JP2008218038A - 端子の固定構造および該端子の固定構造を備えた車載用の分岐接続コネクタ - Google Patents

端子の固定構造および該端子の固定構造を備えた車載用の分岐接続コネクタ Download PDF

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Abstract

【課題】伝送波形の歪みを改善するためのフィルタ材と端子とを簡単な構造でガタつきなく固定できるようにすると共に、伝送波形の歪み改善性能を均一にする。
【解決手段】絶縁性磁性体からなる素子に穿設された貫通穴に、端子を貫通固定させる端子の固定構造であって、前記端子は細幅平板状或いは丸棒状の軸部本体の一部に、該軸部本体に対して軸直角方向に突出する弾性突起片を備えた貫通穴固定部を設け、前記弾性突起片は前記素子の貫通穴の内面に沿う形状とされ、該弾性突起片を前記素子の貫通穴の内面に弾性接触させることで、前記端子が素子の貫通穴に固定される構成としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、端子の固定構造および該端子の固定構造を備えた車載用の分岐接続コネクタに関し、詳しくは、車載LAN等の通信ネットワークの幹線から支線を分岐する分岐接続部を備えた分岐接続コネクタにおいて、該分岐接続部に生じる伝送波形歪みを緩和する絶縁性磁性体からなる素子に端子を簡単に貫通固定できるようにするものである。
車載ネットワーク等の通信ネットワークにおいて、1つの通信機器から別の通信機器へ信号を伝送する際に、電気的または磁気的ノイズによって伝送波形に歪みが発生して通信に影響を与える問題がある。この波形歪みは主としてインピーダンスの不整合に起因する信号の反射によっても発生し、通信線の分岐点や通信機器内に収容した基板との接続点においてはインピーダンス不整合が発生することは避けられなかった。そのため、従来より分岐点や通信機器との接続点での波形歪みを改善するための種々の技術が提案されている。
例えば、特開平6−76886号公報(特許文献1)では、図9に示すように、コネクタハウジング1内に収容した端子2を円筒状のフェライトコア3に通すことにより伝送波形の歪みを改善している。
しかしながら、特許文献1では、コネクタハウジング1に樹脂4を充填することによりフェライトコア3を位置決め固定しているため、モールドを行う作業工程が必要となり、生産性が良くない問題がある。
また、前記モールド作業の際に、フェライトコア3が移動してしまうと、各端子2とフェライトコア3との相対位置が端子毎に異なってしまい、伝送波形の歪みの改善性能を均一にできない問題もある。
特開平6−76886号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、フィルタ材等として機能する絶縁性磁性体からなる素子に設けた貫通穴に端子を簡単に位置決め固定して貫通できるようにすることが第1の課題としている。かつ、車載通信ネットワークの幹線と支線との間に介設する分岐接続用コネクタにおいては、伝送波形の歪みを改善するフェライトコア等のフィルタ材の貫通穴に端子自体を簡単に位置決め固定できるようにし、伝送波形の歪み改善性能を均一にすることを第2の課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、第1の発明として、
絶縁性磁性体からなる素子に穿設された貫通穴に、端子を貫通固定させる端子の固定構造であって、
前記端子は細幅平板状或いは丸棒状の軸部本体の一部に、該軸部本体に対して軸直角方向に突出する弾性突起片を備えた貫通穴固定部を設け、前記弾性突起片は前記素子の貫通穴の内面に沿う形状とされ、
該弾性突起片を前記素子の貫通穴の内面に弾性接触させることで、前記端子が素子の貫通穴に固定される構成としていることを特徴とする端子の固定構造を提供している。
前記構成によれば、伝送波形歪みを改善できる絶縁性磁性体からなる素子に設けた貫通穴に端子を貫通固定する際、端子に設けた弾性突起片を素子の貫通穴の内面に弾性接触させた簡単な構造により直接固定することができる。これにより、従来例のような素子を固定するためのモールド作業が不要となり、生産性を向上させることができる。また、前記端子に設けた弾性突起片により端子と素子とを直接固定しているため、素子のガタつきがなく、かつ、素子の貫通穴に対して端子を全て同一位置に配置できため、伝送波形の歪み改善効果を全ての端子で均一にすることができる。
前記端子の貫通穴固定部では一対の前記弾性突起片を前記軸部本体より対向して突設し、これら一対の弾性突起片を前記素子の貫通穴の内周面に弾性接触させていることが好ましい。
前記構成によれば、前記端子の軸部から対向して突設した一対の弾性突起片が前記素子の貫通穴に弾性接触することにより、前記端子は素子の貫通穴内周面によって両側から挟持された状態で保持されるため、端子と素子を安定した状態で固定することができる。
前記素子の貫通穴は円形であると共に、前記端子の一対の弾性突起片は互いに近接方向に湾曲する円弧形状またはS字状に逆方向に湾曲する円弧形状であり、該一対の弾性突起片の外周面を前記素子の貫通穴の内周面に沿わせて弾性接触させていることが好ましい。
前記構成によれば、前記端子に設けた円弧形状の弾性突起片が前記素子の円形の貫通穴の径に合わせて撓み、弾性突起片の外周面を貫通穴の内周面に沿って接触させて、端子と素子を固定することができる。
前記素子はフェライト製等からなるフィルタ材、前記端子は銅系金属製で、該端子の熱膨張率が素子の熱膨張率よりも大であり、前記端子の弾性突起片の先端は熱膨張時に前記素子の貫通穴の内面に沿って摺接しながら伸長する形状としていることが好ましい。
前記構成によれば、雰囲気温度が上昇したときに、端子の弾性突起片は素子に大きな負荷をかけることなく貫通穴の内周面に沿って伸長するため、弾性接触片の熱膨張によりフェライトからなる素子を破壊してしまうのを防止することができる。
なお、前記貫通穴に端子を貫通固定するフィルタ材としては、フェライト以外に表面を絶縁処理したパーマロイ等を用いることができる。
前記端子には前記貫通穴固定部より所要寸法あけた位置に、前記素子の貫通穴の開口端縁に当接する位置決め用の垂直曲げ突起を設けている。
前記構成によれば、前記位置決め用の垂直曲げ突起により素子の端子軸線方向の位置を規制することができ、さらに安定した状態で端子と素子を固定することができる。
また、本発明は、第2の発明として、
前記端子の固定構造を備えた車載用の分岐接続コネクタであって、
通信用の幹線と、該幹線から分岐する支線との間に介在され、前記幹線に接続した導体に分岐接続した前記端子をフェライトコア等のフィルタ材に穿設した貫通穴に固定し、該端子の突出側を前記支線に接続した端子と接続していることを特徴とする車載用の分岐接続コネクタを提供している。
前記構成の車載用の分岐接続コネクタによれば、分岐接続部を形成する端子を磁性体からなる素子に通しているため、該素子が分岐接続部近傍に発生する磁界を吸収して熱に変え、分岐部のインピーダンス不整合から増大した高周波成分を低減することができ、分岐接続部で生じやすい伝送波形の歪みを改善することができる。
前述したように、本発明の端子の固定構造によれば、伝送波形の歪みを改善するためのフィルタ材として機能する絶縁性磁性体からなる素子と端子を、該端子に設けた弾性突起片を前記素子の貫通穴の内面に弾性接触させた簡単な構造により直接固定することができる。これにより、素子のガタつきがなく、かつ、素子の貫通穴に対して端子を全て同一位置に配置できるため、伝送波形の歪み改善効果を全ての端子で均一にすることができる。
以下、本発明の実施形態を参照して説明する。
図1乃至図6に示す実施形態は、車載通信ネットワークの幹線と複数の支線を分岐接続する分岐接続コネクタにおいて、幹線側と接続した端子をフェライトコアからなる素子に貫通固定し、該端子を支線側の端子と接続している。
即ち、分岐接続コネクタ10は、CAN通信(差動伝送方式)を行う車載LANにおいて、幹線から支線が分岐する分岐部を形成するものであり、図1に示すように、差動伝送線路を構成するツイストペア電線40(40A、40B)の端末に接続されたコネクタ30(30A、30B)と嵌合接続している。
分岐接続コネクタ10の樹脂成形品からなるコネクタハウジング11は、一端開口のボックス形状であり、図2及び図3に示すように、奥端側に左右方向Xに延在するバスバー収容部11aを上下方向Yに2段で並設する一方、開口端側に相手方コネクタの嵌合部11bを設け、これらバスバー収容部11aとコネクタ嵌合部11bを連通させている。また、バスバー収容部11aの内面にバスバー20を係止固定するための係止溝11cを設ける一方、コネクタ嵌合部11bの開口端側内面に相手方コネクタ30を係止固定するための係止溝11dと後述する内ケース22を係止固定するための係止溝11eを設けている。
前記コネクタハウジング11のバスバー収容部11aに収容するバスバー20は銅系金属からなり、長尺なジョイント部20aの長さ方向に間隔をあけて複数の端子20bを突出させている。
端子20bは細幅平板状の軸部本体20cの基部側の一部に、該軸部本体20cに対して軸直角方向に突出する弾性突起片20dを備えた貫通穴固定部20eを設けている。弾性突起片20dは、図4に示すように、軸部本体20bの両側より対向して突出し、これら一対の弾性突起片20dは逆方向に湾曲する円弧形状であり、軸直角方向の断面をS字状としている。
また、バスバー20のジョイント部20aは、図6に示すように、長さ方向に間隔をあけて複数箇所で屈曲させて、谷部20a−1と山部20a−2を交互に設けており、谷部20a−1に前記端子20bを突設する一方、山部20a−2の端子突出側には軸部本体20cの軸線方向と直交する方向に屈曲させた垂直曲げ突起20fを設けている。
さらに、バスバー20のジョイント部20aの長さ方向(X方向)の両端に係止突起20gを設けており、該係止突起20gをコネクタハウジング11のバスバー収容部11aに設けた係止溝11cに係止して、バスバー20のジョイント部20aをバスバー収容部11a内に係止固定し、端子20bをコネクタ嵌合部11b内に突出させている。
なお、軸部本体20cは丸棒状としてもよい。
前記バスバー20の貫通穴固定部20eには、絶縁性磁性体であるフェライトからなるフィルタ材21(素子)を固定している。該フィルタ材21は矩形板状とし、バスバー20の端子20bに対応する位置に円形の端子穴21aを複数穿設している。該端子穴21aは、図5に示すように、軸線方向の中央に段差部21a−1を設けて、該段差部21a−1から一方側を大径部21a−2、他方側を小径部21a−3としている。
前記バスバー20の端子20bを、フィルタ材21の貫通穴21aに小径部21a−3側から挿入し、貫通穴固定部20eの弾性突起片20dを縮径させて小径部21a−3に通し、該弾性突起片20dの外面を大径部21a−2の内面に沿わせて弾性接触させることによりバスバー20の端子20bとフィルタ材21を固定している。
このとき、弾性突起片20dの基部側端面がフィルタ材21の貫通穴21aの段差部21a−1に当接して、フィルタ材21の端子先端方向への移動が規制されると共に、バスバー20の垂直曲げ突起20fがフィルタ材21の貫通穴21aの開口端縁に当接して、フィルタ材21の端子基部方向への移動が規制される。これにより、フィルタ材21は端子20bの軸線方向に移動不可の状態で貫通穴固定部20eに固定される。
前記コネクタハウジング11のコネクタ嵌合部11bには、さらにコネクタ嵌合部11bを複数の空間に仕切る内ケース22を収容している。該内ケース22は、図2に示すように、両側壁22aを底壁22bで連結し、該底壁より複数の仕切り壁22cを突設し、該仕切り壁22cによりコネクタ嵌合部11bを複数に分割している。また、内ケース22の底壁22aに穿設した貫通穴22dに端子20bを貫通させ、かつ、両側壁22aの外面に設けた係止爪22eをコネクタハウジング11のコネクタ嵌合部11bに設けた係止溝11eに係止して、内ケース22をコネクタハウジング11内に固定している。
前記分岐接続コネクタ10のコネクタ嵌合部11bに嵌合されるコネクタ30(30A、30B)は、図3に示すように、コネクタハウジング31に上下方向Yに2つの端子収容室31aを並設している。該コネクタ30は、前記したように、差動伝送線路を構成するツイストペア電線40の端末に接続され、上方の端子収容室31a−1には、ツイストペア電線40の第1通信線41A(CAN_H)の端末に接続した端子42Aが挿入係止されている一方、下方の端子収容室31a−2には、ツイストペア電線40の第2通信線41B(CAN_L)の端末に接続した端子42Bが挿入係止されている。
また、コネクタハウジング31の外面には、分岐接続コネクタ10のコネクタハウジング11に設けた係止溝11dに係止する係止爪31bを突設している。
本実施形態では、通信回路の幹線を構成する2組のツイストペア電線40Aと支線を構成する2組のツイストペア電線40Bの端末に接続されたコネクタ30A、30Bを分岐接続コネクタ10のコネクタ嵌合部11bに夫々嵌合している。このとき、コネクタ30の端子42A、42Bが分岐接続コネクタ10内のバスバー20の端子20bとそれぞれ雌雄嵌合接続され、ツイストペア電線40の第1通信線41A同士、第2通信線41B同士がそれぞれバスバー20を介して接続される。
次に、前記分岐接続コネクタ10の製造方法について説明する。
まず、バスバー20の端子20bをフィルタ材21の貫通穴21aに通し、該貫通穴21aの内面に貫通穴固定部20eの弾性突起片20dを弾性接触させて、フィルタ材21をバスバー20の端子20bに固定する。
次いで、固定したバスバー20とフィルタ材21をコネクタハウジング11の開口端側から挿入し、バスバー20のジョイント部20aをバスバー収容部11aに挿入係止する。
最後に、コネクタハウジング11のコネクタ嵌合部11bに内ケース22を挿入係止する。
前記コネクタ30A、30Bと接続した分岐接続コネクタ10では、分岐接続部を形成するバスバー20の端子20bを磁性体からなるフィルタ材21に通しているため、該フィルタ材21が分岐接続部近傍に発生する磁界を吸収し、分岐部のインピーダンス不整合から増大した高周波成分を低減することができ、分岐接続部で生じやすい伝送波形の歪みを改善することができる。
また、バスバー20の端子20bに突設した弾性突起片20dをフィルタ材21の貫通穴21aの内面に沿わせて弾性接触させて、端子20bとフィルタ材21を直接固定しているため、他の部材を用いることなく簡単な構造でフィルタ材21をコネクタハウジング11内の所定位置に配置することができる。このように、端子20bとフィルタ材21を直接固定しているため、各端子20bをフィルタ材21の各貫通穴21aに対して同一位置に配置できるため、伝送波形の歪み改善効果を全ての端子20bで均一にすることができる。
さらに、前記弾性突起片20dと垂直曲げ突起20fによりフィルタ材21が端子20bの軸線方向にも移動しないようにしているため、フィルタ材21をガタつきなく保持することができ、十分な耐衝撃性を付与することができる。
また、銅系金属製のバスバー20はフェライト製のフィルタ材21よりも熱膨張率が大きいが、弾性突起片20dをフィルタ材21の貫通穴21aの内面に沿わせているため、雰囲気温度が高くなって弾性突起片20dが熱膨張しても、弾性突起片20dの先端は貫通穴21aの内面に摺接しながら伸長する。よって、弾性突起片20dの膨張によりフィルタ材21が大きな負荷を受けることがなく、フィルタ材21が破壊されるのを防止することができる。
さらに、バスバー20のジョイント部20aを屈曲させて谷部20a−1と山部20a−2を設けているため、バスバー20の熱膨張時にジョイント部20aの長さ方向の膨張が谷部20a−1と山部20a−2の間で吸収される。これにより、ジョイント部20aの長さ方向に間隔をあけて突設した端子20bの間隔が熱膨張により変化するのを防止することができ、フィルタ材21に大きな負荷がかかることがない。
なお、本実施形態では、複数の端子20bを1つのフィルタ材21に通しているが、各端子20b毎に個別にフィルタ材21を設けてもよい。
また、本実施形態では、分岐接続コネクタ10に差動伝送線路を構成するツイストペア電線40を接続しているため、コネクタハウジング11内にバスバー20を2段で配置しているが、ペア電線以外の電線を接続する場合には、コネクタハウジング11に1段あるいは3段以上でバスバーを配置してもよい。
また、バスバー20に設けた弾性突起片20dは、前記のようなS字状に限らず、図7(A)に示すように、一対の弾性突起片20dを互いに近接する方向に湾曲させてもよいし、図7(B)に示すように、端子20bの一方のみから円弧形状の弾性突起片20dを突設してもよい。なお、図7(A)のように弾性突起片20dを互いに近接する方向に湾曲させた場合にも、弾性突起片20dの先端間には、熱膨張時に伸長可能なように隙間を設けている。
さらに、図8に示すように、円弧形状の弾性突起片20dを端子先端側に向けて縮径させてもよい。該構成によれば、フィルタ材21の貫通穴21aに小径部21a−3側からでも容易に弾性突起片20dを挿入することができる。
本発明の通信線の分岐接続構造は、車載LAN・OA(Office Automation)・FA(Factory Automation)等の通信回路に好適に用いられるものである。
本発明の実施形態の分岐接続コネクタと、該分岐接続コネクタに接続するコネクタを示す図面である。 分岐接続コネクタの断面図である。 分岐接続コネクタに相手方コネクタを接続した状態を示す断面図である。 弾性突起片をフィルタ材の貫通穴の内面に弾性接触させた状態を示すA−A線断面図である。 端子とフィルタ材とを固定した状態を示すB−B線断面図である。 バスバーを示す図面である。 (A)は実施形態の第1変形例、(B)は実施形態の第2変形例を示す図面である。 本発明の実施形態の第3変形例を示す図面である。 従来例を示す図面である。
符号の説明
10 分岐接続コネクタ
11 コネクタハウジング
20 バスバー
20a ジョイント部
20b 端子
20c 軸部本体
20d 弾性突起片
20e 貫通穴固定部
20f 垂直曲げ突起
21 フィルタ材
21a 貫通穴

Claims (6)

  1. 絶縁性磁性体からなる素子に穿設された貫通穴に、端子を貫通固定させる端子の固定構造であって、
    前記端子は細幅平板状或いは丸棒状の軸部本体の一部に、該軸部本体に対して軸直角方向に突出する弾性突起片を備えた貫通穴固定部を設け、前記弾性突起片は前記素子の貫通穴の内面に沿う形状とされ、
    該弾性突起片を前記素子の貫通穴の内面に弾性接触させることで、前記端子が素子の貫通穴に固定される構成としていることを特徴とする端子の固定構造。
  2. 前記端子の貫通穴固定部では一対の前記弾性突起片を前記軸部本体より対向して突設し、これら一対の弾性突起片を前記素子の貫通穴の内周面に弾性接触させている請求項1に記載の端子の固定構造。
  3. 前記素子の貫通穴は円形であると共に、前記端子の一対の弾性突起片は互いに近接方向に湾曲する円弧形状またはS字状に逆方向に湾曲する円弧形状であり、該一対の弾性突起片の外周面を前記素子の貫通穴の内周面に沿わせて弾性接触させている請求項2に記載の端子の固定構造。
  4. 前記素子はフェライト製等のフィルタ材、前記端子は銅系金属製で、該端子の熱膨張率が素子の熱膨張率よりも大であり、前記端子の弾性突起片の先端は熱膨張時に前記素子の貫通穴の内面に沿って摺接しながら伸長する形状としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の端子の固定構造。
  5. 前記端子には前記貫通穴固定部より所要寸法あけた位置に、前記素子の貫通穴の開口端縁に当接する位置決め用の垂直曲げ突起を設けている請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の端子の固定構造。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の端子の固定構造を備えた車載用の分岐接続コネクタであって、
    通信用の幹線と、該幹線から分岐する支線との間に介在され、前記幹線に接続した導体に分岐接続した前記端子をフェライトコア等のフィルタ材からなる前記素子に穿設した貫通穴に固定し、該端子の突出側を前記支線に接続した端子と接続していることを特徴とする車載用の分岐接続コネクタ。
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