JP2006083863A - 燃料噴射装置のインジェクタのための制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の燃料噴射装置のインジェクタのための制御弁を改良して、各噴射過程の開始時及び終了時における特性曲線をできるだけ急勾配にする。
【解決手段】軸方向のアクチュエータストロークを実施するためのアクチュエータ3と、少なくとも1つのノズルニードル及び/又は液圧式の圧力伝達部材を制御するための、高圧入口7及び高圧出口8を介して制御弁1を貫通して延在する高圧ライン4と、該高圧ライン4を制御するための弁部材5と、入口側でアクチュエータ3と駆動接続され、かつ出口側で弁部材5と駆動接続されている伝達部材9とを有しており、該伝達部材が、入口側のアクチュエータストロークを液圧式に出口側の弁ストロークに増速伝達又は減速伝達するようになっており、弁部材8が第1の切換位置で高圧入口7を高圧出口8から分離し、第2の切換位置で高圧入口7を高圧出口8に接続するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に自動車の内燃機関の燃料噴射装置のインジェクタのための制御弁に関する。
ドイツ連邦共和国特許公開第10218904号明細書によれば、少なくとも1つの噴射孔による燃料噴射を制御するためのノズルニードルを有しているインジェクタが公知である。このノズルニードルは、制御室内で閉鎖方向に作用する圧力によって負荷可能である。制御室内に形成される圧力によってノズルニードルを制御することができる。ノズルニードルが開放されると、少なくとも1つの噴射孔が、液圧式の圧力伝達部材の出口圧力室と連通する。初期状態において出口圧力室内に燃料高圧が形成されており、この燃料高圧は全供給ライン(いわゆるコモンレールシステム)を介して提供される。出口圧力室は、比較的小さい出口圧力面を有する伝達部材ピストンによって制限されている。出口圧力室とは反対側において、伝達ピストンはさらに比較的大きい入口圧力面を有しており、この入口圧力面は入口圧力室を制限している。入口圧力室は供給ラインに接続されているので、入口圧力室内に燃料高圧が形成されている。伝達ピストンが移動運動している限り、入口圧力面と出口圧力面との間の面比によって、出口圧力室内に圧力上昇が形成される。伝達ピストンを制御するために、この伝達ピストンは、制御室を制限する制御面を有している。この場合、制御面は、制御室内に燃料高圧が形成されると、伝達ピストンがその初期位置においてプリロードをかけられるように、寸法設計されている。これによって、伝達ピストンは制御室内に形成された圧力によって制御される。公知のインジェクタにおいては、ノズルニードルの制御室も、また圧力伝達部材の制御室も高圧ラインを介して供給ラインに接続されている。この高圧ラインを制御するために、高圧ライン内に冒頭に述べた形式の制御弁が配置されている。
低い排出ガス値及び高い作用効率を得るためには、噴射開始及び噴射終了をできるだけ正確に制御する必要があり、そのためには、各噴射過程のスイッチオン若しくはスイッチオフ時における長い過渡時間(Ueberganszeit)を避ける必要がある。
ドイツ連邦共和国特許公開第10218904号明細書
本発明の課題は、各噴射過程の開始時及び終了時におけるパルスのエッジ(Flanke)をできるだけ急勾配にすることである。この場合、用いられた制御弁の切換時間は、得られる噴射過程の質に重要な影響を有している。
この課題を解決した本発明によれば、内燃機関の燃料噴射装置のインジェクタのための制御弁において、軸方向のアクチュエータストロークを実施するためのアクチュエータと、少なくとも1つのノズルニードル及び/又は液圧式の圧力伝達部材を制御するために用いられる、高圧入口及び高圧出口を介して制御弁を貫通して延在する高圧ラインと、該高圧ラインを制御するための弁部材と、入口側でアクチュエータと駆動接続され、かつ出口側で弁部材と駆動接続されている伝達部材とを有しており、前記伝達部材が、入口側のアクチュエータストロークを液圧式に出口側の弁ストロークに増速伝達又は減速伝達するようになっており、弁部材が第1の切換位置で高圧入口を高圧出口から分離し、第2の切換位置で高圧入口を高圧出口に接続するようになっている。
請求項1に記載した特徴を有する本発明の制御弁は、制御弁内に設けられた伝達部材によって、弁部材を駆動するためのアクチュエータのストロークを増速伝達若しくは減速伝達することができ、これによって弁部材のための著しく短い調節時間が可能となる、という利点を有している。高圧ラインの開閉時における制御弁の迅速な応答によって、制御弁の下流に配置されたノズルニードル若しくは制御弁の下流に配置された圧力伝達部材は、高いダイナミズムで制御することができる。これによってより精確な噴射過程を実施することができる。
特に有利な実施態様によれば、伝達部材が高圧室内に配置されており、この高圧室が高圧ラインに連通しているか、又は高圧室を貫通して高圧ラインが延在している。このような形式で、伝達部材は高圧内で浮動(schwimmen)するので、伝達部材の領域内で漏れの危険性は減少される。
伝達部材のために、及び制御弁全体のための特にコンパクトな構造形式によれば、伝達部材が、アクチュエータに駆動接続されたアクチュエータピストンと、弁部材に駆動接続された弁ピストンとを有しており、アクチュエータピストンと弁ピストンとが互いに同軸的に入れ子式に入り込んで配置されている。伝達部材及びひいては制御弁のコンパクトな構造形式によって、この伝達部材及び制御弁は、液圧式の圧力伝達部材を備えたインジェクタ内も簡単に組み込むことができる。
本発明による制御弁のその他の重要な特徴及び利点は、従属請求項、図面及び図面に関する説明に記載されている。
本発明による制御弁の実施例が図面に示されていて、以下に詳しく説明されている。同一の符号は、同一の構成部材、或いは類似の構成部材又は機能的に同一の構成部材を示している。
実施例
図1〜図4に示したように、本発明による制御弁1は、部分的にしか示されていない弁体2内にアクチュエータ3を有しており、このアクチュエータ3は、有利な形式でピエゾアクチュエータ(圧電アクチュエータ)として構成されていてよい。制御弁は、高圧ライン4を制御するために用いられる。この高圧ライン4によって、特に自動車の内燃機関の燃料噴射装置の図示していないインジェクタ内の少なくとも1つのノズルニードル及び/又は液圧式の圧力伝達部材が制御される。
制御弁1は、高圧ライン4を制御するための弁部材5を有しており、この弁部材5は、図示していない第1の切換位置で弁座6と協働して、制御弁1の高圧入口7を、制御弁1の高圧出口8に対して分離する。この場合、第1の切換位置は、弁部材5の終端位置を形成している。弁部材5はさらに、第2の切換位置に移行し、この第2の切換位置で高圧入口7が高圧出口8に接続される。高圧ライン4は、高圧入口7及び高圧出口8を介して制御弁1内を通って延在しているので、弁部材5によって高圧ライン4が制御されるようになっている。
制御弁1はさらに、液圧式に作業する伝達部材9を有しており、この伝達部材9は、ほぼ完全に高圧室10内に配置されている。この高圧室10は高圧ライン4と連通している。図1及び図4に示した実施例では、高圧室10は高圧ライン4に接続されている。この実施例とは異なり、図2及び図3に示した実施例では高圧ライン4は高圧室10を貫通して延在している。
伝達部材9は、入口側でアクチュエータ3に駆動接続されていて、出口側で弁部材5に駆動接続されている。このような形式で伝達部材9は、アクチュエータ9によって生ぜしめられた、入口側におけるアクチュエータの軸方向ストロークを、出口側の弁ストロークに増速伝達(uebersetzen)若しくは減速伝達(untersetzen)する。有利には減速伝達される。減速伝達とは、出口側の弁ストロークが入口側のアクチュエータストロークよりも大きい、ということである。このような形式でアクチュエータ3の比較的小さい調節運動が、弁部材5の大きい調節運動に変換せしめられる。
制御弁1は有利な形式で低圧出口11を有しており、この低圧出口11は、相対的に無圧のリターンライン12に接続されている。リターンライン12内には噴射装置内のシステム圧が形成されており、このシステム圧は、高圧ライン4内に形成された高圧と比較して低い。図示の第1の切換位置では、低圧出口11が高圧入口7から分離されていて、このために高圧出口8に接続されている。これによって第1の切換位置において、高圧出口8の下流に配置された高圧ライン4の区分4″がリターンライン12に接続されているので、この区分4″内にリターンライン12の比較的低いシステム圧が形成されている。
弁部材5の第2の切換位置において、弁部材5は第2の弁座13と協働し、それによって低圧出口11をしゃ断する。つまり、低圧出口11は、高圧ライン7からも、また高圧出口8にからも分離されている。その結果、制御弁1の下流に配置された、高圧ライン4の区分4″内に、制御弁1の上流側に配置された、高圧ライン4の区分4′内と同じ圧力、つまりこの区分4′内に既に存在している高圧が形成される。第2の切換位置も弁部材5の終端位置を形成する。
伝達部材9はアクチュエータ14と弁ピストン15とを有しており、このアクチュエータ14と弁ピストン15とは互いに同軸的に配置されていて、軸方向で互いに調節可能に支承されている。アクチュエータピストン14がアクチュエータ3と駆動接続されている間、弁ピストン15は弁部材5と駆動接続されている。例えば、アクチュエータ14はアクチュエータ3と溶接されており、これに対して、弁ピストン15は弁部材5と一体的に製作することができる。
図1及び図3に示した実施例では、アクチュエータピストン14は外側に配置されていて、弁ピストン15はそれぞれ内側に配置されている。これに対して、図2及び図4に示した実施例では弁ピストン15は外側に配置されていて、アクチュエータピストン14は内側に配置されている。
図1に示した実施例では、外側に配置されたアクチュエータピストン14の内部に第1の伝達部材室16が形成されており、この第1の伝達部材室16は、内側に配置された弁ピストン15によってストローク方向で、つまり軸方向で制限されている。アクチュエータピストン14に向き合った側は壁部17が高圧室10を制限している。この壁部17を通って弁ピストン15が貫通して延びている。内側に配置された弁ピストン15は、アクチュエータピストン14と前記壁部17との間において、環状の第2の伝達部材室18によって周方向に閉鎖され若しくは包囲されている。第2の伝達部材室18は、半径方向外方でスリーブ19によって制限されており、それによって第2の伝達部材室18は、第2の伝達部材室18を高圧室10から分離する。前記スリーブ19は、外側に配置されたアクチュエータピストン14において軸方向で稼動に支承されていて、ばね20によって軸方向でプリロード(予備荷重)をかけられて壁部17に当接している。この場合、ばね20は軸方向でスリーブ19及びアクチュエータピストン14若しくはアクチュエータ3で支えられている。
2つの伝達部材室16と18とは互いに連通接続している。これは例えば、アクチュエータピストン14と弁ピストン15との間の相応の半径方向ギャップを介して実現されるか、又は弁ピストン15の外周に設けられた、かつ/又はアクチュエータピストン14の内周面に設けられた少なくとも1つの長手方向溝によって実現される。図示の有利な実施例では、伝達部材室16と18との間の連通接続は、内側に配置された弁ピストン15が、2つの伝達部材室16,18を互いに接続する少なくとも1つの孔21を有していることによって実現される。
図1に示した制御弁は次のように作業する。
出発位置において、弁部材5はその第2の切換位置にある。この第2の切換位置においては低圧出口11がしゃ断されていて、高圧入口7が高圧出口に接続されている。従って、制御弁1の下流に配置された、高圧ライン4の区分4″内には高圧が形成されている。制御弁1が、少なくとも1つのノズルニードルを制御するために、かつ/又は液圧式の圧力伝達部材を制御するために使用されるので、高圧ライン4は制御弁1の下流でノズルニードルの制御室に接続されていて、かつ/又は圧力伝達部材の制御室に接続されている。これによって第2の切換位置では各制御室内に同様に高圧が形成されている。ノズルニードルを開放するために、及び場合によっては圧力伝達部材を作動させるために、各制御室内の圧力を低下させる必要がある。
相応の操作によって、アクチュエータ3はアクチュエータストロークを実施するためにアクチュエータピストン14を駆動し、このアクチュエータストロークにおいてアクチュエータピストン14は壁部17から遠ざかる。この場合、第2の伝達室18内で圧力が低下し、この圧力低下は、少なくとも1つの孔21を介して第1の伝達部材室16内に伝わる。第1の伝達部材室16内の圧力が低下することによって、弁ピストン15の弁ストロークが実施され、この弁ストロークにおいて、弁ピストン15はアクチュエータピストン14に追従する。伝達部材9を介して調節された伝達比によって、弁ピストン15及びひいては、この弁ピストン15に連結された弁部材5が、非常に迅速に第2の切換位置から第1の切換位置に移動する。
弁部材5の第1の切換位置において高圧入口7がしゃ断され、これに対して高圧出口8は低圧出口11に接続される。その結果、制御弁1の下流に延びる、高圧ライン4の区分4″内の圧力、及びひいてはこの区分4″に接続された制御室内の圧力が、リターンライン12によって低下する。この圧力低下によって、ノズルニードル及び/又は圧力伝達部材が操作される。従って、燃料が所望に噴射される。
この場合、第2の切換位置から第1の切換位置への、弁部材5の調節運動並びに、第1の切換位置内における弁部材5の保持は、弁部材5をアクチュエータピストン14に向かって駆動する、リターンライン12のシステム圧によって補助される。
噴射過程を終了させるために、各制御室内の圧力を再び高くする必要がある。このために、制御弁が新たに操作される。
第2の切換位置への制御弁1の切り換えは、アクチュエータ3を相応に終了させることによって行われる。アクチュエータ3はアクチュエータピストン14を壁部17に向かって移動させる。これによって弁ピストン15及びひいては弁部材15が、第2の切換位置に液圧式に、かつ増速伝達式若しくは減速伝達式に駆動される。
前記実施例では、制御弁1に後置接続されたノズルニードル若しくは後置された圧力伝達部材が、各制御室内の圧力低下によって、噴射過程を起動するように制御される。基本的に、噴射過程の起動がノズルニードル若しくは圧力伝達部材の各制御室内の増圧によって制御される別の噴射システム若しくは別のインジェクタも公知である。このような実施例において、図示の制御弁が同様に用いられることは明らかである。この場合、ノズルニードルが閉じた状態で、弁部材5はその第1の切換位置にある。
図2に示した実施例は、図1に示した実施例とは異なり、弁ピストン15が外側に配置されていて、アクチュエータピストン14が内側に配置されている。このような図1とは逆の配置によって、図2によれば弁ピストン15に向き合って配置され、かつアクチュエータピストン14によって貫通されている壁部17′に配置された第2の伝達部材室18の位置も変えられている。従ってこの図2に示した実施例では、スリーブ19は弁ピストン15に支承されている。さらにこの図2に示した実施例では、高圧ライン4が高圧室10を通って延在している。複数の構成部材より組み立てられている弁部材5の構成もこの実施例の特徴である。例えば、弁部材5は中央のピン22を有しており、このピン22は適当な形式で弁ピストン15に堅固に結合されているか、又は弁ピストン15と一体的に製作されていて、ピン22には弁スリーブ23が被せ嵌められていて、ナット24によって固定されている。
図3及び図4に示した実施例は、図1及び図2に示した実施例とは異なり、2つの異なる伝達部材室16及び18は設けられていない。その代わり共通の伝達部材室25が設けられている。
図3の変化実施例によれば、伝達部材室25は、外側に配置されたアクチュエータピストン14と、このアクチュエータピストン14に向き合う壁部17との間で軸方向に配置されており、この場合、伝達部材室25は、内側に配置された弁ピストン15を半径方向外側で周方向に包囲している。共通の伝達部材室25は、アクチュエータピストン14にストローク調節可能に支承されたスリーブ19によって半径方向で制限されている。また、内側に配置された弁ピストン15が、伝達部材室25を壁部17に対して制限する圧力段26を備えている構成も特別な特徴である。この圧力段26は、外側に配置されたアクチュエータピストン14の、壁部17に向いた側の軸方向の端面側27の隣に配置されている。
アクチュエータピストン14を弁ピストン15に向かう方向にストローク調節することによって、伝達部材室25内で増圧が形成され、この増圧が圧力段26を介して弁ピストン15をアクチュエータピストン14に向かって駆動する。相応の形式で、アクチュエータピストン14を弁ピストン15から遠ざけるアクチュエータストロークが、伝達部材室25内の減圧を生ぜしめ、これによって圧力段26を介して弁ピストン15が付加的に、アクチュエータピストン14から遠ざかるように駆動される。これによって、この実施例においても、特に簡単かつ迅速に弁部材5がその、弁部材5のそれぞれの終端位置を示す切換位置間で切り換えられる。
図1及び図2に示した実施例とは異なり、図3及び図4に示した実施例では、伝達部材9が運動方向逆転を生ぜしめる。一方、図1及び図2に示した実施例では運動方向は同じである。つまり、右方向のアクチュエータストロークは、図1及び図2に示した実施例では相応に増速伝達若しくは減速伝達された右方向の弁ストロークを生ぜしめ、これに対して図3及び図4に示した実施例では、相応に増速伝達若しくは減速伝達された左方向の弁ストロークを生ぜしめる。これによって切換プログラムに応じて、第1の切換位置に調節するために又は第2の切換位置に調節するために、例えばピエゾアクチュエータとして構成されたアクチュエータ4に給電される。
図3及び図4に示した実施例においては、外側に配置されたピストン(つまり図3ではアクチュエータ14のピストン、図4では弁ピストン15のピストン)の内側に、シリンダ室28が形成されており、このシリンダ室28内で、それぞれ内側に位置するピストン15(図1)若しくは14が支承されている。このシリンダ室28内に戻しばね29が配置されており、この戻しばね29は互いに入れ子式に配置されたピストン14,15を軸方向で支えていて、これらのピストン14,15を互いに離れる方向に押しやる。
有利な形式でシリンダ室28は適当な形式でリターンライン12に接続されている。これは例えば、図4に例として示されていて、例えば弁ピストン15及び弁部材5を貫通して低圧出口11まで延在している漏れ管路30によって行われる。このような形式で、内側ピストンと外側ピストンとの間でシリンダ室28内に達する、避けられない漏れを導出することができる。
図4に示した実施例と、図3に示した実施例とは、特に、図3に示した実施例では高圧ライン4が高圧室10を貫通して延びているのに対して、図4に示した実施例では高圧室10が高圧ライン4に接続されている。図3に示した変化実施例ではアクチュエータピストン14が外側に配置され、弁ピストン15が内側に配置されている。これに対して図4に示した実施例では、アクチュエータピストン14が内側に、また弁ピストン15が外側に配置されている。
図示の実施例では、スリーブ19は、所属の壁部17若しくは17′と協働している軸方向の端面側で環状のシールエッジ31を備えている。このような形式のシールエッジ31によってシール作用が改善される。しかもシールエッジ31はそれぞれ、スリーブ19の端面側の、半径方向で外側に位置する縁部に配置されている。このような形式でスリーブ19は、軸方向で液圧式に見てほぼ同じ重量となる。何故ならば、スリーブ19に作用する圧力はほぼ解消されるからである。これによって、スリーブ19のプリロードは、もっぱらばね20のばね力によって加えられる。このような手段によって特に、それぞれスリーブ19によって包囲された伝達部材室内、つまり図1及び図2では伝達部材室内18若しくは図3及び図4では伝達部材室25内の増圧が、スリーブ19を軸方向で壁部17若しくは17′に当接させる力に作用することはほとんどない。これによって特に、各伝達部材室18若しくは25内の増圧によってスリーブ19が持ち上がることは避けられる。
ピストン14,15が停止している状態で、伝達部材室16,18若しくは25と高圧室10との間の漏れは生じない。何故ならば、伝達部材9は高圧室10内に配置されていて、それによって伝達部材9が高圧内で「浮動する」ので、高圧室10と伝達部材室16,18若しくは25との間の圧力補償が常に行われる。
本発明の第1実施例による制御弁の原理を示す概略的な縦断面図である。 本発明の別の実施例による制御弁の原理を示す概略的な縦断面図である。 本発明のさらに別の実施例による制御弁の原理を示す概略的な縦断面図である。 本発明のさらに別の実施例による制御弁の原理を示す概略的な縦断面図である。
符号の説明
1 制御弁、 2 弁体、 3 アクチュエータ、 4 高圧ライン、 4′ 制御弁1の上流側にある高圧ライン4の区分、 4″ 高圧弁の下流側にある高圧ライン4の区分、 5 弁部材、 6 第1の弁座、 7 高圧入口、 8 高圧出口、 9 伝達部材、 10 高圧室、 11 低圧出口、 12 リターン、 13 第2の弁座、 14 アクチュエータピストン、 15 弁ピストン、 16 第1の伝達部材室、 17,17′ 壁部、 18 第2の伝達部材室、 19 スリーブ、 20 ばね、 21 孔、 22 ピン、 23 弁スリーブ、 24 ナット、 25 伝達部材室、 26 圧力段、 27 端面、 28 シリンダ室、 29 戻しばね、 30 漏れ管路、 31 シールエッジ

Claims (10)

  1. 内燃機関の燃料噴射装置のインジェクタのための制御弁において、
    軸方向のアクチュエータストロークを実施するためのアクチュエータ(3)と、
    少なくとも1つのノズルニードル及び/又は液圧式の圧力伝達部材を制御するための、高圧入口(7)及び高圧出口(8)を介して制御弁(1)を貫通して延在する高圧ライン(4)と、
    該高圧ライン(4)を制御するための弁部材(5)と、
    入口側でアクチュエータ(3)と駆動接続され、かつ出口側で弁部材(5)と駆動接続されている伝達部材(9)とを有しており、
    前記伝達部材(9)が、入口側のアクチュエータストロークを液圧式に出口側の弁ストロークに増速伝達又は減速伝達するようになっており、
    弁部材(8)が第1の切換位置で高圧入口(7)を高圧出口(8)から分離し、第2の切換位置で高圧入口(7)を高圧出口(8)に接続するようになっている、
    ことを特徴とする、インジェクタのための制御弁。
  2. 相対的に無圧なリターンライン(12)に接続された低圧出口(11)が設けられており、
    前記弁部材(5)がその第1の切換位置で低圧出口(11)を高圧出口(8)に接続し、高圧入口(7)から分離するようになっており、
    前記弁部材(5)がその第2の切換位置で低圧出口(11)を高圧出口(8)及び高圧入口(7)から分離するようになっている、請求項1記載の制御弁。
  3. 伝達部材(9)が高圧室(10)内に配置されており、該高圧室(10)が高圧ライン(4)と連通しているか又は高圧室(10)を貫通して高圧ライン(4)が延在している、請求項1又は2記載の制御弁。
  4. 伝達部材(9)が、アクチュエータ(3)に駆動接続されたアクチュエータピストン(14)と、弁部材(5)に駆動接続された弁ピストン(15)とを有しており、
    アクチュエータピストン(14)と弁ピストン(15)とが互いに同軸的に入れ子式に入り込んで配置されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の制御弁。
  5. 外側に配置されたピストン(14,15)内に第1の伝達部材室(16)が配置されていて、該第1の伝達部材室(16)が、内側に配置されたピストン(15;14)によってストローク方向で制限されており、
    内側に配置されたピストン(15;14)が軸方向で、外側に配置されたピストン(14;15)と高圧室(10)を制限する壁部(17;17′)との間で、環状の第2の伝達部材室(18)によって包囲されていて、該第2の伝達部材室(18)が半径方向外側でスリーブ(19)によって制限されており、
    スリーブ(19)が、外側に配置されたピストン(14;15)で軸方向に可動に支承されていて、軸方向でプリロードをかけられて高圧室(10)の壁部(17;17′)に当接していて、第2の伝達部材室(18)を高圧室(10)から分離するようになっており、
    2つの伝達部材室(16,18)が互いに連通している、請求項4記載の制御弁。
  6. 内側に配置されたピストン(15;14)が少なくとも1つの孔(21)を有していて、該孔(21)を介して、2つの伝達部材室(16;18)が互いに連通している、請求項5記載の制御弁。
  7. 内側に配置されたピストン(15;14)が、外側に配置されたピストン(14;15)と高圧室(10)を制限する壁部(17;17′)との間で、環状の伝達部材室(25)によって軸方向に包囲されており、該伝達部材室(25)が半径方向でスリーブ(19)によって制限されており、
    スリーブ(19)が外側に配置されたピストン(14;15)によって軸方向で可動に支承されていて、軸方向でプリロードをかけられた壁部(17;17′)に当接していて、伝達部材室(25)を高圧室(10)から分離しており、
    内側に配置されたピストン(15;14)が伝達部材(25)を壁部(17;17′)に対して制限する圧力段部(26)を有している、請求項4記載の制御弁。
  8. スリーブ(19)がばね(20)によって壁部(17;17′)に対してプリロードをかけられており、
    前記ばね(20)が、スリーブ(19)で、かつ外側に配置されたピストン(14;15)で軸方向に支えられている、請求項5又は7記載の制御弁。
  9. スリーブ(19)が壁部(17;17′)に当接する軸方向の端面側において環状のシールエッジ(31)を有しており、該シールエッジ(31)が、端面側の、半径方向内側に位置する縁部に形成されている、請求項5又は7記載の制御弁。
  10. アクチュエータ(3)がピエゾアクチュエータとして構成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の制御弁。
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