JP2008217757A - シリアル通信システム - Google Patents

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Abstract

【解決課題】マスタから複数のスレーブに対してシリアル通信によって発行されたコマンドによって、複数のスレーブを同時制御可能にしたシリアル通信システムを提供する。
【解決手段】マスタは複数の各スレーブにプログラムステップを特定するコマンドを発行し、各スレーブはシリアル通信バスを介してコマンドを受信し、複数のスレーブの各々の制御プログラムは、受信したコマンドに基づいてコマンドで特定されたプログラムステップを決定し、制御情報からプログラムステップに該当する機能を同時に実行する。
【選択図】図1

Description

本発明はマスタとスレーブとの間のシリアル通信システムに関するものであり、特に、シリアルバスとしてのI2Cバスを用いたシリアル通信システムに関するものである。
I2Cバスは、Inter IC Busの略語であり、IICバス或いはI2Cバスとも呼ばれ、複数の機器をシリアル・クロックとシリアル・データの2本の信号で結んで、マスタ(管理装置)とスレーブ(被管理装置)との間でシリアル・データ転送を行うシリアルバスのことである。
この種のI2Cバスを機器間通信に利用した技術として、特開2000―242573号公報、特開2005―128747号公報、特開平7―200320号公報、特開平8―23582号公報、そして特開平11―53307号公報の各公報に記載されたものが存在する。
特開2000―242573号公報 特開2005―128747号公報 特開平7―200320号公報 特開平8―23582号公報 特開平11―53307号公報
既述のI2Cバスを用いた通信方式においては、マスタが通信をスタートする時に最初にバスの使用権を獲得する必要がある。そこで、マスタはスタートコンディションを発行し、次いで、スレーブアドレスを発行してスレーブを指定する。
この種のマスタ−スレーブ間のグローバルシリアル通信において、マスタから複数のバスへ同時にアクセスできないという課題、マスタとスレーブは、常に一対一の通信しか出来ないという課題、そして、マスタから複数のスレーブへ同時にアクセスできないという課題があった。
そこで、この発明は、係る課題を解決するために、マスタから複数のスレーブに対してシリアル通信によって発行されたコマンドによって、複数のスレーブを同時制御可能にしたシリアル通信システムを提供することを目的とするものである。
本発明はこのような目的を達成するために、マスタと、このマスタにシリアル通信手段を介して接続される複数のスレーブと、を備え、前記複数のスリーブの各々は、前記マスタから発行されるコマンドを分析する手段と、当該コマンドに基づく制御プログラムが記憶されたレジスタと、を備え、当該レジスタに記憶された前記制御プログラムは複数のプログラムステップに分かれて構成され、各プログラムステップに前記コマンドに基づいて実行される機能が定義され、前記マスタが複数のスレーブに対して前記プログラムステップを前記シリアル通信を介して指定し、前記複数のスレーブの各々が指定されたプログラムステップを同時に実行することにより、マスタが複数のスレーブを同時に制御するようにしたシリアル通信システムであることを特徴とするものである。
この発明によれば、マスタから複数のスレーブに対してシリアル通信によって発行されたコマンドによって、複数のスレーブを同時制御可能にしたシリアル通信システムを提供することができる。
次に本発明の実施形態について説明する。図1は本発明に係わるシリアル通信システムのブロック図である。複数の機器間の通信線は、例えばI2Cバスによって構成されている。このI2Cバスは、シリアル・クロックとシリアル・データの2本の信号線から構成されている。
複数のスレーブ(装置)11がシリアル通信線16に接続されている。各装置には共通の電力線14によって電力が供給されている。各装置にはIDを供給するスイッチ12が設けられている。符号10は、管理装置(マスタ)である。各装置は管理装置10によって管理される被管理装置であり、I2Cバスのスレーブに相当する。
図2は機器間をシリアル通信で結ぶI2Cバスの通信方式のタイミング図である。通信はシリアル・クロック(SCL)に同期して実現される。管理装置(マスタ)はSCLを出力して通信相手(スレーブ)を制御する。機器間のインターフェース信号は複数の機器の出力を接続するためにオープン・ドレーン出力でドライブするようになっており、ロウ・レベルは機器が出力し、ハイ・レベルはプルアップ抵抗で供給される。通信はSCLで同期を取りながら行なう。通常、SCLはマスタが出力し、送信する機器はSCLがロウの期間にシリアル・データを変更し、SCLがハイの期間ではデータを保持することで通信を行なう。
シリアル・データ線はSCLに同期してデータの転送に使用される。マスタとスレーブのどちらかも送信される。SCLがロウのときにシリアル・データ(SDA)は変化する。SCLがハイの状態でSDAが変化すると、スタートコンディション(ST)やストップコンディション(ED)のような制御信号となる。
マスタが通信をスタートする時には最初にバスの使用権を獲得する必要がある。このためマスタはスタートコンディションを発行する。これはSLCがハイの状態でSDAをロウに落とすことで実現する。マスタは、スタートコンディションに続いてスレーブを指定するために7ビットのスレーブアドレスと転送方向を示す1ビットの合計8ビットを出力する。
スレーブとの通信が確立すると、データの転送に移る。スレーブはSCLをロウに落としてウエイトをかけた状態でアドレスの8ビット目で指定された転送方向での通信準備を行い、準備が終わったらSCLをロウに落とすのを止める。SCLをマスタが制御することができるようになり、マスタからSCLでデータの転送を行なえるようになる。
データ転送は8ビット単位で行なわれる。データを受信した方はアクノリッジを返す。マスタからスレーブにデータを転送する場合、スレーブはデータを受け取るとマスタにアクノリッジ(ACK)を返す。マスタがデータを受信する場合には受信した最後のデータに対してアクノリッジを返さないことによりスレーブに対して通信の終了を知らせる。スレーブはアクノリッジがないことで通信の終了と判断し、以降の送信を中止しSDAをハイにする。
データ転送が終了するとバスは開放される。このためにマスタはSCLがロウの状態でSDAをロウにし、SCLをハイにする。この状態でSDAをハイに立ち上げるとストップコンディションになる。
図1において、管理装置(マスタ)10と各被管理装置(スレーブ)との間のシリアル通信は、図2に示すI2C通信によってインターフェースされている。なお、図3は図1の変更例であり、図1の通信線と電力線とを電力線モデム16によって構成した例を示している。
図4は、各スレーブのブロック図である。既述のように、マスタとスレーブとの間のインターフェース信号は、オープン・ドレーン出力でドライブされるようになっている。すなわち、トランジスタ42のコレクタ出力がそのままバッファ40に出力されている。
各装置(スレーブ)は、I/O部44、コマンド制御部46、同時制御カウンタ部48、レジスタ部50、そして制御部52から構成されている。I/O部44は、スレーブと、マスタとの間のI/Oを制御する。コマンド制御部46はIDスイッチから発信されたIDと、SCL及びSDAとの組み合わせによって構成された各種信号によるコマンドとを認識・解析し、同時制御カウンタ部48におけるカウント値にも基づいてレスジスタ部50を制御する。
レジスタ部50には、制御部52に対する制御プログラムが格納されており、レジスタ部はコマンド制御部46からの制御を受けて、制御プログラムを制御部52に対してアクセス可能にする。制御部52は制御プログラムに基づいて、このプログラムに依る複数の機能を実現する。制御部52は、例えば装置のアクチュエータを制御する駆動回路である。装置がモータであるとすると、制御部52はそのドライバ回路である。
装置(スレーブ)の動作は、従来のI2Cバス方式と同様にマスタとスレーブとの1:1制御と(ピアツーピア通信)、本発明に係わるマスタと複数のスレーブとの同時複数制御とから構成される。コマンド制御部46は、ピアツーピア通信と同時複数制御とを区別するためのコマンドを認識して、それぞれの制御を実行させるようにする。
図5は同時複数制御の内容を説明するためのグラフである。このグラフにおいて、装置IDというのは各スレーブのIDであり、スレーブアドレスに対応しているものである。同時制御のプログラムステップとは、同時制御カウンタ部48によって認識されるものである。同時制御カウンタ部48はSDAとSCLとの組み合わせに基づいて、プログラムステップ数を累積的にカウントする。SDAとSCLとの組み合わせは後述する。
図5において、装置IDが「1」のスレーブはプログラムステップ0の段階において、機能11の動作を実行する。既述のようにこの機能は制御部52によって達成される。レジスタ部50に格納されている制御プログラムが図5に示す各機能を実現する。各装置が実現するべき動作によって、制御プログラム及び機能の内容が異なる。続いて、装置ID1のスレーブは、プログラムステップが「1」の段階では機能を実行せず、プログラムステップが「2」の段階では機能12を実行する。図中の「―」は未定義であることを示している。
別な見方をすると、図5は、プログラムステップが「1」の段階では、装置1が機能を実行せず、装置2が機能22を実行し、装置3が機能31を実行し、装置Mが機能M1を実行、これらの機能が複数のスレーブによって実質上同時に行なわれることを示している。
複数のスレーブを同時に制御することが期待されるのは、例えば、ロボットの各アクチュエータをコントローラが同時に制御して、ロボット全体での統合制御を行なう場合である。
図5に基づく制御を達成するために、各スレーブのレジスタ部50には、複数のプログラムステップ段階と、これに対応する機能の対応関係がプログラムされている。レジスタ部50はコマンド制御部46からの制御を受けて、制御部52に各プログラムステップ段階で規定する機能を実行させるようにする。プログラムステップ数が同時制御カウンタ部48でカウントアップされていく都度、複数のスレーブの各々が各ステップ段階の機能を同時に実行する。
管理装置は、複数のスレーブへ同時制御の条件設定を行なうに際して、各スレーブのレジスタ部50へ順番にピアツーピア通信を行なってアクセスし、同時制御の条件を決定するプログラム(データ)を当該レジスタ部50に設定する。
図7は、図5の制御方法を実現するための、SDAとSCLとのタイミングチャートである。図7におけるSTとはスタートコンディションであり、EDとはストップコンディションである。図7はスタートコンディションに続いてストップコンディションが形成されると、これを図5の制御の開始及びプログラムステップ数を規定するものと定義している。図2はピアツーピア通信を示すフォーマットである。図7の通信フォーマットをI2Cバス通信規約に加えて、マスタ及びスレーブがこの規約に基づいて動作するようにすれば、マスタとスレーブとの1対1通信に加えて、マスタは複数のスレーブを同時制御することができる。
図7において、SDAからスターとコンデションに続いて、発行されるスレーブアドレスシーケンス(図2参照)において、スレーブアドレスの初期ビットを「1」にすることにより、複数のスレーブは図5の同時制御から解放されて、通常のピアツーピア通信を開始する。この時、スレーブの同時制御カウンタはリセットされる。このようにマスタとスレーブとの間のI2Cバス規約を定義することにより、マスタと複数のスレーブとの間の通信において、同一のI2Cバスであっても、ピアツーピアの通信と図5の複数スレーブに対する同時制御に係る通信とを使い分けることができる。なお、図2において、サブアドレスとは、スレーブアドレスによって特定されるスレーブ内のサブ装置に関係するアドレスである。図4に即して説明すると、サブアドレスとはレジスタ部50のアドレスである。
図6はある一つのスレーブに着目した場合の同時制御プログラムカウンタの動作を示したフローチャートである。このスレーブのコマンド制御部46は、図7に示すように最初にSTとEDコマンドを認識すると、これを同時制御指令コマンドとして認識する。
この時、同時制御カウンタ部48のカウンタ値はリセットされているので、カウンタ値(STEDN)の「0」をセットする(600)次いで、スリーブのコマンド制御部46は、SCLとSDAからマスタから発行されるコマンドを解析し(602)、ST/EDコマンドを確認しない場合(NO)は処理を終了する。ST/EDコマンドとは、図7に示す、ST/EDとの組である。
ST/EDコマンドを確認した場合(YES)は、プログラムステップカウンタ部のカウント値がN(最大値)以下か否かをチェックする(604)。コマンド制御部がこのチェックを否定判定した場合(NO)は処理を終了し、肯定判定した場合はステップ606に以降する。ステップ606において、コマンド制御部が新たにST/EDコマンドを認識すると、プログラム制御部は、ステップ608において、プログラムステップカウンタ部のカウント値を一つアップしてステップ602にリターンする。図6のフローチャートによれば、プログラム制御部は、マスタから発行された同時指令コマンドを認識すると、同時指令の解除コマンド、即ち図7の初期ビットが「1」のスレーブアドレスを受領しない限り、最大値Nになるまでプログラムステップのカウントアップを実行する。この結果、プログラムのカウント値がインクリメントされていく過程で、複数のスレーブは図5に示す制御を同時に実行する。
次に第2の実施形態について説明する。この実施形態が前記実施形態と異なるのは、図8に示すように、各スレーブが図4の48に係る同時制御カウンタを備えない点である。この結果、図8に示すように、各装置はマスタからの指令によって特定のプログラムステップを実行する。この動作を図9の表に基づいて説明する。なお、図9において符合aで指定される数字は、特定のスレーブが該当するプログラムステップ番号に該当する機能(プログラム)の数である。例えば、ID1の装置は、プログラムステップ0において機能10を実行し、ステップ1において機能11と機能12と、ステップ2において機能12と機能13とを実行することを示している。
図9に示す制御を実現するために、マスタとスレーブは、図12及び図13に示すように、スタートコンデションに続くスレーブアドレスの第1ビットにピアツーピアの制御と同時通信制御とを区別するフラグを認識する。スレーブはこのフラグを「0」と認識する場合はP2Pと認識し、このフラグを「1」と認識すると、同時通信制御と認識する。図12には、スレーブが同時制御フラグを認識し、次いでマスタから送られたプログラムステップ番号を認識していることを示している。図13はマスタから同時制御フラグとこれに続くプログラムステップ番号がスレーブに連続して送られている様子を示している。プログラムステップ番号は、マスタからスレーブに任意の番号のものが送られている。
図12及び13から分かるように、前記マスタが前記複数のスレーブ内で選択したスレーブをピアツーピア制御するためのアクセスを前記選択したスレーブに行なうためのピアツーピアシリアル通信手段と、前記マスタが前記複数のスレーブの全てを同時制御するためのアクセスを前記全てのスレーブに対して行なうための同時シリアル通信手段とを、同一の信号線から構成することができる。
図10はスレーブがP2P通信と同時複数制御通信とを区別するためのフローチャートである。スレーブのコマンド制御部はステップ1000において,STコマンドを受領したか否かをチェックする(1002)。STコマンドでない場合は処理を終了する。STコマンドの場合はスレーブアドレスの第1ビットをチェックする。STコマンドでない場合には処理を終了する。
第1ビットが「1」の場合には、図12及び図13に示す、複数のスレーブを同時に制御する(1004)。第1ビットが「0」の場合には、ピアツーピアの制御(図2)をスレーブが実行する(1006)。次いで、スレーブがEDコマンドを受領した場合には、処理を終了する(1008)。EDコマンドを受領しない場合にはステップ1002にリターンする。
図11は、マスタが複数のスレーブを同時に制御する処理を実行するフローチャートである。スレーブがステップ1100,1102においてスレーブのコマンド制御部がレジスタ部の記憶領域のステップ番号と機能(デバイス)との対応関係を(図9参照)チェックして、このステップ番号に相当する、デバイス(機能)があるかをチェックする(1102)。この判定が否定されると処理を終了する。この判定が肯定されると、コマンド制御部は、ステップ1104において、最大ステップ数を読み込み、スレーブがマスタから取得したステップ数と最大ステップ数とを比較し(1106)、読み込みステップ数が最大ステップ数の場合は処理を終了する。この判定が肯定された場合には、対応するステップ数に対応する機能(1108)をスレーブが実行する。図11の処理により、スレーブはマスタによって指定されたプログラムステップ番号に係わる機能を達成する。
次に本発明のシリアル通信システムを利用した実施例について説明する。
図14は、本発明におけるシリアル通信システムをロボットに適用した場合を例示している。図14に示すように、このロボット100は、台座102、主軸104、第1のアーム106、第2のアーム108、ヘッド部110、回転軸112、把持部114、第1のモータ120、第2のモータ130、第3のモータ140を備えている。
本発明のシリアル通信システムに係る管理装置(マスタ)10は台座102に設けられており、スレーブ(装置)11が、第1のモータ120、第2のモータ130、および第3のモータ140のそれぞれに、それぞれのモータを駆動可能に設置されている。管理装置10から各スレーブ11に対しては、シリアル通信線16が配線されている。各モータを制御するスレーブ11には、図4または図8のような機能ブロックを備えており、各モータで実行すべき駆動に関する同時複数制御のための制御プログラムがレジスタ部50に格納されている。
なお、管理装置10は、ロボット100の内部に設置する必要はなく、当該ロボットの外部に設けられる管理装置であってもよい。
第1のモータ120により第1のアーム106が主軸104に対して任意の角度で回転制御され、第2のモータ130により第2のアーム108が第1のアーム106に対して任意の角度で回転制御されるように構成されている。また第3のモータ140により、回転軸112が任意角度で回転し、かつ、軸方向に伸長・短縮が可能になっており、また、把持部114を任意のタイミングで把持状態とし、また、解放状態とするようになっている。
上記構成において、管理装置10は、第1のモータ120、第2のモータ130、および第3のモータ140を制御する各スレーブ11に対して、本発明に係る同時複数制御のためのシリアル通信を実行することにより、ヘッド部110の位置を任意の位置に移動させ、把持部114の先端位置を任意の対象物に接近させ、その把持や解放、加工を行う。制御プログラムを同時複数制御可能に記載しておくことにより、各モータを同時に協働して動作させることが可能になる。本発明のシリアル通信システムは、複数の可動部を備える上記のようなロボットのための通信システムとして適しているといえる。
なお、既述の説明において、マスタとスレーブ間のシリアル通信はI2Cバスに依ることが好ましいものであるが、これに限定されるものではない。既述の実施形態によれば、指定された複数の装置で多重化されたプログラムを実行できる、シリアル通信で容易に連度したプロログラムを複数のスレーブに対して設定できる、電力線伝送で家庭内の家電機器に対し同時動作可能で連動したプログラムを設定できる。本発明は、ロボット技術、電力線伝送を持いた家電、電力線伝送を用いた複数の車両制御に適用可能である。
本発明に係わるシリアル通信システムの第1の実施形態のブロック図である。 I2Cバスの通常フォーマットに係わるシリアル通信タイミングチャートである。 図1の変形例である。 スレーブの第1の実施形態を示すブロック図である。 複数のスレーブの制御動作の第1の実施形態を説明するための表である。 当該第1の実施形態におけるスレーブの動作を示すフローチャートである。 当該第1の実施形態におけるマスタとスレーブ間のタイミングチャートである。 スレーブの第2の実施形態に係るブロック図である。 当該第2の実施形態に係る、複数スレーブ間の同時制御を示す表である。 その制御動作を説明するフローチャートである。 その制御動作を説明する他のフローチャートである。 前記第2の実施形態に係る、マスタとスレーブ間のフォーマットを説明するタイミングチャートである。 図12のタイミングチャートをより詳しく説明したタイミングチャートである。 ロボットに本発明のシリアル通信システムを適用した実施例である。
符号の説明
10 管理装置(マスタ)、11 被管理装置(スレーブ)、16 シリアル通信線

Claims (12)

  1. シリアル通信システムであって、
    マスタと、
    複数のスレーブと、
    前記マスタと前記複数のスレーブとを接続するシリアル通信バスと、を備え、
    前記マスタが前記複数のスレーブを、前記シリアル通信バスを介してピアツーピア制御するように構成されており、
    前記複数のスレーブの各々は、
    前記マスタとの通信を制御するI/O部と、
    前記スレーブの駆動部を制御する制御部と、
    前記駆動部の制御プログラムを備えるレジスタ部であって、前記制御プログラムは、複数の機能からなり、複数のプログラムステップの全部又は一部の各プログラムステップに対応させて前記複数の機能の全部又は一部が割りあてられる制御情報が記憶されたレジスタ部と、を備え、
    前記マスタは前記各スレーブに前記プログラムステップを特定するコマンドを発行し、
    前記各スレーブは前記シリアル通信バスを介して前記コマンドを受信し、
    前記複数のスレーブの各々の前記制御プログラムは、前記受信したコマンドに基づいて当該コマンドで特定されたプログラムステップを決定し、前記制御情報から当該プログラムステップに該当する機能を前記各スレーブが同時に実行する、
    シリアル通信システム。
  2. 前記シリアル通信バスが、シリアルクロック線とシリアルデータ線とからなり、シリアルクロックとシリアルデータとの組み合わせで前記マスタと前記スレーブとの間の通信を実現するシリアルバスから構成されてなる、請求項1記載のシリアル通信システム。
  3. 前記シリアルバスの通信に、前記マスタが前記複数のスレーブのうちの特定のスレーブアドレスを発行し、当該特定のスレーブアドレスで特定されたスレーブとの間で前記ピアツーピア通信を行なう通常通信制御と、前記複数のスレーブを同時制御するために当該複数のスレーブと同時通信する同時通信制御と、を区別する情報を挿入してなる、請求項2記載のシリアル通信システム。
  4. 前記シリアルバスの通信に前記プログラムステップを規定するコマンドを挿入し、当該コマンドに従って前記マスタが前記プログラムステップを特定する情報を前記複数のスレーブに発行し、当該情報を受けた前記複数のスレーブの各々は、特定されたプログラムステップに対応する、前記制御プログラムの中の前記機能を実行するように構成された、請求項3記載のシリアル通信システム。
  5. 前記マスタ及びスレーブは、スタートコンディションとこれに続くストップコンデションの組み合わせによって、前記プログラムステップを認識する請求項4記載のシリアル通信システム。
  6. 前記マスタは前記スタートコンディションと前記ストップコンディションの組み合わせを連続的に前記複数のスレーブに発行し、
    前記複数のスレーブの各々は前記プログラムステップのカウンタを備え、前記各のスレーブの前記制御部は前記カウンタで順番に計測された前記複数のプログラムステップで特定された機能を順番に実行していく、請求項5記載のシリアル通信システム。
  7. 前記区別する情報とは、前記マスタから前記複数のスレーブに対して発行されるスターとコンデションに続くスレーブアドレシーケンスの第1ビットに係る情報である、請求項3記載のシリアル通信システム。
  8. 前記マスタは特定の前記プログラムステップ数を指定する情報を前記複数のスレーブに同時に発行し、この情報を受信した前記複数のスレーブの各々は、この特定されたステップに対する機能を、前記プログラムステップ数と前記機能との関係を定めた情報から特定し、当該特性された機能を同時に実行してなる請求項1記載のシリアル通信システム。
  9. マスタと、
    このマスタにシリアル通信手段を介して接続される複数のスレーブと、を備え、
    前記複数のスリーブの各々は、
    前記マスタから発行されるコマンドを分析する手段と、
    当該コマンドに基づく制御プログラムが記憶されたレジスタと、を備え、
    当該レジスタに記憶された前記制御プログラムは複数のプログラムステップに分かれて構成され、
    各プログラムステップに前記コマンドに基づいて実行される機能が定義され、
    前記マスタが複数のスレーブに対して前記プログラムステップを前記シリアル通信を介して指定し、
    前記複数のスレーブの各々が指定されたプログラムステップを同時に実行することにより、マスタが複数のスレーブを同時に制御するようにした、
    シリアル通信システム。
  10. シリアル通信システムであって、
    マスタと、
    複数のスレーブと、
    前記マスタと前記複数のスレーブとを接続するシリアル通信の信号線と、を備え、
    前記マスタが前記複数のスレーブ内で選択したスレーブをピアツーピア制御するためのアクセスを前記選択したスレーブに行なうためのピアツーピアシリアル通信手段と、
    前記マスタが前記複数のスレーブの全てを同時制御するためのアクセスを前記全てのスレーブに対して行なうための同時シリアル通信手段と、を備え、
    該ピアツーピアシリアル通信手段と該同時シリアル通信手段とは同一の該信号線に設置されている、
    シリアル通信システム。
  11. 前記マスタはロボットのコントローラであり、
    前記スレーブは該ロボットに含まれる駆動部である、請求項1に記載のシリアル通信システム。
  12. マスタと、複数のスレーブと、前記マスタと前記複数のスレーブとをシリアルクロック線とシリアルデータ線とからなり、シリアルクロックとシリアルデータとの組み合わせで前記マスタと前記スレーブとの間の通信を実現するシリアルバスで接続し、前記マスタが前記マスタを制御するためのシリアル通信プロトコルにおいて、
    前記マスタが前記複数のスレーブのうちの特定のスレーブアドレスを発行し、当該特定のスレーブアドレスで特定されたスレーブとの間でピアツーピア通信を行なう通常通信制御と、前記複数のスレーブを同時制御するために当該複数のスレーブと同時通信する同時通信制御と、を区別する情報を挿入してなる、シリアル通信プロトコル。
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