JP2008221324A - パイプ材把持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造を簡素化し、製作コストを削減することのできるパイプ材把持装置を提供すること。
【解決手段】パイプWの管端の内面に当接してパイプWを把持する内径把持体3と、外周面が前記内径把持体3の内面に形成した傾斜面と等しい角度で傾斜した内径ホルダ4と、前記内径把持体3を押圧する押圧部材7とからなり、内径把持体3を押圧部材7によって押圧することにより、内径把持体3を拡開してパイプWを把持するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】パイプWの管端の内面に当接してパイプWを把持する内径把持体3と、外周面が前記内径把持体3の内面に形成した傾斜面と等しい角度で傾斜した内径ホルダ4と、前記内径把持体3を押圧する押圧部材7とからなり、内径把持体3を押圧部材7によって押圧することにより、内径把持体3を拡開してパイプWを把持するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、パイプ材把持装置に関し、特に、長尺の鋼管(パイプ)をテーパー鋼管に加熱雰囲気下で塑性加工する際のパイプの端管を把持するためのパイプ材把持装置に関するものである。
従来の長尺の鋼管(パイプ)をテーパー鋼管に加熱雰囲気下で塑性加工する際のパイプの端管を把持するパイプ材把持装置を図5に示す。
このパイプ材把持装置50A、50Bは、テンション側回転機構台T1と駆動側回転機構台T2(以下、単に「回転機構台T」という。)のそれぞれの主軸先端に配備され、モータM等の駆動手段により回転するマンドレル54に被加工物であるパイプ素材Wを嵌め、マンドレル54の先端に穿孔したピン挿入孔にパイプ素材Wに穿孔した孔をあわせてピン51を挿入し、回転時にピン51が抜け落ちるのを防止するためのピン抜け防止リング52をボルト53等の固定手段によって固定することによってパイプ素材Wを把持するものである。
このパイプ材把持装置50A、50Bは、テンション側回転機構台T1と駆動側回転機構台T2(以下、単に「回転機構台T」という。)のそれぞれの主軸先端に配備され、モータM等の駆動手段により回転するマンドレル54に被加工物であるパイプ素材Wを嵌め、マンドレル54の先端に穿孔したピン挿入孔にパイプ素材Wに穿孔した孔をあわせてピン51を挿入し、回転時にピン51が抜け落ちるのを防止するためのピン抜け防止リング52をボルト53等の固定手段によって固定することによってパイプ素材Wを把持するものである。
把持されたパイプ素材Wは、同期駆動制御機構(図示せず)によって両回転機構台T1、T2を同一方向に駆動させ、テンション側回転機構台T1によってパイプ素材Wに張力を付与し、駆動側回転機構台T2は制動させながら図例左側(図5(a)参照)に移行する。
パイプ素材Wは、加熱装置H内のヒーターhによって数百℃まで加熱され、周知の絞り加工装置Sに配備された絞りローラRによって絞り加工を行い、テーパー鋼管が製作される(例えば、特許文献1参照)。
パイプ素材Wは、加熱装置H内のヒーターhによって数百℃まで加熱され、周知の絞り加工装置Sに配備された絞りローラRによって絞り加工を行い、テーパー鋼管が製作される(例えば、特許文献1参照)。
しかし、このパイプ材把持装置50A、50Bは、連結ピンを挿入してマンドレル54にパイプ素材Wを連結することから回転機構台Tにパイプ素材Wを取り付ける際に作業者が手作業で行う必要があり、パイプ素材Wの端部が加熱装置内を通り抜けて十分突き出たところでピン51による結合操作が行われるためにパイプ素材Wの成形始端側において600〜900mmもの加工不能箇所が発生するといった歩留まりの悪さとサイクルタイムが長時間になるほか、径の違うパイプ素材Wを加工する際の段取り替え時間に長時間を要するという問題があった。
この問題を解決するため、本発明者等が先に提案したパイプ材把持装置60を図6〜図7に示す。
このパイプ材把持装置60は、長尺の鋼管をテーパー鋼管に加熱雰囲気下で塑性加工するテーパー鋼管製造装置のテンション側回転機構台T1の主軸5(図6参照)先端にボルトB等の固着手段で取り付けるもので、有底筒状のケーシング61と、該有底筒状のケーシング61内に外径コレット64、内径コレット65を配備するとともに、油圧シリンダなどの押圧手段6の先端に連結され、外径コレット64、内径コレット65を押圧することによってパイプ素材Wを内周、外周両側から挟持する力を伝達する押圧部材7を主要構成要素としている。
前蓋62の内周面とケーシング61の底面中央に固定した軸68にナット等の固着手段によって固定されているキャップ63の外周面は、外径コレット64、内径コレット65の傾斜面と等しい角度で構成し、押圧手段6の押圧力によって外径コレット64がパイプ外周から中心に向かって、また、内径コレット65がパイプ中心から外周に向かって力が働き両コレット64、65間を狭め、パイプ素材Wを強固に挟持するように構成する。
ウェーブバネ等からなる弾性部材66とスペーサ67は、外径コレット64の内側底面64aと内径コレット65の外側底面65a間に位置し、押圧手段6からの押圧力を内径コレット65に伝達するものである。
上記構成において、その加工手順は駆動側回転機構台T2側のパイプ材把持装置60にパイプ素材Wの先端(成形終端側端)を把持させておく。
そして、図5(a)に示す絞り加工装置Sの絞りローラRを拡げておき、テンション側回転機構台T1側のパイプ材把持装置60を絞り加工装置S内に挿入し、加熱装置H近傍に待機させておく。
次いで、パイプ素材Wの先端(成形始端側端)を、加熱装置H内に通過させ、加熱されたパイプ素材Wの先端(成形始端側端)をパイプ材把持装置60の前蓋62の内周面とキャップ63の外周面との間に配備した外径コレット64と内径コレット65とのコレット間に進入させる。
そして、図5(a)に示す絞り加工装置Sの絞りローラRを拡げておき、テンション側回転機構台T1側のパイプ材把持装置60を絞り加工装置S内に挿入し、加熱装置H近傍に待機させておく。
次いで、パイプ素材Wの先端(成形始端側端)を、加熱装置H内に通過させ、加熱されたパイプ素材Wの先端(成形始端側端)をパイプ材把持装置60の前蓋62の内周面とキャップ63の外周面との間に配備した外径コレット64と内径コレット65とのコレット間に進入させる。
パイプ素材Wの管端(先端)が、パイプ素材検知機構70の検知部材71に当接し、さらに進入し続けることによって付勢手段73の付勢力に打ち勝ってプッシュロッド72をパイプ材把持装置60の内部に進行させる。
プッシュロッド72が所定量進行することによってリミットスイッチ(図示しない)が作動し、その印可信号を受けて押圧手段6が図例右側に作動する。
プッシュロッド72が所定量進行することによってリミットスイッチ(図示しない)が作動し、その印可信号を受けて押圧手段6が図例右側に作動する。
押圧手段6の作動によって押圧部材7が図6において右側に進行し、ディスタンスカラー69によってその間隔を規制されて連結される受圧部材75もまた同様に右方向に移行する。
次いで、受圧部材75の右方向の移行に伴い、該受圧部材75に接する外径コレット64が押圧され、外径コレット64の先端も右方向に進行するとともに、外径コレット64の内側底面64aと内径コレット65の外側底面65a間に配備された弾性部材66とスペーサ67を介して内径コレット65も押圧されることによってその先端も図例右方向に進行する。
そして、内径コレット65の先端がキャップ63の外周面に当接して右方向に進行することができないように制限されるが、引き続き外径コレット64が押圧されて右方向に進行することによって、外径コレット64の先端が前蓋62の内周面に接当し、くさび作用によって外径コレット64が外周から中心に向かって、内径コレット65が中心から外周に向かって力が働くことにより両コレット64、65の間隔が狭まりパイプ素材Wを強固に把持することができる(例えば、特許文献2参照)。
しかし、このパイプ材把持装置は、十分な把持力を有するものの、構造が複雑で製造コストが嵩むという問題があった。
特開2002−192225号公報
特開2005−186161号公報
本発明は、上記従来のパイプ材把持装置の有する問題点に鑑み、構造を簡素化し、製作コストを削減することのできるパイプ材把持装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のパイプ材把持装置は、パイプの管端の内面に当接してパイプを把持する内径把持体と、外周面が前記内径把持体の内面に形成した傾斜面と等しい角度で傾斜した内径ホルダと、前記内径把持体を押圧する押圧部材とからなり、内径把持体を押圧部材によって押圧することにより、内径把持体を拡開してパイプを把持するようにしたことを特徴とする。
この場合において、内径把持体及び内径ホルダの傾斜面を、主軸に連結する固定軸の軸芯方向に対して複数段に設けることができる。
さらにこれらの場合において、パイプの外周面を拘束する固定筒を配設することができる。
本発明のパイプ材把持装置によれば、パイプの管端の内面に当接してパイプを把持する内径把持体と、外周面が前記内径把持体の内面に形成した傾斜面と等しい角度で傾斜した内径ホルダと、前記内径把持体を押圧する押圧部材とからなり、内径把持体を押圧部材によって押圧することにより、内径把持体を拡開してパイプを把持するようにしたから、外径把持体が不要となり、構造を簡素化して製作コストを低減することのできるパイプ材把持装置を提供することができる。
また、内径把持体及び内径ホルダの傾斜面を、主軸に連結する固定軸の軸芯方向に複数段に設けるときは、内径把持体及び内径ホルダの傾斜角度を大きくすることができ、押圧手段による押圧距離を低減することができるとともに、内径把持体のパイプ内面との当接面を広くすることができ、十分な把持力を確保することができる。
また、パイプの外周面を拘束する固定筒を配設するときは、固定筒の内面に、内径把持体の押圧によって、塑性変形をおこし膨らんだパイプ外周面部分が当接し、内径把持体と固定筒とに挟まれることによってパイプは把持されることとなり強固に把持することができる。
以下、本発明のパイプ材把持装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
なお、従来装置と同様の構造については同一の符号、一連の符号を付し説明を省略する。
なお、従来装置と同様の構造については同一の符号、一連の符号を付し説明を省略する。
図1〜図2に、本発明のパイプ材把持装置の第1実施例を示す。
このパイプ材把持装置1は、従来例と同様、長尺の鋼管をテーパー鋼管に加熱雰囲気下で塑性加工するテーパー鋼管製造装置のテンション側回転機構台T1の主軸5の先端にボルトB等の固着手段で取り付けるもので、パイプ素材Wの管端の内面に当接してパイプを把持する内径把持体3と、外周面が前記内径把持体3の内面に形成した傾斜面と等しい角度で傾斜した固定キャップ4と、前記内径把持体3を押圧する押圧部材7とからなり、固定キャップ4は、主軸5の先端に円盤状のフランジ部2bを介して取り付けられた固定軸2の先端に嵌合し、固定軸2の先端に螺刻したネジ山にナットN等の固定手段を螺合して固定するようにしている。
内径把持体3は、円周方向に分割して複数箇所に配設するもので、本実施例においては6箇所に配設するようにしている(図2参照)。
そして、内径把持体3は、その内面に形成した傾斜面を固定キャップ4の傾斜面と等しい角度で構成し、その傾斜方向は、図1に示すように、主軸5側から押圧部材7によって押圧されたときに半径方向外方へ拡開する方向としている。
これによって、把持されたパイプ素材Wに張力がかかった場合に、内径把持体3は拡開する方向に引かれ、さらにパイプ素材Wを強固に把持することとなる。
そして、内径把持体3は、その内面に形成した傾斜面を固定キャップ4の傾斜面と等しい角度で構成し、その傾斜方向は、図1に示すように、主軸5側から押圧部材7によって押圧されたときに半径方向外方へ拡開する方向としている。
これによって、把持されたパイプ素材Wに張力がかかった場合に、内径把持体3は拡開する方向に引かれ、さらにパイプ素材Wを強固に把持することとなる。
内径把持体3及び固定キャップ4の傾斜面を、主軸5の軸芯方向に対して複数段に設けることができる。図示例では2段に設けている。
この場合、内径把持体3は、先端傾斜部分3aと後端傾斜部分3bとに分割して構成し、図例のように、ボルト等の固定手段によって連結する。
固定キャップ4は、図例の如く先端キャップ4aと後端キャップ4bとに分割して形成することができるほか、一体に形成しても構わない。また、固定軸2自体に一体形成されるものでもよい。固定キャップ4を総称して内径ホルダとしている。
これによって、内径把持体3及び固定キャップ4の傾斜角度を大きくした場合にも内径把持体3に所定の厚みを確保することができ、押圧手段6による押圧距離を短くすることができるとともに、内径把持体3のパイプ素材Wの内面との当接面を広くすることができ、十分な把持力を確保することができる。
この場合、内径把持体3は、先端傾斜部分3aと後端傾斜部分3bとに分割して構成し、図例のように、ボルト等の固定手段によって連結する。
固定キャップ4は、図例の如く先端キャップ4aと後端キャップ4bとに分割して形成することができるほか、一体に形成しても構わない。また、固定軸2自体に一体形成されるものでもよい。固定キャップ4を総称して内径ホルダとしている。
これによって、内径把持体3及び固定キャップ4の傾斜角度を大きくした場合にも内径把持体3に所定の厚みを確保することができ、押圧手段6による押圧距離を短くすることができるとともに、内径把持体3のパイプ素材Wの内面との当接面を広くすることができ、十分な把持力を確保することができる。
押圧部材7は、内径把持体3の内面に形成した溝部30に係合する係合部7aを先端に形成した輪状部材からなり、固定軸2の軸部2aに嵌合し摺動するように配設し、端面を油圧シリンダ等からなる押圧手段6のヘッド部分から延設した押圧バー6aと連結するようにしている。
内径把持体3の溝部30に押圧部材7の係合部7aを係合した後に、環状のカバー8を押圧部材7に取り付けて、内径把持体3を押圧部材7とカバー8との間に挟み込むようにしてその脱落を防止するようにしている。
この場合、カバー8と内径把持体3との間にはスプリング等からなる弾性部材Spを配設し、内径把持体3を常時、固定軸2側に付勢するようにしている。
この場合、カバー8と内径把持体3との間にはスプリング等からなる弾性部材Spを配設し、内径把持体3を常時、固定軸2側に付勢するようにしている。
上記構成において、その加工手順は駆動側回転機構台T2側のパイプ材把持装置1にパイプ素材Wの先端(成形終端側端)を把持させておく。
そして、図5(a)に示す絞り加工装置Sの絞りローラRを拡げておき、テンション側回転機構台T1側のパイプ材把持装置1を絞り加工装置S内に挿入し、加熱装置H近傍に待機させておく。
次いで、パイプ素材Wの先端(成形始端側端)を、加熱装置H内に通過させ、加熱されたパイプ素材Wの先端(成形始端側端)をパイプ材把持装置1(図1参照)の内径把持体3を覆うように進入させる。
そして、図5(a)に示す絞り加工装置Sの絞りローラRを拡げておき、テンション側回転機構台T1側のパイプ材把持装置1を絞り加工装置S内に挿入し、加熱装置H近傍に待機させておく。
次いで、パイプ素材Wの先端(成形始端側端)を、加熱装置H内に通過させ、加熱されたパイプ素材Wの先端(成形始端側端)をパイプ材把持装置1(図1参照)の内径把持体3を覆うように進入させる。
その後、パイプ素材Wが所定の位置に到達したことをセンサ等の位置検出手段(図示省略)によって検知し、押圧手段6を作動させる。
押圧手段6の作動によって押圧手段6が図1において右側に進行し、押圧バー6aを介して押圧部材7も図例右側に移行する。
次いで、押圧部材7の右方向への移行に伴い、押圧部材7の係合部7aと係合する内径把持体3の溝部30も右側に押され、内径把持体3全体が右側に移行する。
これによって、内径把持体3の先端傾斜部分3aと後端傾斜部分3bとの内面に形成する傾斜面が、固定キャップ4の外周の傾斜面に押圧され、くさび作用によって内径把持体3が拡開し、パイプ素材Wの内面を押圧することによってパイプ素材Wを把持する。
これによって、内径把持体3の先端傾斜部分3aと後端傾斜部分3bとの内面に形成する傾斜面が、固定キャップ4の外周の傾斜面に押圧され、くさび作用によって内径把持体3が拡開し、パイプ素材Wの内面を押圧することによってパイプ素材Wを把持する。
その後、パイプ素材Wの先端(成形始端側端)を把持したパイプ材把持装置1が絞り加工装置Sから退出したところで従来例と同様にパイプ素材Wに張力を付加し、かつ駆動回転させつつ絞り加工装置Sに配備された絞りローラRによって絞り加工を行い、テーパー鋼管が完成する。
次に、加工完了後、押圧手段6を図1において左側に進行することで押圧力を解放し、そして押圧部材を介して連結している内径把持体3も図例左側に移行されることによって内径把持体3の内周面が固定キャップ4の半径方向内に傾斜している外周面に当接して左側に移行され、内径把持体3の外周面が半径方向内へ移行し、把持されているパイプ素材Wを取り外すものである。
図3〜図4に、本発明のパイプ材把持装置の第2実施例を示す。
このパイプ材把持装置10は、第1実施例の構成に加えて、パイプ素材Wの外周面を拘束する固定筒9を配設するようにしている。
この場合、筒部9aの端部を図に示すように、テーパー部9cとすることによって、パイプ素材Wを容易に受け入れることができる。
このパイプ材把持装置10は、第1実施例の構成に加えて、パイプ素材Wの外周面を拘束する固定筒9を配設するようにしている。
この場合、筒部9aの端部を図に示すように、テーパー部9cとすることによって、パイプ素材Wを容易に受け入れることができる。
固定筒9の筒部9aは、その内径をパイプ素材Wの外径より若干大とし、一端に形成した円盤状の鍔部9bを固定軸2のフランジ部2bにボルト等の固定手段によって固定する。
本実施例における内径把持体3の配設数は、第1実施例と同様、周方向に分割されて複数箇所に配設するもので、本実施例では、図4に示すように円周に3箇所配設した例で説明する。
上記構成において、第1実施例と同様に押圧手段6を作動させ、内径把持体3を拡開させる。
そして、内径把持体3の押圧によって、パイプ素材Wの内径把持体3が当接する部分の外周面が膨らみ、図4(b)に示すように、当該箇所が固定筒9の内面に当接する。
そして、内径把持体3の押圧によって、パイプ素材Wの内径把持体3が当接する部分の外周面が膨らみ、図4(b)に示すように、当該箇所が固定筒9の内面に当接する。
これによって、内径把持体3と固定筒9とによってパイプ素材Wは把持されることとなり強固に把持される。この例ではパイプ素材Wの厚みが薄い場合に好適である。
なお、本実施例のその他の構成及び作用は、上記第1実施例と同様である。
以上、本発明のパイプ材把持装置について、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明のパイプ材把持装置は、簡素化した構造で十分な把持力を有するパイプ把持装置を提供することができるという特性を有していることから、設備コストの低減を図る必要のあるパイプ把持装置の用途に好適に用いることができる。
1 パイプ材把持装置
3 内径把持体
4 固定キャップ(内径ホルダ)
7 押圧部材
9 固定筒
W パイプ素材
3 内径把持体
4 固定キャップ(内径ホルダ)
7 押圧部材
9 固定筒
W パイプ素材
Claims (3)
- パイプの管端の内面に当接してパイプを把持する内径把持体と、外周面が前記内径把持体の内面に形成した傾斜面と等しい角度で傾斜した内径ホルダと、前記内径把持体を押圧する押圧部材とからなり、内径把持体を押圧部材によって押圧することにより、内径把持体を拡開してパイプを把持するようにしたことを特徴とするパイプ材把持装置。
- 内径把持体及び内径ホルダの傾斜面を、主軸に連結する固定軸の軸芯方向に対して複数段に設けたことを特徴とする請求項1記載のパイプ材把持装置。
- パイプの外周面を拘束する固定筒を配設したことを特徴とする請求項1又は2記載のパイプ材把持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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- 2007-03-15 JP JP2007067133A patent/JP2008221324A/ja active Pending
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