JP2008215832A - ハーネス故障位置検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ハーネスの故障位置を特定する際の労力を低減し、また特定した故障位置を判別し易くする。
【解決手段】
パルス波出力手段はハーネスにパルス波を出力する。パルス波は故障箇所で反射して進行してきたハーネスを戻る。そしてパルス波入力手段が反射波を入力する。計時手段はパルス波出力から反射波入力までの時間tを計測する。故障位置演算手段はパルス波入力手段が反射波を入力した場合には断線有りと判定し、故障箇所までの長さ(Vp×t)/2=Lxを演算すると共に、記憶手段に格納されたハーネスの長さ情報を用いて故障位置を特定する。
【選択図】 図1
ハーネスの故障位置を特定する際の労力を低減し、また特定した故障位置を判別し易くする。
【解決手段】
パルス波出力手段はハーネスにパルス波を出力する。パルス波は故障箇所で反射して進行してきたハーネスを戻る。そしてパルス波入力手段が反射波を入力する。計時手段はパルス波出力から反射波入力までの時間tを計測する。故障位置演算手段はパルス波入力手段が反射波を入力した場合には断線有りと判定し、故障箇所までの長さ(Vp×t)/2=Lxを演算すると共に、記憶手段に格納されたハーネスの長さ情報を用いて故障位置を特定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ハーネスに送信したパルス波が故障箇所で反射する原理を利用してハーネスの故障位置を検出するハーネス故障検出装置に関する。
建設機械や車両などの移動体には種々の電気・電子機器等の負荷が搭載されている。負荷はハーネスで接続されて回路が形成される。一部の回路には制御装置、所謂ECU(エレクトリック・コントロール・ユニット)が設けられており、このECUが一部の負荷の動作を制御する。
ハーネスは配線場所や使用状況に応じて断線等の故障をする場合がある。当然のことながら、ハーネスが故障するとその回路に設けられた負荷の動作に支障をきたし、最悪の場合は回路自体が機能しなくなる。そこでECUにハーネスの故障を検出する機能を持たせ、ハーネスの故障を発見できるようにする場合もある。
図15はECUが有する故障検出回路を示している。ECU80はハーネス90を介して負荷91に接続され、負荷91はハーネス92を介してアースに接続されている。ECU80は故障診断回路81を有する。故障診断回路81はプルアップ抵抗(又はプルダウン抵抗)の基準インピーダンスを有し、負荷91とのインピーダンス比で決まる分圧値によってハーネス90、92の異常を検出する。
特許文献1にはパルス波を利用してハーネスの故障位置を特定する技術が開示されている。ハーネスにパルス波を出力すると、パルス波は故障位置で反射するという性質を持つ。特許文献1の技術は、パルス波を出力してからパルス波が故障位置で反射することによって発生した反射波を入力するまでの時間を計測し、その時間とハーネス上のパルス波伝播速度とを用いることによってパルス波出力位置から故障位置までの距離を算出するようにしている。
特開平9−189739号公報
図15に示す装置の場合、ECU80によってハーネス90、92に異常が発生していることを検出できる。しかしどの箇所で異常が発生しているのかを特定することはできない。したがってハーネス90、92の異常が検出された場合は、作業員がテスター等を用いて手作業にて故障位置を特定する必要がある。
また、ECUが設けられない回路もあり、このような回路も作業員がテスター等を用いて手作業にて故障位置を特定する必要がある。
こうした手作業はハーネスが長いほど煩雑である。また広範囲に渡って配設されたハーネスが故障した場合には、配設されたハーネスを取り出して検査した後に再度ハーネスを配設する必要があり、この作業も繁雑である。
特許文献1の技術はパルス波出力位置から故障位置までの距離を算出しているため、大まかな位置は判る。しかしハーネスが長くまた複雑に配設されていると、パルス波出力位置から故障位置までの距離が単に判るだけでは、作業者が実際の故障位置を判別し難い場合がある。
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、ハーネスの故障位置を特定する際の労力を低減し、また特定した故障位置を判別し易くすることを目的とするものである。
上記目的を達成するために、第1発明は、
パルス波を利用してハーネスの故障位置を検出するハーネス故障位置検出装置において、
ハーネスにパルス波を出力するパルス波出力手段と、
ハーネスから前記パルス波の反射波を入力する反射波入力手段と、
前記パルス波を出力してから前記反射波を入力するまでの時間を計測する計時手段と、
パルス波出力位置及び反射波入力位置から位置特定のための基準位置までのハーネスの長さを記憶する記憶手段と、
パルス波の伝播速度と前記計時手段で計測した時間とを用いて故障位置を求める故障位置演算手段と、を備えた
ことを特徴とする。
パルス波を利用してハーネスの故障位置を検出するハーネス故障位置検出装置において、
ハーネスにパルス波を出力するパルス波出力手段と、
ハーネスから前記パルス波の反射波を入力する反射波入力手段と、
前記パルス波を出力してから前記反射波を入力するまでの時間を計測する計時手段と、
パルス波出力位置及び反射波入力位置から位置特定のための基準位置までのハーネスの長さを記憶する記憶手段と、
パルス波の伝播速度と前記計時手段で計測した時間とを用いて故障位置を求める故障位置演算手段と、を備えた
ことを特徴とする。
第2発明は、第1発明において、
前記故障位置演算手段は、パルス波の伝播速度と前記計時手段で計測した時間とを用いてパルス波出力位置及び反射波入力位置から前記パルス波が反射した位置までの長さを求め、求めた長さと前記記憶手段に記憶したハーネスの長さとの差から故障位置を求めることを特徴とする。
前記故障位置演算手段は、パルス波の伝播速度と前記計時手段で計測した時間とを用いてパルス波出力位置及び反射波入力位置から前記パルス波が反射した位置までの長さを求め、求めた長さと前記記憶手段に記憶したハーネスの長さとの差から故障位置を求めることを特徴とする。
第1、第2の発明は、ハーネスにパルス波を出力するパルス波出力手段と、ハーネスから戻ってくるパルス波の反射波を入力するパルス波入力手段と、パルス波を出力してから反射波を入力するまでの時間を計測する計時手段と、故障検査対象のハーネスの情報を記憶する記憶手段と、ハーネスの故障位置を求める故障位置演算手段と、を有する。
パルス波出力手段はハーネスにパルス波を出力する。パルス波は故障箇所で反射して進行してきたハーネスを戻る。そしてパルス波入力手段が反射波を入力する。計時手段はパルス波出力から反射波入力までの時間tを計測する。故障位置演算手段はパルス波入力手段が反射波を入力した場合には断線有りと判定し、故障箇所までの長さ(Vp×t)/2=Lxを演算すると共に、記憶手段に格納されたハーネスの長さ情報を用いて故障位置を特定する。
例えば記憶手段にはパルス波出力手段およびパルス波入力手段からアースまでの長さLとし基準位置をアースにする場合は、故障位置演算手段は(L−Lx)を演算する。すると所定の基準位置すなわちアースから(L−Lx)の位置で故障が発生していることが判る。
第3発明は、第1発明において、
前記パルス波出力手段および前記反射波入力手段を複数のハーネスの何れかに接続自在にする切替手段を備えたことを特徴とする。
前記パルス波出力手段および前記反射波入力手段を複数のハーネスの何れかに接続自在にする切替手段を備えたことを特徴とする。
パルス波出力手段および反射波入力手段を複数のハーネスに接続自在にすれば、複数のハーネスの検査が可能になる。
第4発明は、第1発明において、
前記反射波の波形に応じて故障の種類を判別する故障種類判別手段を備えたことを特徴とする。
前記反射波の波形に応じて故障の種類を判別する故障種類判別手段を備えたことを特徴とする。
ハーネスの故障としては断線や接触不良がある。断線箇所で反射する反射波と接触不良で反射する反射波を比較すると、接触不良で反射する反射波の方が波高が低い。したがって、反射波の波高に応じて故障の種類を判別することが可能である。
第5発明は、第1発明において、
前記故障位置演算手段で求めた故障位置を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
前記故障位置演算手段で求めた故障位置を表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
故障位置演算手段で特定された故障位置の情報は作業員が判別しやすい情報に加工されて表示される。
第6発明は、第1発明において、
前記記憶手段は、ハーネスの故障以外で発生する反射波が前記パルス波入出力手段に入力されたときに前記計時手段で計測される時間を時間情報として記憶し、
前記故障位置演算手段は、実際に前記計時手段で計測された時間と前記時間情報とを比較し、前記反射波がハーネスの故障が原因で発生したのかハーネスの故障以外が原因で発生したのかを判別する
ことを特徴とする。
前記記憶手段は、ハーネスの故障以外で発生する反射波が前記パルス波入出力手段に入力されたときに前記計時手段で計測される時間を時間情報として記憶し、
前記故障位置演算手段は、実際に前記計時手段で計測された時間と前記時間情報とを比較し、前記反射波がハーネスの故障が原因で発生したのかハーネスの故障以外が原因で発生したのかを判別する
ことを特徴とする。
ハーネスに設けられたセンサやスイッチ等の部品は故障ではないものの反射波を発生させる。これらの部品位置で発生する反射波の計測時間を予め記憶しておけば、この時間と実際に反射波を検出したときの計測時間とを比較し、一致する場合は検出した反射波がセンサやスイッチ等で発生したものであると判別でき、一致しない場合は検出した反射波が故障箇所で発生したものであると判別できる。
本発明によれば、パルス波を利用してハーネスの故障箇所を特定する際に、単にパルス波入出力位置から故障位置までの長さとしての情報を提供するのではなく、故障位置が予め設定された基準位置を基点とした長さ情報として提供される。ハーネスの配設状況に応じて適宜基準位置を設定しハーネスの長さを記憶しておけば、その基準位置を基点として故障位置を特定することができる。すなわち作業員がテスターなどを用いる必要はなくなり、ハーネスの故障位置を特定する際の労力が低減すると共に、特定した故障位置が判別し易くなる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は第1の実施形態の機能ブロック図を示している。
図1は第1の実施形態の機能ブロック図を示している。
本実施形態は、移動体に設けられた電気・電子回路10のうち負荷12をアースに接続するハーネス13の故障位置を求めるものである。
電気・電子回路10は電源11に並列に接続された負荷12、14を有し、負荷12はハーネス13でアースに接続され、負荷14はハーネス15でアースに接続されている。
検査対象のハーネス13はアース端子13bでアースに接続される。またハーネス13には接続点13aが設定され、この接続点13aにハーネス17の一端が接続される。ハーネス17の他端はコネクタ27に接続される。本実施形態の場合は、故障位置を特定するための基準位置としてハーネス13の接続点13aやアース端子13bが設定される。以下の説明ではハーネス17の全長をL1とし、ハーネス13の接続点13aからアース端子13bまでの長さをL2とする。またハーネス17、13を進行するパルス波および反射波の速度をVpとする。
本実施形態に係る故障位置検出装置20は、ハーネス17にパルス波を出力しまたハーネス17から戻ってくるパルス波の反射波を入力するパルス波入出力部21と、パルス波を出力してから反射波を入力するまでの時間を計測する計時部22と、種々のハーネスの情報を記憶する記憶部23と、故障位置を求める故障位置演算部24と、求めた故障位置を視覚化する表示部25と、を有する。
パルス波入出力部21はハーネスの故障検出用回路21aを有する。故障検出用回路21aはコネクタ27を介してハーネス17に接続され、またアースに接続される。故障検出用回路21aはパルス波を生成し、ハーネス17にパルス波を出力する。またハーネス17からパルス波の反射波を入力する。
計時部22はタイマを有する。タイマは故障検出用回路21aからハーネス17にパルス波が出力されたことをもって時間tの計測を開始する。またタイマはハーネス17から故障検出用回路21aにパルス波の反射波が入力されたことをもって時間tの計測を終了する。また理論上反射波が最も遅く戻ってくる時間tmaxを記憶し、計測時間tがtmaxを超えた場合に時間tの計測を強制的に終了する。所謂タイムオーバにする。
記憶部23は正規の配線情報を記憶する。情報検索することを考慮すると、記憶部23はデータベース化することが望ましい。データベースには正規の配線情報として例えばパルス波入出力部21から基準位置までの長さ等が格納される。より具体的にいうと、本実施形態の場合は基準位置としてハーネス13の接続点13aやアース端子13bが設定されるため、データベースにはハーネス17の全長L1が格納され、ハーネス13の接続点13aからアース端子13bまでの長さL2が格納される。また他の基準位置を設定する場合はその長さ情報をデータベースに格納すればよい。
故障位置演算部24はCPUなどの演算装置を有する。演算装置は計時部22で計測された時間tとパルス波の速度Vpとを用いて、パルス波入出力部21から故障箇所までの長さ(Vp×t)/2=Lxを演算する。
表示部25は表示画面を有し、故障位置演算部24で求められた故障位置情報を表示画面に出力する。表示部25に表示画面を設ける代わりに印刷装置を設け、故障位置情報を印字出力するようにしてもよい。
本実施形態では次のようにして断線位置が特定される。
先ずパルス波入出力部21はハーネス17にパルス波を出力する。ハーネス17またはハーネス13に断線が生じていると、その断線部分が開放端となりインピーダンスの不整合が生じる。パルス波はインピーダンスの不整合点で反射する性質があるため、パルス波はハーネス17またはハーネス13の断線箇所で反射して進行してきたハーネス17、13を戻る。そしてパルス波入出力部21が反射波を入力する。
なおハーネス17およびハーネス13に断線がない場合は極性の異なる反射波が発生するが、断線がある場合は正極性の反射波が得られるので、この反射波を利用して断線判断をする。本発明では正極性の反射波を検出した場合に「反射波有り」と判定することとし、たとえ極性の異なる反射波を検出しても「反射波無し」と判定することにする。
計時部22はパルス波出力から反射波入力までの時間tを計測する。故障位置演算部24はパルス波入出力部21が反射波を入力しない場合に断線無しと判定するが、パルス波入出力部21が反射波を入力した場合には断線有りと判定し、故障箇所までの長さ(Vp×t)/2=Lxを演算すると共に、記憶部23に格納されたハーネス17、13の長さ情報L1、L2を用いて次のような演算を行う。
L1>Lxの場合に、演算装置はハーネス17で断線が発生しているものと判定する。そしてハーネス13の接続点13aを基準位置とする場合は、ハーネス13に接続されるハーネス17の端部から(L1−Lx)の長さの位置で断線していると特定する。またハーネス13のアース端子13bを基準位置とする場合は、ハーネス13のアース端子13bから{(L1+L2)−Lx}の長さの位置で断線していると特定する。またパルス波入出力部21を基準位置とする場合は、パルス波入出力部21からLxの長さの位置で断線していると特定する。
L1<Lxの場合に、演算装置はハーネス13で断線が発生しているものと判定する。そしてハーネス13の接続点13aを基準位置とする場合は、ハーネス13の接続点13aから(Lx−L1)の長さの位置で断線していると特定する。またハーネス13のアース端子13bを基準位置とする場合は、ハーネス13のアース端子13bから{(L1+L2)−Lx}の長さの位置で断線していると特定する。またパルス波入出力部21を基準位置とする場合は、パルス波入出力部21からLxの長さの位置で断線していると特定する。
特定された断線位置は表示部25に表示される。表示部25から出力される故障位置の情報は基準位置を基点とした長さで示される。例えば「アースから××cm」とか「接続点から××cm」という言語情報が表示される。作業員は表示部25の出力を見れば、容易に故障位置を把握することができる。実際のアースや接続点を基点として表示された長さを辿っていけば故障箇所を発見することができる。
次に第1の実施形態に更なる機能を加えた第2の実施形態を説明する。
図2は第2の実施形態の機能ブロック図を示している。
第1の実施形態は1つのハーネスの故障位置を求めるものであるが、第2の実施形態は2以上のハーネスの故障位置を求めるものである。
第1の実施形態は1つのハーネスの故障位置を求めるものであるが、第2の実施形態は2以上のハーネスの故障位置を求めるものである。
本実施形態は、移動体に設けられた電気・電子回路10のうち負荷12をアースに接続するハーネス13の故障位置を求め、また負荷14をアースに接続するハーネス15の故障位置を求めるものである。図2においては図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、一部説明を省略する。
検査対象のハーネス13はアース端子13bでアースに接続される。またハーネス13には接続点13aが設定され、この接続点13aにハーネス17の一端が接続される。ハーネス17の他端はコネクタ27に接続される。検査対象のハーネス15はアース端子15bでアースに接続される。またハーネス15には接続点15aが設定され、この接続点15aにハーネス18の一端が接続される。ハーネス18の他端はコネクタ27に接続される。本実施形態の場合は、故障位置を特定するための基準位置としてハーネス13の接続点13aやアース端子13bが設定され、またハーネス15の接続点15aやアース端子15bが設定される。
またハーネス13には接続点13aとアース端子13bとの間に中継コネクタ13cが設けられている。この中継コネクタ13cを基準位置にすることも可能である。
パルス波入出力部21は切替スイッチ21bを有する。切替スイッチ21bの一端は故障検出用回路21aに接続され、切替スイッチ21bの他端はコネクタ27に接続される。切替スイッチ21bの切替操作に応じて、故障検出用回路21aとハーネス17またはハーネス18の何れかが接続される。
記憶部23のデータベースには、ハーネス13の情報として接続点13aから中継コネクタ13cまでの長さL3および中継コネクタ13cからアース端子13bまでの長さL4が格納される。またハーネス15の情報として接続点15aからアース端子15bまでの長さL5も格納される。
本実施形態においてハーネス13、ハーネス15の断線位置を特定する方法は第1の実施形態で行われる断線位置の特定方法と同じである。但しハーネス13には中継コネクタ13cが設けられていおり、検討を要する。このコネクタ13cの抵抗値が小さければ問題はないが、コネクタ13cの抵抗値が大きい場合は、第1の実施形態とは異なる方法で断線位置を特定する必要がある。以下では図3〜図6を用いてハーネスに抵抗値を有する部品が設けられた場合について説明する。
図3(a)で示すように、アースに接続されるハーネス30にはセンサ31のように抵抗を有する部品が設けられる場合がある。このセンサ31はハーネス30におけるインピーダンスの不整合点になる。このため図3(b)で示すように、センサ31に向かってハーネス30を進行するパルス波はセンサ31で反射する。つまりハーネス30にセンサ31が設けられる場合は、ハーネス30に断線が無くても一つの反射波が発生する。
そこでセンサ31の位置情報、例えばハーネス30の端部30aからセンサ31までの長さLaやパルス波が故障検出用回路21aからセンサ31に達するまでに要する時間t1等、を正規の配線情報として記憶しておく。
図3(a)で示す形態には大きく分けて2つの断線ケースが考えられる。第1のケースを図4(a)で示し、第2のケースを図5(a)で示す。
図4(a)で示すように、第1のケースは断線箇所32がセンサ31よりも近い位置にある場合である。故障検出用回路21aから出力されたパルス波は断線箇所32で反射する。ハーネス30の端部から断線箇所32までの長さをLxとすると、La>Lxである。また図4(b)で示すように、パルス波が断線箇所32に達する時間をt2とすると、t1>t2である。
図5(a)で示すように、第2のケースは断線箇所33がセンサ31よりも遠い位置にある場合である。故障検出用回路21aから出力されたパルス波はセンサ31で反射する。センサ31は開放端ではないため、パルス波の一部はセンサ31で反射するが、パルス波の他部はセンサ31を通過する。センサ31を通過したパルス波は断線箇所33で反射する。つまりこの場合は反射波が2つ発生することになる。ハーネス30の端部から断線箇所33までの長さをLxとすると、La<Lxである。また図5(b)で示すように、パルス波が断線箇所33に達する時間をt2とすると、t1>t2である。
以上のように、ハーネス30にセンサ31が設けられる場合は、ハーネス30に断線が有ろうと無かろうと反射波は発生する。したがって単に反射波があるからといって断線が生じていると判定することはできない。そこで次のようにして断線位置を特定する。
図6はハーネスにセンサが設けられた場合に断線位置を特定する処理のフローを示す。ここでは、図3〜図5に示す故障検出用回路21aは図1、図2に示す故障位置検出装置20に設けられているものとして各処理を説明している。
パルス波入出力部21の故障検出用回路21aはハーネス30にパルス波を出力する(ステップS11)。計時部22はパルス出力から反射波入力までの時間tを計測する(ステップS12)。故障位置演算部24はパルス波入出力部21の故障検出用回路21aが入力した反射波の数と計時部22が計測した時間とを用いて、次のようにして断線位置を特定する(ステップS13)。
反射波が1つ且つ時間t=2t1の場合は、図3に示す形態であり断線は無いと判定する。すなわちパルス波の一部がセンサ31で反射し、センサ31を通過したパルス波はアースに吸収されたと判定する(ステップS14)。反射波が1つ且つ時間t<2t1の場合は、図4に示す形態であり断線が有ると判定する。すなわちパルス波がセンサ31の手前に位置する断線箇所32で反射したと判定する(ステップS15)。反射波が2つ且つ時間t>2t1の場合は、図5に示す形態であり断線があると判定する。すなわちパルス波の一部がセンサ31で反射し、センサ31を通過したパルス波はセンサ31のアース側に位置する断線箇所33で反射したと判定する(ステップS16)。
故障位置演算部24は断線有りと判定した場合にL=(Vp×t)/2=(Vp×t1)を演算する(ステップS17)。そして演算結果と記憶部23の情報とを用いて、作業の都合に応じた情報を作成して表示部25に出力する(ステップS18)。表示部25は、基準位置から断線箇所までの長さ、例えば「アースから××cmの箇所」とか「センサから××cm手前又は後」という言語情報を表示する。または単に数値情報だけを表示してもよい。
ところで第1、第2の実施形態ではハーネスの故障として断線を想定したが、本発明は断線だけでなく接触不良も検出できる。
ハーネスに断線や接触不良が生じると、その故障箇所でインピーダンスの不整合が生じるため反射波が発生する。但し、断線箇所で反射する反射波と接触不良箇所で反射する反射波とを比較すると、接触不良箇所で反射する反射波の方が波高が低い。したがって故障位置演算部24は、反射波の波高が一定以上であれば断線と判定し、一定未満であれば接触不良と判定することができる。
第1、第2の実施形態を従来のECUと併用することも可能である。以下では第1の実施形態を従来のECUと組み合わせた第3の実施形態を説明する。
図7は第3の実施形態の機能ブロック図を示している。
ECU80はハーネス90を介して負荷91に接続され、負荷91はハーネス92を介してアースに接続されている。ECU80は故障診断回路81を有する。
ECU80はハーネス90を介して負荷91に接続され、負荷91はハーネス92を介してアースに接続されている。ECU80は故障診断回路81を有する。
故障位置検出装置20に設けられるパルス波入出力部20の故障検出用回路21aは故障診断回路81と共にECU80の内部に設けられる。
ハーネス92には接続点92aが設定され、この接続点92aにハーネス40の一端が接続される。ハーネス40の他端はコネクタ45に接続される。故障検出用回路21aはコネクタ45を介してハーネス40に接続され、またアースに接続される。
ハーネス92には接続点92aが設定され、この接続点92aにハーネス40の一端が接続される。ハーネス40の他端はコネクタ45に接続される。故障検出用回路21aはコネクタ45を介してハーネス40に接続され、またアースに接続される。
本実施形態では、ECU80の故障診断回路81によってハーネス90またはハーネス92の故障が検出された場合に、故障位置検出装置20を動作させる。故障位置検出装置20は第1の実施形態で説明したようにして故障位置の特定処理をする。故障位置検出装置20で故障が発見されれば負荷91の下流側のハーネス92に故障があることが判り、故障位置検出装置20で故障が発見されなければ負荷91の上流側のハーネス90に故障があることが判る。またハーネス92に故障がある場合は、故障位置検出装置20によって故障位置が判り、またパルス波の波高を検出するようにすれば故障の種類が断線か接触不良かも判る。
第3の実施形態では負荷91の下流側のハーネス92の故障位置及び故障種類が判るが、負荷91の上流側のハーネス90の故障位置及び故障種類は判らない。以下では負荷の上流側および下流側に配設されたハーネスの故障位置を特定可能にする第4の実施形態を説明する。
図8は第4の実施形態の機能ブロック図を示している。
第4の実施形態が第3の実施形態と大きく異なるのは、ECU80に切替スイッチ50が設けられている点と、負荷91の上流側のハーネス90と下流側のハーネス92を短絡するスイッチ51が設けられている点にある。
第4の実施形態が第3の実施形態と大きく異なるのは、ECU80に切替スイッチ50が設けられている点と、負荷91の上流側のハーネス90と下流側のハーネス92を短絡するスイッチ51が設けられている点にある。
ECU80は故障診断回路81と故障検出用回路21aの何れかをハーネス90に接続自在にする切替スイッチ50を有する。切替スイッチ50の切替操作に応じて故障診断回路81または故障検出用回路21aの何れかがハーネス90に接続される。
ハーネス90と負荷91が接続される接続端子90aとハーネス92と負荷91が接続される接続端子92bとの間には、スイッチ51が設けられる。通常、スイッチ51はオフされているが、故障位置検出装置20を動作させる場合はスイッチ51はオンされる。スイッチ51がオンされるとハーネス90とハーネス92とが短絡する。
スイッチ51の代わりに、図9に示すようなショートハーネス52を使用してもよい。通常はハーネス90およびハーネス92にはコネクタ53a、53bを介して負荷91が接続される。故障検査時はハーネス90、92側のコネクタ53aから負荷92側のコネクタ53bが取り外され、コネクタ53aにショートハーネス52側のコネクタ53cが取り付けられる。
図10に示すように、リレー回路を設けて切替スイッチ50の切り替えに応じてスイッチ51が切り替わるようにすることも可能である。切替スイッチ50は互いに連動するスイッチ50aとスイッチ50bとを有する。スイッチ50aが端子a側から端子b側に切り替えられると、スイッチ50bはスイッチ50aに連動して端子c側から端子d側に切り替えられる。すると電源55とリレーコイル56が接続されて、リレーコイル56が励磁される。リレーコイル56が励磁されるとスイッチ51がオンされ、ハーネス90とハーネス92とが短絡する。
本実施形態では故障位置検出装置20の記憶部23はハーネス90の長さおよびハーネス92の長さを配線情報として記憶する。また短絡する部品、例えばスイッチ51やショートハーネス52の長さを配線情報として記憶しておけば故障位置をより精確に特定することが可能になる。
本実施形態では、ECU80の故障診断回路81によってハーネス90またはハーネス92の故障が検出された場合に、切替スイッチ50を切り替えて、ハーネス90を故障検出用回路21aに接続する。さらにスイッチ51をオンした後に故障位置検出装置20を動作させる。故障位置検出装置20は第1の実施形態で説明したようにして故障位置の特定処理をする。故障位置検出装置20はハーネス90およびハーネス92の故障位置および故障種類を特定し、故障位置を基準位置からの長さ情報として表示する。
第3、第4の実施形態ではECU80にパルス波入出力部21が設けられているが、ECU80の外部にパルス波入出力部21が設けられていてもよい。
ここでスイッチとアースとの間に接続されたハーネスの故障位置を特定する場合について、図11〜図14を用いて説明する。
図11(a)で示すように、ハーネス60はスイッチ61をアースに接続する。ハーネス62は故障検出用回路21aをハーネス60の接続点60aに接続する。
故障検出用回路21aからパルス波が出力されると、パルス波はハーネス60の接続点60aでアース側とスイッチ61側に分かれて進行する。スイッチ61は開放端であるため、ハーネス60におけるインピーダンスの不整合点になる。このため図11(b)で示すように、故障検出用回路21aから出力されたパルス波は少なくともスイッチ61で反射する。つまりハーネス60にスイッチ61が接続される場合は、ハーネス60に断線が無くても一つの反射波が発生する。
そこで故障位置検出装置20の記憶部23は、ハーネス62の全長Laやハーネス60の接続点60aからアース端子60bまでの長さLbの他に、ハーネス60の接続点60aからスイッチ61までの長さLcやパルス波が故障検出用回路21aからスイッチ61に達するまでに要する時間t1等、を正規の配線情報として記憶しておく。
図11(a)で示す形態には大きく分けて3つの断線ケースが考えられる。第1のケースを図12(a)で示し、第2のケースを図13(a)で示し、第3のケースを図14(a)で示す。
図12(a)で示すように、第1のケースは断線箇所63がハーネス60の接続点60aからアース側にあり、かつハーネス60の接続点60aからスイッチ61までの長さLcと同じだけ接続点60aから離れた位置にある場合である。故障検出用回路21aから出力されたパルス波は接続点60aで分離し、一方はスイッチ61で反射し、他方は断線箇所63で反射して、それぞれ故障検出用回路21aに戻る。図12(b)で示すように、パルス波の他方が断線箇所63に達する時間をt2とすると、t1=t2である。故障検出用回路21aには2つの反射波が同時に入力され、見かけ上の反射波は1つとなる。
図13(a)で示すように、第2のケースはハーネス60の断線箇所64がハーネス62にあるかまたはハーネス60の接続点60aからスイッチ61までの間にある場合である。断線箇所64がハーネス62にある場合は、故障検出用回路21aから出力されたパルス波は断線箇所64で反射して故障検出用回路21aに戻る。図13(b)で示すように、パルス波が断線箇所64に達する時間をt2とすると、t1>t2である。故障検出用回路21aには反射波が1つ入力される。
図14(a)で示すように、第3のケースはハーネス60の断線箇所65がハーネス60の接続点60aからアースまでの間にあって、かつ第1のケースを除く場合である。故障検出用回路21aから出力されたパルス波は接続点60aで分離し、一方はスイッチ61で反射し、他方は断線箇所65で反射して、それぞれ故障検出用回路21aに戻る。図14(b)で示すように、パルス波が断線箇所65に達する時間をt2とすると、t1<t2またはt1>t2である。故障検出用回路21aには反射波が2つ入力される。
図12〜図14のケースに基づき、故障位置検出装置20の故障位置演算部24は、反射波の数と計時部22で計測されたパルス波出力から反射波入力までの時間t(=2t2に相当)と記憶部23に記憶したt1とを用いて次のように判定する。
・反射波が1つ且つ計測時間t=2t1(t2=t1)の場合・・・第1のケース
・反射波が1つ且つ計測時間t<2t1(t2<t1)の場合・・・第2のケース
・反射波が2つの場合・・・第3のケース
故障位置演算部24は以上の何れかを判定したら、次のように各ケースに応じて断線位置を特定する。
・反射波が1つ且つ計測時間t=2t1(t2=t1)の場合・・・第1のケース
・反射波が1つ且つ計測時間t<2t1(t2<t1)の場合・・・第2のケース
・反射波が2つの場合・・・第3のケース
故障位置演算部24は以上の何れかを判定したら、次のように各ケースに応じて断線位置を特定する。
・第1のケースの場合
基準位置を接続点60aにする場合には、故障位置演算部24は「ハーネス60に断線がないか、またはハーネス60に断線があり、断線箇所は接続点60aからアース側にLcの長さの位置にある」という情報を表示部25に出力する。
基準位置を接続点60aにする場合には、故障位置演算部24は「ハーネス60に断線がないか、またはハーネス60に断線があり、断線箇所は接続点60aからアース側にLcの長さの位置にある」という情報を表示部25に出力する。
基準位置をアース端子60bにする場合には、故障位置演算部24は「ハーネス60に断線がないか、またはハーネス60に断線があり、断線箇所はアース端子60bからLb−Lcの長さの位置にある」という情報を表示部25に出力する。
・第2のケースの場合
故障位置演算部24は(Vp×t)/2=Lxを演算し、(Lx−La)を演算する。(Lx−La)≧0の場合は、ハーネス60の接続点60aからスイッチ61までの間に断線があることになり、(Lx−La)<0の場合はハーネス62に断線があることになる。
故障位置演算部24は(Vp×t)/2=Lxを演算し、(Lx−La)を演算する。(Lx−La)≧0の場合は、ハーネス60の接続点60aからスイッチ61までの間に断線があることになり、(Lx−La)<0の場合はハーネス62に断線があることになる。
(Lx−La)>0であって基準位置を接続点60aにする場合には、故障位置演算部24は「ハーネス60に断線があり、断線箇所は接続点60aからスイッチ61側にLx−Laの長さの位置にある」という情報を表示部25に出力する。
(Lx−La)>0であって基準位置をスイッチ61にする場合には、故障位置演算部24は「ハーネス60に断線があり、断線箇所はスイッチ61から{(La+Lc)−Lx}の長さの位置にある」という情報を表示部25に出力する。
(Lx−La)<0であって基準位置を接続点60aにする場合には、故障位置演算部24は「ハーネス62に断線があり、断線箇所は接続点60aからLa−Lxの長さの位置にある」という情報を表示部25に出力する。
・第3のケースの場合
故障位置演算部24は(Vp×t)/2=Lxを演算する。但し第3のケースでは反射波が2つ検出されるため、2つの時間tが計測される。そのうちの1つはスイッチで反射した反射波の時間t=2t1である。したがって演算の際には2つの計測時間のうちt≠2t1の計測時間を用いる。
故障位置演算部24は(Vp×t)/2=Lxを演算する。但し第3のケースでは反射波が2つ検出されるため、2つの時間tが計測される。そのうちの1つはスイッチで反射した反射波の時間t=2t1である。したがって演算の際には2つの計測時間のうちt≠2t1の計測時間を用いる。
基準位置を接続点60aにする場合には、故障位置演算部24は「ハーネス60に断線があり、断線箇所は接続点60aからアース側にLx−Laの長さの位置にある」という情報を表示部25に出力する。
基準位置をアース端子60bにする場合には、故障位置演算部24は「ハーネス60に断線があり、断線箇所はアース端子60bから{(La+Lb)−Lx}の長さの位置にある」という情報を表示部25に出力する。
本発明によれば、パルス波を利用してハーネスの故障箇所を特定する際に、単にパルス波入出力位置から故障位置までの長さとしての情報を提供するのではなく、故障位置が予め設定された基準位置を基点とした長さ情報として提供される。ハーネスの配設状況に応じて適宜基準位置を設定しハーネスの長さを記憶しておけば、その基準位置を基点として故障位置を特定することができる。すなわち作業員がテスターなどを用いる必要はなくなり、ハーネスの故障位置を特定する際の労力が低減すると共に、特定した故障位置が判別し易くなる。
13、17 ハーネス 13a 接続点、 13b アース端子、
20 故障位置検出装置、 21 パルス波入出力部、 22 計時部、
23 記憶部、 24 故障位置演算部、 25 表示部
20 故障位置検出装置、 21 パルス波入出力部、 22 計時部、
23 記憶部、 24 故障位置演算部、 25 表示部
Claims (6)
- パルス波を利用してハーネスの故障位置を検出するハーネス故障位置検出装置において、
ハーネスにパルス波を出力するパルス波出力手段と、
ハーネスから前記パルス波の反射波を入力する反射波入力手段と、
前記パルス波を出力してから前記反射波を入力するまでの時間を計測する計時手段と、
パルス波出力位置及び反射波入力位置から位置特定のための基準位置までのハーネスの長さを記憶する記憶手段と、
パルス波の伝播速度と前記計時手段で計測した時間とを用いて故障位置を求める故障位置演算手段と、を備えた
ことを特徴とするハーネス故障位置検出装置。 - 前記故障位置演算手段は、パルス波の伝播速度と前記計時手段で計測した時間とを用いてパルス波出力位置及び反射波入力位置から前記パルス波が反射した位置までの長さを求め、求めた長さと前記記憶手段に記憶したハーネスの長さとの差から故障位置を求めることを特徴とする請求項1記載のハーネス故障位置検出装置。
- 前記パルス波出力手段および前記反射波入力手段を複数のハーネスの何れかに接続自在にする切替手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のハーネス故障位置検出装置。
- 前記反射波の波形に応じて故障の種類を判別する故障種類判別手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のハーネス故障位置検出装置。
- 前記故障位置演算手段で求めた故障位置を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のハーネス故障位置検出装置。
- 前記記憶手段は、ハーネスの故障以外で発生する反射波が前記パルス波入出力手段に入力されたときに前記計時手段で計測される時間を時間情報として記憶し、
前記故障位置演算手段は、実際に前記計時手段で計測された時間と前記時間情報とを比較し、前記反射波がハーネスの故障が原因で発生したのかハーネスの故障以外が原因で発生したのかを判別する
ことを特徴とする請求項1記載のハーネス故障位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007049490A JP2008215832A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | ハーネス故障位置検出装置 |
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JP2007049490A JP2008215832A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | ハーネス故障位置検出装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101706547B (zh) * | 2009-11-09 | 2012-01-04 | 中国矿业大学 | 采用暂态行波和注入法的单相接地故障定位方法 |
JP2015052567A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 中国電力株式会社 | 地絡事故改修作業用装置 |
JP2019203693A (ja) * | 2018-05-21 | 2019-11-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子制御装置 |
JP2020015179A (ja) * | 2018-07-23 | 2020-01-30 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、および、画像形成装置の異常を判定する方法 |
-
2007
- 2007-02-28 JP JP2007049490A patent/JP2008215832A/ja not_active Withdrawn
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