JP5051102B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料を内燃機関に噴射するための燃料噴射弁に関する。
特許文献1に示された燃料噴射弁は、ピエゾスタックと一体化されたピエゾピストン、およびノズルニードルにおける反噴口側に形成されたニードルピストン部が、段付きシリンダ内に摺動自在に挿入されている。そして、電荷が充電されてピエゾスタックが伸長すると、段付きシリンダ内に区画形成された油密室の圧力が上昇してノズルニードルが閉弁作動し(すなわち、噴孔を閉じる)、電荷が放電されてピエゾスタックが収縮すると、油密室の圧力が低下してノズルニードルが開弁作動するようになっている。
国際公開第2006/003048号パンフレット
しかしながら、特許文献1に示された燃料噴射弁は、ピエゾスタックのピエゾピストンおよびノズルニードルのニードルピストン部が共通の段付きシリンダに挿入されるため、ピエゾスタックとノズルニードルは極めて高い同軸精度を確保してボディに組み付ける必要がある。そして、ピエゾスタックおよびノズルニードルはボディにて径方向位置が決められるため、ピエゾスタックとノズルニードルの高い同軸精度を確保するためには、ボディを精度よく加工する必要があり、ボディの加工が難しいという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、ボディの加工を容易にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、高圧燃料が流通する高圧燃料通路(100、110)および高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴出させる噴孔(101、103、104)が形成されたボディ(10、11)と、第1シリンダ孔(160)および第1シリンダ孔(160)よりも小径の第2シリンダ孔(140)が形成されるとともに、第1シリンダ孔(160)および第2シリンダ孔(140)の一部が油密室(22)として区画形成されたシリンダ(14、16)と、第1シリンダ孔(160)に摺動自在に挿入されたピストン(19、41)と、ニードルピストン部(131、301)が第2シリンダ孔(140)に摺動自在に挿入され、油密室(22)の圧力により噴孔(101、103、104)を閉じる向きに付勢されるとともに、高圧燃料により開弁向きに付勢されるノズルニードル(13)と、電荷の充放電により伸縮するピエゾスタック(17)とを備え、ピエゾスタック(17)の伸縮により油密室(22)の容積を変化させてノズルニードル(13)の開閉作動を制御する燃料噴射弁において、シリンダは、第1シリンダ孔(160)が形成された第1シリンダ(16)と、第2シリンダ孔(140)が形成された第2シリンダ(14)とに分割され、スプリング(15、21、32)により第2シリンダ(14)が第1シリンダ(16)に向かって付勢されて、第1シリンダ(16)と第2シリンダ(14)が当接していることを特徴とする。
これによると、シリンダが第1シリンダ(16)と第2シリンダ(14)に分割されているため、ピストン(19、41)とノズルニードル(13)の高い同軸精度は不要となり、ボディ(10、11)の加工が容易になる。
請求項2に記載の発明では、高圧燃料が流通する高圧燃料通路(100、110)および高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴出させる噴孔(101、103、104)がボディ(10、11)に形成され、高圧燃料により開弁向きに付勢されるノズルニードル(13)により噴孔(101、103、104)を開閉する燃料噴射弁であって、電荷の充放電により伸縮するピエゾスタック(17)と、第1シリンダ孔(160)が形成され、ピエゾスタック(17)により駆動される第1シリンダ(16)と、第1シリンダ孔(160)よりも小径の第2シリンダ孔(140)が形成され、第1シリンダ(16)の端面に当接して移動する第2シリンダ(14)と、第2シリンダ(14)を第1シリンダ(16)に向かって付勢するスプリング(15、21、32)と、ボディ(10、11)に位置決め固定されるとともに、第1シリンダ孔(160)に摺動自在に挿入された固定ピストン(19)とを備え、ノズルニードル(13)における反噴口側に形成されたニードルピストン部(131、301)が第2シリンダ孔(140)に摺動自在に挿入され、第1シリンダ(16)および第2シリンダ(14)の内部に油密室(22)が区画形成され、ピエゾスタック(17)の伸長により、第1シリンダ(16)および第2シリンダ(14)を油密室(22)の容積が拡大する向きに移動させて、ノズルニードル(13)を開弁作動させるように構成され、ピエゾスタック(17)の収縮により、第1シリンダ(16)および第2シリンダ(14)を油密室(22)の容積が縮小する向きに移動させて、ノズルニードル(13)を閉弁作動させるように構成されていることを特徴とする。
これによると、シリンダが第1シリンダ(16)と第2シリンダ(14)に分割されているため、固定ピストン(19)とノズルニードル(13)の高い同軸精度は不要となり、ボディ(10、11)の加工が容易になる。
請求項3に記載の発明では、高圧燃料が流通する高圧燃料通路(100、110)および高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴出させる噴孔(101)がボディ(10、11)に形成され、高圧燃料により開弁向きに付勢されるノズルニードル(13)により噴孔(101)を開閉する燃料噴射弁であって、電荷の充放電により伸縮するピエゾスタック(17)と、第1シリンダ孔(160)が形成され、ボディ(10、11)に位置決め固定された第1シリンダ(16)と、第1シリンダ孔(160)よりも小径の第2シリンダ孔(140)が形成され、第1シリンダ(16)の端面に当接して配置された第2シリンダ(14)と、第2シリンダ(14)を第1シリンダ(16)に向かって付勢するスプリング(15)と、第1シリンダ孔(160)に摺動自在に挿入され、ピエゾスタック(17)に駆動されるピエゾピストン(41)とを備え、ノズルニードル(13)における反噴口側に形成されたニードルピストン部(131)が第2シリンダ孔(140)に摺動自在に挿入され、第1シリンダ(16)および第2シリンダ(14)の内部に油密室(22)が区画形成され、ピエゾスタック(17)の収縮により、ピエゾピストン(41)を油密室(22)の容積が拡大する向きに移動させて、ノズルニードル(13)を開弁作動させるように構成され、ピエゾスタック(17)の伸長により、ピエゾピストン(41)を油密室(22)の容積が縮小する向きに移動させて、ノズルニードル(13)を閉弁作動させるように構成されていることを特徴とする。
これによると、シリンダが第1シリンダ(16)と第2シリンダ(14)に分割されているため、ピエゾピストン(41)とノズルニードル(13)の高い同軸精度は不要となり、ボディ(10、11)の加工が容易になる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、スプリング(15、32)は、第2シリンダ(14)とノズルニードル(13)とに挟持されて、第2シリンダ(14)を第1シリンダ(16)に向かって付勢するとともに、ノズルニードル(13)を閉弁向きに付勢することを特徴とする。
これによると、1つのスプリング(15、32)よって第2シリンダ(14)およびノズルニードル(13)を付勢するため、燃料噴射弁の構成を簡素にすることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、スプリング(21)は、ボディ(10、11)と第2シリンダ(14)とに挟持されて、第2シリンダ(14)を第1シリンダ(16)に向かって付勢することを特徴とする。
これによると、作動中に第1シリンダ(16)と第2シリンダ(14)が離れることを確実に防止することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料噴射弁において、スプリング(15、21、32)は、第2シリンダ(14)とノズルニードル(13)とに挟持されて、第2シリンダ(14)を第1シリンダ(16)に向かって付勢するとともに、ノズルニードル(13)を閉弁向きに付勢するニードルスプリング(15、32)と、ボディ(10、11)と第2シリンダ(14)とに挟持されて、第2シリンダ(14)を第1シリンダ(16)に向かって付勢するシリンダスプリング(21)とからなることを特徴とする。
これによると、ノズルニードル(13)を確実に閉弁させることができるとともに、作動中に第1シリンダ(16)と第2シリンダ(14)が離れることを確実に防止することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る燃料噴射弁の構成を示す断面図である。
燃料噴射弁は、内燃機関(より詳細にはディーゼルエンジン、図示せず)のシリンダヘッドに装着され、蓄圧器(図示せず)内に蓄えられた高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴射するものである。
図1に示すように、燃料噴射弁のボディは、略円筒状のノズルボディ10と略円筒状のピエゾボディ11に分割されており、それらのボディ10、11は噴射弁軸方向に直列に配置されて、略円筒状のリテーニングナット12によって一体的に保持されている。
ピエゾボディ11には、蓄圧器から供給される高圧燃料が流通する上流側高圧燃料通路110が形成されている。ノズルボディ10には、上流側高圧燃料通路110を介して供給される高圧燃料をノズルボディ10の先端側まで導く下流側高圧燃料通路100が形成されている。ノズルボディ10の先端側には、下流側高圧燃料通路100を介して供給される高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴出させる噴孔101が形成されている。
下流側高圧燃料通路100には、噴孔101を開閉する略円柱状のノズルニードル13がノズルボディ10に摺動自在に保持されて配置されている。ノズルボディ10には噴孔101の上流側にボディシート部102が形成されており、ノズルニードル13には噴孔101側の端部にテーパ状のニードルシート部130が形成されており、ノズルニードル13の往復動に伴ってニードルシート部130がボディシート部102に接離することにより噴孔101が開閉される。ノズルニードル13は、ニードルシート部130に作用する高圧燃料により開弁向きに付勢される。
ノズルニードル13には、反噴孔側に円柱状のニードルピストン部131が形成されている。そして、このニードルピストン部131は、第2シリンダ14の第2シリンダ孔140に摺動自在に挿入されている。
ノズルニードル13には、径方向外側に突出するニードルフランジ部132が軸方向中間部に形成され、このニードルフランジ部132と第2シリンダ14との間にニードルスプリング15が挟持されている。このニードルスプリング15は、第2シリンダ14を第1シリンダ16に向かって付勢するとともに、ノズルニードル13を閉弁向きに付勢する。
ニードルフランジ部132の外周面には、面取り133が複数個形成されている。そして、下流側高圧燃料通路100におけるニードルフランジ部132よりも上流側部位とニードルフランジ部132よりも下流側部位は、これらの面取り133とノズルボディ10との隙間を介して連通している。
上流側高圧燃料通路110には、ピエゾ素子が多数積層されて電荷の充放電により伸縮するピエゾスタック17が収容されている。そして、ピエゾスタック17と第1シリンダ16との間にプッシュプレート18(詳細後述)が配置され、ピエゾスタック17の伸長時には、ピエゾスタック17によりプッシュプレート18を介して第1シリンダ16が駆動されるようになっている。
第1シリンダ16は円筒状であり、この第1シリンダ16には、第2シリンダ孔140よりも大径の第1シリンダ孔160が形成されており、この第1シリンダ孔160に固定ピストン19(詳細後述)が摺動自在に挿入されている。この固定ピストン19は、皿ばねよりなる保持スプリング20によって、ノズルボディ10の反噴孔側の端面に押し付けられて、ノズルボディ10に対して位置決め固定されている。
第2シリンダ14は、第1シリンダ16よりも噴孔101側に位置している。また、第2シリンダ14は鍔付き円筒状であり、径方向外側に突出する第2シリンダフランジ部141が反噴孔側の端部に形成されており、この第2シリンダフランジ部141における反噴孔側の端面と第1シリンダ16における噴孔101側の端面とが当接している。
ノズルボディ10と第2シリンダフランジ部141との間にシリンダスプリング21が挟持されている。このシリンダスプリング21は、第2シリンダ14を第1シリンダ16に向かって付勢する。
第1シリンダ16および第2シリンダ14内において、ニードルピストン部131と固定ピストン19との間には、燃料で満たされた油密室22が区画形成されている。
図2は、第1シリンダ16、プッシュプレート18、および固定ピストン19の分解斜視図である。図1、図2に示すように、固定ピストン19には、第1シリンダ16に挿入される円柱状の固定ピストン部190が形成されるとともに、固定ピストン部190よりも反噴孔側に位置し、径方向外側に突出して保持スプリング20とノズルボディ10とに挟持される腕部191が形成されている。この腕部191には、周方向に沿って3つの切り欠き部192が形成されている。
プッシュプレート18には、円柱状の円板部180が形成されており、この円板部180がピエゾスタック17に当接している。また、プッシュプレート18には、円板部180から噴孔101側に向かって突出する円柱状の脚部181が形成されている。この脚部181は、周方向に沿って3個設けられ、固定ピストン19の切り欠き部192を貫通して先端部が第1シリンダ16に当接している。
次に、上記燃料噴射弁の作動を説明する。図1は燃料噴射弁の閉弁状態を示している。このときには、第2シリンダ孔140とニードルピストン部131とのクリアランス、および第1シリンダ孔160と固定ピストン部190とのクリアランスを介して、上流側高圧燃料通路110や下流側高圧燃料通路100から油密室22に高圧燃料が流入し、油密室22の圧力は上流側高圧燃料通路110や下流側高圧燃料通路100の圧力と等しくなっている。そして、ノズルニードル13は、ニードルピストン部131に作用する油密室22の圧力により閉弁向きに付勢されるとともに、ニードルスプリング15により閉弁向きに付勢されて、閉弁状態になっている。
次に、ピエゾスタック17に充電電流が供給されて(すなわち、電荷が充電されて)ピエゾ電圧が上昇すると、ピエゾスタック17が伸長し、プッシュプレート18を介して第1シリンダ16および第2シリンダ14が噴孔101側に向かって駆動され、油密室22の容積が拡大されて油密室22の圧力が低下し、ノズルニードル13を閉弁向きに付勢する力が小さくなる。
そして、ニードルシート部130に作用する高圧燃料によりノズルニードル13を開弁向きに付勢する力の方が、ノズルニードル13を閉弁向きに付勢する力よりも大きくなると、ノズルニードル13が開弁向きに移動し、ニードルシート部130がボディシート部102から離れて噴孔101が開かれ、噴孔101から内燃機関の気筒内に燃料が噴射される。
その後、ピエゾスタック17から電荷が放電されてピエゾ電圧が低下すると、ピエゾスタック17が収縮し、第1シリンダ16および第2シリンダ14はニードルスプリング15およびシリンダスプリング21により反噴孔側(すなわち、ピエゾスタック17側)に戻され、油密室22の容積が縮小される。これにより、油密室22の圧力が上昇し、ノズルニードル13を閉弁向きに付勢する力が大きくなるため、ノズルニードル13が閉弁向きに移動し、ニードルシート部130がボディシート部102に当接して噴孔101が閉じられ、燃料噴射が終了する。
本実施形態の燃料噴射弁では、シリンダが第1シリンダ16と第2シリンダ14に分割されているため、固定ピストン19とノズルニードル13の高い同軸精度は不要となり、ノズルボディ10およびピエゾボディ11の加工が容易になる。
ところで、ピエゾスタック17とノズルニードル13の高い同軸精度を確保できない場合には、ピエゾスタック17とノズルニードル13の軸ずれを吸収するために、第2シリンダ孔140とニードルピストン部131とのクリアランス、および第1シリンダ孔160と固定ピストン部190とのクリアランスを大きくする必要が生じる。そして、クリアランスを大きくするとそこからの洩れが大きくなるため、洩れ量増加分を補うためにピエゾスタック17の伸縮量を大きくする必要が生じ、その結果ピエゾスタック17への供給エネルギーが増加してしまうという問題が発生する。
本実施形態の燃料噴射弁では、固定ピストン19とノズルニードル13の高い同軸精度は不要であり、第2シリンダ孔140とニードルピストン部131とのクリアランス、および第1シリンダ孔160と固定ピストン部190とのクリアランスを小さくすることができるため、クリアランスからの洩れを少なくして、ピエゾスタック17への供給エネルギーを抑制することができる。
また、ニードルスプリング15およびシリンダスプリング21により、第2シリンダ14は第1シリンダ16に向かって付勢されているため、作動中に第1シリンダ16と第2シリンダ14が離れることを確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、ニードルフランジ部132と第2シリンダ14との間にニードルスプリング15を挟持させたが、ニードルスプリング15を油密室22に配置し、ニードルピストン部131と固定ピストン部190との間にニードルスプリング15を挟持させてもよい。
また、本実施形態のようにニードルフランジ部132と第2シリンダ14との間にニードルスプリング15が挟持されている場合は、シリンダスプリング21を廃止してもよい。この場合、第2シリンダ14はニードルスプリング15によって第1シリンダ16に押し付けられる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図3は第2実施形態に係る燃料噴射弁の構成を示す断面図である。
本実施形態は、複数の噴孔を複数のノズルニードルによって開閉するようにしたものである。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図3に示すように、ノズルボディ10の先端側には、下流側高圧燃料通路100を介して供給される高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴出させる第1噴孔103および第2噴孔104が形成されている。第1噴孔103および第2噴孔104は一端がボディシート部102に開口している。また、第2噴孔104は第1噴孔103よりも内周側に配置されている。
ノズルニードル13は、ノズルボディ10に摺動自在に保持された略円筒状の第1ニードル30と、第1ニードル30内に摺動自在に挿入された略円柱状の第2ニードル31とを備えている。
第1ニードル30には第1噴孔103側の端部にテーパ状の第1ニードルシート部300が形成されており、第1ニードル30の往復動に伴って第1ニードルシート部300がボディシート部102に接離することにより第1噴孔103が開閉される。第1ニードル30は、第1ニードルシート部300に作用する高圧燃料により開弁向きに付勢される。
第1ニードル30には、反噴孔側に円筒状の第1ニードルピストン部301が形成されている。そして、この第1ニードルピストン部301は、第2シリンダ14の第2シリンダ孔140に摺動自在に挿入されている。
第1ニードル30には、径方向外側に突出する第1ニードルフランジ部302が軸方向中間部に形成され、この第1ニードルフランジ部302と第2シリンダ14との間に第1ニードルスプリング32が挟持されている。この第1ニードルスプリング32は、第2シリンダ14を第1シリンダ16に向かって付勢するとともに、第1ニードル30を閉弁向きに付勢する。
第1ニードルフランジ部302の外周面には、面取り303が複数個形成されている。そして、下流側高圧燃料通路100における第1ニードルフランジ部302よりも上流側部位と第1ニードルフランジ部302よりも下流側部位は、これらの面取り303とノズルボディ10との隙間を介して連通している。
第2ニードル31には第2噴孔104側の端部にテーパ状の第2ニードルシート部310が形成されており、第2ニードル31の往復動に伴って第2ニードルシート部310がボディシート部102に接離することにより第2噴孔104が開閉される。
第2ニードル31には、径方向外側に突出する第2ニードルフランジ部311が反噴孔側の端部近傍に形成されている。この第2ニードルフランジ部311は油密室22に配置されており、第2ニードルフランジ部311と固定ピストン19との間に第2ニードルスプリング33が挟持されている。この第2ニードルスプリング33は、第2ニードル31を閉弁向きに付勢する。
第1ニードル30および第2ニードル31がともに閉弁している状態(図3に示す状態)では、第1ニードル30の反噴孔側の端部と第2ニードルフランジ部311との間に、軸方向間隔H1の隙間が設定されている。
次に、上記燃料噴射弁の作動を説明する。第1ニードル30および第2ニードル31がともに閉弁している状態から、ピエゾスタック17に充電電流が供給されてピエゾ電圧が上昇すると、ピエゾスタック17が伸長し、プッシュプレート18を介して第1シリンダ16および第2シリンダ14が噴孔103、104側に向かって駆動され、油密室22の容積が拡大されて油密室22の圧力が低下し、第1ニードル30を閉弁向きに付勢する力が小さくなる。
そして、第1ニードルシート部300に作用する高圧燃料により第1ニードル30を開弁向きに付勢する力の方が、第1ニードル30を閉弁向きに付勢する力よりも大きくなった時点で、第1ニードル30が開弁向きに移動し、第1ニードルシート部300がボディシート部102から離れて第1噴孔103が開かれ、第1噴孔103から内燃機関の気筒内に燃料が噴射される。このときには第2噴孔104は閉じられているため、噴射率は低い。
第1ニードル30が軸方向間隔H1だけリフトして、第1ニードル30の反噴孔側の端部と第2ニードルフランジ部311とが当接すると、第2ニードルスプリング33のばね力が作用するため、第1ニードル30の開弁向きの移動が一旦停止される。そして、ピエゾスタック17がさらに伸長して油密室22の圧力がさらに低下すると、第1ニードル30および第2ニードル31がともに開弁向きに移動し、第2ニードルシート部310がボディシート部102から離れて第2噴孔104が開かれ、第2噴孔104からも内燃機関の気筒内に燃料が噴射される。このときには、第1噴孔103および第2噴孔104の両方から燃料が噴射されるため、噴射率は高くなる。
その後、ピエゾスタック17から電荷が放電されてピエゾ電圧が低下すると、ピエゾスタック17が収縮し、第1シリンダ16および第2シリンダ14は第1ニードルスプリング32およびシリンダスプリング21により反噴孔側に戻され、油密室22の容積が縮小される。これにより、油密室22の圧力が上昇し、第1ニードル30および第2ニードル31を閉弁向きに付勢する力が大きくなるため、第1ニードル30および第2ニードル31が閉弁向きに移動し、第1ニードルシート部300がボディシート部102に当接して第1噴孔103が閉じられるとともに、第2ニードルシート部310がボディシート部102に当接して第2噴孔104が閉じられ、燃料噴射が終了する。
本実施形態の燃料噴射弁によると、噴射開始初期の噴射率を低くし、その後噴射率を高くすることができる。また、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、第1ニードルフランジ部302と第2シリンダ14との間に第1ニードルスプリング32を挟持させたが、第1ニードルスプリング32を油密室22に配置し、第1ニードルピストン部301と固定ピストン部190との間に第1ニードルスプリング32を挟持させてもよい。
また、本実施形態のように第1ニードルフランジ部302と第2シリンダ14との間に第1ニードルスプリング32が挟持されている場合は、シリンダスプリング21を廃止してもよい。この場合、第2シリンダ14は第1ニードルスプリング32によって第1シリンダ16に押し付けられる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。図4は第3実施形態に係る燃料噴射弁の構成を示す断面図である。
本実施形態は、ピエゾスタック17の収縮により開弁し、ピエゾスタック17の伸長により閉弁するようにしたものである。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すように、上流側高圧燃料通路110には、ピエゾボディ11と係合する薄板リング状のプレート40が配置されている。そして、第1シリンダ16はニードルスプリング15によりプレート40に押し付けられて、ピエゾボディ11に対して位置決め固定されている。
プレート40の板部には貫通孔400が複数個形成され、第1シリンダ16の外周部には切り欠き溝161が複数個形成されている。そして、上流側高圧燃料通路110におけるプレート40よりも上流側部位とプレート40よりも下流側部位は、これらの貫通孔400および切り欠き溝161を介して連通している。
ピエゾスタック17には噴孔101側の端部に円柱状のピエゾピストン41が一体的に装着されている。そして、このピエゾピストン41は、第1シリンダ16の第1シリンダ孔160に摺動自在に挿入されている。
次に、上記燃料噴射弁の作動を説明する。図4は燃料噴射弁の閉弁状態を示している。このときには、ピエゾスタック17に充電電流が供給されてピエゾスタック17が伸長し、ピエゾピストン41が噴孔101側に向かって駆動され、油密室22の容積が縮小されている。これにより、油密室22の圧力が上昇し、油密室22の圧力およびニードルスプリング15のばね力によってノズルニードル13が閉弁向きに移動され、ニードルシート部130がボディシート部102に当接して噴孔101が閉じられている。
次に、ピエゾスタック17から電荷が放電されてピエゾスタック17が収縮すると、ピエゾピストン41が反噴孔側に戻され、油密室22の容積が拡大されて油密室22の圧力が低下し、ノズルニードル13を閉弁向きに付勢する力が小さくなる。そして、ニードルシート部130に作用する高圧燃料によりノズルニードル13を開弁向きに付勢する力の方が、ノズルニードル13を閉弁向きに付勢する力よりも大きくなると、ノズルニードル13が開弁向きに移動し、ニードルシート部130がボディシート部102から離れて噴孔101が開かれ、噴孔101から内燃機関の気筒内に燃料が噴射される。
再びピエゾスタック17に充電電流が供給されると、ピエゾスタック17が伸長し、ピエゾピストン41が噴孔101側に向かって駆動され、油密室22の容積が縮小される。これにより、油密室22の圧力が上昇し、油密室22の圧力およびニードルスプリング15のばね力によってノズルニードル13が閉弁向きに移動し、ニードルシート部130がボディシート部102に当接して噴孔101が閉じられ、燃料噴射が終了する。
本実施形態の燃料噴射弁では、シリンダが第1シリンダ16と第2シリンダ14に分割されているため、ピエゾピストン40とノズルニードル13の高い同軸精度は不要となり、ノズルボディ10およびピエゾボディ11の加工が容易になる。
また、ピエゾピストン40とノズルニードル13の高い同軸精度が不要になることに伴い、第1シリンダ16とピエゾピストン40との間のクリアランス、および第2シリンダ14とニードルピストン部131との間のクリアランスを小さくすることができるため、クリアランスからの洩れを少なくして、ピエゾスタック17への供給エネルギーを抑制することができる。
なお、本実施形態において、第1実施形態と同様に、ノズルボディ10と第2シリンダフランジ部141との間にシリンダスプリング21(図1参照)を挟持させてもよい。この場合は、ニードルスプリング15を油密室22に配置し、ニードルピストン部131とピエゾピストン40との間にニードルスプリング15を挟持させてもよい。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。図5は第4実施形態に係る燃料噴射弁の構成を示す断面図である。
本実施形態は、第1シリンダ16および第2シリンダ14の形状、さらには、シリンダスプリング21の配置が、第1実施形態と異なっている。その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すように、第1シリンダ16は鍔付き円筒状であり、径方向内側に突出する第1シリンダフランジ部162が噴孔側の端部に形成されている。第2シリンダ14は円筒状であり、第1シリンダフランジ部162の噴孔側の端面と第2シリンダ16における反噴孔側の端面とが当接している。シリンダスプリング21は、ノズルボディ10と第1シリンダフランジ部162との間に挟持されている。このシリンダスプリング21は、第1シリンダ16をピエゾスタック17に向かって付勢する。
上記構成において、ピエゾスタック17から電荷が放電されてピエゾ電圧が低下すると、ピエゾスタック17が収縮し、第1シリンダ16および第2シリンダ14はニードルスプリング15およびシリンダスプリング21により反噴孔側に戻され、油密室22の容積が縮小される。これにより、油密室22の圧力が上昇し、ノズルニードル13を閉弁向きに付勢する力が大きくなるため、ノズルニードル13が閉弁向きに移動し、ニードルシート部130がボディシート部102に当接して噴孔101が閉じられ、燃料噴射が終了する。
この閉弁作動中に、油密室22の圧力が下流側高圧燃料通路100の圧力よりも高くなると、油密室22と下流側高圧燃料通路100の圧力が第1シリンダフランジ部162に作用して、油密室22と下流側高圧燃料通路100との圧力差により第1シリンダ16は第2シリンダ14側に付勢される。したがって、閉弁作動中に第1シリンダ16と第2シリンダ14が離れることを確実に防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る燃料噴射弁の構成を示す断面図である。 図1の第1シリンダ16、プッシュプレート18、および固定ピストン19の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る燃料噴射弁の構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る燃料噴射弁の構成を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る燃料噴射弁の構成を示す断面図である。
符号の説明
10 ノズルボディ
11 ピエゾボディ
13 ノズルニードル
14 第2シリンダ
15 ニードルスプリング
16 第1シリンダ
17 ピエゾスタック
19 固定ピストン
21 シリンダスプリング
32 第1ニードルスプリング
22 油密室
100 高圧燃料通路
101 噴孔
103 噴孔
104 噴孔
110 高圧燃料通路
131 ニードルピストン部
140 第2シリンダ孔
160 第1シリンダ孔
301 第1ニードルピストン部

Claims (6)

  1. 高圧燃料が流通する高圧燃料通路(100、110)および高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴出させる噴孔(101、103、104)が形成されたボディ(10、11)と、
    第1シリンダ孔(160)および前記第1シリンダ孔(160)よりも小径の第2シリンダ孔(140)が形成されるとともに、前記第1シリンダ孔(160)および第2シリンダ孔(140)の一部が油密室(22)として区画形成されたシリンダ(14、16)と、
    前記第1シリンダ孔(160)に摺動自在に挿入されたピストン(19、41)と、
    ニードルピストン部(131、301)が前記第2シリンダ孔(140)に摺動自在に挿入され、前記油密室(22)の圧力により前記噴孔(101、103、104)を閉じる向きに付勢されるとともに、前記高圧燃料により開弁向きに付勢されるノズルニードル(13)と、
    電荷の充放電により伸縮するピエゾスタック(17)とを備え、
    前記ピエゾスタック(17)の伸縮により前記油密室(22)の容積を変化させて前記ノズルニードル(13)の開閉作動を制御する燃料噴射弁において、
    前記シリンダは、前記第1シリンダ孔(160)が形成された第1シリンダ(16)と、前記第2シリンダ孔(140)が形成された第2シリンダ(14)とに分割され、
    スプリング(15、21、32)により前記第2シリンダ(14)が前記第1シリンダ(16)に向かって付勢されて、前記第1シリンダ(16)と前記第2シリンダ(14)が当接していることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 高圧燃料が流通する高圧燃料通路(100、110)および高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴出させる噴孔(101、103、104)がボディ(10、11)に形成され、前記高圧燃料により開弁向きに付勢されるノズルニードル(13)により前記噴孔(101、103、104)を開閉する燃料噴射弁であって、
    電荷の充放電により伸縮するピエゾスタック(17)と、
    第1シリンダ孔(160)が形成され、前記ピエゾスタック(17)により駆動される第1シリンダ(16)と、
    前記第1シリンダ孔(160)よりも小径の第2シリンダ孔(140)が形成され、前記第1シリンダ(16)の端面に当接して移動する第2シリンダ(14)と、
    前記第2シリンダ(14)を前記第1シリンダ(16)に向かって付勢するスプリング(15、21、32)と、
    前記ボディ(10、11)に位置決め固定されるとともに、前記第1シリンダ孔(160)に摺動自在に挿入された固定ピストン(19)とを備え、
    前記ノズルニードル(13)における反噴口側に形成されたニードルピストン部(131、301)が前記第2シリンダ孔(140)に摺動自在に挿入され、
    前記第1シリンダ(16)および前記第2シリンダ(14)の内部に油密室(22)が区画形成され、
    前記ピエゾスタック(17)の伸長により、前記第1シリンダ(16)および前記第2シリンダ(14)を前記油密室(22)の容積が拡大する向きに移動させて、前記ノズルニードル(13)を開弁作動させるように構成され、
    前記ピエゾスタック(17)の収縮により、前記第1シリンダ(16)および前記第2シリンダ(14)を前記油密室(22)の容積が縮小する向きに移動させて、前記ノズルニードル(13)を閉弁作動させるように構成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 高圧燃料が流通する高圧燃料通路(100、110)および高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴出させる噴孔(101)がボディ(10、11)に形成され、前記高圧燃料により開弁向きに付勢されるノズルニードル(13)により前記噴孔(101)を開閉する燃料噴射弁であって、
    電荷の充放電により伸縮するピエゾスタック(17)と、
    第1シリンダ孔(160)が形成され、前記ボディ(10、11)に位置決め固定された第1シリンダ(16)と、
    前記第1シリンダ孔(160)よりも小径の第2シリンダ孔(140)が形成され、前記第1シリンダ(16)の端面に当接して配置された第2シリンダ(14)と、
    前記第2シリンダ(14)を前記第1シリンダ(16)に向かって付勢するスプリング(15)と、
    前記第1シリンダ孔(160)に摺動自在に挿入され、前記ピエゾスタック(17)に駆動されるピエゾピストン(41)とを備え、
    前記ノズルニードル(13)における反噴口側に形成されたニードルピストン部(131)が前記第2シリンダ孔(140)に摺動自在に挿入され、
    前記第1シリンダ(16)および前記第2シリンダ(14)の内部に油密室(22)が区画形成され、
    前記ピエゾスタック(17)の収縮により、前記ピエゾピストン(41)を前記油密室(22)の容積が拡大する向きに移動させて、前記ノズルニードル(13)を開弁作動させるように構成され、
    前記ピエゾスタック(17)の伸長により、前記ピエゾピストン(41)を前記油密室(22)の容積が縮小する向きに移動させて、前記ノズルニードル(13)を閉弁作動させるように構成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 前記スプリング(15、32)は、前記第2シリンダ(14)と前記ノズルニードル(13)とに挟持されて、前記第2シリンダ(14)を前記第1シリンダ(16)に向かって付勢するとともに、前記ノズルニードル(13)を閉弁向きに付勢することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料噴射弁。
  5. 前記スプリング(21)は、前記ボディ(10、11)と前記第2シリンダ(14)とに挟持されて、前記第2シリンダ(14)を前記第1シリンダ(16)に向かって付勢することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料噴射弁。
  6. 前記スプリング(15、21、32)は、
    前記第2シリンダ(14)と前記ノズルニードル(13)とに挟持されて、前記第2シリンダ(14)を前記第1シリンダ(16)に向かって付勢するとともに、前記ノズルニードル(13)を閉弁向きに付勢するニードルスプリング(15、32)と、
    前記ボディ(10、11)と前記第2シリンダ(14)とに挟持されて、前記第2シリンダ(14)を前記第1シリンダ(16)に向かって付勢するシリンダスプリング(21)とからなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料噴射弁。
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