JP2008219861A - 撮像素子モジュール及びそれを用いた携帯用電子機器 - Google Patents

撮像素子モジュール及びそれを用いた携帯用電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008219861A
JP2008219861A JP2007321138A JP2007321138A JP2008219861A JP 2008219861 A JP2008219861 A JP 2008219861A JP 2007321138 A JP2007321138 A JP 2007321138A JP 2007321138 A JP2007321138 A JP 2007321138A JP 2008219861 A JP2008219861 A JP 2008219861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat radiating
radiating member
imaging element
thermally coupled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007321138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008219861A5 (ja
JP5060935B2 (ja
Inventor
Kunio Yamamiya
国雄 山宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Imaging Corp
Original Assignee
Olympus Imaging Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Imaging Corp filed Critical Olympus Imaging Corp
Priority to JP2007321138A priority Critical patent/JP5060935B2/ja
Priority to US12/025,188 priority patent/US7928358B2/en
Priority to CN200810008690XA priority patent/CN101241924B/zh
Priority to CN2010102424240A priority patent/CN101916766B/zh
Publication of JP2008219861A publication Critical patent/JP2008219861A/ja
Publication of JP2008219861A5 publication Critical patent/JP2008219861A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5060935B2 publication Critical patent/JP5060935B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73265Layer and wire connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/00011Not relevant to the scope of the group, the symbol of which is combined with the symbol of this group
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/00014Technical content checked by a classifier the subject-matter covered by the group, the symbol of which is combined with the symbol of this group, being disclosed without further technical details
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/01Chemical elements
    • H01L2924/01015Phosphorus [P]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/30Technical effects
    • H01L2924/301Electrical effects
    • H01L2924/3025Electromagnetic shielding

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

【課題】この発明は、簡易な構成で、高効率な熱移送を実現して、冷却効率の高効率化を図り得、且つ、設計を含む製作の自由度の向上を図り得るようにすることにある。
【解決手段】機器筐体21に収容されるFPC基板13に開口部131を設けて、この開口部131に対して撮像素子10の絶縁シート101を対向させてFPC基板13に搭載し、その絶縁シート101に熱反射部材11を熱的に結合させて、この熱反射部材11に対向して機器筐体21及び撮像素子10の双方に熱的に結合される第1の放熱部材17を配置するように構成したものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば撮像素子一体型レンズ交換式やカメラヘッドユニット等の電子カメラ装置を含む携帯用電子機器に係り、特に、その撮像素子モジュールの冷却構造に関する。
一般に、この種の携帯用電子機器においては、電子部品である撮像素子や、制御回路を構成するCPU(中央演算装置)を内装する場合、防塵性を持たせたうえで、その熱対策を採ることが要請されている。このうち熱対策は、防塵性を高めると、電子部品の温度が上昇して、雑音レベルが上がると、電子カメラ装置の場合、画質の劣化を招くために、最近の撮像素子やCPUの高性能化により、特に、重要な課題の一つとなっている。
そこで、このような放熱構造としては、液体冷却方式や空冷却方式の例えば特許文献1〜3が提案されている。
特許文献1には、回路基板上に搭載されている集積回路素子の表面に冷却板を接触させ、微細の冷媒流路に冷却水などを供給し、冷却板を水冷させる液体冷却方式の構成が開示されている。そして、この冷却板と集積回路素子との間である熱接合部に熱伝導性の優れたコンパウンド等の熱伝導性可変形物質を介在させ、接触面積を増大させることにより、熱伝導性を良好とする試しも実施されている。
具体的には、セラミック板等の回路基板の一面側に多数の集積回路素子が搭載されている。そして、回路基板に設置される液体冷却モジュールは、冷媒流路から冷媒が供給される冷却板と、集積回路素子の表面との間に熱伝導性の優れたコンパウンド等の熱伝導性可変形物質が介在されており、スプリングのバネ圧により、冷却板と集積回路素子との熱接合を良好なものにしている。また、液体供給手段は、冷媒流路につなぐ冷媒供給管と、開閉弁と、メカニカルポンプを備えている。
また、特許文献2は、カメラボディ内の本体構造体に組み込まれ、撮影レンズを支持するボディ側マウントと、本体構造体の開口部に光軸に沿って配されるシャッタと、撮像ユニット等からなる空気冷却方式を採用した撮像装置が開示されている。即ち、撮像ユニットは、本体構造体に固定支持される撮像素子固定板、光学ローパスフィルタ、保護ガラス、ベアチップタイプの撮像素子が設けられ、撮像素子が、その非撮像面側表面に対して放熱板を構成する撮像素子固定板が接着固定されてボデイ側マウントの表面から撮像素子の撮像面(光電変換面)までの光軸方向の距離を精度よく組み付けられる。そして、撮像素子は、その駆動に伴い発生した熱が、撮像素子固定板を介して放熱されることで、温度上昇が抑えられている。
また、特許文献3には、パッケージ、リード端子、カバーガラス等から成る撮像素子を回路基板上に実装して、回路基板に設けた開口部と、パッケージの裏面に可塑性シートを介在してペルチェ素子等の冷却素子の吸熱面を当接させた撮像素子揺動方式の手ブレ補正機能付き撮像ユニットが開示されている。このパッケージの裏面と、冷却素子の吸熱面との間に小型放熱部材を配置し、筐体側に大型放熱部材を配置して、両者の間を熱伝達部材で熱的に結合される。
特開平02−143152号公報 特開2006−332894号公報 特開2006−174226号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、メカニカルポンプからの冷媒液を導くための冷媒流路を必要とする構成上、冷媒液の流速損失により、冷却効率が劣るという問題を有する。また、冷媒流路の配置スペースがそれぞれ必要となることで、その設計の自由度が劣るうえ、機器筐体が大型となるという問題を有する。
また、特許文献2の構成では、撮像素子からの熱が熱輸送される放熱部材の放熱面積により、その放熱効率が決まるために、放熱量を高めると、機器筐体が大型となるという問題を有する。また、十分な放熱面積を確保することが困難なために、撮像素子近傍に、いわゆる熱の淀みが起こり、その熱抵抗が大きいことで、放熱部材への効率的な熱輸送が困難であるという問題も有する。
また、特許文献3の構成では、ペルチェ素子をパッケージ型撮像素子の下面に配して、撮像素子を、ペルチェ素子を挟んで回路基板に搭載し、このペルチェ素子及び回路基板を介して放熱板に接合する構成のために、その組立作業が非常に面倒なうえ、その取付け精度により、放熱効率が低下されるという問題を有する。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、簡易な構成で、高効率な熱移送を実現して、冷却効率の高効率化を図り得、且つ、設計を含む製作の自由度の向上を図り得るようにした撮像素子モジュール及びそれを用いた携帯用電子機器を提供することを目的とする。
この発明は、機器筐体に収容される開口部の設けられた印刷配線基板と、この印刷配線基板上の開口部に絶縁シートが対向されて該印刷配線基板に搭載される撮像素子と、前記撮像素子の背面に対して熱的に結合されて配置され、放熱板から放射される赤外線を反射する赤外線反射部材と、前記機器筐体に熱的に結合され、前記赤外線反射部材に対向して配置される放熱部材と、を備えて撮像素子モジュールを構成した。
上記構成によれば、印刷配線基板に搭載した撮像素子の熱は、その絶縁シートから赤外線反射部材に熱移送され、該赤外線反射部材から印刷配線基板の搭載面と逆側に配置した放熱部材に赤外線として熱移送されると共に、熱伝導により直接的に熱移送される。これにより、撮像素子の熱を効率良く放熱部材に熱移送することができるため、高効率な冷却を実現することができ、且つ、その設計を含む製作の自由度の向上が図れる。
また、この発明は、機器筐体に収容されるもので、絶縁シートが搭載面と逆面側に露出されて配置される撮像素子を含む電子部品が搭載されたフレキシブル印刷配線基板と、前記機器筐体と熱的に結合され、前記撮像素子の絶縁シートと熱的に結合された状態で前記フレキシブル印刷配線基板の前記撮像素子近傍の背面の一部を支持する放熱部材と、この放熱部材に封入される該放熱部材に比して熱伝導特性の優れた熱伝導材と、前記放熱部材に熱的に結合され、前記フレキシブル印刷配線基板の前記電子部品近傍の背面の一部を支持する支持部材と、を備えて撮像素子モジュールを構成した。
上記構成によれば、印刷配線基板に搭載した撮像素子の熱は、その絶縁シートから印刷配線基板の搭載面と逆側に配置した放熱部材に熱移送されると、熱伝導材で放熱部材全体に効率よく熱伝導される。これにより、撮像素子の熱を効率良く放熱部材に熱移送することができるため、高効率な冷却を実現することができ、且つ、その設計を含む製作の自由度の向上が図れる。
また、この発明は、機器筐体と、この機器筐体内に収容配置されるものであって、印刷配線基板にパッケージ型の撮像素子を搭載して、この撮像素子の背面に対して熱的に結合させて受熱部を配置し、この受熱部に対向して前記機器筐体に熱的に結合される放熱部材を配置した撮像素子モジュールと、を備えて携帯用電子機器を構成した。
上記構成によれば、印刷配線基板に搭載した撮像素子の熱は、この撮像素子の背面に配置された赤外線反射部材から印刷配線基板の搭載面と逆側に配置した放熱部材に伝熱伝導および放射伝導により熱移送される。これにより、撮像素子の熱を効率良く放熱部材に熱移送することができるため、高効率な冷却を実現することができ、且つ、その設計を含む製作の自由度の向上が図れて、機器筐体の携帯に好適するまでの小形化の促進に寄与することが可能となる。
また、この発明は、機器筐体と、この機器筐体内に収容配置されるものであって、フレキシブル印刷配線基板に絶縁シートが搭載面と逆面側に露出されて配置される撮像素子を含む電子部品を搭載して、前記機器筐体と熱的に結合される熱伝導特性の優れた熱伝導材の封入された放熱部材を、前記撮像素子の絶縁シートに当接させて熱的に結合させ、前記フレキシブル印刷配線基板の前記撮像素子近傍の背面の一部を支持すると共に、前記フレキシブル印刷配線基板の前記電子部品近傍の背面の一部を前記放熱部材に熱的に結合された支持部材を介して支持する撮像素子モジュールと、を備えて帯用電子機器を構成した。
上記構成によれば、印刷配線基板に搭載した撮像素子の熱は、その絶縁シートから印刷配線基板の搭載面と逆側に配置した放熱部材に熱移送されると、熱伝導材で放熱部材全体に効率よく熱伝導されて放熱される。これにより、撮像素子の熱を効率良く放熱部材に熱移送することができるため、高効率な冷却を実現することができ、且つ、その設計を含む製作の自由度の向上が図れて、機器筐体の携帯に好適するまでの小形化の促進に寄与することが可能となる。
以上述べたように、この発明によれば、簡易な構成で、高効率な熱移送を実現して、冷却効率の高効率化を図り得、且つ、設計を含む製作の自由度の向上を図り得るようにした撮像素子モジュール及びそれを用いた携帯用電子機器を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態に係る撮像素子モジュール及びそれを用いた携帯用電子機器について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
初めに、この発明の第1の実施の形態について説明する。
図1(a)は、この発明の第1の実施の形態に係る撮像素子モジュール11 を示すもので、撮像素子10は、その背面の絶縁シート101に赤外線反射部材である熱反射部材(低放射シート)11が接合されて、例えばセラミック製のパッケージ本体12内に収容配置される。この熱反射部材11は、例えばアルミニウム材で、鏡面仕上げ(放射率0.1以下)されて形成され、その表面に金属箔や金属酸化物や赤外線カットフィルタ(赤外線の反射率が高い)等がコーティング、あるいは樹脂シートに白色塗料(放射率が低い塗料)を塗布し、放射率が0.1から0.6以下で赤外線反射率75から90%の処理面が形成される。これにより、熱反射部材11は、撮像素子10からの熱を放熱板に伝熱すると外部(例えば、放熱板)から放射される赤外線を遮光し、赤外線の入射を阻止する。
上記放熱板の表面に黒色塗料、ジルコニア系セラミック、セラミック含有材料等の高放射率の塗料を塗布した放熱板と、この放熱板からの赤外線を熱反射部材(低放射率の樹脂シート)の表面で反射し、撮像素子の温度が再上昇することを抑制すると共に、放熱板の熱を空間(撮像素子付近の隙間等)に放熱することができる。
上記パッケージ本体12には、放熱用開口部121が熱反射部材11に対向して設けられる。このパッケージ本体12は、その開口部121が、例えば弾性変形自在なフレキシブル印刷配線基板(以下、FPC基板と記す)13に設けられた放熱用開口部131に対向されて該FPC基板13に搭載されて熱的に結合される。そして、このパッケージ本体12は、そのリード端子122が、撮像素子10の電極とボンディング14で接続されている。このリード端子122は、外部に引き出されて上記FPC基板13の配線パターンに接続される。また、撮像素子10と電気的に接続されているリード端子122の配置される側部と、直交する両側部が、図2に示すように熱伝導性の優れた接着剤15を用いて上記FPC基板13に接着されて熱結合され、その上面部に保護ガラス16が被着されて撮像素子10が密閉収容される。
上記FPC基板13には、例えば基板端部132が上記開口部131を挟んで設けられ、この基板端部132には、放熱部材を構成する第1の放熱部材17に設けられた突部171が対向されて上記パッケージ本体12と接合される。この第1の放熱部材17は、銅やアルミニウム合金等の金属材料で形成され、その略中央部に開口部170が上記FPC基板13の開口部131に対向して設けられる。ここで、パッケージ本体12は、第1の放熱部材17により位置決め支持される。
上記第1の放熱部材17には、赤外線吸収部材である高放熱シート18が、上記放熱部材17の凹部131に位置するように設けられる。この高放熱シート18は、例えばアルミニウム材で形成して、その表面側に黒色アルマイト処理、スプライン加工、砂目処理(赤外線が反射しないように規則性あるいは不規則に凹凸を形成)等を施して0.9以上の放射率で、赤外線の反射率が低く熱吸収性を高めた処理面が形成され、開口部180が上記第2の放熱部材20の突起部170に挿通して設けられる。これにより、高放熱シート18は、外部または熱反射部材11からの赤外線を効率よく吸収して、熱反射部材への赤外線の放射を最小限に抑えることが可能となる。
また、上記突起部170の上面に小孔を形成した開口部を形成し、熱反射部材11と高放熱シート18間に蓄積される熱を外部へ直接放射すると、放熱効率が向上する。
なお、上記高放熱シート18としては、例えば第1の放熱部材17の熱反射部材11に対向する部位に、上述した表面処理を施して、該第1の放熱部材17で直接的に構成するようにしても良い。
また、第1の放熱部材17には、高放熱シート18の背面側に凹部172が設けられ、この凹部172に熱伝導材19を介在させて、突起部170および中空状の突部200を有した第2の放熱部材20が、例えばカシメ加工により圧着されて一体的に組みつけられる。この第2の放熱部材20は、例えば第1の放熱部材17と同材料で形成される。そして、熱伝導材19は、第1及び第2の放熱部材17,20より熱伝導性の優れたグラファイトカーボン材、シリコンゲル、金属発泡材、各種の多孔質結晶体、グラファイトシート等の材料で形成される。
これにより、熱反射部材11からの熱が高放熱シート18の開口部180から第2の放熱部材20の突起部170内を通り、外部に排熱されて、いわゆる熱の淀みがなくなり、撮像素子10の熱飽和の防止が図れる。
また、熱伝導体に代え、相変化材を用いた潜熱蓄熱材で、有機系として例えば、マイクロカプセル型パラフィン材料に炭素繊維を充填した有機材料からなる樹脂シートを形成してもよい。これにより、潜熱蓄熱材の相変化温度を40から50℃に設定すると、機器内の急激な温度上昇を抑制でき、温度センサによる温度異常検出を遅延することができるため、ユーザの利便性が良くなる。
また、放熱部材17の下面を平坦(後述のカシメ加工が不要)とし、この放熱部材17にマイクロカプセル型パラフィン材料に炭素繊維を充填した有機材料からなる樹脂シートを接合すると、より放熱板17の構造が簡素で組み立ても容易となる。
上記第1の放熱部材17には、筐体結合部173が設けられ、この筐体結合部173は、例えば上記FPC基板13に設けられた挿通孔133に挿通されて機器筐体21に熱的に結合される。これにより、第1の放熱部材17は、熱移送された熱の一部を、機器筐体21に熱移送して該機器筐体21から放熱して撮像素子10の熱の上昇が抑制される。
また、上記FPC基板13には、例えばそのパッケージ本体12との接合部である上記接着剤15を挟んで4個の切り欠き部134が設けられ(図2参照)、この切り欠き部134には、上記第1の放熱部材17に立設した受熱部176が挿入される。この受熱部176は、上記高放熱シート18とは別にパッケージ本体12の周壁から放熱される熱を受熱する。
上記構成により、撮像素子10が駆動されて発熱すると、その熱は、そのパッケージ本体12及びFPC基板13から第1の放熱部材17に熱伝導により熱移送される。同時に、FPC基板13の他の電子部品からの熱が、該FPC基板13を介して第1の放熱部材17に熱伝導により熱移送される。
なお、パッケージ本体12の下面と第1の放熱部材17との隙間から放出される熱がFPC基板に伝熱されないように、パッケージ本体12の一部を接着剤15で塞ぐことが望ましい。
また、上記撮像素子10で発生した熱は、絶縁シート101を通して直接的に熱反射部材11に熱移送され、この熱反射部材11で赤外線として放射されて高放熱シート18を介して第1の放熱部材17に熱移送される。さらに、撮像素子10からの熱の一部は、パッケージ本体12の側壁から放熱される。この熱は、第1の放熱部材17の受熱部176に対流伝熱されて該第1の放熱熱部材17に熱移送される。
このように3つの形態で第1の放熱部材17に熱移送された熱は、熱伝導材19を介して第2の放熱部材20に熱移送されて全体に効率よく熱伝導されて、その筐体結合部173より機器筐体21に熱移送されて外部に放熱され、ここに、撮像素子10が冷却されて所望の温度に熱が抑制される。この際、FPC基板13の他の搭載電子部品からの熱も排熱されて、該電子部品の冷却も行われる。
このように、上記撮像素子モジュール11 は、機器筐体21に収容されるFPC基板13に開口部131を設けて、この開口部131に対して撮像素子10の絶縁シート101を対向させてFPC基板13に搭載し、その絶縁シート101に熱反射部材11を熱的に結合させて、この熱反射部材11に対向して機器筐体21及び撮像素子10の双方に熱的に結合される第1の放熱部材17を配置するように構成した。
ここで、熱反射部材は、低放射シートなどの塗布された樹脂シートを用いた場合には、絶縁シート101を省くことができる。
これによれば、FPC基板13に半田付けされた撮像素子10の熱は、その絶縁シート101から熱反射部材11に熱移送される。その後、熱移送された熱の一部は、熱反射部材11からFPC基板13の半田付け面と逆側に配置した第1の放熱部材17に接合された高放熱シート18や突起部170の内部へと赤外線を放出して熱移送される。さらに、熱反射部材11に伝導された熱は、パッケージ本体12からFPC基板13や受熱部176に熱伝導されて第1の放熱部材17に熱伝導される。
また、図1(b)は、この発明の第1の実施の形態に係る撮像素子モジュールの他の構成例を示した断面図である。
図1(a)と異なる点は、第1の放熱部材17に、熱伝導材171a、第3の放熱部材171b、熱伝導材19、第2の放熱部材20及び放熱シート20aが積層状に設けられて、突起部170が設けられていないことである。上記放熱シート20aは、セラミック含有材料が第2の放熱部材20の表面に塗布されることによって形成されるもので、放熱した熱を空間に放出するために設けられている。
このように、第1の放熱部材17を2部品に分解し、熱伝導体171aを両部品の境界部に介在させ、放熱シート20aを表面に貼り付けることで、より高い放熱効率を得ることができ、放熱板の小型化が可能となる。
また、上記撮像素子はパッケージ型のタイプについて説明したが、ベアチップ型のタイプに置き換えることも可能である。
次に、上記撮像素子モジュールの使用形態について説明する。なお、ここでは、一例として、図1(b)に示す構成の撮像素子モジュール1を例として説明する。
例えば上記撮像素子モジュール1は、図3に示すように携帯用電子機器である電子カメラのレンズユニット50とカメラ本体51との間に組付けられて使用に供される。但し、この図3においては、上記図1及び図2と同一部分について、同一符合を付して詳細な説明を省略する。
即ち、上記撮像素子モジュール1は、ユニット接続環52に収容され、その第1の放熱部材17が上記ユニット接続環52に熱的に結合される。そして、このユニット接続環52は、その基端がカメラ本体51に螺子部材53を用いて螺着される。そして、この撮像素子モジュール1の上面には、例えば図4に示す防塵機構54が組付けられる。
この防塵機構54は、ローパスフィルタ541が取付け部材542に設けられた開口部543を閉塞するように設けられ、このローパスフィルタ541は、環形状したゴム材の支持板544を介して上記撮像素子10の上面に配置される。そして、取付け部材542は、そのローパスフィルタ541が上記撮像素子10上に支持板544を介して対向配置された状態で、上記パッケージ本体12に対して螺子部材545を用いて、図示されていないが、機器筐体21に螺着されて配置される。これにより、パッケージ本体12の保護ガラス16の表面への塵埃の侵入を防止することができる。
また、取付け部材542には、ローパスフィルタ541に対向して防塵用の透明ガラス基板546が所定の間隔を有して配置され、この透明ガラス基板546は、弾性部材547を介在して螺子部材548を用いて所望の気密性を有して閉塞されて組付けられる。そして、この透明ガラス基板546と取付け部材542との間には、圧電素子等の加振部材549と、ローパスフィルタ541の表面への塵埃の侵入を防止するために環状に形成されたゴム部材550(ここではOリングとしたが、加振部材549の幅と同一幅でもよい)が介在される。
ここで、透明ガラス基板546は、ローパスフィルタ541に対して気密を有して振動可能に対向配置され、加振部材549が図示しない駆動制御部を介して駆動されて加振されると、その振動が伝達される。すると、透明ガラス基板546は、弾性部材547の弾性力に抗して気密を保った状態で振動され、その表面等に付着した塵等を除去して、ローパスフィルタ541内への塵の侵入を阻止する。
上記ユニット接続環52の先端部には、上記レンズユニット50が組付けられる。このレンズユニット50には、撮像レンズ系が収納配置される。この撮像レンズ系は、例えば第1群の第1のレンズ55a、第2群の第2及び第3のレンズ55b,55c、第3群の第4のレンズ25dの3群4枚で構成され、その第2群の第2及び第3のレンズ55b,55cを光軸O方向に移動させて焦点調節が行われる。
上記第1のレンズ55aと、第4のレンズ55dは、それぞれホルダ56a,56dに収容され、このホルダ56a,56dを介して光軸上に位置決め固定されて配置される。そして、第2及び第3のレンズ55b、55cは、ホルダ56bに収容され、このホルダ56bは、例えばガタ防止構造を有した案内機構57に光軸に対応した矢印A,B方向に移動自在に支持される。
このホルダ56bは、直線螺子機構58に光軸方向の矢印A,B方向に直線移動自在に連結される。この直線螺子機構58は、例えばステッピングモータ59に駆動自在に連結され、このステッピングモータ59の駆動に連動して回転駆動されて、上記ホルダ56aを矢印A,B方向に直線移動される。この際、ホルダ56bは、上記案内機構57に案内されて矢印A,B方向に移動されて、上記第2及び第3のレンズ55b,55cを光軸方向に移動させて焦点調整を実行する。
このように上記撮像素子モジュール1は、電子カメラのレンズユニット50に組付けることで、上述したように高効率な冷却を実現したうえで、その熱設計を含む製作の自由度の向上が図れるため、そのカメラ本体51の小形化に寄与することが可能となる。
なお、上記第1の実施の形態では、弾性変形自在なFPC基板13を用いて構成した場合について説明したが、これに限ることなく、その他、ハードタイプの印刷配線基板を用いて構成することも可能で、同様に有効な効果が期待される。
また、この発明は、上記第1の実施の形態に限ることなく、その他、例えば図5、図6、図7、図8、図9及び図10、図11にそれぞれ示すように撮像素子モジュール1a、1b、1c、1d、1e、1fを構成してよく、同様に有効な効果を期待することができる。但し、図5乃至図11においては、上記図1及び図2と同一部分について同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図5に示す撮像素子モジュール1aは、上記撮像素子10をパッケージ本体12に収容したパッケージタイプに適用したもので、このパッケージ本体12の底面に撮像素子10の絶縁シート101に対応して開口部121を形成する。そして、この開口部121には、上記撮像素子10の絶縁シート101に接合した赤外線反射部材である上記熱反射部材11が配置される。
また、上記撮像素子10が搭載されたFPC基板13には、開口部131が上記パッケージ本体12の開口部121に連続して形成される。そして、このパッケージ本体12の開口部121及び上記FPC基板13の開口部131には、アルミニウム合金等の金属材料製の放熱部材60の一端部に設けられる凹状の第1の熱結合部601が挿通されて、該第1の熱結合部601の先端部が、上記撮像素子10の絶縁シート101と熱的に結合される。
上記放熱部材60の第1の熱結合部601には、その内壁に放熱フィン602が形成され、その底面に高放熱シート18aが、上記熱反射部材11に対向して配置される。それと共に、高放熱シート18が、FPC基板13に沿って延出して配置される。これにより、この高放熱シート18aは、上記熱反射部材11から放射される赤外線を受熱して第1の熱結合部601に熱移送する。
また、上記第1の熱結合部601には、幅広な第2の熱結合部603が着脱可能に設けられる。この第2の熱結合部603は、その幅広部位が上記FPC基板13の背面側に熱的に結合される。
第2の熱結合部603には、例えば内外壁に放熱フィンが突設された中空部604が設けられ、この中空部604内には、例えば上述した熱伝導性の優れたグラファイトカーボン材、シリコンゲル、金属発泡材、各種の多孔質結晶体、グラファイトシート等の熱伝導材19や無機または有機系の潜熱蓄熱材が密閉収容される。これにより、放熱部材60は、十分な放熱面積が得られ、第1の熱結合部601に熱が移送されると、その熱伝導材19を経由して、第2の熱結合部603を含む全体に効率よく熱伝導され、高効率な放熱が実現できる。
また、図6に示す撮像素子モジュール1bは、いわゆるベアチップタイプの撮像素子10aを用いて構成したもので、FPC基板13には、撮像素子10aの絶縁シート101aに対応して開口部131を形成する。そして、この開口部131には、上記撮像素子10aの絶縁シート101aに上記赤外線反射部材である熱反射部材11が接合されて配置される。
さらに、上記撮像素子10aが搭載されたFPC基板13の背面には、支持部材を構成する第1の放熱部材62が熱的に結合されて積重配置される。この第1の放熱部材62には、開口部621が上記熱反射部材11に対向して形成され、この開口部621には、例えば銅等の金属材料製の凹状の第2の放熱部材63が、上記熱反射部材11に対向して、例えば螺子部材64を用いて螺着される。
この第2の放熱部材63には、例えばその側壁に排気孔631が設けられ、その底面外壁には、放熱フィン632が形成される。これにより、第2の放熱部材63は、その排気孔631及び放熱フィン632を介して熱移送された熱を外部に効率よく排熱することができる。
第2の放熱部材63には、その内部に例えば金属材料製の第3の放熱部材65が、紫外線硬化型接着剤を用いて接合されて収容配置される。この第3の放熱部材65には、その周壁に放熱フィン651が設けられ、この放熱フィン651に先端部が第2の放熱部材63の内壁に熱的に結合されている。そして、この第3の放熱部材65には、例えば排気孔652が上記第2の放熱部材63の排気孔631に対応して設けられ、この排気孔652を通して熱移送された熱を外部に効率よく排熱することができる。
また、上記第1の放熱部材62には、突起部622が設けられ、この突起部622が上記FPC基板13の挿通孔132に挿通されて、機器筐体66に熱的に結合される。これにより、第1の放熱部材62は、撮像素子10a及びFPC基板13を介して熱移送された熱を機器筐体66に熱移送して排熱することができる。
なお、上記第1乃至第3の放熱部材62,63,65は、例えば同一金属材料で形成される。
また、図7に示す撮像素子モジュール1cは、手振れ補正を有する一眼レフレックスデジタルカメラに適用される。したがって、撮像素子はカメラ本体によって撮影レンズの光軸に直交するXY平面上に変位可能な状態で支持され、撮影時に手振れ補正機構(例えば、駆動コイルと永久磁石で構成されたリニアモータやステップモータとネジ軸の構成による電磁駆動、あるいは圧電素子や屈曲振動子を用いたリニアモータなど)により手振れ状態に対応してXY平面を駆動される。上記ベアチップタイプの撮像素子10aを用いて構成したもので、FPC基板13には、撮像素子10aが、その絶縁シート101aが基板面に対向して搭載される。このFPC基板13には、開口部131が絶縁シート101aに対向して設けられ、この開口部131には、上記熱反射部材11が接合される。
このFPC基板13は、例えば金属材料で形成される第1の放熱部材67に積重され、この第1の放熱部材67により支持されて配置される。この第1の放熱部材67には、開口部671が上記FPC基板13の開口部131に対向して形成され、この第1の放熱部材67の開口部671には、例えば金属材料で形成される凹状の第2の放熱部材68の先端部が熱的に結合されて取付けられる。
この第2の放熱部材68は、その中間部にヒートパイプタイプの、いわゆるウィック管である周知の板状の金属管69が熱的に結合されて閉塞される。金属管69には、その一方の面に上述した赤外線の反射率が低く熱吸収性を高めた処理面を有する高放熱シート18が、上記熱反射部材11に対向して配置される。
また、第2の放熱部材68には、内壁に案内溝681が設けられ、この案内溝681には、銅材等の金属材料製の金属板70が、上記金属管69との間に上記シリコンゲル、グラファイトシート材等の熱伝導材19が介在されて移動自在に組付けられる。金属板70には、上記第2の放熱部材68の底部に螺合調整自在に設けられた調整螺子部材71の先端部が係合され、この調整螺子部材71の螺合調整により、昇降移動されて熱伝導材19を挟んで上記金属管69に圧接される。
この際、熱伝導材19は、金属板70に設けられた空気抜き孔701によりその内部空気が抜けて金属管69と金属板70との間に挟装される。これにより、金属管69と第2の放熱部材68との間は、熱伝導材19及び金属板70を介して効率的な熱伝導を可能とり、高効率な熱伝導が可能となる。
なお、上記金属管69は、接続管692を介して循環路を構成する例えば可撓性合成樹脂管72に接続される。この可撓性合成樹脂管72には、図示しない機器本体側のシャーシに配置された凝縮器及び圧電ポンプに順に配管接続され、このウイック付きヒートパイプや圧電ポンプにより、純水、アルコール、相変化媒体等の作動流体が上記金属管69および凝縮器に循環供給されて撮像素子から熱移送された熱の排熱を実現する。この場合、上記作動流体は、撮像素子10aの発熱温度の飽和温度に対する最適な沸点のものに設定することが好ましい。
また、上記第1の放熱部材67は、熱結合部672が設けられ、この熱結合部672は、上記FPC基板13に設けられた挿通孔132に挿通されて上記機器筐体66に熱的に結合される。これにより、第1の放熱部材67は、撮像素子10aを含むFPC基板13より熱移送された熱を、その熱結合部672を介して機器筐体66に熱移送して排熱することができる。
なお、上記第1及び第2の放熱部材67,68、金属板70は、例えば同一材料で形成される。
また、図8に示す撮像素子モジュール1d(図7と同様に手振れ補正機能を有する一眼レフレックスデジタルカメラに適用)は、上記ベアチップタイプの撮像素子10aを用いて構成したもので、FPC基板13には、開口部131が撮像素子10aの絶縁シート101aに対向して設けられ、この開口部131には、例えば上記放射率が0.1以下の処理面を有した熱反射部材11が接合される。
FPC基板13は、銅材等の金属材料製の基板保持部を構成する第1の放熱部材73に載置されて熱的に結合され、この第1の放熱部材73により保持された状態で、該第1放熱部材73を包み込むように折返されて、例えば銅等の金属材料製の押え部材74に沿うように係合されて位置決めされる。この押え部材74には、突部741が形成され、この突部741が上記FPC基板13に挿通されて上記第1の放熱部材73に対して面接触され、熱的に結合される。
第1の放熱部材73には、例えば上記FPC基板13の開口部131が収容可能な筒状に形成され、その内壁部には、案内溝731が設けられる。そして、この案内溝731には、金属材料製の第2の放熱部材75及び第3の放熱部材76が、例えば上記シリコンゲル、グラファイトシート等で構成される熱伝導材19を挟んで接合された状態で、移動自在に収容される。
これら第2及び第3の放熱部材75,76には、それぞれ対向する一方面に放熱フィン751,761が設けられ、この各放熱フィン751,761が熱伝導材19を介して熱的に結合されている。そして、これら第2及び第3の放熱部材75,76は、例えばその第3の放熱部材76の一部が、上記第1の放熱部材73に螺子部材77を用いて螺着されて該第1の放熱部材73内に収容配置される。なお、第2の放熱部材75上の熱本社部材11と対向する面には、高放熱シート75aが接合されている。
また、上記FPC基板13には、例えば温度センサ78が搭載され、この温度センサ78で上記第1の放熱部材73内の温度が検出される。この温度センサ78は、第1の放熱部材73内の周囲温度を検出して図示しない制御部に出力する。この制御部(図示せず)は、温度センサ78の検出信号に基づいて、その温度が所定時間以上、所定の温度以上であるのを検出した状態で、危険信号を生成して図示しない表示部に動作停止等の危険を表示したりする。
さらに、上記撮像素子10aには、例えばその撮像面の周囲部に、例えば周知の手振れ防止機構を構成する移動枠79に支持された押え部材80が係合され、その面方向が一定に維持された状態で、移動枠79を介して二次元的に移動されて、いわゆる手振れ補正が可能に構成される。この移動枠79は、例えば図示しない結合手段を介して上記押え部材74に熱的に結合され、その駆動に伴う熱が結合手段を介して上記押え部材74、第1の放熱部材73に熱移送されて排熱される。
ここで、図8中、762は、例えば上記第3の放熱部材76に設けられ、上記第2の放熱部材75と熱伝導材19を介在させて接合する際の熱伝導材19の内部空気を排出するための空気抜き孔である。
この実施の形態においては、上記第2の放熱部材75の他方面に、例えば上述した赤外線の反射率が低く熱吸収性を高めた処理面を有した高放熱シート18を、上記熱反射部材11に対向して配置することで、さらに良好な熱移送特性を得ることが期待できる。
また、図9に示す撮像素子モジュール1eは、上記図8に示す実施の形態において、第1及び第2の放熱部材75,76に周知のウィックタイプのヒートパイプ81を熱的に結合させて組付けて、このヒートパイプ81で上記FPC基板13の開口部131を通して上記撮像素子10aの絶縁シート101aに熱的に結合された熱反射部材11からの放射された赤外線を受光するように構成したものである。そこで、図9の説明においては、上記図8と同一部分について同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
上記ヒートパイプ81は、作動流体が内蔵された循環路で形成され、その中間部に、例えば特開2003−28068号公報等に開示されている周知の圧電型ポンプ82が、図9の要部を拡大して示した一部断面図である図10に示すように、封止弁83を介在して配管接続される。この圧電型ポンプ82は、例えば上記FPC基板13に搭載され、封止弁83が図示しない制御部を介して駆動制御されると、作動流体が循環供給され、上記熱反射部材11から放射される熱を受熱して第1及び第2の放熱部材75,76に熱移送して放熱を実現する。
ところで、上記撮像素子モジュール1eは、電子カメラに用いた場合、使用者が撮影モードを切替えたり、電源動作開始時において、撮像素子10a近傍に温度が所定値以上となると、図示しない制御部が上記圧電型ポンプ82を駆動するように構成される。この圧電型ポンプ82が駆動されると、作動流体が循環路に循環され、第2の放熱部材75、熱伝導材19、第3の放熱部材76に熱移送され、撮像素子10a近傍の温度上昇が抑制される。
なお、上記ヒートパイプ81のループ形状としては、例えば図中左側となる中。間部を湾曲状として、両端部を平面状に設定してもよい。これによると、空間的に余裕が取れることで、例えば移動枠79の移動をガイドするガイド軸に組付ける軸受等の組付けの簡素化を図ることが可能となる。
この実施の形態においては、ヒートパイプ81の熱反射部材11と対向する位置に高放熱シート18を設けると、さらに良好な効果が期待される。
また、図11に示す撮像素子モジュール1fは、上記ベアチップタイプの撮像素子10aを用いて構成したもので、FPC基板13には、撮像素子10aが、その絶縁シート101aが基板面に対向して搭載される。このFPC基板13には、開口部131が絶縁シート101aに対向して設けられ、この絶縁シート101aを含む周囲部が銅材等の金属材料製の凹状の第1の放熱部材84の外面壁に積重されて熱的に結合される。
第1の放熱部材84には、例えば同材で形成される凹状の第2の放熱部材85が、互いの開口側を対向させて、その内部に上記熱伝導性の優れにシリコンゲル、グラファイトシート等の熱伝導材19を収容されて接合される。これら第1及び第2の放熱部材84,85には、その内壁に放熱フィン841,851が設けられ、この放熱フィン841,851が、上記熱伝導材19内に埋設された状態で接合されている。
第1の放熱部材84は、支持枠部材86に支持され、この支持枠部材86を介して例えば図示しない機器筐体に熱的に結合される。この支持枠部材86には、ローパスフィルタ87及びシャッタ88が上記撮像素子10aの素子面に対向して順に組付け配置される。さらに、撮像素子10aとローパスフィルタ87との間には、ローパスフィルタ87の表面への塵埃の侵入を防止するために環状に形成されたゴム部材87aが介在される。
また、上記第2の放熱部材85には、上記FPC基板13に搭載された、例えばCPU(中央演算処理装置)等の電子部品89が支持板90を介して熱的に結合される。これにより、第2の放熱部材85には、支持板90を介してFPC基板13に搭載された電子部品89の駆動に伴う熱が熱移送される。
ここで、第1及び第2の放熱部材84,85は、撮像素子10a及び電子部品89から熱移送されると、その各熱が各放熱フィン841,851及び熱伝導材19を経由して効率よく他方に熱伝導されて全体的に均一的な温度に設定され、その熱を上記支持枠部材86を介して高効率に放熱することが可能となる。
上記図11に示す撮像素子モジュール1fは、携帯型電子機器を構成する、例えば図12に示す一眼レフ用電子カメラのカメラ筐体であるカメラ本体91に内装されて使用に供される。
即ち、一眼レフ用電子カメラは、カメラ本体91に撮像光学系、ファインダー光学系、焦点検出光学系が配置される。このうち撮像光学系は、光路の順に撮影レンズ群92a、ハーフミラー92b、反射ミラー92cで構成される。
この撮影レンズ群92aは、マウントを介してカメラ本体91に着脱自在に組付けられる。ハーフミラー92bは、撮影レンズ群92aからの光路を上記撮像素子モジュール1fの方向とファインダー光学系とに分割するように構成される。また、このハーフミラー92bは、上記シャッタ88と連動して持ち上がるクイックリターンミラーで構成されている。
反射ミラー92cは、撮影レンズ群92aからの光を焦点検出光学系に導くように構成されている。また、反射ミラー92cは、ハーフミラー92bと連動して持ち上がるように構成され、持ち上げられたときに光路から外れて撮影レンズ群92aからの光が撮像素子モジュール1fに導かれて、撮影レンズ群92aからの光路が撮像素子モジュール方向と焦点検出光学系とに切替え設定される。
焦点検出光学系は、撮影レンズ群92aの結像面と等価な予定結像面92d近傍に配置されたコンデンサーレンズ93aと、このコンデンサーレンズ93aからの光を折曲げてカメラ本体91内でコンパクトに収めるための反射ミラー93bと、縦横方向にそれぞれ一対の開口絞りを持つ開口絞り群93cと、再結像レンズ93dが開口絞り93cに対応して一体形成された再結像光学系93eとの組み合わせと、光電変換素子列93fとで構成されている。
また、一対の開口絞り93cと対応する一対の再結像レンズ93dとの組み合わせにおいて、それぞれの開口絞り93cの中心及びそれに対応する再結像レンズ93dは、撮影レンズ群92aの光軸から偏心している。ファインダー光学系は、ハーフミラー92bで反射された方向の光路上において撮影レンズ群92aの結像面と等価な予定結像面に配置されたスクリーン94aと、ペンタダハプリズム94bと、接眼レンズ94cとで構成されている。
さらに、上記ローパスフィルタ87とシャッタ88との間には、例えば上述した図4に示す防塵機構54が組付け配置される。即ち、上記取付け部材542は、上記支持枠部材86に螺子部材545を用いて螺着されて上記ローパスフィルタ87とシャッタ88との間に収容配置される。これにより、透明ガラス基板546は、その加振部材549の駆動に連動して振動が伝達されて、その振動により表面に付着した塵等を除去して、ローパスフィルタ87への侵入を阻止する。
なお、上記実施の形態では、撮像素子モジュール1,1a〜1fをカメラユニットや一眼レフ用電子カメラに組み込んだ場合について、代表して説明したが、これに限ることなく、その他、例えば携帯電話等の携帯端末を含む携帯用電子機器に搭載するように構成しても、同様に有効な効果を期待することができる。
(第2の実施の形態)
次いで、図13を参照して、この発明の第2の実施の形態について説明する。
図13は、この発明の第2の実施の形態のミラー/撮像素子ユニット周りの構成例を示す水平断面図である。
この第2の実施の形態のミラー/撮像素子ユニット300は、一眼レフレックスデジタルカメラに適用され、カメラボディ(図示せず)のフレーム本体に支持されるユニットであって、撮影レンズ(図示せず)が交換自在に装着可能なボディ側マウント322と、このボディ側マウント322が装着される前フレーム320と、ミラーボックス301と、このミラーボックス301内に収納される回動自在なクイックリターンミラー302と、撮像素子10と、サイドフレーム330L、330Rの背面に固着される放熱板としての後フレーム340とからなる。
前フレーム320は、中央開口部を有し、その前面側にボディ側マウント322が固着され、後面側中央にミラーボックス301が固着され、後面部がフレーム本体のサイドフレーム330L、330Rに支持される。
後フレーム340は、ステンレス金属板またはアルミニウム板からなり、ミラーボックス301の後端部を跨いで配され、サイドフレーム330L、330Rに対して支柱338c、338aを挟んで固着されている。この支柱338a、338cは、撮像素子10で発生した熱が後フレーム340からサイドフレーム330L、330Rへの熱伝達を遮断するための断熱部材となる。また、後フレーム340には、放熱効果を向上させるために、後述する熱反射部材11と対向した位置に高放熱シート18との放熱用フィン340aが外方に配されている。そして、後フレーム340に形成された多数の挿通孔のうちの所定の挿通孔を利用して、サイドフレーム330L、330Rに後フレーム340がねじ止めされている。
上述のように、前フレーム320と、サイドフレーム330L、330Rと、後フレーム340とが順次固定され、これら3つの部材が一体化されて、カメラの外形形状に合わせた中空のボックス形状のフレーム本体が構成される。
なお、右側のサイドフレーム330Rは、左側のサイドフレーム330Lよりも薄く形成されているため、その厚さ不足を補うように断熱部材を用いた支柱338aがサイドフレーム330Rの背面から後方に延びており、支柱338aおよびサイドフレーム330Lに立設された支柱338cの先端のねじ孔にビスが螺合され、後フレーム340が固着される。支柱338aと平行に延びる長い支柱338bは、後フレーム340の背後の回路基板370をサイドフレーム330Lの先端に形成された鍔部に挿入してサイドフレーム330Rに固定するために使用される。
ミラーボックス301は、中央開口部を有したボックス形状に形成され、前面フランジ部にて前フレーム320に取付けられる。中央開口部の内部に回動可能なクイックリターンミラー302が配され、開口部上方にスクリーン(図示せず)が配置されている。また、後方部に撮像素子支持板380を介して撮像素子10が固着される。この撮像素子10の近傍には、撮像素子10の近傍の温度を検出する温度センサ(図示せず)が配されている。
また、撮像素子10は、その背面の絶縁シート101に熱反射部材18が接合されている。撮像素子支持板380は、挿通孔に挿通するビスをミラーボックス301の背面のねじ孔に螺着することによりミラーボックス301に取付けられている。
また、ストッパとしての位置決めピンがミラーボックス301の背面に形成され、撮像素子支持板380の挿通孔、後フレーム340の挿通孔に挿通されている。後フレーム340の位置決め孔に対しては、十分な隙間を残して位置決めピンが挿通され、いわゆる、スキマハメの状態にあり、ミラーボックス301は、後フレーム340に直接固定されていない。位置決めピンと後フレーム340の位置決め孔との嵌合は、ミラーボックス301の位置決めピンの直径寸法誤差とミラーボックス301におけるその位置寸法誤差および後フレーム340の位置決め孔の外径寸法誤差と後フレーム340の位置決め孔の位置寸法誤差を考慮してもなお、位置決めピンと位置決め孔との間に隙間があるように設定されている。そして、フレーム本体が大きく変形すれば、この片側隙間が詰まって、それ以上の変形を防ぐことができ、大きな変形が防止される。
撮像素子360は、ミラーボックス301の背面開口に配され、撮像素子支持板380の前面に接着固定され、フレーム本体に囲まれるように配置されている。また、撮像素子10は、その上下に、光軸O方向に延出した一対の複数のリード(接続端子)362を有する。撮像素子10のリード362は、撮像素子支持板380の長孔(逃げ孔)、後フレーム340の円形の逃げ孔、回路基板370の長孔(逃げ孔)を遊嵌状態で挿通し、さらに、回路基板370上のフレキシブルプリント基板390に挿着されて、撮像素子10と回路基板370とが一対のフレキシブルプリント基板390によって電気的に接続されている。なお、回路基板370は、サイドフレーム330Lに設けられた爪部330aに挿入し、支柱338bに支持されて、小ネジ339で固定する。そして、一対のフレキシブルプリント基板390は、いずれも、撮像素子360のリード362が挿入可能な周囲に導電パターンを有する複数の挿入孔を有すると共に、導電パターンと電気的に接続されていて回路基板370上の接続パターンと接続される複数の接続パターンを有している。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。例えば、上述の第2及び第3の実施の形態は、電子カメラとしてレンズ交換可能な一眼レフレックス式デジタルカメラへの適用例で説明したが、このようなカメラに限らず、例えばコンパクト型のデジタルカメラ等であっても同様に適用することができる。
よって、この発明は、上記実施の形態に限ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。
例えば実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
(a)はこの発明の第1の実施の形態に係る撮像素子モジュールを示した断面図、(b)はこの発明の第1の実施の形態に係る撮像素子モジュールの他の構成例を示した断面図である。 図1(a)を撮像素子の受光面側から見た状態を示した平面図である。 図1(b)の撮像素子モジュールを用いたカメラユニットを説明するために示した断面図である。 図3のカメラユニットに組み込まれる防塵機構を取出して示した断面図である。 この発明の第1の実施の形態に係る撮像素子モジュールの他の例を示した断面図である。 この発明の第1の実施の形態に係る撮像素子モジュールの他の例を示した断面図である。 この発明の第1の実施の形態に係る撮像素子モジュールの他の例を示した断面図である。 この発明の第1の実施の形態に係る撮像素子モジュールの他の例を示した断面図である。 この発明の第1の実施の形態に係る撮像素子モジュールの他の例を示した断面図である。 図9の要部を拡大して示した一部断面図である。 この発明の第1の実施の形態の係る撮像素子モジュールのさらに他の例を示した断面図である。 この発明の第1の実施の形態に係る撮像素子モジュールを用いた一眼レフ用電子カメラの概略構成を示した構成図である。 この発明の第2の実施の形態のミラー/撮像素子ユニット周りの構成例を示す水平断面図である。
符号の説明
1,11 ,1a,1b,1c,1d,1e,1f…撮像素子モジュール、10,10a…撮像素子、101,101a…絶縁シート、11…熱反射部材、12…パッケージ本体、121…開口部、122…リード端子、13…FPC基板、131…凹部、132…基板端部、134…切り欠き部、14…ボンディングワイヤ、15…接着剤、16…保護ガラス、17…第1の放熱部材、170…突起部、171…突部、172…凹部、173…筐体結合部、176…受熱部、18…高放熱シート、180…開口部、19…熱伝導材、20…第2の放熱部材、20a…放熱シート、200…突部、21…機器筐体、50…レンズユニット、54…防塵機構、60…放熱部材、601…第1の熱結合部、602…放熱フィン、603…第2の熱結合部、604…中空部、62…第1の放熱部材、621…開口部、622…突起部、63…第2の放熱部材、631…排気孔、632…放熱フィン、64…螺子部材、65…第3の放熱部材、651…放熱フィン、652…排気孔、66…機器筐体、67…第1の放熱部材、671…開口部、672…熱結合部、68…第2の放熱部材、681…案内溝、69…金属管、692…接続管、70…金属板、701…空気抜き孔、71…調整螺子部材、72…可撓性合成樹脂管、73…第1の放熱部材、731…案内溝、74…押え部材、741…突部、75…第2の放熱部材、76…第3の放熱部材、751,761…放熱フィン、762…空気抜き孔、77…螺子部材、78…温度センサ、79…移動枠、80…押え部材、81…ヒートパイプ、82…圧電ポンプ、83…封止弁、84…第1の放熱部材、85…第2の放熱部材、841,851…放熱部材、86…支持枠部材、87…ローパスフィルタ、88…シャッタ、89…電子部品、90…支持板、91…カメラ本体。

Claims (14)

  1. 機器筐体に収容される開口部の設けられた印刷配線基板と、
    この印刷配線基板上の開口部に絶縁シートが対向されて該印刷配線基板に搭載される撮像素子と、
    前記撮像素子の背面に対して熱的に結合されて配置され、放熱板から放射される赤外線を反射する赤外線反射部材と、
    前記機器筐体に熱的に結合され、前記赤外線反射部材に対向して配置される放熱部材と、
    を具備することを特徴とする撮像素子モジュール。
  2. 前記放熱部材には、該放熱部材に比して熱伝導率の優れた熱伝導材、または前記放熱部材に比して蓄熱可能な潜熱蓄熱材を封入したことを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  3. 前記放熱部材には、放熱フィンが設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像素子モジュール。
  4. 前記赤外線反射部材に対向して前記放熱部材に、赤外線吸収材を配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の撮像素子モジュール。
  5. 前記放熱部材は、第1及び第2の放熱部材で形成され、第1の放熱部材を前記撮像素子の収容されたパッケージ及び前記印刷配線基板の少なくとも一方に熱的に結合させ、該第1の放熱部材と前記第2の放熱部材との間に熱伝導率の優れた熱伝導材を配して構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の撮像素子モジュール。
  6. 前記第1及び第2の放熱部材には、前記熱伝導材または、潜熱蓄熱材の配される内壁及び外壁に放熱フィンが形成されることを特徴とする請求項5記載の撮像素子モジュール。
  7. 前記第1及び第2の放熱部材は、前記熱伝導材または、潜熱蓄熱材を介在してカシメ加工処理されて結合されることを特徴とする請求項5又は6記載の撮像素子モジュール
  8. 前記放熱部材には、前記印刷配線基板を挿通して、前記撮像素子の接続端子側壁に対向配置される複数の突部が設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の撮像素子モジュール。
  9. 機器筐体に収容されるもので、絶縁シートが搭載面と逆面側に露出されて配置される撮像素子を含む電子部品が搭載されたフレキシブル印刷配線基板と、
    前記機器筐体と熱的に結合され、前記撮像素子の絶縁シートと熱的に結合された状態で前記フレキシブル印刷配線基板の前記撮像素子近傍の背面の一部を支持する放熱部材と、
    この放熱部材に封入される該放熱部材に比して熱伝導特性の優れた熱伝導材と、
    前記放熱部材に熱的に結合され、前記フレキシブル印刷配線基板の前記電子部品近傍の背面の一部を支持する支持部材と、を具備することを特徴とする撮像素子モジュール。
  10. 前記放熱部材は、前記熱伝導材または、潜熱蓄熱材の封入される面に放熱フィンが形成された第1及び第2の放熱部で形成されることを特徴とする請求項9記載の撮像素子モジュール。
  11. 前記放熱部材は、前記赤外線吸収材に作動流体が循環するヒートパイプの吸熱面に接合されることを特徴とする請求項4記載の撮像素子モジュール。
  12. 機器筐体と、
    この機器筐体内に収容配置されるものであって、印刷配線基板にパッケージ型の撮像素子を搭載して、この撮像素子の背面に対して熱的に結合させて受熱部を配置し、この受熱部に対向して前記機器筐体に熱的に結合される放熱部材を配置した撮像素子モジュールと、
    を具備することを特徴とする撮像素子モジュールを用いた携帯用電子機器。
  13. 機器筐体と、
    この機器筐体内に収容配置されるものであって、フレキシブル印刷配線基板に絶縁シートが搭載面と逆面側に露出されて配置される撮像素子を含む電子部品を搭載して、前記機器筐体と熱的に結合される熱伝導特性の優れた熱伝導材の封入された放熱部材を、前記撮像素子の絶縁シートに当接させて熱的に結合させ、前記フレキシブル印刷配線基板の前記撮像素子近傍の背面の一部を支持すると共に、前記フレキシブル印刷配線基板の前記電子部品近傍の背面の一部を前記放熱部材に熱的に結合された支持部材を介して支持する撮像素子モジュールと、を具備することを特徴とする撮像素子モジュールを用いた携帯用電子機器。
  14. 前記機器筐体は、カメラ筐体であることを特徴とする請求項12又は13記載の撮像素子モジュールを用いた携帯用電子機器。
JP2007321138A 2007-02-08 2007-12-12 撮像素子モジュール及びそれを用いた携帯用電子機器 Expired - Fee Related JP5060935B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321138A JP5060935B2 (ja) 2007-02-08 2007-12-12 撮像素子モジュール及びそれを用いた携帯用電子機器
US12/025,188 US7928358B2 (en) 2007-02-08 2008-02-04 Imaging device module and portable electronic apparatus utilizing the same
CN200810008690XA CN101241924B (zh) 2007-02-08 2008-02-05 成像装置模块和采用该成像装置模块的便携式电子设备
CN2010102424240A CN101916766B (zh) 2007-02-08 2008-02-05 成像装置模块和采用该成像装置模块的便携式电子设备

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007029337 2007-02-08
JP2007029337 2007-02-08
JP2007321138A JP5060935B2 (ja) 2007-02-08 2007-12-12 撮像素子モジュール及びそれを用いた携帯用電子機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008219861A true JP2008219861A (ja) 2008-09-18
JP2008219861A5 JP2008219861A5 (ja) 2010-12-24
JP5060935B2 JP5060935B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=39839292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007321138A Expired - Fee Related JP5060935B2 (ja) 2007-02-08 2007-12-12 撮像素子モジュール及びそれを用いた携帯用電子機器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5060935B2 (ja)
CN (2) CN101241924B (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010243634A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Sony Corp 撮像装置
JP2011203532A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Canon Inc レンズ鏡筒および撮像装置
JP2012231214A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Sigma Corp 撮像装置及び撮像システム
JP2015029244A (ja) * 2013-06-27 2015-02-12 京セラ株式会社 撮像素子搭載用基板及び撮像装置
JP2019050418A (ja) * 2018-11-29 2019-03-28 株式会社ニコン 撮像装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102129110B (zh) * 2010-01-20 2014-05-14 智宝科技股份有限公司 光学变焦系统
CN107976857B (zh) * 2016-10-20 2021-04-30 台湾东电化股份有限公司 光学系统
CN109427264A (zh) * 2017-08-30 2019-03-05 深圳市奥拓电子股份有限公司 一种光控板及led显示屏
CN110896435B (zh) * 2018-09-13 2021-07-20 三赢科技(深圳)有限公司 相机模组
CN114740674B (zh) * 2022-02-28 2023-12-08 广东安达智能装备股份有限公司 一种微型工业ccd模组及其组装方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06327626A (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JPH08107526A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Olympus Optical Co Ltd 電子的撮像装置
JP2002291693A (ja) * 2001-03-29 2002-10-08 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
JP2006174226A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像ユニット及び撮像装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040061799A1 (en) * 2002-09-27 2004-04-01 Konica Corporation Image pickup device and portable terminal equipped therewith
US6956272B2 (en) * 2004-03-10 2005-10-18 Micron Technology, Inc. Support frame for semiconductor packages

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06327626A (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡
JPH08107526A (ja) * 1994-10-05 1996-04-23 Olympus Optical Co Ltd 電子的撮像装置
JP2002291693A (ja) * 2001-03-29 2002-10-08 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
JP2006174226A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Konica Minolta Photo Imaging Inc 撮像ユニット及び撮像装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010243634A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Sony Corp 撮像装置
JP2011203532A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Canon Inc レンズ鏡筒および撮像装置
JP2012231214A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Sigma Corp 撮像装置及び撮像システム
JP2015029244A (ja) * 2013-06-27 2015-02-12 京セラ株式会社 撮像素子搭載用基板及び撮像装置
JP2019050418A (ja) * 2018-11-29 2019-03-28 株式会社ニコン 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101241924A (zh) 2008-08-13
CN101916766A (zh) 2010-12-15
CN101241924B (zh) 2010-09-22
JP5060935B2 (ja) 2012-10-31
CN101916766B (zh) 2013-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5060935B2 (ja) 撮像素子モジュール及びそれを用いた携帯用電子機器
JP5291892B2 (ja) 撮像素子モジュール、撮像素子モジュールを用いたレンズユニット及び携帯用電子機器
US7928358B2 (en) Imaging device module and portable electronic apparatus utilizing the same
JP4225860B2 (ja) デジタルカメラ
JP4555732B2 (ja) 撮像装置
KR101455124B1 (ko) 촬상 센서 패키지를 구비한 촬상장치
JP2007049369A (ja) 撮像素子パッケージの保持構造、及びレンズユニット
JP2006251058A (ja) デジタルカメラ及びレンズユニット
JP2009100374A (ja) 撮像素子冷却ユニット、撮影レンズユニットおよび電子機器
JP2008271487A (ja) 撮像素子モジュール、撮像素子モジュールを用いたレンズユニット及び携帯用電子機器
US8098325B2 (en) Digital camera
JP2008227939A (ja) 撮像素子モジュール及びそれを用いた電子機器
JP6639290B2 (ja) 撮像装置
JP2006330388A (ja) レンズユニット及びデジタルカメラ
JP2009060459A (ja) 撮像素子の発熱抑制方法、撮像素子の冷却方法、及び電子カメラ
JP4343614B2 (ja) デジタルカメラ
TWI724343B (zh) 相機模組
JP2009141609A (ja) 電子カメラおよびレンズユニット
JP2010193308A (ja) 撮像ユニット
JP2008278382A (ja) 撮像素子モジュール、撮像素子モジュールを用いた撮影レンズユニットおよび電子機器
JP2013229894A (ja) 撮像素子モジュール、撮像素子モジュールを用いたレンズユニット及び携帯用電子機器
JP2009284414A (ja) 撮像ユニットおよび撮像装置
JP2008245107A (ja) 撮像素子モジュールおよび電子機器
JP6675241B2 (ja) 撮像装置
RU2818664C2 (ru) Приводной двигатель, модуль видеокамеры и электронное устройство

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101104

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120427

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120806

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5060935

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees