によって形成してもよい。この場合、レジストアッシング(ST310)および第2の金属薄膜の2回目のウェットエッチング(ST311)は行わない。
以上のように、本実施の形態では、ドレイン電極9bより延在された第2の金属薄膜8が画素電極部全体に設けられ、反射画素電極10bを形成している。これにより、画素電極部が反射部よりなる反射型表示装置向けのTFTアレイ基板65を形成することができる。さらに、4枚マスクプロセスを達成しながら、チャネル領域22の形成はドレイン電極9およびソース電極11の形成とは別のフォトリソグラフィープロセスで行われる。チャネルを形成するための半導体膜のパターニングには、ハーフトーンやグレートーン等の多段階露光が使用されない。したがって、チャネル長の制御が容易になり、チャネル長のばらつきを抑制することができる。
なお、本実施の形態においても実施の形態2と同様に、画素電極部上のパッシベーション膜23を除去した構成とすることが可能である。図13は、本実施の形態4の別の実施例に係るTFTアレイ基板66の断面構造を示す図である。図13のように、画素電極部ではパッシベーション膜23は形成されておらず、反射画素電極10bが露出している。これにより、光の透過率が向上し、表示輝度を向上させることができる。
実施の形態5.
次に、図14を用いて、本実施の形態5に係るTFTアレイ基板67について説明する。本実施の形態では、実施の形態1〜4と異なる層を有する構成となっていて、それ以外の構成については実施の形態1〜4と同様であるため説明を省略する。図14は、本実施の形態5に係るTFTアレイ基板67の断面構造を示す図である。
図14において、半導体膜21とドレイン電極9およびソース電極11との間に、オーミックコンタクト膜26が形成されている。オーミックコンタクト膜26は、少なくともドレイン電極9bおよびソース電極11bの上に形成され、これらの電極と半導体膜21とを電気的に接続させている。図14に示したTFTアレイ基板67では、オーミックコンタクト膜26はソース端子13bの一部、およびソース配線44b上にも形成されている。
このような構成のTFTアレイ基板67を形成するには、ST306において、ゲート絶縁膜6上に透明導電膜7および第2の金属薄膜8を成膜した後、さらにこの上にオーミックコンタクト膜26を成膜する。オーミックコンタクト膜26として、例えばリン(P)を不純物として添加したn+型非結晶シリコン(n+a−Si)膜をCVD法により成膜する。ST306より前の工程については、実施の形態1〜4と同様であるため、説明を省略する。
オーミックコンタクト膜26の成膜後、ST307において実施の形態1〜4と同様にフォトマスク18を用いて第2回目の写真製版を行う。オーミックコンタクト膜26の1回目のエッチングは、第2の金属薄膜8の1回目のエッチング(ST308)の前に行うか、あるいは同時に行う。そして、ST309において透明導電膜7をエッチングによりパターニングした後、ST310においてレジストアッシングにより薄膜のレジストパターン20を除去する。続いて、レジストパターン20が除去されたことにより表面が露出したオーミックコンタクト膜26とその下の第2の金属薄膜8をエッチングにより除去する。このオーミックコンタクト膜26の2回目のエッチングも、第2の金属薄膜8の2回目のエッチング(ST311)の前に行うか、あるいは同時に行ってもよい。最後に、ST312においてレジストパターン19aを剥離して除去する。このとき、オーミックコンタクト膜26は、ドレイン電極9b、ソース電極11b、ソース端子13b、およびソース配線44b上に形成されている。
さらに、ST313〜ST316では、ドレイン電極9bおよびソース電極11b上に設けられたオーミックコンタクト膜26の上から半導体膜21を形成する。そして、ST317〜ST320ではパッシベーション膜23を形成する。このとき、ソース端子13b上のオーミックコンタクト膜26をパッシベーション膜23とともに除去し、ソース端子開口部25を形成する。
以上のように、本実施の形態では半導体膜21とドレイン電極9およびソース電極11との間に、オーミックコンタクト膜26が形成されている。このような構成により、TFTのドレイン電極9およびソース電極11と半導体膜21との間の電気的導通を改善させることができ、TFT特性が向上する。したがって、TFTの動作不良による表示欠陥の発生を確実に防止できるとともに、表示装置の表示品質を向上させることができる。また、4枚マスクプロセスを達成しながら、チャネル領域22の形成はドレイン電極9およびソース電極11の形成とは別のフォトリソグラフィープロセスで行われる。チャネルを形成するための半導体膜のパターニングには、ハーフトーンやグレートーン等の多段階露光が使用されない。したがって、チャネル長の制御が容易になり、チャネル長のばらつきを抑制することができる。
なお、本実施の形態ではオーミックコンタクト膜26としてn+a−Si膜を形成する場合について例示的に説明をしたが、電気的導電性のある不透明な金属酸化物を用いることも可能である。例えば、電気的な導電性を確保する組成範囲で酸素原子を添加したクロム酸化物CrOx(xは正数)膜をオーミックコンタクト膜26としてもよい。Arガスを用いたスパッタリング法により第2の金属薄膜8としてCr膜を成膜した後に、ArおよびOの混合ガスを用いた反応性スパッタリング法によりCrOx膜を形成する。あるいは、Cr膜を成膜した後に、そのCr膜の表面に酸素ガスを含むプラズマを照射する酸素プラズマ処理を行ってCrOx膜を形成することもできる。
また、オーミックコンタクト膜26として電気的導電性のある不透明な金属窒化物を用いることも可能である。例えば、電気的な導電性を確保する組成範囲で窒素原子を添加したクロム窒化物CrNx(xは正数)膜をオーミックコンタクト膜26としてもよい。Arガスを用いたスパッタリング法により第2の金属薄膜8としてCr膜を成膜した後に、ArおよびNの混合ガスを用いた反応性スパッタリング法によりCrNx膜を形成する。あるいは、Cr膜を成膜した後に、そのCr膜の表面に窒素ガスを含むプラズマを照射する窒素プラズマ処理を行ってCrNx膜を形成することもできる。
実施の形態6.
次に、図15を用いて、本実施の形態6に係るTFTアレイ基板68について説明する。本実施の形態では、実施の形態1〜4と異なるTFT部の構成を有していて、それ以外の構成については実施の形態1〜4と同様であるため、説明を省略する。図15は、本実施の形態6に係るTFTアレイ基板68の断面構造を示す図である。
図15に示すように、ドレイン電極9a上にはドレイン電極9aよりも小さいドレイン電極9bが形成される。そのため、ドレイン電極9a上にはドレイン電極9bの形成されない領域が設けられる。この領域はソース電極11側に設けることが好ましい。すなわち、半導体膜21とドレイン電極9aとの間の少なくとも一部においてドレイン電極9bが形成されていない。同様に、ソース電極11a上にはソース電極11aよりも小さいソース電極11bが形成される。そのため、ソース電極11a上にはソース電極11bの形成されない領域が設けられる。この領域はドレイン電極9側に設けることが好ましい。すなわち、半導体膜21とソース電極11aとの間の少なくとも一部においてソース電極11bが形成されていない。そして、ドレイン電極9a、ソース電極11a、およびこれら電極に挟まれた領域の上に半導体膜21が形成されている。
なお、図15に示す構成では、半導体膜21の端面がソース電極11bおよびドレイン電極9bの端面と完全に接触して形成される例について模式的に示しているが、これに限られない。半導体膜21がソース電極11bおよびドレイン電極9bと接触せずに離れて形成されてもよい。また、ソース電極11bおよびドレイン電極9b上に半導体膜21がオーバーラップしてもよい。半導体膜21の下面がソース電極11aおよびドレイン電極9aに接触するよう形成されていればよい。
このような構成のTFTアレイ基板68は、第2回目のフォトリソグラフィープロセス(ST307)において、実施の形態1〜4と異なるパターンを有するフォトマスク18により形成される。そして、ドレイン電極9a上にドレイン電極9bを形成しない領域、およびソース電極11a上にソース電極11bを形成しない領域には、透過画素電極10aを設ける領域と同様に、薄膜のレジストパターン20を形成する。例えば、フォトレジスト14がノボラック樹脂系のポジ型レジストの場合、透過画素電極10aと同様、ドレイン電極9a上にドレイン電極9bを形成しない領域、およびソース電極11a上にソース電極11bを形成しない領域に第2の露光部16を設けたフォトマスク18を用いる。
このような構成とすることで、半導体膜21とドレイン電極9との電気的接続は、ドレイン電極9bを介してだけではなく、ドレイン電極9aを介して行われる。また、半導体膜21とソース電極11との電気的接続は、ソース電極11bを介してだけではなく、ソース電極11aを介して行われる。すなわち、半導体膜21とドレイン電極9およびソース電極11との電気的接続は、第2の金属薄膜8を介してではなく、透明導電膜7を介して行われる。したがって、TFTのドレイン電極9およびソース電極11と半導体膜21との間の電気的導通を改善させることができ、TFT特性が向上する。そして、TFTの動作不良による表示欠陥の発生を確実に防止できるとともに、表示装置の表示品質を向上させることができる。また、4枚マスクプロセスを達成しながら、チャネル領域22の形成はドレイン電極9およびソース電極11の形成とは別のフォトリソグラフィープロセスで行われる。チャネルを形成するための半導体膜のパターニングには、ハーフトーンやグレートーン等の多段階露光が使用されない。したがって、チャネル長の制御が容易になり、チャネル長のばらつきを抑制することができる。
実施の形態7.
図16及び図17を用いて、本実施の形態7に係るTFTアレイ基板69について説明する。本実施の形態では、実施の形態3のTFTアレイ基板63に凹凸パターンをさらに設けた構成を有していて、それ以外の構成については実施の形態3と同様であるため説明を省略する。図16は、本実施の形態7に係るTFTアレイ基板69の上面図であり、図17は図16のD−D断面図である。なお、図16では、ゲート絶縁膜6及びパッシベーション膜23はコンタクトホールのみが記載されている。
図16及び図17において、図8及び図9と同じ構成部分については同一の符号を付し、差異について説明する。図16及び図17において、TFTアレイ基板69は、実施の形態3と同様に透過部および反射部よりなる画素電極部を有している。本実施の形態では、反射部において凹凸形状を有する凹凸パターン27が、ゲート絶縁膜6と透過画素電極10aとの間に形成されている。すなわち、反射部では、ゲート絶縁膜6の上に凹凸パターン27が形成されている。凹凸パターン27は、その表面に凹部27a及び凸部27bが設けられており、凹凸形状を有している。
そして、実施の形態3と同様に、画素電極部全体にはドレイン電極9aより延在されて形成された透過画素電極10aが設けられている。そして、ドレイン電極9bより延在されて形成された反射画素電極10bが画素電極部の一部分に設けられている。すなわち、
透明導電膜7からなる透過画素電極10aは、この凹凸パターン27を覆うように形成されている。反射部では、透過画素電極10aの上に、さらに第2の金属膜8からなる反射画素電極10bが形成されている。すなわち、凹凸パターン27は、反射画素電極10bと重複するよう配設されている。したがって、反射画素電極10bは、その表面が凹凸パターン27に沿った凹凸形状に形成される。反射画素電極10bのこの凹凸によって、外光は効果的に散乱され、反射部の表示特性が改善する。
凹凸パターン27は、例えば、レジスト等、感光性を有する樹脂膜により形成されることが好ましい。ここでは、凹凸パターン27はアクリル系の有機樹脂膜とする。アクリル系の有機樹脂膜を凹凸パターン27として用いることで、凹凸形状の維持性が向上し、表示品質が向上する。なお、凹凸パターン27は、絶縁性を有するものであれば、有機膜に限らず、無機膜により形成されていてもよい。
ここで、反射画素電極10bのパターン寸法は、凹凸パターン27よりも大きく形成されている。そして、凹凸パターン27のパターン端部は、反射画素電極10bのパターン端部より内側に配置されるよう形成されている。すなわち、反射画素電極10bの設けられない透過部では、凹凸パターン27は形成されない。このような構成により、透過表示光の透過特性は、実施の形態3と同等に維持される。同時に、反射部と透過部との間で生じた段差を利用して、反射表示光と透過表示光の光路長さを調整することが可能となり、表示特性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態では、凹凸パターン27と同じ層の絶縁パターン28が、ゲート配線/ソース配線交差部に形成されている。絶縁パターン28は、ゲート配線/ソース配線交差部におけるゲート配線43を覆うように、ゲート絶縁膜6上に形成される。従って、ソース配線44は、ゲート絶縁膜6及び絶縁パターン28を介して、ゲート配線43と交差する。これにより、ゲート配線43のパターン端部においてゲート絶縁膜6のカバレッジ不良等が発生しても、上層で交差するソース配線43との短絡不良を防止することができる。
また、実施の形態1〜4と同様、本実施の形態は半導体膜21がドレイン電極9およびソース電極11の上に形成されている。
ここで、本実施の形態におけるTFTアレイ基板69の製造方法について、図18〜図20を参照して説明する。図18〜図20は、実施の形態7に係るTFTアレイ基板69の製造工程を示した断面図である。本実施の形態では、実施の形態3に係るTFTアレイ基板63の製造工程に、凹凸パターン27を形成するための製造工程を追加していて、それ以外の工程については実施の形態3と同様であるため詳細な説明を省略する。
実施の形態3と同様、まず初めに、絶縁基板1を純水洗浄した(ST301)後、第1の金属薄膜を絶縁基板1全面に成膜する(ST302)。次に、第1回目の写真製版を行い(ST303)、第1の金属薄膜の上にレジストパターンを形成する。このレジストパターンを介してウェットエッチングを行い(ST304)、第1の金属薄膜をパターニングする。その後、レジストパターンを剥離して除去し、純水洗浄する(ST305)。これにより、図18(a)に示すように、ゲート電極2、ゲート配線43、ゲート端子4、および補助容量電極5を形成する。
続くST306の工程において、本実施の形態は実施の形態3と大きく異なっており、以下に詳細に説明する。これらのゲート電極2、ゲート配線43、ゲート端子4、および補助容量電極5を覆うように、第1の絶縁膜としてゲート絶縁膜6を絶縁基板1全面に形成する。ゲート絶縁膜6の形成後、本実施の形態では、凹凸パターン27を形成するための写真製版(第2回目)を行う。ここでは、凹凸パターン27として、アクリル系の有機樹脂膜を用いる場合について説明するが、例えばレジストなどその他の感光性樹脂膜を用いてもよい。まず、スピンコート法などを用いて、膜厚約3.6μmの有機膜29を塗布する。有機膜29には、例えば、ポジ型の感光性を有するアクリル系有機樹脂膜を用いることができる。これにより、図18(b)のように、ゲート絶縁膜6の上に有機膜29が形成される。
続いて、図18(c)に示すように、この有機膜29に露光をする。このとき、図5(c)に示したST307で用いられるフォトマスク18と同様、第1の露光部15、第2の露光部16、および遮光部17を有するフォトマスク30を用いて、多段階露光を行う。例えば、ポジ型の有機膜29を用いる場合、フォトマスク30には、凹凸パターン27の凸部27bと絶縁パターン28とを形成する領域に遮光部17を設けておく。また、凹凸パターン27の凹部27aを形成する領域には第2の露光部16を設けておく。このようなフォトマスク30を用いて有機膜29の露光をした後、有機アルカリ系の現像液により現像する。第1の露光部15では有機膜29は除去され、ゲート絶縁膜6が露出する。遮光部17では膜厚の厚い有機膜29のパターンが形成され、第2の露光部16では膜厚の薄い有機膜29のパターンが形成される。これにより、図18(d)に示すように、凹凸形状を有する凹凸パターン27が、反射部となる領域に形成される。すなわち、異なる膜厚の凹部27aと凸部27bとが同時に形成される。また、凹凸パターン27とともに、ゲート配線43を覆う絶縁パターン28が、ゲート配線/ソース配線交差部となる領域に形成される。
凹凸パターン27、絶縁パターン28の形成後、透明導電膜7及び第2の金属薄膜8を成膜する。具体的には、凹凸パターン27、及び絶縁パターン28を覆うように、透明導電膜7を絶縁基板1全体に成膜する。さらに、この上に第2の金属薄膜8を絶縁基板1全体に成膜する。実施の形態3と同様、透明導電膜7として、例えば酸化インジウムIn)と酸化スズ(SnO)を混合したITO膜を用いることができる。ここでは、Arガスを用いたスパッタリング法により厚さ100nmのITO膜を成膜する。また、Arガスを用いたDCマグネトロンスパッタリング法を用いて、第2の金属薄膜8として200nm厚さのCr膜を成膜する。
その後、実施の形態3と同様に、透明導電膜7及び第2の金属薄膜8をパターニングするための写真製版を行う(ST307)。ST307以降の工程については、実施の形態3と同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、前述したように、凹凸パターン27及び絶縁パターン28形成のための写真製版が本実施の形態における第2回目写真製版として実施されたため、ここでの写真製版は第3回目の写真製版となる。第2の金属薄膜8の上にフォトレジスト14を塗布し、図19(f)のように、フォトマスク18を用いて多段階露光を行う。そして、フォトレジスト14を現像してポストベークを行う。これにより、図19(g)に示すような異なる膜厚のレジストパターン19、20が同時に形成される。ドレイン電極9、ソース電極11、ソース端子13、ソース配線44、及び反射画素電極10bを設ける領域に、厚膜のレジストパターン19を形成する。画素電極部のうち、反射画素電極10bを設けない透過部となる領域に、薄膜のレジストパターン20を形成する。
次に、図19(h)では、これらのレジストパターン19、20を介して、第2の金属薄膜8の1回目のウェットエッチング(ST308)および透明導電膜7のウェットエッチング(ST309)を行う。その後、アッシングを行う(ST310)と、図19(i)に示すように、薄膜のレジストパターン20が除去される。このとき、厚膜のレジストパターン19は薄膜化され、レジストパターン19aとして残存する。続いて、このレジストパターン19aを介して、第2の金属薄膜8の2回目のウェットエッチングを行う(ST311)。このとき、凹凸パターン27上の第2の金属膜8は、レジストパターン19aに覆われているので、エッチングされずに残存する。これにより、図20(j)のように、画素電極部のうち透過部のみ透明導電膜7が露出する。そして、レジストパターン19aを剥離して除去し、純水洗浄する(ST312)。このようにして、図20(k)のようなドレイン電極9a、9b、透過画素電極10a、反射画素電極10b、ソース電極11a、11b、ソース端子13a、13b、及びソース配線44a、44bが得られる。
これらの上に半導体膜を成膜する(ST313)。そして、写真製版(ST314)、エッチング(ST315)、レジスト剥離/純水洗浄(ST316)を経て、図20(l)に示すようなチャネル領域22を有する半導体膜21を形成する(ST316)。なお、前述のように、凹凸パターン27及び絶縁パターン28形成のための写真製版が本実施の形態における第2回目写真製版として実施されたため、ここでの写真製版は第4回目の写真製版となる。
半導体膜21上に第2の絶縁膜をパッシベーション膜23として成膜する(ST317)。そして、写真製版(ST318)、エッチング(ST319)、レジスト剥離/純水洗浄(ST320)を経て、ソース端子開口部25とゲート端子開口部24を形成する。なお、前述のように、凹凸パターン27及び絶縁パターン28形成のための写真製版が本実施の形態における第2回目写真製版として実施されたため、ここでの写真製版は第5回目の写真製版となる。以上の工程を経て、図20(m)に示すTFTアレイ基板69が完成する。
このように、本実施の形態では、凹凸形状を有する凹凸パターン27を反射画素電極10bの下に形成している。これにより、反射画素電極10bの表面は凹凸形状となる。したがって、外光を効果的に散乱させることができ、反射部の表示特性を改善させることができる。また、反射部に設けられる凹凸パターン27の膜厚を制御することによって、反射表示光と透過表示光の光路長さを調整することが可能となり、表示特性を向上させることができる。さらに、本実施の形態では、絶縁パターン28をゲート配線/ソース配線交差部に形成している。これにより、ソース配線44は、ゲート絶縁膜6及び絶縁パターン28を介して、ゲート配線43と交差する。したがって、ゲート配線43とソース配線43との短絡不良を防止することができる。
また、本実施の形態では、5枚マスクプロセスを達成しながら、チャネル領域22の形成はドレイン電極9およびソース電極11の形成とは別のフォトリソグラフィープロセスで行われる。チャネルを形成するための半導体膜のパターニングには、ハーフトーンやグレートーン等の多段階露光が使用されない。したがって、実施の形態1〜6と同様に、チャネル長の制御が容易になり、チャネル長のばらつきを抑制することができる。
なお、本実施の形態においても実施の形態3と同様に、画素電極部上のパッシベーション膜23を除去した構成とすることが可能である。図21は、本実施の形態7の別の実施例に係るTFTアレイ基板70の断面構造を示す図である。図21のように、画素電極部ではパッシベーション膜23は形成されておらず、透過画素電極10aの一部および反射画素電極10bが露出している。これにより、光の透過率が向上し、表示輝度を向上させることができる。また、本実施の形態では、凹凸パターン27を実施の形態3のTFTアレイ基板63に設ける場合として例示的に説明をしたが、実施の形態4のTFTアレイ基板65、66に設けてもよい。本実施の形態は、適宜、実施の形態5、6と組み合わせて用いることが可能である。
また、本実施の形態では、補助容量部を画素電極部の反射部内に設けてもよい。図22は、本実施の形態7のさらに別の実施例に係るTFTアレイ基板71の上面図である。図23は図22のE−E断面図である。図22及び図23では、補助容量電極5を反射画素電極10bと重複する位置に形成している。このような構成は、画素の開口率を向上させ、表示特性の高性能化や低消費電力化を可能とする。そのため、本実施の形態に限らず半透過型や反射型の表示装置では、このように補助容量部を画素電極部の反射部内に配置することが好ましい。
なお、本実施の形態では、凹凸パターン27を反射部のみに設ける場合について例示的に説明をしたが、凹凸パターン27として光透過性の高い透明性の材料が用いられる場合は、透過部に凹凸パターン27を形成することも可能である。これにより、反射部と透過部との間に生じる段差の値を細かく調整することができる。例えば、凹凸パターン27をそのまま延在させて透過部に配設してもよい。あるいは、反射部の凹凸パターン27より膜厚の薄いパターンを透過部に延在して形成することも可能である。この膜厚の薄いパターンは、例えば、凹部27aと同じ膜厚とすることができる。
以上、実施の形態1〜7では、TFTアレイ基板を有する種々のアクティブマトリクス型液晶表示装置について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、有機ELや電子ペーパーなどの、液晶以外の表示材料を用いた表示装置であってもよい。また、透明導電膜7としてITO膜を形成する場合について例示的に説明をしたが、これに限定されない。例えば、非晶質ITO膜、または酸化インジウムと酸化亜鉛とを混合したIZO膜を用いてもよい。さらに、酸化インジウム、酸化スズ、および酸化亜鉛を混合したITZO膜を透明導電膜7として形成してもよい。これらの非晶質ITO膜、IZO膜、およびITZO膜は、弱酸である蓚酸によりエッチングが可能である。したがって、透明導電膜7のエッチング時にその他の配線および電極を腐食させることがなく、歩留まりを更に向上させることができる。
以上の説明は、本発明の実施の形態を説明するものであり、本発明が以上の実施の形態に限定されるものではない。また、当業者であれば、以上の実施の形態の各要素を、本発明の範囲において、容易に変更、追加、変換することが可能である。
液晶表示装置に用いられるTFTアレイ基板の構成を示す正面図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の上面図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の断面構造を示す図であり、図2のA−A断面図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程の流れを示したフローチャートである。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程を示した断面図である。 実施の形態1に係るTFTアレイ基板の製造工程を示した断面図である。 実施の形態2に係るTFTアレイ基板の断面構造を示す図である。 実施の形態3に係るTFTアレイ基板の上面図である。 実施の形態3に係るTFTアレイ基板の断面構造を示す図であり、図8のB−B断面図である。 実施の形態3の別の実施例に係るTFTアレイ基板の断面構造を示す図である。 実施の形態4に係るTFTアレイ基板の上面図である。 実施の形態4に係るTFTアレイ基板の断面構造を示す図であり、図11のC−C断面図である。 実施の形態4の別の実施例に係るTFTアレイ基板の断面構造を示す図である。 実施の形態5に係るTFTアレイ基板の断面構造を示す図である。 実施の形態6に係るTFTアレイ基板の断面構造を示す図である。 実施の形態7に係るTFTアレイ基板の上面図である。 実施の形態7に係るTFTアレイ基板の断面構造を示す図であり、図16のD−D断面図である。 実施の形態7に係るTFTアレイ基板の製造工程を示した断面図である。 実施の形態7に係るTFTアレイ基板の製造工程を示した断面図である。 実施の形態7に係るTFTアレイ基板の製造工程を示した断面図である。 実施の形態7の別の実施例に係るTFTアレイ基板の断面構造を示す図である。 実施の形態7のさらに別の実施例に係るTFTアレイ基板の上面図である。 図22のE−E断面図である。
符号の説明
1 絶縁基板、2 ゲート電極、4 ゲート端子、5 補助容量電極、
6 ゲート絶縁膜、7 透明導電膜、8 第2の金属薄膜、
9、9a、9b ドレイン電極、
10a 透過画素電極、10b 反射画素電極
11、11a、11b ソース電極、
13、13a、13b ソース端子、
14 フォトレジスト、15 第1の露光部、16 第2の露光部、
17 遮光部、18 フォトマスク、
19、19a、20 レジストパターン、
21 半導体膜、22 チャネル領域、23 パッシベーション膜、
24 ゲート端子開口部、25 ソース端子開口部、
26 オーミックコンタクト膜、
27 凹凸パターン、27a 凹部、27b 凸部、
28 絶縁パターン、29 有機膜、30 フォトマスク、
41 表示領域、42 額縁領域、43 ゲート配線、44 ソース配線、
45 走査信号駆動回路、46 表示信号駆動回路、
47 画素、48、49 外部配線、50 TFT
61、62、63、64、65、66、67、68 TFTアレイ基板、
69、70、71 TFTアレイ基板

Claims (22)

  1. 基板上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極上に形成されたゲート絶縁膜と、
    透明導電膜および前記透明導電膜上に形成された金属膜を含み、前記ゲート絶縁膜上に形成されたソース電極およびドレイン電極と、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極の上に形成され、前記ソース電極および前記ドレイン電極と電気的に接続されている半導体膜と、
    前記ドレイン電極より延在して形成された画素電極と、を有する薄膜トランジスタアレイ基板。
  2. 前記画素電極は、前記ドレイン電極に含まれる透明導電膜から延在された透明導電膜を含む請求項1に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  3. 前記画素電極は、前記ドレイン電極に含まれる金属膜から延在された金属膜を含む請求項2に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  4. 前記画素電極内に金属膜の形成されない領域を有する請求項3に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  5. 前記ゲート絶縁膜と前記透明導電膜との間に、前記画素電極の金属膜と重複するよう形成され、凹凸形状を有する凹凸パターンをさらに有する請求項3又は4に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  6. 前記凹凸パターンは、有機膜によって形成されている請求項5に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  7. 前記ソース電極および前記ドレイン電極と前記半導体膜との間に形成されたオーミックコンタクト膜をさらに有し、
    前記オーミックコンタクト膜を介して前記半導体膜が前記ソース電極および前記ドレイン電極と電気的に接続されている請求項1乃至6のいずれか一項に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  8. 前記オーミックコンタクト膜は、Al、Cr、またはTiに酸素原子を添加した導電性の金属酸化膜である請求項7に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  9. 前記オーミックコンタクト膜は、導電性の金属窒化物である請求項7に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  10. 前記半導体膜の下面は、前記ソース電極および前記ドレイン電極に含まれる前記金属膜と接触している請求項1乃至6のいずれか一項に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  11. 前記半導体膜の下面は、前記ソース電極および前記ドレイン電極に含まれる前記透明導電膜と接触している請求項1乃至6のいずれか一項に記載の薄膜トランジスタアレイ基板。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の薄膜トランジスタアレイ基板を有する表示装置。
  13. 基板上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極を覆うようにゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜上に透明導電膜を形成する工程と、
    前記透明導電膜上に金属膜を形成する工程と、
    複数階調露光によって前記金属膜の上に膜厚差を有するレジストパターンを形成する工程と、
    前記膜厚差を有するレジストパターンを介して前記透明導電膜および前記金属膜をエッチングし、ソース電極およびドレイン電極を形成する工程と、
    前記膜厚差を有するレジストパターンをアッシングして前記レジストパターンの薄膜部を除去する工程と、
    前記薄膜部が除去されたレジストパターンを介して前記金属膜をエッチングし、画素電極を形成する工程と、
    前記画素電極を形成した後、前記薄膜部が除去されたレジストパターンを除去し、前記ソース電極および前記ドレイン電極上に半導体膜を形成する工程と、を有する薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  14. 前記ゲート絶縁膜を形成後、前記透明導電膜を形成する前に、前記画素電極となる領域の少なくとも一部に凹凸パターンを形成する工程をさらに有し、
    前記画素電極を形成する工程では、前記凹凸パターン上に前記金属膜を残存させるようにエッチングをする請求項13に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  15. 前記凹凸パターンを形成する工程では、前記ゲート絶縁膜の上に感光性樹脂膜を形成し、複数階調露光によって膜厚差を有する前記凹凸パターンを形成する請求項14に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  16. 前記感光性樹脂膜はレジストである請求項15に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  17. 前記感光性樹脂膜はアクリル系の有機樹脂膜である請求項15に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  18. 前記金属膜上にオーミックコンタクト膜を形成する工程をさらに有し、
    前記ソース電極およびドレイン電極を形成する工程では、前記オーミックコンタクト膜をエッチングし、
    前記画素電極を形成する工程では、前記オーミックコンタクト膜をエッチングし、
    前記半導体膜を形成する工程では、前記半導体膜が前記オーミックコンタクト膜と接触するよう形成する請求項13乃至17のいずれか一項に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  19. 前記オーミックコンタクト膜は、Al、Cr、またはTiに酸素原子を添加した導電性の金属酸化膜である請求項18に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  20. 前記オーミックコンタクト膜は、導電性の金属窒化物である請求項18に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  21. 前記半導体膜を形成する工程では、前記半導体膜が前記ソース電極および前記ドレイン電極に含まれる前記金属膜と接触するよう形成する請求項13乃至17のいずれか一項に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
  22. 前記薄膜部が除去されたレジストパターンを介して前記金属膜をエッチングする工程では、前記ソース電極および前記ドレイン電極となる領域の前記金属膜をエッチングして除去し、
    前記半導体膜を形成する工程では、前記半導体膜が前記ソース電極および前記ドレイン電極に含まれる前記透明導電膜と接触するよう形成する請求項13乃至17のいずれか一項に記載の薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法。
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