JP2009122214A - パネル組立装置及びパネル組立方法、並びに液晶パネル - Google Patents

パネル組立装置及びパネル組立方法、並びに液晶パネル Download PDF

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Abstract

【課題】、印刷回路基板を複数分割した場合でも、単一の印刷回路基板をパネル基板に接合するのとほぼ同じ時間で接合処理を行えるようになし、もってパネルの組立を高速で行えるようにする。
【解決手段】PCB接合ステージSでパネル基板1はパネルホルダ5に保持され、4枚からなる分割回路基板3aは、基板供給部10でACFの貼り付け等が行われ、圧着機構20を構成し、4箇所設けた基板チャック機構21を構成するチャック部材23にそれぞれ個別的に保持されて、各チャック部材23に設けた位置調整部材24によりパネル基板1に対して位置調整が行われ、加圧手段22を構成する受け部材26上に電子回路部品2が当接し、この電子回路部品2に分割回路基板3aが当接した状態で、加圧ヘッド25により加圧される。圧着機構20では、4枚の分割回路基板3aがそれぞれ独立に、しかも並行して熱圧着される。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等のフラットディスプレイを構成するパネルを組み立てるための装置及び組立方法に関するものであり、さらにこの組立装置により、または組立方法により製造されたフラットディスプレイ用のパネルとしての液晶パネルに関するものである。
フラットディスプレイとしての液晶ディスプレイは、例えばTFT(Thin Film Transistor)基板とCF(Color Filter)基板とから構成され、これらTFT基板とCF基板との間に形成した微小隙間には液晶が封入されて、パネル基板が形成される。このパネル基板におけるTFT基板はCF基板より張り出した部位を有し、この張り出し部には多数の電極が引き出されている。これらの電極は所定数毎にまとめられて複数の電極群となし、各電極群にはドライバIC回路からなる電子回路部品が接続され、またこれら電子回路部品には印刷回路基板(PCB:Print Circuit Board)が接続されるように組み付けられることになる。電子回路部品及び印刷回路基板はパネル基板の2辺以上に設けられ、表示画像の画質向上のために、好ましくは4辺に組み付けられる。
電子回路部品は、IC回路素子を直接パネル基板に接続するものもあるが、フィルム基板にIC回路素子を実装したものが一般的に用いられる。この電子回路部品は、TCP(Tape Carrier Package)から打ち抜いてパネル基板に接続される。フィルム基板には所定数の電極が形成されており、前述したパネル基板の電極群を構成する各電極と電気的に接続するようにして固着される。また、電子回路部品のフィルム基板における印刷回路基板への接続側も同様に所定数の電極が設けられており、これらの電極が印刷回路基板の電極と電気的に接続される。
電子回路部品のフィルム基板において、パネル基板側への接続部の方が印刷回路基板側への接続部より電極の数が多くなっており、極めて微小な間隔をもって電極が形成されている。パネル基板の各辺には複数の電子回路部品が接続されるが、この電子回路部品をパネル基板に接続する方式としては、TAB(Tape Automated Bonding)搭載方式が一般に採用される。即ち、パネル基板側の電極群の位置にACF(Anisotropic Conductive Film)を貼り付けておき、このACF上に電子回路部品を熱圧着することにより電極同士の電気的接続を図り、かつ電子回路部品がパネル基板に貼り付け・固着される。一方、電子回路部品と印刷回路基板との接続については、電極のピッチ間隔が比較的広くなっていることから、ハンダ付け等、他の方法によることもできるが、やはりACFを介して接続する構成とするのが一般的である。
以上のようにしてパネル基板に電子回路部品及び印刷回路基板が接続されて、液晶パネルが形成されるが、印刷回路基板はパネル基板の1辺に対して1枚で構成されるのが一般的である。そして、電子回路部品と接合する際に、加圧ヘッドを用いるが、この加圧ヘッドをパネル基板の電子回路部品の装着部毎に設け、各加圧ヘッドをそれぞれ独立に駆動できるようになし、時間をずらせて、これら加圧ヘッドを作動させることができるように構成したものが、特許文献1に示されている。
特開2002−116706号公報
ところで、従来はパネル基板の1辺に対して印刷回路基板を1枚接合するように構成していたが、大型のパネル基板の場合、階調処理を行う点等から、回路が複雑なものとなり、かつ小型の額縁とするために、印刷回路基板の基板は、通常、7層〜12層程度としており、印刷回路基板とパネル基板との熱膨張率の差が大きいことから、1枚で長尺の印刷回路基板を接合すると、周囲の温度の変化等により大きなストレスが作用することになる。このために、印刷回路基板を複数に分割して、分割回路基板となし、これら分割回路基板をパネル基板の1辺に接合するようにするのが望ましい。
分割回路基板とパネル基板とを接合させたときに、それらに設けた電極が電気的に接続されなければならない。ACFを介して熱圧着するようにして接合し、もって両基板間の電極間を電気的に接続するが、そのためにはパネル基板と各分割回路基板との間の位置合わせを行う必要がある。ここで、熱圧着するには、分割回路基板をパネル基板に当接させて、熱硬化が完了するまで加圧状態に保持しなければならず、分割回路基板毎に位置合わせと、熱圧着とを繰り返すようにすると、分割回路基板の接合を行うのに極めて長い時間を要することになる。従って、印刷回路基板の分割数が多くなればなるほど、その接合ステージでの処理時間が長くなるという問題点がある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、印刷回路基板を複数分割した場合でも、単一の印刷回路基板をパネル基板に接合するのとほぼ同じ時間で接合処理を行えるようになし、もってパネルの組立を高速で行えるようにすることにある。
前述した目的を達成するために、本発明において、フラットディスプレイ用パネルからなるパネル基板の外周部の少なくとも1辺に接続した複数の電子回路部品を介して印刷回路基板を接続するように組み付ける装置の発明については、前記パネル基板はパネル支持部材に水平状態に支持され、前記印刷回路基板は、前記パネル基板の少なくとも1辺について、複数に分割された分割回路基板として構成され、これら各分割回路基板は各々独立して圧着機構に保持されるものであり、前記各圧着機構は、前記各分割回路基板を保持する基板保持手段と、前記各分割回路基板を前記電子回路部品に熱圧着するように加圧する加圧手段とから構成したことをその特徴とするものである。
また、フラットディスプレイ用パネルを構成するパネル基板の外周部の少なくとも1辺に接続した複数の電子回路部品を介して印刷回路基板を接続するように組み付けるに当って、前記印刷回路基板は少なくともその1辺に対して複数に分割された分割回路基板として構成されており、これら各分割回路基板を前記パネル基板の所定位置に接続する方法の発明としては、前記パネル基板をパネルホルダに水平状態に支持するように載置し、前記各分割回路基板をそれぞれ圧着手段に個別的に保持させ、前記各圧着手段に保持した前記各分割回路基板を、前記パネル基板に接続した前記電子回路部品との相対位置を認識し、この位置認識により各分割回路基板の前記パネル基板に対する位置ずれがあれば、その位置ずれを前記各圧着手段側でそれぞれ独立に修正し、次いでこれら各分割回路基板を並行して前記パネル基板に加熱下で圧着させることを特徴としている。
パネル基板には、少なくとも1辺に、最大4辺に印刷回路基板が接合される。パネル基板における印刷回路基板が接合される辺には、通常、複数の電子回路部品がTAB搭載されている。電子回路部品としては、パネル基板に直接IC回路素子を実装するものもあるが、TAB搭載される電子回路部品はフィルム基板にIC回路素子を実装したものから構成され、印刷回路基板はフィルム基板に接合される。分割回路基板の電極と電子回路部品の電極とはACFを介して電気的に接続され、パネル基板と印刷回路基板の間の電子回路部品の部位は折り曲げた状態でディスプレイ装置の筐体に組み込まれるので、パネルはコンパクトなものとなる。印刷回路基板の分割数は、2分割、3分割、4分割等、任意である。分割数に応じて圧着機構の数を設定する。また、個々の圧着機構の配置は、パネル基板のサイズにより適宜設定される。
分割回路基板には予めACFを貼り付けておき、これら各分割回路基板はパネル基板との間で相対位置合わせを行う。このために、カメラを用いた画像認識手段が設けられることができ、画像認識手段は各分割回路基板に対して独立に設ける。そして、この画像認識手段からの出力信号に基づいて、各分割回路基板の位置を調整する。各々の分割回路基板を固定的に保持するために基板保持手段を設ける。基板保持手段は例えば真空吸着や、チャック機構、さらにはクランプ機構等により分割回路基板を保持するものである。位置調整は基板保持手段側に持たせ、パネル基板を支持するパネル支持部材側には位置調整部材を設けない。これによって、各々の分割回路基板をそれぞれ独立にパネル基板に対して位置補正を行った上で接合することができる。分割回路基板の位置の認識から位置調整、さらにパネル基板への接合までの動作は、各分割回路基板につき、並行して同時に行うことができることになり、動作時間としては、1枚の印刷回路基板を接合する際とほぼ同じになる。さらに、分割回路基板の接合後に、その場で接合状態の検査を行うのが望ましい。
複数に分割した印刷回路基板をパネル基板に接合させる動作を同時に行うことにより、単一の印刷回路基板をパネル基板に接合するのとほぼ同じ時間で接合処理を行えるようになし、もってパネルの組立を高速で行えることになる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。まず、図1に組み立てられたパネルの平面図であって、同図において、1はパネル基板である。パネル基板1は上下2枚のガラス基板を貼り合わせたものであり、例えば液晶ディスプレイ用のディスプレイパネルである。周知のように、パネル基板1には、その周囲に所定数の電子回路部品2が接続されており、これら各辺の電子回路部品2には、1または複数枚の印刷回路基板3が接合される。パネル基板1は、前工程を構成するTAB搭載工程において電子回路部品2が接続されており、この状態でPCB接合工程に搬入される。
ここで、図1に示したものにあっては、印刷回路基板3はパネル基板1の各辺に接合されるが、各辺に接合される印刷回路基板3はそれぞれ複数に分割されて、分割回路基板を構成している。図示したものでは、長辺部では4分割されており、これらの分割回路基板には3aの符号を用い、短辺部では符号3bで示したように2分割されている。従って、これら各辺の分割回路基板3a,3bの接合ステージは4ステージで構成される。
図2乃至図4にパネル基板1の一方の長辺部に対して分割回路基板3aを接合するPCB接合ステージSの概略構成を示す。パネル基板1は、図2から明らかなように、搬送ベルトやピッチ送り手段、ボールねじ送り手段、さらには受け継ぎ用の移載手段等を設けた搬送ライン4により搬送され、パネルホルダ5によりPCB接合ステージSに搬入・搬出される。パネルホルダ5には、パネル基板1が水平状態にして載置されており、しかも真空吸着により固定的に保持する構成としている。
PCB接合ステージSには、分割回路基板3aを収容したトレイ6が設置されており、このトレイ6から分割回路基板3aが取り出されて、基板供給部10に移載される。基板供給部10は、分割回路基板3aを間欠的に搬送する基板送りレーン11が4レーン設けられている。分割回路基板3aは、この基板送りレーン11によりピッチ送りされるものである。各基板送りレーン11における各停止位置には、図3からも明らかなように、基板移載手段12,基板位置調整手段13,ACF貼り付け手段14及びACF貼り付け状態検出手段15が設けられている。
基板移載手段12は、トレイ6から分割回路基板3aを順次1枚ずつ取り出して、各基板送りレーン11に搬入するためのものであって、基板吸着部材12aを有している。基板吸着部材12aはX軸ガイド12bにより基板送りレーン11と直交する方向に移動可能となっており、またY軸ガイド12cにより基板送りレーン11と平行な方向に移動可能となっている。ここで、基板吸着部材12aは、図示したものにあっては、1ユニット設けられる構成としたが、基板吸着部材12aの装着数は装置全体のタクトタイムとの関係に基づいて決定されるもので、複数ユニット設ける構成としても良い。
基板移載手段12によって、4枚の分割回路基板3aが各基板送りレーン11に送り込まれると、これら4つのレーンが同時に1ピッチ進行する。この1ピッチ分進んだ停止位置には、基板位置検出手段13が配置されている。この基板位置調整手段13は画像認識用のカメラ13aを有するものであり、カメラ13aはX軸ガイド13bによりX軸方向に移動可能となっている。そして、カメラ13aによる画像処理に基づいて、各レーンに位置するそれぞれの分割回路基板3aの位置が検出される。分割回路基板3aが正規の位置からずれている場合には、そのXY方向(水平面でのX軸及びY軸からなる直交2軸方向)及びθ方向(水平回転方向)に分割回路基板3aの位置が調整される。なお、カメラ13aは、装置全体のタクトタイムに基づいて1乃至複数設けるように構成される。
分割回路基板3aがさらに1ピッチ分進むと、これら各分割回路基板3aに対してACFが貼り付けられる。このために、ACF貼り付け手段14は、貼り付けユニット14aを有し、この貼り付けユニット14aはX軸ガイド14bに沿って移動可能に設けられている。分割回路基板3aはパネル基板1に接続した各電子回路部品2に貼り付けられるものであり、従って分割回路基板3aには、各電子回路部品2と当接する部位に限定してACFが貼り付けられる。ここで、貼り付けユニット14aは、図示したものにあっては、2ユニット設けられているが、貼り付けのタクトタイムとの関係で、貼り付けユニット14aの装着数が決定される。従って、高速で貼り付けが行える場合には、1つのユニットであっても良く、また速度が不足する場合には、4ユニット設けるようにする。
そして、ACFの貼り付けが終了すると、各レーンの分割回路基板3aは、もう1ピッチ進行して、ACF貼り付け状態検出手段15によって、正確にACFが貼り付けられているか否かの検査が行われる。この検査は基板位置調整手段13と同様に、画像認識用のカメラ15aを用いたものから構成され、カメラ15aはX軸ガイド15bに沿って移動可能となっている。この画像認識用のカメラ15aも、装置全体のタクトタイムに基づいて1または複数設けられるものである。
基板供給部10では以上の作業が行われ、各基板送りレーン11における全て分割回路基板3aに、正規にACFが貼り付けられたことが検出されると、もう1ピッチ分だけ分割回路基板3aが前進して、圧着機構20に受け渡される。このように、基板供給部10における各作業は位置を違えて、それぞれの停止位置で行われることから、各停止位置での各々の作業はオーバーラップして行われることになり、同時に作業が行われる分だけ、作業時間の短縮が図られることになる。
圧着機構20は、それぞれ4箇所設けられた基板保持手段としての基板チャック手段21と、加圧手段22とから構成される。基板チャック手段21により基板供給部10から所定の位置にACFが貼り付けられた4枚の分割回路基板3aを取り出してパネル基板1に接続されている電子回路部品2と接合するためのものである。このために、基板チャック手段21は、図4に示したように、チャック部材23を位置調整部材24に装着する構成としている。チャック部材23は、上下一対のチャック爪23a,23bを有し、これら両チャック爪23aまたは23bの少なくとも一方が上下に移動することによって、分割回路基板3aをチャックするようになっている。なお、この分割回路基板3aに対するチャックはACFが貼り付けられていない部位に対して行われる。
位置調整部材24は、チャック部材23に保持されている分割回路基板3aをパネル基板1に対して位置調整するものであり、基板供給部10からパネル基板1への接合位置に送り込む手段を含むものである。分割回路基板3aを基板供給部10からパネル基板1への接合位置に移行させるために、チャック部材23は180度水平方向に回動可能となっている。しかも、分割回路基板3aをY軸方向、即ちパネル基板1に近接・離間する方向、このY軸と直交するX軸方向、つまり水平面での直交2軸方向に、また回動方向(θ方向)に位置微調整可能な構成としている。さらに、チャック部材23を上下方向(Z軸方向)にも変位可能となっている。位置調整部材24は各チャック部材23に設けられており、これによってパネル基板1に接合される4枚の分割回路基板3aは、それぞれ独立にパネル基板1に接続した電子回路部品2に対して正確に位置合わせが行われることになる。なお、位置調整部材24は、図示しない画像認識手段による分割回路基板3aと電子回路部品2との位置認識に基づいて作動する。
加圧手段22は、加圧ヘッド25と受け部材26とから構成される。加圧ヘッド25は各分割回路基板3aについてそれぞれ個別的に加圧するものであり、受け部材26は加圧ヘッド25に対応するように4箇所設けることもでき、また1本の受け部材として構成することもできる。なお、異なるサイズのパネル基板に対して任意の数の分割回路基板を接続するように構成する場合には、加圧ヘッド26と基板チャック手段21とを対にして設け、これらをX軸方向に位置調整可能に設ける構成とすることができる。さらに、受け部材26も加圧ヘッド26に対応するように個別的に設けた場合には、受け部材26も併せてX軸方向に位置調整可能に設ける構成とすることができる。加圧ヘッド25にはヒータが内蔵されており、このヒータにより加圧ヘッド25の下面である加圧面25aが加熱されるようになっている。また、受け部材26にもヒータを設けることもできる。受け部材26は固定的に配置されており、加圧ヘッド25は上下方向、つまりZ軸方向に設けたZ軸ガイド27に沿って昇降可能となっている。このために、加圧ヘッド25は昇降駆動部材28により昇降駆動されるものであり、この昇降駆動部材28は加圧ヘッド25に対して加圧力を作用させることになる。
以上のように構成されるパネル組立装置により複数に分割された分割回路基板3aをパネル基板1に接続する方法について説明する。
4つのユニットで構成されている圧着機構20は、それぞれ独立に分割回路基板3aを保持して、パネル基板1に接続した電子回路部品2に接合されるが、これらの分割回路基板3aには、電子回路部品2の電極と電気的に接続される電極が形成されており、この電極間の接続はACFを介して行われる。このために、基板供給部10で分割回路基板3aにACFが貼り付けられた後に圧着機構20に供給されるが、分割回路基板3aはACFの貼り付け面を上方に向けるようにしてチャック部材23にチャックされる。
一方、パネル基板1は、前工程において、その各辺に電子回路部品2が接続された状態で、搬送ライン4に沿って搬送されて、PCB接合ステージSに搬入される。従って、4つのチャック部材23にチャックされた4枚の分割回路基板3aは、PCB接合ステージSにおいてパネル基板1とそれぞれ対面する位置に配置される。このときには、加圧手段22を構成する加圧ヘッド25は上昇位置に保持される。ここで、図4に示したように、4つのチャック部材23に保持されている各分割回路基板3aは、パネル基板1の電子回路部品2より下方に位置しており、またパネルホルダ5に支持されているパネル基板1に接続した電子回路部材2は分割回路基板3aより上方に位置している。つまり、分割回路基板3aと電子回路部品2とは非接触状態で、近接した位置に配置される。、また、加圧手段22を構成する加圧ヘッド25及び受け部材26も回路基板3a及び電子回路部品2に対して非接触状態に保持する。
この状態で、各分割回路基板3aをパネル基板1に対して個別的に位置調整する。このために、画像認識手段を利用するが、この画像認識手段を構成するカメラは各分割回路基板3aに対してそれぞれ2箇所設けられて、電子回路部品2と分割回路基板3aとに設けたアライメントマークを撮影し、画像処理手段によって両アライメントマークの位置ずれを検出する。この位置ずれ検出は4枚の分割回路基板3aに同時に行われ、または逐次的に行うこともできる。電子回路部品2と分割回路基板3aとの間で位置ずれが検出されたときには、分割回路基板3aのチャック部材23に設けた位置調整部材24をX,Y,θ方向に動かすことによって、固定的に保持されているパネル基板1に対して位置合わせを行う。
4枚の分割回路基板3aの位置合わせが全て完了した後、図5に示したように、位置調整部材24によりチャック部材23を下降させ、またパネルホルダ5を下降させて、分割回路基板3aを加圧手段22の受け部材26に当接させ、かつ分割回路基板3aと電子回路部材2とを当接させる。この状態から、図6に示したように、加圧ヘッド25を下降させて、その下面である加圧面25aを電子回路部品2に当接させる。ここで、加圧ヘッド25にはヒータが内蔵されているので、電子回路部品2と分割回路基板3aとの間に介在しているACFが加熱されることになり、また昇降駆動部材28により加圧力を作用させることによって、ACFが加熱下で加圧されて、熱圧着される。即ち、このACFに分散させた導電粒子により電子回路部品2と分割回路基板3aとの電極間が電気的に接続され、かつバインダ樹脂が熱硬化することにより固着され、もって分割回路基板3aがパネル基板1に接合される。
ここで、加圧ヘッド25による加圧はACFのバインダ樹脂の熱硬化が完了するまで継続されるが、4枚設けた分割回路基板3aはほぼ同時に熱圧着できるので、パネル基板1に対する分割回路基板3aの接合を、実質的に1枚の印刷回路基板を接合するのとほぼ同じ時間で行うことができる。
4枚の分割回路基板3aからなる印刷回路基板3の接合が完了すると、加圧手段22を構成する加圧ヘッド25を上昇させて、パネルホルダ5からパネル基板1を取り出し、他の辺に対する分割回路基板を接合するPCB接合ステージに移載する。また、このときには基板チャック手段21を構成するチャック部材23は、180度回動させて、基板送りレーン11に配置されている次の分割回路基板3aを受け取り、次のパネル基板1に接合する位置に変位させる。
以上の動作を繰り返すことによって、順次PCB接合ステージSに搬入されるパネル基板1に対して複数に分割された印刷回路基板3を一括的に接合することができる。また、1辺に対して分割回路基板3aの接合がなされたパネル基板1は、各辺に対して順次印刷回路基板3が接合される。なお、PCB接合ステージSとしては、4ステージ構成とするが、長辺部においては同じ機構とすることができ、短辺部には印刷回路基板3の分割数が異なっているので、位置調整部材及び加圧部材の構成を変えるようにする。
パネル基板の一例を示す平面図である。 パネル基板に対して、印刷回路基板を接合する装置の概略構成を示す平面図である。 図2の側面図である。 圧着機構の構成を示す拡大側面図であって、分割回路基板とパネル基板に接続した電子回路部品との間での位置合わせを行っている状態を示す図である。 分割回路基板の接合を開始する直前の状態を示す作用説明図である。 分割回路基板をパネル基板の電子回路部品に接合している状態を示す作用説明図である。
符号の説明
1 パネル基板
2 電子回路部品
3 印刷回路基板
3a,3b 分割回路基板
5 パネルホルダ
10 基板供給部
11 基板送りレーン
20 圧着機構
21 基板チャック手段
22 加圧手段
23 チャック部材
24 位置調整部材
25 加圧ヘッド
26 受け部材

Claims (7)

  1. フラットディスプレイ用パネルからなるパネル基板の外周部の少なくとも1辺に接続した複数の電子回路部品を介して印刷回路基板を接続するように組み付ける装置であって、
    前記パネル基板はパネル支持部材に水平状態に支持され、
    前記印刷回路基板は、前記パネル基板の少なくとも1辺について、複数に分割された分割回路基板として構成され、
    これら各分割回路基板は各々独立して圧着機構に保持されるものであり、
    前記圧着機構は、前記各分割回路基板を保持する基板保持手段と、前記各分割回路基板を前記電子回路部品に熱圧着するように加圧する加圧手段とから
    構成したことを特徴とするパネル組立装置。
  2. 前記基板保持手段は、分割回路基板をチャックするチャック部材と、少なくとも水平面で直交2軸方向及び水平回転方向に位置調整する位置調整部材を備える構成としたことを特徴とする請求項1記載のパネル組立装置。
  3. 前記電子回路部品の電極と前記分割回路基板の電極との間はACFを介して電気的に接続するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のパネル組立装置。
  4. 前記パネル基板と前記各分割回路基板との相対位置合わせを行うために、カメラを用いた画像認識手段を、それぞれ分割回路基板毎に設ける構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のパネル組立装置。
  5. 前記各分割回路基板は、基板供給部でACF貼り付け手段によってACFが貼り付けられ、このACFを貼り付けた各分割回路基板を前記各基板保持手段に同時にまたは個別的に受け渡す構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のパネル組立装置。
  6. フラットディスプレイ用パネルを構成するパネル基板の外周部の少なくとも1辺に接続した複数の電子回路部品を介して印刷回路基板を接続するように組み付けるに当って、前記印刷回路基板は少なくともその1辺に対して複数に分割された分割回路基板として構成されており、これら各分割回路基板を前記パネル基板の所定位置に接続する方法であって、
    前記パネル基板をパネル支持部材に水平状態に支持するように載置し、
    前記各分割回路基板をそれぞれ圧着手段に個別的に保持させ、
    前記各圧着手段に保持した前記各分割回路基板を、前記パネル基板に接続した前記電子回路部品との相対位置を認識し、
    この位置認識により各分割回路基板の前記パネル基板に対する位置ずれがあれば、その位置ずれを前記各圧着手段側でそれぞれ独立に修正し、次いでこれら各分割回路基板を並行して前記パネル基板に加熱下で圧着させる
    ことを特徴とするパネル組立方法。
  7. 前記請求項1のパネル組立装置により組み立てられ、または前記請求項6のパネル組立方法により組み立てられた液晶パネル。
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