JP2008216635A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像ローラ端部からのトナー漏れを防止する現像装置と画像形成装置を提供する。
【解決手段】摺動部材31上に摺動部材31より軟質である弾性部材32を積層して端部シール部材30を構成し、摺動部材31に現像ローラ25の外周面に摺動可能に当接した摺接部31dを設け、弾性部材32に現像ローラ25の外周面に当接する当接部32dを設け、その当接部32dの摺接部31dとの境界部分にスリット部32e、32fを設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、プリンタ、又はファクシミリ装置等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置で用いられる現像装置に関し、特に、一成分現像剤を用いた現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
一成分現像方式の現像装置においては、装置本体内に収容されたトナーを供給ローラにより現像ローラの表面に送り込み、この現像ローラに規制ブレードを当接させてトナー量を規制すると共に摩擦帯電させ、現像ローラを回転させてトナーを感光体と対向する現像領域に導いて感光体上に形成された静電潜像を現像し、現像ローラの表面に残ったトナーを供給ローラによって現像ローラの表面から離脱させると共に新たなトナーを現像ローラに供給する現像装置が知られている。
このような非磁性トナーを用いた現像装置は、現像ローラの端部近傍からトナーが外部へ漏れ出す、いわゆるトナー漏れが生じやすく、画像形成装置内をトナーで汚す不都合を招きやすかった。そこで従来では、現像ローラの端部近傍に端部シール部材を別途設けて、現像容器と現像ローラの軸方向の両端部間からのトナーの漏れ出しを防止している。
しかしながら、上記従来の現像装置を用いて、現像動作を多数回繰り返した場合、現像ローラの両端部のトナー層厚が徐々に増加していく現象が生じる。この結果、現像ローラの両端部分においてトナー層が厚すぎるが故にトナーが飛散する問題が生じ、さらにトナーが現像ローラの表面から外部にこぼれ落ち、画像形成装置内を著しく汚してしまう問題が生じた。
そこでこのような問題の発生を防止しようということで、特許文献1では、現像剤流量規制部材を、端部シール部材の両端部内壁に沿って規制ブレードの現像ローラへの当接部と現像ローラとに対向させて、端部シール部材と現像ローラ及び供給ローラに非接触に設けることにより、この部分でトナーが飛散することやトナーが現像ローラの表面から外部にこぼれ落ちることを防止しようとしている。
特開平11−190936号公報(段落[0023]、図3、図4)
しかしながら、上述した従来技術では、現像剤流量規制部材と現像ローラに隙間があるために、トナーがその隙間から端部シール部材まで回り込み、端部シール部材のトナー圧力が徐々に高くなってトナーが漏れるという問題があり、さらに現像剤流量規制部材を端部シール部材と別設しているために、現像剤流量規制部材と端部シール部材との間に生じる隙間にも回り込んでトナーが漏れるという問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、現像ローラの端部からトナー漏れを防止する現像装置と画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、現像剤を収容する現像容器と、該現像容器内に回動可能に配置され静電潜像の形成された像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向配置され前記現像剤担持体上に形成される現像剤層厚を規制する規制部材と、前記現像剤担持体の外周面に軸方向両端部で摺接する端部シール部材とを備えた現像装置において、前記端部シール部材は、前記現像剤担持体に摺動可能に当接した摺接部を有する摺動部材と、該摺動部材の前記現像剤担持体に当接する側とは反対の面上に積層された前記摺動部材より軟質である弾性部材とで構成されており、前記弾性部材は、前記摺動部材に重なる部分が圧縮されることにより前記現像剤担持体に当接する当接部を有し、前記当接部の前記摺接部との境界部分にスリット部が設けられたことを特徴としている。
この構成によると、端部シール部材が現像剤担持体に当接すると、その当接した圧力により当接部と摺接部上の弾性部材がともに収縮するが、摺接部上の弾性部材が当接部のものよりも大きく収縮するために当接部の摺接部との境界部分に凹みを生じさせる、当接部を摺接部側に引き込む力が、スリット部材により発生しないので、その境界部分の凹みが解消される。
また、本発明は、前記スリット部が前記現像剤担持体の回転方向に設けられていることを特徴としている。この構成によると、摺接部と当接部との回転方向の境界部分に凹みが発生しない。
また、本発明は、前記スリット部の切り込みの深さが前記摺動部材の厚みより大きいことを特徴としている。この構成によると、凹みを発生させる収縮力が解除され、弾性部材と摺動部材が現像剤担持体面に均一に当接する。
また、本発明は、前記弾性部材の前記摺動部材の前記現像剤担持体に当接する側とは反対の面上に重なる部分にフイルム部材を積層したことを特徴としている。この構成によると、摺動部材が適切な圧力で現像剤担持体に当接摺動する。
また、本発明は、上記の構成の現像装置が搭載された画像形成装置である。
本発明によると、摺動部材上に弾性部材を積層した端部シール部材において、現像剤担持体の外周面に摺動可能に当接した摺接部を摺動部材に設けて、現像剤担持体の外周面に当接する当接部を弾性部材に設け、その当接部の摺接部との境界部分にスリット部を設けたので、その境界部分に凹みを発生させることがなく、弾性部材と摺動部材が現像剤担持体面に均一に当接するために、その境界部分に現像剤が滞留することが抑制され、端部シール部材から現像剤が漏れることを防止することができる。
また、本発明によると、スリット部が現像剤担持体の回転方向に設けられているので、摺接部と当接部との回転方向の境界部分に凹みが発生しないために、その境界部分に現像剤が滞留することが抑制され、端部シール部材から現像剤が漏れることを防止することができる。
また、本発明によると、スリット部の切り込みの深さが摺動部材の厚みより大きいので、摺動部材と弾性部材が現像剤担持体面に均一に当接して、その境界部分に現像剤が滞留することが抑制され、端部シール部材から現像剤が漏れることを防止することができる。
また、本発明によると、弾性部材の摺動部材上に重なる部分にフイルム部材を積層したので、摺動部材が適切な圧力で現像剤担持体に当接摺動するために、摺動部材に現像剤の良好なシール性を与えることができるとともに、現像剤が摺動部材と現像剤担持体との間に回り込んでも、摺動する際に発生する熱により現像剤が凝集することを抑制することができる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。本発明の実施形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の画像形成装置の全体構成を示す概略図である。画像形成装置100では、コピー動作を行う場合、装置本体内において、図中の反時計回りに回転する感光体ドラム1が帯電ユニット2により一様に帯電される。そして、パーソナルコンピュータ等から画像入力部(図示せず)に入力された原稿画像データに基づいて露光ユニット3から感光体ドラム1上にレーザビームが照射され、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム1は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電ユニット2により表面を帯電させるようになっている。そして、露光ユニット3からのレーザビームを受けた表面に帯電を減衰させた静電潜像を形成する。感光層を形成する感光材料としては、アモルファスシリコン感光体や有機感光体(OPC感光体)が用いられる。
現像ユニット4は、トナーを感光体ドラム1上に供給するロータリー式であり、現像装置と現像容器が一体化されたカートリッジ式のイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色の現像装置4a、4b、4c及び4dを備えており、現像装置4a〜4dを感光体ドラム1に対向する位置に順次回転移動させることにより、感光体ドラム1上の静電潜像に正極性トナーが付着されて各色のトナー像が形成される。
中間転写ベルト5は、トナー像を転写するために、中間転写ローラ6a、6b、ベルト駆動ローラ8及び従動ローラ9に掛け渡され、感光体ドラム1に当接しながら図示しない駆動手段により図中の時計回りに回転する。中間転写ベルト5には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、所定のタイミングにより感光体ドラム1上にイエローのトナー像の形成を行う。そして、負極性の転写バイアスが印加された中間転写ローラ6a、6bにより感光体ドラム1上のイエローのトナー像が中間転写ベルト5上に転写される(一次転写)。その後、感光体ドラム1の表面に残留したトナーがクリーニングローラ7a及びクリーニングブレード7bにより除去され、現像ユニット4は所定量(ここでは90°)回転して、上記と同様に今度はマゼンタのトナー像が感光体ドラム1上に形成され、中間転写ベルト5上に転写される。
以下、上述と同様の方法により、感光体ドラム1からシアン及びブラックのトナー像が中間転写ベルト5上に転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。転写ローラ13が中間転写ベルト5の下部に配置され、ベルトクリーニングブレード14が中間転写ベルト5表面の残留トナーを除去する。
上記のようにトナー像が形成された中間転写ベルト5に向けて、記録媒体としての用紙Pが給紙機構10から給紙ローラ11及びレジストローラ対12を経由して搬送され、中間転写ベルト5の表面に順次形成されたフルカラーのトナー像が負極性の転写バイアスが印加された転写ローラ13により用紙Pに一度に転写される(二次転写)。そして、転写された用紙Pは、定着ローラ40により加熱及び加圧されてトナー像が用紙Pの表面に定着され、所定の画像が形成される。定着装置15を通過した用紙Pは、用紙搬送路16及び排出ローラ対17を介して排出トレイ18に排出される。
(第1実施形態)
図2は、上述の画像形成装置に用いられる本発明の第1実施形態である現像装置の側面断面図、図3は第1実施形態の現像装置の現像ローラと端部シール部材の側面断面図、及び図4は第1実施形態の現像装置の規制部材を外して下側から見た現像ローラと端部シール部材の平面部分図である。なお、以下の説明では、図1の感光体ドラム1と相対する現像装置4aの構成及び動作について説明するが、現像装置4b〜4dの構成及び動作については基本的に同様であるので説明は省略する。
図2に示すように、現像装置4aは、樹脂製の現像容器20内に、非磁性一成分現像剤としてのトナーが収納されるトナー攪拌部21と、トナー攪拌部21からトナーが供給されるトナー供給部22とが設けられている。トナー供給部22内には、潜像を担持する感光体ドラム1(図1参照)と現像ニップ部で対面し、その潜像を現像するための現像剤担持体としての現像ローラ25、現像ローラ25にトナーを供給するための供給ローラ26、現像ローラ25上のトナー層厚を規制する金属製の規制部材としての規制ブレード27及び現像ローラ25に摺動可能に当接する端部シール部材30が設けられている。
供給ローラ26は、その材質がスポンジ構造であり、矢印A方向に回転可能に現像容器20に支持され、矢印A方向に回転することによりトナー供給部22のトナーを現像ローラ25に搬送する。
現像ローラ25は、供給ローラ26に搬送当接部Nで当接して供給ローラ26と同方向の矢印B方向に回転駆動され、搬送当接部Nに対して現像ローラ25の回転方向の下流側でその表面上に担持したトナー層が取り付け板34に固設された規制ブレード27によって層厚規制され、矢印B方向の回転により回転トナーを現像ニップ部に搬送する。
図3に示すように、端部シール部材30は、現像容器20の現像ローラ25を支持した両端の壁に供給ローラ26側に貼り付けられ、現像ローラ25の外周面を摺接し、凹部30aが搬送当接部Nの近傍に設けられ、凹部30aの回転方向(矢印B方向)下流側に斜面部30bが形成されている。端部シール部材30の軸方向の構成については、図4に示すように端部シール部材30は、現像ローラ25をその軸方向の両端部において摺接し、斜面部30bが現像ローラ25の回転方向(矢印B方向)上流側から下流側に向かって軸方向外側(回転軸25a側)からその内側(トナー担持領域側)に突出して傾斜し、現像ローラ25の回転方向(矢印B方向)を基準とした傾斜角αが45度であり、現像ローラ25の両端部に流れるトナーをトナー担持領域に導き、トナー漏れを防止している。斜面部30bの傾斜角αが30〜45度であれば、現像ローラ25の両端部におけるトナーの流れは良好である。
図5は、図4に示す端部シール部材30をZ−Z部分で回転軸25aの中心方向に断面した側面断面図である。端部シール部材30は、現像ローラ25の軸方向外側の摺接部31dで現像ローラ25に摺動可能に当接する摺動部材31と、その軸方向内側の当接部32dで現像ローラ25に当接する弾性部材32とを備え、摺動部材31と弾性部材32との境界部分にスリット部32eが形成されている。
摺動部材31は、その摺接部31dが現像ローラ25の両端部からのトナー漏れを防止し、フッ素繊維製の不織布またはパイル構造等の摺動性の高い材料で構成されている。フッ素繊維製の不織布またはパイル構造材は現像ローラ25の摺動性とトナーのシール性が良好であり、特に重合トナー等の粒径の小さいトナーに適する。粉砕トナー等の粒径の大きいトナーには高密度ポリエチレン等でも良い。
弾性部材32の材質は、弾性を有して摺動部材31より軟質な材料であり、スポンジやウレタンフォームが良いが、重合トナー等の粒径の小さいトナーを用いる場合には、ウレタンフォームの中でも高密度で極微細、且つ均一なセル構造であるもの、例えば高密度マイクロセルポリウレタンフォームがよく、他にはシリコン等のゴム材料がよい。
次に、端部シール部材30の摺動部材31と弾性部材32との積層構成を説明する。図6は、現像ローラ25を取り付ける前の端部シール部材30を展開して現像ローラ25側から見た斜視図である。
端部シール部材30は、摺動部材31の摺接部31dとは反対側の面上に弾性部材32が接着剤により固定されて積層されている。接着剤に替えて両面粘着テープにより摺動部材31と弾性部材32を固定してもよい。
摺動部材31は、帯形状であり、現像ローラ25の軸方向内側に向いた矩形の切り欠きが面31a、31b及び31cで形成され、摺接部31dが現像ローラ25に摺動可能に当接して、現像ローラ25の両端部からのトナー漏れを防止している。
弾性部材32は、その厚み(弾性部材32と摺動部材31の積層方向の長さ)が摺動部材31の厚みよりも大きく、摺動部材31と略同じ大きさの帯形状であり、摺動部材31と略同じ位置にその軸方向内側に向いた台形の切り欠きが面32a、32b及び32cで形成され、その切り欠きに隣接して当接部32dが形成されて、当接部32dでは摺動部材31が積層されていない。
上述の構成の端部シール部材30が現像ローラ25に摺接すると、現像ローラ25に摺接する圧力により、先ず摺接部31dを積層した部分の弾性部材32が収縮し、その収縮が大きくなると次に摺動部材31を積層していない当接部32dが現像ローラ25に当接して、当接部32dと摺接部31dを積層した部分の弾性部材32がともに収縮するが、摺接部31dを積層した部分の弾性部材32が当接部32dのものよりも大きく収縮することになる。なお台形形状部分の当接部32dが現像ローラ25に当接する構成であるが、これに替えて当接部32dを回転方向に延在させて、面32a、32b及び32cで形成される切り欠き部分以外の軸方向内側の全面を現像ローラ25に当接させてもよい。ここで面32bは図4に示す斜面部30bを構成している。
図6に示すスリット部32e、32fは、当接部32dに形成される切り込みであり、回転方向(矢印B方向)に設けたスリット部32eと軸方向に設けたスリット部32fが当接部32dの、摺動部材31の面31b、31cで囲まれる境界部分に配置されている。
端部シール部材30が現像ローラ25に摺接すると、その摺接する圧力により、上述のように摺接部31dを積層した部分の弾性部材32が当接部32dのものよりも大きく収縮し、その時に摺動部材31が沈み込むと、摺接部31dと当接部32dとの境界部分において、当接部32dが摺接部31d側に引き込まれるために、当接部32dの境界部分に凹みが生じる。しかし、その境界部分に設けたスリット部32e、32fにより、当接部32dを摺接部31d側に引き込む力を発生させないために、その凹みが解消されて、図5に示すように当接部32dが摺接部31dと均一に現像ローラ25面に当接する。なお、切り欠き部分以外の軸方向内側を当接部として、その当接部を現像ローラ25に当接させる場合には、当接部32dの摺接部31dとの回転方向の境界部分にのみスリット部32eを設ければよい。
スリット部32e、32fの切り込みの深さは摺動部材31の厚みより大きく設定され、このことにより当接部32dの摺接部31dとの境界部分の凹みが確実に解消されて、当接部32dが摺接部31dと均一に現像ローラ25面に当接する。
次に、本発明の現像装置による現像プロセスについて説明する。トナーは、トナー攪拌部21から攪拌部材の回転に伴いトナー供給部22側へ送られる。次にトナーは、供給ローラ26が矢印A方向に回転することにより、現像ローラ25側に搬送される。その際に現像ローラ25の軸方向端部のトナーは、現像ローラ25の矢印B方向の回転に伴い、端部シール部材30に設けた斜面部30bに沿ってトナー担持領域側に移動させられ、規制ブレード27で薄層規制されて現像ニップ部へと搬送され、感光体ドラム1上の静電潜像をトナー像として現像される。現像に用いられず現像ローラ25上に残ったトナーは、現像ローラ25がさらに回転して供給ローラ26に掻きとられて、現像容器20内に戻される。
(第2実施形態)
図7は第2実施形態の現像装置の端部シール部材を示す側面断面図である。第1実施形態と異なる、フイルム部材について説明し、第1実施形態と同じ部分の説明を省略する。
複数のフイルム部材33a、33b、33c及び33dは、摺動部材31が現像ローラ25に対する適切な圧力を得るように、弾性部材32の摺動部材31上に重なる部分に積層され、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)材料で構成されている。フイルム部材33a、33bが摺動部材31に対向して弾性部材32に不図示の両面粘着テープにより固着して積層され、フイルム部材33c、33dが摺動部材31の外周側に積層され、最外周のフイルム部材33dが現像容器に不図示の両面粘着テープにより固着されている。フイルム部材33a、33b、33c及び33dの軸方向の幅が外周側に至るほど長くなるように構成されている。なお、複数のフイルム部材33a、33b、33c及び33dを弾性部材32に積層したが、摺動部材31の圧力を適切にするために、1枚のフイルム部材を積層するものであってもよい。またフイルム部材33c、33dを設ける替わりに、フイルム部材33c、33dを省いて、現像容器にフイルム部材33c、33dと同じ形状の段差を設けて、その段差部分に弾性部材32を固着しても、適切な圧力が得られるとともに組立工数を削減することができる。
フイルム部材33a、33b、33c及び33dを積層した端部シール部材30の構成を表1に示す。表1においてパイルシートが摺動部材31を構成し、スポンジが弾性部材32を構成している。
Figure 2008216635
尚、上記第1及び第2実施形態は、複写機、プリンタ、又はファクシミリ装置等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置に適用することができる。
また上記第1及び第2実施形態によると、現像ローラ25の外周面に軸方向両端部で摺接する端部シール部材30に、現像ローラ25の回転方向上流側から下流側に向かって軸方向外側から内側に突出する斜面部30bを設けたので、端部シール部材30に供給されるトナーを斜面部30bに沿って現像ローラ25のトナー担持領域側に移動させるために、現像ローラ25の端部からトナーが漏れることを防止することができる。
また上記第1及び第2実施形態によると、端部シール部材30の軸方向外側に摺動部材31を設け、軸方向内側に弾性部材32を設けたので、弾性部材32が現像ローラ25端部のトナーを掻き取り、また摺動部材31がトナーを現像ローラ25端部から漏れないようにすることができる。また、摺動部材31と弾性部材32を一体に形成しているので、摺動部材31と弾性部材32との間にトナーが回り込むことをなくすことができる。
また上記第1及び第2実施形態によると、摺動部材31の現像ローラ25に当接する側とは反対の面上に弾性部材32を積層して端部シール部材30を構成しているので、摺動部材31と弾性部材32を接着剤や粘着テープを用いて簡単に一体に形成することができる。
また上記第1及び第2実施形態によると、摺動部材31の現像ローラ25に当接する側とは反対の面上に摺動部材31より軟質である弾性部材32を積層して端部シール部材30を構成し、摺動部材31に現像ローラ25の外周面に摺動可能に当接した摺接部31dを設け、弾性部材32に現像ローラ25の外周面に当接する当接部32dを設け、その当接部32dの摺接部31dとの境界部分にスリット部32e、32fを設けたので、摺接部31dが現像ローラ25の圧力を受けても、当接部32dの境界部分に凹みを発生させることがないために、その境界部分にトナーが滞留することが抑制され、端部シール部材30からトナーが漏れることを防止することができる。
また上記第1及び第2実施形態によると、摺接部31dと当接部32dとの境界部分が回転方向にある場合には、当接部32dの回転方向の境界部分にスリット部32eを設けたので、摺接部31dが現像ローラ25の圧力を受けても、その境界部分に凹みを発生させることがないために、境界部分にトナーが滞留することが抑制され、端部シール部材30からトナーが漏れることを防止することができる。
また上記第1及び第2実施形態によると、スリット部32e、32fの深さがフイルム部材33を積層したときの摺動部材31の厚みより大きいので、摺接部31dと当接部32dが現像ローラ25面に均一に当接して、その境界部分に現像剤が滞留することが抑制され、端部シール部材30からトナーが漏れることを防止することができる。
また上記第2実施形態によると、弾性部材32の摺動部材31上に重なる部分に複数のフイルム部材33a、33b、33c及び33dを積層したので、摺動部材31が現像ローラ25に適切な圧力で当接摺動するために、摺動部材31にトナーの良好なシール性を与えることができるとともに、トナーが摺動部材31と現像ローラ25との間に回り込んでも、摺動する際に発生する熱によりトナーが凝集することを抑制することができる。
また上記第1及び第2実施形態では、1成分現像剤を用いた現像装置を示したが、2成分現像剤を用いた現像装置に使用することも出来る。
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられる現像装置に利用することができる。
は、本発明の実施形態である画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、本発明の第1実施形態である現像装置を示す側面断面図である。 は、本発明の第1実施形態である現像装置の現像ローラ及び端部シール部材を示す側面断面図である。 は、本発明の第1実施形態である現像装置の現像ローラ及び端部シール部材を示す平面部分図である。 は、本発明の第1実施形態である現像装置の端部シール部材を示す側面断面図である。 は、本発明の第1実施形態である現像装置の端部シール部材を示す斜視図である。 は、本発明の第2実施形態である現像装置の端部シール部材を示す側面断面図である。
符号の説明
1 感光体ドラム(像担持体)
4 現像ユニット
4a〜4d 現像装置
20 現像容器
21 トナー攪拌部
22 トナー供給部
25 現像ローラ(現像剤担持体)
26 供給ローラ
27 規制ブレード
30 端部シール部材
30a 凹部
30b 斜面部
31 摺動部材
31d 摺接部
32 弾性部材
32d 当接部
32e、32f スリット部
33 フイルム部材
100 画像形成装置
N 搬送当接部
P 用紙

Claims (5)

  1. 現像剤を収容する現像容器と、該現像容器内に回動可能に配置され静電潜像の形成された像担持体に現像剤を供給する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に対向配置され前記現像剤担持体上に形成される現像剤層厚を規制する規制部材と、前記現像剤担持体の外周面に軸方向両端部で摺接する端部シール部材とを備えた現像装置において、
    前記端部シール部材は、前記現像剤担持体に摺動可能に当接した摺接部を有する摺動部材と、該摺動部材の前記現像剤担持体に当接する側とは反対の面上に積層された前記摺動部材より軟質である弾性部材とで構成されており、前記弾性部材は、前記摺動部材に重なる部分が圧縮されることにより前記現像剤担持体に当接する当接部を有し、前記当接部の前記摺接部との境界部分にスリット部が設けられたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記スリット部が前記現像剤担持体の回転方向に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記スリット部の切り込みの深さが前記摺動部材の厚みより大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置
  4. 前記弾性部材の前記摺動部材の前記現像剤担持体に当接する側とは反対の面上に重なる部分にフイルム部材を積層したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の現像装置
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置が搭載された画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016085375A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 キヤノン株式会社 現像装置

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