JP2008530438A - 噴射ノズル - Google Patents

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Abstract

本発明は、内燃機関、特に自動車の内燃機関用の噴射ノズル(1)であって、
少なくとも1つの噴射孔(3)を有するノズル体(2)が設けられており、
該ノズル体(2)内に行程運動可能に支承されたノズルニードル(5)が設けられていて、該ノズルニードル(5)によって、少なくとも1つの噴射孔(3)を通しての燃料の噴射が制御可能であり、
アクチュエータ(13)に駆動連結された圧力増幅ピストン(12)が設けられていて、該圧力増幅ピストン(12)が圧力増幅面(21)を有しており、
ノズルニードル(5)もしくはノズルニードル(5)を有するニードル複合体(6)が、圧力増幅面(21)と液体的に連結された制御面(17)を有している形式のものに関する。
このような形式の噴射ノズルにおいて、小さな噴射量と大きな噴射量とを正確に制御できるようにするために、本発明の構成では、
圧力増幅ピストン(12)内に変位ピストン(25)が行程運動可能に支承されており、
変位ピストン(25)が、圧力増幅面(21)と液圧的に連結されている変位面(26)を有しており、
変位ピストン(25)が、ノズルニードル(5)が少なくとも1つの噴射孔(3)を遮断する出発状態において、ノズル体(2)に対して位置固定のストッパ(32)に接触しており、
変位ピストン(25)が、圧力増幅ピストン(12)内に形成された蓄圧室(28)を画成する蓄圧面(28)を有しているようにした。

Description

従来技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の、内燃機関、特に自動車の内燃機関用の噴射ノズル、すなわち、内燃機関、特に自動車の内燃機関用の噴射ノズルであって、少なくとも1つの噴射孔を有するノズル体が設けられており、該ノズル体内に行程運動可能に支承されたノズルニードルが設けられていて、該ノズルニードルによって、少なくとも1つの噴射孔を通しての燃料の噴射が制御可能であり、アクチュエータに駆動連結された圧力増幅ピストンが設けられていて、該圧力増幅ピストンが圧力増幅面を有しており、ノズルニードルもしくはノズルニードルを有するニードル複合体が、圧力増幅面と液体的に連結された制御面を有している形式のものに関する。
このような形式の噴射ノズルは、例えばDE10326046A1に基づいて公知であり、少なくとも1つの噴射孔を備えたノズル体を有している。ノズル体内にはノズルニードルが行程運動可能に支承されていて、このノズルニードルによって、少なくとも1つの噴射孔を通しての燃料の噴射が制御可能である。さらに圧力増幅ピストンが設けられており、この圧力増幅ピストンはアクチュエータと駆動連結されていて、かつ圧力増幅面を有している。ノズルニードルは、圧力増幅面と液圧的に連結された制御面を有している。
公知の噴射ノズルは直接的なニードル制御によって作動する。すなわちノズルニードル又は、ノズルニードルを有するニードル複合体は、少なくとも1つの受圧段を有しており、この受圧段は、少なくとも1つの噴射孔に噴射圧下の燃料を供給する供給路と液圧的に連結されている。少なくとも1つの受圧段を介して開放力がノズルニードルもしくはニードル複合体に導入可能であり、これに対して閉鎖力は制御面を介してノズルニードルもしくはニードル複合体に導入されることができる。ノズルニードルの閉鎖時には閉鎖力が開放力を上回っている。ノズルニードルを開放するためには、制御面に作用する圧力が低下させられ、これによって閉鎖力が減じられて、開放力が閉鎖力を上回ることになる。その結果ノズルニードルが持ち上がり、少なくとも1つの噴射孔が開放する。制御面における圧力低下は、アクチュエータの操作によって、ひいては圧力増幅ピストンの行程によって達成される。圧力増幅面と制御面とによって画成されている液圧室は、圧力増幅ピストンの行程によって増大させられ、これによって液圧室内における圧力が下降する。このような直接的なニードル制御は、噴射ノズルのための動的な応答特性と短い噴射時間とを可能にする。
今日の噴射ノズルによって、小さな噴射量と大きな噴射量とを極めて正確に、かつ可能な限り短い噴射時間で実現することができる。小さな噴射量のためには、ノズルニードルの開放行程を小さく保つことが必要であり、これによってノズルニードルを相応に素早く再び相応な閉鎖行程で、ニードル座に戻ることが可能になる。これに対して大きな噴射量のためには、ノズルニードルに対して可能な限り素早く比較的大きな開放行程を実現することが必要である。アクチュエータによって実現可能な圧力増幅ピストンの行程は、圧力増幅面と制御面との間における選択された面積比に相応して、相応なニードル行程を生ぜしめる。大きな伝達比はアクチュエータの操作時に、ノズルニードルの素早い開放運動と大きな開放行程とを生ぜしめ、このことは短い噴射時間において大きな噴射量を実現するために有利である。小さな伝達比は、アクチュエータの操作時に相応にゆっくりとしたノズルニードルの開放運動と相応に小さな開放行程とを生ぜしめる。このことは、短い噴射時間において、正確に測定された小さな噴射量を実現するために有利である。小さな噴射量と大きな噴射量とを実現することが望まれている公知の噴射ノズルは、従って妥協策として中間的な伝達比を有している。しかしながら、比較的小さな伝達比で大きな開放行程を実現できるようにするために、アクチュエータは圧力増幅ピストンにおいて相応に大きな行程を実施するように設計されねばならない。その結果アクチュエータはかなり嵩張った構成を有することになる。しかしながら内燃機関において使用できる取付けスペースは制限されている。
発明の利点
請求項1の特徴部記載のように構成された本発明による噴射ノズル、すなわち冒頭に述べた形式の噴射ノズルにおいて、圧力増幅ピストン内に変位ピストンが行程運動可能に支承されており、変位ピストンが、圧力増幅面と液圧的に連結されている変位面を有しており、変位ピストンが、ノズルニードルが少なくとも1つの噴射孔を遮断する出発状態において、ノズル体に対して位置固定のストッパに接触しており、変位ピストンが、圧力増幅ピストン内に形成された蓄圧室を画成する蓄圧面を有していることを特徴とする噴射ノズルは、公知のものに対して、ニードル行程に関連して異なった2つの伝達比もしくは圧力増幅比が有効である、という利点を有している。本発明の構成とは異なり、公知の噴射ノズルにおける伝達比は一定である。本発明の構成ではそのために変位ピストンが設けられている。ノズルニードルの小さな開放行程時には変位ピストンはそのストッパに接触したままであり、その結果圧力増幅ピストンの行程は圧力増幅面だけを移動させる。制御面と圧力増幅面との比に相応して、ノズルニードルは圧力増幅ピストンの行程に追従する。ノズルニードルの有利に所定された開放行程では、変位ピストンの変位面に作用する力は、変位ピストンの蓄圧面に作用する力よりも大きい。その結果この場合変位ピストンはそのストッパから持ち上がり、これによって圧力増幅ピストンと同じ方向に運動する。そしてこれにより、圧力増幅ピストンの行程時に圧力増幅面と変位面とは同じ方向に運動することになる。
次いでノズルニードルは、制御面と、圧力増幅面と変位面との総和との比によって生ぜしめられる新たな伝達比に相応して、圧力増幅ピストンの行程に追従する。この新しい又は第2の伝達比はこの場合、第1の伝達比よりも著しく大きいので、ノズルニードルは素早く開放し、かつ比較的大きな開放行程を実施することができる。
従って本発明による噴射ノズルは第1の伝達比の領域においては、小さなノズル行程を実施するためにノズルニードルを制御し、これによって短い噴射時間において正確で小さな噴射量を実現することができる。さらに本発明による噴射ノズルは第2の伝達比によって、短い時間内で大きなニードル行程ひいては大きな噴射量を実現できるように、ノズルニードルを制御することができる。さらにまた大きな第2の伝達比によって、アクチュエータは比較的小さな行程だけを実現できればよく、ゆえに比較的小型に構成することができる。
本発明の有利な構成では、蓄圧室は第1の蓄圧部分室と第2の蓄圧部分室とに分割されている。さらに、絞りピストンが設けられており、該絞りピストンは、少なくとも押圧力を伝達するために変位ピストンと駆動連結されていて、該変位ピストンは圧力増幅ピストン内に行程運動可能に支承されていて、両蓄圧部分室を液圧的に連通させる絞り路を有している。さらに、蓄圧面が、第1の蓄圧部分室を画成していて例えば変位ピストンに直接形成された第1の蓄圧部分面と、絞りピストンに形成されていて第2の蓄圧部分室を画成する第2の蓄圧部分面とに分割されている。このような構造形式によって、圧力増幅ピストンに対する変位ピストンの行程運動を緩衝することができ、これは、大きな第2の伝達比中におけるノズルニードルの開放運動の緩衝に付随して現れる。緩衝されたニードル運動は、アクチュエータ、圧力増幅ピストン、変位ピストン及びノズルニードルから成る系の振動励起を減じる。噴射過程はこれによって安定化され、再現可能な精度を有している。さらにノズルニードルの突然の「飛び跳ね」、つまり第1の伝達比から第2の伝達比への移行時におけるコントロールされない高い速度上昇が回避される。このようにして大きなニードル行程をも正確に制御することができるようになる。
本発明の別の重要な構成及び利点は従属請求項、図面及び図面に基づく実施例の説明に記載されている。
図面
次に図面を参照しながら本発明による噴射ノズルの実施例について説明する。以下において同一の参照符号は同一の又は類似の又は機能的に同一の構成要素を示す。
図1は、本発明による噴射ノズルを概略的に示す縦断面図であり、
図2は、図1とは別の実施形態の本発明による噴射ノズルの一部を示す縦断面図であり、
図3〜図7は、本発明による噴射ノズルのさらに別の実施形態を示す図である。
実施例の説明
図1に示されているように、本発明による噴射ノズル1は、少なくとも1つの噴射孔3を備えたノズル体2を有している。噴射ノズル1は、特に自動車に配置された内燃機関のために設けられており、噴射室4内に燃料を噴射するために働く。そして噴射ノズル1は組み付けられた状態において噴射室4内に少なくとも、少なくとも1つの噴射孔3の領域において進入している。
噴射ノズル1は、例えばニードル複合体6の構成部分であるノズルニードル5を有しており、このノズルニードル5を用いて、少なくとも1つの噴射孔3を通る燃料の噴射を制御することができる。そのためにノズルニードル5はそのニードル先端7でニードル座8と共働する。ノズルニードル5がそのニードル座8と接触している場合、少なくとも1つの噴射孔3は遮断されており、つまり少なくとも1つの噴射孔3は供給路9から切り離されており、この供給路9を介して、噴射圧下にある燃料が準備されて、少なくとも1つの噴射孔3に供給される。
図示の実施例では供給路9は、ノズル体2の内部を貫いて延びているので、ノズル体2内に配置された構成部材は供給路9内において、いわば燃料内において浮かんでいる。基本的にはしかしながら、供給路9の別の形態も可能である。
ノズルニードル5もしくはニードル複合体6はノズル体2内において行程運動可能に支承されている。この支承形式は図示の実施例では第1の支承スリーブ10によって実現され、この支承スリーブ10内にニードル複合体6もしくはノズルニードル5は、ニードル先端7から離れた端部で差し込まれている。第1の支承スリーブ10は、ノズル体2の1構成部分を形成する中間プレート11に固定されている。この場合中間プレート11は噴射ノズル1を、ノズルニードル5を有するニードル領域と、圧力増幅ピストン12及びアクチュエータ13を有する圧力増幅領域とに分割している。少なくとも1つの接続通路14を用いて供給路9は、中間プレート11を貫いて延びている。
ノズルニードル5もしくはニードル複合体6は、閉鎖圧縮ばね15を用いてノズルニードル5の閉鎖方向に予負荷されている。この場合閉鎖圧縮ばね15は一端でノズルニードル5もしくはニードル複合体6の段部16に支持され、かつ他端で第1の支承スリーブ10に支持されている。
ノズルニードル5もしくはニードル複合体6は制御面17を、少なくとも1つの噴射孔3とは反対の側に有している。制御面17は制御室18を軸方向において画成しており、この制御室18はさらに、軸方向で制御面17に対して中間プレート11によって軸方向で画成されている。制御室18はさらに半径方向において、第1の支承スリーブ10によって取り囲まれている。制御室18は制御室路19を介して、供給路9と液圧的に連通されていることができる。この制御室路19は例えば図示の実施例のように、ノズルニードル5もしくはニードル複合体6と第1の支承スリーブ10との間における支承部の領域に、例えば軸受遊びとして又は少なくとも1つの長手方向溝として、形成されており、このような軸受遊びもしくは長手方向溝は、第1の支承スリーブ10及び/又はノズルニードル5又はニードル複合体6に形成されていることができる。同様に、制御室路19を、第1の支承スリーブ10を貫通する横方向孔によって実現することも可能であり、この場合横方向孔は制御室18を供給路9と液圧的に接続している。そして制御室路19は絞られている。
既に上で述べたように、噴射ノズル1は、アクチュエータ13と駆動連結されている圧力増幅ピストン12を有している。圧力増幅ピストン12は行程調節可能にノズル体2内に支承されている。そのために圧力増幅ピストン12は第2の支承スリーブ20内に挿入されており、この第2の支承スリーブ20は中間プレート12と堅固に結合されている。圧力増幅ピストン12とアクチュエータ13との間における駆動連結によって、アクチュエータ13の行程運動は強制的に圧力増幅ピストン12の同じ行程運動を生ぜしめる。アクチュエータ13は有利にはピエゾアクチュエータとして構成されていて、給電状態においては、給電されていない状態に比べて行程方向において大きな寸法を有する。
圧力増幅ピストン12は圧力増幅面21を有しており、この圧力増幅面12はカプラ室22を軸方向において画成している。圧力増幅面12はリング状に形成されている。圧力増幅面12に対して軸方向でカプラ室22は、中間プレート11によって軸方向において画成されている。さらにカプラ室22は半径方向では第2の支承スリーブ20によって画成されている。カプラ室22は制御路23によって制御室18と液圧的に連通されている。制御路23は、中間プレート11を貫通する少なくとも1つの孔の形で実現されている。
カプラ室22はカプラ室路24を介して、供給路9と液圧的に連通されていることができる。カプラ室路24はこの場合半径方向で圧力増幅ピストン12と第2の支承スリーブ20との間に、例えば半径方向遊びとして又は少なくとも1つの長手方向溝として第2の支承スリーブ20及び/又は圧力増幅ピストン12に、形成されていることができる。同様に基本的には、カプラ室路24を、第2の支承スリーブ20を貫通していてカプラ室22を供給路9と接続する横方向孔によって形成することも可能である。カプラ室路24は絞られている。
本発明によれば噴射ノズル1はさらに、圧力増幅ピストン12内において行程運動可能に支承された変位ピストン25を備えて構成されている。そのために圧力増幅ピストン12は片側が開放した中空ピストンとして形成されている。変位ピストン25はカプラ室22内に進入していて、そこに変位面26を有しており、この変位面26は、それに応じて同様にカプラ室22を画成している。変位面26とは反対の側に変位ピストン25はさらに蓄圧面27を有しており、この蓄圧面27は、圧力増幅ピストン12内に形成された蓄圧室28を画成している。
圧力増幅ピストン12は付加的に少なくとも1つの絞り29を有することができ、この絞り29は蓄圧室28を液圧的に供給路9と連結している。択一的に又は付加的に変位ピストン25は、蓄圧室28をカプラ室22と液圧的に連通させる絞り30を有していてもよい。このような絞り30はまた半径方向で変位ピストン25と圧力増幅ピストン12との間に、例えば相応な半径方向遊び及び/又は少なくとも1つの長手方向溝として圧力増幅ピストン12及び/又は変位ピストン25に、形成されていることができる。
変位ピストン25は戻しばね31を用いてストッパ32に向かって軸方向で予負荷されている。戻しばね31はこの場合一方で圧力増幅ピストン12に、かつ他方で変位ピストン25に、つまり変位ピストン25の蓄圧面27に、支持されている。ストッパ32はノズル体2に対して位置固定に配置されている。図示の実施例ではストッパ32は中間プレート11に形成されている。変位ピストン25とストッパ32との間における接触は有利には、変位面26が可能な限り大きくなるように、行われる。図示の実施例では接触は、点状に行われており、これは、変位ピストン25の変位面26の領域における凸面状の形状付与によって得られる。
圧力増幅ピストン12は開放圧縮ばね33によって開放方向に予負荷されている。開放圧縮ばね33はこの場合一方において第2の支承スリーブ20に支持され、かつ他方において圧力増幅ピストン12のカラー34に支持されている。
有利には蓄圧室28の容積は、カプラ室22と制御室18との容積の合計よりも大きい。
図示の実施形態ではカプラ室22と制御室18とは、制御室路23によって互いに接続されている別個の室を形成しているが、制御室18とカプラ室22とが1つの共通の室にまとめられている他の実施形態も可能である。
本発明による噴射ノズル1は次のような作動する:
図1に示された出発状態においてノズルニードル5はニードル座8に位置している。従って少なくとも1つの噴射孔3は遮断されている。制御面17は中間プレート11から最大間隔を有している。従って制御室18は最大容積を有している。アクチュエータ13が給電されると、アクチュエータ13はこれによって最大長さを有する。これにより圧力増幅ピストン12は中間プレート11に向かって最大に移動させられる。そしてカプラ室22はこの際に最小容積を有する。さらに変位ピストン25はストッパ32に当接している。蓄圧室28、カプラ室22及び制御室18には、供給路9におけると同じ圧力、つまり噴射圧が存在している。
少なくとも1つの噴射孔3を通して噴射室4内に燃料を噴射するためには、アクチュエータ13への給電が遮断される。これによってアクチュエータ13は逆に運転される。つまりアクチュエータ13は、少なくとも1つの噴射孔3を閉鎖するためには給電されねばならない。
アクチュエータ13への給電中断時に、アクチュエータ13は縮まり、矢印で示されたアクチュエータ行程35を実施する。この行程運動に圧力増幅ピストン12は強制的に追従し、これによって圧力増幅ピストン12は中間プレート11から離反する。この際に一方ではカプラ室22の容積が増大し、これによって、カプラ室22においては相応な圧力降下が生じる。他方においては、変位ピストン25が依然としてストッパ32に向かって予負荷されたままの状態なので、蓄圧室28の容積も増大する。蓄圧室の容積の増大と共に、蓄圧室28内においては相応に圧力が降下する。
制御室18とカプラ室22との間における液圧的な連通によって、カプラ室22において生じた圧力降下は直接、制御室18へと伝播する。既に述べたように蓄圧室28は少なくとも出発状態において、カプラ室22及び制御室18の全容積よりも大きな容積を有しているので、蓄圧室28における圧力は、カプラ室22及び制御室18における圧力よりもゆっくりと低下する。従って、蓄圧面27において作用する圧力は、変位面26において作用する圧力よりも大きい。その結果変位ピストン25はまず初めはストッパ32に向かって予負荷されたままである。
制御室18における圧力低下に連れて、ノズルニードル5において閉鎖方向に作用する力もまた低下する。そして、所定の制御圧からは、ノズルニードル5もしくはニードル複合体6において作用する開放力は、有効な閉鎖力よりも大きくなる。これによりノズルニードル5はニードル座8から持ち上がる。その結果、少なくとも1つの噴射孔3が供給路9と連通する。そして噴射過程が始まる。
開放方向において有効な圧力をノズルニードル5もしくはニードル複合体6に導入するために、ノズルニードル5もしくはニードル複合体6には、少なくとも1つの受圧段36;37が設けられており、この受圧段36;37は持続的に供給路9と液圧的に連結されている。
開放運動のこの第1段階中には、圧力増幅ピストン12の行程運動とノズルニードル5の行程運動との間において、第1の圧力増幅比が存在している。この第1の圧力増幅比は少なくとも最初は、制御面17と圧力増幅面21との比によって規定されている。この第1の圧力増幅比はこの場合比較的小さいので、圧力増幅ピストン12の小さな行程は同様にノズルニードル5の比較的小さな行程を生ぜしめ、この小さな行程はしかしながら、圧力増幅ピストン12の行程よりも大きくて良い。小さな噴射量だけを実現したい場合には、第1の圧力増幅比が存在しているこの第1の段階内において、アクチュエータ13に再び給電することができ、これによって開放運動の停止及び逆転を導入することができる。圧力増幅ピストン12の開放運動が開放圧縮ばね33によって強力に助成されているのに対して、閉鎖圧縮ばね15はノズルニードル5の閉鎖運動を助成する。
しかしながら大きな噴射量を実現したい場合には、アクチュエータ13への給電停止が長く維持され、その結果圧力増幅ピストン12は引き続き中間プレート11から離れていることができる。これによりノズルニードル5も引き続きニードル座8から持ち上がっていることができる。ニードル座8からのノズルニードル5の上昇と共に、室38内においては増大する圧力が形成され、この室38からは少なくとも1つの噴射孔3が延びていて、室38は、ニードル座8へのノズルニードル5の進入状態において、ニードル先端7に形成された座面39によって画成されている。このようにして、開放方向においてノズル複合体6に作用する力が増大し、これによってノズルにニードル5の開放運動が促進される。その結果、制御室18の容積は、カプラ室22の容積が増大するよりも迅速に減少する。これによって制御室18及びカプラ室22における圧力が上昇する。この圧力上昇によって、変位ピストン25においては、ノズルニードル5の所定の開放行程後に、変位面26において作用する力が、蓄圧面27において作用する力、つまり戻しばね31の戻し力と蓄圧室28における圧力による押圧力よりも、大きくなる。そしてこれにより、開放運動の第2段階が導入される。
開放運動のこの第2段階中に、変位ピストン25はストッパ32から持ち上がり、特に蓄圧室28内に進入する。これによって、圧力増幅ピストン12の行程とノズルニードル5の行程との間における圧力増幅比のために、新たな値が生ぜしめられる。この新たな第2の圧力増幅比は、制御面17と、圧力増幅面21及び変位面26の全面積との比によって規定される。これによって、圧力増幅ピストン12の行程運動と変位ピストン25の行程運動とにより、ノズルニードル5の比較的大きな行程運動が生ぜしめられる。その結果ノズルニードル5のためには、特に大きな開放速度が生ぜしめられ、この際にさらに比較的大きな開放行程を実現することができる。この場合、大きな第2の開放比によって同時に、そのために必要なアクチュエータ13の行程を比較的小さいままにすることができるので、アクチュエータ13ひいては噴射ノズル1は比較的小さく構成することができる。
従って本発明による噴射ノズル1では、制御面17と圧力増幅面21と変位面26と蓄圧面27と可能な最大アクチュエータ行程と可能な最大ノズルニードル行程とが、互いに合わせられていて、ノズルニードル5を開放するためのアクチュエータ13の行程運動時に、ノズルニードル5のための前記2段階の行程運動を調節することができるようになっている。第1段階中に、変位ピストン25はストッパ32に接触している。圧力増幅比は比較的小さい。第1段階とは異なり、変位ピストン25は第2段階の間はストッパ32から離れている。これに関連した圧力増幅比は比較的大きい。
図2〜図4に示されているように、ノズルニードル5の開放行程運動を第2段階中に緩衝すると有利であり、このような緩衝によって、ノズルニードル5と圧力増幅ピストン12とアクチュエータ13とから成る振動する系の不都合な振動特性を回避することができる。このことは、変位ピストン25の行程運動の緩衝によって達成される。図示の実施例ではそのために蓄圧室28が、第1の蓄圧部分室40と第2の蓄圧部分室41とに分割されている。さらに絞りピストン42が設けられており、この絞りピストン42は、少なくとも押圧力を伝達するために変位ピストン25と駆動連結されている。絞りピストン42は同様に圧力増幅ピストン12内に行程運動可能に支承されていて、絞り路43を有しており、この絞り路43は両方の蓄圧部分室40,41を互いに絞り作用をもって液圧的に接続している。
図2に示された実施形態では絞り路43は有利には絞り44を有しており、この絞り44は、第2の蓄圧部分室41に開口する長手方向孔45と、第1の蓄圧部分室40に開口している横方向孔46との間に配置されている。図2及び図3の実施形態では絞りピストン42は変位ピストン25と堅固に結合されている。
さらに図2〜図4に示された実施形態では、蓄圧面27が、第1の蓄圧部分面47と第2の蓄圧部分面48とに分割されている。第1の蓄圧部分面47は少なくとも図2及び図3の実施形態では、直接、変位ピストン25に形成されていて、第1の蓄圧部分室40を画成している。それとは異なり第2の蓄圧部分面48は絞りピストン42に形成されていて、第2の蓄圧部分室41を画成している。
図2に示された実施形態では蓄圧室28への変位ピストン25の進入は、そのために燃料が第2の蓄圧部分室41から絞り路43を通って第1の蓄圧部分室40に押し退けられねばならないことによって、絞られる。
図3に示された実施形態では、図2の実施形態とは異なり、絞り路43が絞りと端部を絞りピストン42の半径方向に有している。絞り44はそこにこの絞り路端部を形成している。さらに絞りピストン42はバイパス路49を有しており、このバイパス路49は、長手方向孔45と横方向孔46との間における接続孔50によって実現されている。バイパス路49は従って絞り路43を迂回していて、さらに逆止遮断弁51を備えており、この逆止遮断弁51は蓄圧部分室41への絞りピストン42の進入時に接続を遮断する。
図3に示された実施形態では、さらに絞り路43は絞りピストン行程に関連して制御される。蓄圧室28への変位ピストン25の進入時にまず初め燃料容積が蓄圧部分室41から絞り路43を通って第1の蓄圧部分室40内に押し退けられる。この運動時に逆止遮断弁51は接続孔50を遮断する。所定の進入行程後に、圧力増幅ピストン12の制御縁52が前記絞り路端部、つまり絞り44を通過し、これによって絞り路43は遮断される。
蓄圧室28からの変位ピストン25の進出時に逆止遮断弁51は開放し、これによってバイパス路49が開放されて、絞り路43を迂回することができる。従って変位ピストン25の進出運動は絞られず、さらに戻しばね31によって助成されている。その結果、出発状態を素早く調節することができ、ノズルニードル5は素早くその座8に戻ることができる。従って噴射過程を終了するための閉鎖過程は、素早くかつ正確に制御することができる。
図4に示された実施形態は、同様に、絞りピストン行程によって制御される絞り路43と、逆止弁51を備えたバイパス路49とを有している。図4に示された実施形態では、図2及び図3に示された実施形態と異なり、絞りピストン42及び変位ピストン25は、単に互いにルーズに接触している別体の部材である。戻しばね31はこの場合絞りピストン42を駆動し、かつこの絞りピストン42を介して変位ピストン25を駆動する。バイパス路49は軸方向の開口端部53を有しており、この開口端部53は変位ピストン25と絞りピストン42との間における軸方向接触時に閉鎖されている。蓄圧室28への変位ピストン25の進入時に、変位ピストン25は絞りピストン42に支持されており、この絞りピストン43を第2の蓄圧部分室41への進入のために駆動する。この場合バイパス路49は閉鎖されているので、絞り路43が働き、変位ピストン25の進入運動は絞られている。進出のためには変位ピストン25が絞りピストン42から持ち上がり、これによってバイパス路49が開放される。変位ピストン25はこれによって素早くかつ緩衝されずに進出することができ、ストッパ32と接触している出発ポジションを占めることができる。絞りピストン42は戻しばね31によって駆動されて、追従する。バイパス路49には別の絞り54が配置されていてもよい。
図4の実施形態では逆止遮断弁51は変位ピストン25と絞りピストン42との共働によって形成される。図4に示された実施形態では第1の蓄圧部分面47は、変位ピストン25に構成されている。変位ピストン25に支持されている、絞りピストン42のヘッド55のシール性に応じて、第1の蓄圧部分面47はこのヘッド55に形成されていてもよい。
図5〜図7に示されているように、噴射ノズル1は変位ピストン25の領域にさらに変位路56を備えて形成されていてもよい。この変位路56は図示の実施形態では、変位通路57によって形成されており、この変位通路57は変位ピストン25を蓄圧面27から変位面26まで貫通していて、特に変位ピストン25内に同軸的に配置されている。択一的に変位路56もしくは変位通路57は、任意の他の形状及び配置形式を有していてもよい。例えば変位路56は、変位ピストン25内に斜めに配置された変位通路57によって形成されていてもよい。変位ピストン25がストッパ32から持ち上げられると、変位路56もしくは変位通路57は、蓄圧面27と変位面26との間、ひいては蓄圧室28とカプラ室22との間における液圧的な連通を生ぜしめる。さらに変位路56は、変位ピストン25がストッパ32に接触している場合に遮断されるように、構成されている。変位ピストン25の出発状態、つまり変位ピストン25がストッパ32に接触している場合における、変位路56の遮断作用は、図示の有利な実施形態では、変位ピストン25がその変位面26にリング状のシールゾーン58を有していることによって、達成される。このシールゾーン58は、変位面26に配属されているつまり変位面26に位置している、変位通路57の開口59を、取り囲んでいる。出発状態において変位ピストン25はそのシールゾーン58でストッパ32に接触している。シールゾーン58はこれによって変位路56をカプラ室22からシール作用をもって切り離している。図5〜図7に示された変位通路57の中央配置形式とは異なり、別の実施形態では変位ピストン25及び/又は中間プレート11は次のように、すなわちシール面58が任意の他の直径部に、例えば変位ピストン25の外径部に位置するように、構成されていてもよい。
図6に示されているように変位路56は絞り作用を有していることができる。そのために絞り路56は絞り60を有している。図示の実施例では絞り60は変位通路57に配置されている。
図7に示されているように、変位路56の別の有利な構成では、変位路56は、変位ピストン25が蓄圧室28内に進入運動する際における変位ピストン25の所定の変位行程時又は所定の変位行程後に、遮断されるようになっている。この遮断作用は例えば、蓄圧室遮断弁61を用いて達成され、この蓄圧室遮断弁61は、所定の変位行程時に変位路56、ここでは変位通路57を遮断する。そのために蓄圧室遮断弁61は例えば、円形の弁座63と共働する弁部材62を有している。弁座63は変位ピストン25に、つまり変位ピストン25の蓄圧面27に形成されている。この場合弁座63は変位通路57の開口64を取り囲んでいて、この開口64は、蓄圧面27に配属されており、つまり蓄圧面27に位置している。所定の変位行程が得られると、弁部材62はその弁座63に接触し、変位通路57の開口64をシール作用をもって遮断する。弁部材62は図示の実施例では平らな端面をもって形成されており、つまり弁座63は弁部材62に対して相補形状をもって成形されている。しかしながらまた択一的に弁部材62は、任意の他の形状、例えば円錐形又は球形であってもよく、このような場合弁座63はそれぞれそれに対する相補形状をもって成形されている。
付言すればもちろん、図5〜図7に示された実施形態の個々の特徴は、図1〜図4に示された実施形態の特徴と任意に組み合わせることができる。
特に供給路9における燃料圧の上昇に関連した、非定常運転状態時には、カプラ室22において圧力が上昇して、アクチュエータ13がなお開放行程実施のために制御されていないにもかかわらず、変位ピストン25がストッパ32から持ち上がってしまうこともあり得る。このことは例えば、比較的大きな蓄圧室28に閉じ込められた液体容積の圧縮性に起因している。変位ピストン25がストッパ32から持ち上がって、噴射ノズル1が噴射過程を実施するために操作されると、圧力増幅ピストン12の開放行程時に、最初から第2の圧力増幅比が存在しており、この第2の圧力増幅比では圧力増幅ピストン12は大きな速度で、しかしながら小さな力でアクチュエータ13によって引き戻される。これによって噴射過程の精度は、噴射される燃料量に関して著しく損なわれることがある。同時に変位ピストン25は、変化する圧力状態によって逆方向に運動することがあり、これによってカプラ室22において必要な圧力降下は生じないか又は遅れてしか生じない。極端な場合にはノズルニードル5は閉鎖されたままになる。
このような不都合を回避するために、図5〜図7に示された実施形態では変位路56が設けられている。相応な非定常運転状態時にカプラ室22において圧力が上昇するや否や、変位ピストン25はストッパ32から持ち上げられるので、変位路56を介して蓄圧室28とカプラ室22との間における圧力補償もしくは圧力バランスが行われる。そして戻しばね31は変位ピストン25を再び、変位ピストン25がストッパ32に接触している出発位置へも戻すことができる。これによって、アクチュエータ13の開放操作時に変位ピストン25がまず初めにストッパ32に接触していることが保証され、その結果開放操作の開始時に第1の圧力増幅比が得られ、この第1の圧力増幅比では圧力増幅ピストン12はゆっくりと、大きな力でアクチュエータ13から引き戻される。
絞り60もしくは変位路56の絞り作用によって、第1の圧力増幅比から第2の圧力増幅比への所望の切換え時にカプラ室22と蓄圧室28との間における圧力補償もしくは圧力バランスが、絞り作用をもって行われ、変位ピストン25は整然とストッパ32から持ち上がることができ、噴射過程の間、持ち上がったままになる。
この場合蓄圧室遮断弁61はニードル開放の第2の段階のために、カプラ室22と蓄圧室28との間における圧力補償もしくは圧力バランスが変位ピストン25の変位行程の達成時に終了することを、保証することができる。これによってまた、ストッパ32に対する変位ピストン25の早期の戻り動作を回避することができる。
本発明による噴射ノズルの1実施形態を概略的に示す縦断面図である。 図1とは別の実施形態の本発明による噴射ノズルの一部を示す縦断面図である。 本発明による噴射ノズルのさらに別の実施形態を示す図である。 本発明による噴射ノズルのさらに別の実施形態を示す図である。 本発明による噴射ノズルのさらに別の実施形態を示す図である。 本発明による噴射ノズルのさらに別の実施形態を示す図である。 本発明による噴射ノズルのさらに別の実施形態を示す図である。
符号の説明
1 噴射ノズル
2 ノズル体
3 噴射孔
4 噴射室
5 ノズルニードル
6 ニードル複合体
7 ニードル先端
8 ニードル座
9 供給路
10 第1の支承スリーブ
11 中間プレート
12 圧力増幅ピストン
13 アクチュエータ
14 接続通路
15 閉鎖圧縮ばね
16 ノズルニードル5及びニードル複合体6における段部
17 制御面
18 制御室
19 制御室路
20 第2の支承スリーブ
21 圧力増幅面
22 カプラ室
23 制御路
24 カプラ室路
25 変位ピストン
26 変位面
27 蓄圧面
28 蓄圧室
29 絞り
30 絞り
31 戻しばね
32 ストッパ
33 開放圧縮ばね
34 カラー
35 アクチュエータ行程
36 受圧段
37 受圧段
38 室
39 座面
40 第1の蓄圧部分室
41 第2の蓄圧部分室
42 絞りピストン
43 絞り路
44 絞り
45 長手方向孔
46 横方向孔
47 第1の蓄圧部分面
48 第2の蓄圧部分面
49 バイパス路
50 接続孔
51 逆止遮断弁
52 制御縁
53 バイパス路49の開口端部
54 絞り
55 絞りピストン42のヘッド
56 変位路
57 変位通路
58 シールゾーン
59 変位通路57の開口
60 絞り
61 蓄圧室遮断弁
62 弁部材
63 弁座
64 開口

Claims (10)

  1. 内燃機関、特に自動車の内燃機関用の噴射ノズルであって、
    少なくとも1つの噴射孔(3)を有するノズル体(2)が設けられており、
    該ノズル体(2)内に行程運動可能に支承されたノズルニードル(5)が設けられていて、該ノズルニードル(5)によって、少なくとも1つの噴射孔(3)を通しての燃料の噴射が制御可能であり、
    アクチュエータ(13)に駆動連結された圧力増幅ピストン(12)が設けられていて、該圧力増幅ピストン(12)が圧力増幅面(21)を有しており、
    ノズルニードル(5)もしくはノズルニードル(5)を有するニードル複合体(6)が、圧力増幅面(21)と液体的に連結された制御面(17)を有している形式のものにおいて、
    圧力増幅ピストン(12)内に変位ピストン(25)が行程運動可能に支承されており、
    変位ピストン(25)が、圧力増幅面(21)と液圧的に連結されている変位面(26)を有しており、
    変位ピストン(25)が、ノズルニードル(5)が少なくとも1つの噴射孔(3)を遮断する出発状態において、ノズル体(2)に対して位置固定のストッパ(32)に接触しており、
    変位ピストン(25)が、圧力増幅ピストン(12)内に形成された蓄圧室(28)を画成する蓄圧面(28)を有していることを特徴とする噴射ノズル。
  2. 圧力増幅面(21)がカプラ室(22)を画成しており、制御面(10)が制御室(18)を画成しており、カプラ室(22)と制御室(18)とが、制御路(23)によって互いに液圧的に接続された別体の室として、又は1つの共通の室として形成されている、請求項1記載の噴射ノズル。
  3. 蓄圧室(28)の容積が、カプラ室(22)及び制御室(18)の総容積よりも大きい、請求項2記載の噴射ノズル。
  4. 変位面(26)が、圧力増幅面(21)によっても画成されているカプラ室(22)を画成し、かつ/又は制御面(17)と圧力増幅面(21)と変位面(26)と蓄圧面(27)と可能な最大アクチュエータ行程と可能な最大ノズルニードル行程とが、互いに合わせられていて、ノズルニードル(5)を開放するためのアクチュエータ(13)の行程運動時に、ノズルニードル(5)のための2段階の行程運動を調節するようになっており、この場合変位ピストン(25)が第1段階中はストッパ(32)に接触していて、第2段階中はストッパ(32)から離れている、請求項1から3までのいずれか1項記載の噴射ノズル。
  5. 蓄圧室(28)が第1の蓄圧部分室(40)と第2の蓄圧部分室(41)とに分割されており、絞りピストン(42)が設けられていて、該絞りピストン(42)が、少なくとも押圧力を伝達するために変位ピストン(25)と駆動連結されていて、該変位ピストン(25)が圧力増幅ピストン(12)内に行程運動可能に支承されていて、両蓄圧部分室(40,41)を液圧的に連通させる絞り路(43)を有しており、蓄圧面(27)が、第1の蓄圧部分室(40)を画成する第1の蓄圧部分面(47)と、絞りピストン(42)に形成されていて第2の蓄圧部分室(41)を画成する第2の蓄圧部分面(48)とに分割されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の噴射ノズル。
  6. 絞り路(43)が絞り(44)を有しており、絞りピストン(42)が、絞り(44)を迂回するバイパス路(49)を有していて、該バイパス路(49)が逆止遮断弁(51)を有していて、該逆止遮断弁(51)が、第2の蓄圧部分室(41)への絞りピストン(42)の進入時に接続を遮断するようになっている、請求項5記載の噴射ノズル。
  7. 変位ピストン(25)と絞りピストン(42)とが別体の部材を形成しており、変位ピストン(25)が第1の蓄圧部分室(40)への進入時に絞りピストン(43)に支持されていて、第2の蓄圧部分室(41)への進入のために該絞りピストン(43)を駆動するようになっており、変位ピストン(25)が第2の蓄圧部分室(41)への絞りピストン(42)の押込み時にバイパス路(49)の開口端部(53)を遮断し、変位ピストン(25)が第1の蓄圧部分室(40)からの進出時に絞りピストン(42)から持ち上がり、バイパス路(49)の開口端部(53)を開放する、請求項6記載の噴射ノズル。
  8. 絞り路(43)が絞りピストン行程に関連して制御されており、かつ/又は絞り路(43)が、絞りピストン(42)に半径方向に配置された絞り路端部を有しており、絞りピストン(42)が絞り路(43)を遮断するために、圧力増幅ピストン(12)に形成された制御縁(52)が絞り路端部を通過するまで、第2の蓄圧部分室(41)内に進入する、請求項5から7までのいずれか1項記載の噴射ノズル。
  9. ストッパ(32)からの変位ピストン(25)の上昇時に蓄圧面(27)を変位面(26)と液圧的に連通させ、かつストッパ(32)における変位ピストン(25)の接触時に接続を遮断する、変位路(56)が設けられている、請求項1から8までのいずれか1項記載の噴射ノズル。
  10. 変位路(56)が、変位ピストン(25)を蓄圧面(27)から変位面(26)まで貫通する変位通路(57)によって形成されており、かつ/又は変位ピストン(25)がその変位面(26)に、該変位ピストン(25)が出発状態においてストッパ(32)に接触するリング状のシールゾーン(58)を有していて、該シールゾーン(58)が、変位面(26)に配属された変位通路(57)の開口(59)を取り囲んでおり、かつ/又は変位路(56)及び/又は変位通路(57)が、蓄圧室(28)内への変位ピストン(25)の所定の変位行程時又は変位行程後に、遮断されるようになっており、かつ/又は変位行程の得られた時に変位路(56)及び/又は変位通路(57)を遮断する蓄圧室遮断弁(61)が設けられており、かつ/又は蓄圧室遮断弁(61)の弁部材(62)が円形の弁座(63)と共働し、該弁座(63)が、蓄圧面(27)に形成されていて、該蓄圧面(27)に配属された変位通路(57)の開口(64)を取り囲んでいる、請求項9記載の噴射ノズル。
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