JP2008218567A - 電子部品の実装装置及び実装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に対するTCPの実装精度を向上させるようにした実装装置を提供することにある。
【解決手段】X・Y・Z・θ駆動源によってTCP9を駆動して基板WとTCPを相対的に位置合わせしたときに、撮像カメラはTCPに設けられた並設された複数の第2の端子T2の配置方向両端の端子を撮像し、演算処理部は撮像に基づいて複数の第2の端子の配置方向中心の第2の中心座標X2を算出し、X・Y・Z・θ駆動源は、算出された第2の中心座標と、予め算出された基板の一対の第1の位置合わせマークm1の中心の第1の中心座標X1が同一直線上に位置するよう基板とTCPを相対的に位置決めする。
【選択図】 図5

Description

この発明は基板の一側部の上面に電子部品を精密に位置合わせして実装する電子部品の実装装置及び実装方法に関する。
たとえば、基板としての液晶セルには接着材料としての異方性導電部材を介して電子部品であるTCP(Tape Carrier Package)が圧着される。上記液晶セルは、2枚のガラス板がシール材を介して所定の間隔で液密に接着され、これらガラス板間に液晶が封入されるとともに、各ガラス板の外面にそれぞれ偏光板を貼着して構成される。そして、上記構成の液晶セルには、その側部上面にテープ状の上記異方性導電部材を圧着し、この異方性導電部材に上記TCPを仮圧着した後、本圧着するようにしている。
上記液晶セルに対して上記TCPを仮圧着するには、液晶セルの下面をバックアップツールの上端面で支持し、その支持された部分の上面に実装ツールによって上記電子部品を圧着するようにしている。
液晶セルにTCPを圧着する際、液晶セルの一側部の上面に設けられた複数の第1の端子と、上記TCPに設けられた複数の第2の端子を精密に位置合わせしなければならない。とくに最近では液晶セルの高性能化に伴いその第1の端子の配置密度や上記TCPの第2の端子の配置密度がたとえばμm単位で狭ピッチ化する傾向にある。
そのため、液晶セルにTCPを実装する際、上記基板とTCPの相対的位置が各端子の配置方向(この方向をX方向とする)に対してわずかでもずれると、上記第1の端子と第2の端子の接触不良を招くということがある。
そこで、液晶セルに対して上記TCPを実装するとき、液晶セルとTCPに設けられたそれぞれ一対の位置合わせマークを一対の撮像カメラで撮像する。そして、その撮像に基づいて上記液晶セルとTCPとの相対的位置を算出し、その算出によって上記TCPに対して上記液晶セルをX、Y及びθ方向に駆動して位置合わせした後、上記TCPを基板に実装するようにしている。このような先行技術は特許文献1に示されている。
特許登録第2956842号公報
ところで、上記液晶セルとTCPを位置合わせするとき、通常は、最初に液晶セルとTCPに設けられたそれぞれ一対の位置合わせマークを、撮像カメラの撮像に基づいて上記X、Y及びθ方向のうち、X方向及びθ方向に対して相対的に仮位置合わせする。このとき、液晶セルとTCPの位置合わせマークはX方向と直交するY方向に対して離れている。なお、X方向は液晶セルとTCPに設けられたそれぞれ複数の端子の配置方向であり、Y方向は端子の配置方向と直交する方向である。
ついで、液晶セルの一対の位置合わせマークの上方にTCPの一対の位置合わせマークを重なるよう、上記液晶セルをTCPに対してY方向に駆動して位置決めした後、上記TCPを下降させて上記液晶セルに実装するようにしている。
従来は液晶セルとTCPを重ならない状態で接近させた後、これらの位置合わせマークを撮像カメラによって撮像し、その撮像結果に基づいて上述した液晶セルとTCPの位置合わせを順次行い、液晶セルにTCPを実装するようにしている。
しかしながら、X方向及びθ方向に対して仮位置決めされた液晶セルとTCPを、Y方向に相対的に駆動して位置決めする際、その位置決めはたとえば液晶セルが載置されたテーブルを機械的に駆動して行われる。そのため、機械的な動力伝達誤差によって、液晶セルとTCPがX方向やY方向に対してずれてしまうことがある。
Y方向に対するずれは大きな問題にならないが、X方向(複数の端子の配置方向)に対するずれはわずかであっても、液晶セルとTCPに設けられた端子が液晶セルの高性能化に伴いμm単位で狭ピッチ化されていると、相互の端子が確実に接続されずに接触不良を招くということがある。
このような実装不良を防止するためには、液晶セルとTCPをX方向及びθ方向に位置決めし、ついで液晶セルをY方向に駆動してTCPに対して位置決めしたとき、液晶セルとTCPに設けられたそれぞれ一対の位置合わせマークの位置合わせからX方向に対してずれがあるか否かを確認できれば、X方向の位置ずれを補正して液晶セルにTCPを実装できるから、互いの端子の接触不良をなくすことが可能となる。
Y方向に位置決めされた液晶セルとTCPの位置合わせマークを確認する場合、位置決めされて重なり合った液晶セルとTCPの一対の位置合わせマークを撮像カメラで撮像して画像処理し、それらが精密に位置決めされているか否かを判断するということが考えられる。
しかしながら、液晶セルとTCPの重なり合った位置合わせマークを撮像すると、その撮像信号を二値化処理した画像からは、両者の位置合わせマークの重なり度合までを精密に判別することはできない。つまり、重なり合った位置合わせマークを二値化処理すると、その画像は1つの黒画像となってしまう。
そのため、液晶セルをTCPに対してX方向及びθ方向に対して位置決めしてからY方向に移動させたとき、その移動方向と直交するX方向に対して液晶セルとTCPにずれが生じたか否かを精密に判定することができない。
つまり、二値化処理された画像からは、重なり合った一方の位置合わせマークと他方の位置合わせマークの中心が精密に一致しているか否かを判断することができないから、互いの端子を精密に位置決めして接続することが難しいということがあった。
この発明は、基板と電子部品を位置合わせする際、種々の原因によって位置ずれが生じても、そのずれを確実に補正して上記電子部品を基板に実装することができるようにした電子部品の実装装置及び実装方法を提供することにある。
この発明は、基板の側辺部に設けられた複数の第1の端子に、電子部品に設けられた複数の第2の端子を位置合わせして上記基板に上記電子部品を実装する実装装置であって、
上記基板に設けられた一対の第1の位置合わせマークと上記電子部品に上記第1の位置合わせマークと対応する間隔で設けられた一対の第2の位置合わせマークのそれぞれの一方と他方を同一視野内で同時に撮像する一対の撮像手段と、
この撮像手段によって撮像された上記第1、第2の位置合わせマークから上記基板と上記電子部品の相対位置及び上記基板の一対の第1の位置合わせマークの配置方向中心の第1の中心座標を算出する算出手段と、
この算出手段によって算出された上記基板と上記電子部品の相対位置に基づいて各一対の上記第1の位置合わせマークと第2の位置合わせマークが重なり合うよう上記基板と上記電子部品を相対的に位置合わせする駆動手段を具備し、
上記駆動手段によって上記基板と上記電子部品を相対的に位置合わせしたときに、
上記撮像手段は上記電子部品に設けられた複数の第2の端子の配置方向両端の端子を撮像し、
上記算出手段は上記撮像に基づいて複数の第2の端子の配置方向中心の第2の中心座標を算出し、
上記駆動手段は上記算出に基づいて上記第1の中心座標と上記第2の中心座標が上記各端子の配置方向と直交する同一直線上に位置するよう上記基板と上記電子部品を相対的に位置決めすることを特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記駆動手段は、上記電子部品を駆動して上記基板に対して位置決めすることが好ましい。
この発明は、基板の側辺部に設けられた複数の第1の端子に、電子部品に設けられた複数の第2の端子を位置合わせして上記基板に上記電子部品を実装する実装方法であって、
上記基板に設けられた一対の第1の位置合わせマークと上記電子部品に上記第1の位置合わせマークと対応する間隔で設けられた一対の第2の位置合わせマークのそれぞれの一方と他方を同一視野内で同時に撮像する工程と、
撮像された上記第1、第2の位置合わせマークから上記基板と上記電子部品の相対位置及び上記基板の一対の第1の位置合わせマークの配置方向中心の第1の中心座標を算出する工程と、
上記基板と上記電子部品の相対位置の算出に基づいて上記第1の位置合わせマークと第2の位置合わせマークが重なり合うよう上記基板と上記電子部品を位置合わせする工程と、
上記基板と上記電子部品を位置合わせした後、この電子部品に設けられた複数の第2の端子の配置方向両端の端子を撮像し、その撮像に基づいて上記第2の端子の配置方向中心の第2の中心座標を算出する工程と、
算出された第2の中心座標と上記第1の中心座標が上記各端子の配置方向と直交する同一直線上に位置するよう上記基板と上記電子部品を相対的に位置決めする工程と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法にある。
この発明によれば、基板に設けられた一対の第1の位置合わせマークの中心座標を予め求めておき、基板と電子部品とをこれらに設けられた位置合わせマークが重なり合うよう相対的に位置決めしたときに、電子部品に設けられた複数の第2の端子の配置方向の中心座標を求め、一対の第1の位置合わせマークの中心座標と、第2の端子の配置方向の中心座標が同一直線上に位置するよう基板と電子部品との相対的位置を補正する。
そのため、基板と電子部品との端子にずれが生じることないよう、これらを精密に位置合わせして基板に電子部品を実装することができる。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1に示す実装装置はベーステーブル1を備えている。このベーステーブル1上にはXテーブル2が設けられている。このXテーブル2は上記ベーステーブル1の一側面に設けられたX駆動源3によって紙面と直交するX方向に沿って駆動されるようになっている。
上記Xテーブル2上には保持テーブルとしてのYテーブル4が上記X方向と直交するY方向に沿って移動可能に設けられている。このYテーブル4は上記Xテーブル2の一側面に設けられたY駆動源5によって同図に矢印で示す上記X方向と直交するY方向に沿って駆動されるようになっている。
上記Yテーブル4の上面、つまり保持面4aには、2枚のガラス板を貼り合わせた液晶セルなどの基板Wがその一側部をYテーブル4の一側から突出させて吸着保持される。基板Wを保持したYテーブル4は上記X駆動源3とY駆動源5が図3に示す制御装置6によって駆動が制御されることで位置決めされる。
上記制御装置6には、基板Wのサイズなどに応じて図示しない入力部によって予め位置情報が入力設定されていて、その位置情報に基づいて上記X駆動源3とY駆動源5が駆動されて上記Yテーブル4に保持された上記基板Wの一側部が所定の位置に位置決めされるようになっている。
位置決めされた上記基板Wの一側部の上面には後述する電子部品としてのTCP9が実装される。そのとき、TCP9が実装される上記基板Wの一側部の下面はバックアップツール8によって支持される。
上記バックアップツール8は、バックアップテーブル11に下部Z駆動源12を介して上下方向に駆動可能に設けられている。上記ベーステーブル1の一端部の上面にはX方向に沿って下部Xガイドレール13が設けられている。
上記バックアップテーブル11は下部Xガイドレール13に沿って図示せぬリニアモータで駆動されるようになっている。それによって、上記バックアップツール8は上記基板Wの上記TCP9が実装される一側部の下面で、この一側部に沿う方向、つまり図2に示すX方向に沿って駆動可能に設けられている。
上記下部Z駆動源12のX方向に沿う幅方向の両側面には撮像手段としての第1、第2の撮像カメラ14A,14Bが設けられている。一対の撮像カメラ14A,14Bの撮像信号は図3に示すように画像処理部15でA/D変換(二値化処理)されて上記制御装置6に内蔵された算出手段としての演算処理部16に出力される。
一対の上記撮像カメラ14A,14Bは、図4と図5に示すように上記基板Wの一側部に設けられた一対の第1の位置合わせマークm1と、上記TCP9の一端部に設けられた一対の第2の位置合わせマークm2の一方と他方をそれぞれの視野S1,S2内で同時に撮像する。また、基板WとTCP9の両端の端子T1、T2もこのときの視野S1,S2内に入って撮像可能となる。
なお、この実施の形態では、第1の位置合わせマークm1は二重丸で、第2の位置合わせマークm2は第1の位置合わせマークm1よりも大きな二重丸であるが、これら位置合わせマークm1、m2の形状は四角と十字形状など、他の形状であっても差し支えない。
上記基板Wの一側部にはY方向に沿う複数の第1の端子T1がX方向に所定間隔で設けられ、これら第1の端子T1のX方向(配置方向)の外側に上記一対の第1の位置合わせマークm1が設けられている。
上記TCP9の一端部には第2の端子T2が上記第1の端子T1に対応する数及び間隔で設けられていて、これら第2の端子T2の配置方向の外側に一対の上記第2の位置合わせマークm2が第1の位置合わせマークm1と同じ間隔で設けられている。つまり、一対の第1の位置合わせマークm1の中心間の距離と、一対の第2の位置合わせマークm2の中心間の距離は図4にLで示すように同じに設定されている。
上記演算処理部16は、上記画像処理部15で二値化処理された上記一対の撮像カメラ14A,14Bの撮像信号から各一対の第1の位置合わせマークm1と第2の位置合わせマークm2のX,Y座標及びそのX,Y座標から各一対の第1、第2の位置合わせマークm1、m2の位置ずれ量を算出する。
上記演算処理部16で算出された第1の位置合わせマークm1と第2の位置合わせマークm2の位置ずれ量は駆動出力部17に出力される。駆動出力部17は演算処理部16で算出された位置ずれ量に基づいて上記基板Wに対して上記TCP9をX方向及びθ方向に対して位置合わせした後、Y方向に位置合わせして上記基板Wの一側部に後述するように実装する。
図1に示すように、上記バックアップツール8の上方には実装ツール21が設けられている。この実装ツール21は先端部に吸着ノズル22を有し、この吸着ノズル22に上記TCP9の一端部が吸着保持される。上記実装ツール21はX・Y・θ・Z駆動源23によってX,Y,θ及びZ方向に駆動されるようになっている。
上記下部Z駆動源12及び上記X・Y・θ・Z駆動源23は上記制御装置6によって駆動が制御されるようになっている。
つぎに、上記構成の実装装置によって基板Wの一側部にTCP9を実装するときの動作について説明する。
運転を開始すると、制御装置6に予め設定された設定値に基づいてX駆動源3とY駆動源5とが駆動されてYテーブル4の保持面4aに保持された基板WがX,Y方向に対して所定の位置に位置決めされる。つまり、Y方向において、基板Wの一側部がバックアップツール8の上方になるよう位置決めされる。
基板Wが位置決めされると、実装ツール21が駆動されてTCP9が位置決めされる。つまり、TCP9は、図4に示すように基板Wに設けられた一対の第1の位置合わせマークm1と、TCP9に設けられた一対の第2の位置合わせマークm2のそれぞれ一方と他方が一対の撮像カメラ14A,14Bのそれぞれの視野S1、S2に入る位置まで、X・Y・θ・Z駆動源23によってX,Y方向に駆動される。このときのTCP9のX,Y座標は、制御装置6によって撮像位置として予め設定されている。
TCP9が撮像位置に位置決めされると、それぞれ一対の第1位置合わせマークm1と第2の位置合わせマークm2が第1、第2の撮像カメラ14A,14Bによって撮像される。一対の撮像カメラ14A,14Bの撮像信号は画像処理部15でA/D変換処理されて演算処理部16で各位置合わせマークm1、m2のX,Y座標が演算処理される。
それによって、基板Wに設けられた一対の第1の位置合わせマークm1とTCP9に設けられた一対の第2の位置合わせマークm2の位置ずれ量が算出される。このとき、演算処理部16は一対の第1の位置合わせマークm1のX座標から、2つの第1の位置合わせマークm1のX方向の中心座標X1を算出する。
上記、演算処理部16で算出された算出値は駆動出力部17に出力される。駆動出力部17はまず、X・Y・θ・Z駆動源23によってTCP9をX方向及びθ方向に駆動し、TCP9に設けられた一対の第2の位置合わせマークm2を、基板Wに設けられた一対の第1の位置合わせマークm1に対してX方向及びθ方向に対して位置決めする。
つまり、図4に示すように一対の第1の位置合わせマークm1を結ぶ直線と、一対の第2の位置合わせマークm2を結ぶ直線が平行になるとともに、対向する各一対の第1の位置合わせマークm1と第2の位置合わせマークm2が同じX座標になるよう位置決めされる。
ついで、上記TCP9は第2の位置合わせマークm2の中心が第1の位置合わせマークm1の中心に一致して重なる位置までY方向に沿って駆動される。TCP9を予め算出された第1の位置合わせマークm1のY座標と第2の位置合わせマークm2のY座標に基づいてY方向に駆動したならば、その時点で一対の撮像カメラ14A,14BによってTCP9に設けられた複数の第2の端子T2の両端部を撮像する。
一対の撮像カメラ14A,14Bの撮像信号は、画像処理部15でA/D変換された後、演算処理部16で図5に示す一対の視野S1,S2内に位置する幅方向両端に位置する一対の第2の端子T2の外縁E1,E2のX座標を算出し、これら外縁E1,E2のX座標から複数の第2の端子T2のX方向の中心座標X2を求める。
このとき、TCP9の第2の端子T2は、一対の撮像カメラ14A,14Bの視野S1,S2内において基板Wの第1の端子T1と一端部だけが重なっていて、他端部は重なっていないから、重なっていない部分の画像から、一対の第2の端子T2の外縁E1,E2のX座標を精密に求め、それらのX座標から中心座標X2を算出することが可能となる。
なお、このとき、基板Wの第1の位置合わせマークm1と、TCP9の第2の位置合わせマークm2は上下方向に重なっている。そのため、その部分の画像をA/D変換によって二値化処理しても全体的に黒画像となるから、第1の位置合わせマークm1と第2の位置合わせマークm2の中心が精密に一致しているかどうかを判別することは難しい。
ついで、一対の位置合わせマークm1のX方向の中心座標X1と、複数の第2の端子T2のX方向の中心座標X2が上記制御装置6に設けられた演算処理部16で比較される。上記一対の中心座標X1とX2はTCP9をY方向に駆動したとき、X・Y・θ・Z駆動源23によって実装ツール21が精密に駆動されれば、上記TCP9がX方向に対してずれが生じないから、上記中心座標X1とX2は精密に一致する。
その場合には、基板Wに設けられた複数の第1の端子T1と、TCP9に設けられた複数の第2の端子T2ともX方向に対して一致するから、その位置で実装ツール21が下降方向に駆動されてTCP9が基板Wの一側部の上面に実装される。
上記実装ツール21がY方向に精密に駆動されない場合、一対の位置合わせマークm1のX方向の第1の中心座標X1と、複数の第2の端子T2のX方向の第2の中心座標X2とが一致しなくなる。その場合、第1の中心座標X1と、第2の中心座標X2のずれ量に応じて実装ツール21をX方向に駆動する。
上記TCP9を中心座標X1とX2のずれ量に応じてX方向に駆動したならば、一対の撮像カメラ14A,14Bで第2の端子T2の配置方向両端部を再度撮像し、配置方向両端に位置する一対の第2の端子T2の外縁E1,E2のX座標から第2の中心座標X2を算出し、その第2の中心座標X2と一対の第1の位置合わせマークm1から算出された第1の中心座標X1のX座標の比較を繰り返し、TCP9を位置決めするということを所定の許容範囲となるまで繰り返して行う。
そして、TCP9の第2の中心座標X2と基板Wの一対の第1の位置合わせマークm1の第1の中心座標X1のX方向のずれ量が許容範囲内になったならば、上記TCP9を下降させて基板Wの一側部の上面に実装すればよい。
なお、第1の中心座標X1と第2の中心座標X2とのずれ量の補正は複数回行わずに1回であってもよい。
このように、基板WとTCP9をX方向及びθ方向に対して位置決めした後、TCP9をY方向に駆動して基板Wに実装する前に、TCP9に設けられた複数の第2の端子T2の配置方向の中心座標X2を一対の撮像カメラ14A,14Bの撮像に基づいて算出し、その中心座標X2を基板Wの一対の第1の位置合わせマークm1の中心座標X1と比較し、これらの中心座標X1,X2が一致するよう、TCP9をX方向に対して位置補正してから、上記TCP9を基板Wに実装するようにした。
そのため、TCP9の第2の端子T2と基板Wの第1の端子T1を、これら端子T1、T2の配置方向に対して精密に位置決めできるから、基板Wの高性能化などによって端子T1、T2の配置密度が狭ピッチ化しても、各端子T1、T2の接触不良を招くことなく、TCP9を基板Wに実装することができる。
実装ツール21をY方向に駆動したとき、TCP9は基板Wに対してX方向だけでなく、Y方向に対してもずれが生じることがある。しかしながら、基板WとTCP9に設けられたそれぞれ複数の第1、第2の端子T1、T2はX方向に沿って所定間隔で設けられているから、Y方向に対してずれが生じても、複数の第1の端子T1と第2の端子T2が接触不良を招くことはない。したがって、Y方向のずれは、TCP9の実装精度にほとんど影響することがない。
TCP9を基板Wに実装する際、位置決めされた基板Wに対してTCP9をX,Y及びθ方向に駆動して位置決めした後、さらにZ方向に駆動して実装するようにした。TCP9に代わり、基板WをX,Y,Z及びθ方向に駆動すると、基板Wは薄くて大きいため、駆動に伴い振れが生じる。
そのため、基板Wの振れが静定するまで、一対の撮像カメラ14A,14Bによる撮像やTCP9の実装を行うことができなくなるから、その分、タクトタイムが長く掛かり、生産性の低下を招くということがある。
それに対し、この実施の形態では上述したように基板Wに対して十分に小さいTCP9をX,Y,及びZ方向に駆動して基板Wに対して位置決めするようにした。そのため、TCP9には基板Wのように振れが生じ難く、たとえ振れが生じたとしても短時間で静定するから、基板Wを駆動して位置決めする場合に比べて生産性を向上させることができる。
上記一実施の形態ではTCPと基板を位置合わせするとき、予め位置決めされた基板に対してTCPをX,Y,Z及びθ方向に駆動するようにしたが、電子部品に代わって基板を駆動するようにしてもよく、要は基板と電子部品とをX,Y,Z及びθ方向に対して相対的に駆動してこれらを位置決めして実装すればよい。
この発明の一実施の形態を示す実装装置の概略的構成図。 バックアップツールが設けられたバックアップテーブルの正面図。 制御系統のブロック図。 X方向とθ方向に位置決めされた基板の一部とTCPを下側から見た説明図。 基板とTCPをX方向とθ方向に位置決めした後、TCPをY方向に駆動して位置決めした状態を下側から見た説明図。
符号の説明
2…Xテーブル、4…Yテーブル、6…制御装置、8…バックアップツール、9…TCP、14A,14B…撮像カメラ(撮像手段)、15…画像処理部、16…演算処理部、17…駆動出力部、21…実装ツール、22…吸着ノズル、23…X・Y・Z・θ駆動源、W…基板、T1、T2…端子。

Claims (3)

  1. 基板の側辺部に設けられた複数の第1の端子に、電子部品に設けられた複数の第2の端子を位置合わせして上記基板に上記電子部品を実装する実装装置であって、
    上記基板に設けられた一対の第1の位置合わせマークと上記電子部品に上記第1の位置合わせマークと対応する間隔で設けられた一対の第2の位置合わせマークのそれぞれの一方と他方を同一視野内で同時に撮像する一対の撮像手段と、
    この撮像手段によって撮像された上記第1、第2の位置合わせマークから上記基板と上記電子部品の相対位置及び上記基板の一対の第1の位置合わせマークの配置方向中心の第1の中心座標を算出する算出手段と、
    この算出手段によって算出された上記基板と上記電子部品の相対位置に基づいて各一対の上記第1の位置合わせマークと第2の位置合わせマークが重なり合うよう上記基板と上記電子部品を相対的に位置合わせする駆動手段を具備し、
    上記駆動手段によって上記基板と上記電子部品を相対的に位置合わせしたときに、
    上記撮像手段は上記電子部品に設けられた複数の第2の端子の配置方向両端の端子を撮像し、
    上記算出手段は上記撮像に基づいて複数の第2の端子の配置方向中心の第2の中心座標を算出し、
    上記駆動手段は上記算出に基づいて上記第1の中心座標と上記第2の中心座標が上記各端子の配置方向と直交する同一直線上に位置するよう上記基板と上記電子部品を相対的に位置決めすることを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記駆動手段は、上記電子部品を駆動して上記基板に対して位置決めすることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 基板の側辺部に設けられた複数の第1の端子に、電子部品に設けられた複数の第2の端子を位置合わせして上記基板に上記電子部品を実装する実装方法であって、
    上記基板に設けられた一対の第1の位置合わせマークと上記電子部品に上記第1の位置合わせマークと対応する間隔で設けられた一対の第2の位置合わせマークのそれぞれの一方と他方を同一視野内で同時に撮像する工程と、
    撮像された上記第1、第2の位置合わせマークから上記基板と上記電子部品の相対位置及び上記基板の一対の第1の位置合わせマークの配置方向中心の第1の中心座標を算出する工程と、
    上記基板と上記電子部品の相対位置の算出に基づいて上記第1の位置合わせマークと第2の位置合わせマークが重なり合うよう上記基板と上記電子部品を位置合わせする工程と、
    上記基板と上記電子部品を位置合わせした後、この電子部品に設けられた複数の第2の端子の配置方向両端の端子を撮像し、その撮像に基づいて上記第2の端子の配置方向中心の第2の中心座標を算出する工程と、
    算出された第2の中心座標と上記第1の中心座標が上記各端子の配置方向と直交する同一直線上に位置するよう上記基板と上記電子部品を相対的に位置決めする工程と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装方法。
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