JP4656455B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関(以下、「エンジン」という。)に燃料を噴射供給する燃料噴射装置に関し、特に加圧した燃料によりニードルの作動を制御する燃料噴射装置に関する。
従来、駆動部の駆動が伝達されたピストンにより燃料を加圧する加圧室と加圧室に連通する圧力制御室とを備え、圧力制御室内の燃料の圧力を上昇させることによりニードルをリフトさせ、燃料通路に連通する噴孔から燃料を噴射する燃料噴射装置が知られている。このような燃料噴射装置では、例えば、駆動部としてピエゾ素子を用いる場合、ピエゾ素子の変位が安定せず、加圧室内および圧力制御室内の燃料の脈動を引き起こし、この脈動によりニードルの作動が安定しないという問題点がある。なお、この問題は、ピエゾ素子以外を駆動部に採用しても同様に生じ得る。
近年では、積層構造内に制振部材を挿入したピエゾ素子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、ピエゾ素子の支持部に制振部材を設けることによりピエゾ素子の振動を吸収する燃料噴射装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2006/131106号パンフレット 欧州特許出願公開第1647703号明細書
しかしながら、制振部材を用いてピエゾ素子の振動を吸収する場合、用いる制振部材の材質により吸収可能な振動の周波数が限られるという問題点があった。また、制振部材を設けることにより、部品点数および組み付け工数が増加するという問題点があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な油圧構造によって、駆動部が様々な周波数で振動してもニードルの作動が安定する燃料噴射装置を提供することにある。
請求項1に記載の燃料噴射装置は、ボディ、ニードル、シリンダ、ピストン、燃料圧力制御系統、および駆動部を備えている。燃料圧力制御系統は、圧力制御室と、連通路と、圧力伝達室と、加圧室とを有している。ピストンは、ボディの内部に設けられたシリンダの内部を軸方向に往復摺動可能に設けられており、駆動部の駆動力により加圧室内部の燃料圧力を昇圧する方向に移動する。加圧室は、シリンダのピストンとの摺動面に開口する圧力伝達室と、当該開口を経由して連通している。圧力伝達室は、連通路を経由して圧力制御室と連通している。圧力制御室の燃料圧力が高まると、ニードルはリフトされ、ボディに設けられた噴孔へ燃料が流入する。
ここで特に本発明では、昇圧状態にあるとき、ピストンの側壁面は圧力伝達室の開口をほぼ閉塞する。昇圧状態とは、ピストンが加圧室内部の燃料圧力を昇圧する方向である駆動方向に移動し噴孔から燃料が噴射されている状態をいう。このように、昇圧状態においては、圧力伝達室の開口がピストンの側壁面によってほぼ閉塞されているので、加圧室から圧力伝達室への圧力伝達が抑制される。圧力制御室は連通路を経由して圧力伝達室と連通しているので、圧力制御室への圧力伝達も抑制される。したがって、昇圧状態にあるとき、加圧室内部の燃料圧力が変動したとしても、圧力制御室への圧力伝達が抑制されているので、ニードルの作動は安定する。
本発明は、ニードルがリフトされ燃料が噴射されているとき、加圧室の微細な圧力変動を圧力制御室に伝達する必要がないことに着目したものであり、この圧力伝達を遮断することに技術思想がある。
また、昇圧状態にあるとき、圧力伝達室の開口がほぼ閉塞されることにより加圧室がほぼ閉塞される。ほぼ閉塞された加圧室はダンパとして機能し、ピストンの振動が抑制されるので、加圧室内部の燃料圧力の変動が抑制されるため、圧力制御室内部の燃料圧力の変動をさらに抑制することができる。
加圧室内部の燃料圧力が変動する場合とは、例えば、駆動部にピエゾ素子を用いピエゾ素子が伸長したときの変位が安定せず、加圧室内部の燃料が脈動し燃料圧力が変動する場合である。本発明では、昇圧状態にあるとき、ピエゾ素子の変位が安定しなかったとしても、ほぼ閉塞された加圧室がダンパとして機能することにより加圧室の圧力変動が抑えられることに加え、加圧室から圧力制御室への圧力伝達が抑制されるため、ニードルの作動が安定する。
しかも、油圧構造を工夫することで圧力制御室内部の燃料圧力の変化が抑制されているので、駆動部が様々な周波数で振動してもニードルの作動が安定する。特に、例えばアクセルを踏み戻すときなど、微小量の燃料を噴射するときのニードルの応答性を安定化するのに有効である。また、簡素な油圧構造を採用しているので、部品点数や組み付け工数の増加を抑えることができる。
請求項2に記載の燃料噴射装置では、昇圧状態にあるとき、ピストンは、駆動方向側の端面の軸方向位置が圧力伝達室の駆動方向の開口端よりも駆動方向側となるように位置する。これにより、開口はピストンの側壁面によってほぼ閉塞されるので、加圧室から圧力伝達室および圧力制御室への圧力伝達が抑制される。また、ほぼ閉塞された加圧室はダンパとして機能し、ピストンの振動が抑制され、加圧室内部の燃料圧力の変動が抑制される。これにより、駆動部の振動に伴う圧力制御室内部の燃料圧力の変化が抑制され、ニードルの作動が安定する。
請求項3に記載の燃料噴射装置では、シリンダの摺動面とピストンの側壁面とで形成されるクリアランスは、圧力伝達室の開口の反駆動方向側よりも駆動方向側で広くなるように形成されている。これにより、ピストンが傾いて移動しても圧力伝達室の開口端にピストンが干渉しないため、ピストンやシリンダの摩耗や破損を防止できる。
請求項4に記載の燃料噴射装置では、昇圧状態にあるとき、ピストンは、駆動方向側の端面の軸方向位置が圧力伝達室の駆動方向側の開口端と略一致するように位置する。これにより、開口はピストンの側壁面によってほぼ閉塞されるので、加圧室から圧力伝達室および圧力制御室への圧力伝達が抑制される。また、ほぼ閉塞された加圧室はダンパとして機能し、ピストンの振動が抑制され、加圧室内部の燃料圧力の変動が抑制される。これにより、駆動部の振動に伴う圧力制御室内部の燃料圧力の変化が抑制され、ニードルの作動が安定する。
なお、上述したピストンの駆動方向側の端面の軸方向位置が圧力制御室の駆動方向側の開口端と略一致する、とは、端面と開口端とが一致している状態と、端面が開口端よりもやや反駆動方向側にある状態とを含む。特に、後者の場合、ピストンとシリンダとの間に微小隙間が形成されるので、ピストンが傾いて移動しても圧力伝達室の開口端にピストンが干渉せず、ピストンやシリンダの摩耗や破損を防止できる。
請求項5に記載の燃料噴射装置では、ピストンの駆動方向側の端縁部は、テーパ状に形成されている。これにより、シリンダとピストンとの間に隙間が形成されるので、ピストンが傾いて移動しても圧力伝達室の開口端にピストンが干渉しないため、ピストンやシリンダの摩耗や破損を防止できる。
請求項6に記載の燃料噴射装置では、圧力伝達室の駆動方向側の開口端は、テーパ状に形成されている。これにより、シリンダとピストンとの間に隙間が形成されるので、ピストンが傾いて移動しても圧力伝達室の開口端にピストンが干渉しないため、ピストンやシリンダの摩耗や破損を防止できる。
請求項7に記載の燃料噴射装置では、圧力伝達室は、シリンダの周方向に開口する環状溝である。圧力伝達室が環状にすれば、容易に加工可能である。
以下、本発明による燃料噴射装置を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射装置を図1に示す。燃料噴射装置1は、例えばガソリン直噴エンジンの各気筒に取り付けられ、図示しない燃料レールに蓄圧状態で蓄えられた高圧の燃料を各気筒に噴射する。燃料噴射装置1は、外殻にボディ20を備え、ボディ20の内部には、ニードル30、ニードル案内シリンダ35、蓋部材40、シリンダとしてのピストン案内シリンダ45、ピストン50、および駆動部としてのピエゾ駆動体60などが設けられ、圧力制御室80、連通路85、圧力伝達室90、加圧室95などが形成されている。
ボディ20は、筒状に形成され、一方の端部に噴孔21が形成されている。噴孔21は、ボディ20の内壁と外壁を連通している。噴孔21の入口側には、燃料溜まり室71が形成されている。ボディ20の内壁には、燃料溜まり室71と噴孔21との間に弁座22が形成されている。
ボディ20には、図示しない燃料レールに連通する流入口23が形成されている。ボディ20の内周壁とピエゾ駆動体60の外周壁との間には、燃料室72が形成されており、燃料レールから流入口23を経由して燃料レールの内部と概ね同等の圧力の燃料が燃料室72に供給される。ボディ20の内周壁と、ニードル案内シリンダ35、蓋部材40、ピストン案内シリンダ45、およびピストン50の外周壁と、の間には、燃料室72と連通する外周通路73が形成されている。
ニードル30は、ボディ20の内部に往復移動可能に収容されている。ニードル30は、弁座22に着座可能なシール部31を有している。シール部31が弁座22から離座すると、燃料溜まり室71と噴孔21とは連絡し、噴孔21への燃料の流れが許容される。一方、シール部31が弁座22に着座すると、燃料溜まり室71と噴孔21とは遮断され、噴孔21への燃料の流れは停止される。
ニードル案内シリンダ35は、略円筒状に形成され、一方の端部がボディ20の噴孔21側の内壁に接し、他方の端部が蓋部材40により閉塞されている。蓋部材40は、略円盤状に形成され、ニードル案内シリンダ35側の端面に凹部41を有している。ニードル案内シリンダ35の内周壁36には、ニードル30の外周壁33が摺動可能に接している。これにより、ニードル30は、ニードル案内シリンダ35によって軸方向に往復摺動するように案内される。ニードル30が、弁座22に着座しているとき、ニードル30と蓋部材40との間には幅dの隙間が形成されている。すなわち、ニードル30の最大リフト量は、dである。
ニードル30と、蓋部材40と、ニードル案内シリンダ35との間には、背圧室75が形成されている。蓋部材40に形成された通路74は、外周通路73と背圧室75とを連絡している。ニードル30には、背圧室75と燃料溜まり室71とを連通する中空孔76が形成されている。これにより、燃料溜まり室71には、中空孔76を経由して背圧室75から燃料が流入する。なお、燃料室72、外周通路73、通路74、背圧室75、中空孔76、および燃料溜まり室71は、互いに連通し、燃料通路70を構成している。
背圧室75には、第1圧縮コイルスプリング39が収容されている。第1圧縮コイルスプリング39は、一方の端部がニードル30と接し、他方の端部が蓋部材40の凹部41と接している。第1圧縮コイルスプリング39は、ニードル30を弁座22方向、すなわち閉弁方向へ付勢する。
ピストン案内シリンダ45は、略円筒状に形成され、蓋部材40に固定されている。ピストン案内シリンダ45の一方の端部は蓋部材40により閉塞され、他方の端部にはピストン50が挿入されている。ピストン案内シリンダ45には、摺動面46に開口91を有する圧力伝達室90が形成されている。圧力伝達室90は、ピストン案内シリンダ45の周方向に開口する環状溝である。圧力伝達室90は、ピストン案内シリンダ45、蓋部材40、およびニードル案内シリンダ35に形成される連通路85を経由して、圧力制御室80と連通している。圧力制御室80は、ニードル30の外壁、ニードル案内シリンダ35の内周壁およびボディ20の内壁の間に略円環状に形成される。
ピストン50は、略円柱状に形成され、反蓋部材40側の端部に径外方向へ環状に延びる鍔部51を有している。ピストン50の側壁面52は、ピストン案内シリンダ45の摺動面46と摺動可能に接している。これにより、ピストン50は、ピストン案内シリンダ45によって軸方向に往復移動する。
ピストン50の蓋部材40側の端面55と蓋部材40とピストン案内シリンダ45との間には、加圧室95が形成されている。加圧室95は、開口91を経由して圧力伝達室90と連通している。圧力伝達室90の開口91が閉塞されていないとき、加圧室95内部の燃料は、圧力伝達室90および連通路85を経由して圧力制御室80へ流入し、圧力制御室80内部の燃料圧力は加圧室95内部の燃料圧力と概ね同一となる。そのため、加圧室95内部の燃料圧力が上昇すると、これに伴って圧力制御室80内部の燃料圧力が上昇する。なお、圧力制御室80、連通路85、圧力伝達室90、および加圧室95は、特許請求の範囲における「燃料圧力制御系統」を構成している。
ピストン案内シリンダ45の外周側には、第2圧縮コイルスプリング59が設けられている。第2圧縮コイルスプリング59は、一方の端部がピストン案内シリンダ45に接し、他方の端部がピストン50の鍔部51に接している。第2圧縮コイルスプリング59は、ピストン50を反蓋部材40方向、すなわち加圧室95の容積が増大する方向へ付勢している。
ピストン50には、燃料室72と加圧室95とを連通する通路53が形成されている。通路53の途中には、逆止弁54が設けられている。逆止弁54は、通路53において燃料室72から加圧室95へ向かう燃料の流れを許容し、加圧室95から燃料室72へ向かう燃料の流れを規制する。これにより、第2圧縮コイルスプリング59の付勢力よってピストン50が反蓋部材40側へ移動するとき、燃料が燃料室72から通路53を経由して加圧室95へ流入する。一方、ピエゾ駆動体60の駆動力によってピストン50が蓋部材40方向へ移動するとき、加圧室95から燃料室72への燃料の流出が規制され、加圧室95の圧力が上昇する。
駆動部としてのピエゾ駆動体60は、ピストン50の反蓋部材40側に設けられている。ピエゾ駆動体60は、略円柱状に形成され、一方の端部61がボディ20の反噴孔21側の内壁に固定されている。
ピエゾ駆動体60は、ピエゾスタック65および押圧部66を有している。ピエゾスタック65は、例えばPZT等の圧電セラミック層と電極層とを交互に積層したコンデンサ構造を有する一般的なもので、図示しないECUの指令により通電される。ピエゾスタック65は、電気的なエネルギーが充電されることにより軸方向に伸長する。一方、ピエゾスタック65から電気的なエネルギーが放電されることによりピエゾスタック65は軸方向に収縮する。押圧部66は、ピエゾスタック65のピストン50側に設けられており、ピストン50に接している。ピエゾスタック65が伸長するとき、押圧部66は第2圧縮コイルスプリング59の付勢力に抗してピストン50を蓋部材40方向へ押圧し、ピストン50は蓋部材40方向、すなわち加圧室95の容積が減少する方向へ移動する。このとき、図2および図3に示すように、ピストン50の蓋部材40側の端面55は、圧力伝達室90の開口91の蓋部材40側の開口端92よりも蓋部材40側に位置し、ピストン50の側壁面52は、圧力伝達室90の開口91をほぼ閉塞する。なお、ピエゾスタック65が伸長することにより、ピストン50が移動する蓋部材40方向は、特許請求の範囲における「駆動方向」に対応している。また、ピエゾスタック65が伸長することによりピストン50が蓋部材40方向へ移動している状態は、特許請求の範囲における「昇圧状態」に対応している。
次に、燃料噴射装置1の作動について図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、ピエゾスタック65が充電されていないとき、ピエゾスタック65は収縮している。ピエゾスタック65が収縮しているとき、燃料通路70、加圧室95、圧力伝達室90、連通路85、および圧力制御室80は燃料で満たされた状態であり、加圧室95、圧力伝達室90、連通路85、および圧力制御室80の圧力は、燃料通路70と同等である。このとき、ニードル30は、第1圧縮コイルスプリング39の付勢力と背圧室75の燃料圧力による荷重とにより弁座22に着座している。そのため、燃料溜まり室71と噴孔21との連絡は遮断されており、噴孔21からの燃料の噴射は停止されている。
ピエゾスタック65の充電が開始されると、ピエゾスタック65は軸方向に伸長する。これにより、押圧部66は、第2圧縮コイルスプリング59の付勢力に抗してピストン50を蓋部材40方向へ押圧する。押圧部66によって押圧されたピストン50は、蓋部材40方向へ移動し、加圧室95の容積は減少する。このとき、逆止弁54により通路53からの燃料の流出が規制されるので、加圧室95内部の燃料が加圧される。加圧室95内部の燃料が加圧されると、圧力伝達室90および連通路85を経由して加圧室95に連通する圧力制御室80内部の燃料圧力が上昇する。圧力制御室80内部の燃料圧力が上昇すると、ニードル30は、第1圧縮コイルスプリング39の付勢力と背圧室75の燃料圧力による荷重とに抗して軸方向反弁座22側へリフトし、弁座22から離座する。ニードル30が弁座22から離座すると、燃料溜まり室71と噴孔21とは連絡し、図示しない燃料レールから流入口23、燃料室72、外周流路73、通路74、背圧室75および中空孔76を経由して燃料溜まり室71に流入した燃料は、噴孔21から噴射される。
図2および図3に示すように、ピストン50が蓋部材40方向へ移動したとき、ピストン50の蓋部材40側の端面55は、圧力伝達室90の開口91の蓋部材40側の開口端92よりも蓋部材40側に位置しており、加圧室95と圧力伝達室90とは摺動部クリアランスCLのみで連通している。すなわち、圧力伝達室90の開口91はほぼ閉塞されている。圧力伝達室90の開口91はほぼ閉塞されているので、加圧室95から圧力伝達室90への圧力伝達は抑制される。また、加圧室95はほぼ閉塞されているので、ダンパ効果を有し、ピストン50の振動を抑制する。
その後、ピエゾスタック65の放電が開始されると、ピエゾスタック65は軸方向に収縮する。これにより、ピストン50を押圧していた押圧部66は、反蓋部材40方向へ移動する。ピストン50は、第2圧縮コイルスプリング59の付勢力により、反蓋部材40方向、すなわち加圧室95の容積が増大する方向に移動する。ピストン50が反蓋部材40方向へ移動すると、図1に示すように、加圧室95と圧力伝達室90とは開口91を経由して連通する。ピストン50が反蓋部材40方向へ移動すると、加圧室95内部の燃料圧力が低下するとともに通路53を経由して燃料室72から加圧室95に燃料が流入する。また、加圧室95内部の燃料圧力が低下すると、圧力伝達室90および連通路85を経由して加圧室95と連通する圧力制御室80内部の燃料圧力も低下する。その結果、ニードル30は、第1圧縮コイルスプリング39の付勢力と背圧室75の燃料圧力による荷重とにより弁座22方向へ移動し、弁座22に着座する。これにより、噴孔21と燃料溜まり室71との連絡は遮断され、噴孔21からの燃料の噴射は終了する。
ここで、図4を用い、PZT駆動パルス、PZT素子変位、圧力制御室内の燃料圧力、およびニードル変位の関係について、それぞれに記号A〜Dを付して説明する。図4では、縦軸をPZT駆動パルスA(V)、PZT素子変位B(μm)、圧力制御室内の燃料圧力C(MPa)およびニードル変位D(μm)とし、横軸を時間(s)とする。なお、本実施形態による燃料噴射装置1の特性を実線で示し、従来例による燃料噴射装置の特性を破線で示す。
ECUからの指令により、PZT駆動パルスAが立ち上がると、PZT素子変位Bが発生する。すなわち、ピエゾスタック65が伸長する。ピエゾスタック65が伸長すると、圧力制御室80内部の燃料圧力Cが上昇する。圧力制御室80内部の燃料圧力Cが上昇すると、この燃料圧力の上昇によってニードル30がリフトされ、ニードル変位Dが生じる。ニードルは最大リフト量dまで変位する。ニードル変位Dは、圧力制御室内部の燃料圧力Cが一定以上であれば、最大リフト量dを維持する。
PZT素子変位Bは、時間t1で変位Sに達するが、その後変位S付近での変位が安定しない。このとき、従来の燃料噴射装置では、昇圧状態において加圧室から圧力制御室への圧力伝達が抑制されていないので、破線で示すように、PZT素子変位Bの変動に伴って圧力制御室内部の燃料圧力Cが変動する。一方、本実施形態による燃料噴射装置1では、昇圧状態において加圧室95がほぼ閉塞されるので、ダンパ効果による加圧室95の圧力変動が抑制されているのに加え、加圧室95から圧力制御室80への圧力伝達が抑制されているため、実線で示すように、PZT素子変位Bの変動によらず、圧力制御室80内部の燃料圧力Cが安定する。
時間t2において、PZT駆動パルスAが立ち下がると、PZT素子変位Bは低下する。すなわち、ピエゾスタック65は収縮する。このとき、従来の燃料噴射装置では、破線で示すように、PZT素子変位Bの不安定さに起因する圧力変動がないときの圧力Pと比べ圧力制御室内部の圧力Cが高いときに駆動パルスAが立ち下がっているため、圧力制御室内部の燃料圧力Cの低下が遅れ、ニードル変位Dの変位開始時期が遅れる。すなわち、従来の燃料噴射装置では、圧力制御室内部の燃料圧力Cが安定していないので、PZT駆動パルスAが立ち下がる時間t2からニードル変位Dが変位を開始するまでの時間が安定しない。すなわち、閉弁応答性が安定しない。一方、本実施形態による燃料噴射装置1では、圧力制御室80内部の燃料圧力Cが安定しているので、PZT駆動パルスAの立ち下がりからニードル30の変位Dの変位開始までの時間Tが安定する。したがって、本実施形態による燃料噴射装置1は、従来の燃料噴射装置と比較して、ニードル30の閉弁応答性が安定する。
以上説明したように、本実施形態における燃料噴射装置1では、ピエゾ駆動体60の駆動力によってピストン50が駆動方向である蓋部材40方向へ移動している昇圧状態において、ピストン50の側壁面52が圧力伝達室90の開口91をほぼ閉塞している。このとき、加圧室95から圧力伝達室90および連通路85を経由して連通する圧力制御室80への圧力伝達が抑制される。
また、加圧室95がほぼ閉塞されているので、加圧室95はダンパとして機能し、ピストン50の振動を抑制する。ピストン50の振動が抑制されるので、加圧室95内部の燃料圧力の変動が抑制されることにより、圧力制御室内部の燃料圧力の変動をさらに抑制することができる。
したがって、ピエゾ駆動体60の振動に伴う圧力制御室80内部の燃料圧力の変化が抑制され、ニードル30の作動が安定する。特に、例えばアクセルを踏み戻すときなど、微小量の燃料を噴射するときのニードル30の閉弁応答性を安定化するのに有効である。
油圧構造を工夫することで圧力制御室80内部の燃料圧力の変化が抑制されているので、ピエゾ駆動体60が様々な周波数で振動してもニードル30の作動が安定する。また、簡素な油圧構造を採用しているので、部品点数や組み付け工数の増加を抑えることができる。さらに、圧力伝達室90は環状溝であるので、容易に加工可能である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍を図5に示す。図5は、ピストン50が蓋部材40側へ移動した状態を示す拡大断面図である。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態では、圧力伝達室90の開口91の蓋部材40側においてピストン案内シリンダ45とピストン50との間に形成される摺動部クリアランスCL2は、圧力伝達室90の開口91の反蓋部材40側で形成される摺動部クリアランスCL1よりも大きい。すなわち、CL2>CL1である。
図5に示すように、ピストン50が蓋部材40方向へ移動したとき、ピストン50の蓋部材40側の端面55は、圧力伝達室90の開口91の蓋部材40側の開口端92よりも蓋部材40側に位置しており、圧力伝達室90と加圧室95とは摺動部クリアランスCL2のみで連通している。すなわち、圧力伝達室90の開口91はほぼ閉塞されており、加圧室95から圧力伝達室90への圧力伝達は抑制される。また、加圧室95はほぼ閉塞されているので、ダンパ効果を有し、ピストン50の振動を抑制する。
これにより、本実施形態による燃料噴射装置は、第1実施形態と同様の効果を奏し、さらに、ピストン案内シリンダ45の摺動面46とピストン50の側壁面52とで形成されるクリアランスが圧力伝達室90の開口91よりも蓋部材40側で大きくなるよう、すなわちCL2>CL1となるように形成されているため、ピストン50が傾いて移動しても圧力伝達室90の開口端92にピストン50が干渉せず、ピストン50やピストン案内シリンダ45の摩耗や破損を防止できる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍を図6に示す。図6は、ピストン50が蓋部材40側へ移動した状態を示す拡大断面図である。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態では、ピストン50が蓋部材40方向へ移動したとき、ピストン50の蓋部材40側の端面55は、圧力伝達室90の開口91の蓋部材40側の開口端92と略一致する位置にある。このとき、ピストン50の蓋部材40側の端面55は、開口端92よりやや反蓋部材40側に位置し、ピストン50と開口端92との間には微小隙間が形成されている。この微小隙間におけるピストン50と開口端92との距離はL1である。
図6に示すように、ピストン50が蓋部材40方向へ移動したとき、圧力伝達室90と加圧室95とは、微小隙間のみで連通している。すなわち、圧力伝達室90の開口91はほぼ閉塞されており、加圧室95から圧力伝達室90への圧力伝達は抑制される。また、加圧室95はほぼ閉塞されているので、ダンパ効果を有し、ピストン50の振動を抑制する。
これにより、本実施形態による燃料噴射装置は、第1実施形態と同様の効果を奏し、さらに、ピストン50と開口端92との間には微小隙間が形成されているため、ピストン50が傾いて移動しても圧力伝達室90の開口端92にピストン50が干渉せず、ピストン50やピストン案内シリンダ45の摩耗や破損を防止できる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍を図7に示す。図7は、ピストン50が蓋部材40側へ移動した状態を示す拡大断面図である。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態では、ピストン50の蓋部材40側の周縁部には、テーパ56が形成されている。
図7に示すように、ピストン50が蓋部材40方向へ移動したとき、ピストン50の蓋部材40側の端面55は、圧力伝達室90の開口91の蓋部材40側の開口端92よりも蓋部材40側に位置しており、圧力伝達室90と加圧室95とは摺動部クリアランスCL3のみで連通している。すなわち、圧力伝達室90の開口91はほぼ閉塞されており、加圧室95から圧力伝達室90への圧力伝達は抑制される。また、加圧室95はほぼ閉塞されているので、ダンパ効果を有し、ピストン50の振動を抑制する。
これにより、本実施形態による燃料噴射装置は、第1実施形態と同様の効果を奏し、さらにピストン50の蓋部材40側の端面55の周辺部には、テーパ56が形成されているため、ピストン50が傾いて移動しても圧力伝達室90の開口端92にピストン50が干渉せず、ピストン50やピストン案内シリンダ45の摩耗や破損を防止できる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍を図8に示す。図8は、ピストン50が蓋部材40側へ移動した状態を示す拡大断面図である。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第5実施形態では、ピストン50が蓋部材40方向へ移動したとき、ピストン50の蓋部材40側の端面55は、圧力伝達室90の開口91の蓋部材40側の開口端92と略一致する位置にある。また、ピストン50の蓋部材40側の周縁部には、テーパ56が形成され、ピストン50と開口端92との間には微小隙間が形成されている。この微小隙間におけるピストン50と開口端92との距離はL2である。
図8に示すように、ピストン50が蓋部材40方向へ移動したとき、圧力伝達室90と圧力制御室95とは、微小隙間のみで連通している。すなわち、圧力伝達室90の開口91はほぼ閉塞されており、加圧室95から圧力伝達室90への圧力伝達は抑制される。また、加圧室95はほぼ閉塞されているので、ダンパ効果を有し、ピストン50の振動を抑制する。
これにより、本実施形態による燃料噴射装置は、第1実施形態と同様の効果を奏し、さらにピストン50の蓋部材40側の端面55の周辺部にはテーパ56が形成されているため、また、ピストン50と開口端92との間には微小隙間が形成されているため、ピストン50が傾いて移動しても圧力伝達室90の開口端92にピストン50が干渉せず、ピストン50やピストン案内シリンダ45の摩耗や破損を防止できる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍を図9に示す。図9は、ピストン50が蓋部材40側へ移動した状態を示す拡大断面図である。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第6実施形態では、ピストン案内シリンダ45に形成された圧力伝達室90の蓋部材40側の開口端93は、テーパ状に形成されている。
図9に示すように、ピストン50が蓋部材40方向へ移動したとき、ピストン50の蓋部材40側の端面55は、圧力伝達室90の開口91の蓋部材40側の開口端93よりも蓋部材40側に位置しており、圧力伝達室90と加圧室95とは摺動部クリアランスCL4のみで連通している。すなわち、圧力伝達室90の開口91はほぼ閉塞されており、加圧室95から圧力伝達室90への圧力伝達は抑制される。また、加圧室95はほぼ閉塞されているので、ダンパ効果を有し、ピストン50の振動を抑制する。
これにより、本実施形態による燃料噴射装置は、第1実施形態と同様の効果を奏し、さらに圧力伝達室90の蓋部材40側の開口端93は、テーパ状に形成されているため、ピストン50が傾いて移動しても圧力伝達室90の開口端93にピストン50が干渉せず、ピストン50やピストン案内シリンダ45の摩耗や破損を防止できる。
(他の実施形態)
上述の複数の実施形態では、燃料噴射装置をガソリン直噴エンジンに適用した例について説明したが、本発明の他の実施形態では、コモンレール式のディーゼルエンジンまたは他の形式のディーゼルエンジンエンジンに適用してもよい。
また、上述の複数の実施形態では、駆動体としてピエゾスタックを用いた例について説明したが、本発明の他の実施形態では、供給される電力に応じて変位量が変化するその他の電歪素子、磁歪素子、あるいはリニアソレノイドなどを用いてもよい。
上述の複数の実施形態では、ニードル案内シリンダ、蓋部材、およびピストン案内シリンダを別部材として構成したが、本発明の他の実施形態では、一部材として成形してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
本発明の第1実施形態による燃料噴射装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による燃料噴射装置において、ピストンが駆動方向に移動した状態の燃料噴射装置を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態による燃料噴射装置の駆動特性を示す説明図である。 本発明の第2実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍の拡大断面図である。 本発明の第3実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍の拡大断面図である。 本発明の第4実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍の拡大断面図である。 本発明の第5実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍の拡大断面図である。 本発明の第6実施形態による燃料噴射装置の圧力伝達室近傍の拡大断面図である。
符号の説明
1:燃料噴射装置、20:ボディ、21:噴孔、30:ニードル、45:ピストン案内シリンダ(シリンダ)、46:摺動面、50:ピストン、52:側壁面、55:端面、56:テーパ、60:ピエゾ駆動体(駆動部)、80:圧力制御室(圧力制御系統)、85:連通路(圧力制御系統)、90:圧力伝達室(圧力制御系統)、91:開口、92:開口端、95:加圧室(圧力制御系統)

Claims (7)

  1. 噴孔、および前記噴孔に連絡する燃料通路を有するボディと、
    前記ボディに往復移動可能に収容され、リフトすることで前記噴孔への燃料の流入を許容するニードルと、
    前記ボディの内部に設けられるシリンダと、
    前記シリンダの内部を軸方向に往復摺動可能なピストンと、
    内部の燃料圧力が高まると前記ニードルをリフトさせる圧力制御室と、当該圧力制御室に連通する連通路と、当該連通路に連通し前記シリンダの前記ピストンとの摺動面に開口する圧力伝達室と、前記開口を経由して前記圧力伝達室に連通し前記ピストンによって内部の燃料が加圧される加圧室と、を有する燃料圧力制御系統と、
    前記加圧室内部の燃料圧力を昇圧する方向に前記ピストンを移動させる駆動部と、
    を備える燃料噴射装置であって、
    前記ピストンが前記加圧室内部の燃料圧力を昇圧する方向である駆動方向に移動し前記噴孔から燃料が噴射されている状態である昇圧状態にあるとき、前記ピストンの側壁面が前記圧力伝達室の前記開口をほぼ閉塞し、前記加圧室から前記圧力伝達室への圧力伝達が抑制されることを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記ピストンは、前記昇圧状態にあるとき、前記駆動方向側の端面の軸方向位置が前記圧力伝達室の前記駆動方向側の開口端よりも前記駆動方向側となるように位置することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 前記シリンダは、その摺動面と前記ピストンの側壁面とで形成されるクリアランスが前記開口よりも前記駆動方向側で広くなるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射装置。
  4. 前記ピストンは、前記昇圧状態にあるとき、前記駆動方向側の端面の軸方向位置が前記圧力伝達室の前記駆動方向側の開口端と略一致するように位置することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
  5. 前記ピストンの前記駆動方向側の端縁部は、テーパ状に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  6. 前記圧力伝達室の前記駆動方向側の開口端は、テーパ状に形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  7. 前記圧力伝達室は、前記シリンダの周方向に開口する環状溝であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
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