JP2008224631A - 鉄道レール締結ボルト緩み検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軌道確認車などの床下に配置され走行中にレール締結ボルトの緩み具合を検査する装置であって、締結ボルトの位置変動や車両の揺れがあっても検査が可能な鉄道レール締結ボルト緩み検査装置を提供する。
【解決手段】 ラインセンサ1がレール踏面41とレールを挟んだ1対の締結ボルトの頂面42が視野に入るように配置され、複数のスポットレーザ投光器2とラインセンサ1の検出軸とがひとつの平面内に来るように、かつスポットレーザのひとつがレール踏面で反射し、他のスポットレーザは測定時に1対の締結ボルトのそれぞれの頂面で少なくともひとつは反射するような位置に配置される。スポットレーザ投光器2を順次切り換えて励起し、点灯切り換えごとにラインセンサ1から得られるレーザ光反射位置に基づき、締結ボルトの頂面42の高さから締結ボルトの緩みを検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄道におけるレール締結ボルトの緩み具合を自動的に検知する鉄道レール締結ボルト緩み検査装置に関し、特に軌道確認車に搭載して高速走行しながら締結ボルトの緩みを検査することができる鉄道レール締結ボルト緩み検査装置に関する。
鉄道におけるレール締結装置は、レール基部の両側から板バネの先端部で押さえ込んでレールを固定する。板バネは、中央部を締結ボルトで枕木上に圧着して押力を確保する。したがって、レール締結ボルトに緩みが生じると板バネの先端部がレール基部から浮き上がり、レールが横ずれを起こしたり、レールの高さを調整するレールパッドが外れたりして、大きな事故に繋がるおそれが生じる。このため、締結ボルトの緩みを定期的に検査する必要がある。
締結ボルトの緩み検査は、通常列車運行が少ない夜間に目視やハンマ打撃音の観察により行われるため、多数の熟練保守作業員が必要であり、また人力によるため見落とす可能性があった。
新幹線では、毎朝、各区に軌道確認車を走らせてレールや架線に異常がないことを確認してから、始発列車の運転をしている。
軌道確認車に鉄道レール締結ボルト緩み検査装置を搭載して、ボルト緩みを監視できれば便利である。また、自動的な検査装置を用いて日頃からレールの状態を把握しておけば、予防保全にも役立つ。
特許文献1には、軌道確認車の床下に締結ボルトの高さを測定する装置を設置してレール締結ボルト緩みについて連続検査する方法が開示されている。
特許文献1に開示されたレール締結ボルト緩み検知装置は、レーザ式変位計によってレール頭頂面までの距離を測定するレールセンサーとレーザ式変位計によってレールを挟んだ締結ボルトの頭部までの距離を測定する1対のボルトセンサーとを配置し、ボルトセンサーとレールセンサーの測定値の差からボルトの緩みを検知するものである。緩みを発見した場合は、直近の機会に増し締めをするなど保全作業に反映して対処することができる。
軌道確認車は110km/hr程度の高速度運行をするため、車両は上下運動をする。したがって、締結ボルト頭部までの距離が運行中に激しく変化し、距離計を使った場合は正確な測定が難しい。
特許文献1の発明は、ボルト頭部の高さをレール頭頂部を基準として算定することによって、正確にボルトの緩みを評価しようとしたものである。
しかし、新幹線用の軌道確認車は110km/hrで走行するので、車両が揺れて水平方向に測定位置が変動することは避けられない。また、レールを抑える板バネには複数の形式があり、板バネの種類が異なれば締結ボルトの位置が変化する。車両の揺れや締結装置の種類の差異により、車体とボルト位置の関係は水平方向について±30mm程度変動する。したがって、計測対象を確実にとらえるためには、計測範囲に±30mmの余裕が必要となる。
特許文献1に開示されたレール締結ボルト緩み検知装置では、ボルトの直上に設けたレーザ式変位計の測定位置が軌道確認車の走行中にボルトの頭部から外れる場合も多い。また、締結装置の種類によるボルト位置が変動してレーザ変位計の測定範囲から外れる場合がある。
このような変動や偏差に対応できるセンサとして、レーザを機械的にスキャンする方法や、スリット光による光切断計測で広範囲に監視する方法が考えられるが、これらの方法では情報処理が複雑になるため高速走行中に計測を完了させる簡便な装置を得ることができない。
特開平9−315304号公報
本発明が解決しようとする課題は、軌道確認車などの床下に配置され走行中にレール締結ボルトの緩み具合を検査する装置であって、締結ボルトの位置変動や車両の揺れがあっても検査が可能な鉄道レール締結ボルト緩み検査装置を提供することである。
本発明の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置は、上記課題を解決するため、ラインセンサと複数のスポットレーザ投光器とレーザ点灯回路と画像入力回路と判定回路を備えた装置である。ここで、ラインセンサはレール踏面とレールを挟んだ1対の締結ボルトの頂面が視野に入るように配置され、複数のスポットレーザ投光器とラインセンサの検出軸とが一平面内に来るように配設され、スポットレーザ投光器のひとつが放射レーザ光がレール踏面で反射し、他のスポットレーザ投光器は測定時に1対の締結ボルトのそれぞれの頂面で放射レーザ光が少なくともひとつは反射するような位置に配置される。また、レーザ点灯回路はスポットレーザ投光器を順次切り換えて励起し、画像入力回路はレーザ点灯切り換えごとにラインセンサからレーザ光反射位置を示す画像を入力し、判定回路は入力された画像のレーザ光反射位置により求めた締結ボルトの頂面の高さとレール踏面の高さに基づいて締結ボルトの緩みを検出し、結果を提示するようになっている。
本発明の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置は、ラインセンサの検出軸と一平面内に来るように配設された複数のスポットレーザ投光器から放射されたスポットレーザが軌道床に当たって反射する位置をラインセンサで撮影する。
ラインセンサの映像中の反射位置とスポットレーザの照射方向に基づき、三角測量の原理を用いて反射面の高さを求めることができる。車両が上下動することによりラインセンサと反射面の距離が変化して測定値が変化するが、レール踏面の高さを基準として反射面の高さを求めることにより、車両の上下動の影響を除去した絶対的な値を得ることができる。
ひとつのスポットレーザ投光器がその放射レーザ光がレール踏面で反射するような位置に配設されている。レール踏面は幅が大きいので、多少の揺らぎがあっても必ずスポットレーザが当たって反射する。したがってレール踏面照射用スポットレーザ投光器を点灯した直後に取得するラインセンサ映像にはレール踏面におけるスポットレーザ反射位置が必ず写し込まれていることになる。
そこで、本発明では1個のボルトに対して複数のスポットレーザ投光器を使用して、計測範囲を広げている。たとえば、レールの片側における締結ボルトのために3個のスポットレーザ投光器を使い、レーザビーム同士の水平距離が30mm間隔になるように並置すれば、締結ボルトの頂面にはいつでも1個以上の反射光が観察できるようになる。ボルト頭部の径は35mmあるので、反射スポットが2カ所観察できる場合も出現する。
このように、ボルト用のスポットレーザ投光器は測定時にレールを挟んだ1対の締結ボルトのそれぞれの頂面で放射レーザ光が少なくともひとつは反射するような位置に配置されるため、締結ボルトが存在するときには、ボルト頂面における反射光が1個は必ず捕らえられる。
スポットレーザ投光器の位置とスポットレーザ反射位置から三角測量の要領で、レール踏面の高さとボルト頂面の高さを算定する。レール踏面高さを基準としてボルト頂面の高さとの差を算出すると、車両が上下動していても締結ボルトの頭部高さを正確に得ることができる。この値に基づいて、ボルトの緩みを評価する。
頂面高さは、測定の度に三角測量計算を行って求める代わりに、それぞれのスポットレーザ投光器毎に頂面高さと反射点を捕らえるラインセンサの画素位置の関係を予め校正しておくことにより、反射点を捕らえた画素の位置から直接に頂面高さを得ることができる。
全てのスポットレーザ投光器が同時にレーザ放射をすれば、ラインセンサで取得した画面中に現れる反射位置が輻輳してそれぞれの反射位置がどの投光器によるものであるかを判定することが困難になる。
そこで、本発明では、レーザ点灯回路でスポットレーザ投光器を順次切り換えて点灯することにより、映像中に現れるレーザスポットを制限する。また、点灯タイミングと同期してラインセンサの映像出力を取得することにより、点灯した投光器によるレーザ光反射位置だけしか写っていない画像を得ることができる。点灯タイミングを参照すれば、取得した画像中のレーザスポットを照射したスポットレーザ投光器を特定することができる。
レーザ点灯回路は、レール踏面にレーザを投射するスポットレーザ投光器の点灯を区切りとした周期的な駆動シーケンスによりスポットレーザ投光器を点灯することが好ましい。
レール踏面にレーザ投射する投光器を点灯するときは、レール踏面用の投光器のみを点灯しても良いし、特定のボルト用投光器と一緒に点灯しても良い。いずれの場合も、反射スポット光の数が異なることから、このタイミングを判定することができる。
なお、ボルト用の投光器では、レールを挟んで配置される2つのボルトの間で混同を起こすおそれが少ないので、1個の点灯タイミングでレールを挟んだ2個ずつの投光器を点灯させることができる。
また、判定回路は、締結ボルトの頂面の高さをレール踏面の高さとの差の最小値に基づいて、緩みの有無を判定するようにすることができる。
レールの近傍には通常締結ボルト以上の高さを持つものは存在しない。したがって、簡単には、検出された測定値のうちの最大値によってボルト頂面高さと判断することができる。
なお、点灯指令パルスの間隔は、スポットレーザ投光器点灯、ラインセンサ画像取得、画像解析、判定の工程を含めて、約30kHzとすることができる。このパルスレートでは、110km/hrの車速において、1mm間隔で測定ができる。ボルト用スポットレーザ投光器をレールを挟んで3個ずつ設けて順次点灯する構成では、3mm間隔で高さデータを収集することになる。
新幹線におけるレール締結ボルトは通常約600mm程度の間隔で設置されるため、多くの測定タイミングではボルトを検知しないが、ボルトが存在する位置においては確実に締結ボルトの頂面高さを測定することができる。
なお、本発明の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置は、レール毎に必要なため車両の両側にそれぞれ設けて使用する。
以下、図面を用いて、本発明の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置の最良の形態を詳細に説明する。
図1は本実施例の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置のセンサ部分のブロック図、図2は本実施例の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置の測定回路部分のブロック図、図3は検査装置のセンサ部分の底面図、図4は本実施例の頂面高さ測定原理を説明する線図、図5は本実施例における点灯スケジュールの例を示す表、図6は測定時の信号変化を示すタイムチャート、図7は本実施例における点灯スケジュールの別の例を示す表である。
図1は、本実施例の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置のセンサ部分がレール締結ボルトに対向して緩み検査をしているところを表したブロック図、図2は測定回路部分のブロック図である。
本実施例の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置は、図1に示す、板バネの中央部を締結ボルトで枕木上に圧着し、板バネの先端部でレールの基部を押さえ込むようにしたレール締結装置を対象として、締結ボルトの緩みを検出する装置である。
図1に示すように、本実施例の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置のセンサ部分はラインセンサ1とスポットレーザ投光器2で構成され、測定対象との間に複層ガラス31を備えた保護筐体3に収納されている。複層ガラス31は、二重ガラス構造をもって内部と外気を遮断するもので、センサ部分に異物が侵入したり衝突したりすることを防ぎ、内外の温度差でガラスに結露して不透明になることを防ぐ効果がある。
図3は、センサ部分の底面図である。
保護筐体3の中央に配置された1個のラインセンサ1で全ての反射光を観測するため、スポットレーザ投光器2はラインセンサ1のセンサ軸上に並ぶように配設される。また、スポットレーザ投光器2は、レーザ光線が内側に傾くように斜めに設置される。
保護筐体3は図示しない軌道確認車の左右の床下にそれぞれ1式ずつレール部分に対向して配置され、ラインセンサ1の視野がレール踏面41を中心としてレールの両側に配置される締結ボルトの頂面42を包含するように固定される。
レールは、図に示すように、枕木43の上に締結ボルトで圧着される板バネ44の先端部で基部を押さえることにより固定されている。
ラインセンサ1は、たとえば1024画素の光学セルを有する1次元CCDカメラで、たとえば31kHzのパルスで駆動され、1パルス毎に1フレームの1次元映像を出力する。
スポットレーザ投光器2には、レール踏面41を照射するレール用投光器L0と、締結ボルト頂面42を照射するためのボルト用投光器L1,L2,・・・,L6がある。ボルト用投光器は、レールを挟んで対照的に配置される2群に分かれ、たとえば図に示すように、それぞれ3個の投光器L1,L2,L3;L4,L5,L6が用いられる。
締結ボルトの緩みは、ボルト頂面42の高さを測定することにより判定される。ボルト頂面42の高さは、ターゲットとなるボルト頂面を捕らえたスポットレーザ投光器1からのレーザ光が頂面上で反射して形成する光点をラインセンサ1で検出した結果を用いて、三角測量の原理で算出することができる。
ボルト用投光器が3個ずつ組み合わされているのは、車体が左右に揺れてスポットレーザがターゲットから外れても、他のスポットレーザがターゲットを捕らえて測定ができるようにするためである。したがって、組合せ数は3個に限られないことはいうまでもない。
110km/hrで走行する軌道確認車は、車両の揺れにより測定位置が水平方向に変化する。また、締結装置の種類によりボルト位置も変動する。これらの変動幅は合わせて±30mm程度になる。したがって、これら変動に拘わらず締結ボルトを見落とさないようにするためには、計測範囲に±30mmの余裕が必要になる。
そこで、軌道確認車搭載用の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置では、互いに平行な光路を持つスポットレーザ投光器を水平方向に約30mmずつずらして配置するようにしてある。
また、レール用投光器は、レール締結ボルトの緩みを検知するときの基準高さとなるレール踏面までの距離を計測するために使用される。レール踏面の測定値を基準値としてレール締結ボルトの頂面高さを算定することにより、車両の上下動の影響を相殺して絶対的な高さを知ることができる。
図4は、ボルト頂面高さの測定原理を説明する線図である。
スポットレーザ投光器2の先端Lから放射されるスポットレーザは、物の表面に当たって反射する。スポットレーザの照射点Rで反射した光はラインセンサ1の光学中心Cを通過してCCDセンサ11に捕捉され、反射光の入射角によって決まる位置にある光学セルDに光が蓄積される。なお、スポットレーザ投光器2はCCDセンサ11の光学軸の方向に配置されるものとする。図では、ラインセンサSの内部にあるCCDセンサ11を物体の外側の対応位置に等価的に拡大した写像12として表示した。
ラインセンサ1の光学中心Cとスポットレーザ投光器の先端位置Lの位置関係が固定しており、スポットレーザの照射方向が確定しているので、スポットレーザ反射位置Rのレーザスポットが投影されるCCDセンサ11の光学セルDの位置とスポットレーザが反射した物体表面と光学中心Cの距離Hの関係は一義的に決まる。
たとえば、図4に示したように、スポットレーザが枕木表面45に当たっているときの反射位置Rが投影する光学セルDに対して、光路中に締結ボルトが入って締結ボルト頂面42にできた反射点R’の投影される光学セルD’はより外側に寄ることになる。
このように、反射点Rまでの距離Hは、反射点Rを捕らえた光学セルDの位置に対応するので、ラインセンサ1の出力から直ちに得ることができる。
反射点Rまでの距離Hと光学セルDの位置の関係は、演算によって求めることができるが、スポットレーザ投光器2の設置位置やレーザ光投射方向によっても変化しまた複雑な演算が必要なので、各スポットレーザ投光器毎に実地に試験することによりキャリブレーションして決定しておいてもよい。
キャリブレーションの結果は、スポットレーザ投光器毎に決まる光学セルの位置と反射面の高さの対応表として計測装置に格納され、測定結果から反射面までの距離を求めるときに利用される。
こうして反射点Rまでの距離Hを知ると、レール踏面41までの距離との差Δhを求めることにより反射点Rの絶対的な高さを算出することができる。
ただし、7個のスポットレーザ投光器2による反射光が一度にラインセンサ1に入射すると、反射光に対応する投光器を特定することが難しくなる。そこで、ラインセンサ1で1フレーム撮影する間に、レールを挟む左右の締結装置に対してそれぞれ1個のスポットレーザ投光器しか点灯しないようにシーケンスを組んで、反射光位置と投光器の対応が簡単にとれるようにしてある。
レール踏面41に照射するスポットレーザは3個のスポットレーザ投光器2を1巡するたびに1回点灯してレール踏面41までの距離を測定し、締結ボルト頂面42の高さを算定するときの基準とする。
図5は、スポットレーザ投光器2の点灯スケジュール例を説明する図表、図6は観測時における信号のタイミングチャートである。
第1のフレームはレールの測定Cを行うフレームで、レール用投光器L0を点灯してレール踏面41における反射点が写り込んだCCDセル位置情報に基づいてラインセンサ1からレール踏面41までの距離を求める。
フレームはラインセンサ1の駆動パルスPにより規定される。
第2のフレームでは、左右それぞれの締結装置Bl,Brについて、初めのボルト用投光器L1,L6を点灯して、反射点を写したCCDセルの位置情報に基づいてラインセンサ1から反射点までの距離を求める。さらに、先に求めたレール踏面までの距離を差し引いて、反射点の高さを算定する。
第3のフレームでは、同じく2番目のボルト用投光器L2,L5を点灯して、反射点までの距離を求め、レール踏面を基準とした反射点の高さを算定する。また第4のフレームでは、最後のボルト用投光器L3,L4により、その反射点までの距離を求め、レール踏面を基準とした反射点の高さを算定する。
第4フレームで、再び初めに戻り、レール用投光器L0を点灯してレール踏面までの距離を求める。
以下、同じ工程を繰り返して、締結装置がある位置における反射点高さを測定する。
締結ボルトが存在する場所であっても、3個のボルト用投光器2が全てボルト頂面42を捕捉することにはならない。そこで、得られた3個のデータから最も高い値をボルト頂面の高さとして採用する。
さらに、得られたボルト頂面高さデータに基づき、通常値と比較して予め定めた基準値(たとえば、5mm)より高くなっているボルトが見つかったときに、このボルトに緩みが生じたと判断してボルトの位置情報と一緒に報知する。
位置情報は、軌道確認車の車輪に設置されたキロ程測定器を利用して得ることができる。
保全作業員は、緩みの生じたボルトの位置情報を得て早期に増し締めなどの措置をとることにより予防保全をすることができる。
なお、図7に表したように、レール踏面41を検出するための投光器L0の点灯を、ボルト用投光器の点灯と同時にすることにより、測定周期を短くしてより密度の高い測定を行うことができる。初めのフレームには3個の光点が写し込まれることになるが、相互に区別することは可能である。
また、新幹線の枕木はほぼ600mmごとに設けられていて、レール締結ボルトも枕木毎にしか存在しないが、通常、レールの近傍にはレール締結ボルト以外に背の高い物体が存在しないので、検出された反射光の最も高い位置がボルト頂面の位置であると判断しても問題がない。
図2は、図1のセンサ部分の駆動をし、測定信号を収集して反射面の高さを算定し、締結ボルトの緩みを判定して出力する測定回路部の機能を説明するブロック図である。
パルス発生器51は駆動パルスを点灯制御器52と画像取得回路53に同期的に供給する。駆動パルスは、たとえば31kHzとすると、鉄道レール締結ボルト緩み検査装置を110km/hrで走行する軌道確認車に搭載したときに、1mm毎にラインセンサ1の出力走査を行うことができる。
点灯制御器52は、所定の点灯シーケンスにしたがって多数の投光器2に順番に電源を供給する。図1で例示したセンサ部分には、7個のスポットレーザ投光器が設けられているが、レール踏面41を照射するものとボルト頂面42の高さ検出用のもののそれぞれが正しく機能するように、シーケンスが決められる。
画像取得回路53は、フレームグラバとも呼ばれ、ラインセンサ1の1次元CCDセンサで生成された画像信号を取得して、画像表示する回路である。本実施例の装置では、スポットレーザ投光器が点灯したときの反射光位置を検知したCCDセンサの画素位置を検出する機能を果たす。
画像取得回路53の出力は判定回路54に入力される。判定回路54は、対応表記憶装置55に予め記憶したセル位置反射面高さ対応表を参照し、反射光を検出したセルの位置に基づいて、レール踏面41とレールを挟んだ2つの領域の反射点位置のセンサ部分から測った距離を算出し、レール踏面41までの距離とレール締結ボルトの頂面42までの距離の差から締結ボルトの高さを算定する。さらに、計測されたボルト頂面42の高さに基づいて締結ボルトの緩みの有無を判定する。
なお、軌道確認車には、エンコーダを車軸にセットして得られる車軸パルスを積算して走行距離を算出する計器が設けられている。そこで、本実施例の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置では、この車軸パルスを利用して異常ボルトの位置を特定するシステムを構築する。エンコーダである回転検出器56から車軸パルスを入力して、カウンタ57で積算し、走行距離情報として判定回路54に供給する。
判定回路54では、緩みを生じた締結ボルトの位置を走行距離によって特定して表示することができる。
なお、判定回路54では締結ボルトの緩み判定まで行わずに、セル位置反射面高さ対応表を使った締結ボルト頂面の高さ情報をリアルタイムに生成して、キロ程に換算した走行距離情報とセットにして、ハードディスクやUSBメモリカードなど外部記憶装置58に書き込み、地上側検知処理用計算機で処理するようにしても良い。
本発明の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置は、車両に固定して走行させるだけで、車両が上下動や水平動しても見落とさずにレール締結ボルトの緩みを自動的に検査することができる。新幹線の軌道確認車などに適用したときにも、高密度で検査してボルトの緩みを落ちなく検出することができる。
本発明の1実施例に係る鉄道レール締結ボルト緩み検査装置のセンサ部分のブロック図である。 本実施例の鉄道レール締結ボルト緩み検査装置の測定回路部分のブロック図である。 本実施例におけるセンサ部分の底面図である。 本実施例における頂面高さ測定原理を説明する線図である。 本実施例における点灯スケジュールの例を示す表である。 本実施例における測定時の信号変化を示すタイムチャートである。 本実施例における点灯スケジュールの別の例を示す表である。
符号の説明
1 ラインセンサ
11 CCD画素
12 CCD画素写像
2 スポットレーザ投光器
3 保護筐体
31 複層ガラス
41 レール踏面
42 締結ボルト頂面
43 枕木
44 板バネ
45 枕木上面
51 パルス発生器
52 点灯制御回路
53 画像取得回路
54 判定回路
55 対応表記憶装置
56 回転検出器
57 カウンタ
58 外部記憶装置

Claims (4)

  1. ラインセンサと複数のレーザスポット投光器とレーザ点灯回路と画像入力回路と判定回路を備えた鉄道レール締結ボルト緩み検知装置であって、前記ラインセンサはレール踏面と該レールを挟んだ1対の締結ボルトの頂面が視野に入るように配置され、前記複数のレーザスポット投光器と前記ラインセンサの検出軸は一平面内に配置され、前記レーザスポット投光器の少なくともひとつは放射レーザ光が前記レール踏面で反射する位置に配置され、他のレーザスポット投光器は測定時に前記1対それぞれの締結ボルトの頂面で放射レーザ光が少なくともひとつは反射するような位置に配置され、前記レーザ点灯回路が前記レーザスポット投光器を順次切り換えて励起し、前記画像入力回路が前記レーザ点灯切り換えごとに前記ラインセンサからレーザ光反射位置を示す画像を入力して、前記判定回路が前記レーザ光反射位置に基づき求めた前記締結ボルトの頂面の高さおよびレール踏面の高さに基づいて締結ボルトの緩みを検出し結果を提示する鉄道レール締結ボルト緩み検知装置。
  2. 前記レーザ点灯回路は、前記レール踏面にレーザを投射するレーザスポット投光器の点灯を区切りとした周期的な駆動シーケンスにより前記複数のレーザスポット投光器を点灯することを特徴とする請求項1記載の鉄道レール締結ボルト緩み検知装置。
  3. 前記判定回路は、前記締結ボルトの頂面の高さを前記レール踏面の高さとの差の最小値に基づいて緩みの有無を判定することを特徴とする請求項1または2記載の鉄道レール締結ボルト緩み検知装置。
  4. 車輪の回転数を測定して車両の位置を決めるキロ程測定器と併用して緩んだ締結ボルトの位置を確定して示すことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鉄道レール締結ボルト緩み検知装置。
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