JP2008225417A - 構造体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光反応性樹脂からなる構造体を破損せずに簡単に製造する製造方法を提供する。
【解決手段】光反応性樹脂20からなる構造体1を製造する方法であって、液体状の光反応性樹脂20が塗布された温水溶融シート10の光反応性樹脂20にマスク30のパターン32を露光し、露光後の光反応性樹脂20と温水溶融シート10を現像し、現像後の光反応性樹脂20と温水溶融シート10を50℃以上の温水で処理して温水溶融シート10を溶解することを特徴とする方法を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光反応性樹脂や光硬化性樹脂から構成される構造体の製造方法に関する。光反応性樹脂(感光樹脂)は、一般にレジストと呼ばれて現像を経る樹脂であり、光硬化性樹脂は光造形に使用される樹脂であるが、共に光により硬化反応を示す点で共通するため、本出願では特に断らない限り、これらを「光反応樹脂」で総括する。
光反応性樹脂からなる微細構造体、例えば、バイオデバイスや光学デバイスの需要が増加している。この場合、樹脂にマスクパターンを転写するリソグラフィ(露光)やモールドパターンを転写するナノインプリントが考えられる。しかし、露光はその後現像、エッチング、光反応性樹脂の剥離の工程を経て、ナノインプリントはその後エッチング、光反応性樹脂の剥離を経て光反応性樹脂の下の基板にパターンを転写する技術である。このため、光反応性樹脂からなる構造体の製造にそのまま適用することができない。
しかも、露光前の光反応性樹脂は液状であるため、これを支持するために、まず、光反応性樹脂を基板に塗布する必要がある。すると、パターン転写後に光反応性樹脂を基板から分離する必要が生じるが、かかる分離は困難であり、構造体が破損するおそれがある。
更に、光造形では、液状の紫外線硬化樹脂を光造形装置の紫外線レーザを使用して硬化させ、積層することで三次元造形物を短時間で作成する。しかし、三次元造形物が形成されたテーブルと三次元造形物との分離も同様に困難であった。
従来技術としては特許文献1乃至3がある。
特許第2578930号明細書 特開2006−79788号公報 特開平11−168054号公報
これに対して、専用のリムーバを使用して露光後に基板から光反応性樹脂を分離する技術が提案されている。しかし、専用のリムーバを使用する技術は、氷点下20℃程度の保管環境や、露光のための前処理(室温への温度への昇温、脱泡処理など)が必要であるため実用的ではない。このように、従来は光反応性樹脂からなる構造体、例えば、貫通孔パターンを有する微細構造デバイスを簡単に製造することが困難であった。
本発明は、光反応性樹脂からなる構造体を破損せずに簡単に製造する製造方法を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての製造方法は、光反応性樹脂からなる構造体を製造する方法であって、液体状の前記光反応性樹脂が塗布されたシート状部材の前記光反応性樹脂にマスクのパターンを露光し、露光後の前記光反応性樹脂と前記シート状部材を現像し、現像後の前記光反応性樹脂と前記シート状部材を50℃以上の温水で処理して前記シート状部材を溶解することを特徴とする。かかる製造方法によれば、シート状部材を温水に溶解すれば構造体とシート状部材を分離することができる。温水に晒すだけであるので構造体を破損するおそれがない。このため、露光でパターンを転写した(微細な)構造体を簡単にかつ安定して得ることができる。温水は安価で環境性にも優れている。
本発明の別の側面としての製造方法は、光反応性樹脂からなる構造体を製造する方法であって、液体状の光反応性樹脂が塗布されたシート状部材の前記光反応性樹脂にモールドの凹凸パターンをナノインプリントによって転写し、転写後の前記光反応性樹脂と前記シート状部材を50℃以上の温水で処理して前記シート状部材を溶解することを特徴とする。かかる製造方法によれば、シート状部材を温水に溶解すれば構造体とシート状部材を分離することができる。温水に晒すだけであるので構造体を破損するおそれがない。このため、ナノインプリントでパターンを転写した(微細な)脂構造体を簡単にかつ安定して得ることができる。温水は安価で環境性にも優れている。
前記シート状部材は、例えば、寒天又はポリビニールアルコール樹脂から構成される。これらの材料は環境性にも優れている。
現像後の前記光反応性樹脂とシート状部材の前記光反応性樹脂の上に前記光反応性樹脂を支持する支持部材を固定し、前記支持部材が固定された前記光反応性樹脂と前記シート状部材を前記温水で処理してもよい。これにより、支持部材によって支持又は補強された樹脂構造体を得ることができる。固定は、例えば、現像後の前記光反応性樹脂と前記シート状部材の前記光反応性樹脂の上に前記支持部材に対応する流路を有する金型を取り付け、前記支持部材を構成する樹脂を射出成形で前記金型内に導入して前記支持部材を前記光反応性樹脂の上に固定する。これにより、支持部材と光反応性樹脂との間に接着剤は不要となる。
前記支持部材が固定された前記光反応性樹脂とシート状部材の前記シート状部材をブレード側に向けて前記ブレードにより前記シート状部材と前記光反応性樹脂と前記支持部材を切断してもよい。これにより、切断時に切り屑が光反応性樹脂と支持部材の中に入ることをシートが防止することができる。
前記シート状部材を、露光前に溝を有するベース基板に両面テープを用いて貼り付け、現像前に前記溝に沿って前記シート状部材を切断して前記ベース基板から分離してもよい。ベース基板によりシート状部材の支持が容易になる。また、前記ベース基板は前記シート状部材と前記光反応性樹脂が固定される面に露光領域が前記両面テープによる接着領域よりも高くなるような段差を有し、前記光反応性樹脂をスピンコート法によって前記シート状部材に塗布してもよい。これにより、光反応性樹脂の安定した膜厚を確保することができる。代替的に、露光前に前記シート状部材を多孔部材の表面に載置し、前記多孔部材の裏面側から前記多孔部材を真空引きすることによって前記シート状部材を前記多孔部材の前記表面に固定し、現像前に真空引きを解除して前記シート状部材を前記多孔部材の前記表面から分離してもよい。多孔部材と真空引きによりシート状部材の支持が容易になる。また、真空引きの解除によりシート状部材と多孔部材との分離が容易になる。
本発明の別の側面としての製造方法は、光反応性樹脂の液体中にシート状部材を配置し、光源からの光を前記液体に照射及び走査して前記シート状部材上に前記光反応性樹脂の造形物を作成し、前記シート状部材を降下させながら前記光反応性樹脂の三次元造形物を形成し、前記三次元造形物とシート状部材を温水で処理して前記シート状部材を溶解することを特徴とする。かかる製造方法によれば、シート状部材とそれを支持するテーブルとの分離は容易である。また、温水を使用して三次元造形物とシート状部材との分離も容易である。この結果、三次元造形物を簡単かつ安定して製造することができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、光反応性樹脂からなる樹脂構造体を破損せずに簡単に製造する製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による構造体の製造方法について説明する。図1は、製造方法のフローチャートである。
まず、温水溶融シート10を作成する(ステップ1100)。温水溶融シート10は温水に溶解するシート状部材であり、寒天やポリビニールアルコール(PVA)樹脂から構成される。これらの材料は環境性にも優れている。寒天は約50℃以上の温水に溶解し、PVA樹脂は約80℃以上の温水に溶解する。温水溶融シート10の寸法、形状は特に限定されない。
次に、光反応性樹脂20を温水溶融シート10に塗布する(ステップ1200)。光反応性樹脂は特に限定されない。例えば、ポリケイ皮酸ビニル、環化ポリイソプレン−ビスアジド、ノボラック樹脂、フッ素樹脂、脂環式樹脂などを使用することができる。塗布はコータを利用することができる。図2(a)はこの状態の概略断面図である。
次に、遮光部32aと透光部32bからなる、転写されるべきパターン32を有するマスク30のパターン32を光反応性樹脂20に露光する(ステップ1300)。露光光源は水銀ランプやエキシマレーザーを使用するが、露光光の種類は特に限定されない。また、転写は等倍でも縮小でもよい。また、光源からの光を利用してマスク30を照明する照明光学系や、マスク30からの光を光反応性樹脂20に投影する投影光学系を有してもよい。これらの光学系は、レンズ、ミラー、絞りなどを使用する。また、マスク30は透過型でも反射型でもよい。図2(b)は露光中の状態を示す概略断面図である。なお、図2(b)ではマスク30と光反応性樹脂20とを接触させた等倍転写であるが、本発明は投影光学系が介在した等倍又は縮小投影される場合も含む。図2(c)は露光後の光反応性樹脂20の状態を示す概略断面図である。光反応性樹脂20はパターンで遮光された部分(未露光部)22とパターンで遮光されずに露光光で硬化して部分(露光部)24とに分かれる。露光後にマスク30は光反応性樹脂20から分離される。
次に、現像及び洗浄が行われる(ステップ1400)。現像剤や洗剤には温水溶融シート10は溶解しない。この結果、図2(d)に示すように、未露光部22に対応した部分は貫通し、露光部24に対応した部分には硬化した樹脂25が残る。なお、光反応性樹脂20がポジ型レジストとネガ型レジストでは図2(d)に示すパターンが逆転する。図2は、現像後の光反応性樹脂20と温水溶融シート10からなる構造体1の概略断面図である。
次に、温水処理が行われる(ステップ1500)。温水の温度は寒天の場合には約50℃以上、PVA樹脂の場合には約80℃以上となる。これにより、図2(e)に示すように、温水溶融シート10が温水に溶解して微細な構造体2が残る。構造体2は貫通孔23のパターンを有する。
図2(e)に示す構造体2が使用される場合もあるが、構造体2が支持部材40と共に使用される場合もある。支持部材40は構造体2を単に支持又は補強する目的で構造体2に取り付けられてもよいし、独自の光学的作用を奏してもよい。以下、図3乃至図5を参照して、かかる実施例について説明する。図3は図1の製造方法の変形例のフローチャートであり、ステップ1400と1500の間にステップ1600が設けられている点で図1と相違する。図3を参照するに、ステップ1400に続いて、支持部材40を現像済みの光反応性樹脂20に固定する(ステップ1600)。
以下、図4を参照してステップ1600の詳細について説明する。ここで、図4は図3に示すステップ1600のフローチャートである。まず、支持部材40を作成する(ステップ1602)。本実施例の支持部材40は上から見ると、図5(a)に示すように、中空の角柱形状を有するが、その形状や寸法は特に限定されない。支持部材40は、支柱42と開口部44とを有する。支柱42は光反応性樹脂20を支持し、その厚さや形状は問わない。開口部44は貫通孔23を開口し、その厚さや形状は問わない。
次に、支持部材40の底面41に接着剤46を塗布する(ステップ1604)。接着剤46の材質は限定されないが、その後の現像、温水処理で剥離しないことが必要である。次に、支持部材40を現像済みの樹脂20の上面20aに位置決め後に取り付けて構造体1Aを形成する(ステップ1606)。上面20aは温水溶融シート10が取り付けられる下面20bの反対側の面である。構造体1Aは、温水溶融シート10が光反応性樹脂20の下面20bに固定され、支持部材40が光反応性樹脂20の上面20aに固定されている。図5(b)は位置決め後の状態を示す概略断面図である。開口部44の中心線Cと貫通孔23の中心線Cが中心線Cとして一致する。また、各支柱42は硬化した光反応性樹脂25の中央に位置決めされる。図5(c)は支持部材40が上面20aに接着された光反応性樹脂20と温水溶融シート10の概略断面図である。
その後、ステップ1500が行われ、図5(d)に示すように、支持部材40が取り付けられた構造体2Aを得る。構造体2Aは、支持部材40が光反応性樹脂20の上面20aに接着剤46を介して固定されている。
以下、図6を参照してステップ1600の詳細の変形例について説明する。ここで、図6は図4に示すステップ1600のフローチャートである。図6では、支持部材40の作成と取り付けを同一ステップで行う。
まず、金型50に現像後の光反応性樹脂20と温水溶融シート10を取り付ける(ステップ1612)。金型50は光反応性樹脂20の上面20aに取り付ける。図7(a)は、金型50を型締めしたキャビティ内の状態を示している。金型50は流路54、56及び58を有する。流路54は支持部材40の形状を規定する。流路56は、流路54に対応して設けられ、先細になっており、流路54と56の間で樹脂60は分離される。流路54と56の間で金型50は上型と下型に分離されてもよい。各流路56に共通に流路58が接続されており、流路58は流路56に熱可塑性樹脂60を供給する。熱可塑性樹脂は、ポリカーボネートやポリエーテルイミドなど特に制限されず、金属元素や有機物質が添加されていてもよい。
次に、型締め後に熱可塑性樹脂60を金型50内に導入する(ステップ1614)。このように、本実施例では射出成形によって図示しない供給源から温度制御された熱可塑性樹脂60を金型50の流路58から導入する。射出成形装置には当業界で周知の構造を使用することができる。射出成形によって支持部材40を高精度に作成することができる。また、熱可塑性樹脂60は、導入と同時に光反応性樹脂60と一体化するので、図5(b)に示す接着剤46は不要である。
次に、型開き後に図7(b)に示すような構造体1Bを得る(ステップ1616)。構造体1Bは、温水溶融シート10が光反応性樹脂20の下面20bに固定され、支持部材40が光反応性樹脂20の上面20aに取り付けられている。但し、構造体1Aと異なり、支持部材40と光反応性樹脂20の上面20aとの間に接着剤46は有しない。支持部材40の形状や寸法は構造体1Aと同様である。
その後、ステップ1500が行われ、図7(c)に示すように、支持部材40が取り付けられた構造体2Bを得る。構造体2Bは、支持部材40が光反応性樹脂20の上面20aに固定されている。但し、構造体2Aと異なり、支持部材40と光反応性樹脂20の上面20aとの間に接着剤46は有しない。
構造体2A及び2Bが使用される場合もあるが、構造体2A及び2Bを一又は複数に切断した構造体を使用する場合もある。以下、図8乃至図9(c)を参照して、かかる実施例について説明する。図8は図3の製造方法の変形例のフローチャートであり、ステップ1600と1500の間にステップ1700が設けられている点で図3と相違する。
図8を参照するに、ステップ1600に続いて、構造体1A又は1Bを切断する(ステップ1700)。切断には、図9(a)に示すように、ダイシングブレード70を使用する。ダイシングブレード70は、回転部71と、回転部71に固定されたブレード72とを有し、構造体1Bを個片に切断する。図9(a)に示す構造体1Bは構造体1Aでもよい。各個片は、図9(b)に示すように、温水溶融シート10と一の貫通孔23を有する光反応性樹脂20と支持部材40から構成される構造体1Cである。
ダイシングブレード70で構造体1Bを切断する際に温水溶融シート10の裏面10b側をダイシングブレード70側に向ける。ブレード72は支持部材40の各支柱42の中心線Dに沿って構造体1Bを切断する。また、給水部74から冷却水(クーラント)75がブレード72の切断位置に供給される。切断時に温水溶融シート10が支柱42内への切り屑の侵入を防止する。
図9(b)に示す構造体1Cは、その後直ちにステップ1500を経て図9(c)に示す構造体2Cとなってもよい。構造体2Cは、支持部材40が光反応性樹脂20に固定されている。しかし、構造体2Cがその後に梱包、輸送、開梱を経る場合には、構造体1Cの状態でこれらの各工程を経てその後デバイス利用の直前にステップ1500を行うことが好ましい。これにより、これらの各工程で温水溶融シート10が支柱42内へのゴミの侵入を防止する。
図1に示す製造方法では温水溶融シート10を露光終了まで支持構造体に支持した方が取り扱い上便宜である。以下、図10を参照して、かかる実施例について説明する。ここで、図10は、図1の製造方法の変形例を説明するフローチャートであり、ステップ1100と1200の間にステップ1800が設けられ、ステップ1300と1400の間にステップ1900が設けられている点で図1の製造方法と相違する。図10を参照するに、ステップ1100に続いて、温水溶融シート10を支持する(ステップ1800)。
以下、図11乃至図14(g)を参照してステップ1800の詳細について説明する。ここで、図11はステップ1800の詳細を示すフローチャートである。
まず、ベース基板80を作成する(ステップ1802)。ベース基板80は、ある実施例では、図13(a)に示すように、溝82が表面80aに形成された樹脂やガラス製の平板であり、上から見ると矩形形状を有する。溝82は構造体2の外形よりも大きな矩形形状を有し、露光領域外に設けられる。本実施例では熱可塑性樹脂を使用して射出成形によってベース基板80を作成する。別の実施例では、ベース基板80は、図14(a)に示すように、ベース基板80に段差81を設けたベース基板80Aに置換される。段差81を構成する平板は露光領域をカバーする。段差81は、周囲の平坦部よりも高さが高くなっている。
次に、両面テープ83を利用して温水溶融シート10をベース基板80に位置決めした後で貼り付ける(ステップ1804)。
ある実施例では、図13(a)に示すように、位置決め後に温水溶融シート10をベース基板80の表面80aで折り曲げて両面テープ83で温水溶融シート10の端部11をベース基板80の裏面80bに貼り付ける。これによって、ベース基板80の表面80a側において温水溶融シート10の平坦度を維持することができる。ここで、図13(a)は温水溶融シート10をベース基板80に対して位置決めした状態を示す概略断面図である。
別の実施例では、ベース基板80Aは、図14(a)に示すように、位置決め後に温水溶融シート10をベース基板80Aの表面80aの溝82の外側の端部に両面テープ83で温水溶融シート10の端部11を貼り付ける。即ち、接着部は露光領域の外側の高さが低い外周部に形成される。ここで、図14(a)は温水溶融シート10をベース基板80Aに対して位置決めした状態を示す概略断面図であり、図14(b)は温水溶融シート10をベース基板80Aに貼り付けた状態を示す概略断面図である。
次に、光反応性樹脂20を温水溶融シート10上に塗布する(ステップ1200)。図13(b)及び図14(c)はこの状態の概略断面図である。光反応性樹脂20を温水溶融シート10上に塗布する範囲は溝82よりも内側の範囲である。特に、図14(c)において、外周部が中央の露光領域よりも低いためにこの状態で光反応性樹脂20をスピンコート法によってコートする場合に安定した膜厚を確保することができる。
次に、マスク30のパターン32を光反応性樹脂20に露光する(ステップ1300)。図13(c)及び図14(d)は露光中の状態を示す概略断面図である。
次に、温水溶融シート10の支持を解除する(ステップ1900)。図12に示すように、本実施例では溝82に沿ってカッター84で温水溶融シート10を切断し、ベース基板80から分離する(ステップ1902)。図13(d)及び図14(e)は切断中の様子を示す概略断面図である。図13(d)に示す方法は、特に多角形の外形形状の基板を使用しての露光処理に有効である。
次に、現像及び洗浄が行われる(ステップ1400)。この結果、図13(e)及び図14(f)に示すように、図2(d)と同様の構造体1が得られる。次に、温水処理が行われる(ステップ1500)。これにより、図13(f)及び図14(g)に示すように、図2(e)と同様の構造体2が得られる。
以下、図15乃至図17(f)を参照して、図11に示すステップ1800の詳細及び図12に示すステップ1900の詳細の変形例について説明する。図15は、図11に示すステップ1800の詳細の変形例を説明するためのフローチャートである。図16は、図12に示すステップ1900の詳細の変形例を説明するためのフローチャートである。
まず、支持構造体85を作成する(ステップ1812)。支持構造体85は、収納箱86に多孔部材87を装着したものである。収納箱86は、例えば、アルミニウムから構成され、円筒又はほぼ直方体形状を有する。収納箱86は、段差86aと、排気孔86cとを有する。段差86aは収納箱86の内面から内部に突出し、収納箱86の底面86dから同じ高さで収納箱86の内周に沿って形成される。段差86aは多孔部材87を支持する部分で多孔部材87が装着されると、多孔部材87の裏面87bと底面86dとの間には排気空間86bが形成される。排気空間86bは、排気孔86cに接続され、排気孔86cは配管88とバルブ89を介して図示しない真空ポンプに接続されている。この結果、排気空間86bは排気孔86cを介して真空引きされる。排気空間86bは、温水溶融シート10を支持するときに減圧環境に維持される。多孔部材87は、例えば、セラミックから構成され、円筒又はほぼ直方体形状を有する。多孔部材87の表面87aと収納箱86の上面86eとは面一になっている。排気空間86bが減圧環境になると多孔部材87の表面87aは吸引を開始する。
次に、温水溶融シート10を支持構造体85上に位置決め及び載置する(ステップ1814)。このときの温水溶融シート10の寸法は、図13(d)及び図14(e)で切断された後の温水溶融シート10の寸法に対応する。位置決め及び載置では、バルブ89を閉弁し、排気空間86bは大気圧であり、従って、温水溶融シート10は支持構造体85の多孔部材87の表面87aと収納箱86の上面86eに載るだけで固定されていない。図17(a)は、位置決め状態の温水溶融シート10と支持構造体85を示す概略断面図である。
次に、真空引きを開始する(ステップ1816)。真空引きでは、バルブ89を開弁し、排気空間86bは減圧環境であり、従って、温水溶融シート10は支持構造体85の多孔部材87の表面87aに吸引されて固定される。図17(b)は、真空引き後に温水溶融シート10が支持構造体85に固定された状態を示す概略断面図である。
次に、真空引きを継続した状態で光反応性樹脂20を温水溶融シート10上に塗布する(ステップ1200)。図17(c)はこの状態の概略断面図である。次に、真空引きを継続した状態でマスク30のパターン32を光反応性樹脂20に露光する(ステップ1300)。図17(d)は露光中の状態を示す概略断面図である。
次に、温水溶融シート10の支持を解除する(ステップ1900)。本実施例では真空引きを停止し、温水溶融シート10を支持構造体85から分離する(ステップ1912)。図17(e)は分離後の状態を示す概略断面図である。図13(d)及び図14(e)に示すカッター84による切断作業が不要となるために作業性が向上する。
次に、現像及び洗浄が行われる(ステップ1400)。この結果、図2(d)と同様の構造体1が得られる。次に、温水処理が行われる(ステップ1500)。これにより、図17(f)に示すように、図2(e)と同様の構造体2が得られる。
図1に示すステップ1300は、露光によりパターン転写を行うが、別の実施例では、ナノインプリントによりパターン転写を行う。この場合、マスク30は凹凸パターン36を形成したモールド35に置換される。以下、図18及び図19(e)を参照して、かかる実施例について説明する。図18は、かかる実施例の製造方法のフローチャートである。
まず、温水溶融シート10を作成する(ステップ1100)。次に、図2(a)と同様に、図19(a)に示すように、温水溶融シート10上に光反応性樹脂20を塗布する(ステップ1200)。次に、モールド35のパターンを光反応性樹脂20にナノインプリントにより転写する(ステップ1350)。具体的には、図19(b)に示すように、図示しないナノインプリント装置に温水溶融シート10及び光反応性樹脂20を搭載して加圧板38に搭載されたモールド35と位置決めする。次に、図19(c)に示すように、加圧板38を介してモールド35を光反応性樹脂20に加圧した状態で紫外線を照射する。加圧板38とモールド35は石英などの光透過材料から構成され、加圧板38とモールド35を介して紫外線を光反応性樹脂20に照射して硬化させる。その後、モールド35と光反応性樹脂20から離型する。図19(d)は、離型後の光反応性樹脂20と温水溶融シート10の構造体1Dを示す概略断面図である。次に、温水処理により温水溶融シート10を溶解して図19(e)に示す構造体2Dを取得する(ステップ1500)。
以下、図20乃至図21(c)を参照して、光造形に温水溶融シート10を適用した実施例を説明する。ここで、図20は、かかる実施例の製造方法のフローチャートである。図21(a)は、光造形装置の概略断面図である。まず、ステップ1100と同様に、温水溶融シート10を作成する(ステップ2100)。次に、温水溶融シート10を光造形装置100のエレベータ130のテーブル136に搭載して浸漬する(ステップ2200)。
光造形装置100は、光源110と、スキャナ120と、エレベータ130と、タンク140と、制御部150とを有する。光源110は、KrFエキシマレーザーなどの紫外線レーザから構成される。スキャナ120は、レンズやミラーからなる光学系122を含み、光源110からのレーザ光Lを案内すると共にXY平面内で走査する。エレベータ130は、支柱132と、支柱132に沿ってZ方向に上下移動するL字形状のアーム134と、アーム134に取り付けられたテーブル136とを有する。テーブル136の上面137には温水溶融シート10が載置される。タンク140は、箱型形状を有して光反応性樹脂(光硬化性樹脂)20を収納し、光透過材料から構成された蓋142を有する。本実施例の光造形用の光硬化性樹脂としてはTSR820を使用することができる。制御部150は、造形対象の情報に基づいて光源110、スキャナ120とエレベータ130の動作を制御する。なお、光造形装置100は当業界で周知の構成を適用することができるので、詳しい説明は省略する。
次に、制御部150はレーザ光Lを走査すると共にエレベータ130を降下して光造形を開始する(ステップ2300)。具体的には、まず、三次元モデルが幾層もの断面にスライスされ、等高線データに変換される。次いで、制御部150は、等高線データに基いてスキャナ120を制御する。これにより、レーザ光Lがタンク140内の光硬化性樹脂20の表面を蓋142を介して走査して断面形状を描く。レーザ光Lが照射された部分は硬化してテーブル136上に一層分の断面体が形成される。次に、制御部150はエレベータ130のアーム134を一層分ずつ下降させ連続的に幾層もの薄い断面体を積層する。この結果、三次元モデルに対応した三次元造形物を形成する。この繰り返しによって三次元造形物4を形成する。光造形後に制御部150は光源110のレーザ光Lの照射を停止する(ステップ2400)。
その後、制御部150は、アーム134を引き上げて三次元造形物4と温水溶融シート10光造形装置100を取り出す。図21(b)は、造形後に光造形装置から取り出した三次元造形物と温水溶融シート10の概略断面図である。
次に、温水処理により温水溶融シート10を溶解する。この結果、図21(c)に示すような、三次元造形物4が得られる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で様々な変形及び変更が可能である。
本発明の一実施例としての構造体の製造方法のフローチャートである。 図2(a)乃至図2(e)は、図1に示す製造方法の各工程の概略断面図である。 本発明の別の実施例としての構造体の製造方法のフローチャートである。 図3に示すステップ1600の一例を説明するフローチャートである。 図5(a)乃至図5(d)は、図3に示す製造方法の各工程を表す図である。 図3に示すステップ1600の別の例を説明するフローチャートである。 図7(a)乃至図7(c)は、図6に示す製造方法の各工程を表す図である。 本発明の更に別の実施例としての構造体の製造方法のフローチャートである。 図9(a)乃至図9(c)は、図8に示すステップ1700を説明する概略断面図である。 本発明の更に別の実施例としての構造体の製造方法のフローチャートである。 図10に示すステップ1800の詳細の一例を説明するフローチャートである。 図10に示すステップ1900の詳細の一例を説明するフローチャートである。 図10に示す各工程に対応した一例の概略断面図である。 図10に示す各工程に対応した別の例の概略断面図である。 図11に示すステップ1800の詳細の別の例を説明するフローチャートである。 図12に示すステップ1900の詳細の別の例を説明するフローチャートである。 図17(a)乃至図17(f)は、図14及び図15に示す各工程に対応した一例の概略断面図である。 本発明の更に別の実施例としての構造体の製造方法のフローチャートである。 図19(a)乃至図19(e)は、図18に示す製造方法の各工程の概略断面図である。 本発明の更に別の実施例としての構造体の製造方法のフローチャートである。 図21(a)乃至図21(c)は、図20に示す製造方法を説明するための概略断面図である。
符号の説明
1、2A、2B、3A、3B、4 構造体
10 温水溶融シート(シート状部材)
20 光反応性樹脂
23 貫通孔
30 マスク
32 パターン
40 支持部材
50 金型
60 熱可塑性樹脂
70 ダイシングブレード
80 ベース基板
100 光造形装置

Claims (13)

  1. 光反応性樹脂からなる構造体を製造する方法であって、
    液体状の前記光反応性樹脂が塗布されたシート状部材の前記光反応性樹脂にマスクのパターンを露光し、露光後の前記光反応性樹脂と前記シート状部材を現像し、現像後の前記光反応性樹脂と前記シート状部材を50℃以上の温水で処理して前記シート状部材を溶解することを特徴とする方法。
  2. 光反応性樹脂からなる構造体を製造する方法であって、
    液体状の光反応性樹脂が塗布されたシート状部材の前記光反応性樹脂にモールドの凹凸パターンをナノインプリントによって転写し、転写後の前記光反応性樹脂と前記シート状部材を50℃以上の温水で処理して前記シート状部材を溶解することを特徴とする方法。
  3. 前記シート状部材は寒天又はポリビニールアルコール樹脂から構成されることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 現像後の前記光反応性樹脂と前記シート状部材の前記光反応性樹脂の上に前記光反応性樹脂を支持する支持部材を固定し、前記支持部材が固定された前記光反応性樹脂と前記シート状部材を前記温水で処理することを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 現像後の前記光反応性樹脂と前記シート状部材の前記光反応性樹脂の上に前記支持部材に対応する流路を有する金型を取り付け、前記支持部材を構成する樹脂を射出成形で前記金型内に導入して前記支持部材を前記光反応性樹脂の上に固定することを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記支持部材が固定された前記光反応性樹脂とシート状部材の前記シート状部材をブレード側に向けて前記ブレードにより前記シート状部材と前記光反応性樹脂と前記支持部材を切断することを特徴とする請求項4記載の方法。
  7. 前記シート状部材を、露光前に溝を有するベース基板に両面テープを用いて貼り付け、現像前に前記溝に沿って前記シート状部材を切断して前記ベース基板から分離することを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  8. 前記ベース基板は前記シート状部材と前記光反応性樹脂が固定される面に露光領域が前記両面テープによる接着領域よりも高くなるような段差を有し、前記光反応性樹脂をスピンコート法によって前記シート状部材に塗布することを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 露光前に前記シート状部材を多孔部材の表面に載置し、前記多孔部材の裏面側から前記多孔部材を真空引きすることによって前記シート状部材を前記多孔部材の前記表面に固定し、現像前に真空引きを解除して前記シート状部材を前記多孔部材の前記表面から分離することを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  10. 光反応性樹脂からなる構造体を製造する方法であって、
    光反応性樹脂の液体中にシート状部材を配置し、光源からの光を前記液体に照射及び走査して前記シート状部材上に前記光反応性樹脂の造形物を作成し、前記シート状部材を降下させながら前記光反応性樹脂の三次元造形物を形成し、前記三次元造形物とシート状部材を温水で処理して前記シート状部材を溶解することを特徴とする方法。
  11. 所定の温度で溶解する溶解性部材からなる溶解性シート上に、光反応性樹脂を塗布する工程と、
    前記光反応性樹脂を露光する工程と、
    露光後の光反応性樹脂を現像する工程と、
    前記現像後に、所定温度の温水により前記溶解性シートを溶解する工程と、を有することを特徴とする、光反応性樹脂を有する部材の製造方法。
  12. 前記溶解性シートは寒天又はポリビニールアルコール樹脂から構成されることを特徴とする請求項11記載の製造方法。
  13. 所定の温度で溶解する溶解性部材からなる溶解性シート上に、光反応性樹脂を塗布する工程と、
    前記光反応性樹脂に対して凹凸パターンを転写する工程と、
    前記凹凸パターンの転写後に、所定温度の温水により前記溶解性シートを溶解する工程と、を有することを特徴とする、光反応性樹脂を有する部材の製造方法。
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