JP2007505255A - 可変のアクチュエータストローク変換比を備えた燃料インジェクタ - Google Patents

可変のアクチュエータストローク変換比を備えた燃料インジェクタ Download PDF

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Abstract

本発明は、内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するための燃料インジェクタ(1)に関する。当該燃料インジェクタ(1)は、ピエゾアクチュエータ(8)を介して直接に操作可能な噴射弁部材(9)を有している。該噴射弁部材(9)は当該燃料インジェクタ(1)のノズルボディ(3)内に収容されていて、ばねエレメント(15)を介して閉鎖位置へ作動可能である。ピエゾアクチュエータ(8)と噴射弁部材(9)との間には、ピエゾアクチュエータ(8)により加えられ得る力を噴射弁部材(9)の開放力経過に適合させるために、ハイドロリック式のストローク変換機構(12,14)が設けられている。

Description

技術分野
内燃機関に燃料を供給するためには、多数の燃料インジェクタを有する燃料噴射システムが使用される。自己着火式の内燃機関の場合、現在では高圧アキュムレータ型燃料噴射システムが使用される。燃料高圧アキュムレータ(コモンレール)を介してそれぞれ燃料供給され得る燃料インジェクタは電磁弁またはピエゾアクチュエータを介して制御される。ピエゾアクチュエータとして設計されている操作エレメントを備えた燃料インジェクタでは、ピエゾアクチュエータに印加される電圧を変化させることにより、ニ―ドル形に形成された噴射弁部材を直接に制御することができる。ピエゾアクチュエータが通電されると、ピエゾ結晶スタックが伸長を受け、伸長されたピエゾ結晶スタックは通電の消滅時に再び収縮する。
背景技術
ピエゾアクチュエータを介して操作される燃料インジェクタでは、ピエゾアクチュエータの結晶スタックが通電時に伸長を受ける。通電の度合いに応じて、ピエゾアクチュエータのピエゾ結晶スタックは種々異なる伸長分だけ伸長される。それに対して、通電が消滅すると、ピエゾ結晶スタックは再び元の長さに戻る。種々異なる電流レベルでピエゾアクチュエータのピエゾ結晶スタックを通電することにより得られる、ノズルニードルとして形成されていてよい噴射弁部材の中間位置は十分に安定しているとは云えないことが判った。
したがって、直接に制御される噴射弁部材を備えた燃料インジェクタにおいてピエゾアクチュエータが使用されると、完全に開放された位置と完全に閉鎖された位置との間での噴射弁部材の所要の中間位置が十分に安定して保持され得なくなる恐れがある。このことは、噴射弁部材の中間位置において自己着火式の内燃機関の燃焼室内に噴射された燃料量の著しいばらつきを伴う恐れがある。
直接的なニードル制御を行う燃料インジェクタにおいてピエゾアクチュエータを介して噴射弁部材を開放するためには、まず大きな力が克服されなければならない。ノズルニードル形に形成された噴射弁部材は通常、系圧によって、つまり高圧アキュムレータ型噴射システムの場合にはレール圧によって、対応するシートに押圧される。この力は数100Nの範囲にあってよい。完全に開放された噴射弁部材の場合に燃料インジェクタにより十分な燃料流を提供し得るようにするためには、数100μm、たとえば200〜300μmのオーダの噴射弁部材のストロークが実現され得なければならない。数100Nの範囲にあってよい最大開放力Fmaxの大きさ、たとえば400Nならびに200〜300μmのオーダの噴射弁部材の最大ストローク距離は実質的に、燃料インジェクタを直接に操作するピエゾアクチュエータの構成サイズを決定する。
たとえばハイドロリック的に作用する変換部の実現により、たしかにピエゾアクチュエータの長さ/直径比を変えることができるが、しかしピエゾアクチュエータの容積は、最大に克服されなければならない開放力Fmaxならびにニードル形に形成可能な噴射弁部材の、実現され得る最大ストローク距離により固定設定されている。
発明の開示
本発明により提案された解決手段により、ピエゾアクチュエータにより提供された力は、たとえば2段式に形成されたストローク変換比、つまりストローク拡大比を介して開放力経過もしくは開放力曲線に、つまり噴射弁部材の座着力に適合される。本発明により提案された、開放力経過へのこのような適合に基づき、ノズルニードル形に形成可能な噴射弁部材が系圧によって負荷されている状態でこの噴射弁部材を開放するためには、噴射弁部材を座着位置から引き出すことのできる大きな力が提供されている。引き続き、ニードル形に形成された噴射弁部材の完全な開放を生ぜしめるためには、ピエゾアクチュエータの規定のストローク距離が越えられた後にストローク変換比もしくはストローク拡大比が切り換えられる。
さらに、ピエゾアクチュエータにより提供される力の、本発明により提案された多段式の変換に基づき、噴射弁部材の安定した中間ストロークストッパを実現することができるので有利である。噴射弁部材の閉鎖位置を規定するストッパと、噴射弁部材の開放位置を規定するストッパとの間での噴射弁部材の中間ストローク位置、つまり噴射弁部材のバリスティック(ballistisch)な位置(弾道位置)の維持は、自己着火式の内燃機関の燃焼室内に噴射されるべき小さな燃料容量を実現するために特に重要であるとみなすことができる。ピエゾアクチュエータにより提供される力の2段式または多段式に形成された変換の、本発明により提案された解決手段により、燃料インジェクタの噴射弁部材のバリスティックな中間ストローク位置は信頼性良く到達されかつ安定的に維持され得るようになる。
図面
以下に、本発明を図面につき詳しく説明する。
図1は、噴射弁部材およびプリストロークスリーブ内部でカップリングされたストローク変換ピストンの直接的な制御を行う燃料インジェクタを示す断面図であり、
細部X(図1.1)は、図1に示したストローク変換ピストンに形成された接続孔を示す、図1のXで示した範囲の拡大図であり
(図1.2)は、噴射弁部材の燃焼室側のシートを示す概略図であり、
図2は、図1に示したプリストロークスリーブを取り囲む、半径方向の組付け公差を補償するための別のスリーブを示す断面図であり、
図3は、両ストローク変換ピストンのうちの一方のストローク変換ピストンの変えられた支持位置を有する別の実施例を示す断面図であり、
図4は、ピエゾアクチュエータの、段階ストローク変換により達成可能な力およびストロークを、段階ストローク.変換なしの操作システムと対比させて示す曲線図である。
実施例
図1には、噴射弁の直接的な制御と、ピエゾアクチュエータのストローク距離の可変のストローク変換比とを有する、本発明により提案された燃料インジェクタの縦断面図が図示されている。
燃料インジェクタ1はインジェクタボディ2を有している。このインジェクタボディ2は保持体とも呼ばれる。燃料インジェクタ1のインジェクタボディ2は螺合部5で締付けナット4を介してノズルボディ3に結合されている。インジェクタボディ2は高圧接続部6を有しており、インジェクタボディ2内に形成された中空室7はこの高圧接続部6を介して系圧で、つまりたとえば高圧アキュムレータ(コモンレール)内に形成されている燃料圧レベルで負荷されている。インジェクタボディ2の中空室7からはノズル室流入路11が導出されていて、このノズル室流入路11はノズルボディ3内に形成されたノズル室10に通じている。このノズル室10はニードル形に形成された噴射弁部材9を取り囲んでいる。同じく系圧で負荷されているノズル室10の範囲では、ニードル形に形成可能な噴射弁部材9に受圧段部が形成されている。ノズル室10内に形成された系圧によって、ニードル形に形成された噴射弁部材9は開放方向へ負荷される。
インジェクタボディ2の中空室7内には、ピエゾアクチュエータ8が収容されている。このピエゾアクチュエータ8は図1には概略的にしか描かれていないが、上下に積層された多数のピエゾ結晶を有している。これらのピエゾ結晶はピエゾアクチュエータ8の通電時に伸長を受ける。これにより、ピエゾアクチュエータ8はインジェクタボディ2の中空室7の内部で鉛直方向に伸長し、これによって噴射弁部材9を操作するために必要となる力を提供する。それに対して、ピエゾアクチュエータ8の通電が遮断されると、鉛直方向で上下に配置された個々のピエゾ結晶は再び元の長さ(鉛直方向で見て)に復元するので、ピエゾアクチュエータ8は全体的に見て再び、通電されていない状態における元の長さに戻る。
Figure 2007505255
Figure 2007505255
ディスク形に形成されたストッパ18は、内側のばねエレメント16をも外側のばねエレメント17をも負荷している。両ばねエレメント16,17は、たとえばコイルばねとして形成されていてよい。内側のばねエレメント16はプリストロークスリーブ13の一方の端面に支持されており、外側のばねエレメント17はインジェクタボディ2に設けられた面に支持されており、インジェクタボディ2自体はプリストロークスリーブ13を取り囲んでいる。インジェクタボディ2の、ピエゾアクチュエータ8とは反対の側の端面も、プリストロークスリーブ13の、ピエゾアクチュエータ8とは反対の側の端面も、同一の分離継ぎ目に沿ってノズルボディ3の上側の平坦面に接触している。
Figure 2007505255
Figure 2007505255
Figure 2007505255
Figure 2007505255
Figure 2007505255
ニードル形に形成可能な噴射弁部材9はさしあたり制御室ばねエレメント15を介してノズルシート内に押し込まれており、その結果、噴射弁部材9は図1および図1.1には図示されていない複数の噴射開口を閉鎖している。これらの噴射開口を介して自己着火式の内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射することができる。
Figure 2007505255
ノズルボディ3の中空室内に収容されたばねエレメント21のばね力は、制御室ばねエレメント15のばね力を上回っている。それと同時に、プリストロークスリーブ13は内側のばねエレメント16によってノズルボディ3の上側の端面に押圧される。この位置はプリストロークスリーブ13の起点位置を成す。
Figure 2007505255
この状態で、ピエゾアクチュエータ8が通電されている、つまりピエゾアクチュエータ8のピエゾ結晶が電圧を印加されており、その結果、ピエゾアクチュエータ8が鉛直方向に伸長されているものと仮定する。
Figure 2007505255
ピエゾアクチュエータ8に印加される電圧が減少されればされるほど、制御室20内の圧力はますます低下してゆく。
Figure 2007505255
Figure 2007505255
ただし
CR=系圧
=噴射弁部材9の直径
=シート直径
に基づき規定されている。
ニードル形に形成可能な噴射弁部材9に作用するばね力は、分かり易くするという理由から無視した。
Figure 2007505255
=d /d
の小さなストローク変換比(またはパラメータの選択に応じて小さなストローク減速比)しか生ぜしめられないことを意味している。
Figure 2007505255
噴射弁部材9のノズルシートの範囲への圧力侵入およびこれにより生ぜしめられる開放力に基づき、ピエゾアクチュエータ8はニードル形に形成された噴射弁部材9の運動をコントロールすることができる。
Figure 2007505255
=d /d
ただし
=プリストロークスリーブ13の直径、
=噴射弁部材9の直径
に変化する。
第2のストローク変換比iはストローク変換比iよりも大きく設定されている。ニードル形に形成された噴射弁部材9をさらに開放するためには、ピエゾアクチュエータ8に印加される電圧がさしあたり一層強力に減じられなければならない。なぜならば、ピエゾアクチュエータ8が、「d」で示された直径を有するプリストロークスリーブ13を制御室20から引き出すからである。ニードル形の噴射弁部材9をさらに開放するためには、ピエゾアクチュエータ8に印加される電圧がさしあたり一層強力に減じられなければならない。なぜならば、ピエゾアクチュエータ8が、直径dを有するプリストロークスリーブ13を制御室20から引き出し、かつ制御室20内の圧力が系圧、つまりレール圧よりも低いからである。しかし、ニードル形に形成可能な噴射弁部材9を完全に開放するためには、ピエゾアクチュエータ8の一層小さなストロークしか必要とならない。なぜならば、この場合にはストローク変換比iを大きく設定することができるからである。それに対して、自己着火式の内燃機関の燃焼室内に小さな噴射量しか導入したくない場合には、ニードル形に形成可能な噴射弁部材9を閉鎖するために電圧が再び増大されるまで、ニードル形に形成可能な噴射弁部材9がプリストロークストッパに留まることが有利である。
図1.2に概略的に図示されているように、ニードル形に形成可能な噴射弁部材9のシート範囲はノズルボディ3の燃焼室側の端部でシート直径dを有している。
図2には、本発明により提案された可変のアクチュエータストローク変換の択一的な実施例が図示されている。
図2に示した実施例では、プリストロークスリーブ13が別のスリーブ24によって取り囲まれている。インジェクタボディ2もプリストロークスリーブ13ならびに別のスリーブ24も、ノズルボディ3の上側の平坦面に支持されている。図2に示した実施例では、半径方向に延びる組付け公差を補償することができる。ノズルボディ3とインジェクタボディ2とを互いに結合する締付けナット4は、図2には図示されていない。
Figure 2007505255
図1に示した実施例では、外側のばねエレメント17が直接にインジェクタボディ2に支持されているのに対して、図2に示した実施例では、外側のばねエレメント17が別のスリーブ24に支持されていて、このスリーブ24をノズルボディ3の上側の平坦面に当て付けている。
Figure 2007505255
図1に示した実施例と同様に、制御室20内には制御室ばねエレメント15が設けられており、この制御室ばねエレメント15はニードル形に形成可能な噴射弁部材9を負荷している。
図3には、可変のアクチュエータストローク変換のための装置のさらに別の実施例が図示されている。
図1および図2に示した実施例では、第2のピストン14のピストン端面19もしくはつば26がノズルボディ3に支持されているのに対して、図3に示した実施例では、第2のピストン14が噴射弁部材9に支持されていてもよい。このためには、つば26の下方にピン形の突出部が設けられており、この突出部はニードル形に形成された噴射弁部材9の上側の端面に接触している。つば26は、プリストロークスリーブ13の下側の端面に向かい合って位置する上側の載置面27と、ニードル形に形成された噴射弁部材9に向けられた下側の当付け面28とを有している。図3に示した実施例においても、プリストロークスリーブ13は内側のばねエレメント16によって負荷されている。
Figure 2007505255
図4には、段階ストローク変換により達成可能なアクチュエータ力およびアクチュエータストロークが、段階ストローク変換なしのシステムのアクチュエータ力およびアクチュエータストロークと対比して示されている。
Figure 2007505255
「Fmax」によって、ピエゾアクチュエータ8によって最大に加えられ得る力が示されており、この力はノズル形に形成された噴射弁部材9をノズルシートから持ち上げるために必要となる。図4に示した、段階ストローク変換を有するピエゾアクチュエータ8の力−ストローク曲線33から判るように、ピエゾアクチュエータ8によって加えられ得る力は間隔hの達成時にまで最大力Fmaxの1/4にまで減少する。この場合、間隔hの達成時にまでストローク変換比iが生ぜしめられる。図4からさらに判るように、規定された間隔hの達成後に、噴射弁部材9の最大開放位置にまで、つまり位置hmaxにまで、ピエゾアクチュエータ8によって極めて小さなアクチュエータ力が加えられるだけでよい。ピエゾアクチュエータ8によって加えられるべき力の経過は逓減的(デグレッシブ)である。符号33によって、本発明による提案に従う、段階ストロ―ク変換を有するピエゾアクチュエータ8の力−ストロ―ク特性曲線が示されている。
Figure 2007505255
図4においてFmaxとhmaxと0との間を結ぶ三角形により形成された、単一の斜線を備えた面は、ストローク変換なしのアクチュエータの切換エネルギを表している。アクチュエータによって加えられなければならない切換エネルギがアクチュエータの容量を決定するので、図4に示した切換エネルギ32により特徴付けられたアクチュエータは比較的大きな構造を有している。それに対して、図4において二重斜線により表された切換エネルギ35を必要とするアクチュエータは、相応して一層小さな構造しか有していない。
噴射弁部材およびプリストロークスリーブ内部でカップリングされたストローク変換ピストンの直接的な制御を行う燃料インジェクタを示す断面図である。 図1に示したストローク変換ピストンに形成された接続孔を示す、図1のXで示した範囲の拡大図である。 噴射弁部材の燃焼室側のシートを示す概略図である。 図1に示したプリストロークスリーブを取り囲む、半径方向の組付け公差を補償するための別のスリーブを示す断面図である。 両ストローク変換ピストンのうちの一方のストローク変換ピストンの変えられた支持位置を有する別の実施例を示す断面図である。 ピエゾアクチュエータの、段階ストローク変換により達成可能な力およびストロークを、段階ストローク.変換なしの操作システムと対比させて示す曲線図である。
符号の説明
1 燃料インジェクタ
2 インジェクタボディ(保持体)
3 ノズルボディ
4 締付けスリーブ
5 螺合部
6 高圧接続部
7 中空室
8 ピエゾアクチュエータ
9 噴射弁部材(ノズルニードル)
10 ノズル室
11 ノズル室流入路
Figure 2007505255
13 プリストロークスリーブ
プリストロークスリーブの直径
Figure 2007505255
15 制御室ばねエレメント
16 内側のばねエレメント
17 外側のばねエレメント
18 ストッパ
第1のピストン12の直径
噴射弁部材の直径
19 第2のピストン14のピストン端面
規定された間隔
20 制御室
21 別のばねエレメント
22 補償孔
23 カップリング室
噴射弁部材のシート直径
24 別のスリーブ
25 カップリング室のばねエレメント
26 つば
27 上側の載置面
28 下側の当付け面
30 噴射弁部材のストローク曲線
31 アクチュエータ作動力
max 最大開放力
32 ストローク変換なしのアクチュエータの切換エネルギ面
33 段階ストローク変換を有するアクチュエータの力/ストローク特性線
max 最大ストローク
34 アクチュエータストローク変換の切換時点
35 ストローク変換を有するアクチュエータの切換エネルギ面

Claims (11)

  1. 内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するための燃料インジェクタであって、ピエゾアクチュエータ(8)を介して直接に操作可能な噴射弁部材(9)が設けられており、該噴射弁部材(9)がノズルボディ(3)内に収容されていて、ばねエレメント(15)を介して閉鎖位置へ作動させられるようになっている形式のものにおいて、ピエゾアクチュエータ(8)と噴射弁部材(9)との間に、ピエゾアクチュエータ(8)により加えられ得る力を噴射弁部材(9)の開放力経過に適合させるためのハイドロリック式のストローク変換機構(12,14)が設けられていることを特徴とする、内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するための燃料インジェクタ。
  2. ストローク変換機構が第1のピストン(12)と第2のピストン(14)とを有しており、第1第2の両ピストン(12,14)が、カップリング室(23)を介してハイドロリック的に互いにカップリングされている、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  3. ストローク変換機構(12,14)が、スリーブ形のガイドボディ(13)を有している、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  4. スリーブ形のガイドボディ(13)が、ピエゾアクチュエータ(8)に支持された内側のばねエレメント(16)を介してプリロードをかけられている、請求項3記載の燃料インジェクタ。
  5. ストローク変換機構(12,14)の1つのピストン(14)が、ノズルボディ(3)に設けられたハイドロリック的な室内に配置された別のばねエレメント(21)と、制御室(20)内に配置された制御室ばねエレメント(15)とを介して、または制御室(20)内に配置された制御室ばねエレメント(15)と、カップリング室(23)内に配置されたばねエレメント(25)とを介して負荷されている、請求項2記載の燃料インジェクタ。
  6. Figure 2007505255
    請求項1記載の燃料インジェクタ。
  7. ストローク変換機構(12,14)の1つのピストン(14)に設けられたつば(26)がスリーブ形のガイドボディ(13)に当て付けられると、ストローク変換機構(12,14)にストローク変換比i=d /d が作用し、この場合、dはスリーブ形のガイドボディ(13)の直径を表し、dは噴射弁部材(9)の直径を表す、請求項1記載の燃料インジェクタ。
  8. スリーブ形のガイドボディ(13)が、別のスリーブ(24)によって取り囲まれている、請求項3記載の燃料インジェクタ。
  9. ノズルボディ(3)に設けられたハイドロリック的な室と制御室(20)とが、第2のピストン(14)に設けられた流れ接続部(23)を介してハイドロリック的に互いに接続されている、請求項5記載の燃料インジェクタ。
  10. 前記流れ接続部(23)が接続孔または溝として形成されている、請求項9記載の燃料インジェクタ。
  11. ストローク変換機構(12,14)の第2のピストン(14)が、休止位置でそのピストン端面(19)によってノズルボディ(3)に設けられた平坦面に支持されているか、またはピンによって直接に噴射弁部材(9)に支持されている、請求項2記載の燃料インジェクタ。
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