JP2000285070A - シリアルデータ転送装置 - Google Patents

シリアルデータ転送装置

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JP2000285070A
JP2000285070A JP11088525A JP8852599A JP2000285070A JP 2000285070 A JP2000285070 A JP 2000285070A JP 11088525 A JP11088525 A JP 11088525A JP 8852599 A JP8852599 A JP 8852599A JP 2000285070 A JP2000285070 A JP 2000285070A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マスタデバイスから任意の個数のスレーブデバ
イスに対して同じデータを同時に転送することができる
シリアルデータ転送装置を提供する。 【解決手段】ノーマルモードでは、マスタデバイスから
スレーブデバイスに対して固有アドレスに対応するアド
レス情報を送信して、マスタデバイスとアドレス情報に
一致する固有アドレスを有するスレーブデバイスとの間
で1対1にデータの送受信を行い、ローカルモードで
は、マスタデバイスから、指定しようとするスレーブデ
バイスに対応する任意の個数のアドレス情報を順次送信
して、このアドレス情報に対応する任意の個数のスレー
ブデバイスを指定し、指定された任意の個数のスレーブ
デバイスに対して同じデータを同時に送信することによ
り、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタデバイスと
スレーブデバイスとの間でシリアルにデータの転送を行
うシリアルデータ転送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、マイクロコントローラとその周
辺デバイスとの間では、8ビット(1バイト)のデータ
を1つの単位としてデータのやり取りが行われている。
シリアルデータ転送装置は、例えばIIC(I2 C)
−bus(Inter-IC Controlバス)(以下、単にIIC
バスという)に代表されるように、8ビットのデータを
単位としてデータのやり取りを行うマスタデバイスと複
数のスレーブデバイスとの間でシリアルにデータの転送
を行うものである。
【0003】前述のIICバスを適用するシリアルデー
タ転送装置では、例えばマイクロコントローラ等の制御
する側のマスタデバイスと、周辺機器等の制御される側
の複数のスレーブデバイスとの間は、データを転送する
ためのシリアルデータライン(SDA)と、データを保
持するクロック信号を転送するためのシリアルクロック
ライン(SCL)という、プルアップ抵抗により電源に
接続された2つの双方向のシリアルラインで相互に接続
されている。
【0004】ここで、シリアルデータラインは、基本的
に、シリアルクロックラインがローレベルの期間に変化
する。シリアルクロックラインがハイレベルの間に、シ
リアルデータラインがハイレベルからローレベルに変化
すると、データの転送開始を指示するスタート信号(S
TART)であることを意味し、ローレベルからハイレ
ベルに変化すると、データの転送終了を指示するストッ
プ信号(STOP)であることを意味する。
【0005】マスタデバイスは、まず、1ビットのスタ
ート信号をシリアルデータライン上に出力する。続い
て、各々のスレーブデバイスにあらかじめ独自に割り当
てられている7ビットの固有アドレスと、これに続くス
レーブデバイスへのデータライトまたはスレーブデバイ
スからのデータリードを指示する1ビットのデータ制御
信号とからなる8ビットのパラレルデータを、シリアル
データライン上にMSB(Most Significant Bit)側か
ら順次シリアルに出力する。
【0006】各々のスレーブデバイスでは、マスタデバ
イスからシリアルデータライン上に出力される8ビット
のパラレルデータを、シリアルクロックラインから供給
されるクロック信号に同期して順次シリアルに受信し、
これを自分自身にあらかじめ割り当てられている固有ア
ドレスと比較する。そして、自分自身の固有アドレスに
一致するスレーブデバイスが、シリアルデータライン上
に1ビットのアクノリッジ信号(肯定応答信号)を出力
する。
【0007】マスタデバイスは、スレーブデバイスから
シリアルデータライン上に出力されたアクノリッジ信号
を確認した後、スレーブデバイスへのデータライトの場
合、転送すべき8ビットのパラレルデータをシリアルデ
ータライン上に順次シリアルに出力する。アクノリッジ
信号を出力したスレーブデバイスは、シリアルデータラ
イン上にマスタデバイスから出力される8ビットのパラ
レルデータを順次シリアルに受信し、その後、同じく1
ビットのアクノリッジ信号を出力する。
【0008】マスタデバイスからスレーブデバイスに対
しては、必要に応じて所定バイト数のデータが転送され
る。その後、マスタデバイスは、1ビットのストップ信
号をシリアルデータライン上に出力し、スレーブデバイ
スは、このストップ信号を受け取ってデータの送信終了
を確認する。以後同じようにして、マスタデバイスは、
所望の固有アドレスを出力して、次にデータを転送すべ
きスレーブデバイスを順次指定してデータを転送するこ
とを繰り返し行う。
【0009】IICバスを適用するシリアルデータ転送
装置では、データを転送すべき複数のスレーブデバイス
を順次アクセスする必要がある。したがって、複数の同
じスレーブデバイスに対して、例えばスタート、ストッ
プ、アボート等のスレーブデバイスに接続される複数の
同じ装置を制御するための同じ制御信号等を含むデータ
を転送する場合であっても、複数のスレーブデバイスを
同時にアクセスすることができないという問題がある。
【0010】これを解決するために、従来のシリアルデ
ータ転送装置では、マスタデバイスから、複数のスレー
ブデバイスに各々接続されている装置に制御信号を直接
接続して同時に制御したり、あるいは、同時に制御する
ことが無理な場合は、シリアルクロックラインから供給
されるクロック信号の周波数を高くして、複数のスレー
ブデバイスにデータを転送したり、制御する時間差を小
さくするなどの手法がとられている。
【0011】しかし、制御信号をスレーブデバイスに接
続されている装置に対してマスタデバイスから直接接続
すると、シリアルデータラインやシリアルクロックライ
ンの他にライン数が増大して、シリアルデータ転送のメ
リットが減少するし、クロック信号の周波数を高くした
としても、同じデータを各々のスレーブデバイスに繰り
返し転送するため、スレーブデバイスの数が多くなるほ
ど長時間が必要になり、無駄が多くなるという問題点が
ある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、マスタデバイス
から任意の個数のスレーブデバイスに対して同じデータ
を同時に転送することができるシリアルデータ転送装置
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、データを転送するためのシリアルデータ
ラインおよび前記データを保持するクロック信号を転送
するためのシリアルクロックラインを介して、少なくと
も1つの制御する側のマスタデバイスと複数の制御され
る側のスレーブデバイスとの間を接続し、前記データの
1つとして、前記マスタデバイスから前記スレーブデバ
イスに対しアドレス情報を送信して所定の前記スレーブ
デバイスを指定し、前記マスタデバイスと前記アドレス
情報によって指定される所定の前記スレーブデバイスと
の間でシリアルに前記データの転送を行い、前記データ
の転送終了後、前記スレーブデバイスから前記マスタデ
バイスに対してアクノリッジ信号を送信するシリアルデ
ータ転送装置であって、前記マスタデバイスは、前記シ
リアルデータラインおよび前記シリアルクロックライン
を介して、前記スレーブデバイスとの間で前記データを
送受信する手段と、前記データの転送モードを指定する
手段と、前記スレーブデバイスから前記アクノリッジ信
号を受信する手段とを有し、前記スレーブデバイスは、
前記シリアルデータラインおよび前記シリアルクロック
ラインを介して、前記マスタデバイスとの間で前記デー
タを送受信する手段と、前記アドレス情報と各々のスレ
ーブデバイスに独自の固有アドレスとを比較する手段
と、前記データの転送モードが、前記マスタデバイスと
前記スレーブデバイスとの間で1対1に前記データの送
受信を行うノーマルモードなのか、前記マスタモードか
ら、任意の個数の前記スレーブデバイスに対して、同じ
前記データを同時に送信するローカルモードなのかを検
出する手段と、前記ノーマルモードが指定された場合に
前記アクノリッジ信号を出力する手段と、前記ローカル
モードが指定された場合に前記アクノリッジ信号を出力
する手段とを有し、さらに、当該シリアルデータ転送装
置は、前記ローカルモードが指定された場合に、全ての
前記スレーブデバイスから出力される前記アクノリッジ
信号の論理をとって前記シリアルデータラインに出力す
る手段を有し、前記ノーマルモードでは、前記マスタデ
バイスから前記スレーブデバイスに対して前記固有アド
レスに対応する前記アドレス情報を送信して、前記マス
タデバイスと前記アドレス情報に一致する固有アドレス
を有するスレーブデバイスとの間で1対1に前記データ
の送受信を行い、前記スレーブデバイスから前記マスタ
デバイスに対して前記アクノリッジ信号を直接送信し、
前記ローカルモードでは、前記マスタデバイスから、指
定しようとする前記スレーブデバイスに対応する任意の
個数の前記アドレス情報を順次送信して、このアドレス
情報に対応する任意の個数の前記スレーブデバイスを指
定し、指定された任意の個数の前記スレーブデバイスに
対して同じ前記データを同時に送信し、全ての前記スレ
ーブデバイスから前記マスタデバイスに対して、全ての
前記スレーブデバイスから出力される前記アクノリッジ
信号の論理をとって送信することを特徴とするシリアル
データ転送装置を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明のシリアルデータ転送装置を詳
細に説明する。
【0015】図1は、本発明のシリアルデータ転送装置
の一実施例のシステム構成図である。同図に示すシリア
ルデータ転送装置10は、マスタデバイス(MASTE
R)12と、本発明を適用するスレーブデバイス(Sl
ave1〜3)14およびORゲート16と、従来構成
のスレーブデバイス(Slave)18と、プルアップ
抵抗19,20と、シリアルデータラインSDAおよび
シリアルクロックラインSCLとを有する。
【0016】ここで、シリアルデータラインSDAはデ
ータ(制御信号を含む)を転送するためのライン、シリ
アルクロックラインSCLは、データを保持するクロッ
ク信号を供給するためのラインであって、それぞれプル
アップ抵抗19および20を介して電源VDDに接続さ
れている。マスタデバイス12はスレーブデバイス14
を制御する側のデバイスで、そのSCL端子およびSD
A端子は、各々シリアルクロックラインSCLおよびシ
リアルデータラインに接続されている。
【0017】続いて、スレーブデバイス14は、マスタ
デバイス12により制御される側のデバイスであって、
そのSCL端子およびSDA1端子は、各々シリアルク
ロックラインSCLおよびシリアルデータラインSDA
に接続され、そのSDA2端子はいずれもORゲート1
6に入力されている。また、ORゲート16の出力は、
オープンドレインまたはオープンコレクタの出力であっ
て、シリアルデータラインSDAに接続されている。
【0018】同じく、スレーブデバイス18は、マスタ
デバイス12により制御される側のデバイスで、そのS
CL端子およびSDA端子は、各々シリアルクロックラ
インSCLおよびシリアルデータラインに接続されてい
る。なお、スレーブデバイス14およびORゲート16
を除く、マスタデバイス12、スレーブデバイス18、
プルアップ抵抗19,20、シリアルデータラインSD
AおよびシリアルクロックラインSCLは従来公知の構
成のものである。
【0019】本発明のシリアルデータ転送装置10で
は、シリアルデータラインSDAおよびシリアルクロッ
クラインSCLを介して、マスタデバイス12と複数の
スレーブデバイス14,18との間でシリアルにデータ
の転送が行われる。詳細は後述するが、IICバス規格
に準拠してマスタデバイス12とスレーブデバイス1
4,18との間で1対1にデータを転送する他、マスタ
デバイス12から任意の個数のスレーブデバイス14に
対して同じデータを同時に送信することもできる。
【0020】続いて、図2に、マスタデバイスの一実施
例の構成概略図を示す。同図に概念的に示すように、マ
スタデバイス12は、マイクロコントローラ(CPU)
22と、シリアルクロックラインSCLを駆動するオー
プンドレインタイプのN型MOSトランジスタ(以下、
NMOSという)からなる出力バッファ24、および、
シリアルデータラインSDAを駆動するオープンドレイ
ンタイプのNMOSからなる入出力バッファ26とを有
する。
【0021】マスタデバイス12では、マイクロコント
ローラ22が、あらかじめ設計されているプログラムに
応じて全体の動作を制御する。そして、出力バッファ2
4により、シリアルクロックラインSCL上にクロック
信号を出力したり、入出力バッファ26により、転送す
べきデータをシリアルデータラインSDA上に出力す
る、あるいは、シリアルデータラインSDA上に出力さ
れている受信すべきデータを、入力バッファ28を介し
て取り込む。
【0022】続いて、図3に、スレーブデバイスの一実
施例のブロック構成図を示す。スレーブデバイス14は
本発明に特有の回路構成を有するもので、同図に示すよ
うに、フィルタ30と、バスコントロール回路32と、
S/P(シリアル/パラレル)変換回路34と、P/S
(パラレル/シリアル)変換回路36と、出力レジスタ
40(OUTREG)と、I/O(入力/出力)ポート
42と、入出力(の出力部)バッファ44とを有する。
【0023】スレーブデバイス14において、まず、フ
ィルタ30には、シリアルクロックライン上に出力され
るシリアルクロック信号SCL、および、シリアルデー
タライン上に出力されるシリアルデータ信号SDA1が
入力される。これらの信号SCLおよびSDA1はフィ
ルタ30によってノイズを除去され、それぞれシリアル
クロック入力信号SCLINおよびシリアルデータ入力
信号SDAINとしてフィルタ30から出力される。
【0024】フィルタ30から出力されるシリアルクロ
ック入力信号SCLINおよびシリアルデータ入力信号
SDAINは、バスコントロール回路32に入力され
る。この他、バスコントロール回路32には、リセット
信号RSTL、固有アドレス信号A0〜2、S/P変換
回路34から出力されるパラレルデータ、および、P/
S変換回路36から出力されるシリアルデータが入力さ
れる。
【0025】ここで、リセット信号RSTLは、このス
レーブデバイス14をリセットして初期化するもので、
例えばローレベルの時に、スレーブデバイス14はリセ
ットされる。本発明のシリアルデータ転送装置10で
は、マスタデバイス12からスレーブデバイス14,1
8に対して、所望のスレーブデバイス14,18を指定
するために、例えば7ビットの固有アドレスが送信され
る。固有アドレス信号A0〜2は、各々のスレーブデバ
イス14に独自の固有アドレスを設定するための信号で
ある。
【0026】バスコントロール回路32は、このスレー
ブデバイス14全体の動作を制御する。バスコントロー
ル回路32からは、フィルタ30から入力されるシリア
ルデータ入力信号SDAINをシリアルクロック入力信
号SCLINで順次保持して得られるシリアルデータの
他、ライトクロック信号WCLK、I/Oコントロール
信号I/OCONT、シリアルデータ出力SDAOU
T、および、シリアルデータ出力SDA2が出力され
る。
【0027】ここで、ライトクロック信号WCLKは、
S/P変換回路34から出力されるS/P変換後のパラ
レルデータを各々出力レジスタ40に保持するためのク
ロック信号である。
【0028】本発明のシリアルデータ転送装置10で
は、固有アドレスに続き、スレーブデバイスへのデータ
ライト、または、スレーブデバイスからのデータリード
を指示する1ビットのデータ制御信号が送信される。I
/Oコントロール信号I/OCONTは、このデータ制
御信号の状態に応じて、スレーブデバイス14と、この
スレーブデバイス14に接続される装置(以下、接続装
置という)との間で、パラレルデータの入出力方向を切
り替えるための信号である。
【0029】データ制御信号がローレベルの時には、マ
スタデバイス12からスレーブデバイス14,18への
データライトを意味し、マスタデバイス12からスレー
ブデバイス14,18を介して接続装置にデータが送信
される。一方、データ制御信号がハイレベルの時には、
スレーブデバイス14,18からマスタデバイス12へ
のデータリードを意味し、接続装置側からスレーブデバ
イス14,18を介してマスタデバイス12にデータが
受信される。
【0030】続いて、図4に、バスコントロール回路の
一実施例のブロック構成図を示す。バスコントロール回
路32は、デバイスアドレス検出回路50と、WCLK
生成回路54と、スタート信号/ストップ信号/モード
検出回路56と、データ制御信号検出回路58と、SC
Lカウンタ60と、SDA1およびSDA2コントロー
ラ62および64と、シリアルデータ保持回路66と、
コントローラ68とを有する。
【0031】まず、コントローラ68は、このバスコン
トロール回路32全体の動作を制御するものである。コ
ントローラ68から出力される各種の制御信号は、スタ
ート信号/ストップ信号/モード検出回路56を除く、
他のデバイスアドレス検出回路50、WCLK生成回路
54、データ制御信号検出回路58、SCLカウンタ6
0、SDA1およびSDA2コントローラ62および6
4、ならびに、シリアルデータ保持回路66に供給され
る。
【0032】続いて、スタート信号/ストップ信号/モ
ード検出回路56には、シリアルクロック入力信号SC
LINおよびシリアルデータ入力信号SDAINが入力
される。スタート信号/ストップ信号/モード検出回路
56は、データの転送開始を指示するスタート信号(S
TART)、データの転送終了を指示するストップ信号
(STOP)の他、後述する転送モードを検出する。ス
タート信号/ストップ信号/モード検出回路56による
検出結果はコントローラ68に入力される。
【0033】本発明のシリアルデータ転送装置10で
は、基本的に、シリアルデータ入力信号SDAINは、
シリアルクロック入力信号SCLINがローレベルの間
に変化する。スタート信号/ストップ信号/モード検出
回路56は、シリアルクロック入力信号SCLINがハ
イレベルの間に、シリアルデータ入力信号SDAINの
ハイレベルからローレベルへの変化を見てスタート信号
を検出し、ローレベルからハイレベルへの変化を見てス
トップ信号を検出する。
【0034】また、スタート信号/ストップ信号/モー
ド検出回路56は、シリアルクロック入力信号SCLI
Nがハイレベルの間に、シリアルデータ入力信号SDA
INがハイレベルからローレベルに何回変化するかを検
出して、転送モードが、IICバス規格との互換性のあ
るノーマルモードなのか、それとも、本発明の提案する
ローカルモードなのかを検出する。ローカルモードで
は、まず、任意の個数のスレーブデバイス14を指定
し、その後、指定した任意の個数のスレーブデバイス1
4に対して同じデータを同時に送信することが可能であ
る。
【0035】ここで、図5に、スタート信号検出回路の
一実施例の構成回路図を示す。同図に示すように、スタ
ート信号検出回路70は、フリップフロップ72,74
と、ANDゲート76,78とを有する。ANDゲート
76,78の一方の端子にはともにリセット信号RST
Lが入力され、その出力は、それぞれフリップフロップ
72,74のCLR端子に入力されている。
【0036】フリップフロップ72の1D端子にはシリ
アルクロック信号SCLが入力され、その反転クロック
端子にはシリアルデータ信号SDAが入力されている。
また、フリップフロップ72の1Q端子からの出力信号
はANDゲート78の他方の端子に入力され、その1Q
端子からはスタート検出信号STARTLが出力されて
いる。同じように、フリップフロップ74の反転2D端
子にはシリアルデータ信号SDAが入力され、その反転
クロック端子にはシリアルクロック信号SCLが入力さ
れている。また、フリップフロップ74の2Q ̄端子か
らの出力信号はANDゲート76の他方の端子に入力さ
れている。
【0037】スタート信号検出回路70では、リセット
信号RSTLがローレベルとされると、フリップフロッ
プ72,74はともにクリアされ、フリップフロップ7
2の1Q端子からの出力信号はローレベル、1Q ̄端子
からの出力信号すなわちスタート検出信号STARTL
はハイレベルとなり、フリップフロップ74の2Q ̄端
子からの出力信号もハイレベルとなる。本実施例では、
スタート検出信号STARTLは、ローレベルの時にス
タート信号を検出したことを意味する。
【0038】リセット信号RSTLがハイレベルとされ
た後、図6のタイミングチャートに示すように、シリア
ルクロック信号SCLがハイレベルの期間に、シリアル
データ信号SDAがハイレベルからローレベルに変化す
ると、シリアルクロック信号SCLのハイレベルが、シ
リアルデータ信号SDAの立ち下りに同期してフリップ
フロップ72に保持される。この時、フリップフロップ
72の1Q端子からの出力信号はハイレベル、スタート
検出信号STARTLはローレベルとなる。
【0039】フリップフロップ72の1Q端子からの出
力信号がハイレベルになると、フリップフロップ74の
クリアが解除される。その後、シリアルクロック信号S
CLの立ち下りで、シリアルデータ信号SDAの反転信
号であるハイレベルがフリップフロップ74に保持さ
れ、フリップフロップ74の2Q ̄端子からの出力信号
はローレベルとなる。続いて、ANDゲート76を介し
てフリップフロップ72がクリアされ、その1Q端子か
らの出力信号はローレベル、スタート検出信号STAR
TLはハイレベルとなる。さらに、ANDゲート78を
介してフリップフロップ74はクリアされ、リセット後
の初期状態となる。
【0040】図示例のスタート信号検出回路70では、
シリアルクロック信号SCLがハイレベルの期間に、シ
リアルデータ信号SDAがハイレベルからローレベルに
変化したことを検出して、スタート検出信号START
Lが、シリアルデータ信号SDAの立ち下りからシリア
ルクロック信号SCLの立ち下りまでの間ローレベルと
なる。
【0041】続いて、図7に、ストップ信号検出回路の
一実施例の構成回路図を示す。同図に示すストップ信号
検出回路80は、フリップフロップ82,84と、AN
Dゲート86,88とを有する。ANDゲート86,8
8の一方の端子にはともにリセット信号RSTLが入力
され、その出力は、それぞれフリップフロップ82,8
4のCLR端子に入力されている。
【0042】フリップフロップ82の1D端子にはシリ
アルクロック信号SCLが入力され、そのクロック端子
にはシリアルデータ信号SDAが入力されている。ま
た、フリップフロップ82の1Q端子からの出力信号は
ANDゲート78の他方の端子に入力され、その1Q ̄
端子からはストップ検出信号STOPLが出力されてい
る。フリップフロップ84の2D端子にはシリアルクロ
ック信号SCLが入力され、その反転クロック端子には
シリアルデータ信号SDAが入力されている。また、フ
リップフロップ84の2Q ̄端子からの出力信号はAN
Dゲート76の他方の端子に入力されている。そして、
フリップフロップ82,84のイネーブル端子Eにはと
もにスタート検出信号STARTLが入力されている。
【0043】ストップ検出回路80では、リセット信号
RSTLがローレベルとされると、フリップフロップ8
2,84がともにクリアされ、フリップフロップ82の
1Q端子からの出力信号はローレベル、1Q ̄端子から
の出力信号すなわちストップ検出信号STOPLはハイ
レベルとなり、フリップフロップ84の2Q ̄端子から
の出力信号もハイレベルとなる。本実施例では、ストッ
プ検出信号STOPLは、ローレベルの時にストップ信
号を検出したことを意味する。
【0044】リセット信号RSTLがハイレベルとされ
た後、図8のタイミングチャートに示すように、シリア
ルクロック信号SCLがハイレベルの期間に、シリアル
データ信号SDAがローレベルからハイレベルに変化す
ると、シリアルクロック信号SCLのハイレベルが、シ
リアルデータ信号SDAの立ち上がりに同期してフリッ
プフロップ82に保持される。この時、フリップフロッ
プ82の1Q端子からの出力信号はハイレベル、ストッ
プ検出信号STOPLはローレベルとなる。
【0045】フリップフロップ82の1Q端子からの出
力信号がハイレベルになると、フリップフロップ84の
クリアが解除される。その後、シリアルデータ信号SD
Aの立ち下りで、シリアルクロック信号SCLのハイレ
ベルがフリップフロップ84に保持され、フリップフロ
ップ84の2Q ̄端子からの出力信号はローレベルとな
る。続いて、ANDゲート86を介してフリップフロッ
プ82はクリアされ、その1Q端子からの出力信号はロ
ーレベル、ストップ検出信号STOPはハイレベルとな
る。さらに、ANDゲート88を介してフリップフロッ
プ84はクリアされ、リセット後の初期状態となる。
【0046】なお、シリアルデータ信号SDAの立ち下
りにより、先に述べたスタート検出信号STARTLが
ローレベルとなり、これ以後、シリアルクロック信号S
CLが立ち下り、スタート検出信号STARTLがハイ
レベルとなるまで、フリップフロップ82,84の状
態、すなわち、ストップ検出信号STOPLの状態も変
化しない。
【0047】図示例のストップ信号検出回路80では、
シリアルクロック信号SCLがハイレベルの期間に、シ
リアルデータ信号SDAがローレベルからハイレベルに
変化したことを検出して、ストップ検出信号STOPL
が、シリアルデータ信号SDAの立ち下りから、その次
の立ち下りまでの間ローレベルとなる。
【0048】続いて、モード検出回路の一実施例の構成
回路図を示す。同図に示すモード検出回路90は、フリ
ップフロップ92と、フリップフロップ94,96,9
8と、ANDゲート100と、NANDゲート102,
104,106と、ORゲート108と、フリップフロ
ップ110とを有する。
【0049】フリップフロップ92のD端子にはスター
ト検出信号STARTLが入力され、その反転クロック
端子にはシリアルクロック信号SCLが入力され、その
PR端子にはリセット信号RSTLが入力されている。
また、フリップフロップ92のQ端子からの出力信号は
ANDゲート100の一方の端子に入力されている。A
NDゲート100の他方の端子にはリセット信号RST
Lが入力され、その出力はフリップフロップ94,9
6,98のCLR端子に入力されている。
【0050】フリップフロップ94,96,98のD端
子には、それぞれ電源、フリップフロップ94,96の
Q1端子およびQ2端子からの出力信号Q1およびQ2
が入力されている。また、フリップフロップ94,9
6,98の反転クロック端子にはともにシリアルデータ
信号SDAが入力され、そのイネーブル端子Eにはとも
にシリアルクロック信号SCLが入力されている。ま
た、フリップフロップ94,96,98のQ1端子、Q
2端子、Q3端子からの出力信号Q1,Q2,Q3はN
ANDゲート102,104,106に各々入力されて
いる。
【0051】NANDゲート102,104,106の
出力は各々フリップフロップ110に入力され、フリッ
プフロップ110からは、これらに各々対応してノーマ
ル信号NormalL、モード1信号Mode1Lおよ
びモード2信号Mode2Lが出力されている。また、
ORゲート108には、シリアルクロック信号SCLお
よびスタート検出信号STARTLが入力され、その出
力はフリップフロップ110の反転クロック端子に入力
されている。
【0052】図示例のモード検出回路90では、図10
のタイミングチャートに示すように、リセット信号RS
TLがローレベルとされると、フリップフロップ92は
プリセットされて、そのQ端子からの出力信号はハイレ
ベルとなり、フリップフロップ94,96,98はとも
にクリアされて、その1Q,2Q,3Q端子からの出力
信号Q1,Q2,Q3は全てローレベルとなる。
【0053】リセット信号RSTLがハイレベルとされ
ると、フリップフロップ94,96,98のクリアは解
除される。その後、シリアルクロック信号SCLがハイ
レベルの期間に、シリアルデータ信号SDAがハイレベ
ルからローレベルに変化すると、前述のスタート信号検
出回路70によりスタート信号が検出されて、スタート
検出信号STARTLがローレベルとなるとともに、フ
リップフロップ94のQ1端子からの出力信号Q1がハ
イレベルとなる。
【0054】その後、図10のタイミングチャートに示
すように、シリアルクロック信号SCLがハイレベルの
期間に、例えばシリアルデータ信号SDAが連続して2
回立ち下ると、フリップフロップ94,96からの出力
信号Q1,Q2がハイレベルとなる。また、シリアルデ
ータ信号SDAが連続して3回立ち下ると、フリップフ
ロップ94,96,98からの出力信号Q1,Q2,Q
3が全てハイレベルとなる。
【0055】これらの出力信号Q1,Q2,Q3はNA
NDゲート102,104,106にそれぞれ入力され
る。そして、出力信号Q1がハイレベルで、かつ、出力
信号Q2およおびQ3がローレベルである時、すなわ
ち、シリアルクロック信号SCLがハイレベルの間に、
シリアルデータ信号SDAが1回だけ立ち下った場合
に、NANDゲート102からローレベルが出力され、
NANDゲート104,106からはハイレベルが出力
される。
【0056】同じく、出力信号Q1およびQ2がハイレ
ベルで、かつ、出力信号Q3がローレベルである時に
は、すなわち、シリアルデータ信号SDAが2回立ち下
った場合には、NANDゲート104からローレベルが
出力され、NANDゲート102,106からはハイレ
ベルが出力される。また、出力信号Q1,Q2およびQ
3の全てがハイレベルの時には、すなわち、シリアルデ
ータ端子SDAが3回立ち下った場合には、NANDゲ
ート106の出力信号がローレベルとなり、NANDゲ
ート102,104の出力信号はハイレベルとなる。
【0057】その後、スタート信号STARTLがロー
レベルの期間に、シリアルクロック信号SCLの立ち下
りでNANDゲート102,104,106からの出力
信号がフリップフロップ110に保持され、各々ノーマ
ル信号NormalL、モード1信号Mode1Lおよ
びモード2信号Mode2Lとして出力される。
【0058】本実施例では、ノーマル信号Normal
Lがローレベルとなった場合がノーマルモードであり、
モード1信号Mode1Lまたはモード2信号Mode
2Lがローレベルとなった場合がローカルモードである
ことを意味する。また、モード1信号Mode1Lがロ
ーレベルの場合が、任意の個数のスレーブデバイス14
を指定するモード1であり、モード2信号Mode2L
がローレベルの場合が、マスタデバイス12から、指定
した複数個のスレーブデバイス14に対して同じデータ
を送信するモード2である。
【0059】前述のシリアルクロック信号SCLの立ち
下りで、フリップフロップ92にスタート検出信号ST
ARTLのローレベルが保持され、フリップフロップ9
4,96,98の出力信号Q1,Q2,Q3が初期化さ
れて全てローレベルとなる。その後、スタート信号検出
回路70の制御によってスタート検出信号STARTL
がハイレベルとなり、これが次のシリアルクロック信号
SCLの立ち下りでフリップフロップ92に保持され
て、モード検出回路90は初期状態に戻る。
【0060】図示例のモード信号検出回路90では、シ
リアルクロック信号SCLがハイレベルの期間に、シリ
アルデータ信号SDAが何回ハイレベルからローレベル
に変化したのかを検出して、ノーマル信号Normal
L、モード1信号Mode1Lおよびモード2信号Mo
de2Lのいずれかがローレベルとなる。
【0061】続いて、デバイスアドレス検出回路50に
は、シリアルクロック信号SCL、固有アドレス信号A
0〜2、および、S/P変換回路34から供給されるパ
ラレルデータ(S/P変換出力)が入力される。デバイ
スアドレス検出回路50は、S/P変換出力(固有アド
レス)と各々のスレーブデバイス14にあらかじめ設定
されている固有アドレス信号A0〜2とを比較する。デ
バイスアドレス検出回路50の比較結果はコントローラ
68に入力される。
【0062】WCLK生成回路54は、コントローラ6
8の制御により、データ制御信号によってマスタデバイ
ス12からスレーブデバイス14へのデータライトが指
定されている場合、前述のライトクロック信号WCLK
を生成する。
【0063】続いて、データ制御信号検出回路58に
は、シリアルデータ入力信号SDAINが入力される。
データ制御信号検出回路58はデータ制御信号を検出
し、マスタデバイス12からスレーブデバイス14,1
8へのデータライトであるのか、スレーブデバイス1
4,18からマスタデバイス12へのデータリードであ
るのかを判断して、I/Oコントロール信号I/OCO
NTを発生する。データのライト/リードの識別結果は
コントローラ68にも入力される。
【0064】SCLカウンタ60には、シリアルクロッ
ク入力信号SCLINおよびシリアルデータ入力信号S
DAINが入力される。データの送受信は、例えば8ビ
ット(1バイト)を1つの単位として転送される。この
ため、SCLカウンタ60は、スタート信号を基準とし
て、シリアルクロック入力信号SCLINをカウントす
ることにより、データの送信および受信のタイミングを
調整する。SCLカウンタ60によるカウント結果はコ
ントローラ68に入力される。
【0065】同じく、シリアルデータ保持回路66に
も、シリアルクロック入力信号SCLINおよびシリア
ルデータ入力信号SDAINが入力される。シリアルデ
ータ保持回路66は、シリアルクロック入力信号SCL
INに同期して、シリアルデータ入力信号SDAINを
順次保持する。シリアルデータ保持回路66に保持され
たシリアルデータは、図3に示すように、S/P変換回
路34に対して順次出力される。
【0066】SDA1コントローラ62には、P/S変
換回路36から供給されるシリアルデータ(P/S変換
出力)が入力される。SDA1コントローラ62は、P
/S変換回路36からP/S変換出力を受け取り、これ
をシリアルデータ出力信号SDAOUTとして入出力バ
ッファ44に対して出力する。また、SDA2コントロ
ーラ64は、ローカルモードである場合に、コントロー
ラ68の制御により適時アクノリッジ信号を出力する。
【0067】データライト時には、バスコントロール回
路32からシリアルデータが出力され、S/P変換回路
34に入力される。S/P変換回路34は、バスコント
ロール回路32から供給されるシリアルデータを、例え
ば8ビットのパラレルデータに変換する。S/P変換後
のパラレルデータは、出力レジスタ40の他、固有アド
レス信号A0〜2との比較のために、バスコントロール
回路32にもフィードバックされる。
【0068】続いて、出力レジスタ40は、バスコント
ロール回路32から入力される前述のライトクロック信
号WCLKにより、S/P変換回路34から出力され
る、例えば8ビットのパラレルデータを保持する。出力
レジスタ40から出力されるパラレルデータはI/Oポ
ート42に入力される。
【0069】I/Oポート42には、上記パラレルデー
タの他、リセット信号RSTLや、バスコントロール回
路32からのI/Oコントロール信号I/OCONTが
入力される。I/Oポート42は、I/Oコントロール
信号I/OCONTの状態に応じて、出力レジスタ40
から供給されるパラレルデータを接続装置に対して出力
するか、あるいは、接続装置から供給されるパラレルデ
ータを、次に述べるP/S変換回路36に対して出力す
るのかを制御する。
【0070】I/Oポート42と接続装置との間は、8
ビットのパラレルバスで双方向に接続されている。デー
タリード時に接続装置から供給されるパラレルデータ
は、I/Oポート42からP/S変換回路36に対して
出力される。P/S変換回路36は、I/Oポート42
から供給される8ビットのパラレルデータをシリアルデ
ータに変換する。P/S変換回路36から出力されるシ
リアルデータは、前出のバスコントロール回路32に入
力される。
【0071】バスコントロール回路32は、P/S変換
回路36から供給されるシリアルデータをシリアルデー
タ出力SDAOUTとして順次出力する。このシリアル
データ出力SDAOUTは、入出力バッファ44のイン
バータ46を介してNMOS48のゲートに入力され
る。入出力バッファ44のNMOS48のソースはグラ
ンドに接続され、そのドレインは、シリアルデータ信号
SDA1としてシリアルデータライン上に出力される。
【0072】入出力バッファ44からは、シリアルデー
タ信号SDA1として、バスコントロール回路32から
供給されるシリアルデータ出力SDAOUTが順次出力
される。なお、アクノリッジ信号は、ノーマルモードの
場合には、固有アドレスによって指定される1つのスレ
ーブデバイス14のSDA1端子またはスレーブデバイ
ス18のSDA端子からのみ出力され、ローカルモード
の場合には、全てのスレーブデバイス14のSDA2端
子から同時に出力される。
【0073】次に、図11に示すフローチャートを参照
しながら、本発明のシリアルデータ転送装置の動作につ
いて説明する。
【0074】同図フローチャートのステップS1に示す
ように、まず、リセット信号RSTLがローレベルとさ
れ、シリアルデータ転送装置10が初期化される。初期
化の後、ステップS2へ進み、スレーブデバイス14,
18は、マスタデバイス12からスタート信号(STA
RT)が出力されるのを検出する。なお、スレーブデバ
イス14,18は、スタート信号が検出されない場合
(N)、スタート信号が検出される(Y)まで繰り返し
検出を行う。スタート信号が検出されると、スタート信
号検出回路70の制御により、スタート検出信号STA
RTLがローレベルとなる。
【0075】続いて、ステップS3として、モード検出
回路90により、転送モードが、ノーマルモードなのか
ローカルモードなのかが検出される。その結果、ノーマ
ルモードである場合(N)にはステップS4に進み、I
ICバスの規格に準拠して通常処理が行われ、マスタデ
バイス12とスレーブデバイス14または18との間で
1対1にデータのやり取りが行われる。
【0076】一方、ローカルモードである場合(Y)に
はステップS5に進み、モード1であるかどうかが検出
される。なお、この場合、指定されるスレーブデバイス
は、言うまでもなく本発明を適用するスレーブデバイス
14のみである。ここで、モード1ではない場合(N)
には、イリガル動作であるためステップS2に戻る。モ
ード1であることが検出されると(Y)、モード検出回
路90の制御により、モード1信号Mode1Lがロー
レベルとなる。
【0077】その後、マスタデバイス12から全てのス
レーブデバイス14に対して、固有アドレスおよびデー
タ制御信号(この場合、ライトのみ)からなる1バイト
目のデータが送信される。ステップS6に示すように、
各々のスレーブデバイス14は、図4に示すSCLカウ
ンタ60のタイミング制御により、受信した固有アドレ
スと自分自身に設定されている固有アドレス信号とを比
較して、自分自身が指定されているのかどうかを検出す
る。
【0078】そして、固有アドレスとの一致が検出され
た場合(Y)、スレーブデバイス14は、ステップS7
に示すように、SDA1端子から、図1に示すシリアル
データラインSDA上にローレベルのアクノリッジ信号
を出力する。これを受信して、マスタデバイス12は、
指定しようとするスレーブデバイス14に対応する固有
アドレスおよびデータ制御信号からなる1バイトのデー
タを必要に応じて順次送信し、固有アドレスによって指
定されるスレーブデバイス14からアクノリッジ信号が
出力される。
【0079】以上の動作を繰り返し行うことにより、任
意の個数のスレーブデバイス14を指定することができ
る。なお、ローカルモードの場合に1つのスレーブデバ
イス14のみを指定しても構わないが、その場合には、
ノーマルモードを使用する方が好ましい。一方、スレー
ブデバイス14において、最終的に、固有アドレスとの
一致が検出されなかった場合(N)、後述するステップ
S14に進む。
【0080】続いて、ステップS8に進み、全てのスレ
ーブデバイス14において、図4に示すSCLカウンタ
60のタイミング制御により、データ制御信号(R/
W)が検出される。ローカルモードの場合には、任意の
個数のスレーブデバイス14が同時にアクセスされる
が、マスタデバイス12は全てのスレーブデバイス14
から同時にデータを受信(リード)することはできない
ため、データライト(W)ではない場合(N)にはイリ
ガル動作であるとしてステップS2へ戻る。
【0081】一方、データライト(W)である場合
(Y)、次のステップS9へ進む。ステップS9では、
モード2であるかどうかの検出が行われる。そして、モ
ード2ではない場合(N)、すなわち、ノーマルモード
やローカルモードのモード1が検出された場合には、リ
スタートであるものと認識され、ステップS2に戻る。
【0082】これに対して、モード2が検出された場合
(Y)、シリアルデータを順次取り込み、ステップS1
0において、図4に示すSCLカウンタ60の制御によ
り、8ビット(1バイト)のデータを受信したかどうか
が検出される。この時、8ビットのデータ入力がない場
合(N)には続くデータは存在せず、送信は終了である
からステップS13に進む。8ビットのデータ入力があ
る場合(Y)には次のステップS11へ進む。
【0083】ステップS11において、指定されている
全てのスレーブデバイス14のSDA2端子から、ロー
レベルのアクノリッジ信号が出力され、後述するステッ
プS16において出力される指定されていないスレーブ
デバイス14からのアクノリッジ信号と共に、図1に示
すORゲート16により、シリアルデータラインSDA
上にローレベルのアクノリッジ信号が出力される。マス
タデバイス12は、シリアルデータラインSDA上のア
クノリッジ信号を検出して、全てのスレーブデバイス1
4がデータを受信したことを確認し、次のデータを送信
する。
【0084】一方、指定された任意の個数のスレーブデ
バイス14では、ステップS12に示すように、図3に
示すバスコントロール回路32によって発生されるライ
トクロックWCLKにより、P/S変換回路34による
P/S変換後のパラレルデータが出力レジスタ40に保
持される。
【0085】そして、ステップS13において、スレー
ブデバイス14はストップ信号を検出する。スレーブデ
バイス14によりストップ信号が検出された場合
(Y)、ストップ信号検出回路80の制御により、スト
ップ検出信号STOPLがローレベルとされ、マスタデ
バイス12からスレーブデバイス14へのデータの送信
は終了となる。一方、ストップ信号が検出されない場合
(N)、マスタデバイス12からスレーブデバイス14
へ送信されるデータは複数バイトであるから、ステップ
S10へ戻って次の8ビットのデータを繰り返し受信す
る。
【0086】一方、ステップS6において、最終的に、
固有アドレスとの一致が検出されなかったスレーブデバ
イス14においては、ステップS14でモード2が検出
される。モード2が検出されない場合(N)、すなわ
ち、ノーマルモードやローカルモードのモード1が検出
された場合(N)、リスタートであると認識され、ステ
ップS3に戻る。モード2が検出された場合(Y)、S
CLカウンタ60の値が8になっているかどうかをステ
ップS15で検出する。すなわち、ステップS6におい
て、固有アドレスによって指定された任意の個数のスレ
ーブデバイス14が8ビットのデータを受信したかどう
かを検出する。なお、指定されていないスレーブデバイ
ス14には、マスタデバイス12から出力されるデータ
は受信(保持)されない。
【0087】ここで、SCLカウンタ60の値が8であ
る場合(Y)には、ステップS16において固有アドレ
スによって指定されなかったスレーブデバイス14から
も、固有アドレスによって指定されたスレーブデバイス
14と同じタイミングで、すなわち、ステップS11で
指定されたスレーブデバイス14がアクノリッジ信号を
返すのと同じタイミングでSDA2端子からアクノリッ
ジ信号が出力され、図1に示すORゲート16を介し
て、シリアルデータラインSDA上にローレベルのアク
ノリッジ信号が出力される。マスタデバイス12は、こ
のアクノリッジ信号を受信する。
【0088】また、SCLカウンタ60の値が8ではな
い場合(N)には、固有アドレスによって指定されたス
レーブデバイス14に続けて送信されるデータは存在せ
ず、送信は終了であるからステップS17に進む。ステ
ップS17は、ステップS13の場合と同じであるか
ら、ここでは、その繰り返しの説明は省略する。
【0089】次に、図12および図13に示すタイミン
グチャートを参照して、本発明のシリアルデータ転送装
置の動作を具体例を挙げて説明する。ここで、図12
は、ローカルモードのモード1に入る場合の動作の一例
を表すもので、続く、図13は、図12のタイミングチ
ャートに続く本発明のシリアルデータ転送装置の動作を
表すもので、モード1からモード2に入り、その後、ノ
ーマルモードに入る場合の動作の一例を表している。
【0090】まず、図12に示すように、リセット信号
RSTLがローレベルとされ、装置全体が初期化され
る。リセット信号がハイレベルとされた後、シリアルク
ロック信号SCLがハイレベルの期間に、シリアルデー
タ信号SDAを2回立ち下げる。これにより、スタート
検出信号STARTLが、1回目のシリアルデータ信号
SDAの立ち下りからシリアルクロック信号SCLの立
ち下りまでの間ローレベルとなるとともに、モード1信
号Mode1Lが、シリアルクロック信号SCLの立ち
下りでローレベルとなり、ローカルモードのモード1に
入る。
【0091】続いて、マスタデバイス12から、固有ア
ドレス(‘0100000’)およびデータ制御信号
(W)からなる1バイトのデータが送信される。既に述
べたように、データは、シリアルクロック信号SCLが
ローレベルの間に変化する。図12のタイミングチャー
トに示すように、SCLカウンタ60の値が1〜7の間
は、固有アドレスのビット6〜0が順次シリアルに送信
され、SCLカウンタ60の値が8の時にはデータ制御
信号が送信される。
【0092】そして、各々のスレーブデバイス14は、
固有アドレスおよびデータ制御信号からなる1バイトの
データを受信して、マスタデバイス12から送信されて
きた固有アドレスと自分自身にあらかじめ設定されてい
る固有アドレス信号とを比較し、自分自身の固有アドレ
ス(‘0100000’)と一致したスレーブデバイス
14(図示せず)のSDA1端子から、シリアルデータ
ラインSDA上にローレベルのアクノリッジ信号が出力
され、これをマスタデバイス12は受信して確認する。
【0093】図12のタイミングチャートでは、続い
て、固有アドレス(‘0100001’)およびデータ
制御信号(W)からなる1バイトのデータが送信され
る。同じく、図12のタイミングチャートにSDAOU
T(SDA1)で示すように、自分自身にあらかじめ設
定されている固有アドレス(‘0100001’)と一
致したスレーブデバイス14からアクノリッジ信号が出
力され、これをマスタデバイス12は受信して確認す
る。
【0094】続いて、図13のタイミングチャートに示
すように、シリアルクロック信号SCLがハイレベルの
期間に、シリアルデータ信号SDAを3回立ち下げる。
これにより、スタート検出信号STARTLが、1回目
のシリアルデータ信号SDAの立ち下りからシリアルク
ロック信号SCLの立ち下りまでの間ローレベルとなる
とともに、モード2信号Mode2Lのみがローレベル
となり、ローカルモードのモード2に入る。
【0095】続いて、マスタデバイス12から1バイト
のデータが送信される。図13のタイミングチャートに
示すように、SCLカウンタ60の値が1〜8の間は、
データ(FFh)(16進数)のビット7〜0が順次シ
リアルに送信される。そして、全てののスレーブデバイ
ス14のSDA2端子からアクノリッジ信号が出力さ
れ、図1に示すORゲート16を介してシリアルデータ
ラインSDA上にローレベルのアクノリッジ信号が出力
される。これをマスタデバイス12は受信して確認す
る。なお、アクノリッジ信号は、指定されているいない
に係わらず、全てのスレーブデバイス14のSDA2端
子から出力される。
【0096】これは、指定されていないスレーブデバイ
ス14のSDA2端子からアクノリッジ信号を出力しな
いと、図1に示すORゲート16からローレベルのアク
ノリッジ信号を出力することができないからである。し
たがって、指定されていないスレーブデバイス14のS
DA2端子からも、指定されているスレーブデバイス1
4と同じタイミングでアクノリッジ信号を出力する必要
がある。以下同じようにして、マスタデバイス12か
ら、指定されているスレーブデバイス14に対して同じ
データが同時に送信され、スレーブデバイス14から
は、データを受信した後、アクノリッジ信号が出力され
る。
【0097】そして最後に、シリアルクロック信号SC
Lがハイレベルの期間に、シリアルデータ信号SDAを
立ち上げる。これにより、ストップ検出信号STOPL
が、シリアルデータ信号SDAの立ち上がりから、その
次の立ち下りまでの間ローレベルとなるとともに、この
シリアルデータ信号SDAの立ち下りによってノーマル
モードに入り、スタート検出信号STARTLがローレ
ベルとなる。
【0098】本発明のシリアルデータ転送装置は、基本
的に以上のようなものである。なお、マスタデバイス1
2は1つ以上何個あってもよいし、スレーブデバイス1
4は2つ以上の複数個であれば何個であってもよい。ま
た、本発明のシリアルデータ転送装置は、ノーマルモー
ドではIICバス規格に準拠しているため、上記実施例
にも示すように、本発明を適用するスレーブデバイスと
従来構成のスレーブデバイスとを共存させて使用するこ
ができる。
【0099】上記実施例では、IICバス規格との互換
性を考慮して、各信号の極性や転送するデータのビット
数、具体的な回路構成等を例示しているが、IICバス
規格との互換性が不要であれば、本発明は上記具体例に
は何ら限定されない。以上、本発明のシリアルデータ転
送装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんであ
る。
【0100】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明のシリ
アルデータ転送装置は、ノーマルモードでは、マスタデ
バイスからスレーブデバイスに対して固有アドレスに対
応するアドレス情報を送信して、マスタデバイスとアド
レス情報に一致する固有アドレスを有するスレーブデバ
イスとの間で1対1にデータの送受信を行い、ローカル
モードでは、マスタデバイスから、指定しようとするス
レーブデバイスに対応する任意の個数のアドレス情報を
順次送信して、このアドレス情報に対応する任意の個数
のスレーブデバイスを指定し、指定された任意の個数の
スレーブデバイスに対して同じデータを同時に送信する
ものである。したがって、本発明のシリアルデータ転送
装置によれば、マスタデバイスと任意の複数個のスレー
ブデバイスとの間で同じデータを転送したい場合に、こ
れを一度のデータ転送で実現することができる。例え
ば、従来は3個のスレーブデバイスに同じデータを順次
送信していたものが、本発明では1回の送信で済み、2
回分の送信時間を削減することができる。本発明は、例
えば複数のRAM(ランダムアクセスメモリ)に同時に
00h(16進数)を書き込んで、その内容をクリアす
る時などのように、データ量が多い場合に特に有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシリアルデータ転送装置の一実施例
のブロック構成図である。
【図2】 マスタデバイスの一実施例の構成概略図であ
る。
【図3】 スレーブデバイスの一実施例のブロック構成
図である。
【図4】 バスコントロール回路の一実施例のブロック
構成図である。
【図5】 スタート信号検出回路の一実施例の構成回路
図である。
【図6】 図5に示すスタート信号検出回路の動作を表
す一実施例のタイミングチャートである。
【図7】 ストップ信号検出回路の一実施例の構成回路
図である。
【図8】 図7に示すストップ信号検出回路の動作を表
す一実施例のタイミングチャートである。
【図9】 モード検出回路の一実施例の構成回路図であ
る。
【図10】 図9に示すモード検出回路の動作を表す一
実施例のタイミングチャートである。
【図11】 本発明のシリアルデータ転送装置の動作を
表す一実施例のフローチャートである。
【図12】 本発明のシリアルデータ転送装置の動作を
表す一実施例のタイミングチャートである。
【図13】 図12に示す本発明のシリアルデータ転送
装置の動作の続きを表す一実施例のタイミングチャート
である。
【符号の説明】
10 シリアルデータ転送装置 12 マスタデバイス 14,18 スレーブデバイス 16,108 ORゲート 19,20 プルアップ抵抗 22 マイクロコントローラ 24 出力バッファ 26,44 入出力バッファ 28 入力バッファ 30 フィルタ 32 バスコントロール回路 34 S/P変換回路 36 P/S変換回路 40 出力レジスタ 42 I/Oポート 50 デバイスアドレス検出回路 54 WCLK生成回路 56 スタート信号/ストップ信号/モード検出回路 58 データ制御信号検出回路 60 SCLカウンタ 62 SDA1コントローラ 64 SDA2コントローラ 66 シリアルデータ保持回路 68 コントローラ 70 スタート信号検出回路 72,74,82,84,92,94,96,98,1
10 フリップフロップ 76,78,86,88,100 ANDゲート ストップ信号検出回路80 モード検出回路90 102,104,106 NANDゲート SDA シリアルデータライン SCL シリアルクロックライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを転送するためのシリアルデータラ
    インおよび前記データを保持するクロック信号を転送す
    るためのシリアルクロックラインを介して、少なくとも
    1つの制御する側のマスタデバイスと複数の制御される
    側のスレーブデバイスとの間を接続し、前記データの1
    つとして、前記マスタデバイスから前記スレーブデバイ
    スに対しアドレス情報を送信して所定の前記スレーブデ
    バイスを指定し、前記マスタデバイスと前記アドレス情
    報によって指定される所定の前記スレーブデバイスとの
    間でシリアルに前記データの転送を行い、前記データの
    転送終了後、前記スレーブデバイスから前記マスタデバ
    イスに対してアクノリッジ信号を送信するシリアルデー
    タ転送装置であって、 前記マスタデバイスは、前記シリアルデータラインおよ
    び前記シリアルクロックラインを介して、前記スレーブ
    デバイスとの間で前記データを送受信する手段と、前記
    データの転送モードを指定する手段と、前記スレーブデ
    バイスから前記アクノリッジ信号を受信する手段とを有
    し、 前記スレーブデバイスは、前記シリアルデータラインお
    よび前記シリアルクロックラインを介して、前記マスタ
    デバイスとの間で前記データを送受信する手段と、前記
    アドレス情報と各々のスレーブデバイスに独自の固有ア
    ドレスとを比較する手段と、前記データの転送モード
    が、前記マスタデバイスと前記スレーブデバイスとの間
    で1対1に前記データの送受信を行うノーマルモードな
    のか、前記マスタモードから、任意の個数の前記スレー
    ブデバイスに対して、同じ前記データを同時に送信する
    ローカルモードなのかを検出する手段と、前記ノーマル
    モードが指定された場合に前記アクノリッジ信号を出力
    する手段と、前記ローカルモードが指定された場合に前
    記アクノリッジ信号を出力する手段とを有し、 さらに、当該シリアルデータ転送装置は、前記ローカル
    モードが指定された場合に、全ての前記スレーブデバイ
    スから出力される前記アクノリッジ信号の論理をとって
    前記シリアルデータラインに出力する手段を有し、 前記ノーマルモードでは、前記マスタデバイスから前記
    スレーブデバイスに対して前記固有アドレスに対応する
    前記アドレス情報を送信して、前記マスタデバイスと前
    記アドレス情報に一致する固有アドレスを有するスレー
    ブデバイスとの間で1対1に前記データの送受信を行
    い、前記スレーブデバイスから前記マスタデバイスに対
    して前記アクノリッジ信号を直接送信し、 前記ローカルモードでは、前記マスタデバイスから、指
    定しようとする前記スレーブデバイスに対応する任意の
    個数の前記アドレス情報を順次送信して、このアドレス
    情報に対応する任意の個数の前記スレーブデバイスを指
    定し、指定された任意の個数の前記スレーブデバイスに
    対して同じ前記データを同時に送信し、全ての前記スレ
    ーブデバイスから前記マスタデバイスに対して、全ての
    前記スレーブデバイスから出力される前記アクノリッジ
    信号の論理をとって送信することを特徴とするシリアル
    データ転送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008217757A (ja) * 2007-02-06 2008-09-18 Seiko Epson Corp シリアル通信システム
JP2011250967A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Takasago Electric Ind Co Ltd 遊技機
WO2021117646A1 (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 通信装置および通信システム

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