JP2008222296A - 仕切り体 - Google Patents

仕切り体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008222296A
JP2008222296A JP2007066810A JP2007066810A JP2008222296A JP 2008222296 A JP2008222296 A JP 2008222296A JP 2007066810 A JP2007066810 A JP 2007066810A JP 2007066810 A JP2007066810 A JP 2007066810A JP 2008222296 A JP2008222296 A JP 2008222296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
partition
cut
partition plate
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007066810A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Teraoka
勝彦 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2007066810A priority Critical patent/JP2008222296A/ja
Publication of JP2008222296A publication Critical patent/JP2008222296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、製品がケースに入った状態であっても抜き取ることができ、かつ、小さく折りたたむことができる仕切り体を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明にかかる仕切り体は、空間を前後方向に仕切る少なくとも1枚の縦仕切り板と、空間を左右方向に仕切る複数枚の横仕切り板とを備え、該縦仕切り板と該横仕切り板とが組み合わされて形成される仕切り体であって、前記複数枚の横仕切り板のうち隣接する二の横仕切り板に連結し、かつ、該二の横仕切り板の両前端部分又は両後端部分を両側縁部分とする連結板をさらに備え、前記縦仕切り板、前記横仕切り板、及び前記連結板のうち少なくともいずれか一の板が、他の板との境界部分近傍に切り起し片を有し、前記縦仕切り板と前記横仕切り板とが略直角をなした状態で、前記切り起し片が切り起こされると、前記切り起し片の側縁部分が前記他の板に当接することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、製品(被仕切り体)同士が包装ケース内で接触するのを防ぐ仕切り体に関する。特に、空間を前後方向に仕切る縦仕切り板と、空間を左右方向に仕切る横仕切り板とが組み合わされて形成される仕切り体に関する。
製品の挿入前に予め包装ケース内に挿入でき、かつ、空間を前後方向に仕切る縦仕切り板と、空間を左右方向に仕切る横仕切り板とが組み合わされて形成されるような仕切り体は、例えば特許文献1〜3で提案される。また、一般的なものとして、舟形仕切り体と呼ばれる仕切り体がある。
図7は、代表的な舟形仕切り体51の斜視図である。図7に示す船形仕切り体51は、空間を前後方向に仕切る縦仕切り板52と、空間を左右方向に仕切る2つの横仕切り板53、54と、さらに2つの横仕切り体53、54に連結する底板55とから構成されている。2つの横仕切り板53、54と底板55とは、1枚の段ボールシート56から形成されている。この横仕切り体53、54側の段ボールシート56と、縦仕切り板52側の段ボールシート57とを組み合わせることによって、舟形仕切り体51が形成される。図7から明らかなように、舟形仕切り体51は、それぞれ直交する縦仕切り板52、横仕切り板53、54、及び底板55の三方向の板を備えているため、これらが互いに干渉することで所定の形状を維持することができ、舟形仕切り体51全体が安定している。そのため、予め仕切り体51を包装ケースに挿入しても仕切り体51が崩れることがなく、製品挿入の際に製品が仕切り板52〜54に引っ掛かることはない。同様に、引用文献1〜3で開示されている仕切り体も縦仕切り板及び横仕切り板の他に底板を有しているため、全体が安定している。
図8は、舟形仕切り体51の組立方法を示した斜視図である。このうち、図8(a)に示したような折りたたまれた状態で、製品の包装現場に保管され、搬入される。図8(a)では、縦仕切り体52を形成する段ボールシート57の右側の切欠部58にのみ、横仕切り体53、54を形成する段ボールシート56が挿入されている。また、横仕切り体53、54側の段ボールシート56は、右側の横仕切り体53と底板55との境界部分60で折り返されている。このようにすることで、舟形仕切り体51全体を板状に折りたたむことができる。組み立てる際は、図8(b)で示すように、縦仕切り板52側の段ボールシート57と横仕切り体53、54側の段ボールシート56が直交するように位置させる。そして、図8(c)に示すように、横仕切り板53、54側の段ボールシート56を起こして、左側の横仕切り板54を縦仕切り板52の左側の切欠部59に差し込むようにする。左側の横仕切り板54が、縦仕切り板52の左側の切欠部59にしっかり差し込まれると、図7のような舟形仕切り体51の形態となり、組立作業が終了する。なお、舟形仕切り体51が組み立てられて包装ケースに挿入された後、仕切られた空間に製品が挿入される。
特開平11−301646号公報 特開平11−348971号公報 特開2004−276924号公報
以上のように、舟形仕切り体51は、底板55を備えることで仕切り体としての形状を維持することができ、全体が安定している。ところが、包装ケースを上方から開梱し、舟形仕切り体51を取り除こうとすると、底板55が邪魔になり、舟形仕切り体51だけを抜き取ることはできない。そのため、製品を包装ケースに入れた状態でディスプレイしたいような場合、一旦製品を取り出した後に舟形仕切り体51を取り出し、再度製品を包装ケースに挿入するという手間のかかる作業が必要であった。
また、図8(a)に示すように、舟形仕切り体51は、保管及び搬入時には板状に折りたたむことが可能である。ところが、折りたたんだ状態では、横仕切り体53、54側の段ボールシート56が、縦仕切り板52側の段ボールシート57から大きくはみ出していることから、保管及び搬入時には占有面積が広く、取り扱いも不便であった。
そこで本発明は、製品が包装ケースに入った状態であっても抜き取ることができ、かつ、小さく折りたたむことができる仕切り体を提供することを目的としている。
本発明は上述のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明にかかる仕切り体は、空間を前後方向に仕切る少なくとも1枚の縦仕切り板と、空間を左右方向に仕切る複数枚の横仕切り板とを備え、該縦仕切り板と該横仕切り板とが組み合わされて形成される仕切り体であって、前記複数枚の横仕切り板のうち隣接する二の横仕切り板に連結し、かつ、該二の横仕切り板の両前端部分又は両後端部分を両側縁部分とする連結板をさらに備え、前記縦仕切り板、前記横仕切り板、及び前記連結板のうち少なくともいずれか一の板が、他の板との境界部分近傍に切り起し片を有し、前記縦仕切り板と前記横仕切り板とが略直角をなした状態で、前記切り起し片が切り起こされると、前記切り起し片の側縁部分が前記他の板に当接することを特徴とする。
ここで、上記の「切り起す」とは、ベース部分(各板)から一部を連結したまま切り離し、その一部を軸あるいは支点としてベース部分に対して角度をなすように起こすことをいう。なお、切り離される部分は、切り起しの際に切り離すようにしてもよく、事前に切り離されていてもよい。
上記構成によれば、切り起し片の側縁部分が他の板に当接することで仕切り体全体を安定させつつ、仕切り体を底板の無い構成とすることができる。さらに、上記構成によれば、横仕切り板及び連結板を縦仕切り板に重なるように折りたたむことができるため、縦仕切板から大きく突出する部分を作らずに仕切り体を板状に折りたたむことができる。
また、上記仕切り体において、前記一の板が前記連結板であって、前記他の板が前記横仕切り板としてもよい。かかる構成によれば、縦仕切り板と横仕切り板とが略直角をなすとき、切り起し片を有する連結板が前後方向に突出する面となるため、切り起し作業を容易に行うことができる。
また、上記仕切り体において、前記切り起し片は、その一辺である基端辺を切り起しの軸とし、該基端辺は、前記一の板に設けられた罫線であって、かつ、前記一の板と前記他の板との境界線に略直交しており、前記切り起し片の前記基端辺以外の三辺は、前記一の板に設けられた切込線により形成されてもよい。かかる構成によれば、切り起し片の側縁部分を前記他の板に当接しながら切り起こすことができる。よって、切り起し片の切り起し角度にかかわらず、切り起し片の側縁部分を他の板に当接させることができる。
また、上記仕切り体において、前記一の板は中芯と段ボール原紙が貼合された段ボールシートであって、前記基端辺は前記中芯の流れ方向に略直角であってもよい。ここで、上記の「中芯」とは、段ボールの内部を構成する波状のシートのことであって、「流れ方向」とは、この波の幅方向に対して直角をなす方向をいう。かかる構成によれば、波の幅方向から受ける力に対しては強度が高いという段ボールシートの特性を利用して、他の板から受ける力に対して切り起し片の強度を上げることができる。よって、切り起し片を折れ曲がりにくい構成とすることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、仕切り体を底板の無い構成とすることができ、縦仕切り体から大きく突出する部分を作らずに仕切り体を板状に折りたたむことができる。よって、本発明によれば、製品が包装ケースに入った状態であっても抜き取ることができ、かつ、小さく折りたたむことができる仕切り体を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る仕切り体1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る仕切り体1の斜視図である。図1に示すように、仕切り体1は、縦仕切り板2と、第1横仕切り板3と、第2横仕切り板4と、連結板5とを備えている。また、図1に示すように、連結板5は切り起し片6を有している。以下、各構成2〜6について詳細に説明する。なお、以下の説明では、縦仕切り体2に対して垂直な方向を前後方向とし、図1における奥側を後方、手前側を前方とする。また、前後方向と直角をなす方向を横方向とし、図1における右側を右方、左側を左方とする。
縦仕切り板2は、空間を前後方向に仕切る仕切り板である。図1に示すように、縦仕切り板2は略長方形であって、板状の形状を有している。縦仕切り板2は、可撓性を有する1枚の段ボールシート(第1段ボールシート13;図2参照)から形成される。縦仕切り板2には、上端部分から中央付近まで伸延する第1切欠部7及び第2切欠部8が設けられている。縦仕切り板2に設けられたこれらの両切欠部7、8には、両横仕切り板3、4が差し込まれている。第1切欠部7から縦仕切り板2の右側端部までの距離、第2切欠部8から縦仕切り板2の左側端部までの距離、及び両切欠部7、8の間の距離は略等しくなっている。両切欠部7、8の幅は、およそ段ボールシートの厚さ程度であるが、縦仕切り板2の上縁付近では幅が徐々に広くなっている。上縁付近の幅を広くすることにより横仕切り板3、4を挿入しやすい形状としている。
第1横仕切り板3は、空間を左右方向に仕切る仕切り板である。図1に示すように、第1横仕切り板3は略長方形であって、板状の形状を有している。また、第1横仕切り板3は、縦仕切り板2と直交している。第1横仕切り板3、連結板5、及び第2仕切り板4は可撓性を有する1枚の段ボールシート(第2段ボールシート14;図2参照)からなり、第1横仕切り板3は右端の部分にあたる。第1横仕切り板3には、下端部分から中央付近まで伸延する第3切欠部9が設けられており、縦仕切り板2が差し込まれている。また、第3切欠部9の位置は、縦仕切り板2に設けられた第1切欠部に対応しているとともに、第1横仕切り板3の前後方向中央部分である。第3切欠部9の幅は、およそ段ボールシートの厚さ程度であるが、第1横仕切り板3の下縁付近は幅が徐々に広くなっている。下縁付近の幅を広くすることにより縦仕切り板2を挿入しやすい形状としている。
第2横仕切り板4は、空間を左右方向に仕切る仕切り板である。図1に示すように、第2横仕切り板4は略長方形であって、板状の形状を有している。また、第2横仕切り板4は、縦仕切り板2と直交している。第1横仕切り板3、連結板5、及び第2仕切り板4は可撓性を有する1枚の段ボールシート(第2段ボールシート14;図2参照)からなり、第2横仕切り板4は左端の部分にあたる。第2横仕切り板4には、下端部分から中央付近まで伸延する第4切欠部10が設けられており、縦仕切り板2が差し込まれている。また、第4切欠部10の位置は、縦仕切り板2に設けられた第4切欠部に対応するとともに、第2横仕切り板4の前後方向中央部分である。第4切欠部10の幅は、およそ段ボールシートの厚さ程度であるが、第2横仕切り板4の下縁付近は幅が徐々に広くなっている。下縁付近の幅を広くすることにより縦仕切り板2を挿入しやすい形状としている。
連結板5は、隣接する二の横仕切り板3、4に連結する板である。図1に示すように、連結板5は略長方形であって、その幅は第1横仕切り板3や第2横仕切り板4の幅のおよそ半分となっている。また、第1横仕切り板3、連結板5、及び第2仕切り板4は可撓性を有する1枚の段ボールシート(第2段ボールシート14;図2参照)からなり、そのうち連結板5は中央部分にあたる。つまり、連結板5の右側縁部分が第1横仕切り板3の前端部分となっており、左側縁部分が第2横仕切り板4の前端部分となっている。なお、連結板5は第1横仕切り板3と第2横仕切り板4とに対して直角をなしているため、縦仕切り板2とは平行になっている。連結板5は、他の板2〜4と上記のような関係になっているため、縦仕切り板2、第1横仕切り板3、第2横仕切り板4、及び連結板5で囲まれた部分は、上方から見た場合およそ正方形となっている。
切り起し片6は、仕切り体1の組み立て時に切り起こされる部分である。図1に示すように、切り起し片6は、連結板5上の第1横仕切り板3との境界線11近傍に位置している。なお、図1は、切り起し片6が切り起こされた状態の図である。本実施形態に係る切り起し片6の形状は略矩形であり、切り起し片6の一辺である基端辺16は、連結板5に設けられた罫線である。また、この基端辺16は、連結板5と第1横仕切り板3との境界部分(境界線)11に略直交している。さらに、切り起し片6の他の三辺17〜19は、連結板5に設けられた切込線により形成されている。かかる構成により、基端辺16を切り起しの軸として切り起し片6を切り起こすことができる。図1に示すように、縦仕切り板2と両横仕切り板3、4とが略直角をなした状態で、切り起し片6が切り起こされると、切り起し片6の側縁部分にあたる辺17が第1横仕切り板3に当接する。なお、連結板5の中芯の流れ方向は、上下方向である。つまり、基端辺16は中芯の流れ方向に略直角である。これにより、第1横仕切り板3から受ける力に対しては、強度が高くなっている。
以上が、本実施形態に係る仕切り体1の構成である。このように、本実施形態に係る仕切り体1は、従来の舟形仕切り体等の仕切り体が備えていた底板がない。そのため、製品(被仕切り体)が包装ケースAに入った状態で、仕切り体1を取り除くことができる(図5参照)。よって、包装ケースに入った状態で製品をディスプレイするときには、仕切り体1が簡単に取り除けるため大変便利である。
次に、図2〜5を参照し、本実施形態に係る仕切り体1の組立方法及び使用方法について説明する。
図2は、本実施形態に係る仕切り体1の展開図である。言い換えれば、図2は、仕切り体1が組み立てられる前の状態の図である。実施形態に係る仕切り体1は、第1段ボールシート13と、第2段ボールシート14の2つの段ボールシートから構成されている。図2のうち図2(a)は第1段ボールシート13であって、図2(b)は第2段ボールシート14である。第1段ボールシート13は縦仕切り板2となり、第2段ボールシート14は第1横仕切り板3、第2横仕切り板4、及び連結板5となる。第2段ボールシート14の各板3〜5の各境界部分11、12は、罫線が施されており、折り曲げやすくなっている。また、図1で説明したように、第1段ボールシート13の所定個所には第1切欠部7及び第2切欠部8が施され、第2段ボールシート14の所定個所には第3切欠部9及び第4切欠部10が設けられ、第2段ボールシート14の連結板5となる部分には切り起し片6の四辺16〜19を形成するための罫線及び切込線が設けられている。
図3は、両段ボールシート13、14の組み合わせ方法を示した図である。図3に示すように、2つの段ボールシート13、14を組み立てるにあたって、第2段ボールシート14の第3切欠部9及び第4切欠部10をそれぞれ、第1段ボールシート13の第1切欠部7及び第2切欠部8に位置させる。このとき、位置合わせが容易にできるように、図3のように第2段ボールシート14の各境界部分11、12を折曲げた状態にしてもよい。ただし、各切欠部7〜10が所定の位置になるように第1段ボールシート13と第2段ボールシート13とを組み合わせることができれば、一方の境界部分(例えば第1横仕切り板3と連結板5の境界部分11)のみを折り返した状態で組み合わせてもよい。
図4は、仕切り体1を折りたたんだ状態の図である。仕切り体1の保管及び搬入は、図4に示す状態で行われる。図4では、第1横仕切り板3と連結板5との境界部分11を折り返し、板状に折りたたまれている。このとき、第2段ボールシート14は第1段ボールシート13(縦仕切り板2)と完全に重なるため、第2段ボールシート14が第1段ボールシート13からはみ出ることなない。このように、本実施形態に係る仕切り体1は、小さく折りたたむことができ、かさばらず、取り扱いが容易である。
図5は、仕切り体1を包装ケースAに入れる状態の図である。図5に示すように、仕切り体1を包装ケースAに入れる前に、平面状に折りたたまれた仕切り体1を、再度立体状になるように起こし、縦仕切り板2と両横仕切り板3、4とが直交するようにする。さらに、その状態で切り起し片6を切り起こす。このとき切り起し片6の側縁部分17は、第1横仕切り板3に当接し、図1の状態になる。先に述べたように、連結板5と第1横仕切り板3との境界部分11が折り返され、図4で示す状態で仕切り体1は保管及び運搬される。そのため、段ボールシートの特性により、保管及び運搬時に図4の状態を長時間維持すると、連結板5と第1横仕切り板3との境界部分11には折り返し状態を維持しようとするクセが付けられてしまう。つまり、板状になった仕切り体1を立体状にしようとすると、板状に戻ろうとするクセが付けられてしまう。これに対し、切り起し片6の側縁部分17が第1横仕切り板3に当接することで、仕切り体1が折り返された状態に戻ろうとするのを防ぐことができ、その結果、仕切り体1全体が安定する。このように、本実施形態にかかる仕切り体1によれば、底板がなくとも、仕切り体としての形状を維持することができる。
その後、図5に示すように、仕切り板1を包装ケースAに挿入し、さらに製品(被仕切り体)Bを挿入する。このとき、切り起し片6の軸部分となる基端辺16が上方となるように、仕切り体1を挿入する。このような方向で仕切り体1を挿入すると、製品Bの挿入時に製品Bが切り起し片6に接触したときでも、切り起こされた切り起し片6が抵抗なく元に戻る。そのため、切り起し片6が、製品挿入の妨げになることはない。なお、製品Bが挿入されてしまうと、仕切り体1の各仕切り板2〜4が製品Bに接するため、切り起し片6がなくても仕切り体1は安定する。その後、仕切り体1及び製品Bが入った包装ケースAは完全に梱包されて輸送される。輸送後、包装ケースAを開梱したときに、製品Bを移動させることなく仕切り体1を取り除くことができる点は、前述したとおりである。
以上が、本実施形態に係る仕切り体1の組立方法及び使用方法である。このように、本実施形態にかかる仕切り体1は、第2段ボールシート14を起こし、続いて切り起し片6を切り起こすという作業のみで平板状から立体状へすることができる。このように、従来の舟形仕切り体では必要であった一方の段ボールシートに他方の段ボールシートをはめ込むという作業が不要となった。よって、本実施形態にかかる仕切り体1によれば、梱包作業時の仕切り体の組立作業を大幅に軽減することができる。
以上、本実施形態にかかる仕切り体1について説明した。以上では、切り起し片6が1つである場合について説明したが、これに替えて仕切り体1が複数個の切り起し片6を有するようにしてもよい。
また、以上では、連結板5が切り起し片6を有し、切り起し片6の側縁部分が第1横仕切り板3に当接する場合について説明したが、連結板5以外の板が切り起し片6を有し、切り起し片6の側縁部分が第1横仕切り板3以外の板に当接するようにしても良い。例えば、図6(a)に示すように、第2横仕切り板4が切り起し片6を有し、切り起し片6の側縁部分が縦仕切り板2に当接するようにしてもよい。
また、以上では、切り起し片6の形状が略矩形状である場合について説明したが、これに替えて、切り起し片6の形状を略矩形状以外の形状にしてもよい。例えば、図6(b)に示す切り起し片6Aのように、一の板と他の板の境界線に直交する辺と、この境界線に沿う辺とを有する扇状にしてもよい。
また、以上では、仕切り体1が2枚の横仕切り板を備える場合について説明したが、これに替えて、図6(c)に示すように、仕切り体1cが第1横仕切り板3及び第2横仕切り板4に加え、第3横仕切り板19の3枚の横仕切り板を備えるようにしてもよく、それ以上備えるようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る仕切り体は、製品が包装ケースに入った状態であっても抜き取ることができ、かつ、小さく折りたたむことができる。よって、仕切り体の技術分野において有益である。
本実施形態に係る仕切り体の斜視図である。 図1の仕切り体の展開図である。 図1の仕切り体の組み立て方法を示した図である。 図1の仕切り体を折りたたんだ状態の斜視図である。 図1の仕切り体の使用方法を示した図である。 本願発明に係る仕切り体の他の実施形態を示した図である。 従来の仕切り体の斜視図である。 従来の仕切り体の組み立て方法を示した図である。
符号の説明
1 仕切り体
2 縦仕切り板
3 第1横仕切り板
4 第2横仕切り板
5 連結板
6 切り起し片
7 第1切欠部
8 第2切欠部
9 第3切欠部
10 第4切欠部
11 境界部分(境界線)
12 境界部分(境界線)
13 第1段ボールシート
14 第2段ボールシート
16 基端辺
17〜19 辺(側縁部分)
A 包装ケース
B 製品

Claims (4)

  1. 空間を前後方向に仕切る少なくとも1枚の縦仕切り板と、空間を左右方向に仕切る複数枚の横仕切り板とを備え、該縦仕切り板と該横仕切り板とが組み合わされて形成される仕切り体であって、
    前記複数枚の横仕切り板のうち隣接する二の横仕切り板に連結し、かつ、該二の横仕切り板の両前端部分又は両後端部分を両側縁部分とする連結板をさらに備え、
    前記縦仕切り板、前記横仕切り板、及び前記連結板のうち少なくともいずれか一の板が、他の板との境界部分近傍に切り起し片を有し、
    前記縦仕切り板と前記横仕切り板とが略直角をなした状態で、前記切り起し片が切り起こされると、前記切り起し片の側縁部分が前記他の板に当接することを特徴とする、仕切り体。
  2. 前記一の板が前記連結板であって、前記他の板が前記横仕切り板である、請求項1記載の仕切り体。
  3. 前記切り起し片は、その一辺である基端辺を切り起しの軸とし、
    該基端辺は、前記一の板に設けられた罫線であって、かつ、前記一の板と前記他の板との境界線に略直交しており、
    前記切り起し片の前記基端辺以外の辺は、前記一の板に設けられた切込線により形成される、
    請求項1又は2記載の仕切り体。
  4. 前記一の板は中芯と段ボール原紙が貼合された段ボールシートであって、前記基端辺は前記中芯の流れ方向に略直角である、請求項3記載の仕切り体。

JP2007066810A 2007-03-15 2007-03-15 仕切り体 Pending JP2008222296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007066810A JP2008222296A (ja) 2007-03-15 2007-03-15 仕切り体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007066810A JP2008222296A (ja) 2007-03-15 2007-03-15 仕切り体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008222296A true JP2008222296A (ja) 2008-09-25

Family

ID=39841366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007066810A Pending JP2008222296A (ja) 2007-03-15 2007-03-15 仕切り体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008222296A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101799616B1 (ko) 2010-10-01 2017-11-20 디에스 스미스 패키징 프랑스 카드보드 시트로 만들어진 블랭크, 교차 브레이싱 인서트, 이러한 블랭크로부터 교차 브레이싱 인서트를 제조하는 방법 및 기계

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61164942A (ja) * 1984-12-30 1986-07-25 味の素株式会社 包装箱の中仕切構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61164942A (ja) * 1984-12-30 1986-07-25 味の素株式会社 包装箱の中仕切構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101799616B1 (ko) 2010-10-01 2017-11-20 디에스 스미스 패키징 프랑스 카드보드 시트로 만들어진 블랭크, 교차 브레이싱 인서트, 이러한 블랭크로부터 교차 브레이싱 인서트를 제조하는 방법 및 기계

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016098027A (ja) ラップアラウンドケース
JP3150184U (ja) 段ボール製トレー
JP2008250271A (ja) 表示板
JP2008222296A (ja) 仕切り体
JP2015205715A (ja) 表示装置の梱包構造
JP5031655B2 (ja) スペーサ
JP2009173330A (ja) 包装箱
JP2007118993A (ja) 箱体及び箱体の折り畳み方法
JP2010023885A (ja) 梱包箱
JP2019094115A (ja) 包装用箱体
JP2015016875A (ja) トレイ
JP2021095183A (ja) 仕切付き包装箱
JP6772722B2 (ja) トレイ
JP2017132498A (ja) 包装箱
JP3217394U (ja) 仕切部材
JP2022085444A (ja) トレイおよびブランク
JP3153592U (ja) 仕切体及び仕切体が収納された箱
JP5662287B2 (ja) 展示台兼用スペーサ
WO2024048155A1 (ja) 緩衝材
JP2008120424A (ja) 包装体
JP2018115017A (ja) 包装容器
JP2010052798A (ja) 包装ケース
JP3195616U (ja) 包装用段ボールシート及び包装体
JP2015168444A (ja) 仕切り体
JP3201987U (ja) 包装箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120508