JP2008215206A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力室16の容積をコンパクトに形成でき、且つ、精密な加工を必要とすることなく、圧力室16からの燃料リークを抑制できる燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】燃料噴射弁は、ニードル受圧面7fと弁ボディ6の後端面6aとの間に内側スリーブ8が配設される。この内側スリーブ8は、ニードルの中軸部7aの外周に摺動自在に嵌合すると共に、加圧ピストンとの間に配設されるスプリング17の反力を受けて、軸方向の先端部(エッジ部8a)が弁ボディ6の後端面6aに押し付けられて密着している。これにより、圧力室16の容積を小さくできるので、ニードルをリフトさせるために必要な開弁力を有効に得ることができる。その結果、ニードルのリフト量を大きくして、より大流量の噴射を行うことが可能となるだけでなく、ニードルを速やかにリフトさせることができるため、応答性が高く、高性能な燃料噴射弁を提供できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の燃焼室に高圧燃料を噴射供給する燃料噴射弁に関する。
従来、燃料噴射弁では、アクチュエータとして電磁弁を用いたものが一般的であるが、大流量、高応答を実現するために、発生力が大きく、且つ、応答性の高い圧電アクチュエータを用いた燃料噴射弁が提案されている。
例えば、特許文献1に示される燃料噴射弁は、図6に示す様に、電圧が印加されて変位を生じる圧電アクチュエータ100と、この圧電アクチュエータ100に駆動される加圧ピストン110と、この加圧ピストン110の外周を摺動自在に保持する外側スリーブ120と、加圧ピストン110の移動に応じて内部圧(油圧)が増減する圧力室130と、弁ボディ140の内部に摺動自在に保持されて、噴孔150を開閉する働きを有するニードル160等より構成される。
圧力室130は、加圧ピストン110と、外側スリーブ120、ニードル160、および弁ボディ140とで液密に区画されており、圧電アクチュエータ100に電圧が印加されて加圧ピストン110が図示下方へ押し下げられると、圧力室130の容積が低減して内部圧が上昇する。
この圧力室130の内部圧は、ニードル160に形成された受圧面161に作用してニードル160を開弁方向(図示上方)へ付勢する開弁力として働き、ニードル160を閉弁方向へ付勢する閉弁力(スプリング170の反力等)より開弁力が上回ると、ニードル160がリフトして噴孔150を開くことにより、弁ボディ140の内部に供給された高圧燃料が噴孔150よりエンジンの燃焼室180に噴射される。
国際公開第2005/075811号パンフレット
ところで、ニードル160を駆動するための油圧力(圧力室130の内部圧)を有効に発生させるためには、圧力室130からの燃料リークを抑制すると共に、圧力室130の容積をコンパクトに形成する必要がある。
しかし、上記の特許文献1に示される燃料噴射弁では、ニードル160の受圧面161と弁ボディ140の端面との間に形成される空間A(図6にハッチングで示す領域)が圧力室130の一部に含まれているため、圧力室130の容積をコンパクトに形成することが困難であった。また、燃料リークを抑制するためには、図6に示すニードル摺動部のクリアランスを厳しく管理する必要があり、精密な加工が要求されるため、コストが高くなる要因となっていた。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、圧力室の容積をコンパクトに形成でき、且つ、精密な加工を必要とすることなく、圧力室からの燃料リークを抑制できる燃料噴射弁を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、電圧が印加されて変位を生じる圧電アクチュエータと、この圧電アクチュエータに駆動されて軸方向に移動する加圧ピストンと、内部に加圧流体を収容すると共に、加圧ピストンの移動に応じて加圧流体の圧力が増減する圧力室と、軸方向にガイド孔が形成され、このガイド孔の先端部に噴孔を有する弁ボディと、ガイド孔に摺動可能に保持されて噴孔を開閉するニードルとを備え、弁ボディは、軸方向の反噴孔側に形成される後端面が圧力室を区画する一壁面を形成し、ニードルは、後端面より反噴孔側へ突き出る中軸部を有すると共に、この中軸部より外径が拡大されて圧力室の内部圧を軸方向に受けるニードル受圧面が形成され、このニードル受圧面に掛かる圧力室の内部圧がニードルを開弁方向へ付勢する開弁力として働く燃料噴射弁であって、圧力室の内部に配設され、中軸部の外周に摺動自在に嵌合するように筒状体に形成される内側スリーブと、この内側スリーブを後端面に向けて付勢するスプリングとを備え、内側スリーブは、中軸部の外周面との摺動隙間を通じ、圧力室内の加圧流体が噴孔側へ流出することを抑制するように設けられる筒状体の内周摺動面と、スプリングにより後端面に押圧されて密着する部位を通じ、圧力室内の加圧流体が噴孔側へ流出することを抑制するように設けられる軸方向端部とを備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、圧力室の内部に内側スリーブを配設したことにより、圧力室の容積を小さくできるので、ニードルをリフトさせるために必要な開弁力(ニードル受圧面に作用する圧力室の内部圧)を有効に得ることができる。すなわち、内側スリーブを有していない従来品と比較した場合に、圧電アクチュエータによって駆動される加圧ピストンの移動量が等しくても、本発明の方が圧力室の内部圧が高くなるため、ニードルに対する開弁力を大きくできる。その結果、ニードルのリフト量を大きくして、より大流量の噴射を行うことが可能となるだけでなく、ニードルを速やかにリフトさせることができるため、応答性が高く、高性能な燃料噴射弁を提供できる。
また、従来品と比較して、ニードルをリフトさせるために必要な開弁力の大きさが同じであれば、圧電アクチュエータの駆動エネルギを小さくできる効果もある。
さらに、内側スリーブは、ニードルの中軸部の外周に摺動自在に嵌合しているので、この内側スリーブと中軸部との摺動部によって圧力室の燃料リークを抑制することができる。この内側スリーブは、自身の軸方向端部が弁ボディの後端面に押し付けられて密着しているだけであり、弁ボディに固定されている訳ではないので、弁ボディに対して径方向への移動が可能である。従って、中軸部に嵌合する筒状体の内径だけを精度良く加工すれば良く、弁ボディに形成されるガイド孔との同軸度を確保する必要はない。一方、弁ボディのガイド孔は、ニードルとの間で燃料リークを抑制する必要はなく、その分、ニードルとのクリアランス管理をラフにできるので、生産性を向上できる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載した燃料噴射弁において、内側スリーブは、軸方向端部に、その周方向の全周にかけてエッジ部が形成され、このエッジ部が後端面に押圧されていることを特徴とする。
この場合、弁ボディの後端面に当接するエッジ部の面積が小さく面圧が高くなる。その結果、シール性が向上して、圧力室からの燃料リークを抑制できる。
(請求項3の発明)
請求項2に記載した燃料噴射弁において、内側スリーブは、軸方向端部の最外径にエッジ部が形成されていることを特徴とする。
この場合、内側スリーブの軸方向端部において、エッジ部より内周側の端面に圧力室の内部圧が掛かることはない。つまり、圧力室の内部圧が内側スリーブを押し上げる力として働くことはないので、良好なシール性を確保できる。
(請求項4の発明)
請求項3に記載した燃料噴射弁において、内側スリーブには、筒状体の外径部を径方向外側へ鍔状に延設したスプリング受け部が設けられ、スプリングは、一方の端部が加圧ピストンに係止され、他方の端部がスプリング受け部に係止されていることを特徴とする。 この場合、加圧ピストンの移動により圧力室の内部圧が増大する時に、スプリングの一方の端部が加圧ピストンに係止されているため、内側スリーブに対するスプリングの付勢力が大きくなる。その結果、内側スリーブのエッジ部が弁ボディの後端面に、より強く押し付けられるため、シール性が向上して圧力室からの燃料漏れを抑制できる。
(請求項5の発明)
請求項1〜5に記載した何れかの燃料噴射弁において、内側スリーブには、圧力室の内部圧が内側スリーブを弁ボディ側へ付勢する方向に働くスリーブ受圧面が形成され、このスリーブ受圧面の方が、ニードル受圧面より面積が大きく形成されていることを特徴とする。
内側スリーブは、ニードルの中軸部の外周に摺動自在に嵌合しているため、圧力室の内部圧が上昇してニードルがリフトする際に、ニードルとの間に生じる摩擦力により、ニードルに連られてリフトする可能性がある。これに対し、本発明では、スリーブ受圧面の方がニードル受圧面より面積が大きく形成されているので、圧力室の内部圧がニードル受圧面に作用してニードルを押し上げる力より、圧力室の内部圧がスリーブ受圧面に作用して内側スリーブを押し下げる力の方が大きくなるため、内側スリーブがニードルに連られてリフトすることを防止できる。
(請求項6の発明)
請求項1〜5に記載した何れかの燃料噴射弁において、弁ボディは、ガイド孔が形成されたボディ本体と、このボディ本体の反噴孔側に配置されて、径方向の中央部にニードルを遊挿する遊挿孔が形成されたスペーサ部材とで構成され、ボディ本体は、ガイド孔の反噴孔側に遊挿孔より内径が大きく形成された拡大室が設けられ、スペーサ部材は、拡大室の内径より径方向内側にて拡大室の反噴孔側を区画する端面がニードルのリフト量を規制するストッパ面として設けられ、ニードルは、拡大室の内周を通る部位に、その外周から径方向外側に突き出る鍔部が設けられ、且つ、鍔部の外径が遊挿孔の内径より大きく設けられており、ニードルが開弁方向へ所定量リフトした時に、鍔部がストッパ面に当接することでニードルのリフト量が規制されることを特徴とする。なお、「遊挿」とは、スペーサ部材に形成された遊挿孔にニードルが隙間を有して挿通されている状態、つまり、遊挿孔の内周とニードルの外周との間に空間的な余裕がある状態を言う。
上記の構成によれば、圧電アクチュエータの変位バラツキに係わりなく、安定した噴射量を得ることができる。
(請求項7の発明)
請求項1〜6に記載した何れかの燃料噴射弁において、弁ボディとの間に高圧流体で満たされる密閉空間を形成し、その密閉空間に圧電アクチュエータおよび加圧ピストン等を収容する弁ハウジングと、加圧ピストンの外周を摺動自在に保持する外側スリーブと、この外側スリーブを後端面に向けて付勢するスプリングとを有し、このスプリングは、一方の端部が弁ハウジングの内周に形成された段差に係止され、他方の端部が外側スリーブの軸方向後端面に係止されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、外側スリーブを付勢するスプリングの荷重が一定であるため、スプリングの荷重管理が容易である。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1は燃料噴射弁の断面図である。
本実施例の燃料噴射弁1は、例えば、ディーゼル機関の各気筒に取り付けられて、コモンレール(図示せず)より供給される高圧燃料を気筒内の燃焼室に直接噴射する装置である。この燃料噴射弁1は、図1に示す様に、弁ハウジング2、圧電アクチュエータ3、加圧ピストン4、外側スリーブ5、弁ボディ6、ニードル7、内側スリーブ8等より構成される。
弁ハウジング2は、弁ボディ6との間に密閉空間を形成すると共に、燃料配管(図示せず)を介してコモンレールに接続される燃料入口2aを有し、この燃料入口2aより流入する高圧燃料によって密閉空間が満たされている。
圧電アクチュエータ3は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電セラミック層と電極層とを交互に積層したコンデンサ構造を有する一般的なもので、電圧が印加されると積層方向に伸張する。この圧電アクチュエータ3は、弁ハウジング2の密閉空間に配置され、積層方向の一端側(図示上側)が弁ハウジング2に固定されている。
加圧ピストン4は、弁ハウジング2の密閉空間において圧電アクチュエータ3の他端側に配置され、圧電アクチュエータ3の変位を受けて軸方向(図示上下方向)に移動する。この加圧ピストン4は、円筒壁部4aと、この円筒壁部4aの一端側(図示上側)を閉塞するヘッド部4bとで形成され、このヘッド部4bの外周に設けられたフランジ部4cと外側スリーブ5との間に配設されるスプリング9の反力により、ヘッド部4bが圧電アクチュエータ3の他端側に押し付けられた状態で接触している。また、ヘッド部4bには、加圧ピストン4の内側と外側とを連通する連通孔4dが形成されている。
外側スリーブ5は、弁ハウジング2の密閉空間において加圧ピストン4の外周に摺動自在に嵌め合わされる円筒体に形成され、スプリング9の反力によって軸方向の先端エッジ部5aが弁ボディ6の後端面6aに押し付けられている(図2参照)。なお、外側スリーブ5の軸方向先端部は、先端エッジ部5aに向かって外径が次第に小さくなるテーパ形状に設けられ、そのテーパ形状の最内径に先端エッジ部5aが形成されている。
弁ボディ6は、弁ハウジング2の開口端に接触して配置され、リテーニングナット10によって弁ハウジング2に固定されている。この弁ボディ6には、燃料を噴射するための噴孔11と、ニードル7を保持するガイド孔12とが形成されている。
噴孔11は、ディーゼル機関の燃焼室に突き出る弁ボディ6の先端部(図示下端部)に形成されている。ガイド孔12は、弁ボディ6の後端面6aから弁ボディ6の先端部に向かって穿設され、そのガイド孔12の先端部に円錐状のシート面6bが形成されている。また、ガイド孔12の後端側(反シート面側)は、ニードル7を保持する部分より内径が大きく形成されている。
ニードル7は、弁ボディ6のガイド孔12に摺動自在に保持される中軸部7aと、この中軸部7aの一端側に設けられる大径部7bと、中軸部7aの他端側に設けられる小径軸部7cとが一体に構成されると共に、大径部7bから中軸部7aまで中空状に設けられて、その中空内部が燃料通路13として利用される。
大径部7bは、中軸部7aより外径が大きく形成されて、加圧ピストン4の内周に摺動自在に保持されている。小径軸部7cは、中軸部7aより外径が小さく形成され、小径軸部7cの外周とガイド孔12の内周との間に燃料溜まり14が形成されている。中軸部7aと小径軸部7cとの段差部には、上記の燃料通路13と燃料溜まり14とを連通する連通孔7dが形成されている。また、小径軸部7cの先端部には、ニードル7の閉弁時に弁ボディ6のシート面6bに着座するシート部7eが設けられている。
このニードル7には、大径部7bの内周に形成される段差と加圧ピストン4のヘッド部4bとの間にスプリング15が配設され、そのスプリング15の反力がニードル7を閉弁方向(図示下方向)へ付勢する閉弁力として働く。一方、図2に示す様に、高圧燃料で満たされた圧力室16(後述する)の内部圧が、大径部7bと中軸部7aとの間に形成される段差面(ニードル受圧面7fと呼ぶ)に作用して、ニードル7を開弁方向(図示上方向)へ付勢する開弁力として働いている。
続いて、内側スリーブ8と圧力室16について、図2を参照して説明する。
内側スリーブ8は、弁ボディ6の後端面6aより反噴孔側(図示上方)へ突き出るニードル7の中軸部7aの外周に摺動自在に嵌合する筒状体に形成され、加圧ピストン4との間に配設されるスプリング17の反力を受けて、軸方向の先端部(本発明の軸方向端部)に設けられるエッジ部8aが弁ボディ6の後端面6aに押し付けられて密着している。なお、エッジ部8aは、内側スリーブ8の最外径に設けられ、周方向全周において弁ボディ6の後端面6aに密着している。
これにより、内側スリーブ8と外側スリーブ5との間に、弁ボディ6と加圧ピストン4とニードル7とで区画された圧力室16が形成され、その圧力室16に高圧燃料が満たされている。
なお、中軸部7aの外周に嵌合する内側スリーブ8の内周摺動面は、中軸部7aの外周面との摺動隙間を通じて圧力室16の高圧燃料が噴孔側へ流出することを抑制している。つまり、ニードル7の開閉動作に影響を与えない範囲で、内側スリーブ8の内周摺動面と中軸部7aの外周面との間に設けられる摺動隙間を小さく設定している。
スプリング17は、一方の端部が加圧ピストン4の円筒壁部4aの内周に形成された段差に係止され、他方の端部が内側スリーブ8に設けられたスプリング受け部8bに係止されている。スプリング受け部8bは、内側スリーブ8の外周を径方向外側へ鍔状に拡大して形成されている。
上記の内側スリーブ8は、圧力室16の内部圧が内側スリーブ8を弁ボディ6側へ付勢する方向に働くスリーブ受圧面8cを有するが、このスリーブ受圧面8cの面積は、ニードル受圧面7fの面積より、例えば、1.5倍程度大きく形成されている。なお、スリーブ受圧面8cは、図2に示す様に、ニードル受圧面7fに対向する内側スリーブ8の後端面8c1と、スプリング17の他方の端部を受けるスプリング受け部8bの座面8c2とで形成される。
次に、燃料噴射弁1の作動を説明する。
圧電アクチュエータ3に電圧が印加されて変位が発生する(伸張する)と、その変位を受けて加圧ピストン4が図示下方へ押し下げられることにより、圧力室16の容積が減少して、内部圧が上昇する。これにより、ニードル受圧面7fに掛かる油圧力(開弁力)が閉弁力を上回ると、ニードル7がリフトして燃料溜まり14と噴孔11との間が連通することにより、燃料溜まり14を通じて供給される高圧燃料が噴孔11よりディーゼル機関の燃焼室へ噴射される。
この後、圧電アクチュエータ3への通電が停止されて変位が戻る(収縮する)と、スプリング9の反力で加圧ピストン4が押し戻されるため、圧力室16の容積が拡大することに伴い、圧力室16の内部圧が減圧される。これにより、ニードル受圧面7fに掛かる油圧力(開弁力)が減少して閉弁力より小さくなると、スプリング15の反力でニードル7が押し下げられ、ニードル7のシート部7eが弁ボディ6のシート面6bに着座して燃料溜まり14と噴孔11との間が遮断されることにより、噴射が終了する。
なお、圧力室16に満たされている高圧燃料の一部は、加圧ピストン4が図示下方へ移動して容積が減少する際に、外側スリーブ5と加圧ピストン4との摺動隙間、加圧ピストン4とニードル大径部7bとの摺動隙間、内側スリーブ8とニードル中軸部7aとの摺動隙間等より圧力室16の外部へ漏れるが、その後、圧電アクチュエータ3への通電が停止して加圧ピストン4が上方へ移動した時に、外側スリーブ5の先端エッジ部5aと弁ボディ6の後端面6aとの間に隙間が生じて、圧力室16に高圧燃料が補充される。つまり、加圧ピストン4が上方へ移動すると、外側スリーブ5を弁ボディ6側へ付勢しているスプリング9の反力が小さくなるため、外側スリーブ5を上方へ押し上げようとする力(外側スリーブ5の先端テーパ面に係る燃料圧力)が、スプリング9の反力に打ち勝つことにより、外側スリーブ5が押し上げられる。その結果、外側スリーブ5の先端エッジ部5aと弁ボディ6の後端面6aとの間に隙間が生じて、密閉空間に充填されている高圧燃料が圧力室16に補充される。
(実施例1の効果)
本実施例の燃料噴射弁1は、ニードル受圧面7fと弁ボディ6の後端面6aとの間に内側スリーブ8を配設したことにより、従来の燃料噴射弁(特許文献1参照)と比較して、圧力室16の容積をコンパクトに形成できる。その結果、ニードル7をリフトさせるために必要な開弁力(ニードル受圧面7fに作用する圧力室16の内部圧)を有効に得ることができる。つまり、内側スリーブ8を有していない従来品と比較した場合に、圧電アクチュエータ3によって駆動される加圧ピストン4の移動量が等しくても、本実施例の燃料噴射弁1の方が、圧力室16の内部圧が高くなるため、ニードル7に対する開弁力を大きくできる。その結果、ニードル7のリフト量を大きくして、より大流量の噴射を行うことが可能となるだけでなく、ニードル7を速やかにリフトさせることができるため、応答性が高く、高性能な燃料噴射弁1を提供できる。言い換えると、ニードル7をリフトさせるために必要な開弁力の大きさが従来品と同じであれば、圧電アクチュエータ3の駆動エネルギを小さくできる効果がある。
また、内側スリーブ8は、ニードル7の中軸部7aの外周に摺動自在に嵌合しているので、この内側スリーブ8と中軸部7aとの摺動部によって圧力室16の燃料リークを抑制できる。つまり、内側スリーブ8の内周摺動面と中軸部7aの外周面との摺動隙間を通じて圧力室16の高圧燃料が噴孔側へ流出することを抑制している。
さらに、内側スリーブ8は、周方向全周に設けられたエッジ部8aが弁ボディ6の後端面6aに押し付けられて密着しているので、エッジ部8aと後端面6aとの間に隙間が生じることはなく、エッジ部8aと後端面6aとの間から圧力室16の高圧燃料が噴孔側へ流出することも防止できる。
本実施例の内側スリーブ8は、弁ボディ6に固定されている訳ではなく、スプリング17によって弁ボディ6側へ付勢されているだけであるため、弁ボディ6に対して径方向への移動が可能である。従って、ニードル7の中軸部7aに嵌合する筒状体の内径(内周摺動面)だけを精度良く加工すれば良く、弁ボディ6に形成されるガイド孔12との同軸度を確保する必要はない。一方、ニードル7を保持する弁ボディ6のガイド孔12は、ニードル7との間で燃料リークを抑制する必要はなく、その分、ニードル7とのクリアランス管理をラフにできるので、生産性を向上できる。
また、内側スリーブ8は、弁ボディ6側の軸方向端部にエッジ部8aが形成され、このエッジ部8aが弁ボディ6の後端面6aに押し付けられている。この場合、弁ボディ6の後端面6aとエッジ部8aとの面圧が高くなるため、シール性が向上して、圧力室16からの燃料リークを抑制できる。また、エッジ部8aは、内側スリーブ8の最外径に形成されているので、エッジ部8aより内周側の端面に圧力室16の内部圧が掛かることはない。つまり、圧力室16の内部圧が内側スリーブ8を押し上げる力として働くことはないので、良好なシール性を確保できる。
内側スリーブ8を弁ボディ6側へ付勢するスプリング17は、一方の端部が加圧ピストン4の円筒壁部4aの内周に形成された段差に係止されているため、圧電アクチュエータ3に駆動されて加圧ピストン4が図1に示す下方へ移動した時、すなわち、圧力室16の内部圧が増大する時に、内側スリーブ8に対するスプリング17の付勢力が大きくなる。その結果、内側スリーブ8のエッジ部8aが弁ボディ6の後端面6aに強く押し付けられるため、シール性が向上して圧力室16からの燃料漏れを抑制できる効果が大きくなる。
また、内側スリーブ8は、圧力室16の内部圧が内側スリーブ8を弁ボディ6側へ付勢する方向に働くスリーブ受圧面8c(8c1、8c2)を有しており、このスリーブ受圧面8cの面積が、ニードル受圧面7fの面積より大きく形成されている。これにより、圧力室16の内部圧がニードル受圧面7fに作用してニードル7を押し上げる力より、圧力室16の内部圧がスリーブ受圧面8cに作用して内側スリーブ8を押し下げる力の方が大きくなるため、ニードル7がリフトする際に、内側スリーブ8がニードル7に連られてリフトすることを防止できる。
図3は実施例2に示す燃料噴射弁1の断面図である。
本実施例の燃料噴射弁1は、実施例1の構成に対し、ニードル7のリフト量を規制するストッパ構造を有する一例である。弁ボディ6は、図3に示す様に、ガイド孔12が形成されたボディ本体6Aと、このボディ本体6Aの反噴孔側(図示上側)に配置され、径方向の中央部にニードル7を遊挿する遊挿孔6cが形成されたスペーサ部材6Bとで構成される。
ボディ本体6Aには、ガイド孔12の反噴孔側に遊挿孔6cより内径が大きく形成された拡大室18が設けられている。
スペーサ部材6Bは、拡大室18の内径より径方向内側にて拡大室18の反噴孔側を区画する端面がニードル7のリフト量を規制するストッパ面として機能する。
一方、ニードル7は、拡大室18の内周を通る中軸部7aの外周に径方向外側へ突き出る鍔部7gが設けられ、この鍔部7gの外径が遊挿孔6cの内径より大きく形成されている。
上記の構成によれば、ニードル7が所定量リフトすると、中軸部7aに設けられた鍔部7gがスペーサ部材6Bのストッパ面に当接することで、ニードル7のリフト量が規制される。これにより、圧電アクチュエータ3の変位バラツキに係わりなく、安定した噴射量を得ることができ、噴射量の調量精度が向上するため、性能の高い燃料噴射弁1を提供できる。
図4は実施例3に示す燃料噴射弁1の断面図である。
本実施例の燃料噴射弁1は、図4に示す様に、外側スリーブ5を弁ボディ6側へ付勢するスプリング19を有し、このスプリング19の係止面を弁ハウジング2に設けた一例である。つまり、スプリング19は、一方の端部が弁ハウジング2の内周に形成された段差2bに係止され、他方の端部が外側スリーブ5の軸方向後端面に係止されている。
また、加圧ピストン4と弁ボディ6の後端面6aとの間には、圧電アクチュエータ3への通電が停止された時に、加圧ピストン4を押し戻すためのスプリング20が配設されている。
実施例1に記載した燃料噴射弁1では、加圧ピストン4のフランジ部4cと外側スリーブ5との間にスプリング9(図1参照)が配設されるため、加圧ピストン4の移動に応じてスプリング9の荷重が変化する。これに対し、本実施例の構成では、加圧ピストン4の移動に関係なく、外側スリーブ5を付勢するスプリング19の荷重が一定であるため、スプリング19の荷重管理が容易である。
また、スプリング20は、圧電アクチュエータ3への通電が停止された時に、加圧ピストン4を押し戻すだけの反力が得られれば良いので、実施例1に示したスプリング9と比較して、セット荷重(組み付け時の初期荷重)を小さくできる。その結果、圧電アクチュエータ3の荷重負荷を軽減でき、性能向上に寄与する。
(参考例)
実施例1〜3に記載した燃料噴射弁1は、弁ボディ6とは別体に設けられた内側スリーブ8を用いて圧力室16の容積をコンパクトに形成しているが、例えば、図5に示す様に、内側スリーブ8の代わりに、弁ボディ6と一体に凸部6dを設けることもできる。これにより、実施例1〜3に記載した燃料噴射弁1と同様に、圧力室16の容積をコンパクトに形成することができる。
燃料噴射弁の断面図である(実施例1)。 燃料噴射弁の要部を示す拡大断面図である(実施例1)。 燃料噴射弁の断面図である(実施例2)。 燃料噴射弁の断面図である(実施例3)。 燃料噴射弁の断面図である(参考例)。 従来技術を示す燃料噴射弁の断面図である。
符号の説明
1 燃料噴射弁
3 圧電アクチュエータ
4 加圧ピストン
6 弁ボディ
6A ボディ本体
6B スペーサ部材
6a 弁ボディの後端面
6c 遊挿孔
7 ニードル
7a ニードルの中軸部
7f ニードル受圧面
7g 鍔部
8 内側スリーブ
8a 内側スリーブのエッジ部
8b 内側スリーブのスプリング受け部
8c スリーブ受圧面
11 噴孔
16 圧力室
17 スプリング
19 スプリング
18 拡大室

Claims (7)

  1. 電圧が印加されて変位を生じる圧電アクチュエータと、
    この圧電アクチュエータに駆動されて軸方向に移動する加圧ピストンと、
    内部に加圧流体を収容すると共に、前記加圧ピストンの移動に応じて前記加圧流体の圧力が増減する圧力室と、
    軸方向にガイド孔が形成され、このガイド孔の先端部に噴孔を有する弁ボディと、
    前記ガイド孔に摺動可能に保持されて前記噴孔を開閉するニードルとを備え、
    前記弁ボディは、軸方向の反噴孔側に形成される後端面が前記圧力室を区画する一壁面を形成し、
    前記ニードルは、前記後端面より反噴孔側へ突き出る中軸部を有すると共に、この中軸部より外径が拡大されて前記圧力室の内部圧を軸方向に受けるニードル受圧面が形成され、このニードル受圧面に掛かる前記圧力室の内部圧が前記ニードルを開弁方向へ付勢する開弁力として働く燃料噴射弁であって、
    前記圧力室の内部に配設され、前記中軸部の外周に摺動自在に嵌合するように筒状体に形成される内側スリーブと、
    この内側スリーブを前記後端面に向けて付勢するスプリングとを備え、
    前記内側スリーブは、前記中軸部の外周面との摺動隙間を通じ、前記圧力室内の加圧流体が前記噴孔側へ流出することを抑制するように設けられる前記筒状体の内周摺動面と、前記スプリングにより前記後端面に押圧されて密着する部位を通じ、前記圧力室内の加圧流体が前記噴孔側へ流出することを抑制するように設けられる軸方向端部とを備えることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載した燃料噴射弁において、
    前記内側スリーブは、前記軸方向端部に、その周方向の全周にかけてエッジ部が形成され、このエッジ部が前記後端面に押圧されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項2に記載した燃料噴射弁において、
    前記内側スリーブは、前記軸方向端部の最外径に前記エッジ部が形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項1〜3に記載した何れかの燃料噴射弁において、
    前記内側スリーブには、前記筒状体の外径部を径方向外側へ鍔状に延設したスプリング受け部が設けられ、
    前記スプリングは、一方の端部が前記加圧ピストンに係止され、他方の端部が前記スプリング受け部に係止されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  5. 請求項1〜4に記載した何れかの燃料噴射弁において、
    前記内側スリーブには、前記圧力室の内部圧が前記内側スリーブを前記弁ボディ側へ付勢する方向に働くスリーブ受圧面が形成され、このスリーブ受圧面の方が、前記ニードル受圧面より面積が大きく形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  6. 請求項1〜5に記載した何れかの燃料噴射弁において、
    前記弁ボディは、前記ガイド孔が形成されたボディ本体と、このボディ本体の反噴孔側に配置されて、径方向の中央部に前記ニードルを遊挿する遊挿孔が形成されたスペーサ部材とで構成され、
    前記ボディ本体は、前記ガイド孔の反噴孔側に前記遊挿孔より内径が大きく形成された拡大室が設けられ、
    前記スペーサ部材は、前記拡大室の内径より径方向内側にて前記拡大室の反噴孔側を区画する端面が前記ニードルのリフト量を規制するストッパ面として設けられ、
    前記ニードルは、前記拡大室の内周を通る部位に、その外周から径方向外側に突き出る鍔部が設けられ、且つ、前記鍔部の外径が前記遊挿孔の内径より大きく設けられており、前記ニードルが開弁方向へ所定量リフトした時に、前記鍔部が前記ストッパ面に当接することで前記ニードルのリフト量が規制されることを特徴とする燃料噴射弁。
  7. 請求項1〜6に記載した何れかの燃料噴射弁において、
    前記弁ボディとの間に高圧流体で満たされる密閉空間を形成し、その密閉空間に前記圧電アクチュエータおよび前記加圧ピストン等を収容する弁ハウジングと、
    前記加圧ピストンの外周を摺動自在に保持する外側スリーブと、
    この外側スリーブを前記後端面に向けて付勢するスプリングとを有し、
    このスプリングは、一方の端部が前記弁ハウジングの内周に形成された段差に係止され、他方の端部が前記外側スリーブの軸方向後端面に係止されていることを特徴とする燃料噴射弁。
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