JP2008226131A - 現金入出金機 - Google Patents

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Abstract

【課題】係員がリジェクトと判断しない現金を返却してしまうことを防止するための手段を提供する。
【解決手段】表示操作部4と、紙幣鑑別部12、硬貨鑑別部22と、カメラ12a、22aとを有する現金入出金機であって、入金処理時に紙幣鑑別部12、硬貨鑑別部22で汚損のある現金を鑑別した際に、カメラ12a、22aでその現金を撮影しておき、表示操作部4に汚損の度合いに応じた現金の画像を表示して、係員に汚損の度合いを入力させ、その入力された汚損の度合いを判定基準として紙幣鑑別部12、硬貨鑑別部22で判定基準以上の汚損と判定した現金を返却することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、小売店等に設置されるレジスタに補充される釣銭用の現金の出金処理や、レジスタから回収した現金の入金処理、及び締上げ処理を行う現金入出金機に関するものである。
従来の現金入出金機は、現金の正損を鑑別する鑑別部によって入金された現金を鑑別しており、偽造、変造であると鑑別した現金をリジェクトしている(例えば、特許文献1参照。)。
また、このような現金入出金機においては、破れた紙幣やテープにより修復された紙幣、または汚れた硬貨等の汚損がある現金についてもその汚損の程度が大きい場合には、リジェクトして係員に返却する場合もある。
特開2003−162751号公報(段落「0019」、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、鑑別部がリジェクトと判断する現金の汚損の度合いと、係員が判断する汚損の度合いとが一致しない場合があり、係員にとってはリジェクトと判断しない汚損の現金でも、リジェクトと判断して係員に返却してしまうという問題点がある。
本発明は、上記の問題点を解決するための手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、表示部と、現金の汚損の有無を鑑別すると共に汚損の度合いを判定する鑑別部と、現金を撮影するカメラとを有する現金入出金機であって、入金処理時に前記鑑別部で汚損のある現金を鑑別した際に、前記カメラでその現金を撮影しておき、前記表示部に汚損の度合いに応じた現金の画像を表示して、係員に汚損の度合いを入力させ、その入力された汚損の度合いを判定基準として前記鑑別部で判定基準以上の汚損と判定した現金を返却することを特徴とする。
これにより、本発明は、係員がリジェクトと判断する汚損の度合いに基づいて現金を返却することができ、係員がリジェクトと判断しない汚損の現金を返却してしまうことを防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による現金入出金機の実施例について説明する。
図1は実施例1の現金入出金機を示す外観図、図2は実施例1の現金入出金機を示すブロック図である。
本実施例の現金入出金機は、レジスタを使用する小売店等に設置されるもので、図1、図2において1は紙幣(現金)の入出金処理を行う紙幣取扱部、2は硬貨(現金)の入出金処理を行う硬貨取扱部である。
紙幣取扱部1は、入金処理時にレジスタから回収した紙幣を一括して受け入れると共に出金処理時に釣銭としての紙幣を排出する紙幣入出金口11と、この紙幣入出金口11に受け入れた紙幣を1枚ずつ分離する図示しない分離部と、紙幣の金種等を鑑別すると共に鑑別した紙幣を金種毎に計数する紙幣鑑別部12と、この紙幣鑑別部12で汚損判別と鑑別された紙幣を集積して一時保留する紙幣一時保留部13と、入金紙幣を金種別に収納する紙幣回収庫(収納庫)15とこれらの間で紙幣を搬送ベルト等で挟持して搬送する図示しない搬送路等を備えている。
尚、紙幣一時保留部13は金種の他に、汚損紙幣を区分けして収納できるように内部が区切られており、また一時保留した紙幣を繰出す繰出し手段が設けられている。
一方、硬貨取扱部2は、レジスタから回収した硬貨を一括して受け入れる硬貨入金口21と、この硬貨入金口21に受け入れた硬貨を1枚ずつ分離する図示しない分離部と、硬貨の金種等を鑑別すると共に鑑別した硬貨を金種毎に計数する硬貨鑑別部22と、この硬貨鑑別部22で正常と鑑別されて計数された硬貨を一時保留する硬貨一時保留部23と、入金硬貨を金種別に収納する硬貨回収庫(収納庫)25と、硬貨リジェクト口27等を有している。
硬貨一時保留部23および硬貨回収庫25は金種毎に分けて硬貨を集積、収納できるように内部が区切られている。
尚、硬貨一時保留部23は金種の他に、汚損硬貨を区分けして収納できるように内部が区切られており、また硬貨一時保留部23から硬貨を繰出す繰出し手段が設けられている。
4は表示操作部であり、現金入出金機正面の接客面に露出させて設けられており、表示面を上に向けたCRTディスプレイまたは液晶ディスプレイ等の表示部と、表示部上に配置したタッチパネル等の入力部により構成され、現金処理のための入力画面や係員(装置利用者)の操作を誘導するメッセージを配した画面やそのための入力キーを表示し、その入力キーをタッチパネル上から指で押下することにより、入力キーに定義された情報を入力できるものとなっており、入力された情報の表示等も行うようになっている。
5はカードリーダで、当該現金処理装置の利用者である係員が携帯する係員カードの係員情報を読取る機能を有している。
6は伝票印刷部で、紙幣取扱部1や硬貨取扱部2で行われた入金処理や出金処理の金額、金種別枚数等を伝票に記録(印字)して出力するものである。
7は主制御部であり、記憶部8に格納された制御プログラムに基づいて装置全体の制御を行う機能を有する。
記憶部8は、主制御部7が実行する制御プログラムを格納する他、主制御部7による処理結果等も記憶する。
また、上記の紙幣鑑別部12には紙幣の表面を撮影するカメラ12aが設けられており、主制御部7はカメラ12aで撮影された紙幣の画像から、紙幣の“汚れ”や“破れ”、補修による“テープ貼付”等の紙幣汚損要因のレベル(度合い)を判断する機能を有する。
一方、上記の硬貨鑑別部22には硬貨の表面を撮影するカメラ22aと、硬貨との間の磁気を検知する磁気センサが設けられており、主制御部7はそのカメラ22aで撮影された硬貨の画像から硬貨の“汚れ”や“破れ”(硬貨汚損要因)のレベル(度合い)を判断し、また磁気センサは硬貨の上方に配されて硬貨との間隔によって変化する磁気の強さを認識することで硬貨が折れ曲がり等の“変形”(硬貨汚損要因)のレベル(度合い)を判断する機能を有する。
上述した構成の作用について、図3に示す実施例1の現金入出金機の動作を示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って説明する。
S1、主制御部7は、表示操作部4に係員カードの挿入を促す文言等を配した待機画面を表示して待機しており、現金入出金機に現金を入金させる係員が自分の係員カードをカード挿入排出口に挿入すると、カードリーダによって係員カードから係員情報を読取る。
S2、主制御部7は、表示操作部4にパスワードの入力を促す画面を表示し、係員が操作部4を操作してパスワードを入力すると、係員カードから読取った係員情報、係員が入力したパスワードを予め記憶部8等に登録されている係員情報、パスワードと照合し、係員の確認を行う。
S3、主制御部7は、「出金」キー、「入金」キーや、出金あるいは入金等の各種取引を選択させる案内画面を配した取引選択画面を表示操作部4に表示する。
係員は、取引選択画面から「入金」キーを押下する。
S4、主制御部7は、係員によって「入金」キーの入力を受付けると、紙幣入出金口11及び硬貨入金口21に設けられているシャッタをそれぞれ開放する。
S5、主制御部7は、係員が紙幣および硬貨を紙幣入出金口11および硬貨入金口21に投入すると、その現金を受け入れて紙幣鑑別部12および硬貨鑑別部22で鑑別を行う。
このとき、主制御部7は紙幣鑑別部12のカメラ12aによって全ての紙幣の画像を撮影し、その撮影した画像から、汚れや破れ、テープ貼付の有無を判断し、そのような紙幣汚損要因がある画像を抽出すると共に、抽出した画像から紙幣汚損要因のレベルを判断し、判断したレベルと紙幣汚損要因の種類とを画像に関連づけるようにして記憶部8に記憶する。
また、主制御部7は硬貨鑑別部22のカメラ22aによって全ての硬貨の画像を撮影し、その撮影した画像から汚れや破れの有無を判断し、そのような硬貨汚損要因がある画像を抽出すると共に、抽出した画像から硬貨汚損状態のレベルを判断し、判断したレベルと硬貨汚損要因の種類とを画像に関連づけて記憶部8に記憶する。
さらに主制御部7は、硬貨鑑別部22の磁気センサによって変形している硬貨を検知し、検知した硬貨の変形のレベルを判断する。そして変形した硬貨を検知した際にはその硬貨に該当する画像を抽出しておき、その画像と硬貨汚損要因の種類としての変形を示す情報、判断したレベルとを関連づけて記憶部8に記憶する。
S6、主制御部7は、紙幣鑑別部12および硬貨鑑別部22で鑑別した現金を紙幣一時保留部13または硬貨一時保留部23に正常であるものと汚損のあるものとを区別し、さらに正常である現金は金種別に集積して一時保留する。このとき正常であると鑑別した現金についてはその金額を計数し、計数した額を記憶部8に記憶しておく。
ここで、図4は現金リジェクト確認画面を示す説明図である。
S7、主制御部7は、表示操作部4に図4に示すように「汚れまたは破れ等により、返却(リジェクト)しようとしている現金があります。確認しますか?」という文言と、確認の有無を示す “確認する”キー、“確認しない”キーを配した現金リジェクト確認画面を表示する。
なお、“確認しない”キーが押下された場合には、汚損紙幣は紙幣入出金口11に搬送し、汚損硬貨は硬貨リジェクト口27に搬送して係員に返却し、一時保留している現金を紙幣回収庫15および硬貨回収庫25に収納し、今回の処理結果として伝票印刷部6で処理結果を印字した入金伝票を係員に発行して入金処理を終了する。
本実施例では、係員は“確認する”キーを押下したものとして、次のステップS8に進むこととする。
ここで、図5は紙幣汚損レベル設定画面を示す説明図である。
S8、係員が現金リジェクト確認画面の“確認する”キーを押下した場合、主制御部7は図5に示す「各汚損紙幣に対してリジェクトするレベルを選んでください。サンプルを見たい場合は“サンプル表示”ボタンを押してください。選択後、よろしければ“確認”ボタンを押してください。」という文言や、“汚れた紙幣”、“破れた紙幣”、“テープが貼られた紙幣”の各項目のレベル別にリジェクト対象となる紙幣枚数や紙幣を画像で確認するためのサンプル表示ボタン等を表示した紙幣汚損項目、“確認”ボタン等を配した紙幣汚損レベル設定画面を表示操作部4に表示する。
ここで、汚損紙幣項目には、リジェクト対象とする紙幣枚数やサンプル表示ボタンの他、“レベル1”、 “レベル2”、 “レベル3”、“リジェクトしない”で示すレベル選択キーが配されており、係員は“汚れた紙幣”、“破れた紙幣”、“テープが貼られた紙幣”の各項目でのレベル選択キーについてリジェクトする紙幣のレベルに該当するキーを押下した後、“確認”ボタンを押下することとしている。
尚、上記のレベルは、レベル1からレベル3に進むに従って汚損の程度が大きくなるように設定されているものとする。これは後述する硬貨の汚損状態項目においても同様である。
ここで、図6は汚損紙幣確認画面例を示す説明図である。
係員が紙幣汚損レベル設定画面の汚損紙幣項目から“汚れた紙幣”のレベル1に対応するサンプル表示ボタンを押下した場合、主制御部7は記憶部8に記憶した紙幣の画像で、紙幣汚損要因の種類が汚れで、かつレベル1の画像を読み出す。
そして、図6に示すように、読み出した内の1枚の画像と、その画像に重ねて表示した汚れの位置を示す枠と矢印、再び紙幣汚損レベル設定画面を表示するための“戻る”キー、読み出した画像の内、未表示の画像を表示するための“次の紙幣を見る”キーを配した汚損紙幣確認画面を表示操作部4に表示する。
係員は、“汚れた紙幣”、“破れた紙幣”、“テープが貼られた紙幣”の各項目のレベル2の選択キーを押下して“確認”ボタンを押下するものとする。
ここで、図7は硬貨汚損レベル設定画面を示す説明図である。
S9、主制御部7は、係員によって“確認”ボタンの押下を認識すると、“汚れ”、“破れ”、“テープ貼付”についてレベル2以上の汚損紙幣をリジェクトする旨の紙幣リジェクト情報を記憶部8に記憶しておき、次に図7に示す「各汚損硬貨に対してリジェクトするレベルを選んでください。サンプルを見たい場合は“サンプル表示”ボタンを押してください。選択後、よろしければ“確認”ボタンを押してください。」という文言と、“汚れた硬貨”、“変形した硬貨”、“破損した硬貨”の各項目のレベル別にリジェクト対象となる硬貨枚数や硬貨を画像で確認するためのサンプル表示ボタン等を表示した硬貨汚損項目、“確認”ボタン等を配した硬貨汚損レベル設定画面を表示操作部4に表示する。
ここで、汚損硬貨項目には、リジェクト対象とする硬貨枚数やサンプル表示ボタンの他、“レベル1”、 “レベル2”、 “レベル3”、“リジェクトしない”で示すレベル選択キーが配されており、係員は“汚れた硬貨”、“変形した硬貨”、“破損した硬貨”の各項目でのレベル選択キーからリジェクトする硬貨のレベルに該当するキーを押下した後、“確認”ボタンを押下する。
ここで、図8は汚損硬貨確認画面例を示す説明図である。
係員が硬貨汚損レベル設定画面の汚損硬貨項目から“汚れた硬貨”のレベル1に対応するサンプル表示ボタンを押下した場合、主制御部7は記憶部8に記憶した硬貨の画像で、硬貨汚損要因の種類が汚れで、かつレベル1の画像を読み出す。
そして、図8に示すように、読み出した内の1枚の画像と、その画像に重ねて表示した汚れの位置を示す枠と矢印、再び硬貨汚損レベル設定画面を表示するための“戻る”キー、読み出した画像の内、未表示の画像を表示するための“次の硬貨を見る”キーを配した汚損硬貨確認画面を表示操作部4に表示する。
係員は、“汚れた硬貨”、“変形した硬貨”、“破損した硬貨”の各項目のレベル2の選択キーを押下して“確認”ボタンを押下する。
S10、主制御部7は、“確認”ボタンの押下を認識すると、“汚れ”、“変形”、“破損”についてレベル2以上の汚損硬貨をリジェクトする旨の硬貨リジェクト情報を記憶部8に記憶しておき、紙幣一時保留部13および硬貨一時保留部23から汚損紙幣および汚損硬貨のみを繰出して紙幣鑑別部12および硬貨鑑別部22に搬送する。
S11、主制御部7は、記憶部8から紙幣リジェクト情報と硬貨リジェクト情報とを読み出しておき、紙幣鑑別部12および硬貨鑑別部22で汚損紙幣および汚損硬貨の鑑別を開始し、読み出した紙幣リジェクト情報と硬貨リジェクト情報に従って鑑別した汚損紙幣および汚損硬貨のうち、紙幣汚損要因および硬貨汚損要因がレベル2以上であると現金を紙幣入出金口11および硬貨リジェクト口27に搬送して係員に返却し、紙幣汚損要因および硬貨汚損要因がレベル1の現金を紙幣一時保留部13および硬貨一時保留部23に金種別に集積し、一時保留する。
なお、主制御部7はこのときに一時保留する現金の金額を計数して、計数した額を上記ステップS6で記憶した額に加え、入金額として記憶部8に記憶する。
S12、主制御部7は、紙幣一時保留部13および硬貨一時保留部23に収納した紙幣および硬貨の金種ごとの枚数および金額、全金種の合計額を計数結果として表示操作部4に表示し、係員に金額を確認させて収納の可否を入力させ、その確認結果が可である入力を認識すると、一時保留した紙幣および硬貨を紙幣回収庫15および硬貨回収庫25に収納し、今回の処理結果として伝票印刷部6で処理結果を印字した入金伝票を係員に発行して入金処理を終了する。
以上説明したように、本実施例では、汚損紙幣と汚損硬貨を返却する判定基準となる汚損のレベルを入力させ、そのレベル以上の汚損紙幣および汚損硬貨をリジェクト対象として係員に返却するので、係員がリジェクトと判定する基準で紙幣と硬貨をリジェクトすることができるため、係員がリジェクトと判定しない汚損の紙幣や現金を返却してしまうことを防止できる。
ここで、上記実施例1において係員が入力したレベルを係員カードに記憶しておくようにし、次回の入金処理時にその係員カードに記憶されたレベルを読み出してそれを現金の返却の判定基準とするようにすれば、その都度係員にレベルを入力させる手間を省くことができる。
本実施例の現金入出金機の構成は上記実施例1と同様であるが、汚損紙幣および汚損硬貨をリジェクトする判定基準となる度合いを係員に入力設定(マニュアル設定という。)させる点が相違する。
本実施例の現金入出金機の入金処理の動作について、図9に示す実施例2の現金入出金機の入金処理を示すフローチャートを用いて、SAで示すステップに従って説明する。
SA1、主制御部7は、表示操作部4に係員カードの挿入を促す文言等を配した待機画面を表示して待機しており、現金入出金機に現金を入金させる係員が自分の係員カードをカード挿入排出口に挿入すると、カードリーダによって係員カードから係員の個人ID情報を読取る。
SA2、主制御部7は、表示操作部4にパスワードの入力を促す画面を表示し、係員が操作部4を操作してパスワードを入力すると、係員カードから読取った個人ID情報、係員が入力したパスワードを予め記憶部8等に登録されている個人ID情報、パスワードと照合し、係員の確認を行う。
SA3、主制御部7は、「出金」キー、「入金」キーや、出金あるいは入金等の各種取引を選択させる案内画面を配した取引選択画面を表示操作部4に表示する。
係員は、取引選択画面から「入金」キーを押下する。
ここで、図10は汚損レベル設定選択画面を示す説明図、図11は設定項目選択画面を示す説明図である。
SA4、主制御部7は、図10に示す現金をリジェクトする基準となる度合をマニュアル設定するか否かを問う「汚損リジェクトのレベルを設定しますか?」等の文言と、“はい”キー、“いいえ”キーを配した汚損レベル設定選択画面を表示操作部4に表示する。
係員は汚損レベル設定選択画面の“はい”キーを押下する。
SA5、主制御部7は、図11に示す“設定する項目を選んで下さい”等の紙幣汚損状態または硬貨汚損状態の項目からマニュアル設定する項目の選択を促す文言と、紙幣汚損状態の項目を示す“汚れ”キー、“破れ”キー、“テープ”キー、硬貨汚損状態の項目を示す“汚れ”キー、“変形”キー、“破損”キー等を配した設定項目選択画面を表示操作部4に表示する。
ここで、係員は硬貨汚損状態の“汚れ”キーを押下するものとする。
図12は汚れ範囲選択画面を示す説明図であり、(a)は汚れの範囲が最も狭い状態を示し、(b)は汚れの範囲が最も狭い状態と最も広い状態との中間の状態を示し、(c)は汚れの範囲が最も広い状態を示す。図13は汚れ濃さ選択画面を示す説明図であり、(a)は汚れが最も薄い状態を示し、(b)は汚れが最も薄い状態と最も濃い状態の中間の状態を示し、(c)は汚れが最も濃い状態を示す。
SA6、主制御部7は、図12に示す“汚れの大きさを設定してください”等のリジェクトする硬貨汚れの大きさを設定するよう促す文言と、硬貨の汚れの範囲を示すイメージ、そのイメージに表示される汚れの範囲を拡大縮小するためのスライダ、OK(決定)キー等を配した汚れ範囲選択画面を表示する。
係員が汚れ範囲選択画面のスライダを上方に移動させると図12(a)に示すように硬貨の汚れの範囲を示すイメージの汚れの範囲が狭くなり、スライダを下方に移動させるにつれて図12(b)および図12(c)に示すように汚れの範囲は広り、これによって係員は汚れの範囲を設定する。
SA7、主制御部7は、係員がOKキーを押下すると、その時に設定されている汚れの範囲情報を記憶部8を記憶しておき、図13に示す“汚れの程度を設定してください”等のリジェクトする硬貨の汚れの濃さを設定するよう促す文言と、硬貨の汚れの濃さを示すイメージ、汚れの濃さを設定するためのスライダ、OK(決定)キー等を配した汚れ濃さ選択画面を表示する。
係員が汚れ濃さ選択画面のスライダを上方に移動させると図13(a)に示すように硬貨の汚れの濃さが薄くなり、スライダを下方に移動させるにつれて図13(b)、図13(c)に示すように汚れの濃さが濃くなり、これによって係員は汚れの濃さを設定する。
SA8、主制御部7は、係員がOKキーを押下すると、その時に設定されている汚れの濃さ情報を記憶部8に記憶して、紙幣入出金口11及び硬貨入金口21に設けられているシャッタをそれぞれ開放する。
SA9、主制御部7は、係員によって紙幣および硬貨を紙幣入出金口11および硬貨入金口21に投入されると、その現金を受け入れて紙幣鑑別部12および硬貨鑑別部22へ搬送して鑑別を行う。
このとき、主制御部7は上記実施例1と同様にして撮影した紙幣の画像から、汚れや破れ、テープ貼付がある画像を抽出すると共に、抽出した画像から紙幣汚損要因のレベルを判断し、判断したレベルと紙幣汚損要因の種類とを画像に関連づけるようにして記憶部8に記憶する。
また、主制御部7は記憶部8から硬貨の汚れの範囲情報と濃さ情報とを読み出し、その範囲情報と濃さ情報をもとに撮影した硬貨の画像から汚れのある硬貨を抽出、つまり汚れの範囲情報よりも狭く、かつ汚れの濃さ情報よりも薄い汚れとなっている硬貨の画像を抽出する。
さらに、上記実施例1と同様にして撮影した硬貨の画像から破損がある画像を抽出し、その画像から硬貨汚損要因のレベルを判断し、判断したレベルと硬貨汚損要因の種類としての破損である旨の情報を画像に関連づけて記憶部8に記憶し、さらに磁気センサで変形している硬貨を検知して変形のレベルを判断し、変形した硬貨を検知した際には撮影した硬貨の画像を抽出しておき、その画像と硬貨汚損要因として硬貨が変形していることを示す情報、変形のレベルとを関連づけて記憶部8に記憶する。
SA10、主制御部7は、紙幣鑑別部12および硬貨鑑別部22で鑑別した現金を紙幣一時保留部13または硬貨一時保留部23に搬送して、正常であるものと汚損のあるものとを区別し、さらに正常である現金は金種別に集積して一時保留する。
SA11、主制御部7は、表示操作部4に上記実施例1のステップS7と同様の現金リジェクト確認画面を表示する。
SA12、係員が現金リジェクト確認画面の“確認する”キーを押下すると、主制御部7は上記実施例1のステップS8と同様にして紙幣汚損レベル設定画面を表示操作部4に表示する。
係員は、各紙幣汚損状態項目のレベル2の選択キーを押下して“確認”ボタンを押下するものとする。
ここで、図14は実施例2の硬貨汚損レベル設定画面を示す説明図である。
SA13、主制御部7は、係員によって“確認”ボタンの押下を認識すると、“汚れ”、“破れ”、“テープ貼付”についてレベル2以上の汚損紙幣をリジェクトする旨の紙幣リジェクト情報を記憶部8に記憶しておき、記憶部8から硬貨の汚れの範囲情報と濃さ情報を読み出し、それらの情報を従って図14に示す硬貨汚損レベル設定画面を表示操作部4に表示する。
なお、本実施例の硬貨汚損レベル設定画面は、上記実施例1の図7に示す硬貨汚損レベル設定画面に対して“汚れた硬貨”の項目において、レベルごとのリジェクトする枚数でなく、記憶したマニュアル設定画像の数に従って汚れによってリジェクトする硬貨枚数を表示する。
ここで、係員によって“汚れた硬貨“の項目でのサンプル表示ボタンが押下された場合は、主制御部7は記憶したマニュアル設定画像を読み出して、その画像を用いて上記実施例1の図8に示すような汚損硬貨確認画面を表示するようにしている。
係員は、“変形した硬貨”、“破損した硬貨”の項目のレベル2の選択キーを、“汚れた硬貨”の項目についてはリジェクトしないの選択キーを押下して、“確認”ボタンを押下するものとする。
SA14、主制御部7は、“確認”ボタンの押下を認識すると、“変形”、“破損”についてレベル2以上の汚損硬貨をリジェクトし、“汚れ”の硬貨については汚れの範囲情報よりも狭く、かつ汚れの濃さ情報よりも薄い汚れとなっている硬貨についてはリジェクトしない旨の硬貨リジェクト情報を記憶部8に記憶しておき、紙幣一時保留部13および硬貨一時保留部23から汚損紙幣および汚損硬貨のみを繰出して紙幣鑑別部12および硬貨鑑別部22に搬送する。
SA15、主制御部7は、記憶部8から紙幣リジェクト情報と硬貨リジェクト情報とを読み出しておき、紙幣鑑別部12および硬貨鑑別部22で汚損紙幣および汚損硬貨の鑑別を開始し、読み出した紙幣リジェクト情報と硬貨リジェクト情報に従ってリジェクトする現金は紙幣入出金口11および硬貨リジェクト口27に搬送して係員に返却すると共に、リジェクトしない現金は紙幣一時保留部13および硬貨一時保留部23に金種別に集積し、一時保留する。
SA16、主制御部7は、紙幣一時保留部13および硬貨一時保留部23に収納した紙幣および硬貨の金種ごとの枚数および金額、全金種の合計額を計数結果として表示操作部4に表示し、係員に金額を確認させて収納の可否を入力させ、その確認結果が可である入力を認識すると、一時保留した紙幣および硬貨を紙幣回収庫15および硬貨回収庫25に収納し、今回の処理結果として伝票印刷部6で処理結果を印字した入金伝票を係員に発行して入金処理を終了する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1の効果に加えて、係員に汚損紙幣および汚損硬貨のリジェクトの基準となる度合を設定することで、係員の判定基準でリジェクトの対象となる現金の基準を定めることができる。
なお、上記実施例2においては、係員にマニュアル設定を入力させたが、入力させたマニュアル設定の内容を係員カードに記憶しておき、その係員による次の入金処理時に係員カードからマニュアル設定の内容を読み出すことによって、その都度係員にマニュアル設定の入力を行わせる時間を省略することができるため、入金処理に掛かる時間を短縮することができる。
実施例1の現金入出金機を示す外観図 実施例1の現金入出金機を示すブロック図 実施例1の現金入出金機の動作を示すフローチャート 現金リジェクト確認画面を示す説明図 紙幣汚損レベル設定画面を示す説明図 汚損紙幣確認画面例を示す説明図 硬貨汚損レベル設定画面を示す説明図 汚損硬貨確認画面例を示す説明図 実施例2の現金入出金機の入金処理を示すフローチャート 汚損レベル設定選択画面を示す説明図 設定項目選択画面を示す説明図 汚れ範囲選択画面を示す説明図 汚れ濃さ選択画面を示す説明図 実施例2の硬貨汚損レベル設定画面を示す説明図
符号の説明
1 紙幣取扱部
2 硬貨取扱部
4 表示操作部
5 カードリーダ
6 伝票印刷部
7 主制御部
8 記憶部
11 紙幣入出金口
12 紙幣鑑別部
12a、22a カメラ
13 紙幣一時保留部
15 紙幣回収庫
21 硬貨入金口
22 硬貨鑑別部
23 硬貨一時保留部
25 硬貨回収庫
27 硬貨リジェクト口

Claims (4)

  1. 表示部と、現金の汚損の有無を鑑別すると共に汚損の度合いを判定する鑑別部と、現金を撮影するカメラとを有する現金入出金機であって、
    入金処理時に前記鑑別部で汚損のある現金を鑑別した際に、前記カメラでその現金を撮影しておき、前記表示部に汚損の度合いに応じた現金の画像を表示して、係員に汚損の度合いを入力させ、その入力された汚損の度合いを判定基準として前記鑑別部で判定基準以上の汚損と判定した現金を返却することを特徴とする現金入出金機。
  2. 請求項1に記載の現金入出金機において、
    係員により入力された前記汚損の度合いを係員カードに記憶しておき、
    前記係員カードが挿入された際に、記憶された前記汚損の度合いを読み出し、その汚損の度合いに基づいて現金を返却することを特徴とする現金入出金機。
  3. 表示部と、現金の汚損の有無を鑑別すると共に汚損の度合いを判定する鑑別部と、現金を撮影するカメラとを有する現金入出金機であって、
    係員に汚損の度合いを入力させ、その入力された汚損の度合いを判定基準として入金処理時に前記鑑別部で判定基準以上の汚損と判定した現金を前記カメラにより撮影し、その画像を前記表示部に表示して、係員によりリジェクトを行う旨が入力されたときにその対象となった現金を返却することを特徴とする現金入出金機。
  4. 請求項3に記載の現金入出金機において、
    係員により入力された前記汚損の度合いを係員カードに記憶しておき、
    前記係員カードが挿入された際に、記憶された前記汚損の度合いを読み出し、その汚損の度合いに基づく現金を前記表示部に表示することを特徴とする現金入出金機。
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