JP2008531917A - ダブル座を有する直接制御される噴射弁部材を備えた燃料インジェクタ - Google Patents

ダブル座を有する直接制御される噴射弁部材を備えた燃料インジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2008531917A
JP2008531917A JP2007557453A JP2007557453A JP2008531917A JP 2008531917 A JP2008531917 A JP 2008531917A JP 2007557453 A JP2007557453 A JP 2007557453A JP 2007557453 A JP2007557453 A JP 2007557453A JP 2008531917 A JP2008531917 A JP 2008531917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
coupler
valve member
injection valve
fuel injector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007557453A
Other languages
English (en)
Inventor
マーゲル ハンス−クリストフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2008531917A publication Critical patent/JP2008531917A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/04Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00 having valves, e.g. having a plurality of valves in series
    • F02M61/042The valves being provided with fuel passages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M51/00Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
    • F02M51/06Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
    • F02M51/0603Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using piezoelectric or magnetostrictive operating means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/16Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
    • F02M61/18Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/70Linkage between actuator and actuated element, e.g. between piezoelectric actuator and needle valve or pump plunger
    • F02M2200/703Linkage between actuator and actuated element, e.g. between piezoelectric actuator and needle valve or pump plunger hydraulic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/70Linkage between actuator and actuated element, e.g. between piezoelectric actuator and needle valve or pump plunger
    • F02M2200/703Linkage between actuator and actuated element, e.g. between piezoelectric actuator and needle valve or pump plunger hydraulic
    • F02M2200/704Linkage between actuator and actuated element, e.g. between piezoelectric actuator and needle valve or pump plunger hydraulic with actuator and actuated element moving in different directions, e.g. in opposite directions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

自己着火式の内燃機関の燃焼室に燃料を供給するために、高圧源(114)を介して圧力下で燃料を供給される燃料インジェクタ(110)が提案される。本発明による燃料インジェクタ(110)では、液圧式の伝達装置(174)を介してピエゾアクチュエータ(140)によって噴射弁部材(128)が直接制御される。さらに燃料インジェクタ(110)の噴射弁部材(128)はダブル座を有している。そのために噴射弁部材(128)には2つのシール座(182,184)が設けられている。両方のシール座(182,184)は燃料インジェクタ(110)のノズル室(122)を3つの部分室(188,190,192)に分割している。そして、噴射弁部材(128)の閉鎖状態では、第1の部分室(188)と第3の部分室(192)とは液体接続されていて、両部分室(188,192)には燃料が供給される。噴射開口(136)と接続されている第2の部分室(190)はそれに対してシール座(182,184)によって、前記両部分室(188,192)から、液体を通さないように遮断されている。直接的なニードル制御と噴射弁部材(128)のダブル座とが組み合わせられた本発明による配置形式は、極めて小さな噴射弁部材行程において燃料インジェクタ(110)の絞りが解除されるという利点を有している。これによってまた特に、短いピエゾアクチュエータ(140)を使用することができる。

Description

本発明は、高圧源を介して燃料インジェクタに供給される燃料を、内燃機関の燃焼室に噴射する燃料インジェクタに関する。本発明は特に、ダブル座を有する直接制御される噴射弁部材を備えた燃料インジェクタに関する。
従来の技術
自己点火式の内燃機関の燃焼室に燃料を供給するために、圧力制御及び行程制御される噴射系を使用することができる。燃料噴射系としては、ユニットインジェクタシステムと呼ばれるポンプノズルユニットや、ユニットポンプシステムと呼ばれるポンプ管路ノズルユニットの他に、アキュムレータ噴射系つまりコモンレールシステムも使用することができる。アキュムレータ噴射系(コモンレール)は有利な形式で、噴射圧を内燃機関における負荷及び回転数に合わせることができる。
従来技術に基づいて公知の、ピエゾアクチュエータを備えたコモンレールインジェクタでは、ノズルニードルは単数又は複数の制御室における圧力を介して制御される。このもしくはこれらの制御室における圧力は、ピエゾアクチュエータ及び場合によっては単数又は複数の制御弁を介して制御される。このような構成ではつまり、ノズルニードルはピエゾアクチュエータによって間接的に制御される。
このような間接的に制御されるコモンレールインジェクタの他に、最近は、ノズルニードルがピエゾアクチュエータによって直接制御される系も、従来技術から公知である。このようなインジェクタは大きな開閉速度と、比較的単純なインジェクタ構造を有している。このようなインジェクタはしかしながら、必要なノズル行程を得るために、長いピエゾアクチュエータを必要とする。
DE19519191C1に基づいて公知の燃料噴射系のための噴射弁は、ノズルニードルとこのノズルニードルを駆動するプランジャとを有し、かつ圧電式の制御装置を有しており、この制御装置は、一次ピストン及び二次ピストンを介して液圧によって伝達もしくは変換される。二次ピストンを介して圧電式の制御装置はプランジャを駆動し、このプランジャはノズルニードルを直接制御する。DE19519191C1に開示された構造はしかしながら比較的複雑であり、特に次のような欠点、すなわち噴射過程のために必要な行程を得るため及びノズルニードルの絞りを解除するために、比較的長いピエゾアクチュエータを使用する必要がある、という欠点を有している。
長いピエゾアクチュエータを使用する代わりに、液圧式の伝達装置もしくは圧力増幅装置を使用することができる。この場合にはしかしながら多くの場合、アクチュエータ行程とノズルニードル行程との間において液圧による大きな伝達比が必要であり、かつ機械的な長い結合部材を使用しなくてはならない。従ってこの公知のインジェクタは通常、ノズルニードルに対するアクチュエータの切換え力の不良かつ間接的な伝達特性を有している。
発明の利点
特に、必要なアクチュエータ長さを減じるためには、噴射開口を完全に開放するために小さな行程を実施するだけでよい噴射弁部材が必要である。このことは、ダブル座と2つのシール座を介した燃料供給形式とを備えた噴射弁部材によって、達成することができる。本発明の核心は、2つのシール座を介して噴射開口に燃料が供給される噴射弁部材のこのようなダブル座を、ピエゾアクチュエータによる噴射弁部材の直接的な制御と組み合わせることであり、これによって最適化されたインジェクタ構成を得ることができる。
この目的のために、本発明では、高圧源を介して圧力下で燃料インジェクタに供給される燃料を、内燃機関の燃焼室に噴射する燃料インジェクタが提案される。この燃料インジェクタは、インジェクタハウジングと、高圧室と、圧力室と、ノズル室と、高圧室内に支承されていて電気制御可能なリニア型のアクチュエータと、該リニア型のアクチュエータにカプラ装置を介して連結された噴射弁部材とを有している。この場合圧力室と高圧室並びにノズル室と圧力室は、互いに液体接続、つまり相互に液体を通すように接続されている。さらに、噴射弁部材が少なくとも1つのガイド区分において直線的に案内されていて、噴射弁部材が閉鎖方向に対して平行にかつ逆平行に開閉運動を実施可能である。そして、噴射弁部材が少なくとも2つのシール座を有していて、閉鎖された位置においてシール座がノズル室の少なくとも1つの壁に接触しており、これによってノズル室が少なくとも3つの部分室に分割され、閉鎖方向で見て第1の部分室と、閉鎖方向で見て第3の部分室とが、それぞれ圧力室に液体接続されており、閉鎖方向で見て第1の部分室と第3の部分室との間に配置された第2の部分室が、第1の部分室及び第3の部分室から液体を通さないように遮断されていて、燃焼室に燃料を噴射するための少なくとも1つの噴射開口とは液体を通すように接続されている。
アクチュエータは例えばピエゾアクチュエータであるが、しかしながら他のアクチュエータ構造形態、例えばマグネットアクチュエータを使用することも可能である。カプラ装置は例えば液圧式のカプラ装置である。この液圧式のカプラ装置は付加的に例えば液圧式の伝達装置を、特にアクチュエータの行程を噴射弁部材の行程に伝達もしくは変換するために、有することができる。このような実施形態も、本発明の枠内において「直接的なニードル制御」と理解すべきである。本発明の特に有利な構成では、この液圧式の伝達装置が、0.5〜2の範囲の伝達比、有利には1.0〜1.5の範囲の伝達比、特に有利には1.0の伝達比を有している。伝達比というのはこの場合、噴射弁部材行程とアクチュエータ行程との比を意味している。
液圧式の連結もしくはカップリングは、例えばカプラ室を介して行われ、このカプラ室は、特に液体(有利には燃料)によって満たされており、例えば、アクチュエータに結合された第1のカプラピストンと、噴射弁部材に結合されている第2のカプラピストンと、少なくとも1つのシールスリーブとによって画成されることができる。この場合シールスリーブは、少なくとも1つのばねを介して、第1のカプラピストン及び/又は第2のカプラピストンと結合されていることができる。特に有利な別の構成では、少なくとも1つのカプラ室が、第1のカプラ室と第2のカプラ室とを有しており、第1のカプラ室と第2のカプラ室とが少なくとも1つの接続通路を介して互いに液体接続されている。この場合さらに、少なくとも1つの接続通路が少なくとも1つの絞りエレメントを有していて、該絞りエレメントにおいて少なくとも1つの接続通路がその横断面を狭められている。本発明の別の構成では、第1のカプラ室と第2のカプラ室とが、インジェクタハウジングに結合された隔壁を介して仕切られており、この場合結合部は剛性であってもフレキシブルであってもよい。さらに、少なくとも1つのシールスリーブは別個の2つのシールスリーブを有することができ、この場合第1のシールスリーブは第1のばねを介して第1のカプラピストンと結合されていて、第2のシールスリーブは第2のばねを介して第2のカプラピストンと結合されており、そして第1のシールスリーブ及び第2のシールスリーブはそれぞれ隔壁と結合されている。択一的に第1のシールスリーブが第1のカプラピストンと結合され、第2のシールスリーブが第2のカプラピストンと結合されていてもよく、この構成では両方のシールスリーブはそれぞればねを介して隔壁に支持されている。また、各シールスリーブがそれぞれ1つのばねを用いてそれぞれ対応するカプラピストンに支持され、かつ第2のばねを用いて隔壁に支持されているような構成も、可能である。
本発明の別の構成では、圧力室とノズル室との間、もしくは圧力室と第1の部分室及び/又は第3の部分室との間における液体接続が、噴射弁部材に形成された少なくとも1つの流れ通路を介して行われるようになっている。この場合特に、噴射弁部材に形成された単数又は複数の溝の形をした流れ通路を使用することができる。
本発明による燃料インジェクタによって、直接的なニードル制御のために必要なアクチュエータ長さが著しく減じられる。さらに、必要な噴射弁部材行程を得るために、アクチュエータと噴射弁部材との間において、運動距離の増大はまったく又は僅かしか必要ない。この場合行程伝達比が1である液圧式のカプラ装置を設計することが可能である。これによって噴射弁部材に対するアクチュエータ調節力の極めて安定的な伝達特性が得られ、その結果噴射弁部材の最適な調節精度を得ることができる。このようなインジェクタ構成は、少量の燃料を正確に調量することができる。そして高い伝達精度と迅速なニードル運動とによって、製作誤差による影響が極めて小さな堅牢な構造が得られる。
図面
次に図面を参照しながら本発明を詳説する。
図1は、ダブル座を備えた噴射弁部材を有していて、該噴射弁部材をアクチュエータと液圧式の伝達装置とを介して直接制御する燃料インジェクタの第1実施例を示す図であり、
図2は、ダブル座を備えた噴射弁部材を有していて、該噴射弁部材を単純なカプラ室によって直接制御する燃料インジェクタの第2実施例を示す図であり、
図3は、第2実施例とは択一的な第3実施例であって、ただ1つのカプラピストンに添って案内されるシールスリーブと単純なカプラ室とを備えた第3実施例を示す図である。
実施例
図1には、内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するための燃料インジェクタ110の有利な第1実施例が示されている。燃料インジェクタ110は高圧管路112を介してアキュムレータ(コモンレール)114と接続されている。さらに燃料インジェクタ110はインジェクタハウジング116を有している。インジェクタハウジング116は高圧室118を有しており、この高圧室118は高圧管路112を介してアキュムレータ114と接続されており、かつこの高圧室118には圧力下にある燃料が供給される。インジェクタハウジング116はさらに圧力室120とノズル室122とを有している。圧力室120は高圧室118に複数の燃料通路124を介して接続されており、これらの燃料通路124は、圧力室120を高圧室118から切り離している隔壁126に形成されている。燃料通路124は図示の実施例では、隔壁126に設けられた円筒形の孔として形成されている。燃料通路の別の構成も可能である。
圧力室120及びノズル室122内には噴射弁部材128が設けられており、この噴射弁部材128はガイド区分130に添ってノズル室22内において案内されている。これによって噴射弁部材128は燃料インジェクタ110の閉鎖方向132に対して平行に又は逆平行に運動することができる。噴射弁部材128のガイド区分130には流れ通路134が、噴射弁部材128に形成された平らな面取り部の形で設けられている。流れ通路134の他の構成として、例えば孔なども可能である。これらの流れ通路134は鉛直に延びており、かつこの実施例では噴射弁部材128の全周に沿って均一に分配配置されている。流れ通路134が設けられていることによって、ガイド区分130内における噴射弁部材128のガイドにもかかわらず、ノズル室122は燃料インジェクタ110の圧力室120と液体接続、つまり液体を通すように接続されている。このようにして燃料は高圧室118から圧力室120を通って閉鎖方向132で、単数又は複数の噴射開口136に流れることができ、これらの噴射開口136は、燃料インジェクタ110の下側領域において、ノズル室122の円錐形に延びる領域138の壁に形成されている。これらの噴射開口136の構成は従来技術に基づいて公知であり、例えば内燃機関に関連してそのデザイン、数及び配置形式が変化可能である。
高圧室118内には図示の実施例では、ピエゾアクチュエータ140が設けられており、このピエゾアクチュエータ140はその表面において適宜なシール部材によって周囲の媒体(燃料)に対してシールされており、これによってピエゾアクチュエータ140の機能が燃料によって損なわれることはない。ピエゾアクチュエータ140はその上側においてシールエレメント142を介して、インジェクタハウジング116の上側の壁144に対して支持されている。上側の壁144には開口146が設けられており、この開口146を介して、ピエゾアクチュエータ140を制御するための電気的な接触接続部148が、インジェクタハウジング116から外に延ばされている。開口146は電気的な接触接続部148を通した後で、適宜なシール物質、例えばプラスチックによって密に閉鎖されることができる。
ピエゾアクチュエータ140はその下端部において第1のカプラピストン150と結合されている。この第1のカプラピストン150はその下縁部において第1のシールスリーブ152によって取り囲まれており、この第1のシールスリーブ152は第1のコイルばね154を介して第1のカプラピストン150のカラー156に対して支持されていて、これによって隔壁126に対して押し付けられる。第1のシールスリーブ152はリング状の形状を有していて、第1のカプラピストン150にシール作用をもって接触している。これによって第1のカプラピストン150と隔壁126との間には第1のカプラ室158が形成され、この第1のカプラ室158は隔壁126と第1のカプラピストン150とシールスリーブ152とによって画成される。第1のシールスリーブ152はその下端部において鋭角的に先細に延びるように成形されており、これによってシール縁が形成されている。第1のカプラ室158は例えばガイドにおける相応な間隙流によって又は他のシールエレメントを通して、燃料によって満たされることができる。
噴射弁部材128の上端部は第2のカプラピストン160を有している。第1のカプラピストン150と同様に、第2のカプラピストン160もまた円筒形に形成されている。第2のカプラピストン160はその上端部において、円形リング状の第2のシールスリーブ162によって取り囲まれており、この第2のシールスリーブ162の縁部は上方に向かってこの実施例では同様に鋭角的に先細に延びている。シールスリーブ152,162の別の構成も可能である。第2のシールスリーブ162は第1のコイルばね164によって、第2のカプラピストン160のカラー166に支持されており、これによって隔壁126に対して押し付けられる。シールスリーブ162と第2のカプラピストン160の上側面と隔壁126とは、第2のカプラ室168を画成している。同様にこの第2のカプラ室168もまた例えば流れ間隙又は他のシールエレメントを介して燃料を満たされることができる。
隔壁126にはさらに接続通路170が設けられており、この接続通路170を介して燃料は第1のカプラ室158と第2のカプラ室168との間において流れることができる。接続通路170はほぼ円筒形の孔の形をしている。他の構成、例えば複数の孔や接続通路170の非直線的な経過もまた可能である。有利にはほぼ真ん中に接続通路170は絞りエレメント172を有しており、この絞りエレメント172は、三次元的に接続通路170の長さに対して制限された狭窄部の形で形成されている。絞りエレメント172の他の形態もまた可能である。
両カプラ室158,168は第1のカプラピストン150(ひいてはピエゾアクチュエータ140)と噴射弁部材128との間における液圧式の力伝達を実現する。この液圧式の力伝達によって特に、構成エレメントの熱膨張及び製作誤差の補償もしくは調整が行われる。同時にこの液圧式のカプラによって、ピエゾアクチュエータ140と噴射弁部材128との間における距離・力伝達を実現することができる。
休止状態において両カプラ室158,168には、高圧室118と同じ圧力、つまりほぼアキュムレータ114の圧力(レール圧)が存在している。噴射弁部材128はこのような圧力状態では閉鎖されている。ピエゾアクチュエータ140は休止状態において給電されており、従って最大長さを有している。燃料インジェクタ110を制御するためにピエゾアクチュエータ140は放電され、これによってピエゾアクチュエータ140は短縮され、第1のカプラピストン150は閉鎖方向132とは逆方向に移動させられる。これによって第1のカプラ室158における圧力は低下する。圧力バランスのために燃料が第2のカプラ室168から接続通路170を通って第1のカプラ室158に流入し、これによって第2のカプラ室168内には短時間負圧が生じる。この負圧は、第2のカプラピストン160が、ひいては噴射弁部材128全体が上方に向かって閉鎖方向132とは逆向きに運動することによって、補償される。これによって噴射弁部材128の開放動作が導入される。噴射弁部材128を閉鎖するためにピエゾアクチュエータ140は再び給電され、その際に再び(閉鎖方向132において)伸長する。これによって第1のカプラ室158においては短時間過圧が発生し、この過圧は、接続通路170を通って燃料が第2のカプラ室168に流入し、これによって再び圧力が第2のカプラ室168に対して加えられることによって、補償される。そして噴射弁部材128は、閉鎖方向132における運動が実施されることによって、閉鎖する。
両カプラ室158,168を備えた図1に示された装置は、液圧式の力伝達装置として働くのみならず、ピエゾアクチュエータ140の行程を噴射弁部材128の行程に変換するための液圧式の伝達装置174としても働くことができる。この液圧式の伝達装置174はつまりこの実施例では、第1のカプラピストン150と第1のカプラ室158と接続通路170と第2のカプラ室168と第2のカプラピストン160とから成っている。液圧式の伝達装置174の伝達比はカプラピストン150の受圧面である液圧面とカプラピストン160の受圧面である液圧面との比によって、つまり第1のカプラピストン150の、第1のカプラ室158に向けられた端面と、第2のカプラピストン160の、第2のカプラ室168に向けられた端面との比によって生ぜしめられる。このようにして、例えば、第1のカプラピストン150の受圧面に比べて小さな第2のカプラピストン160の受圧面によって、1よりも大きな伝達比を有する行程伝達装置を得ることができ、これによってピエゾアクチュエータ140の小さな行程によっても噴射弁部材128の大きな行程を生ぜしめることができる。これによってピエゾアクチュエータ140の構造長さを短くすることができる。1の面積比によっても、つまり1:1の行程伝達比によっても、図示の燃料インジェクタ110は運転することができ、この場合液圧式の伝達装置174は例えば、上に述べたように、熱膨張及び製作誤差を補償するために有利に使用することができる。
噴射弁部材128は、既に述べた第2のカプラピストン160の他に、カプラピストン160に閉鎖方向132で下方に向かって接続するガイド区分130を有しており、このガイド区分130にはさらに、円錐形の区分176及び円筒形のフロント区分178が続いている。噴射弁部材128の円筒形のフロント区分178は、ノズル室122よりも小さな直径を有しているので、フロント区分178とノズル室122の壁との間にはリング間隙180が存在している。圧力室120から噴射弁部材128のガイド区分130における流れ通路134を介して流れる燃料は、リング間隙180を通って噴射弁部材128の閉鎖方向132で、噴射開口136に向かって流れることができる。
さらに噴射弁部材128はそのフロント区分178において下端部に2つのシール座182,184を有している。両シール座182,184は、噴射弁部材128の先端領域において狭窄部186の環状の円形の縁部として形成されている。噴射弁部材128の閉鎖された状態において、つまり噴射弁部材128が閉鎖方向132で見て最下位の位置を占めている場合に、シール座182,184は、ノズル室122の円錐形に先細になる領域138の内壁にしっかりと接触している。この場合シール座182,184は次のように構成されている。すなわちシール座182,184は、ノズル室122の円錐形に先細になる領域138の内壁に噴射弁部材128の先端が接触している場合に、リング状の狭窄部186の領域にリング状の中空室(第2の部分室190)を形成する。噴射開口136はこのリング状の中空室の領域において、円錐形に先細になる領域138の壁に配置されている。シール座182,184はつまり、噴射弁部材128のフロント区分178によって完全には満たされない領域において、ノズル室122を3つの部分室188,190,192に分割しており、第1の部分室188は、閉鎖方向132で見てシール座182の上に配置されており、第2の部分室190は、両方のシール座182,184の間に配置されており、かつ第3の部分室192はシール座184の下に配置されている。
噴射弁部材128のフロント区分178の領域には、複数の流れ通路194が噴射弁部材128に形成されており、これらの流れ通路194は例えば噴射弁部材128の中心を延びる孔として形成されている。これらの流れ通路194を介して燃料が第1の部分室188から第3の部分室192に流入可能であり、その結果両方の部分室188,192は液体を通すように互いに接続されていて、両部分室188,192内には等しい燃料圧が存在することになる。
噴射弁部材128の閉鎖された状態において、噴射開口136は噴射弁部材128の両シール座182,184によってシールされている。噴射弁部材128の開放時、つまり閉鎖方向132とは逆方向の運動時には、従って両シール座182,184はほぼ同時に開放される。これらのシール座182,184はさらに有利には、大きな直径、つまり第1の部分室188の直径に可能な限り近い直径を有している。このように構成されていると、燃料インジェクタの絞り解除が、既に小さな噴射弁部材行程時に、例えば噴射弁部材128の40μmの行程時に、得られる。このような小さな行程は、今日大量生産において得ることができる極めて短いピエゾアクチュエータ140によって準備することができる。典型的なピエゾアクチュエータ140は約35mmのアクチュエータ長さと約45マイクロメータの行程を有している。上に述べた構造によって、液圧式の伝達装置174は既に極めて小さな液圧による伝達比で、特に、0.5〜2の間の伝達比で、有利には1の範囲における伝達比で、設計されることができる。これによってピエゾアクチュエータ140と噴射弁部材128との間における安定した伝達特性が得られ、これによって燃料インジェクタ110の切換え特性が著しく改善される。特に、極めて小さな前噴射量の正確な調量が可能になる。さらに上に述べた実施例は、製作誤差に対して極めて鈍感である。
第1のカプラ室158と第2のカプラ室168との間における絞りエレメント172の付加的な使用によって、噴射弁部材128の開放特性をさらに最適化することができる。絞りエレメント172の適宜な調節によって噴射弁部材128の開放速度を減衰することにより、最適化された最少量と有利な噴射量経過を得ることができる。
液圧式の伝達装置174の伝達比として1の伝達比を使用する場合には、第1のカプラピストン150と第2のカプラピストン160とのための液圧用の受圧面積は等しい、特に(円筒形の構成では)両ピストン150,160の直径は等しい。これによって構造を簡単化することができる。図2には、液圧式の伝達装置174の変化実施例が示されている。
図2に示された実施例においても燃料インジェクタ110は、高圧室118と圧力室120とノズル室122とを備えたインジェクタハウジング116を有している。噴射弁部材128の構成は、図1の実施例における噴射弁部材128の構成と同様である。噴射開口136への燃料供給の機能もまた、特に、2つのシール座182,184及び部分室188,190,192を備えた噴射弁部材128の構成もまた、図1に示された第1実施例におけると同一構造、もしくは同一機能を有している。
図2に示された実施例が図1に示された実施例と異なっているのは、単に液圧式の伝達装置174の構成だけである。この図2の実施例においてもピエゾアクチュエータ140は、閉鎖方向132で見て下端部において第1のカプラピストン150と結合されており、このカプラピストン150は同様にカラー156を有している。噴射弁部材128もまた、その上端部に第2のカプラピストン160を有している。この実施例では第1のカプラピストン150と第2のカプラピストン160とはしかしながらただ1つのシールスリーブ210によって取り囲まれており、このシールスリーブ210はその上端部において、第1のカプラピストン150のカラー156に支持されている。シールスリーブ210は下端部において、コイルばね212を介して第2のカプラピストン160のカラー166に支持されている。これによって、第1のカプラピストン150と第2のカプラピストン160とシールスリーブ210とによって画成されて、カプラ室214が生ぜしめられている。隔壁126はこの実施例では、カプラ室214と結合されておらず、シールスリーブ210を案内する円筒形の孔216を有している。これによってシールスリーブ210と隔壁126との間にはリング間隙218が形成されており、このリング間隙218を介して燃料は高圧室118から圧力室120に流入することができる。図2に示された実施例には特に、図1に示された実施例に比べて部材の数が著しく減じられている、という利点がある。図2に示された実施例の代わりに、シールスリーブ210を、第1のカプラピストン150に組み込まれた一体的な部材として構成することも可能である。択一的にシールスリーブ210を、第2のカプラピストン160に組み込まれた一体的な部材として構成することも可能であり、このような場合にはシールスリーブ210はその上端部において、ばね212を用いて第1のカプラピストン150のカラー156に支持される。さらに択一的に、2つのコイルばね210を使用することも可能であり、この場合シールスリーブ210は第2のカプラピストン160のカラー166と、第1のカプラピストン150のカラー156との両方に支持される。カプラ室において最小の容積を得るために、図2に示されているように、切り離されたシールスリーブ210を備えた2部分から成る構成が有利である。カプラ室における最小の容積によって、燃料伝達が改善されかつ損失が最小になる。
図3には、図2に示された実施例とは択一的に使用される、燃料インジェクタ110の第3実施例が示されている。噴射弁部材128とシール座182,184の機能性とは、この場合図2に示された実施例におけると同様に構成されている。この実施例もまた同様に、ピエゾアクチュエータ140と噴射弁部材128との間における力伝達のためにカプラ室310を有している。このカプラ室310も同様にシールスリーブ312によって取り囲まれている。図3に示された構成が図2に示された構成と異なっているのは、主としてシールスリーブ312の案内形式である。すなわち図3に示されたカプラ装置は、単にカプラピストン150だけを有していて、このカプラピストン150に添ってシールスリーブ312が案内されている。(図2に示されたカプラピストン160と同様な)第2のカプラピストンによるシールスリーブ312の案内は、ここでは省かれている。シールスリーブ312はその下方に向いた端部(つまり噴射弁部材128に向いた端部)にシール縁314を備えていて、噴射弁部材128のカラー166に直接支持されている。ピエゾアクチュエータ140に結合されたカプラピストン150のカラー156に上端部において支持されているばねエレメント316は、シールスリーブ312を閉鎖方向132に向かう力で負荷している。
図3に示された実施例では、噴射弁部材128に結合された第2のカプラピストン160は省かれており、シールスリーブ312は単に、ピエゾアクチュエータ140と結合された第1のカプラピストン150に添って案内される。択一的に、カプラピストン150を省いて、カプラピストン160に添ってシールスリーブ312を案内することも可能である。シールスリーブ312が単に1つのカプラピストン(150又は160)に添って案内される構成は、特に有利である。それというのはこのような構成では、ピエゾアクチュエータ140と噴射弁部材128との間における緊張もしくは応力を回避することができるからである。このような緊張もしくは応力は、例えば、複数の部分から成るインジェクタにおける製作誤差などに基づいて生じる可能性がある。さらに、図3の実施例では、部材の数が少ないことにより、構造を単純化することができる。
図2及び図3に示された実施例では、カプラ室214,310は単に製造誤差の補償もしくは調整を行うだけである。単に1つのカプラ室214,310を備えた単純な構造によって、通常は常に、ピエゾアクチュエータ140と噴射弁部材128との間においては伝達比1の直接的な力伝達が行われる。
ダブル座を備えた噴射弁部材を有していて、該噴射弁部材をアクチュエータと液圧式の伝達装置とを介して直接制御する燃料インジェクタの第1実施例を示す図である。 ダブル座を備えた噴射弁部材を有していて、該噴射弁部材を単純なカプラ室によって直接制御する燃料インジェクタの第2実施例を示す図である。 第2実施例とは択一的な第3実施例であって、ただ1つのカプラピストンに添って案内されるシールスリーブと単純なカプラ室とを備えた第3実施例を示す図である。
符号の説明
110 燃料インジェクタ
112 高圧管路
114 アキュムレータ
116 インジェクタハウジング
118 高圧室
120 圧力室
122 ノズル室
124 燃料通路
126 隔壁
128 噴射弁部材
130 ガイド区分
132 閉鎖方向
134 流れ通路
136 噴射開口
138 ノズル室の円錐形に延びる領域
140 ピエゾアクチュエータ
142 シールエレメント
144 インジェクタハウジングの上側の壁
146 開口
148 電気的な接触接続部
150 第1のカプラピストン
152 第1のシールスリーブ
154 第1のコイルばね
156 カラー
158 第1のカプラ室
160 第2のカプラピストン
162 第2のシールスリーブ
164 第2のコイルばね
166 カラー
168 第2のカプラ室
170 接続通路
172 絞りエレメント
174 伝達装置
176 円錐形の区分
178 フロント区分
180 リング間隙
182 シール座
184 シール座
186 リング状の狭窄部
188 第1の部分室
190 第2の部分室
192 第3の部分室
194 流れ通路
210 シールスリーブ
212 コイルばね
214 カプラ室
216 円筒形の孔
218 リング間隙
310 カプラ室
312 シールスリーブ
314 シール縁
316 ばねエレメント

Claims (13)

  1. 高圧源(114)を介して圧力下で燃料インジェクタ(110)に供給される燃料を、内燃機関の燃焼室に噴射する燃料インジェクタ(110)であって、インジェクタハウジング(116)と、高圧室(118)と、該高圧室(118)に液体接続されている圧力室(120)と、該圧力室(120)に液体接続されているノズル室(122)と、高圧室(118)に受容されていて電気制御可能なリニア型のアクチュエータ(140)と、該リニア型のアクチュエータ(140)にカプラ装置(174)を介して連結された噴射弁部材(128)とが設けられており、
    噴射弁部材(128)が少なくとも1つのガイド区分(130)において直線的に案内されていて、噴射弁部材(128)が閉鎖方向(132)に対して平行にかつ逆平行に開閉運動を実施可能であり、
    噴射弁部材(128)が少なくとも2つのシール座(182,184)を有していて、閉鎖された位置においてシール座(182,184)がノズル室(122)の少なくとも1つの壁に接触しており、これによってノズル室(122)が少なくとも3つの部分室(190,192,194)に分割され、閉鎖方向(132)で見て第1の部分室(188)と、閉鎖方向で見て第3の部分室(192)とが、それぞれ圧力室(120)に液体接続されており、閉鎖方向(132)で見て第1の部分室(188)と第3の部分室(192)との間に配置された第2の部分室(190)が、第1の部分室(188)及び第3の部分室(192)から液体を通さないように遮断されていて、燃焼室に燃料を噴射するための少なくとも1つの噴射開口(136)とは液体を通すように接続されていることを特徴とする、ダブル座を有する直接制御される噴射弁部材を備えた燃料インジェクタ。
  2. アクチュエータ(140)がピエゾアクチュエータ(140)を有している、請求項1記載の燃料インジェクタ(110)。
  3. カプラ装置(174)が液圧式のカプラ装置(174)を有している、請求項1又は2記載の燃料インジェクタ(110)。
  4. 液圧式のカプラ装置(174)が、圧力を伝達するため及び/又はアクチュエータ(140)の行程を噴射弁部材(128)の行程に変換するための液圧式の伝達装置(174)を有している、請求項1から3までのいずれか1項記載の燃料インジェクタ(110)。
  5. 液圧式の伝達装置(174)が、0.5〜2の範囲の伝達比、有利には1.0〜1.5の範囲の伝達比、特に有利には1.0の伝達比を有している、請求項1から4までのいずれか1項記載の燃料インジェクタ(110)。
  6. 液圧式のカプラ装置(174)が、少なくとも1つのカプラ室(158,168;214;310)を有しており、少なくとも1つのカプラ室(158,168;214)が主として、少なくとも1つのシールスリーブ(152,162;210;312)と、下記のエレメントのうちの少なくとも2つ、すなわちアクチュエータ(140)に結合された第1のカプラピストン(150)と噴射弁部材(128)に結合されている第2のカプラピストン(160)と噴射弁部材(128)とのうちの少なくとも2つエレメントによって、画成される、請求項1から5までのいずれか1項記載の燃料インジェクタ(110)。
  7. 少なくとも1つのシールスリーブ(152,162;210;312)が少なくとも1つのばね(154,164;212;316)を介して、第1のカプラピストン(150)及び/又は第2のカプラピストン(160)と結合されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の燃料インジェクタ(110)。
  8. 少なくとも1つのカプラ室(158,168;214;310)が、第1のカプラ室(158)と第2のカプラ室(168)とを有しており、第1のカプラ室(158)と第2のカプラ室(168)とが少なくとも1つの接続通路(170)を介して互いに液体接続されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の燃料インジェクタ(110)。
  9. 少なくとも1つの接続通路(170)が少なくとも1つの絞りエレメント(172)を有していて、少なくとも1つの接続通路(170)が少なくとも1つの絞りエレメント(172)においてその横断面を狭められている、請求項1から8までのいずれか1項記載の燃料インジェクタ(110)。
  10. 第1のカプラ室(158)と第2のカプラ室(168)とが、インジェクタハウジング(116)に結合された隔壁(126)を介して仕切られていて、該隔壁(126)が少なくとも1つの接続通路(170)を有している、請求項1から9までのいずれか1項記載の燃料インジェクタ(110)。
  11. 少なくとも1つのシールスリーブ(152,162;210;312)が少なくとも1つの第1のシールスリーブ(152)と少なくとも1つの第2のシールスリーブ(162)とを有しており、第1のシールスリーブ(152)が第1のばね(154)を介して第1のカプラピストン(150)と結合されており、第2のシールスリーブ(162)が第2のばね(164)を介して第2のカプラピストン(160)と結合されており、第1のシールスリーブ(152)及び第2のシールスリーブ(162)が隔壁(126)と結合されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の燃料インジェクタ(110)。
  12. 圧力室(120)とノズル室(122)との間、もしくは圧力室(120)と第1の部分室(188)及び/又は第3の部分室(192)との間における液体接続が、噴射弁部材(128)に形成された少なくとも1つの流れ通路(134,194)を介して行われる、請求項1から11までのいずれか1項記載の燃料インジェクタ(110)。
  13. 少なくとも1つのカプラ室(310)が、アクチュエータ(140)に結合された第1のカプラピストン(150)と噴射弁部材(128)とシールスリーブ(312)とによって画成され、シールスリーブ(312)が第1のカプラピストン(150)に添って案内されており、シールスリーブ(312)がシール作用をもって噴射弁部材(128)に支持されている、請求項6記載の燃料インジェクタ(110)。
JP2007557453A 2005-03-01 2006-01-17 ダブル座を有する直接制御される噴射弁部材を備えた燃料インジェクタ Withdrawn JP2008531917A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102005009148A DE102005009148A1 (de) 2005-03-01 2005-03-01 Kraftstoffinjektor mit direktgesteuertem Einspritzventilglied mit Doppelsitz
PCT/EP2006/050237 WO2006092344A1 (de) 2005-03-01 2006-01-17 Kraftstoffinjektor mit direktgesteuertem einspritzventilglied mit doppelsitz

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008531917A true JP2008531917A (ja) 2008-08-14

Family

ID=35966038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007557453A Withdrawn JP2008531917A (ja) 2005-03-01 2006-01-17 ダブル座を有する直接制御される噴射弁部材を備えた燃料インジェクタ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20080099583A1 (ja)
EP (1) EP1856403B1 (ja)
JP (1) JP2008531917A (ja)
CN (1) CN101133242A (ja)
DE (1) DE102005009148A1 (ja)
WO (1) WO2006092344A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515853A (ja) * 2007-01-09 2010-05-13 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するためのインジェクタ
KR101340888B1 (ko) 2012-10-30 2013-12-13 숭실대학교산학협력단 직접 구동방식 피에조 인젝터
KR20180063894A (ko) * 2015-10-14 2018-06-12 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 연료 분사용 압전 인젝터

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007002279A1 (de) 2007-01-16 2008-07-17 Robert Bosch Gmbh Leckagefreier Kraftstoffinjektor
DE102008002153B4 (de) * 2008-06-02 2016-02-18 Robert Bosch Gmbh Kraftstoff-Injektor
DE102008032133B4 (de) * 2008-07-08 2015-08-20 Continental Automotive Gmbh Kraftstoffeinspritzvorrichtung
EP2405127B1 (en) * 2010-07-07 2013-04-03 Wärtsilä Switzerland Ltd. A fuel injector for internal combustion engines
FR2973076A1 (fr) * 2011-03-25 2012-09-28 Bosch Gmbh Robert Regulateur de pression, dispositif d'injection diesel comportant un tel regulateur, moteur diesel comportant un tel dispositif d'injection et vehicule comportant un tel moteur
DK177420B1 (en) * 2011-06-27 2013-04-22 Man Diesel & Turbo Deutschland Fuel valve for large turbocharged two-stroke diesel engines
US20130068200A1 (en) * 2011-09-15 2013-03-21 Paul Reynolds Injector Valve with Miniscule Actuator Displacement
FR2988140B1 (fr) * 2012-03-15 2016-02-05 Bosch Gmbh Robert Soupape de regulation de pression d'accumulateur haute pression de carburant de moteur a combustion interne
DE102013219225A1 (de) * 2013-09-25 2015-03-26 Continental Automotive Gmbh Piezo-Injektor zur Kraftstoff-Direkteinspritzung
DE102016200237B4 (de) * 2016-01-12 2022-01-20 Ford Global Technologies, Llc Direkteinspritzende aufgeladene Brennkraftmaschine mit Wassereinspritzung und Verfahren zum Betreiben einer derartigen Brennkraftmaschine

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT378244B (de) * 1982-12-14 1985-07-10 Steyr Daimler Puch Ag Einspritzduese fuer luftverdichtende, selbstzuendende hubkolben-brennkraftmaschinen
US4892065A (en) * 1985-09-16 1990-01-09 Avl Gesellschaft Fur Verbrennungskraftmaschinen Und Messtechnik M.B.H. Prof. Dr.Dr.H.C. Hans List Method concerning the delivery of fuel into the combustion chamber of a diesel engine and a device for realizing the method
DE19519191C2 (de) 1995-05-24 1997-04-10 Siemens Ag Einspritzventil
GB9709678D0 (en) * 1997-05-14 1997-07-02 Lucas Ind Plc Fuel injector
DE19946906A1 (de) * 1999-09-30 2001-04-05 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzventil für Brennkraftmaschinen
DE10031264A1 (de) * 2000-06-27 2002-01-17 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzventil für Brennkraftmaschinen
DE10151688A1 (de) * 2001-10-19 2003-04-30 Bosch Gmbh Robert Ventil zum Steuern von Flüssigkeiten
JP3882680B2 (ja) * 2001-11-16 2007-02-21 株式会社デンソー 燃料噴射ノズル
DE10203655A1 (de) * 2002-01-30 2004-01-22 Robert Bosch Gmbh Brennstoffeinspritzventil
DE10232193A1 (de) * 2002-07-16 2004-02-05 Robert Bosch Gmbh Brennstoffeinspritzventil
DE10333693B3 (de) * 2003-07-24 2004-09-30 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffeinspritzvorrichtung
DE602005002758T2 (de) * 2004-01-13 2008-07-24 Delphi Technologies, Inc., Troy Kraftstoffeinspritzventil
DE602004004056T2 (de) * 2004-01-13 2007-11-15 Delphi Technologies, Inc., Troy Einspritzdüse
DE602004012249T2 (de) * 2004-08-13 2009-03-12 Delphi Technologies, Inc., Troy Einspritzdüse

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515853A (ja) * 2007-01-09 2010-05-13 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するためのインジェクタ
KR101340888B1 (ko) 2012-10-30 2013-12-13 숭실대학교산학협력단 직접 구동방식 피에조 인젝터
KR20180063894A (ko) * 2015-10-14 2018-06-12 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 연료 분사용 압전 인젝터
KR102082589B1 (ko) 2015-10-14 2020-02-27 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 연료 분사용 압전 인젝터

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006092344A1 (de) 2006-09-08
EP1856403A1 (de) 2007-11-21
DE102005009148A1 (de) 2006-09-07
EP1856403B1 (de) 2014-05-28
US20080099583A1 (en) 2008-05-01
CN101133242A (zh) 2008-02-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008531917A (ja) ダブル座を有する直接制御される噴射弁部材を備えた燃料インジェクタ
US7309027B2 (en) Fuel injector for internal combustion engines
US6575138B2 (en) Directly actuated injection valve
JP4116448B2 (ja) 内燃機関のための燃料噴射弁
KR20040091522A (ko) 엔진용 연료 분사 밸브
US20120205470A1 (en) Method for producing a fuel injection valve, and fuel injection valve
JP2007505255A (ja) 可変のアクチュエータストローク変換比を備えた燃料インジェクタ
US6725841B1 (en) Double-switching control valve for an injector of a fuel injection system for internal combustion engines, with hydraulic boosting of the actuator
JP2006522899A (ja) 可変式のアクチュエータストローク変換器を備えた燃料インジェクタ
JP2009518586A (ja) 直接操作可能な噴射弁部材を有する燃料インジェクタ
US7669783B2 (en) Metering valve with a hydraulic transmission element
US9689359B2 (en) Piezo injector
JP2006525456A (ja) 噴射ノズル
JP2003510517A (ja) 液体を制御する弁
JP2004515689A (ja) 内燃機関用燃料噴射装置
JP2010507746A (ja) 軸方向で圧力補償された制御弁を備えたインジェクタ
US6805101B2 (en) Fuel injection device
JP2006037945A (ja) コモンレール用インジェクタ
JP2006512533A (ja) 2つの同軸的な弁ニードルを備えた燃料噴射弁
JP2007514095A (ja) 直接に制御された噴射弁部材を備えた燃料インジェクタ
JP4197337B2 (ja) 燃料インジェクタ
JP2004504531A (ja) 燃料噴射弁
GB2424451A (en) Fuel injection valve with concentric inner and outer valve needles
US20080169357A1 (en) Fuel Injector That Opens In Two Stages
JP6376988B2 (ja) 燃料噴射弁

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090306