JP2010223199A - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】開弁作動時に油密室と高圧燃料通路間でリークする燃料の量を抑制するようにした直動式の燃料噴射弁において、シリンダの加工および固定ピストンの組み付けを容易にする。
【解決手段】ピエゾアクチュエータ14により駆動されるシリンダ23に、ニードルピストン部132を挿入するとともに、固定ピストン22を挿入し、ニードルピストン部132と固定ピストン22との間に油密室27を形成する。そして、ピエゾアクチュエータ14の伸縮により油密室27の容積を変化させてノズルニードル13を駆動する。また、固定ピストン22を、保持スプリング26により固定プレート21に位置決め保持して、固定ピストン22にその周方向および径方向への自由度を持たせているため、固定ピストン22がシリンダ23の孔位置に倣って組み付けられる。
【選択図】図1
【解決手段】ピエゾアクチュエータ14により駆動されるシリンダ23に、ニードルピストン部132を挿入するとともに、固定ピストン22を挿入し、ニードルピストン部132と固定ピストン22との間に油密室27を形成する。そして、ピエゾアクチュエータ14の伸縮により油密室27の容積を変化させてノズルニードル13を駆動する。また、固定ピストン22を、保持スプリング26により固定プレート21に位置決め保持して、固定ピストン22にその周方向および径方向への自由度を持たせているため、固定ピストン22がシリンダ23の孔位置に倣って組み付けられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料を内燃機関に噴射するための燃料噴射弁に関する。
ピエゾアクチュエータの駆動力を油圧もしくは機械的な機構を介してノズルニードルへ伝えることでノズルニードルを駆動する燃料噴射弁を、直動式と称している(特許文献1参照)。そして、直動式にすることにより、開閉弁時共にアクチュエータ追従性の良い燃料噴射弁が得られる。
しかしながら、特許文献1に示された燃料噴射弁は、高圧燃料通路と油密室との間に3箇所の摺動部クリアランスがあるため、開弁作動時にそれらのクリアランスを介して油密室から高圧燃料通路にリークする燃料の量が多くなってしまい、駆動伝達効率が低下するという問題があった。
そこで本発明者は、特願2007−232379にて、開弁作動時に油密室と高圧燃料通路間でリークする燃料の量を抑制するために、高圧燃料通路と油密室との間の摺動部クリアランスが2箇所となる直動式の燃料噴射弁(以下、先願の燃料噴射弁という)を提案した。
この先願の燃料噴射弁は、2つのシリンダガイド孔を有するシリンダがピエゾアクチュエータにより駆動され、一方のシリンダガイド孔に摺動自在に挿入される固定ピストンがボデーに固定され、他方のシリンダガイド孔にノズルニードルのニードルピストン部が摺動自在に挿入され、シリンダ内において固定ピストンとニードルピストン部との間に油密室が区画形成され、ピエゾアクチュエータの伸長に伴うシリンダの移動により油密室の容積を変化させてノズルニードルを駆動するようになっている。
しかしながら、この先願の燃料噴射弁の構造では、シリンダにおける2つのシリンダガイド孔の同軸精度や、固定ピストンの組み付け位置精度が高いレベルで必要となるため、シリンダの加工および固定ピストンの組み付けが容易ではなく、高コストとなる。
本発明は上記点に鑑みて、開弁作動時に油密室と高圧燃料通路間でリークする燃料の量を抑制するようにした直動式の燃料噴射弁において、シリンダの加工および固定ピストンの組み付けを容易にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、電荷の充放電により伸縮するピエゾアクチュエータ(14)と、シリンダ第1ガイド孔(230)およびこのシリンダ第1ガイド孔(230)よりも小径のシリンダ第2ガイド孔(231)が形成され、ピエゾアクチュエータ(14)により駆動されるシリンダ(23)と、ボデー(10、11)に固定された固定プレート(21)と、シリンダ第1ガイド孔(230)に摺動自在に挿入される固定ピストン(22)と、固定ピストン(22)を固定プレート(21)に向かって付勢して、固定ピストン(22)を固定プレート(21)に位置決め保持する保持スプリング(26)とを備え、ノズルニードル(13)の後端部に形成されたニードルピストン部(132)がシリンダ第2ガイド孔(231)に摺動自在に挿入され、シリンダ(23)内においてニードルピストン部(132)と固定ピストン(22)との間に油密室(27)が区画形成され、ピエゾアクチュエータ(14)の伸長に伴うシリンダ(23)の移動により、油密室(27)の容積が拡大してノズルニードル(13)が開弁作動し、ピエゾアクチュエータ(14)の収縮に伴うシリンダ(23)の移動により、油密室(27)の容積が縮小してノズルニードル(13)が閉弁作動するように構成されていることを特徴とする。
これによると、油密室(27)と高圧燃料通路(100、110)との間の摺動部クリアランスは、シリンダ(23)と固定ピストン(22)とのクリアランス、およびシリンダ(23)とニードルピストン部(132)とのクリアランスの2箇所となるため、開弁作動時にそれらのクリアランスを介して高圧燃料通路(100、110)から油密室(27)にリークする燃料の量が少なくなり、駆動伝達効率が向上する。
また、固定ピストン(22)は保持スプリング(26)により固定プレート(21)に位置決め保持されているが、固定ピストン(22)はその周方向および径方向へは自由度があるので、固定ピストン(22)はシリンダ(23)の孔位置に倣って組み付けられ、固定ピストン(22)をシリンダ(23)に摺動自在に組み付けることができる。したがって、固定ピストン(22)の組み付けを容易にすることができる。
さらに、これに伴い、シリンダ(23)の2つの孔の同軸度が不要となり、シリンダ(23)の加工性が大幅に向上する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の燃料噴射弁において、ピエゾアクチュエータ(14)の伸長に伴って、シリンダ第2ガイド孔(231)が固定ピストン(22)部から遠ざかる向きにシリンダ(23)が移動するように構成されていることを特徴とする。
これによると、ピエゾアクチュエータ(14)の伸長に伴ってシリンダ(23)が移動したときに、油密室(27)の容積を拡大させることができる。そして、それにより油密室(27)の圧力を低下させて、その圧力によりノズルニードル(13)を開弁作動させることができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本実施形態の燃料噴射弁は、内燃機関(より詳細にはディーゼルエンジン、図示せず)のシリンダヘッドに装着され、蓄圧器(図示せず)内に蓄えられた高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴射するものである。
本実施形態の燃料噴射弁は、内燃機関(より詳細にはディーゼルエンジン、図示せず)のシリンダヘッドに装着され、蓄圧器(図示せず)内に蓄えられた高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴射するものである。
図1に示すように、燃料噴射弁のボデーは、略円筒状のノズルボデー10と略円筒状のピエゾボデー11に分割されており、それらのボデー10、11は噴射弁軸方向に直列に配置されて、略円筒状のリテーニングナット12によって一体的に保持されている。
ピエゾボデー11には、蓄圧器から供給される高圧燃料が流通する上流側高圧燃料通路110が形成されている。ノズルボデー10には、上流側高圧燃料通路110を介して供給される高圧燃料をノズルボデー10の先端側まで導く下流側高圧燃料通路100が形成されている。
ノズルボデー10の先端側には、下流側高圧燃料通路100を介して供給される高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴出させる噴孔101が形成されている。また、ノズルボデー10の先端側には、噴孔101の上流側にボデーシート部102が形成されている。
噴孔101を開閉する略円柱状のノズルニードル13には、噴孔101側の端部(すなわち先端部)にテーパ状のニードルシート部130が形成されており、ノズルニードル13の往復動に伴ってニードルシート部130がボデーシート部102に接離することにより噴孔101が開閉される。
ノズルニードル13の軸方向中間部には、円柱状のニードル第1ピストン部131が形成されており、このニードル第1ピストン部131が、ノズルボデー10のノズルボデー第1ガイド孔103に摺動自在に挿入されている。
ノズルニードル13の反噴孔側端部(すなわち後端部)には、円柱状のニードル第2ピストン部132が形成されており、このニードル第2ピストン部132がシリンダ23(詳細後述)に摺動自在に挿入されている。
上流側高圧燃料通路110には、ピエゾ素子が多数積層されて電荷の充放電により伸縮するピエゾアクチュエータ14が収容されている。また、上流側高圧燃料通路110および下流側高圧燃料通路100には、プッシュプレート20、固定プレート21、固定ピストン22、およびシリンダ23が配置されている。
図2に示すように、プッシュプレート20は、有底円筒状のプッシュプレート筒部200と、このプッシュプレート筒部200の一端面から軸方向に突出する板状のプッシュプレート脚部201とを備えている。このプッシュプレート脚部201は、周方向に沿って3個設けられている。
図3に示すように、固定プレート21は円盤状であり、固定プレート21の中心部に円形の固定プレート第1貫通孔210が形成されている。また、固定プレート21には、固定プレート第1貫通孔210の周囲に、周方向に沿って3個所に、固定プレート第2貫通孔211が形成されている。尚、上流側高圧燃料通路110と下流側高圧燃料通路100は、固定プレート第2貫通孔211によって連通している。
図1に示すように、固定プレート21は、その外周部がノズルボデー10とピエゾボデー11とによって挟持され、これによりノズルボデー10およびピエゾボデー11に対して固定プレート21が位置決め固定されている。
プッシュプレート20は、プッシュプレート筒部200がピエゾアクチュエータ14に当接している。また、プッシュプレート脚部201は、固定プレート第2貫通孔211を貫通して先端部がシリンダ23に当接している。そして、ピエゾアクチュエータ14の伸長時には、ピエゾアクチュエータ14によりプッシュプレート20を介してシリンダ23が駆動されるようになっている。
シリンダ23は円筒状であり、シリンダ23には、ピエゾアクチュエータ14側にシリンダ第1ガイド孔230が形成されるとともに、ノズルボデー10側にシリンダ第1ガイド孔230よりも小径のシリンダ第2ガイド孔231が形成されている。そして、シリンダ第2ガイド孔231に、ニードル第2ピストン部132が摺動自在に挿入されている。
ノズルニードル13の外周部には円盤状のスプリングシート24が組み付けられており、このスプリングシート24とシリンダ23との間に、ニードルスプリング25が挟持されている。このニードルスプリング25は、シリンダ23をプッシュプレート20およびピエゾアクチュエータ14側に向かって付勢するとともに、ノズルニードル13を閉弁向きに付勢している。
固定ピストン22は、ニードル第2ピストン部132よりも大径の円柱状の固定ピストン部220、および固定ピストン部220から径方向外側に突出する固定ピストンフランジ部221を備えている。そして、固定ピストンフランジ部221は、固定プレート21よりもピエゾアクチュエータ14側に配置されている。また、固定ピストン部220は、固定プレート第1貫通孔210を貫通して先端側がシリンダ第1ガイド孔230に摺動自在に挿入されている。
固定ピストンフランジ部221とプッシュプレート筒部200との間に、保持スプリング26が挟持されている。この保持スプリング26は、固定ピストンフランジ部221を固定プレート21に向かって付勢して、固定ピストンフランジ部221を固定プレート21に押し付けることにより、固定ピストン22を固定プレート21に位置決め保持している。
シリンダ23内においてニードル第2ピストン部132と固定ピストン部220との間に油密室27が区画形成されている。
次に、上記燃料噴射弁の作動を説明する。図1は燃料噴射弁の閉弁状態を示している。このときには、ピエゾアクチュエータ14は電荷が放電されて収縮している。また、シリンダ第1ガイド孔230と固定ピストン部220とのクリアランス、およびシリンダ第2ガイド孔231とニードル第2ピストン部132とのクリアランスを介して、下流側高圧燃料通路100から油密室27に高圧燃料が流入し、油密室27の圧力は下流側高圧燃料通路100の圧力と等しくなっている。
そして、ノズルニードル13は、ニードル第2ピストン部132に作用する油密室27の圧力およびニードルスプリング25により閉弁向きに付勢され、ニードルシート部130がボデーシート部102に当接して噴孔101を閉じている。
次に、ピエゾアクチュエータ14に電荷が充電されると、ピエゾアクチュエータ14が伸長し、プッシュプレート20を介してシリンダ23が駆動される。より詳細には、ピエゾアクチュエータ14の伸長に伴って、シリンダ23はピエゾアクチュエータ14側からノズルボデー10側に向かって駆動される。
ここで、シリンダ第2ガイド孔231はシリンダ第1ガイド孔230よりも小径であり、ピエゾアクチュエータ14の伸長に伴って、シリンダ第2ガイド孔231が固定ピストン部220から遠ざかる向きにシリンダ23が移動することにより、油密室27の容積が拡大される。
この油密室27の容積の拡大により油密室27の圧力が低下し、ニードル第2ピストン部132に作用する油密室27の圧力によってノズルニードル13を閉弁向きに付勢する力が小さくなる。このため、下流側高圧燃料通路100の燃料圧力によってノズルニードル13を開弁向きに付勢する力の方が、ノズルニードル13を閉弁向きに付勢する力よりも大きくなり、ノズルニードル13が開弁向きに移動し、ニードルシート部130がボデーシート部102から離れて噴孔101が開かれ、噴孔101から内燃機関の気筒内に燃料が噴射される。
その後、ピエゾアクチュエータ14から電荷が放電されると、ピエゾアクチュエータ14が収縮し、プッシュプレート20およびシリンダ23がニードルスプリング25によりピエゾアクチュエータ14側に押し戻され、油密室27の容積が縮小される。これにより、油密室27の圧力が上昇し、ノズルニードル13を閉弁向きに付勢する力が大きくなるため、ノズルニードル13が閉弁向きに移動し、ニードルシート部130がボデーシート部102に当接して噴孔101が閉じられ、燃料噴射が終了する。
本実施形態の燃料噴射弁では、油密室27と下流側高圧燃料通路100との間の摺動部クリアランスは、シリンダ第1ガイド孔230と固定ピストン部220とのクリアランス、およびシリンダ第2ガイド孔231とニードル第2ピストン部132とのクリアランスの2箇所となるため、開弁作動時にそれらのクリアランスを介して下流側高圧燃料通路100から油密室27にリークする燃料の量が少なくなり、駆動伝達効率が向上する。
また、固定ピストン22は保持スプリング26により固定プレート21に位置決め保持されているが、固定ピストン22はその周方向および径方向へは自由度があるので、固定ピストン22はシリンダ23の孔位置に倣って組み付けられ、固定ピストン22をシリンダ23に摺動自在に組み付けることができる。したがって、固定ピストン22の組み付けを容易にすることができる。
また、これに伴い、シリンダ23の2つの孔(すなわち、シリンダ第1ガイド孔230およびシリンダ第2ガイド孔231)の同軸度が不要となり、シリンダ23の加工性が大幅に向上する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、固定ピストン22を固定プレート21に位置決め保持するための具体的構成を変更したものである。なお、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、固定ピストン22を固定プレート21に位置決め保持するための具体的構成を変更したものである。なお、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すように、固定プレート21は、固定プレート第1貫通孔210(図3参照)が廃止されている。
図4に示すように、固定ピストン22は、固定ピストン部220がシリンダ第1ガイド孔230に摺動自在に挿入され、固定ピストンフランジ部221が固定プレート21よりもシリンダ23側に配置されている。
固定ピストンフランジ部221とシリンダ23との間に、保持スプリング26が挟持されている。この保持スプリング26により、固定ピストンフランジ部221を固定プレート21に押し付けて、固定ピストン22を固定プレート21に位置決め保持している。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に、開弁作動時にクリアランスを介して下流側高圧燃料通路100から油密室27にリークする燃料の量が少なくなり、駆動伝達効率が向上する。また、固定ピストン22の組み付けを容易にすることができるとともに、シリンダ23の加工性が大幅に向上する。
10 ノズルボデー
11 ピエゾボデー
13 ノズルニードル
14 ピエゾアクチュエータ
21 固定プレート
22 固定ピストン
23 シリンダ
26 保持スプリング
27 油密室
100 下流側高圧燃料通路
101 噴孔
110 上流側高圧燃料通路
132 ニードルピストン部
230 シリンダ第1ガイド孔
231 シリンダ第2ガイド孔
11 ピエゾボデー
13 ノズルニードル
14 ピエゾアクチュエータ
21 固定プレート
22 固定ピストン
23 シリンダ
26 保持スプリング
27 油密室
100 下流側高圧燃料通路
101 噴孔
110 上流側高圧燃料通路
132 ニードルピストン部
230 シリンダ第1ガイド孔
231 シリンダ第2ガイド孔
Claims (2)
- 高圧燃料が流通する高圧燃料通路(100、110)およびこの高圧燃料通路(100、110)に接続された噴孔(101)がボデー(10、11)に形成され、前記噴孔(101)をノズルニードル(13)の先端面にて開閉する燃料噴射弁であって、
電荷の充放電により伸縮するピエゾアクチュエータ(14)と、
シリンダ第1ガイド孔(230)およびこのシリンダ第1ガイド孔(230)よりも小径のシリンダ第2ガイド孔(231)が形成され、前記ピエゾアクチュエータ(14)により駆動されるシリンダ(23)と、
前記ボデー(10、11)に固定された固定プレート(21)と、
前記シリンダ第1ガイド孔(230)に摺動自在に挿入される固定ピストン(22)と、
前記固定ピストン(22)を前記固定プレート(21)に向かって付勢して、前記固定ピストン(22)を前記固定プレート(21)に位置決め保持する保持スプリング(26)とを備え、
前記ノズルニードル(13)の後端部に形成されたニードルピストン部(132)が前記シリンダ第2ガイド孔(231)に摺動自在に挿入され、
前記シリンダ(23)内において前記ニードルピストン部(132)と前記固定ピストン(22)との間に油密室(27)が区画形成され、
前記ピエゾアクチュエータ(14)の伸長に伴う前記シリンダ(23)の移動により、前記油密室(27)の容積が拡大して前記ノズルニードル(13)が開弁作動し、前記ピエゾアクチュエータ(14)の収縮に伴う前記シリンダ(23)の移動により、前記油密室(27)の容積が縮小して前記ノズルニードル(13)が閉弁作動するように構成されていることを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記ピエゾアクチュエータ(14)の伸長に伴って、前記シリンダ第2ガイド孔(231)が前記固定ピストン(22)部から遠ざかる向きに前記シリンダ(23)が移動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120605 |