JP2015095725A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線数が少なく、かつデータレート、接続スレーブ個数、チップサイズ等の制約が少ない半導体集積回路を提供する。【解決手段】少なくとも1個のマスタと、複数個のスレーブとの間で行なわれる通信を、2配線で行う半導体集積回路であって、前記マスタ(またはスレーブ)側は、出力端が前記2配線に接続された出力バッファと、前記2配線からの信号を入力するための入力回路と、マスタ(またはスレーブ)の全体動作を制御するマスタ(またはスレーブ)側制御部とを有し、前記マスタ側制御部が、前記出力バッファの出力の継続時間の長さを制御することによりデータ送信を実現し、前記スレーブ側制御部が、スレーブ応答区間における"High"/"Low"を、無応答、あるいは、2配線とも"Low"出力とするように前記出力バッファを制御することにより、前記スレーブからマスタへのデータ送信を実現する。【選択図】図1−1

Description

本発明は、有線にて、マスタ⇒スレーブ間におけるシリアルデータ通信と、スレーブへの電源供給をおこなう通信方式、ならびに、それに使用する半導体集積回路に関する。
従来、特許文献1(非特許文献1も同じ)ないし特許文献2に記載されているように、1端子(信号/電源兼用)、2配線(信号線:1、GND:1)で、マスター(1個ないし複数個)とスレーブ(複数個)が通信する技術がある。
米国特許第5210846号明細書 米国特許第6532506号明細書
マキシム・ジャパン株式会社、"1−Wireの概要"、〈URL:http://japan.maximintegrated.com/products/1-wire/pdfs/what_is_1-wire_jp.pdf〉
特許文献1(非特許文献1も同じ)ならびに特許文献2に記載の発明は、信号線(1端子)と電源を兼用するため、信号線="Hi"レベルの時のみ信号線から電源を供給でき、"Low"レベル時は電源供給できない。このため、以下に示す問題点がある。
(a)スレーブ側:信号線="Low"レベル間の電源を保持する為、比較的大きなサイズの電源/GND間の平滑コンデンサが必要である。この平滑コンデンサを小さくするには、信号線="Low"継続時間、消費電流を小さくする必要がある。
(C1×ΔV1≧Icc×Δt1、C1=電源/GND間の平滑コンデンサ、ΔV1=電源の許容下降電圧、Icc=消費電流、Δt1="Low"継続時間)
(b)マスタ側:信号線="Low"->"High"の変化の際、信号線の寄生容量とともに、各スレーブの電源にも充電する必要があるため、比較的大きなサイズの出力ドライバが必要である。出力ドライバサイズを小さくするには、接続スレーブ個数、信号線寄生容量、充電時の変化電圧を小さくしたり、許容する信号線立上り時間を大きくしたりする必要がある。
(I(Drive)×Δt2≧N×C2×ΔV2、I(Drive)="High"ドライブ電流、Δt2=信号線立上り時間、N=接続スレーブ個数、C2=信号線寄生容量、ΔV2=充電時の変化電圧)
このように、データレート、接続スレーブ個数、チップサイズ(マスタ側:出力ドライバサイズ、スレーブ側:電源/GND間の平滑コンデンサのサイズ)等に制約が必要である。
また、特許文献1に記載の発明は、マスタ/スレーブともオープンドレイン型であり、"High"ドライブはプルアップ抵抗を使用するため、Low→High、および、High→Low遷移時間ともにプルアップ抵抗値と信号線の寄生容量により制約を受ける、という問題点がある。
また、特許文献2に記載の発明は、マスタ側は"High","Low"ドライブ両方、スレーブ側は"Low"ドライブ、であるため、High/Lowドライブが衝突する可能性があり、衝突(コリジョン)回避策が必要である、等の問題点がある。
本発明は前述の問題点に鑑み、配線数が少なく、かつデータレート、接続スレーブ個数、チップサイズ(マスタ側:出力ドライバサイズ、スレーブ側:電源/GND間の平滑コンデンサのサイズ)等に制約が少ない半導体集積回路を提供することを目的とする。
さらに、マスタ側からスレーブ側にデータを送るのに当たり、伝送線路を平衡回路にすることで、コモンモードのノイズを減らすこと、さらに、1ビットのデータを送るのに要する伝送路の反転動作の回数を減らすことで周囲への不要輻射を抑えることを目的とする。
本発明の半導体集積回路は、少なくとも1個のマスタと、複数個のスレーブとの間で行なわれる通信を、2配線で行う半導体集積回路であって、
前記マスタ側は、
出力端が前記2配線に接続された1組のマスタ側出力バッファと、
前記2配線からの信号を入力するための1組のマスタ側入力回路とマスタの全体動作を制御するマスタ側制御部とを有し、
前記スレーブ側は、
出力端が前記2配線に接続された1組のスレーブ側出力バッファと、
前記2配線からの信号を入力するための1組のスレーブ側入力回路と、
前記2配線間の電位差を整流して、スレーブ側の動作電力を取り出す整流回路とスレーブの全体動作を制御するスレーブ側制御部とを有し、
前記マスタ側制御部が、前記マスタ側出力バッファの出力を"High"/"Low"、または"Low"/"High"に固定する継続時間の長さを制御することによりデータ"0"、"1"送信を実行し、
前記スレーブ側制御部が、スレーブ応答区間における"High"/"Low"を、無応答、あるいは、2配線とも"Low"出力とするように前記スレーブ側出力バッファを制御することにより、前記スレーブからマスタへのデータ送信を実現することを特徴とする。
また、本発明の半導体集積回路の他の特徴とするところは、少なくとも1個のマスタと、複数個のスレーブとの間で行なわれる通信を、2配線で行う半導体集積回路であって、
前記マスタ側は、
出力端が前記2配線に接続された1組のマスタ側出力バッファと、
前記2配線からの信号を入力するための1組のマスタ側入力回路と、
マスタ用電源/GNDと、
マスタの全体動作を制御するマスタ側制御部を有し、
前記スレーブ側は、
出力端が前記2配線に接続された1組のスレーブ側出力バッファと、
前記2配線からの信号を入力するための1組のスレーブ側入力回路と、
前記2配線の間に接続された整流回路と前記整流回路の出力(=スレーブ用電源/GND)に接続された平滑コンデンサと、
スレーブの全体動作を制御するスレーブ側制御部を有し、
マスタからスレーブへの電源供給は、前記マスタ側制御部が前記マスタ側出力バッファの出力を"High"/"Low"、または"Low"/"High"のいずれかに制御することで行い、
スレーブ側は、前記2配線の間に接続された整流回路から動作電源を取り出すことで行い、
マスタからスレーブへのデータ送信は、前記マスタ側制御部が出力バッファの出力を"High"/"Low"、または"Low"/"High"に固定する継続時間の長さを制御することにより決定し、
前記スレーブからマスタへのデータ送信は、スレーブ応答区間における"High"/"Low"を、前記スレーブ側が無応答、あるいは、2配線とも"Low"出力とするように前記スレーブ側出力バッファを制御することによりデータ"0","1"送信を実行することを特徴とする。
本発明によれば、スレーブの"1"応答時を除いて信号線(2端子)いずれか一方から常に電源を供給できる。これにより、スレーブ側:従来文献に比べ、電源/GND間の平滑コンデンサのサイズを小さくすることが可能である。
また、本発明の他の特徴によれば、マスタ側の信号線が"Low"⇒"High"の変化の際、信号線の寄生容量のみ考慮し、各スレーブの電源への充電は、さほど考慮する必要がないため、従来文献に比べ、出力ドライバのサイズを小さくすることが可能である。
又、周囲への不要輻射を抑えることができる。
本発明の第1の実施形態を示し、半導体集積回路の構成例を示すブロック図である。 出力バッファの構成例を示すブロック図である。 出力バッファの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態を示し、半導体集積回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態を示し、半導体集積回路の構成例を示すブロック図である。 実施形態を示し、マスタからスレーブへデータを送信する時の信号タイミングを示す図である。 実施形態を示し、スレーブからマスタへデータを送信する時の信号タイミングを示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
図1−1は、本発明の第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。
図1−1において、100はマスタ、110、120、130はスレーブを示す。スレーブ110とスレーブ120、スレーブ130は、同じ回路構成であるため、スレーブ120、スレーブ130の回路の図示は省略している。TRX0、TRX1は、通信に使用する2本(1対)の配線である。また、図1−1には3つのスレーブ110〜130を示しているが、スレーブは3個以上であってもよい。
101、102、111、112は、3ステート(Hi-Z機能付き)出力バッファ、103、104、113、114は入力回路、115は整流回路(ダイオードブリッジ)、116は電源/GND間の平滑コンデンサ、107はマスタ側制御部、117はスレーブ側制御部である。マスタ側制御部107およびスレーブ側制御部117は、マスタ100とスレーブ110との間で行なわれる送信/受信を制御するために設けられている。VCC_Mは、マスタ100の電源であり、GND_Mは、マスタ100のGNDである。VCC_S1はスレーブ110の電源であり、GND_S1は、スレーブ110のGNDである。
マスタ側制御部107は、詳細な構成を省略するが、マスタ100の全体動作を制御するために、CPU、ROM及びRAMよりなるコンピュータシステム、またはLogic回路などにより構成されている。CPU搭載の場合は、ROMに格納されているプログラムをRAMに展開し、CPUが実行することにより後述するマスタ100の動作を実現している。
スレーブ側制御部117もマスタ側制御部107と同様な構成である。CPU搭載の場合は、ROMに格納されているプログラムをRAMに展開し、CPUが実行することにより後述するスレーブ110の動作を実現している。
図4は、マスタ⇒スレーブ間における送信時の1対の配線TRX0、TRX1の信号波形の一例を示す図である。
図5は、スレーブ⇒マスタ間における送信時の1対の配線TRX0、TRX1の信号波形の一例を示す図である。
以下、図1−1、図4を参照しながら、本発明の第1の実施形態のマスタ100⇒スレーブ110間の送信時の動作を説明する。
マスタ100⇒スレーブ110間のデータ送信時は、マスタ100の出力バッファ101、出力バッファ102は出力イネーブル設定とし、出力バッファ101、102の出力="High"/"Low"、ないしは"Low"/"High"のいずれかに、マスタ側制御部107により設定される。また、スレーブ110側の出力バッファ111、出力バッファ112は出力Hi-Z設定(入力イネーブル)に、スレーブ側制御部117により設定される。
この場合、スレーブ110の電源VCC_S1は、1対の配線TRX0、TRX1から整流回路115を介して供給され、電源/GND間の平滑コンデンサ116により保持される。
データ"0"、"1"は、マスタ100の出力が"High"/"Low"、ないしは"Low"/"High"の継続時間長により決定する。本実施形態においては、継続時間がある時間より長いと"1"とし、短い時は"0"とする。例えば、マスタ100側のマスタ側制御部107で、データ"0"時の継続時間をT0、データ"1"時の継続時間をT1、時間長の相対比をT0:T1=1:3に設定する。
スレーブ110側では、データ"0"、"1"を判定するしきい値を、2*T0(=T0とT1の中間値)に、スレーブ側制御部117が設定する事で、マスタ100側から送信された"0"、"1"データを、入力回路113、114を介してスレーブ110側で受信可能としている。
通例、マスタ100側とスレーブ110側で、継続時間T0、T1の時間幅は、各々の発振回路(オシレータ)、タイマー(ともに107、117に含まれる。)でカウントする。各オシレータの発振周波数のばらつきにより、マスタ100側とスレーブ110側とで継続時間T0、T1の時間幅の認識が異なる可能性がある。そこで、マスタ100⇒スレーブ110へのデータ送信に先立ち、"0"、"1"の固定配列パタン(SYNCパタン)を送信することで、マスタ100側の継続時間T0、T1の時間幅をスレーブ110側が学習し、スレーブ110側で"0"、"1"を正しく受信できるようにしている。
継続時間T0、T1の比を、マスタ、スレーブのオシレータの発振周波数ばらつきによるT0、T1の最大値,最小値より大きく設定すれば、マスタ100⇒スレーブ110へのデータ送信に先立ち"0"、"1"の固定配列パタン(SYNCパタン)を送信せずに判定することも可能である。
(例:T0(Max.) <(スレーブでのT0,T1判定閾値)< T1(Min.))
また、図4ではデータ"0"時の継続時間T0、データ"1"時の継続時間T1をT0<T1となるように設定しているが、T0>T1となるように設定してもよい。
次に、図1−1、図5を参照しながら、本発明の第1の実施形態のスレーブ110⇒マスタ100間の送信時の動作を説明する。
スレーブ110⇒マスタ100間の送信時は、マスタ100の出力バッファ101、出力バッファ102は出力イネーブル設定とし、出力バッファ101/102出力="High"/"Low"、ないしは"Low"/"High"のいずれかとする。
スレーブ110側の出力バッファ111、112は、後述の"1"応答時を除き、出力Hi-Z設定(入力イネーブル)とする。
この場合、スレーブ110の電源VCC_S1は、1対の配線TRX0、TRX1から整流回路115を介して供給され、電源/GND間の平滑コンデンサ116により保持される。継続時間長は、T1固定とする。
スレーブ110は、図5の点線枠の範囲に応答する。例えば、"0"応答は、無応答とする。"1"応答は、出力バッファ111、112を両方とも"Low"出力に、スレーブ側制御部117が設定する。このとき、1対の配線TRX0、TRX1は、短絡された状態に近くなるため、1対の配線TRX0、TRX1が"Low"出力に設定されたことは、入力回路103、104を介してマスタ側制御部107が検知することができる。これにより、マスタ100側のマスタ側制御部107は、スレーブ110が応答したことを識別できる。
この場合、"1"応答区間のみ、マスタ100⇒スレーブ110に電源が供給されないが、"1"応答区間は短時間であり、かつスレーブ110の電源/GND間の平滑コンデンサ116により電源レベルを一定の時間、保持することができるので問題はない。
なお、スレーブ110の応答区間(図5の点線枠の範囲)において、マスタ100側の出力バッファの"High"ドライブ電流をしぼることで、スレーブ応答中にVCC_M⇒TRX0/1⇒GND_Mに流れる電流を抑制する手法も適用することができる。
例えば、マスタ側出力バッファ101、102を、図1−2に示すような複数個のバッファ並列接続で構成し、各々の出力バッファの"High","Low"ドライブ電流を異なる値に設定する。通例は出力バッファを全てONし、電流を抑制したい区間のみ、出力バッファを一部ON(他はOFF)し、スレーブ側出力バッファの"Low"駆動能力よりマスタ側出力バッファの"High"駆動能力を小さくすることにより、スレーブ応答時のマスタ側の消費電流を抑制することが可能である。
この手法は、1対の配線TRX0、TRX1の電圧の変化を大きくできるので、マスタ側入力回路を、バッファ等の単純な回路構成にすることができる。(図5において、"1"応答時の電圧降下が、0.5×VCCより大きい場合に相当する)。しかし、スレーブの応答中にスレーブ110に電源を供給できないため、スレーブ110の電源/GND間の平滑コンデンサ116を比較的大きくする必要がある。
また、スレーブ110の応答区間(図5の点線枠の範囲)において、スレーブ側出力バッファの駆動レベルを弱くする方法もある。
例えば、スレーブ側出力バッファ111、112を、図1−2に示すような複数個のバッファ並列接続で構成し、各々の出力バッファの"High","Low"ドライブ電流を異なる値に設定する。スレーブ応答時に電流を抑制したい場合は、スレーブ側出力バッファの一部をON(他はOFF)し、スレーブ側出力バッファの"Low"駆動能力をマスタ側出力バッファの"High"駆動能力より小さくすることにより、スレーブ応答時のマスタ側の消費電流を抑制することが可能である。
この手法は、スレーブの応答中にもスレーブに電源を供給できる利点がある。スレーブ110の電源/GND間の平滑コンデンサ116を小さくする事が可能である。(図5において、"1"応答時の電圧降下が、0.5×VCCより小さい場合に相当する)。しかし、1対の配線TRX0、TRX1の電圧の変化は少ないので、マスタ100の出力バッファ101、102の電源電流の変化を、マスタ側電流検出回路105a、105bにて検出することで、スレーブ110の応答を検出する。これにより、マスタ側入力回路103、104を、マスタ側電流検出回路105a、105bで代替できる。(図1−3の、"電流検出回路"部を参照。電源電流が大きい時="1"応答、小さい時="0"応答に相当する。)
また、"0"応答は、出力バッファ111、112を両方とも"Low"出力にし、"1"応答は、無応答とするようにしてもよい。
また、図5では、マスタ100がTRX0、TRX1を変化させる時間長を、図4におけるT1と同じ時間に設定しているが、これをT0と同じ時間に設定しても、T0、T1のどちらとも違う時間に設定してもよい。
前述のように、本実施形態の半導体装置によれば、配線数が少なく、かつデータレート、接続スレーブ個数、チップサイズ(マスタ側:出力ドライバサイズ、スレーブ側:電源/GND間の平滑コンデンサのサイズ)等に制約が少ない接触式の通信方式および回路を実現することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態の半導体集積回路の構成例を示すブロック図である。
200はマスタ、210、220、230はスレーブを示す。スレーブ210と220、230は、同じ回路構成であるため、スレーブ220、スレーブ230の回路の図示は省略している。本実施形態においても、図2には3つのスレーブ210〜230を示しているが、スレーブは3個以上であってもよい。TRX0、TRX1は、通信に使用する2本(1対)の配線である。
201、202、211、212は、出力バッファとして用いる"Low"出力トランジスタであり、例えばN型MOSトランジスタで構成される。203、204、213、214は入力回路である。215は整流回路(ダイオードブリッジ)、216は電源/GND間の平滑コンデンサである。
207はマスタ側制御部、217はスレーブ側制御部であり、これらの制御部は送信/受信を制御する。209a、209bはプルアップ抵抗またはアクティブ・ロードである。208a,208bはプルアップ抵抗またはアクティブ・ロードの有効/非有効を決定するスイッチ(例えば、P型MOSトランジスタ)である。VCC_Mは、マスタ200の電源,GND_Mは、マスタ200のGNDである。VCC_S1はスレーブ210の電源,GND_S1は、スレーブ210のGNDである。
図4は、マスタ⇒スレーブ間における送信時の1対の配線TRX0、TRX1の信号波形の一例を示す図である。
図5は、スレーブ⇒マスタ間における送信時の1対の配線TRX0、TRX1の信号波形の一例を示す図である。
第2の実施形態の半導体集積回路の動作は、第1の実施形態とほとんど同じである。異なる点は、マスタ側の"High"出力を、第1の実施形態ではマスタ100側の出力バッファ101、102で行うのに対し、第2の実施形態ではマスタ200側のプルアップ抵抗またはアクティブ・ロードの有効/非有効を決定するスイッチ208a、208b、プルアップ抵抗またはアクティブ・ロード209a、209bで行うこと、
マスタ側の"Low"出力を、第1の実施形態ではマスタ100側の出力バッファ101、102で行うのに対し、第2の実施形態ではマスタ200側の"Low"出力トランジスタ201,202で行うこと、
スレーブ側の"Low"出力を、第1の実施形態ではスレーブ110側の出力バッファ111、112で行うのに対し、第2の実施形態ではスレーブ210側の"Low"出力トランジスタ211、212で行うことである。
図2において、マスタ200側のプルアップ抵抗またはアクティブ・ロードの有効/非有効を決定するスイッチ208a、208bを外し、プルアップ抵抗またはアクティブ・ロード209a、209bの1端をVCC_Mに接続してもかまわない。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態の構成例を示すブロック図である。
図3において、300はマスタ、310、320、330はスレーブを示す。スレーブ310とスレーブ320、スレーブ330は、同じ回路構成であるため、スレーブ320、スレーブ330の回路の図示は省略している。TRX0、TRX1は、通信に使用する2本(1対)の配線である。また、図3には3つのスレーブ310〜330を示しているが、スレーブは3個以上であってもよい。
301、302、311、312は、3ステート(Hi-Z機能付き)出力バッファ、303、304、313、314は入力回路、315は整流回路(ダイオードブリッジ)、316は電源/GND間の平滑コンデンサ、307はマスタ側制御部、317はスレーブ側制御部である。マスタ側制御部307およびスレーブ側制御部317は、マスタ300とスレーブ310との間で行なわれる送信/受信を制御するために設けられている。
309a、309bはプルアップ抵抗またはアクティブ・ロードである。308a,308bはプルアップ抵抗またはアクティブ・ロードの有効/非有効を決定するスイッチ(例えば、P型MOSトランジスタ)である。
VCC_Mは、マスタ300の電源,GND_Mは、マスタ300のGNDである。VCC_S1はスレーブ310の電源,GND_S1は、スレーブ310のGNDである。
第3の実施形態の半導体集積回路の動作は、第1の実施形態とほとんど同じである。
異なる点は、"スレーブ310、320、330が応答する可能性のあるタイミング(図5の点線枠内)のみ、出力バッファ301,302の出力をHi-Zにし、マスタ300側のプルアップ抵抗またはアクティブ・ロードの有効/非有効を決定するスイッチ308a、308bをONし、プルアップ抵抗またはアクティブ・ロード309a、309bから"High"ドライブすることである。プルアップ抵抗またはアクティブ・ロードの等価抵抗値を、マスタ側出力バッファ301,302の"High"側の等価抵抗値より大きくすることにより、スレーブ応答時の消費電流を小さくすることが可能である。
この場合、"1"応答区間のみ、マスタ300⇒スレーブ310に電源が供給されないが、"1"応答区間は短時間であり、かつスレーブ310の電源/GND間の平滑コンデンサ316により電源レベルを一定の時間、保持することができるので問題はない。
図3において、マスタ300側のプルアップ抵抗またはアクティブ・ロードの有効/非有効を決定するスイッチ308a、308bを外し、プルアップ抵抗またはアクティブ・ロード309a、309bの1端をVCC_Mに接続してもかまわない。
TRX0、TRX1 通信に使用する2本(1対)の配線
100 マスタ
110、120、130 スレーブ
101、102、111、112 3ステート(Hi-Z機能付き)出力バッファ
103、104、113、114 入力回路
105a、105b 電流検出回路
115 整流回路(ダイオードブリッジ)
116 電源/GND間の平滑コンデンサ
107 マスタ側制御部
117 スレーブ側制御部
VCC_M/GND_M マスタの電源/GND
VCC_S1/GND_S1 スレーブの電源/GND

Claims (6)

  1. 少なくとも1個のマスタと、複数個のスレーブとの間で行なわれる通信を、2配線で行う半導体集積回路であって、
    前記マスタ側は、
    出力端が前記2配線に接続された1組のマスタ側出力バッファと、
    前記2配線からの信号を入力するための1組のマスタ側入力回路とマスタの全体動作を制御するマスタ側制御部とを有し、
    前記スレーブ側は、
    出力端が前記2配線に接続された1組のスレーブ側出力バッファと、
    前記2配線からの信号を入力するための1組のスレーブ側入力回路と、
    前記2配線間の電位差を整流して、スレーブ側の動作電力を取り出す整流回路とスレーブの全体動作を制御するスレーブ側制御部とを有し、
    前記マスタ側制御部が、前記出力バッファの出力を"High"/"Low"、または"Low"/"High"の継続時間の長さを制御することによりデータ"0"、"1"送信を実行し、
    前記スレーブ側制御部が、スレーブ応答区間における"High"/"Low"を、無応答、あるいは、2配線とも"Low"出力とするように前記出力バッファを制御することにより、前記スレーブからマスタへのデータ送信を実現することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 少なくとも1個のマスタと、複数個のスレーブとの間で行なわれる通信を、2配線で行う半導体集積回路であって、
    前記マスタ側は、
    出力端が前記2配線に接続された1組のマスタ側出力バッファと、
    前記2配線からの信号を入力するための1組のマスタ側入力回路と、
    マスタ用電源/GNDと、
    マスタの全体動作を制御するマスタ側制御部を有し、
    前記スレーブ側は、
    出力端が前記2配線に接続された1組のスレーブ側出力バッファと、
    前記2配線からの信号を入力するための1組のスレーブ側入力回路と、
    スレーブ用電源/GNDと、
    前記スレーブ用電源とGNDとの間に配設された整流回路と、
    前記整流回路と並列に接続された平滑コンデンサと、
    スレーブの全体動作を制御するスレーブ側制御部を有し、
    マスタからスレーブへの電源供給は、前記マスタ側制御部が前記出力バッファの出力を"High"/"Low"、または"Low"/"High"のいずれかに制御することで行い、
    マスタからスレーブへのデータ送信は、前記マスタ側制御部が出力バッファの出力を"High"/"Low"、または"Low"/"High"の継続時間の長さを制御することによりデータ"0"、"1"送信を実行し、
    前記スレーブからマスタへのデータ送信は、スレーブ応答区間における"High"/"Low"を、前記スレーブ側制御部が無応答、あるいは、2配線とも"Low"出力とするように前記出力バッファを制御することにより実現することを特徴とする半導体集積回路。
  3. 前記出力バッファを、3ステート(Hi-Z機能付き)出力バッファにより構成したことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記出力バッファを、"Low"出力トランジスタで構成し、
    前記マスタ側には、前記2配線に接続されたプルアップ抵抗またはアクティブ・ロードと、プルアップ抵抗またはアクティブ・ロードの有効/非有効を決定するドライブトランジスタを設けたことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  5. 前記マスタ側には、前記2配線に接続されたプルアップ抵抗またはアクティブ・ロードと、プルアップ抵抗またはアクティブ・ロードの有効/非有効を決定するドライブトランジスタを設けたことを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。
  6. 少なくとも1個のマスタと、複数個のスレーブとの間で行なわれる通信を、2配線で行う半導体集積回路であって、
    前記マスタ側は、
    出力端が前記2配線に接続された1組のマスタ側出力バッファと、
    前記1組のマスタ側出力バッファに流れる電流を検出する電流検出回路とマスタの全体動作を制御するマスタ側制御部とを有し、
    前記スレーブ側は、
    出力端が前記2配線に接続され、前記1組のマスタ側出力バッファより駆動能力の小さな1組のスレーブ側出力バッファと、
    前記2配線からの信号を入力するための1組の入力回路と前記2配線間の電位差を整流して、スレーブ側の動作電力を取り出す整流回路とスレーブの全体動作を制御するスレーブ側制御部とを有し、
    前記マスタ側制御部が、前記出力バッファの出力を"High"/"Low"、または"Low"/"High"固定する継続時間の長さを制御することによりデータ"0"、"1"送信を実行し、
    前記スレーブ側制御部が、スレーブ応答区間における"High"/"Low"を、無応答、あるいは、2配線とも"Low"出力とするように前記出力バッファを制御することにより、前記スレーブからマスタへのデータ送信を実現することを特徴とする半導体集積回路。
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JPS6314536A (ja) * 1986-06-30 1988-01-21 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン 単一チヤネルデイジタル通信バスシステム及びそこで使用されるステ−シヨン
JP2008217757A (ja) * 2007-02-06 2008-09-18 Seiko Epson Corp シリアル通信システム
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