JP2008219593A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】毎回の撮影時にリアルタイムでランダムノイズの影響の少ないシェーディング補正データを生成し、環境の変化に対応した高精度のシェーディング補正を可能とすることを課題とする。
【解決手段】遮光されていない複数の光電変換素子を有する有効画素部及び遮光された複数の光電変換素子を有するオプティカルブラック部を含む固体撮像素子(1301)と、前記オプティカルブラック部を複数の領域に分割し、前記複数の領域の出力信号の平均値を基に前記複数の領域間のシェーディングの変化の有無を判定する判定部(1302,1303)と、前記複数の領域間のシェーディングの変化がないと判定されたときには前記複数の領域のシェーディング補正データが同じなるようにシェーディング補正データを生成する生成部(1304,1305)とを有することを特徴とする画像処理装置が提供される。
【選択図】図13

Description

本発明は、画像処理装置及び方法に関する。
固体撮像素子によって撮像された画像は、下記の特許文献1に記載されているように明時、暗時を問わず暗電流ムラにより振幅の局所的なひずみであるシェーディングが生じる。
このシェーディングを補正する手段として、下記の特許文献2に示す方法がある。図1に示すように、固体撮像素子は、垂直オプティカルブラック(以下、オプティカルブラックはOBと略す)部101、水平OB部102及び有効画素部103を有する。この補正方法では、図2のように、撮影毎に垂直OB部101を一定数のOB毎の領域に分割する。そして、図3に示すように、垂直OB部の出力301から領域毎のOB平均値302を算出する。そして、図4に示すように、線形近似で補間処理を行い、シェーディング補正データ401をリアルタイムに取得し、シェーディング補正を行う。
特開2004−112474号公報([0011][0012][0013]、図13) 特開2004−350103号公報([0006]〜[0044])
しかしながら、固体撮像素子で撮像した画像にはランダムノイズがある。ランダムノイズは有効画素部103、垂直OB部101及び水平OB部102のいずれにも発生する。よって、領域毎に垂直OB部101の出力の平均値から生成したシェーディング補正データにもランダムノイズの影響が発生する。ランダムノイズが存在する画像のシェーディング補正データの例を、図5を参照しながら説明する。
ランダムノイズが重畳された垂直OB部101の出力501により、垂直OB部出力の領域毎の平均値502を算出する。垂直OB部出力の平均値502はランダムノイズの重畳しない理想状態である図3のシェーディングなき領域5、6、7、8、9において、段差が発生する。
この段差が発生した垂直OB部出力の平均値502を線形近似してシェーディング補正データを生成した例が図6である。垂直OB部出力の平均値502においてランダムノイズ起因の段差が発生しているため、シェーディング補正データ601は図3のシェーディング変化なき領域5、6、7、8、9において、振幅を持ってしまう。
このランダムノイズの重畳したシェーディング補正データ601をもってシェーディング補正すると、シェーディング補正後の画像も図3のシェーディング変化なき領域5、6、7、8、9にて振幅をもってしまい、画質が劣化してしまう。
特に、一様光によるシェーディング補正後の画像においては図3のシェーディング変化なき領域5、6、7、8、9にて発生する振幅が肉眼によって顕著に見えてしまい、画質の劣化が問題になっていた。
以上のように、シェーディング補正データにランダムノイズが重畳され、そのシェーディング補正データからシェーディング補正を行うことによって画像に段差が発生してしまう問題がある。
本発明の目的は、毎回の撮影時にリアルタイムでランダムノイズの影響の少ないシェーディング補正データを生成し、環境の変化に対応した高精度のシェーディング補正を可能とすることである。
本発明の画像処理装置は、遮光されていない複数の光電変換素子を有する有効画素部及び遮光された複数の光電変換素子を有するオプティカルブラック部を含む固体撮像素子と、前記オプティカルブラック部を複数の領域に分割し、前記複数の領域の出力信号の平均値を基に前記複数の領域間のシェーディングの変化の有無を判定する判定部と、前記複数の領域間のシェーディングの変化がないと判定されたときには前記複数の領域のシェーディング補正データが同じなるようにシェーディング補正データを生成する生成部とを有することを特徴とする。
また、本発明の画像処理方法は、遮光された複数の光電変換素子を有するオプティカルブラック部を複数の領域に分割し、前記複数の領域の出力信号の平均値を基に前記複数の領域間のシェーディングの変化の有無を判定する判定ステップと、前記複数の領域間のシェーディングの変化がないと判定されたときには前記複数の領域のシェーディング補正データが同じなるようにシェーディング補正データを生成する生成ステップとを有することを特徴とする。
毎回の撮影時にリアルタイムでランダムノイズの影響の少ないシェーディング補正データを生成し、環境の変化に対応した高精度のシェーディング補正が可能になる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図13は、本発明の第1の実施形態による画像処理装置の構成例を示す図である。画像処理装置は、固体撮像素子1301、シェーディング補正データ設定部1301、補間処理部1305及びシェーディング補正部1306を有する。シェーディング補正データ設定部1301は、三領域OB出力平均値算出部1302、判定部1303及びOB出力平均値設定部1304を有する。
以下、画像処理装置の画像処理方法を説明する。図1に示すように、固体撮像素子1301は、それぞれが複数の光電変換素子を有する垂直オプティカルブラック部101、水平オプティカルブラック部102及び有効画素部103を有する。以下、垂直オプティカルブラック部101を垂直OB部101といい、水平オプティカルブラック部102を水平OB部102という。光電変換素子は、例えばフォトダイオードであり、光電変換により画像信号を生成する。固体撮像素子1301は、遮光されていない複数の光電変換素子を有する有効画素部103及び遮光された複数の光電変換素子を有するオプティカルブラック部(以下、OB部という)101,102を含む。OB部101及び102内の光電変換素子は、受光部が遮光されているため、オフセットのノイズ成分の画像信号を生成することができる。有効画素部103内の光電変換素子は、被写体に応じた画像信号を生成することができる。
固体撮像素子1301は、図2に示すように、撮影毎に垂直OB部101を一定数のOB毎の領域に分割される。シェーディング補正データ設定部1310は、図3に示すように、垂直OB部101の出力信号301から領域毎の平均値302を算出する。なお、以下、垂直OB部101を複数の領域に分割して処理する場合を例に説明するが、水平OB部102を複数の領域に分割して処理するようにしてもよい。
図7は、本実施形態によるシェーディング補正データ設定部1310の処理例を示すフローチャートであり、図8は図7を詳細に説明するための図である。シェーディング補正データ設定部1301は、シェーディング補正データ設定を行う。
説明を簡単にするため、シェーディング判定処理に用いる垂直OB部101の出力平均値の移動平均を求める対象の領域数は3とする。
上記のように、画像のOB部を一定数含んだ領域に分割し、領域毎のOB部出力の平均値を算出する。次に、ステップS701にて、シェーディング補正データの設定を開始する。次に、ステップS702にてシェーディング判定処理領域中心DECEIDE_AREA=1と設定する。次に、ステップS703にてDECIDE_AREAに1を加算してシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREA=2とする。
そして、ステップS704にて、三領域OB出力平均値算出部1302は、隣接する三領域のOB部出力平均値である3AREA_AVEを算出する。隣接する三領域は図8のようにシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREAを中心にした三つの領域であり、隣接する三領域のOB部出力平均値801は3AREA_AVEとして図示される。
よってシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREA=2であるため、領域1、2、3のOB部出力が三領域のOB部出力平均値(3AREA_AVE)801の算出の対象となる。
そしてステップS705及びS706にて、判定部1303は、シェーディング変化の有無を判定する。ステップS705にて、判定部1303は、三領域OB部出力平均値801から任意の閾値σ1を減算した値よりもシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREAのOB部出力平均値AREA_AVEが大きいかを判定する。判定結果が真ならばステップS706にて、判定部1303は、三領域OB部出力平均値801から任意の閾値σ1を加算した値よりもシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREAのOB部出力平均値AREA_AVEが小さいかを判定する。これは図8ならばDECIDE_AREAのOB部出力平均値AREA_AVEが3AREA_AVE−σ1〜3AREA_AVE+σ1の範囲802内であるかを判定している。
ステップS706の判定結果が真であれば、シェーディングは無いのでステップS707へ進む。ステップS707では、OB出力平均値設定部1304は、DECIDE_AREAのOB部出力平均値AREA_AVEとして、隣接する三領域のOB部出力平均値(3AREA_AVE)801を設定する。つまり、シェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREA=2のOB部出力平均値AREA_AVEとして、領域1、2、3のOB部出力の平均値801を設定する。
ステップS707の処理を終えた後、もしくはステップS705又はS706の判定が偽でありシェーディング変化が有る場合はステップS708にて次に判定を行う領域が存在するかを判断する。この例でシェーディング判定には三領域を使用しているため、DECIDE_AREAが最終領域LAST_AREA-1に等しいかを判断する。
このステップS708の判断結果が偽であれば、ステップS703にてDECIDE_AREAに1を加算してシェーディング判定処理領域中心を隣にシフトさせ、ステップS704以降の処理を繰り返す。
ステップS708の判断結果が真であれば、ステップS709にてシェーディング補正データの設定を終了する。
以上より、シェーディング補正データ設定部1310は、シェーディングある領域にはOB部の出力の平均値を、シェーディング変化なき複数領域間では前記領域間のOB部の出力の平均値を再演算した値をシェーディング変化なき複数領域の平均値とする。その後、図4に示すように、補間処理部1305は、各領域の平均値を線形近似で補間処理してシェーディング補正データ401を生成する。シェーディング補正部1306は、シェーディング補正データ401をリアルタイムに取得し、シェーディング補正を行う。具体的には、シェーディング補正部1306は、有効画素部103の画像信号からシェーディング補正データ401を減算することにより、シェーディング補正を行う。よって、シェーディング変化なき領域のシェーディング補正データ401はOB部の出力の平均値の再演算により扱うOB部の出力の母数が増えてランダムノイズの影響を受けづらくなり、シェーディング補正によって高画質の画像を得ることが可能となる。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態によるシェーディング補正データ設定部1301の処理例を示すフローチャートであり、図10は図9を詳細に説明するための図である。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
説明を簡単にするため、シェーディング判定処理に用いる垂直OB部101の出力平均値の移動平均を求める対象の領域数は3とする。
シェーディング補正データ設定部1301は、画像のOB部を一定数含んだ領域に分割し、領域毎のOB部出力の平均値を算出する。次に、ステップS901にてシェーディング補正データの設定を開始する。ステップS902にてシェーディング判定処理領域中心DECEIDE_AREA=2と設定する。次に、ステップS903にてDECIDE_AREAに1を加算してシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREA=3とする。
そして、ステップS904にて、三領域OB出力平均値算出部1302は、隣接する左三領域のOB部出力平均値であるLEFT_3AREA_AVE1を算出する。隣接する左三領域は図10のようにシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREAを含んだ三つの領域であり、隣接する左三領域のOB部出力平均値1001はLEFT_3AREA_AVE1として図示される。
よってシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREA=3であるため、領域1、2、3のOB部出力が平均値(LEFT_3AREA_AVE1)1001の算出の対象となる。
さらに、ステップS905にて、三領域OB出力平均値算出部1302は、隣接する右三領域のOB部出力平均値であるRIGHT_3AREA_AVE1を算出する。隣接する右三領域は図10のようにシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREAを含んだ三つの領域であり、隣接する右三領域のOB部出力平均値1002はRIGHT_3AREA_AVE1として図示される。
よってシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREA=3であるため、領域3、4、5のOB部出力が平均値(RIGHT_3AREA_AVE1)1002の算出の対象となる。
そしてステップS906にて、判定部1303は、シェーディング変化の有無を判定する。ステップS906にて、判定部1303は、左三領域OB部出力平均値LEFT_3AREA_AVE1から右三領域OB部出力平均値RIGHT_3AREA_AVE1を減算した値の絶対値1003が任意の閾値σ2よりも小さいかを判定する。
これは図10ならば左三領域OB部出力平均値(LEFT_3AREA_AVE1)1001から右三領域OB部出力平均値(RIGHT_3AREA_AVE1)1002を減算した値の絶対値1003として図示される。この絶対値1003が閾値σ2よりも小さいかを判定する。
ステップS906の判定結果が真であれば、シェーディング変化は無いのでステップS907に進む。ステップS907では、OB出力平均値設定部1304は、DECIDE_AREAのOB部出力平均値AREA_AVEとして、左三領域OB部出力平均値1001から右三領域OB部出力平均値1002を加算後、2で除算した値を設定する。
ステップS907の処理を終えた後、もしくはステップS906の判定が偽でありシェーディング変化が有る場合はステップS908にて次に判定を行う領域が存在するかを判断する。この例でシェーディング判定には右三領域を使用しているため、DECIDE_AREAが最終領域LAST_AREA-2に等しいかを判断する。
このステップS908の判断結果が偽であれば、ステップS903にてDECIDE_AREAに1を加算してシェーディング判定処理領域中心を隣にシフトさせ、ステップS904以降の処理を繰り返す。
ステップS908の判断結果が真であれば、ステップS909にてシェーディング補正データの設定を終了する。
以上より、シェーディング補正データ設定部1310は、シェーディングある領域にはOB部の出力の平均値を、シェーディング変化なき複数領域間では前記領域間のOB部の出力の平均値を再演算した値をシェーディング変化なき複数領域の平均値とする。その後、図4に示すように、補間処理部1305は、各領域の平均値を線形近似で補間処理してシェーディング補正データ401を生成する。シェーディング補正部1306は、シェーディング補正データ401を用いて有効画素部103の画像データをシェーディング補正する。よって、シェーディング変化なき領域のシェーディング補正データ401はOB部の出力の平均値の再演算により扱うOB部の出力の母数が増えてランダムノイズの影響を受けづらくなり、シェーディング補正によって高画質の画像を得ることが可能となる。
(第3の実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態によるシェーディング補正データ設定部1310の処理例を示すフローチャートであり、図12は図11を詳細に説明するための図である。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
説明を簡単にするため、シェーディング判定処理に用いる垂直OB部101の出力平均値の移動平均を求める対象の領域数は3とする。
シェーディング補正データ設定部1310は、画像のOB部出力部を一定数含んだ領域に分割し、領域毎のOB部出力の平均値を算出する。次に、ステップS1101にてシェーディング補正データの設定を開始する。次に、ステップS1102にてシェーディング判定処理領域中心DECEIDE_AREA=3と設定する。次に、ステップS1103にてDECIDE_AREAに1を加算してシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREA=4とする。
そして、ステップS1104にて、三領域OB出力平均値算出部1302は、隣接する左三領域のOB部出力平均値であるLEFT_3AREA_AVE2を算出する。隣接する左三領域は図12のようにシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREAを含まない三つの領域であり、隣接する左三領域のOB部出力平均値1201はLEFT_3AREA_AVE2として図示される。
よってシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREA=4であるため、領域1、2、3のOB部出力が平均値(LEFT_3AREA_AVE2)1201の算出の対象となる。
さらに、ステップS1105にて、三領域OB出力平均値算出部1302は、隣接する右三領域のOB部出力平均値であるRIGHT_3AREA_AVE2を算出する。隣接する右三領域は図12のようにシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREAを含まない三つの領域であり、隣接する右三領域のOB部出力平均値1202はRIGHT_3AREA_AVE2として図示される。
よってシェーディング判定処理領域中心DECIDE_AREA=4であるため、領域5、6、7のOB部出力が平均値(RIGHT_3AREA_AVE2)1202の算出の対象となる。
そしてステップS1106にて、判定部1303は、シェーディング変化の有無を判定する。ステップS1106にて、判定部1303は、左三領域OB部出力平均値1201から右三領域OB部出力平均値1202を減算した値の絶対値1203が任意の閾値σ3よりも小さいかを判定する。
これは図12ならば左三領域OB部出力平均値(LEFT_3AREA_AVE2)1201から右三領域OB部出力平均値(RIGHT_3AREA_AVE2)1202を減算した値の絶対値1203として図示される。この絶対値1203が閾値σ3よりも小さいかを判定する。
ステップS1106の判定結果が真であれば、シェーディングは無いのでステップS1107に進む。ステップS1107では、OB出力平均値設定部1304は、DECIDE_AREAのOB部出力平均値AREA_AVEとして、左三領域OB部出力平均値1201から右三領域OB部出力平均値1202を加算後、2で除算した値を設定する。
ステップS1107の処理を終えた後、もしくはステップS1106の判定が偽でありシェーディング変化が有る場合はステップS1108にて次に判定を行う領域が存在するかを判断する。この例でシェーディング判定には右三領域を使用しているため、DECIDE_AREAが最終領域LAST_AREA-3に等しいかを判断する。
このステップS1108の判断結果が偽であれば、ステップS1103にてDECIDE_AREAに1を加算してシェーディング判定処理領域中心を隣にシフトさせ、ステップS1104以降の処理を繰り返す。
ステップS1108の判断結果が真であれば、ステップS1109にてシェーディング補正データの設定を終了する。
以上より、シェーディング補正データ設定部1310は、シェーディングある領域にはOB部の出力の平均値を、シェーディング変化なき複数領域間では前記領域間のOB部の出力の平均値を再演算した値をシェーディング変化なき複数領域の平均値とする。その後、図4に示すように、補間処理部1305は、各領域の平均値を線形近似で補間処理してシェーディング補正データ401を生成する。シェーディング補正部1306はシェーディング補正データ401を用いて有効画素部103の画像信号をシェーディング補正する。よって、シェーディング変化なき領域のシェーディング補正データ401はOB部の出力の平均値の再演算により扱うOB部の出力の母数が増えてランダムノイズの影響を受けづらくなり、シェーディング補正によって高画質の画像を得ることが可能となる。
以上、本発明を上記の実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態と同様の構成のシェーディング補正データの設定方法において、三領域のOB部出力平均値である3AREA_AVEを算出する際に、領域によってOB部出力に重み付け係数をつけてもよい。
以上のように、上記実施形態によれば、撮影毎にリアルタイムでシェーディング補正データ設定を行う際に、領域単位のOB部出力平均値からシェーディング変化量を検出する。そして、シェーディング変化なしと判定された領域では他領域のOB部出力もOB部出力平均値の算出に用いて母数を増やし、ランダムノイズがシェーディング補正データに重畳されないようにする。
具体的には、複数の有効画素と複数のOBとを有する固体撮像素子からの画像のシェーディング補正において、撮影毎にリアルタイムに画像のOBを一定数含んだ領域に分割する。そして、領域毎のOB部出力の平均値からシェーディング変化量を抽出してシェーディング変化の有無の判定を行うシェーディング判定処理を行い、シェーディング変化なき複数領域間のOB部出力から平均値の再演算を行う。そして、その再演算した平均値をシェーディング変化なき複数領域の平均値とし、しかる後に、各領域の平均値を補間することによりシェーディング補正データを生成し、シェーディング補正する。
以上のように、シェーディング変化ある領域にはOB部の出力の平均値を、シェーディング変化なき複数領域間では前記領域間のOB部の出力の平均値を再演算した値をシェーディング変化なき複数領域の平均値とする。そして、しかる後に、各領域の平均値を補間してシェーディング補正データを生成する。よって、シェーディング変化なき領域のシェーディング補正データはOB部の出力の平均値の再演算により扱うOB部の出力の母数が増えてランダムノイズの影響を受けづらくなり、シェーディング補正によって高画質の画像を得ることが可能となる。
上記実施形態は、固体撮像素子(CMOSセンサ)1301のOB(オプティカルブラック)信号の補正及び信号処理を行う。具体的には、上記実施形態は、垂直OB部(画素領域の上部もしくは下部に配された領域)101を水平方向に区分し、各領域ごとのOB部平均値を求め、隣り合った領域でOB部平均値が同等ならば、その隣り合う領域を結合して1つの領域として扱う。これにより、水平方向にOB信号のシェーディングが発生した時に、シェーディングの影響を抑制しつつ、ランダムノイズ等が低減された好適な黒信号を得ることが可能となる。
固体撮像素子1301は、遮光されていない複数の光電変換素子を有する有効画素部103及び遮光された複数の光電変換素子を有するOB部101,102を含む。三領域OB出力平均値算出部1302及び判定部1303は、前記OB部101又は102を複数の領域に分割し、前記複数の領域の出力信号の平均値AREA_AVEを基に前記複数の領域間のシェーディングの変化の有無を判定する。OB出力平均値設定部1304及び補間処理部1305は、前記複数の領域間のシェーディングの変化がないと判定されたときには前記複数の領域のシェーディング補正データが同じなるようにシェーディング補正データを生成する生成部である。シェーディングの変化がないと判定されたときには、前記複数の領域の出力信号の平均値AREA_AVEが同じ値になり、補間処理により、前記複数の領域のシェーディング補正データが同じになる。
第1の実施形態では、三領域OB出力平均値算出部1302は、一の領域に隣接する複数領域の出力信号の平均値の移動平均値を演算する。判定部1303は、前記一の領域の出力信号の平均値AREA_AVEが前記移動平均値に対して閾値の範囲内であるときにはシェーディングの変化なしと判定する。
第2及び第3の実施形態では、三領域OB出力平均値算出部1302は、一の領域の前(左)に隣接する複数領域の出力信号の平均値の移動平均値と、後(右)に隣接する複数領域の出力信号の平均値の移動平均値とを演算する。判定部1303は、その2個の移動平均値の差が閾値以下であるときにはシェーディングの変化なしと判定する。
第2の実施形態では、前記一の領域の前に隣接する複数領域及び後に隣接する複数領域は、前記一の領域を含む領域である。第3の実施形態では、前記一の領域の前に隣接する複数領域及び後に隣接する複数領域は、前記一の領域を含まない領域である。
OB出力平均値設定部1304は、前記複数の領域間のシェーディングの変化がないと判定されたときには前記複数の領域の出力信号の平均値を同じ値に修正する。補間処理部1305は、前記複数の領域の出力信号の平均値を補間することによりシェーディング補正データを生成する。シェーディング補正部1306は、前記シェーディング補正データを用いて前記有効画素部103の出力信号を補正する。
前記OB部は、水平方向に延びる垂直OB部101であり、三領域OB出力平均値算出部1302及び判定部1303は、前記OB部を水平方向の複数の領域に分割する。これにより、シェーディング補正部1306は、水平シェーディングを補正することができる。
また、前記OB部は、垂直方向に延びる水平OB部102であり、三領域OB出力平均値算出部1302及び判定部1303は、前記OB部を垂直方向の複数の領域に分割する。これにより、シェーディング補正部1306は、垂直シェーディングを補正することができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
固体撮像素子の有効画素とOB部の配置を説明する図である。 固体撮像素子のOB部の領域分割を説明する図である。 シェーディングを有するOB部出力と領域毎のOB部出力平均値を説明する図である。 従来のシェーディング補正データ設定の例を説明する図である。 シェーディングを有する、ランダムノイズが重畳されたOB部出力と領域毎のOB部出力平均値を説明する図である。 従来のランダムノイズが重畳されたOB部出力によるシェーディング補正データ設定の例を説明する図である。 本発明の第1の実施形態によるシェーディング補正データ設定部の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態によるシェーディング補正データ設定部の処理例を示す図である。 本発明の第2の実施形態によるシェーディング補正データ設定部の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるシェーディング補正データ設定部の処理例を示す図である。 本発明の第3の実施形態によるシェーディング補正データ設定部の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるシェーディング補正データ設定部の処理例を示す図である。 本発明の第1の実施形態による画像処理装置の構成例を示す図である。
符号の説明
101 垂直OB部
102 水平OB部
103 有効画素部
1301 固体撮像素子
1302 三領域OB出力平均値算出部
1303 判定部
1304 OB出力平均値設定部
1305 補間処理部
1306 シェーディング補正部
1310 シェーディング補正データ設定部

Claims (10)

  1. 遮光されていない複数の光電変換素子を有する有効画素部及び遮光された複数の光電変換素子を有するオプティカルブラック部を含む固体撮像素子と、
    前記オプティカルブラック部を複数の領域に分割し、前記複数の領域の出力信号の平均値を基に前記複数の領域間のシェーディングの変化の有無を判定する判定部と、
    前記複数の領域間のシェーディングの変化がないと判定されたときには前記複数の領域のシェーディング補正データが同じなるようにシェーディング補正データを生成する生成部と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判定部は、一の領域に隣接する複数領域の出力信号の平均値の移動平均値を演算し、前記一の領域の出力信号の平均値が前記移動平均値に対して閾値の範囲内であるときにはシェーディングの変化なしと判定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記判定部は、一の領域の前に隣接する複数領域の出力信号の平均値の移動平均値と、後に隣接する複数領域の出力信号の平均値の移動平均値との差が閾値以下であるときにはシェーディングの変化なしと判定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記一の領域の前に隣接する複数領域及び後に隣接する複数領域は、前記一の領域を含む領域であることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記一の領域の前に隣接する複数領域及び後に隣接する複数領域は、前記一の領域を含まない領域であることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  6. さらに、前記シェーディング補正データを用いて前記有効画素部の出力信号を補正するシェーディング補正部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記生成部は、前記複数の領域間のシェーディングの変化がないと判定されたときには前記複数の領域の出力信号の平均値を同じ値に修正し、前記複数の領域の出力信号の平均値を補間することによりシェーディング補正データを生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記オプティカルブラック部は、水平方向に延びる垂直オプティカルブラック部であり、
    前記判定部は、前記オプティカルブラック部を水平方向の複数の領域に分割することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記オプティカルブラック部は、垂直方向に延びる水平オプティカルブラック部であり、
    前記判定部は、前記オプティカルブラック部を垂直方向の複数の領域に分割することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 遮光された複数の光電変換素子を有するオプティカルブラック部を複数の領域に分割し、前記複数の領域の出力信号の平均値を基に前記複数の領域間のシェーディングの変化の有無を判定する判定ステップと、
    前記複数の領域間のシェーディングの変化がないと判定されたときには前記複数の領域のシェーディング補正データが同じなるようにシェーディング補正データを生成する生成ステップと
    を有することを特徴とする画像処理方法。
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