JP2008539497A - 集積回路間におけるスレーブ装置の装置識別コーディング - Google Patents

集積回路間におけるスレーブ装置の装置識別コーディング Download PDF

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Abstract

1つの例示的実施形態によれば、通信プロトコルを実行するために使用するシリアルデータラインおよびクロックラインを有するシリアルデータ転送バスを用いる通信システムは、装置識別コーディングを用いて集積回路間(I2C)スレーブ装置を識別する機能を組み込む。通信システムは、1個または複数個のパラメータを識別する装置識別コードを有するスレーブ装置を含む。スレーブ装置内における通信回路は、I2Cシリアルデータ転送バス上で前記通信プロトコルを用いてマスタと通信するよう構成する。マスタ装置からの装置識別アドレスの送信に応答して、スレーブ装置はACKNOWLEDGEを送信するよう構成し、マスタ装置からのスレーブ装置アドレスおよび装置識別アドレスの送信に応答して、スレーブ装置はマスタに対して装置識別コードを送信するよう構成する。

Description

本発明は、一般に通信装置(デバイス)および方法に関するもので、より詳細には、集積回路間、すなわちI2C(inter-integrated circuit)間におけるスレーブ装置を、装置識別コーディングを用いて識別する方法および構成に関する。
フィリップス社が開発したI2C(Inter-Integrated Circuit)バスは、集積回路間で簡単な双方向2ラインバス(さらに給電および接地ライン)を介して直接的に相互通信を行うことを可能にする。装置(デバイス)は、バス上の2本のライン(ワイヤ)、すなわちデータ通信用のシリアルデータライン(SDA)と、装置(デバイス)間におけるデータ通信の制御および同期用のシリアルクロックライン(SCL)のそれぞれに装置が接続する。装置はそれぞれ他の各装置に対して並列に接続し、バスライン、すなわちSDAおよびSCLは、それぞれバスにおける全ラインの有線ANDとして機能する。各装置の出力はオープンコレクタ/オープンドレーン装置として構成し、1個または複数個のプルアップ抵抗は、バスの休止状態ではバス上で「弱い(soft)」論理的高レベル値を維持する。装置(デバイス)がバスへのアクセスを要求する場合、装置(デバイス)は、接地電位に対し導通状態にあるオープンコレクタ/オープンドレーン装置を介して、バスを論理的低レベル値に引き込む。
I2Cバスに接続した各装置はアドレスにより識別可能であり、トランスミッタもしくはレシーバまたはその両方として動作することができる。データ転送はマスタ‐スレーブ通信プロコトルを用いて実現する。マスタは、データ転送を開始し、かつこの転送を可能にするクロック信号を発生する装置(デバイス)である。アドレスされた(あて先となる)いかなる装置(デバイス)もこの転送のスレーブとみなされる。データ転送は、マスタがデータをスレーブに送信する(ここでは「書き込み」と称する)、またはスレーブからデータを要求する(ここでは「読み出し」と称する)することにより開始することができる。出力装置、例えばディスプレイ画面は、通常データ転送を開始することができないため、スレーブ装置としてのみ動作するよう設定することになる。これに対してマイクロプロセッサは、一般に、状況に応じてマスタまたはスレーブのいずれでも動作するよう設定される。
休止状態において、SDAおよびSCLバスラインの双方は、論理的高レベル状態にある(ここでは「高位(high)」または「論理状態1」と称する)。マスタは、SCLラインが高位(high)状態で、SDAライン上で論理的低レベル状態(ここでは「低位(low)」または「論理状態0」と称する)への移行(トランジション)をアサートすることによりデータ転送を開始する。これをSTART条件と称する。この後、マスタはSCLラインをトグルしてデータ転送の同期を制御する。データ値変化はSCLクロックが低位(low)時にSDAライン上で生じ、SDAラインの状態はSCLクロックが高位(high)時にのみ有効とみなされる。
複数のSTARTをアサートして同一の転送セッション内で一連のデータ転送を行うことができる。一般に、各データ転送は、あて先とされるデータ転送の受信側(レシピエント)からの確認応答(ACKNOWLEDGEMENT)を要求する。データ転送を終了するには、ホストによりSCLクロックが高位(high)時にSDAライン上で低位(low)から高位(high)への移行をアサートする。これをSTOP条件と称する。その後は、任意の装置が、上記のようにSDAライン上で高位(high)から低位(low)への移行をアサートすることによりマスタとしてバスの制御を担うことができる。参照の便宜のため、本明細書で用語「アサート」は、特定のロジック状態を生じさせ、または生じさせようと試みることを指すものとして用いる。論理高位(Logic high)状態への移行の例では、これは通常アサートする装置による強制プルダウン状態からバスを解放することにより行う。こうして論理高位(Logic high)状態をアサートすることにより、別の装置がプルダウン状態を強制していない限り、バス上の前記プルアップ手段によりバスを論理高位(Logic high)状態とすることができる。
I2Cデータ転送の一般的なフォーマットには、I2Cバスを形成するSDAラインおよびSCLラインの信号が関わる。START条件(S)は、SCLラインがhigh時におけるSDAラインの信号のhighからlowへの移行に対応する。STARTの後、ホストは通常7ビットのアドレスを送信し、その後読み出し/書き込み禁止(READ/WRITE-NOT)インジケータを送信する。アドレスおよびデータ転送指示(R/W-)を送信した後、ホストはSDAラインを解放してこれを論理highレベルに引き上げる。スレーブ装置は、アドレスを認識すると、バスをlowにプルすることにより確認応答信号(ACK)を送信する。したがって、ホストによるSDAライン解放時にlow信号がない場合、確認応答なし(NAK)を意味する。SDAのlowによりアドレスがACKNOWLEDGEされると、送信装置はデータを送信する。ホストに対するデータ転送指示が「読み出し(READ)」の場合、スレーブ装置は送信装置となる。ホストに対する指示が「書き込み(WRITE)」の場合はマスタ装置が送信装置となる。送信装置はSDAラインの制御を解放し、受信装置はSDAライン上で論理low値をアサートすることによりデータの受信をACKNOWLEDGEする。データがACKNOWLEDGEされると、送信側はさらなるデータを送信する。このプロセスを、データ全体の通信がなされるか、送信したデータ項目がNOT-ACKNOWLEDGED(確認応答なし)となるまで続行する。マスタは引き続きSTART信号を再アサートして上記プロセスを繰り返すか、または、STOP信号(P)をアサートしてこのデータ転送セッションを終了することができる。
上記インタフェースプロトコルは種々の方法で実施することができる。I2Cインタフェースのプログラミングまたは設計のための開発時間を短縮するため、種々の汎用インタフェーススキームが公開されている。1999年発行のニューメキシコ大学、アムリータ・デシュパンデ氏の修士論文「I2Cバスマスタ‐スレーブインタフェースの挙動(レジスタ転送レベル、RTL)モデルの設計(Design of a Behavioral (Register Transfer Level, RTL) Model of the Inter-Integrated Circuit or I2C-Bus Master-Slave Interface)」には、I2C装置への組み込み用I2Cマスタインタフェースおよびスレーブインタフェースを開示しており、これを本出願の参照文献として付記する。検証済みのI2Cインタフェースを提供することにより、システム設計者はI2Cの仕様およびプロトコルの詳細を述べる必要がなくなる。この論文におけるマスタとスレーブインタフェースの双方は状態‐機械ベースである。状態‐機械ベースのシステムおよび方法は、さらに、米国特許第6799233号に記載されており、これも参照文献として付記する。
1999年発行のニューメキシコ大学、アムリータ・デシュパンデ氏の修士論文「I2Cバスマスタ‐スレーブインタフェースの挙動(レジスタ転送レベル、RTL)モデルの設計(Design of a Behavioral (Register Transfer Level, RTL) Model of the Inter-Integrated Circuit or I2C-Bus Master-Slave Interface)」 米国特許第6799233号明細書
本発明の諸態様は、I2Cスレーブ装置を、装置識別コーディングを用いて識別するための方法および構成に関し、上記の問題に取り組み、これを克服するものである。
1つの例示的実施形態によれば、通信プロトコルを実施するために使用するシリアルデータラインおよびクロックラインを有するシリアルデータ転送バスを用いた通信システムは、装置識別コーディングを使用してI2Cスレーブ装置を識別する機能を組み込む。この通信システムは、1個または複数個のパラメータを識別する装置識別コードを有するスレーブ装置を有する。スレーブ装置における通信回路は、前記通信プロトコルを用いてI2Cシリアルデータ転送バス上のマスタ装置と通信するよう構成する。マスタ装置からの装置識別アドレスの送信に応答して、スレーブ装置がACKNOWLEDGEを送信するよう構成し、マスタ装置からのスレーブ装置アドレスおよび装置識別アドレスの送信に応答して、スレーブ装置は装置識別コードをスレーブ装置からマスタ装置に送信するよう構成する。
1つの例示的実施形態によれば、本発明は、マスタ装置から、I2Cシリアルデータ転送バス上に装置識別アドレスを送信することを含む方法に関する。ACKNOWLEDGEをマスタ装置が1個または複数個のスレーブ装置から受信する。特定のスレーブ装置を識別するスレーブ装置アドレスを、I2Cシリアルデータ転送バス上にマスタ装置から送信する。マスタ装置はI2Cシリアルデータ転送バス上の装置識別アドレスを再送信し、前記特定のスレーブ装置から識別コードを受信する。マスタ装置は、識別コードを用いて前記特定のスレーブ装置における1個または複数個のパラメータを識別する。
上述した本発明の要約は、本発明の各実施形態や実施方法のすべてを記載することを意図したものではない。本発明の利点および効果は、下記の詳細な説明および特許請求の範囲を添付の図面と併せて参照することにより明らかとなり、かつ理解されるであろう。
本発明は、発明の種々の実施形態に関する下記の詳細な説明を、添付の図面と併せて考慮することにより、より完全に理解することができるであろう。
本発明には種々の変更および代替的な形態が可能であるが、発明の仕様を図面の例を用いて示すとともに以下詳細に説明する。しかし、本発明は、説明する特定の実施形態に限定することは意図していないことを理解されたい。逆に、添付の特許請求の範囲により定義する本発明の範囲内でのあらゆる変更、同等案、代替案をも包含するものである。
本発明は、一般に装置識別コーディングを用いて集積回路間(I2C)スレーブ装置を識別する方法および構成に適用することができる。本発明は、集積回路間シリアルデータ通信バス、すなわちI2C(Inter Integrated circuit)シリアルデータ通信バスに特に有利であると考えられるが、他のバスおよび通信プロトコル、例えば、システムマネージメントバス(SMBus)アーキテクチャおよび/またはプロトコル、またはその他のシリアルデータ通信システムに関しても利点を持つ。説明の便宜のため、限定するものではないが、本発明を、スレーブ装置との通信を制御するマスタ装置を有するI2Cバスに関連して説明する。
マスタはI2Cバスアーキテクチャ上のI2Cスレーブとの通信の制御を行う。I2Cスレーブには、携帯電話、PDA、およびスマートフォンから液晶テレビ、医療機器、ゲームその他にまでわたる分野において、多種多様な用途がある。I2Cスレーブの特殊な用途として、汎用入出力(GPIO)装置がある。この種の装置には、入力または出力として使用できる多機能ピンが多数ある。入力として使用する場合、これらのピンは、通常モニタ中の所定信号の状態を示す。出力として構成する場合、これらの装置は、例えば発光ダイオード(LED)の駆動用に用いることができる。これらの出力は、通常バンクに分けられ、I2Cバスを介してプログラムされる。
1つの例示的実施形態によれば、通信プロトコルを実施するために使用するシリアルデータラインおよびクロックラインを有するシリアルデータ転送バスを用いた通信システムは、装置識別コーディングを用いたI2Cスレーブ装置の識別により連携する。通信システムは、1個または複数個のパラメータを識別する装置識別コードを有するスレーブ装置を有する。スレーブ装置内における通信回路は、I2Cシリアルデータ転送バス上で通信プロトコルを用いてマスタ装置と通信するよう構成する。マスタ装置からの装置識別アドレスの送信に応答して、スレーブ装置がACKNOWLEDGEを送信するよう構成し、マスタ装置からのスレーブ装置アドレスおよび装置識別アドレスの送信に応答して、スレーブ装置が装置識別コードをスレーブ装置からマスタ装置に送信するよう構成する。
業界には様々な用途のI2Cスレーブ装置を製造する製造業者が多数ある。したがって、或るシステム内で、異なる製造業者により製造された、異なる種類のI2Cを使用することができる。本発明による装置IDは、ソフトウェアを通じて製造者、装置タイプおよび装置リビジョンなどのパラメータを識別する1つの手法である。
本発明による装置識別のためのプロトコルは、すべてのスレーブ装置がその固有の装置IDに応答する簡単かつ統一的な方法を提供する。1つの例示的実施形態において、装置IDは3バイト(24ビット)の読み出し専用ワードとし、次の情報、すなわち、12ビットは製造者毎の固有製造者名(例:Philips)、9ビットは製造者により割り当てられる部品識別記号(例:PCA9698)、3ビットは製造者により割り当てられる金型(ダイ)リビジョン番号(例:Rev.X)の情報を与える。
この例において、装置IDは読み出し専用で装置にハードウェア組み込みとしたもので、以下の方法でアクセスすることができる:
1. マスタはI2CバスにSTARTコマンドを送信する。
2. マスタは装置IDアドレス「1111100」を、0(書き込み)としたRead/Write#ビットセットとともに送信する。
3. 次に、マスタは、識別を必要とするスレーブ装置のI2Cスレーブアドレスを送信する。LSBはdon’t-care(無関係)値とする。ただ1個の装置が、このバイト(前記I2Cスレーブアドレスを有する装置)をACKNOWLEDGEしなければならない。
4. マスタはRe-STARTコマンドを送信する。
5. マスタは装置IDアドレス「1111100」を1(読み出し)としたRead/Write#ビットセットとともに送信する。
6. 装置IDのRead(読み出し)は、製造者ビットである12ビット(第1バイト+次バイトのうち4ビット)から開始し、次いで9ビットの部品識別ビット(第2バイトの4LSB+第3バイトのうち5MSB)、さらに金型リビジョンビットである3ビット(第3バイトのうち3LSB)を読み出すことができる。
7. マスタは、読み出しシーケンスを最終バイトにNACK(NO-ACKNOWLEDGE)応答することにより終了する。
注1: 装置IDの読み出しは、任意のバイトのNO-ACKNOWLEDGEを送信することによりいつでも中断することができる。
注2: マスタが第3バイトの後も引き続きACKNOWLEDGEバイトを送信する場合、装置は第1バイトに引き返し、NO-ACKNOWLEDGEを受信するまで装置IDの送信を続行する。
シリアルバス上の装置識別コーディングを用いたI2Cスレーブ装置は、汎用入出力(GPIO)装置、または他のスレーブ装置として構成することができる。通信システムはI2C、SMBusおよび/またはその他のシリアル通信の仕様に準拠するものとすることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る、装置識別コーディングを用いてI2Cスレーブ装置を識別するためのデータ通信システム100のブロック図である。SDAライン110およびSCLライン120をI2Cデータバス125として構成する。マスタ装置130およびスレーブ装置140をI2Cデータバス125に接続する。マスタ装置130は、それぞれSCLライン120およびSDAライン110と電気的に接続したクロックコネクション134およびデータコネクション132により、I2Cデータバス125に電気的に接続する。
スレーブ装置140は、それぞれSCLライン120およびSDAライン110と電気的に接続したクロックコネクション144およびデータコネクション142により、I2Cデータバス125に電気的に接続する。マスタ装置130はI2Cバス上に装置IDアドレスの書き込み152を行い、次いで該マスタ装置130が識別を希望するスレーブ装置140アドレスの書き込み154を行い。マスタ装置130は、ACKNOWLEDGEを受信すると、再度装置IDアドレスの書き込み156を行う。
スレーブ装置140は書き込み152から最初の装置IDを読み出し、ACKNOWLEDGE164を送信する。次いでスレーブ装置140は書き込み154から自己のスレーブ装置アドレスを読み出す。このスレーブアドレスの読み出し166に対応して、スレーブ装置140はI2Cデータバス125にその装置IDコードの書き込み168を行う。
図2は、本発明の実施形態による、装置識別コーディングを実施するデータ通信システムのシリアルデータストリーム200の説明図である。シリアルデータストリーム200をI2C通信プロトコルに基づいて図2に示す。装置IDアドレス202がI2Cバス上のマスタにより送信するSTART条件222の後に続く。装置IDアドレス202を認識するすべてのスレーブ装置がACKNOLEDGE224を書き込む。次いでマスタが識別を希望するスレーブ装置のスレーブアドレス204を書き込み、次にスレーブ装置からのACKNOWLEDGE信号228が続く。次にマスタはre-START208を出して装置IDアドレス206を再送信し、これがスレーブ装置によりACKNOWLEDGE230される。
スレーブ装置は次に自己の装置IDコードを送信する。例えば、装置IDコードには製造者名を識別するビット群を含めることができる。これはデータワード232のビットM11〜M4、および次のデータワードの一部234におけるビットM3〜M0にコード化されている。I2C通信プロトコルに従い、マスタ装置はデータワード232のビットM4を受信した後ACKNOWLEDGE240を出す。部品の識別子は第2のデータワードのビットP8〜P5を含む部分236、およびビットP4〜P0を含む部分238にエンコードすることができる。再びI2C通信プロトコルに従い、マスタ装置は部分236のビットP5を受信した後ACKNOWLEDGE242を出す。最後に、部分248にはビットR2〜R0にエンコードしたリビジョン情報を含むことができる。第3のワードを送信した後にNACK244が続き、この後マスタはSTOP246を書き込む。
図3は、本発明の実施形態に係る、装置識別コーディングを用いたI2Cスレーブ装置の識別を実施するシステム300のブロック図である。スレーブ装置320はI2Cバス310に接続する。スレーブ装置320を図3にGPIO装置として示す。スレーブ装置320は、装置ID330、例えば不揮発性メモリに書き込まれたコード、またはスレーブ装置320にハードウェアに組み込まれたコード、またはレジスタにプログラムされたコードを含む。スレーブ装置は、例えば図1につき説明したステップ162、164、166および168を行うことにより装置識別を行うよう構成する。
図4は、本発明の実施形態による、装置識別コーディングを用いたI2Cスレーブ装置の識別のための方法400のフローチャートである。この方法400には、GPIO装置などI2Cシリアルデータバスに接続した多数のスレーブ装置が関わり、これらのスレーブ装置はバス上でマスタ装置に対し個別に自己を識別する。マスタ装置はI2Cバス上に装置IDアドレスを送信する(ステップ410)。自己識別するよう構成したすべてのスレーブ装置が、装置IDアドレスをACKNOWLEDGEする(ステップ420)。ついでマスタは特定のスレーブ装置を識別する特定のスレーブ装置アドレスを送信する(ステップ430)。つぎにマスタは最小有効ビット(最下位ビット)のREAD(読み出し)と併せて装置IDアドレスを再送信する(ステップ440)。このとき、識別されたスレーブが、例えば3バイトコードなどの装置IDコードを送信する。これをマスタ装置がI2Cシリアルデータ送信プロトコルに基づいて受信する(ステップ450)。つぎに、マスタはステップ450で受信したIDに基づいてスレーブ装置の1個または複数個のパラメータを識別する(ステップ460)。パラメータとしては、これらに限定するものではないが、製造者、モデル、シリアルナンバ、バッチナンバ、ハードウェアバージョン、ソフトウェアバージョン、製造日その他所望のパラメータがある。GPIO装置を本発明による方法400を実施するスレーブ装置として用いるのは説明目的のためのみであって、これに限定するものではない。
ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせにより、本明細書で説明した装置識別コーディングを用いたI2Cスレーブ装置の識別のための多様な実施形態を行うことができる。本発明との関連で用いられるマスタ装置の機能は、説明した通りI2Cマスタ装置内に設けてもよいし、また、代案としてシリアルデータ通信システム100に接続したスタンドアローンまたはネットワークコンピュータ上に設けてもよい。図1に示したシリアルデータ通信システム100は例示的な構成であり、上記のような通信システム、コンピュータその他のコンピュータ内蔵装置とともに用いて本発明の動作を行うことができる。
図1に示した例示的マスタ装置130および/またはスレーブ装置140は本発明の実施形態を行うのに好適なものであるが、これらマスタ装置130および/またはスレーブ装置140としては、一般にランダムアクセスメモリ(RAM)に接続した中央処理装置(CPU)および/またはいくつかの種類の読み出し専用メモリ(ROM)がある。ROMは、プログラム格納が可能な他のタイプのストレージ媒体、例えばプログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)など、とすることができる。プロセッサは、入出力(I/O)回路および/またはその他のバス経路を通じて他の内部および外部コンポーネントと通信することができ、制御信号、通信信号などを与える。
また、マスタ装置130および/またはスレーブ装置140としては、1個または複数個のデータストレージ装置があり、このようなデータストレージ装置としては、ハードディスクおよびフロッピーディスク(登録商標)駆動装置、CD-ROM駆動装置、およびその他情報を読み出しおよび/または記憶できるハードウェア、例えばDVDがある。実施形態の1つでは、装置識別コーディングを用いてI2Cスレーブ装置を識別するためのソフトウェアを、CD-ROM、フロッピーディスク、その他情報を持ち運び可能な形態で記憶することが可能な媒体上に保存し、頒布することができる。これらのストレージ媒体は、CD-ROM駆動装置、ディスク駆動装置などに挿入して読み出すことができる。ソフトウェアはデータ信号を介してコンピュータ装置に送信することもでき、例えばインターネットなどのネットワークを介して電子的にダウンロードすることができる。さらに、上述したように、本発明に関する機能を実行するためのソフトウェアを、代案として、コンピュータ装置の内部メモリ/ストレージ、例えばROMに記憶することができる。
コンピュータで読み出し可能なプログラムコードを有する成果物としての任意のプログラムは、コンピュータ利用可能な1個または複数個の媒体、例えばメモリ装置または送信装置に実装することができ、これにより、本発明によるコンピュータプログラム製品または商品を作成することができる。このように、本明細書で用いる用語「コンピュータ読み出し可能媒体」、「商品」、「コンピュータプログラム製品」その他同様の語は、恒久的、一時的、または過渡的に、任意のコンピュータ使用可能媒体上、例えば任意のメモリ装置上または任意の送信装置内に存在するコンピュータプログラムを包含することを意図している。
本明細書(添付の特許請求の範囲、要約書、図面を含む。)に開示した特徴のそれぞれは、明示的に断りがない限り、同一、同等または同様の目的を持つ代替的な特徴で置き換えることが可能である。このように、明示的に断らない限り、開示した特徴のそれぞれは同等または同様の特徴の上位概念的な集合の一例であるにすぎない。
本発明は、上述した特定の例に限定されるものと解してはならない。多種多様な修正、同等の方法、ならびに本発明を適用可能な多数の構成が本発明の範囲内にある。例えば、本発明に係る、装置識別コーディングを用いたI2Cスレーブ装置の識別のための実施形態を、SMBusその他のバス構成など、同様の構成を有する共通バス上の装置間通信のための一方向または双方向インタフェースを用いて実施することも可能である。このような変更は、添付の特許請求の範囲により適正に記載する本発明における請求の範囲の一部と考えることができる。
本発明の実施形態による、I2Cスレーブ装置識別コーディングを実施するデータ通信システムのブロック図である。 本発明の実施形態による、I2Cスレーブ装置識別コーディングを実施するデータ通信システムのデータストリームの説明図である。 本発明の実施形態による、装置識別コーディングを用いてI2Cスレーブ装置を識別することを実施するシステムのブロック図である。 本発明の実施形態による、装置識別コーディングを用いてI2Cスレーブ装置を識別する方法のフローチャートである。
符号の説明
100 データ通信システム
110 SDAライン
120 SCLライン
125 I2Cデータバス
130 マスタ装置
132 データコネクション
134 クロックコネクション
140 スレーブ装置
142 データコネクション
144 クロックコネクション
152 書き込み
154 書き込み
156 書き込み
164 ACKNOWLEDGE
166 読み出し
168 書き込み

Claims (4)

  1. 通信プロトコルの実施に用いるシリアルデータラインおよびクロックラインを有するI2Cシリアルデータ転送バスを使用する通信システム内におけるマスタ装置が、前記I2Cシリアルデータ転送バスに接続したスレーブ装置を識別する方法において、
    前記マスタ装置から前記I2Cシリアルデータ転送バス上に装置識別アドレスを送信するステップと、
    前記マスタ装置が、1個または複数個のスレーブ装置から確認応答のACKNOWLEGEを受信するステップと、
    前記マスタ装置から、特定のスレーブ装置を識別するスレーブ装置アドレスを前記I2Cシリアルデータ転送バス上に送信するステップと、
    マスタ装置から、前記装置識別アドレスをI2Cシリアルデータ転送バス上に再送信するステップと、
    マスタ装置が、前記特定のスレーブ装置から識別コードを受信するステップと、
    前記識別コードを用いて、前記特定のスレーブ装置における1個または複数個のパラメータを識別するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記特定のスレーブ装置における1個または複数個のパラメータを識別するステップは、マスタ装置が、前記特定のスレーブ装置から製造コードを受信するステップを含むことを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、前記特定のスレーブ装置における1個または複数個のパラメータを識別するステップは、マスタ装置が、前記特定のスレーブ装置から部品識別コードを受信するステップを含むことを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、前記特定のスレーブ装置における1個または複数個のパラメータを識別するステップは、マスタ装置が、前記スレーブ装置からリビジョンコードを受信するステップを含むことを特徴とする方法。
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