JP2008222379A - 配車支援システム、配車支援方法及び配車支援プログラム - Google Patents

配車支援システム、配車支援方法及び配車支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】配送用の車両を効率よく活用できるように配車を行なうための配車支援システム、配車支援方法及び配車支援プログラムを提供する。
【解決手段】配送予約システム20の制御部21は、予約された配送に関する納品予約データが記録される納品予約データ記憶部25に接続されている。制御部21は、配送先の住所コードを取得し、配送先エリアの予約済み情報の取得を行なう。制御部21は、予約率を算出し、この予約率が展開基準値より大きく、予約枠番の最大値が許容展開数よりも小さい場合には、新たな予約枠の展開処理を実行する。これにより、制御部21は、このエリアの配送を示す予約枠を1つ増やして表示させるデータを生成し、予約テーブルの表示処理を実行する。クライアント端末10のディスプレイに表示される納品日時予約画面に含まれる予約枠表示部には、既に予約された時間帯には星印のアイコンが表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、配送のための配車を効率よくスケジュールするための配車支援システム、配車支援方法及び配車支援プログラムに関する。
商品の配送には、配送用の車両を用いることが多い。このような車両を効率的に用いるために、配送日の直前に配送依頼を取りまとめて、地域や重量等を考慮して配車が行なわれることがある。更に、配送エリアを工夫して配車を行なうための配車方法も検討されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1においては、届け先住所に基づいて配送エリアを特定し、この配送エリアに用意された車両を割り当てる。この場合、車両を割り当てられない荷物がある配送エリアがある場合には、管理コンピュータは、補助エリアで余剰となっている補助車両を割り当てる。これにより、各エリアに予め用意された車両を用いることにより、各車両は、より短い走行距離で集配を行なうことができるとともに、補助エリアの車両を利用することにより、車両を効率よく利用できる。
特開2004−277065号公報(図5〜図7)
このように、配送日の直前に取りまとめて配車を行なう場合、その日に必要になる車両の数は、配送日の直前にならないと確定しない。このため、繁忙期など数多くの車両が必要な場合には、必要な数の配車を確保することが難しいことがある。
また、通常、配送時刻を決めた上で配車が行なわれる。ここで、任意に配送時刻を指定できるようにした場合、結果的に同じ時間帯に複数のスケジュールが設定されてしまうこともある。この場合、スケジュールが設定されている数の車両を準備する必要があり、効率的な配車を行なうことができなかった。
更に、不必要に多くの車両を準備した場合、各配送の合間に配送スケジュールのない時間帯が生じ、配送用の車両を効率よく活用することができないこともある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、配送用の車両を効率よく活用できるように配車を行なうための配車支援システム、配車支援方法及び配車支援プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、配送先のエリアを特定するエリア識別子に関連付けて、配送車両の予定を設定するための予約枠に対して配送時間を含む配送予約に関するデータを記録する予約データ記憶手段と、クライアント端末とに接続される制御部を備え、配車の運行計画の支援を行なうシステムであって、前記制御部が、クライアント端末から受信した配送予約依頼に含まれる配送先のエリア識別子を特定する配送識別子特定手段、特定したエリア識別子を含む配送予約を前記予約データ記憶手段から抽出する配送予約抽出手段、抽出した配送予約の配送時間に基づいて、予約可能な予約枠を増やした予約枠表示部を表示するためのデータを生成する予約枠データ生成手段、前記予約枠表示部及び前記抽出した配送予約の配送時間に関する情報を含む予約画面のデータを生成する画面データ生成手段、及び前記予約画面のデータをクライアント端末に送信する送信手段を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配車支援システムにおいて、前記予約枠データ生成手段は、このエリアの予約枠に対する予約率を算出し、この予約率が所定値より大きい場合には、前記予約枠を増やすことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の配車支援システムにおいて、前記画面データ生成手段は、前記配送予約抽出手段によって抽出された配送予約の前後の時間帯に予約が可能な場合には、この配送予約の前後の時間帯のみを選択可能とする予約画面のデータを生成することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の配車支援システムにおいて、前記配送予約依頼には、配送に伴う作業の種類を特定するための種別特定のデータが含まれ、前記制御部は、作業の種類に応じた所要時間に関する作業所要時間のデータを記録する作業所要時間データ記憶手段に更に接続されており、前記画面データ生成手段は、受信した配送予約の作業の種別特定のデータに基づいて、前記作業所要時間のデータから、この配送に伴う作業の所要時間を特定し、この作業の所要時間が、前記配送予約の前後の時間帯よりも小さい場合には、この時間帯を選択可能とすることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の配車支援システムにおいて、前記配送予約には、エリア識別子に関連付けて既に運行予定の車両の予定数を特定するデータが含まれており、前記制御部は、配送先のエリアを特定する配送識別子に関連付けて、このエリアに対して運行可能な車両の最大数を記録したエリア展開数データ記憶手段に更に接続されており、前記予約枠データ生成手段は、車両の予約率が所定値より大きい場合には、特定した配送識別子に基づいて運行可能な車両の最大数を前記エリア展開数データ記憶手段から抽出し、この最大数が、抽出した配送予約から特定される予定数より小さい場合にのみ、前記予約可能な予約枠を1つ増やした予約枠表示部を表示するためのデータを生成することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の配車支援システムにおいて、前記制御部は、非効率エリアの配送識別子に関連付けて、このエリアへの効率的な配送が可能な特定時間帯に関するデータをした非効率エリアデータ記憶手段に接続されており、前記制御部が、前記配送識別子特定手段が特定した配送識別子が非効率エリアの配送識別子である場合には、前記非効率エリアデータ記憶手段から、この非効率エリアの特定時間帯を取得し、この特定時間帯が予約可能である場合にのみ配送予約を受付ける非効率エリア予約手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、配送先のエリアを特定するエリア識別子に関連付けて、配送車両の予定を設定するための予約枠に対して配送時間を含む配送予約に関するデータを記録する予約データ記憶手段と、クライアント端末とに接続される制御部を用いて、配車の運行計画の支援を行なう方法であって、前記制御部が、クライアント端末から受信した配送予約依頼に含まれる配送先のエリア識別子を特定する配送識別子特定段階、特定したエリア識別子を含む配送予約を前記予約データ記憶手段から抽出する配送予約抽出段階、抽出した配送予約の配送時間に基づいて、予約可能な予約枠を増やした予約枠表示部を表示するためのデータを生成する予約枠データ生成段階、前記予約枠表示部及び前記抽出した配送予約の配送時間に関する情報を含む予約画面のデータを生成する画面データ生成段階、及び前記予約画面のデータをクライアント端末に送信する送信段階を実行することを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、配送先のエリアを特定するエリア識別子に関連付けて、配送車両の予定を設定するための予約枠に対して配送時間を含む配送予約に関するデータを記
録する予約データ記憶手段と、クライアント端末とに接続される制御部を用いて、配車の運行計画の支援を行なうプログラムであって、前記制御部を、クライアント端末から受信した配送予約依頼に含まれる配送先のエリア識別子を特定する配送識別子特定手段、特定したエリア識別子を含む配送予約を前記予約データ記憶手段から抽出する配送予約抽出手段、抽出した配送予約の配送時間に基づいて、予約可能な予約枠を増やした予約枠表示部を表示するためのデータを生成する予約枠データ生成手段、前記予約枠表示部及び前記抽出した配送予約の配送時間に関する情報を含む予約画面のデータを生成する画面データ生成手段、及び前記予約画面のデータをクライアント端末に送信する送信手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
請求項1,7又は8に記載の発明によれば、制御部は、配送予約依頼に含まれる配送先のエリアの配送予約の配送時間に基づいて、予約可能な予約枠を増やした予約枠表示部を表示するためのデータを生成する。このため、クライアント端末には、配送予約が多い場合には、自由に車両の予約が可能な予約枠を新たに増やした予約画面が表示される。逆に、配送予約が少ない場合には、新たな予約枠が表示されない。このため、配送予約が少ない場合には、既に一部に予約がされている車両の空時間に対して配送予約が行なわれるので、車両を効率よく用いることができる。更に、既に予約がされた配送の配送時間に関する情報が表示されるので、既に予約されている配送時間を把握しながら配送時間が重ならないように、配送予約が選択されることが期待できる。従って、配送予約の平準化を期待できるので、いっそう車両を効率よく用いることができる。
請求項2に記載の発明によれば、制御部は、前記予約枠データ生成手段は、このエリアの予約枠に対する予約率を算出し、この予約率が所定値より大きい場合には、前記予約枠を増やす。このため、予約率に基づいて配送予約が多い場合にのみ予約枠が増えた予約画面を表示し、予約率に基づいて配送予約が少ない場合には、新たな予約枠を表示させないので、予約率に基づいて予約の平準化を行なうことができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御部は、抽出された配送予約の前後の時間帯に予約が可能な場合には、既に予約されている配送の前後の時間帯にのみ予約可能とする画面データを生成する。この場合、既に予約されている配送と連続する予約しかできない。従って、車両を連続運行させるように配車を行なうので、車両を効率よく用いることができる。
請求項4に記載の発明によれば、制御部は、配送予約依頼に含まれる種別特定のデータに基づいて配送に伴う作業の所要時間を特定し、この作業の所要時間が配送予約の前後の時間帯よりも小さい場合にはこの時間帯を選択可能にする。このため、制御部は、配送に伴う作業の所要時間に基づいて、無理のない実際的な配車を行なうことができる。
請求項5に記載の発明によれば、制御部は、配送先のエリアを特定する配送識別子に関連付けて、このエリアに対して運行可能な車両の最大数を記録したエリア展開数データ記憶手段に接続されている。制御部は、車両の予約率が所定値より大きい場合には、運行可能な車両の最大数が、抽出した配送予約から特定される予定数より少ない場合にのみ、予約可能な車両を1つ増やした複数の予約枠を表示させる。このため、予め運行可能な車両数に制限がある場合には、それに応じた配車を行なうことができる。
請求項6に記載の発明によれば、制御部は、非効率エリアの配送識別子に関連付けて、このエリアへの効率的な配送が可能な特定時間帯に関するデータをした非効率エリアデータ記憶手段に接続されている。制御部は、特定した配送識別子が非効率エリアの配送識別子である場合には、非効率エリアの特定時間帯が予約可能である場合にのみ予約を実行す
る。このため、非効率エリアにおいては、より効率的な配送を行なえる時間帯にのみ予約が行なわれるので、非効率エリアに対しても配送を効率よく行なうことができる。
本発明によれば、配送用の車両を効率よく活用することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。本実施形態においては、発注された商品(例えば印刷機器等)を顧客に納品する場合に、この商品を搬送する車両のスケジュール(配車)を行なう配車支援システムとして説明する。
図1は、本実施形態におけるシステムの概略図である。図1に示すように、本実施形態では、商品の受注処理に用いられるクライアント端末10がネットワークを介して、発注システム(図示せず)及び配送予約システム20に接続されている。クライアント端末10は、ディスプレイ、キーボード及びポインティングデバイスを備えたコンピュータ端末である。ディスプレイは、商品の発注ための発注画面や後述する納品日時予約画面などを表示する。キーボードやポインティングデバイスは、発注画面に対して発注を行なう商品や配送先等の情報を入力したり、納品日時予約画面に対して配送時間を指定したりする場合に用いる。
配送予約システム20は、クライアント端末10から受信したデータに基づいて、配送の予約を実行する。この配送予約システム20は、制御部21を備える。制御部21は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(配送識別子特定段階、配送予約抽出段階、予約枠データ生成段階、画面データ生成段階、送信段階及び非効率エリア予約段階等を含む処理)を行なう。そして、このための配車支援プログラムを実行することにより、制御部21は、配送識別子特定手段、配送予約抽出手段、予約枠データ生成手段、画面データ生成手段、送信手段及び非効率エリア予約手段等として機能する。
更に、制御部21は、カレンダ、展開基準値、住所コード及び作業所要時間に関するデータを記憶する基準データ記憶部(図示せず)を備えている。なお、本実施形態では、この基準データ記憶部が作業所要時間データ記憶手段として機能する。
ここで、展開基準値は、配送用の車両の既存の予約枠に対して、新たな予約枠を増やす判断を行なう場合に用いる値である。本実施形態では、既存の予約枠が70%になった場合に新たな予約枠を増やすように設定されている。
住所コードは、配送エリアを特定するエリア識別子であり、例えば、「○○市○○町」のように送付可能な住所の所定範囲に対して割り振られている。
作業所要時間は、作業(例えば搬入作業や搬入及び設置作業等)に対して要する時間であり、作業形態(種別特定)毎に決定されている。
更に、制御部21は、対応エリアデータ記憶部22、非効率エリアデータ記憶手段としての非効率エリアデータ記憶部23、エリア展開数データ記憶手段としてのエリア展開数データ記憶部24及び予約データ記憶手段としての納品予約データ記憶部25に接続されている。
対応エリアデータ記憶部22には、図2(a)に示すように、大分類エリアコードと小分類エリアコードとの対応付けるための対応エリアデータ220が記録されている。この対応エリアデータ220は、配送予約システム20を運用する前に登録される。本実施形態では、この対応エリアデータ220は、大分類エリアコードに対して複数の小分類エリ
アコードが対応付けられている。
大分類エリアコードデータ領域には、小分類エリアコードによって特定される範囲よりも広い範囲を特定するための対応エリアデータ220が記録されている。本実施形態では、大分類エリアコードと小分類エリアコードとは異なるエリアコードになっており、エリアコードから大分類エリアコードであるか小分類エリアコードであるかを特定することができる。
小分類エリアコードデータ領域には、配送先の地域を狭いエリアに区分したときの範囲を特定するためのコードが記録されている。本実施形態では、小分類エリアコードは、上述した住所コードを用いる。
非効率エリアデータ記憶部23には、図2(b)に示すように、非効率エリアに関する非効率エリアデータ230が記録されている。この非効率エリアデータ230は、非効率エリアが決定されたされた場合に記録される。この非効率エリアデータ230は、非効率エリアコード及び設定開始時刻に関するデータを含む。
非効率エリアコードデータ領域には、非効率エリアを特定するためのデータが記録されている。この非効率エリアは、配車のスタート地点である配送センタから遠く、配送を行なう場合に長時間を要するエリアである。
設定開始時刻データ領域には、非効率エリアに対して設定可能な予約の開始時刻に関するデータが記録される。非効率エリアへの配送については、この設定開始時刻のみから設定を可能とすることにより、遠距離の非効率エリアにおいても、配送の効率を図ることができる。
エリア展開数データ記憶部24には、図2(c)に示すように、エリア展開数に関するエリア展開数データ240が記録されている。このエリア展開数データ240は、予め配送量を予測して、それに必要な車両数を決定した場合に記録される。このエリア展開数データ240は、エリアコード、日付及び許容展開数に関するデータが記録されている。
エリアコードデータ領域には、エリアを特定するための識別子に関するデータが記録されている。本実施形態では、エリアコード領域には、上述した大分類エリアコード又は小分類エリアコードが記録される。
日付データ領域には、日付を特定するためのデータが記録されている。本実施形態では、毎月同じ日には同じエリア展開数データ240を用いるので、日時データとして「日」のみを特定するデータを用いる。
許容展開数データ領域には、このエリア及び日付における許容展開数に関するデータが記録されている。この許容展開数とは、表示可能な最大の予約枠の数である。本実施形態では、1つの予約枠が1つの配送用の車両の予定を示しているため、許容展開数は配置可能な最大の車両の数に相当する。この許容展開数は、経験的に妥当な数に設定してもよいし、その日及びそのエリアに応じて稼動可能な車両数から設定してもよい。
納品予約データ記憶部25には、図3に示すように、予約された配送に関する納品予約データ250が記録される。この納品予約データ250は、後述する配送予約処理が行なわれる度に記録される。この納品予約データ250は、予約識別子、予約日、配送開始予定時刻、配送終了予定時刻、予約枠番、住所コード、配送先住所、顧客識別子、作業形態及び発注者識別子に関するデータを含んで構成される。
予約識別子データ領域には、各納品予約データ250を特定するための識別子に関するデータが記録される。
予約日データ領域には、この納品予約データ250における配送が予約されている年月日に関するデータが記録される。
配送開始予定時刻データ領域には、この配送の開始予定時刻に関するデータが記録される。
配送終了予定時刻データ領域には、この配送の終了予定時刻に関するデータが記録される。
予約枠番データ領域には、この配送が行なわれる車両の予定を示す予約枠の番号を示すデータが記録される。この予約枠番は、予定が計画された車両の番号を示している。このため、予約枠番の最大数から、既に予定されている車両の台数を特定できる。
住所コードデータ領域には、この配送の配送先の住所コードが記録される。
配送先住所データ領域には、この配送の配送先の住所に関するデータが記録される。
顧客識別子データ領域には、この配送の配送先の顧客を特定するための識別子に関するデータが記録される。
作業形態データ領域には、この配送の配送先において行なわれる作業の形態に関するデータが記録される。
発注者識別子データ領域には、この配送の予約を行なった発注者(担当者)を特定するためのデータが記録される。
次に、この配送予約システム20の処理について、図4〜図7を用いて説明する。本実施形態では、顧客からの時間指定がない場合を想定する。ここで、図4及び図5は、予約画面表示処理の処理手順を示す流れ図である。
顧客から商品の注文を受けると、担当者は、クライアント端末10を用いて、発注情報を入力する。具体的には、まず、担当者は、クライアント端末10を発注システムに接続させる。発注システムは、クライアント端末10に発注画面データを送信し、この発注画面をディスプレイに表示させる。この発注画面には、顧客情報、配送先情報及び発注者情報に関するデータを入力する入力欄と納品日時予約ボタンとが含まれる。
ここで、担当者は、顧客情報として、顧客の名称や住所又は顧客識別子を発注画面に入力する。更に、配送先情報として、顧客の依頼に基づく、注文の配送先の宛先、住所、連絡先、希望納品日及び作業形態等を発注画面に入力する。そして、発注者情報として、この発注を担当している担当者の部署や名前又は担当者識別子を発注画面に入力する。
そして、担当者は、これらの情報の入力が終わると、配送予約を行なうために、発注画面の納品日時予約ボタンを選択する。これにより、クライアント端末10は、発注画面に入力された顧客情報、配送先情報及び発注者情報を用いて、配送予約システム20に対して配送予約依頼を送信する。この配送予約依頼には、顧客情報、配送先情報及び発注者情報が含まれる。
これにより、配送予約依頼を受け入れた配送予約システム20の制御部21は、作業形態、配送先及び配送日に関するデータを取得する(ステップS1−1)。
そして、制御部21は、作業所要時間を取得する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21は、取得した作業形態に対応する作業所要時間を、基準データ記憶部から取得
する。
次に、制御部21は、配送先の住所コードを取得する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21は、取得した配送先住所に対応する住所コードを、基準データ記憶部から取得する。
そして、制御部21は、取得した配送日に基づいて、小分類が設定されているか否かを判断する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21は、取得した住所コードをエリアコードとし、取得した配送日の日数に対応する日付を含むエリア展開数データ240が、エリア展開数データ記憶部24に記録されているか否かを判断する。
この場合、小分類が設定されている場合(ステップS1−4において「YES」の場合)には、制御部21は、これ以降、対象エリアコードとして小分類エリアコードを用いる。
一方、小分類が設定されていない場合(ステップS1−4において「NO」の場合)には、制御部21は、エリアコード変換処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、制御部21は、この住所コードを小分類エリアコードとする対応エリアデータ220を対応エリアデータ記憶部22から取得し、この対応エリアデータ220に含まれる大分類エリアコードを特定する。そして、制御部21は、これ以降、対象エリアコードとして大分類エリアコードを用いる。
次に、制御部21は、配送先エリアの予約済み情報の取得を行なう(ステップS1−6)。具体的には、制御部21は、対象エリアコードが小分類エリアコードの場合には、この対象エリアコードを住所コードとし、この配送日を予約日とする納品予約データ250を納品予約データ記憶部25から取得する。また、対象エリアコードが大分類エリアコードの場合には、制御部21は、この大分類エリアコードの対応エリアデータ220に含まれるすべての小分類エリアコードを住所コードとする納品予約データ250を納品予約データ記憶部25から取得する。
次に、制御部21は、配送先の住所コードに対応付けられているエリアに、既に予約があるか否かを判断する(ステップS1−7)。このとき、制御部21は、配送先エリアの予約済み情報の取得(ステップS1−6)ができたか否かを判断する。具体的には、制御部21は、小分類エリアコードの住所コードを含み、予約を行なう配送の配送日を予約日に含む納品予約データ250がある場合には、既に予約があると判断する。
ここで、予約がない場合(ステップS1−7において「NO」の場合)には、制御部21は、この配送先が非効率エリアか否かを判断する(ステップS1−8)。ここで、対象エリアコードとして小分類エリアコードを用いる場合には、制御部21は、配送先の住所コードを非効率エリアコードとして非効率エリアデータ記憶部23に登録されているか否かを判断する。この小分類エリアコードが登録されている場合には、非効率エリアであると判断する。また、対象エリアコードとして大分類エリアコードを用いる場合には、制御部21は、この大分類エリアコードに関連付けられた小分類エリアコードの少なくとも1つが非効率エリアコードとして非効率エリアデータ記憶部23に登録されているか否かを判断する。このようなエリアコードが登録されている場合には、非効率エリアであると判断する。
そして、配送先が非効率エリアでない場合(ステップS1−8において「NO」の場合)には、制御部21は、全時間のロック解除処理を実行する(ステップS1−9)。具体的には、制御部21は、予約枠におけるすべての時間帯を選択可能な状態にした予約枠表
示データを生成する。
一方、配送先が非効率エリアの場合(ステップS1−8において「YES」の場合)には、制御部21は、設定可能な時間帯のロック解除処理を実行する(ステップS1−10)。具体的には、制御部21は、この非効率エリアデータ230の設定開始時刻を取得する。そして、制御部21は、この設定開始時刻に対応する時間帯のみを選択可能な状態にするロック解除処理を行なった予約枠表示データを生成する。この場合、制御部21は、同じ予約枠番の納品予約データ250は、同じ枠における予約として表示する。
そして、制御部21は、予約テーブルの表示処理を実行する(ステップS1−11)。具体的には、制御部21は、生成した予約枠表示データと、顧客情報、配送先情報及び発注者情報を表示する情報表示データとを含む予約画面表示データを生成し、クライアント端末10に送信する。
クライアント端末10は、受信した予約画面表示データに基づいて、図6に示す納品日時予約画面600をディスプレイに表示する。この納品日時予約画面600には、顧客情報及び配送先情報を含む納品先情報と、担当者に関する発注者情報と、予約枠表示部700が表示されるとともに、登録ボタンが表示される。なお、図6の納品日時予約画面600には、全時間のロック解除がされたときの予約枠表示部700が表示されている。なお、この予約枠表示部700において矩形の太枠の入力欄で表示した時間帯は、選択可能であることを示す。この場合、担当者は、発注した商品の配送開始予定時刻を自由に選択することができる。
一方、既に予約がある場合(ステップS1−7において「YES」の場合)には、制御部21は、その予約周囲の所要時間のロック解除処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21は、取得した配送エリアのうち、予約がされている時間帯を特定する。そして、制御部21は、既に予約されている時間帯に隣接する時間において、ステップS1−2で取得した作業所要時間に対応する時間が空いている時間帯を特定する。そして、この時間帯の枠だけを選択可能な状態とした予約枠表示データを生成する。
次に、制御部21は、予約率の算出処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21は、予約済の時間を、配車の運行時間(予約枠によって設定される配送可能時間)で除算した値(予約率)を算出する。この場合、同じエリアコードにおける配車が複数ある場合には、予約済の合計時間と、その日に運行する配車の合計した運行時間を用いて、予約率を算出する。
そして、制御部21は、算出した予約率を、基準データ記憶部に記録されている展開基準値と比較する(ステップS2−3)。比較した結果、予約率が展開基準値以下の場合(ステップS2−3において「NO」の場合)には、制御部21は、ステップS1−11と同様に、予約テーブルの表示を行なう(ステップS2−9)。この場合、クライアント端末10のディスプレイに表示される納品日時予約画面600には、図7(a)に示す予約枠表示部750が表示される。この予約枠表示部750では、既に予約された時間帯には星印のアイコンで表示され、予約可能な時間帯には選択可能な矩形の太枠の入力欄が表示されている。なお、この予約枠表示部750は、予約を行なう配送の作業所要時間が1時間であるとした場合を表示しているため、予約可能な時間帯は1時間単位で表示されている。また、図7(a)に示すように、10時と15時に既に予約がされているため、その周囲の9時、11時、14時及び16時が予約可能な時間帯として表示されている。
一方、予約率が展開基準値より大きい場合(ステップS2−3において「YES」の場合)には、制御部21は、新たな予約枠が展開可能か否かを判断する(ステップS2−4
)。具体的には、制御部21は、取得した納品予約データ250の予約枠番の最大値と、特定したエリア展開数データ240の許容展開数とを比較する。
予約枠番の最大値が許容展開数よりも小さい場合(ステップS2−4において「YES」の場合)には、制御部21は、新たな予約枠の展開処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、制御部21は、このエリアの配送を示す予約枠を1つ増やして表示させるデータを生成する。例えば、図7(b)の予約枠表示部800には、A地区の予約枠は1つだけ表示されており、予約枠番の最大値は1つである。ここで、この予約日のA地区に対して、この新たな予約枠の展開処理が行なわれた場合には、予約枠が1つ増えた2つの予約枠を含む予約枠表示部850が表示される。すなわち、この新たな予約枠の展開処理によって、そのエリアの配送日に運行する車両を1つ増やし、増えた車両の予定を示す予約枠について時間を指定することが可能になる。
この場合、制御部21は、上記S1−8と同様に、配送先が非効率エリアか否かを判断する(ステップS2−6)。配送先が非効率エリアでない場合(ステップS2−6において「NO」の場合)には、制御部21は、全時間のロック解除処理を実行する(ステップS2−7)。この場合、制御部21は、新たに増加した予約枠におけるすべての時間帯を選択可能な状態にした予約枠表示データを生成する。一方、配送先が非効率エリアの場合(ステップS2−6において「YES」の場合)には、制御部21は、設定可能な時間帯のロック解除処理を実行する(ステップS2−8)。具体的には、制御部21は、取得した非効率エリアデータ230の設定開始時刻を取得し、新たに増加した予約枠において、取得した設定開始時刻に対応する時間帯のみを選択可能な状態にした予約枠表示データを生成する。
そして、制御部21は、ステップS1−11と同様に、予約テーブルの表示処理を実行する(ステップS2−9)この場合、クライアント端末10のディスプレイに表示される納品日時予約画面600には、図7(b)に示す予約枠表示部850が表示される。この予約枠表示部850においても、既に予約された時間帯には星印のアイコンが表示され、予約可能な時間帯には選択可能な矩形の太枠の入力欄が表示されている。なお、この予約枠表示部850において、予約を行なう作業所要時間が1時間より長い場合には、A地区の上の枠は選択できない状態で表示されることになる。
一方、予約枠番の最大値が許容展開数と同じ場合には、展開不可能(ステップS2−4において「NO」)として、予約テーブルの表示を行なう(ステップS2−9)。具体的には、制御部21は、予約枠を増加させずに、取得した納品予約データ250の予約枠番に基づいて予約を並べた予約枠表示部を表示するための予約枠表示データを生成する。そして、制御部21は、生成した予約枠表示データから予約画面表示データを生成し、クライアント端末10に送信して、納品日時予約画面600をディスプレイに表示させる。
以上により、配送の予約日における配送先のエリアについての予約枠表示部700,750,800,850を含む納品日時予約画面600が、クライアント端末10のディスプレイに表示される。そこで、担当者は、選択可能に表示されている予約枠の配送時間を選択する。
その後、担当者が、納品日時予約画面600の登録ボタンを選択すると、クライアント端末10は、配送予約システム20に対して予約登録依頼を送信する。この予約登録依頼には、納品日時予約画面600に表示されている納品先情報及び発注者情報と、指定された予約枠の配送時間及び予約枠番号とに関するデータが含まれる。
配送予約システム20の制御部21は、取得したデータに対して予約識別子を付与する
。そして、制御部21は、この予約識別子、受信した配送日に対応する予約日、配送時間に基づく配送開始予定時刻及び配送終了予定時刻、指定された予約枠に対応する予約枠番、配送先の住所コード、配送先住所、顧客識別子、作業形態及び発注者識別子に関するデータを含む納品予約データ250を納品予約データ記憶部25に記録する。そして、配送予約システム20は、記録した納品予約データ250の予約識別子をクライアント端末10に送信して、登録処理を行なったことを通知する。
以上により、配送予約処理が完了する。その後、予約日の所定日前(例えば2日前)になった場合、制御部21は、予約の確定処理を実行する。具体的には、制御部21は、納品予約データ記憶部25から、その予約日の納品予約データ250を抽出し、この納品予約データ250に基づいて、配車の手配指示や配送時に立ち会う作業者等に対しての連絡指示を行なう。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、配送予約システム20の制御部21は、予約された配送に関する納品予約データ250が記録される納品予約データ記憶部25に接続されている。この納品予約データ250には、配送開始予定時刻及び配送終了予定時刻、予約枠番及び配送先の住所コードを含む。配送予約依頼を受け入れた制御部21は、配送先の住所コードを取得し(ステップS1−3)、この住所コードに基づいて、配送先エリアの予約済み情報の取得を行なう(ステップS1−6)。そして、制御部21は、予約率を算出し(ステップS2−2)、この予約率が展開基準値より大きく、予約枠番の最大値が許容展開数よりも小さい場合(ステップS2−4において「YES」の場合)には、新たな予約枠の展開処理を実行する(ステップS2−5)。これにより、制御部21は、このエリアの配送を示す予約枠を1つ増やして表示させるデータを生成する。本実施形態では、1つの予約枠が1つの配送用の車両の予定を示しているため、このエリアの配送日に運行する車両が1つ増え、この増えた車両の予定を示す予約枠について時間を指定することが可能になる。逆に、既に予定されている車両の予約が少ない状態では、新たな予約枠が表示されない。このため、既に一部に予約がされている車両の空時間に対して配送予約が行なわれるので、車両を効率よく用いることができる。
・ 本実施形態では、制御部21が予約テーブルの表示処理を実行する(ステップS2−9)ことにより、クライアント端末10のディスプレイに表示される納品日時予約画面600に含まれる予約枠表示部750,800,850には、既に予約された時間帯には星印のアイコンが表示される。このため、既に予約されている配送時間を把握しながら配送時間が重ならないように、担当者が新たな配送時間を選択することができる。従って、配送時間が平均して指定されることが期待できるので、いっそう車両を効率よく用いることができる。
・ 本実施形態では、制御部21は、既に予約がある場合(ステップS1−7において「YES」の場合)には、その予約周囲の所要時間のロック解除処理を実行する(ステップS2−1)。ここでは、制御部21は、既に予約された時間帯を表示する星印のアイコンに隣接する時間において、作業所要時間に対応する時間が空いている時間帯の枠だけを選択可能な状態とした予約枠表示データを生成する。そして、制御部21は、この予約枠表示データを含む予約画面表示データを生成し、クライアント端末10に送信して、予約テーブルの表示を行なう(ステップS2−9)。これにより、担当者は、
既に予約されている配送と連続する予約しかできない。従って、車両を連続運行させるように配車を行なうので、車両を効率よく用いることができる。
・ 本実施形態では、制御部21は、作業形態毎に決定されている作業所要時間等に関するデータを記憶する基準データ記憶部を備えている。制御部21は、基準データ記憶部
から作業形態に応じた作業所要時間を取得し(ステップS1−2)、既に予約がある場合(ステップS1−7において「YES」の場合)には、その予約周囲の所要時間のロック解除処理を実行する(ステップS2−1)。このとき、制御部21は、既に予約されている時間帯に隣接する時間において、ステップS1−2で取得した作業所要時間に対応する時間が空いている時間帯を特定する。そして、この時間帯の枠だけを選択可能な状態とした予約枠表示データを生成する。このため、制御部21は、配送に伴う作業の所要時間に基づいて、実際の予約可能な車両の予約を行なわせることができる。
・ 本実施形態では、制御部21は、許容展開数を記録したエリア展開数データ記憶部24に接続されている。この許容展開数とは、表示可能な最大の予約枠の数であり、配置可能な最大の車両の数に相当する。制御部21は、予約率が展開基準値より大きく、予約枠番の最大値が許容展開数よりも小さい場合(ステップS2−4において「YES」の場合)には、制御部21は、新たな予約枠の展開処理を実行する(ステップS2−5)。ここで、許容展開数が稼動可能な車両数に基づく値に設定されている場合など、予め運行可能な車両数に制限がある場合には、それに応じた配車を行なうことができる。
・ 本実施形態では、エリア展開数データ記憶部24には、エリア及び日付における許容展開数が記録されている。このため、同じエリアであっても、日によって忙しい時期がある場合には、この繁忙期に対応可能な数の車両を用いて配車を行なうことができる。
・ 本実施形態では、制御部21は、非効率エリアの設定開始時刻が記録された非効率エリアデータ記憶部23に接続されている。制御部21は、予約がない場合(ステップS1−7において「NO」の場合)や新たな予約枠の展開処理を実行した(ステップS2−5)場合には、この配送先が非効率エリアか否かを判断する(ステップS1−8,S2−6)。ここで、配送先が非効率エリアの場合(ステップS1−8,S2−6において「YES」の場合)には、制御部21は、設定可能な時間帯のロック解除処理を実行する(ステップS1−10,S2−8)。具体的には、制御部21は、取得した非効率エリアデータ230の設定開始時刻を取得し、この予約枠又は新たに増加した予約枠において、取得した設定開始時刻に対応する時間帯のみを選択可能な状態にした予約枠表示データを生成する。このため、非効率エリアにおいては、より効率的な配送を行なえる時間帯にのみ予約が行なわれるので、非効率エリアに対しても配送を効率よく行なうことができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態において、制御部21が接続される対応エリアデータ記憶部22には、大分類エリアコードに対して複数の小分類エリアコードが対応付けられている対応エリアデータ220を記録した。このように大分類と小分類の2つの分類だけでなく、例えば、中分類を加えた場合など、更に段階的な分類にしてもよい。この場合には、大分類エリアコードに関連付けられる複数の中分類エリアコードを記録する第1分類データ記憶部と、中分類エリアコードに関連付けられる複数の小分類エリアコードを記録する第2分類データ記憶を設けてもよい。
○ 上記実施形態においては、制御部21は、予約率が展開基準値より大きい場合(ステップS2−3において「YES」の場合)には、予約枠番の最大値が許容展開数よりも小さい範囲で、新たな予約枠の展開処理を実行した(ステップS2−5)。新たな予約枠の展開処理は、これに限らず、予約率以外の条件に基づいて実行してもよい。この場合には、配送予約システム20に、予約枠を増やすための展開条件データを予め記憶させた条件データ記憶部を設ける。そして、予約画面表示処理において、制御部21は、既に予約がある場合(ステップS1−7において「YES」の場合)には、納品予約データ記憶部25から現在の予約状況に関するデータを取得し、この条件データ記憶部に記録された展開条件データと比較する。ここで、現在の予約状況が展開条件と一致する場合には、制御
部21は、予約枠を増加させる処理を実行する。例えば、1つの予約枠に10個の時間枠があり、展開条件データとして、「所定数(例えば「5」個)以上の時間枠の予約」が記憶されているとする。この場合、制御部21は、納品予約データ250に基づいて現在の予約状況(予約により埋まっている時間枠の数)を算出し、展開条件として記録された所定数と比較する。そして、既に予約された時間枠の数が所定数以上の場合には、制御部21は、新たな予約枠を増加させて表示させる。
○ 上記実施形態においては、新たな予約枠の展開処理(ステップS2−5)において、制御部21は、このエリアの配送を示す予約枠を1つ増やして表示させるデータを生成する。ここで、新たな予約枠の展開処理(ステップS2−5)において増加させる予約枠は1つに限定されるものでもない。具体的には、予約枠を増やす条件、及び予約枠の増やし方に関するデータを条件データ記憶部に記憶させておく。例えば、「予約日より所定期間前に、所定の予約率に到達」という条件に対して、予約枠の増やし方として「増やす予約枠の数」を記録しておく。ここでは、予約日よりも1ヶ月以上前に所定の予約率に到達した場合には、予約枠を2つ増やし、予約日まで1ヶ月内の場合には、予約枠を1つずつ増やすようにしてもよい。
○ 上記実施形態においては、エリア展開数データ記憶部24に記録させるエリア展開数データ240は、エリア別でかつ日別に設定した。これに限らず、エリア展開数データ240を、曜日別や年月日別に設定してもよい。また、エリア展開数データ240を、通常用いるエリア展開数データ240と、特別の日に用いるエリア展開数データ240の2つのデータを記憶させてもよい。具体的には、制御部21は、通常用いるエリア別の許容展開数を記録する第1展開数データ記憶手段と、エリア別及び年月日別の第2展開数データ記憶手段とを備える。制御部21は、配送日が特定された場合、この日に対応する年月日と配送先のエリアとで特定されるエリア展開数データ240を第2展開数データ記憶手段から抽出する。抽出できた場合には、このエリア展開数データ240を用い、抽出できなかった場合には、制御部21は、この配送先のエリアに関連付けられているエリア展開数データ240を第1展開数データ記憶手段から取得する。これにより、様々な条件に応じて配置可能な車両を準備することができる。
○ 上記実施形態においては、顧客からの納品時間の指示がない場合について説明した。これに限らず、顧客から納品時間が指示された場合にも併用してもよい。具体的には、発注システムは、顧客時間指定欄を含ませた発注画面データをクライアント端末10に送信する。クライアント端末は、顧客時間指定欄を含ませた発注画面を表示する。ここで、顧客から納品時間が指定されていた場合には、担当者は、クライアント端末10は、入力された顧客情報、配送先情報、発注者情報及び指定された納品時間を取得して、配送予約システム20に送信する。配送予約システム20の制御部21は、取得したデータに基づいて予約識別子を付与した上、納品予約データ250を生成して、納品予約データ記憶部25に記録する。この場合、納品予約データ250に、顧客からの時間指定があったことを示すフラグを記録するデータを含ませてもよい。この顧客からの時間指定があった後に、この配送と同じエリアにおける別の配送があった場合には、時間指定に対応する車両を別の配送に使うことが可能になる。このため、予約時間が平均化されて、車両の利用効率を向上することができる。
実施形態におけるシステムの概略図。 データ記憶部のデータの構成を説明する説明図であり、(a)は対応エリアデータ記憶部、(b)は非効率エリアデータ記憶部、(c)はエリア展開数データ記憶部。 納品予約データ記憶部に記録されたデータの説明図。 予約画面表示処理の前半の処理手順を説明するための流れ図。 予約画面表示処理の後半の処理手順を説明するための流れ図。 納品日時予約画面の説明図。 予約枠表示部の説明図であり、(a)は予約周囲の所要時間のみロック解除した場合、(b)は新たな予約枠の展開処理を行なった場合を示す。
符号の説明
10…クライアント端末、20…配車支援システムとしての配送予約システム、21…制御部、23…非効率エリアデータ記憶手段としての非効率エリアデータ記憶部、24…エリア展開数データ記憶手段としてのエリア展開数データ記憶部、25…予約データ記憶手段としての納品予約データ記憶部、700,750,800,850…予約枠表示部。

Claims (8)

  1. 配送先のエリアを特定するエリア識別子に関連付けて、配送車両の予定を設定するための予約枠に対して配送時間を含む配送予約に関するデータを記録する予約データ記憶手段と、クライアント端末とに接続される制御部を備え、配車の運行計画の支援を行なうシステムであって、
    前記制御部が、
    クライアント端末から受信した配送予約依頼に含まれる配送先のエリア識別子を特定する配送識別子特定手段、
    特定したエリア識別子を含む配送予約を前記予約データ記憶手段から抽出する配送予約抽出手段、
    抽出した配送予約の配送時間に基づいて、予約可能な予約枠を増やした予約枠表示部を表示するためのデータを生成する予約枠データ生成手段、
    前記予約枠表示部及び前記抽出した配送予約の配送時間に関する情報を含む予約画面のデータを生成する画面データ生成手段、及び
    前記予約画面のデータをクライアント端末に送信する送信手段
    を備えたことを特徴とする配車支援システム。
  2. 前記予約枠データ生成手段は、このエリアの予約枠に対する予約率を算出し、この予約率が所定値より大きい場合には、前記予約枠を増やすことを特徴とする請求項1に記載の配車支援システム。
  3. 前記画面データ生成手段は、前記配送予約抽出手段によって抽出された配送予約の前後の時間帯に予約が可能な場合には、この配送予約の前後の時間帯のみを選択可能とする予約画面のデータを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の配車支援システム。
  4. 前記配送予約依頼には、配送に伴う作業の種類を特定するための種別特定のデータが含まれ、
    前記制御部は、作業の種類に応じた所要時間に関する作業所要時間のデータを記録する作業所要時間データ記憶手段に更に接続されており、
    前記画面データ生成手段は、受信した配送予約の作業の種別特定のデータに基づいて、前記作業所要時間のデータから、この配送に伴う作業の所要時間を特定し、この作業の所要時間が、前記配送予約の前後の時間帯よりも小さい場合には、この時間帯を選択可能とすることを特徴とする請求項3に記載の配車支援システム。
  5. 前記配送予約には、エリア識別子に関連付けて既に運行予定の車両の予定数を特定するデータが含まれており、
    前記制御部は、配送先のエリアを特定する配送識別子に関連付けて、このエリアに対して運行可能な車両の最大数を記録したエリア展開数データ記憶手段に更に接続されており、
    前記予約枠データ生成手段は、車両の予約率が所定値より大きい場合には、特定した配送識別子に基づいて運行可能な車両の最大数を前記エリア展開数データ記憶手段から抽出し、この最大数が、抽出した配送予約から特定される予定数より小さい場合にのみ、前記予約可能な予約枠を1つ増やした予約枠表示部を表示するためのデータを生成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の配車支援システム。
  6. 前記制御部は、非効率エリアの配送識別子に関連付けて、このエリアへの効率的な配送が可能な特定時間帯に関するデータをした非効率エリアデータ記憶手段に接続されており、
    前記制御部が、前記配送識別子特定手段が特定した配送識別子が非効率エリアの配送識
    別子である場合には、前記非効率エリアデータ記憶手段から、この非効率エリアの特定時間帯を取得し、この特定時間帯が予約可能である場合にのみ配送予約を受付ける非効率エリア予約手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の配車支援システム。
  7. 配送先のエリアを特定するエリア識別子に関連付けて、配送車両の予定を設定するための予約枠に対して配送時間を含む配送予約に関するデータを記録する予約データ記憶手段と、クライアント端末とに接続される制御部を用いて、配車の運行計画の支援を行なう方法であって、
    前記制御部が、
    クライアント端末から受信した配送予約依頼に含まれる配送先のエリア識別子を特定する配送識別子特定段階、
    特定したエリア識別子を含む配送予約を前記予約データ記憶手段から抽出する配送予約抽出段階、
    抽出した配送予約の配送時間に基づいて、予約可能な予約枠を増やした予約枠表示部を表示するためのデータを生成する予約枠データ生成段階、
    前記予約枠表示部及び前記抽出した配送予約の配送時間に関する情報を含む予約画面のデータを生成する画面データ生成段階、及び
    前記予約画面のデータをクライアント端末に送信する送信段階
    を実行することを特徴とする配車支援方法。
  8. 配送先のエリアを特定するエリア識別子に関連付けて、配送車両の予定を設定するための予約枠に対して配送時間を含む配送予約に関するデータを記録する予約データ記憶手段と、クライアント端末とに接続される制御部を用いて、配車の運行計画の支援を行なうプログラムであって、
    前記制御部を、
    クライアント端末から受信した配送予約依頼に含まれる配送先のエリア識別子を特定する配送識別子特定手段、
    特定したエリア識別子を含む配送予約を前記予約データ記憶手段から抽出する配送予約抽出手段、
    抽出した配送予約の配送時間に基づいて、予約可能な予約枠を増やした予約枠表示部を表示するためのデータを生成する予約枠データ生成手段、
    前記予約枠表示部及び前記抽出した配送予約の配送時間に関する情報を含む予約画面のデータを生成する画面データ生成手段、及び
    前記予約画面のデータをクライアント端末に送信する送信手段
    として機能させることを特徴とする配車支援プログラム。
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