JP2003279593A - 距離パルス補正装置及び走行距離測定装置 - Google Patents

距離パルス補正装置及び走行距離測定装置

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JP2003279593A
JP2003279593A JP2002079755A JP2002079755A JP2003279593A JP 2003279593 A JP2003279593 A JP 2003279593A JP 2002079755 A JP2002079755 A JP 2002079755A JP 2002079755 A JP2002079755 A JP 2002079755A JP 2003279593 A JP2003279593 A JP 2003279593A
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pulse
distance
distance pulse
speed
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JP2002079755A
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English (en)
Inventor
Shiyunichi Kusumi
俊一 久須美
Kazuyoshi Nezu
一嘉 根津
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Railway Technical Research Institute
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Railway Technical Research Institute
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな装置によって距離測定の誤差を
小さくすることができる距離パルス補正装置及び走行距
離測定装置を提供する。 【解決手段】 車両の速度発電機が車輪の回転に応じて
距離パルスを発生すると、距離パルス入力部5にこの距
離パルスが入力してこの距離パルスに基づいて加速度演
算部6bが加速度ai を演算する。車輪の空転や滑走が
発生すると、速度発電機が出力する距離パルスに異常な
距離パルスが発生する。加速度判定部7aは、加速度a
i が異常であるか否かを判定して車輪の空転及び滑走を
検出する。加速度ai が異常であるときには、距離パル
ス入力部5が出力する距離パルスに基づいて正常な距離
パルスをパルス生成部8が生成する。その結果、空転時
及び滑走時に発生する異常な距離パルスに代えて正常な
距離パルスが生成されて、距離測定や速度測定の誤差を
可能な限り小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車輪の回転に応
じて発生する距離パルスに存在する異常な距離パルスを
正常な距離パルスに補正する距離パルス補正装置、及び
車輪の回転に応じて発生する距離パルスに基づいて車両
の走行距離を測定する走行距離測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車輪の回転数に応じて距離パルスを発生
する速度発電機が知られている。距離パルス1発当たり
の走行距離は車輪径から分かるため、この距離パルスを
積算することによって列車の走行位置(いわゆるキロ
程)を把握することができるとともに、時間と走行距離
との関係から列車の走行速度を把握することができる。
このため、トロリ線の異常や軌道狂いを走行しながら連
続して測定する検測車や、車両の機能を確認するために
実際の車両を使用して試験する現車試験では、トロリ線
などの異常地点を特定し指摘する際にこの距離パルスが
重要な情報源になる。しかし、車輪の空転や滑走が発生
するとこの距離パルスに誤差が生じ易く、距離パルスの
誤差を小さくすることが保全担当者に望まれていた。
【0003】図6は、距離パルスの異常を一例として示
すグラフであり、図6(A)は距離パルスと速度信号と
を示すグラフであり、図6(B)は図6(A)の VIB部
分を拡大して示すグラフである。図6に示す距離パルス
は、新幹線の電気軌道総合試験車(通称ドクターイエロ
ー)によって測定した実際の波形であり、図6に示す速
度はこの距離パルスとパルス波長(距離一定)に基づい
て演算した波形である。図6(B)に示すように、距離
パルスの波形が崩れた結果、速度が異常に高くなってい
る。図6(B)に示すこの異常な速度は 800km/hにも達
しているため、この距離パルスの異常は空転や滑走が原
因ではないと考えられるが、このような距離パルスに異
常が多発すると走行距離や走行速度の測定誤差が大きく
なり、保全作業に悪影響を与えるおそれがある。しか
し、従来、一般の検測車や現車試験では、車輪の空転や
滑走などにより発生する異常な距離パルスを補正せず
に、このような異常な距離パルスに基づいて列車の走行
位置や走行速度が測定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、JR東海の70
0系型電気軌道総合試験車T4編成には、レーザ光をレ
ールに照射してこのレールからの反射光を検出し走行距
離を測定するレーザドップラー式距離測定装置が搭載さ
れている。このため、このレーザドップラー式距離測定
装置によって距離パルスの誤差が大幅に減少し、距離パ
ルスの誤差による問題を解決することができる。しか
し、このレーザドップラー式距離測定装置は非常に高価
であるとともに、車両の床下に取り付ける必要があるた
め一般の現車試験では簡単に設置して測定することが非
常に困難である。
【0005】この発明の課題は、コンパクトな装置によ
って距離測定の誤差を小さくすることができる距離パル
ス補正装置及び走行距離測定装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、以下に記載
するような解決手段により、前記課題を解決する。な
お、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明す
るが、この実施形態に限定するものではない。請求項1
の発明は、車輪の回転に応じて発生する距離パルスに存
在する異常な距離パルスを正常な距離パルスに補正する
距離パルス補正装置であって、前記距離パルスに基づい
て加速度(ai )を演算する加速度演算部(6b)と、
前記加速度の異常を検出する加速度異常検出部(7)
と、前記加速度が異常であるときに、前記距離パルスに
基づいて前記正常な距離パルスを生成するパルス生成部
(8)とを備える距離パルス補正装置(3)である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の距離
パルス補正装置において、前記加速度異常検出部は、前
記車輪の空転及び滑走を検出し、前記パルス生成部は、
前記車輪の空転時及び滑走時に発生する前記異常な距離
パルスに代えて前記正常な距離パルスを生成することを
特徴とする距離パルス補正装置である。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の距離パルス補正装置において、前記加速度が所
定範囲内であるか否かを判定する加速度判定部(7a)
を備え、前記パルス生成部は、前記加速度が所定範囲
(Th2 )外であるときには、この加速度の異常が発生
する直前(ΔT)の距離パルスに基づいて前記正常な距
離パルスを生成し、前記加速度が所定範囲(Th2 )内
であるときには、この加速度の異常が発生する直前(Δ
T)の平均加速度に基づいて前記正常な距離パルスを生
成することを特徴とする距離パルス補正装置である。
【0009】請求項4の発明は、車輪の回転に応じて発
生する距離パルスに基づいて車両の走行距離を測定する
走行距離測定装置であって、請求項1から請求項3まで
のいずれか1項に記載の距離パルス補正装置(3)と、
前記距離パルス補正装置が出力する前記正常な距離パル
スに基づいて、前記車両の走行距離を演算する走行距離
演算部(4)とを備える走行距離測定装置(1)であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について詳しく説明する。図1は、この発明
の実施形態に係る距離パルス補正装置を備える走行距離
測定装置のブロック図である。図2は、この発明の実施
形態に係る距離パルス補正装置のブロック図である。
【0011】走行距離測定装置1は、車輪の回転に応じ
て発生する距離パルスに基づいて車両の走行距離を測定
する装置である。走行距離測定装置1は、図1に示すよ
うに、速度発電機2と、距離パルス補正装置3と、走行
距離演算部4などを備えている。速度発電機2は、車輪
の回転数に応じて距離パルスを発生する装置である。速
度発電機2は、例えば、車輪の1回点毎に所定数のパル
スを発生して距離パルス補正装置3に出力する。
【0012】距離パルス補正装置3は、車輪の回転に応
じて発生する距離パルスに存在する異常な距離パルスを
正常な距離パルスに補正する装置である。距離パルス補
正装置3は、図1に示すように、距離パルス入力部5
と、速度/加速度演算部6と、加速度異常検出部7と、
パルス生成部8とを備えている。距離パルス補正装置3
は、例えば、パーソナルコンピュータ内にモジュール化
されており、距離パルス補正プログラムに従って距離パ
ルス補正処理を実行する。
【0013】距離パルス入力部5は、速度発電機2が出
力する距離パルスが入力する部分である。距離パルス入
力部5は、入力した距離パルスを速度/加速度演算部6
及びパルス生成部8に出力する。
【0014】速度/加速度演算部6は、距離パルスに基
づいて加速度を演算する部分である。速度/加速度演算
部6は、図2に示すように、速度演算部6aと、加速度
演算部6bと、平均加速度演算部6cとを備えている。
【0015】速度演算部6aは、距離パルス入力部5が
出力する距離パルスに基づいて速度Vi を演算する部分
である。速度演算部6aは、例えば、距離パルスの周波
数を速度信号に応じた電圧に変換する周波数電圧変換器
(F-Vコンバータ)、又はパーソナルコンピュータなどで
パルス波長とその距離(パルス1発当たりの進む距離)
から算出する装置などである。速度演算部6aは、変換
後の速度信号を加速度演算部6b、AND回路7e及び
速度差演算部7gに出力する。
【0016】加速度演算部6bは、速度演算部6aが出
力する速度信号に基づいて加速度a i を演算する部分で
ある。加速度演算部6bは、演算後の加速度信号を平均
加速度演算部6c、加速度判定部7a、AND回路7h
及び加速度差演算部7jに出力する。
【0017】平均加速度演算部6cは、加速度演算部6
bが出力する加速度信号に基づいて平均加速度を演算す
る部分である。平均加速度演算部6cは、例えば、加速
度異常検出部7が加速度ai の異常を検出する直前の所
定時間ΔT内における加速度を平均化して平均加速度を
演算する。平均加速度演算部6cは、演算後の平均加速
度を平均加速度信号としてAND回路7bに出力する。
【0018】加速度異常検出部7は、加速度の異常を検
出する部分である。加速度異常検出部7は、加速度演算
部6bが出力する加速度信号に基づいて、力行(駆動)
時に車輪がレール上を滑る車輪の空転や、ブレーキ時に
車輪がレール上を滑る車輪の滑走などのような巨視的な
滑りを検出する。加速度異常検出部7は、図2に示すよ
うに、加速度判定部7aと、AND回路7bと、OR回
路7cと、ロック指令部7dと、AND回路7eと、速
度記憶部7fと、速度差演算部7gと、AND回路7h
と、加速度記憶部7iと、加速度差演算部7jと、速度
差/加速度差判定部7kと、OR回路7mとを備えてい
る。
【0019】図3は、この発明の実施形態に係る距離パ
ルス補正装置における加速度の変化を説明する図であ
り、図3(A)は加速度が正常であるときのグラフであ
り、図3(B)は加速度が異常であるときのグラフであ
る。図3(A)は、現車試験で距離パルスを F-Vコンバ
ータに入力して速度信号を出力した場合の一例である。
図3(B)は、図3(A)に示す速度信号に空転を模擬
した場合の一例である。ここで、図3に示す加速度信号
は、速度を1秒の差分として表したものであり、図3
(B)は振幅約4km/hで0.25Hz(4秒周期)の速度増減
を図3(A)に示す速度信号に模擬したものである。図
3(A)に示すように、距離パルスに異常な距離パルス
が存在しない場合には、速度信号及び加速度信号は正常
に出力される。しかし、図3(B)に示すように、速度
信号に空転を模擬した場合には、通常約2.5Km/h
/sの加速度ai が約6km/h/sまで増加してお
り、加速度信号が通常よりも過大になっている。加速度
異常検出部7は、このような加速度信号の異常を判定し
て車輪の空転及び滑走を検出する。
【0020】図4は、図3のIV部分を拡大して示す図で
あり、図4(A)は速度信号を示すグラフであり、図4
(B)は加速度信号を示すグラフである。加速度判定部
7aは、加速度ai の変化が所定範囲(閾値)Th1
Th2 内であるか否かを判定する部分である。加速度判
定部7aは、加速度演算部6bが出力する加速度信号が
所定範囲Th1 外であるときには加速度ai が異常であ
ると判定し、加速度信号が所定範囲Th1 内であるとき
には加速度ai が正常であると判定する。また、加速度
判定部7aは、加速度信号が所定範囲Th2 (Th 2
Th1 )外であるときには加速度ai が異常であり加
速度ai の変化も大きいと判定し、加速度信号が所定範
囲Th1 外であるが所定範囲Th2 内であるときには加
速度ai は異常であるが加速度ai の変化が小さいと判
定する。加速度判定部7aは、これらの判定結果を加速
度判定信号としてAND回路7b、OR回路7c及びパ
ルス発生部8bに出力する。
【0021】AND回路7bは、加速度判定部7aが出
力する加速度判定信号に基づいて、平均加速度演算部6
cが出力する平均加速度信号の通過を許可及び禁止する
回路である。AND回路7bは、加速度ai が異常であ
るが加速度ai の変化が小さいとき(加速度信号が所定
範囲Th2 内であるとき)には、平均加速度信号の通過
を許可して平均加速度信号をパルス発生部8bに出力す
る。一方、AND回路7bは、加速度ai が異常であり
加速度ai の変化も大きいとき(加速度信号が所定範囲
Th2 外であるとき)には、平均加速度信号の通過を禁
止する。
【0022】OR回路7cは、加速度判定部7aが出力
する加速度判定信号と、図示しない空転滑走検知装置が
出力する空転滑走検知信号とに基づいて、ロックON信
号を出力する回路である。OR回路7cは、加速度判定
信号が入力したときには、加速度信号が所定範囲Th1
外であり加速度ai が異常であるため、ロック指令部7
dにロックON信号を出力する。また、OR回路7c
は、例えば、車両のインバータ制御装置に組み込まれた
空転滑走検知装置の空転滑走検知信号を利用して、この
空転滑走検知信号が入力したときにはロック指令部7d
にロックON信号を出力する。
【0023】ロック指令部7dは、OR回路7cが出力
するロックON信号とOR回路7mが出力するロックO
FF信号とに基づいて、パルス発生部8bのパルス発生
動作を切り替える回路である。ロック指令部7dは、ロ
ックON信号が入力したときにはパルス発生部8b及び
AND回路7e,7h,8aにロック動作開始信号を出
力し、ロックOFF信号が入力したときにはパルス発生
部8bにロック動作解除信号を出力する。
【0024】AND回路7eは、ロック指令部7dが出
力するロック動作開始信号に基づいて、速度演算部6a
が出力する速度信号の通過を許可及び禁止する回路であ
る。AND回路7eは、ロック動作開始信号が入力した
ときには速度信号の通過を許可して速度記憶部7fに速
度信号を出力し、ロック動作開始信号が入力しないとき
には速度信号の通過を禁止する。
【0025】速度記憶部7fは、ロック動作時の速度V
L を記憶する部分である。速度記憶部7fは、ロック指
令部7dがロック動作開始信号を出力したときの速度V
L をメモリに記憶する。
【0026】速度差演算部7gは、現在の速度Vi から
ロック動作時の速度VL を減算して速度差Vd を演算す
る部分である。速度差演算部7gは、ロック動作時の速
度V L を速度記憶部7fから読み出して速度演算部6a
が出力する現在の速度Vi から減算し、速度差Vd を速
度差信号として速度差/加速度差判定部7kに出力す
る。
【0027】AND回路7hは、ロック指令部7dが出
力するロック動作開始信号に基づいて、加速度演算部6
bが出力する加速度信号の通過を許可及び禁止する回路
である。AND回路7hは、ロック動作開始信号が入力
したときには加速度信号の通過を許可して加速度記憶部
7iに加速度信号を出力し、ロック動作開始信号が入力
しないときには加速度信号の通過を禁止する。
【0028】加速度記憶部7iは、ロック動作時の加速
度aL を記憶する部分である。加速度記憶部7iは、ロ
ック指令部7dがロック動作開始信号を出力したときの
加速度aL をメモリに記憶する。
【0029】加速度差演算部7jは、現在の加速度ai
からロック動作時の加速度aL を減算して加速度差ad
を演算する部分である。加速度差演算部7jは、ロック
動作時の加速度aL を加速度記憶部7iから読み出して
加速度演算部6bが出力する現在の加速度ai から減算
し、加速度差ad を加速度差信号として速度差/加速度
差判定部7kに出力する。
【0030】速度差/加速度差判定部7kは、速度差V
d ≒0又は加速度差ad ≒0であるか否かを判定する部
分である。速度差/加速度差判定部7kは、速度差演算
部7gが演算した速度差Vd 又は加速度差演算部7jが
演算した加速度差ad のいずれか一方が略ゼロであると
きには、判定結果を速度差/加速度差判定信号としてO
R回路7mに出力する。
【0031】OR回路7mは、速度差/加速度差判定部
7kが出力する速度差/加速度差判定信号と、図示しな
い空転滑走検知装置が出力する空転滑走検知信号とに基
づいて、ロックOFF信号を出力する回路である。OR
回路7mは、速度差/加速度差判定信号又は空転滑走検
知信号のいずれか一方が入力したときには、ロック指令
部7dにロックOFF信号を出力する。
【0032】パルス生成部8は、加速度ai が異常であ
るときに、距離パルスに基づいて正常な距離パルスを生
成する部分である。パルス生成部8は、車輪の空転時及
び滑走時に発生する異常な距離パルスに代えて正常な距
離パルスを生成する。パルス生成部8は、加速度ai
変化が所定範囲Th2 外であるときには、この加速度の
異常が発生する直前の距離パルスに基づいて正常な距離
パルスを生成し、加速度ai の変化が所定範囲Th2
であるときには、この加速度の異常が発生する直前の平
均加速度に基づいて正常な距離パルスを生成する。パル
ス生成部8は、AND回路8aとパルス発生部8bとを
備えている。
【0033】AND回路8aは、ロック指令部7dが出
力するロック動作開始信号に基づいて、距離パルス入力
部5が出力する距離パルスの通過を許可及び禁止する回
路である。AND回路8aは、ロック動作開始信号が入
力したときには距離パルスの通過を禁止し、ロック動作
開始信号が入力しないときには距離パルスの通過を許可
してパルス発生部8bに距離パルスを出力する。
【0034】パルス発生部8bは、正常なパルスを発生
する部分である。パルス発生部8bは、加速度ai が所
定範囲Th1 内である場合には、AND回路8aが出力
する所定時間ΔT前の距離パルスを発生する。一方、パ
ルス発生部8bは、加速度a i が所定範囲Th1 外であ
るが所定範囲Th2 内であり加速度ai の変化が小さい
場合には、AND回路7bが出力する平均加速度を使用
して正常な距離パルスを発生する。また、パルス発生部
8bは、加速度ai が所定範囲Th2 外であり加速度a
i の変化も大きい場合には、AND回路7bが出力する
平均加速度が大きく変化するおそれがあるため、AND
回路8aが出力する所定時間ΔT前の距離パルスを発生
する。パルス発生部8bは、このような正常な距離パル
ス(模擬パルス)を発生して図1に示す走行距離演算部
4に出力する。
【0035】図1に示す走行距離演算部4は、距離パル
ス補正装置3が出力する正常な距離パルスに基づいて車
両の走行距離を演算する部分である。走行距離演算部4
は、例えば、図2に示すパルス生成部8が出力する正常
な距離パルスを積算して走行距離を演算する。
【0036】次に、この発明の実施形態に係る距離パル
ス補正装置の動作を説明する。図5は、この発明の実施
形態に係る距離パルス補正装置の動作を説明するための
フローチャートである。ステップ(以下Sとする)10
0において、距離パルス入力部5に距離パルスが入力す
る。図1に示す速度発電機2が車輪の回転に応じて距離
パルスを発生すると、図2に示す距離パルス入力部5に
この距離パルスが入力する。
【0037】S200において、速度演算部6aが速度
i を演算する。速度演算部6aは、距離パルス入力部
5が出力する距離パルスを図3及び図4に示すような速
度信号に変換して速度Vi を演算する。
【0038】S300において、加速度演算部6bが加
速度ai を演算する。加速度演算部6bは、速度演算部
6aが出力する速度信号に基づいて加速度ai を演算す
る。
【0039】S400において、所定時間ΔT内の平均
加速度を平均加速度演算部6cが演算する。平均加速度
演算部6cは、加速度演算部6bが演算した加速度ai
に基づいて所定時間ΔT内の平均加速度を演算する。
【0040】S500において、加速度ai が異常であ
るか否かを加速度判定部7aが判定する。加速度判定部
7aは、加速度演算部6bが出力する加速度信号が図4
(B)に示す所定範囲Th1 内であるか否かを判定す
る。加速度信号が所定範囲Th 1 内であるときには加速
度ai が正常であるためS600に進み、加速度信号が
所定範囲Th1 外であるときには加速度ai が異常であ
るためS700に進む。
【0041】S600において、所定時間ΔT前の距離
パルスをパルス生成部8が生成する。加速度ai が正常
であるときには、距離パルス入力部5が出力する距離パ
ルスがAND回路8aを通過してパルス発生部8bに入
力する。パルス発生部8bは、加速度判定部7aが出力
する加速度判定信号に基づいて、所定時間ΔT前(例え
ば1秒前)に入力した距離パルスと同じ波長の正常な距
離パルスを生成して図1に示す走行距離演算部4に出力
する。
【0042】S700において、ロック指令部7dがロ
ック動作開始を指令する。加速度a i が異常であるとき
や、車両側のインバータ制御装置から空転滑走検知信号
が入力したときには、ロック動作開始信号をロック指令
部7dがAND回路8aに出力する。その結果、距離パ
ルス入力部5が出力する距離パルスの通過をAND回路
8aが禁止して、距離パルスの更新が停止される。
【0043】S800において、速度記憶部7fがロッ
ク動作開始時の速度VL を記憶する。ロック指令部7d
がロック動作開始信号をAND回路7eに出力すると、
このロック動作開始信号が入力したときの速度VL をA
ND回路7eが速度記憶部7fに出力し、速度記憶部7
fがこの速度VL を記憶する。
【0044】S900において、加速度記憶部7iがロ
ック動作開始時の加速度aL を記憶する。ロック動作開
始信号をロック指令部7dがAND回路7hに出力する
と、このロック動作開始信号が入力したときの加速度a
L をAND回路7hが加速度記憶部7iに出力し、加速
度記憶部7iがこの加速度aL を記憶する。
【0045】S1000において、加速度ai の変化が
大きいか否かを加速度判定部7aが判定する。加速度判
定部7aは、図4(B)に示す加速度信号が所定範囲T
2内であるか否かを判定する。加速度信号が所定範囲
Th2 内であるときには加速度ai は異常であるが加速
度ai の変化が小さいためS1100に進み、加速度信
号が所定範囲Th2 外であるときには加速度ai が異常
であり加速度ai の変化も大きいためS1200に進
む。
【0046】S1100において、平均加速度を使用し
て正常な距離パルスをパルス生成部8が生成する。図4
(B)に示すように加速度信号が所定範囲Th2 内であ
り加速度ai の変化が小さいときには、図4(A)に示
すように速度に大きな変化がなく、図3(A)に示すよ
うにブレーキ時などを除き実際には略一定の加速度a i
で列車が走行していると考えられる。このため、パルス
発生部8bは、図2に示す平均加速度演算部6cが出力
する平均加速度信号に基づいて、一定の加速度ai で列
車が走行するときに速度発電機2が出力する距離パルス
を生成して、図1に示す走行距離演算部4に出力する。
【0047】S1200において、所定時間ΔT前の距
離パルスを正常な距離パルスとしてパルス生成部8が生
成する。図4(B)に示すように、加速度信号が所定範
囲Th2 外であり加速度ai の変化が大きいときには、
図4(A)に示すように速度も異常に大きく変化する。
しかし、通常、このように加速度ai が異常に大きく変
化したときには、運転士が異常を感知して力行を止めて
惰行に切り替えたり、インバータ制御装置が動作して力
行から惰行に切り替わる。その結果、図4(A)に実線
で示すように速度が異常に大きくなることがなく、実際
には二点鎖線で示すように略一定の速度で列車が走行し
ていると考えられる。このため、平均加速度信号に基づ
いてパルス発生部8bが距離パルスを生成すると、列車
が略一定速度で走行しているときの距離パルスとは異な
る距離パルスを生成してしまうおそれがある。その結
果、距離パルス発生部8bは、加速度ai の異常が発生
する所定時間ΔT前の距離パルスと同じ波長の正常な距
離パルスを生成して、図1に示す走行距離演算部4に出
力する。
【0048】S1300において、速度差演算部7gが
速度差Vd を演算する。速度差演算部7gは、現在の速
度Vi からロック動作時の速度VL を減算して所定時間
ΔT前の速度差Vd を演算する。
【0049】S1400において、加速度差演算部7j
が加速度差ad を演算する。加速度差演算部7jは、現
在の加速度ai からロック動作時の加速度aL を減算し
て所定時間ΔT前の加速度差ad を演算する。
【0050】S1500において、速度差/加速度差判
定部7kが速度差Vd ≒0又は加速度差ad ≒0である
か否かを判定する。図4に示すように、空転や滑走によ
って加速度ai に異常が発生する前後では、速度信号は
変化しているが加速度信号の変化は小さく、加速度ai
は略一定であり速度Vi は略一定に変化(増加)してい
る。一方、加速度ai に異常があり加速度ai の変化も
大きいときには、運転士やインバータ制御装置が異常を
感知して力行を止めて惰行に切り替えるため、速度Vi
は一定になり加速度ai がゼロになると考えられる。こ
のため、加速度ai に異常が発生する前後における速度
差Vd 又は加速度差ad の少なくとも一方が略ゼロにな
った場合には、加速度ai が異常な状態から正常な状態
に戻ったと考えられる。速度差/加速度差判定部7k
は、現在の速度Vi が所定時間ΔT前の速度VL と略同
じであるか否かを判定するとともに、現在の加速度ai
が所定時間ΔT前の加速度ai と略同じであるか否かを
判定する。速度差Vd 又は加速度差ad の少なくとも一
方が略ゼロであるときにはS1600に進み、速度差V
d 又は加速度差ad のいずれも略ゼロではないときには
S1300に戻る。
【0051】S1600において、ロック指令部7dが
ロック動作解除を指令する。速度差/加速度差判定部7
kが速度差/加速度差判定信号を出力して、この速度差
/加速度差判定信号がOR回路7mに入力すると、OR
回路7mがロックOFF信号をロック指令部7dに出力
する。その結果、ロック指令部7dがロック動作解除信
号をAND回路8aに出力するため、距離パルス入力部
5が出力する距離パルスの通過をAND回路8aが許可
しパルス発生部8bに距離パルスが入力する。
【0052】この発明の実施形態に係る距離パルス補正
装置には、以下に記載するような効果がある。 (1) この実施形態では、距離パルスに基づいて加速度演
算部6bが加速度ai を演算してこの加速度ai の異常
を加速度異常検出部7が検出し、この加速度aiが異常
であるときにパルス生成部8が距離パルスに基づいて正
常な距離パルスを生成する。その結果、距離パルスに存
在する異常な距離パルスが除去されて、距離測定や速度
測定の誤差を可能な限り少なくすることができる。ま
た、加速度演算部6b、加速度異常検出部7及びパルス
生成部8をパーソナルコンピュータ内に安価に構成する
ことができる。さらに、速度発電機2から容易に入手可
能な距離パルスを利用して加速度ai の異常を検出して
補正するため、車両に特別な装置を取り付ける必要がな
く現車試験で手軽に使用することができる。
【0053】(2) この実施形態では、加速度異常検出部
7が車輪の空転及び滑走を検出し、この車輪の空転時及
び滑走時に発生する異常な距離パルスに代えてパルス生
成部8が正常な距離パルスを生成する。その結果、加速
度の異常から車輪の空転や滑走を簡単に検出して、車輪
の空転や滑走により発生する異常な距離パルスを正常な
距離パルスに補正することができる。
【0054】(3) この実施形態では、加速度ai の変化
が所定範囲Th2 外であるときには、この加速度ai
異常が発生する直前の距離パルスに基づいて正常な距離
パルスをパルス生成部8が生成し、加速度ai の変化が
所定範囲Th2 内であるときには、この加速度ai の異
常が発生する直前の平均加速度に基づいて正常な距離パ
ルスをパルス生成部8が生成する。その結果、加速度a
i の異常状態に応じて最適な距離パルスを生成すること
ができる。
【0055】この発明は、以上説明した実施形態に限定
するものではなく、以下に記載するように種々の変形又
は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内であ
る。 (1) この実施形態では、距離パルス補正装置3を例に挙
げて説明したが、この距離パルス補正3が実行するプロ
グラムを記憶媒体に記録してパーソナルコンピュータに
読み込み可能にしてもよい。例えば、距離パルスに基づ
いて加速度ai を演算する加速度演算手順と、この加速
度ai の異常を検出する加速度異常検出手順と、この加
速度ai が異常であるときに、この距離パルスに基づい
て正常な距離パルスを生成するパルス生成手順とを含む
距離パルス補正プログラムやこのプログラムを記録した
情報記録媒体によってこの発明を構成してもよい。
【0056】(2) この実施形態では、加速度ai が正常
な場合にも所定時間ΔT前の距離パルスに基づいて正常
な距離パルスをパルス生成部8が生成しているが、平均
加速度に基づいて正常な距離パルスを生成してもよい
し、距離パルス入力部5に入力する距離パルスをそのま
ま通過させて走行距離演算部4に出力してもよい。ま
た、この実施形態では、所定範囲Th1 ,Th2 の中心
を所定時間ΔT前の加速度a i を基準に設定しているが
任意のレベルに設定してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による
と、コンパクトな装置によって距離測定の誤差を小さく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る距離パルス補正装置
を備える走行距離測定装置のブロック図である。
【図2】この発明の実施形態に係る距離パルス補正装置
のブロック図である。
【図3】この発明の実施形態に係る距離パルス補正装置
における加速度の変化を説明する図であり、(A)は加
速度が正常であるときのグラフであり、(B)は加速度
が異常であるときのグラフである。
【図4】図3のIV部分を拡大して示す図であり、(A)
は速度信号を示すグラフであり、(B)は加速度信号を
示すグラフである。
【図5】この発明の実施形態に係る距離パルス補正装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】距離パルスの異常を一例として示すグラフであ
り、(A)は距離パルスと速度信号とを示すグラフであ
り、(B)は(A)の VIB部分を拡大して示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 走行距離測定装置 2 速度発電機 3 距離パルス補正装置 4 走行距離演算部 5 距離パルス入力部 6 速度/加速度演算部 6a 速度演算部 6b 加速度演算部 6c 平均加速度演算部 7 加速度異常検出部 7a 加速度判定部 8 パルス生成部 8b パルス発生部 Vi 速度 ai 加速度 Th1 ,Th2 所定範囲 ΔT 所定時間
フロントページの続き Fターム(参考) 2F024 AA03 AB01 AB03 AC01 AE03 AE05 2F075 AA01 AA10 EE15 EE18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪の回転に応じて発生する距離パルス
    に存在する異常な距離パルスを正常な距離パルスに補正
    する距離パルス補正装置であって、 前記距離パルスに基づいて加速度を演算する加速度演算
    部と、 前記加速度の異常を検出する加速度異常検出部と、 前記加速度が異常であるときに、前記距離パルスに基づ
    いて前記正常な距離パルスを生成するパルス生成部と、 を備える距離パルス補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の距離パルス補正装置に
    おいて、 前記加速度異常検出部は、前記車輪の空転及び滑走を検
    出し、 前記パルス生成部は、前記車輪の空転時及び滑走時に発
    生する前記異常な距離パルスに代えて前記正常な距離パ
    ルスを生成すること、 を特徴とする距離パルス補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の距離パル
    ス補正装置において、 前記加速度が所定範囲内であるか否かを判定する加速度
    判定部を備え、 前記パルス生成部は、 前記加速度が所定範囲外であるときには、この加速度の
    異常が発生する直前の距離パルスに基づいて前記正常な
    距離パルスを生成し、 前記加速度が所定範囲内であるときには、この加速度の
    異常が発生する直前の平均加速度に基づいて前記正常な
    距離パルスを生成すること、 を特徴とする距離パルス補正装置。
  4. 【請求項4】 車輪の回転に応じて発生する距離パルス
    に基づいて車両の走行距離を測定する走行距離測定装置
    であって、 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の距離
    パルス補正装置と、 前記距離パルス補正装置が出力する前記正常な距離パル
    スに基づいて、前記車両の走行距離を演算する走行距離
    演算部と、 を備える走行距離測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224631A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd 鉄道レール締結ボルト緩み検査装置
JP2016014538A (ja) * 2014-06-30 2016-01-28 日本信号株式会社 列車走行状況検出装置及び検出方法
KR20160012012A (ko) * 2014-07-23 2016-02-02 현대모비스 주식회사 차량의 속도데이터 출력장치 및 그 제어방법

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