JP2008214079A - 両面印刷機の排紙部 - Google Patents

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Abstract

【課題】 両面印刷された枚葉紙が吸引車の支軸に接触して下面の印刷面に傷が付くことを抑制することができる両面印刷機の排紙部を提供する。
【解決手段】 本発明に係る両面印刷機の排紙部は、印刷済みの枚葉紙を排紙場所の上方位置まで搬送するグリッパを備えた搬送チェーンと、搬送チェーンの下方であって排紙場所の上方位置の手前に配置された枚葉紙の幅方向に伸びる支軸と、この支軸に間隔をおいて複数取り付けられ、その周面に吸引口を有し、回転可能な吸引車とを備えた両面印刷機の排紙部であって、吸引車の搬送方向に直前の領域に上昇気流を発生させる上昇気流発生手段を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷機の印刷部で印刷された枚葉紙を所定の排紙場所へ排紙する印刷機の排紙部に関し、特に、上面及び下面の両面が印刷された枚葉紙を排紙する両面印刷機の排紙部に関する。
従来、両面印刷機の印刷部で両面印刷された枚葉紙を排紙する印刷機の排紙部としては、印刷済みの枚葉紙を排紙場所の上方位置まで搬送するグリッパを備えた搬送チェーンと、搬送チェーンの下方であって排紙場所の上方位置の手前に配置された枚葉紙の幅方向に伸びる支軸と、この支軸に間隔をおいて複数取り付けられ、その周面に吸引口を有すると共に搬送チェーンより遅い周速で回転する吸引車とを備えたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−312919公報
このような構成の印刷機の排紙部にあっては、両面を印刷された枚葉紙は、搬送チェーンのグリッパにより搬送され、排紙場所の上方位置の手前に配置されている吸引車を通過する際にその吸引車の周面によって吸着される。従って、枚葉紙はその前端部をグリッパに掴まれて搬送され且つその紙尻側が吸引車の周面で吸着されるので、枚葉紙の搬送方向においてピンと張られてバタつきが抑えられた状態で搬送されることとなる。
そして、グリッパが排紙場所の上方の所定の位置で枚葉紙を放すと、枚葉紙はその紙尻側が吸引車の周面で吸着されているので、排紙場所上方位置の手前で減速されて排紙場所に正確に落下することとなる。
しかしながら、上記従来の両面印刷機の排紙部にあっては、グリッパが枚葉紙を放すと、枚葉紙は吸引車の周面でのみ支持されることとなるので、腰の弱い紙厚の薄い枚葉紙の場合には、吸引車と吸引車の間で下方に撓んで吸引車を支持している支軸及びその周辺の部品に枚葉紙が当たる場合があった。また、グリッパが枚葉紙を放す直前においても、枚葉紙の幅方向においては撓みが発生し、上記支軸等に枚葉紙があたる場合があった。搬送されてくる枚葉紙はその下面も印刷面となっているので支軸に接触するとその下面の印刷面に傷がついてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ、両面印刷された枚葉紙が吸引車の支軸に接触して下面の印刷面に傷が付くことを抑制することができる両面印刷機の排紙部を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る両面印刷機の排紙部は、印刷済みの枚葉紙を排紙場所の上方位置まで搬送するグリッパを備えた搬送チェーンと、搬送チェーンの下方であって排紙場所の上方位置の手前に配置された枚葉紙の幅方向に伸びる支軸と、この支軸に間隔をおいて複数取り付けられ、その周面に吸引口を有し、回転可能な吸引車とを備えた両面印刷機の排紙部であって、吸引車の搬送方向に直前の領域に上昇気流を発生させる上昇気流発生手段を備えていることを特徴とする。
該構成の両面印刷機の排紙部にあっては、上昇気流発生手段が吸引車の直前の領域で上昇気流を発生させるので、吸引車の直前で枚葉紙が上昇気流により上方へ浮上しようとする。従って、枚葉紙が腰の弱い紙厚の薄いものであっても、吸引車と吸引車との間で下方に撓みが生じることはなく、あるいはその撓み量が少なくなる。そのためグリッパが枚葉紙を放す前後において枚葉紙が吸引車の支軸と接触することなく排紙場所へ移動していく。
特に、搬送チェーンの左右両側及び上側を覆う遮風体を備え、上昇気流発生手段は、遮風体の上面に開口部を有して遮風体内の空気を上方に吸引する吸引ダクトであることが好ましい。吸引ダクトという簡単な構成によって容易に上昇気流を発生させることができ、しかも、搬送チェーンの所定部分を遮風体で覆っているので確実に上昇気流を発生させることができる。
また、吸引ダクトの開口部は、搬送チェーンのグリッパが枚葉紙を放したときの枚葉紙の紙尻の真上位置から吸引車の頂点の真上位置までの範囲に少なくとも設けられていることが好ましい。搬送チェーンのグリッパが枚葉紙を放したときに枚葉紙の紙尻から吸引車の頂点の位置までの範囲に少なくとも上昇気流を発生させることができるので、グリッパが枚葉紙を放す直前において吸引車から紙尻までの枚葉紙の部分には上方へ浮上しようとする力が生じることとなる。従って、グリッパが枚葉紙を放す前後に吸引車から紙尻までの枚葉紙の部分が吸引車と吸引車との間で下方に撓むということが防止できることになる。
また更に、吸引ダクトの開口部は、排紙場所における枚葉紙の紙尻の真上位置よりも搬送方向上流側に位置していることが好ましく、排紙場所で上昇気流が発生することを防止して、枚葉紙を排紙場所へ正確に落下させることができる。
また、上昇気流発生手段は、上方に排気口を有する送風ファンであり、この送風ファンは、吸引車の搬送方向直前位置であって搬送チェーンによって搬送される枚葉紙の上方位置に配置されていることが好ましい。上向きの送風ファンを上昇気流発生手段として採用することで、送風ファンという簡単な構成で容易に上昇気流を発生させることができる。しかも送風ファンであるのでその配置の自由度も比較的大きいという利点もあるうえに、送風ファンによって吸引車直前の領域に直接上昇気流を発生させることができるので、確実に上昇気流をその領域に発生させることができる。
更に、搬送チェーンは無端状であり、この搬送チェーンにおける排紙場所の上方位置に向かう往路と枚葉紙を放した後に往路の上方を逆向きに戻る復路との間に前記送風ファンが配置されていることが好ましい。搬送されてくる枚葉紙に近い位置に送風ファンが配置できるので、送風ファンの風量が少なくても十分な上昇気流を発生できる。
このように、本発明にかかる両面印刷機の排紙部にあっては、吸引車の搬送方向直前の領域に上昇気流を発生させる上昇気流発生手段を備えているので、グリッパが枚葉紙を放す前後に吸引車と吸引車との間において枚葉紙が下方に撓んでその下面が支軸に接触するということを防止でき、従って腰の弱い薄紙を使用した場合でもその下面の印刷面の傷付きを確実に防止することができる。
以下、本発明に係る両面印刷機の排紙部の一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
本実施形態における両面印刷機の排紙部は、図1及び図2に示すように、印刷済みの枚葉紙Pを排紙場所としての排紙台2の上方位置まで搬送するグリッパ31を備えた搬送チェーン3と、搬送チェーン3の下方であって排紙台2の上方位置の手前に配置された枚葉紙Pの幅方向に伸びる支軸41と、この支軸41に間隔をおいて複数取り付けられ、その周面42に吸引口43を有すると共に搬送チェーン3より遅い周速で回転する吸引車4と、吸引車4の搬送方向直前すなわち吸引車4の上流側のすぐ手前の領域Aに上昇気流Wを発生させる上昇気流発生手段としての吸引ダクト5とを備えている。以下、具体的に説明する。
搬送チェーン3は、無端状でありフレーム11,11同士の間に枚葉紙Pの幅方向に左右一対設けられている。さらに、左右一対の搬送チェーン3は、所定間隔を空けて複数のグリッパ31を備えていて、搬送チェーン3の回転する軌道に沿ってグリッパ31も移動する。搬送チェーン3の経路は、排紙台2の上方位置へ向かう往路3Aとグリッパ31が枚葉紙Pを放した後に往路3Aの上方を逆向きに戻る復路3Bとがある。グリッパ31は、搬送チェーン3の経路に沿って印刷された枚葉紙Pの前端部P1を掴んで斜め上方へ移動して、水平方向で排紙台2の上方位置までくると水平に下流側へ移動して、排紙台2の上方位置までくるとその位置で枚葉紙Pを放す。そして、枚葉紙Pを放したグリッパ31は、搬送チェーン3の経路に沿って復路3Bを移動して再び印刷部で印刷された枚葉紙Pを掴むこととなる。
搬送チェーン3の下方であって排紙台2の上方位置の手前には複数の吸引車4が枚葉紙Pの幅方向に配置されている。吸引車4は、枚葉紙Pの幅方向に伸びる支軸41に並列に間隔をあけて3個取り付けられており、支軸41が回転することで吸引車4も回転する。具体的には、吸引車4は、支軸41の中央及び左右の位置に各々配置されており、左右の吸引車4は枚葉紙Pの幅に応じて軸方向に移動できるようになっている。つまり、印刷される枚葉紙Pの幅が広い場合は左右の吸引車4の間隔も広くして、枚葉紙Pの幅が狭い場合は左右の吸引車4の間隔も狭くする。また、各々の吸引車4の周面42には、吸引力が付与されている吸引口43が周方向に所定間隔を空けて複数設けられており、吸引口43での吸引により吸引車4の上方位置を通過する枚葉紙を吸引することとなる。さらに、吸引車4が取り付けられている支軸41はその中央の2箇所と左右の2箇所との計4箇所で回動可能に支持されている。具体的には、左右のフレーム11,11の内面12,12同士を掛け渡すように軸受けを備えたステー16が設けられ、そのステー16の中央の吸引車4の両脇位置には軸受けを有するL字状のブラケット17,17が備えられ、この4箇所の軸受けで支軸41を支持している。さらに、支軸41の片方の端部にはスプロケット18が取り付けられており、そのスプロケット18は駆動チェーン19を介して駆動用モータMの駆動力を伝達されており、支軸41の回転により吸引車4が回転する。支軸41により回転駆動を伝達される吸引車4の周速は搬送チェーン3の周速より遅い速度に設定されている。尚、本実施形態の吸引車4は支軸41に並列に3つ取り付けられているが、3つに限らず左右両側に2つ、あるいは所定間隔をあけて5つ取り付けられているものでもよい。その際、中央の吸引車4を取外し可能とし、左右両側に2つずつのセットにすることもできる。尚、吸引車4及び支軸41は搬送方向に移動可能に設けられており、印刷する枚葉紙Pの縦寸法(天地方向の寸法)によりその配置を変更することができる。
排紙部は、搬送チェーン3の左右両側及び上側を覆う遮風体を備え、遮風体の上面には開口部51が形成されて吸引ダクト5は遮風体内の空気を上方に吸引している。具体的には、遮風体は、搬送チェーン3の左右両側に位置する左右のフレーム11,11と、そのフレーム11,11の上面11a,11a同士を掛け渡すように取り付けられて排紙部の上面を覆うカバー71,72とから構成される。カバー71,72は、吸引ダクト5の下流側に隣接してフレーム11の下流の端まで伸びる下流側のカバー71と、吸引ダクト5の上流側に隣接する上流側のカバー72である。上流側のカバー72は、排紙部の上流側の図示しない印刷済みの枚葉紙の乾燥機のための遮光板としても用いられているので、その乾燥機を設置した手前の位置まで伸びている。さらに、吸引ダクト5は、その内部に吸引ファン52を備え、印刷する枚葉紙Pの紙厚や幅等によって吸い込む風量が調節可能である。尚、吸引ダクト5は搬送方向に移動可能に設けられており、吸引車4及び支軸41の移動に伴って吸引ダクト5も移動させることができる。
吸引ダクト5の開口部51の配置についてさらに詳しく説明すると、吸引ダクト5の開口部51は、左右のフレーム11,11の内面12,12の間全体が開口している。そして、搬送方向において開口部51は、搬送チェーン3が斜め上方から水平方向へその移動方向を変えるカーブの始まりの開始地点Dの真上位置から吸引車4の頂点P2より下流側の部分の真上位置まで開口している。
また、本実施形態における排紙部には、搬送チェーン3のグリッパ31により搬送されてくる枚葉紙Pのばたつきや跳ね上がりを防止して、枚葉紙Pが所定の姿勢で移動するように誘導するための風量調節可能な送風ファン61、62,63,64,65,66が設けられている。各々の送風ファン61、62,63,64,65,66は、搬送チェーン3の往路3Aと復路3Bとの上下間に位置すると共に、枚葉紙Pの幅方向においては左右一対の搬送チェーン3,3間に位置している。
搬送方向の上流側から第2番目の送風ファン65は、搬送チェーン3の起動が斜め上方から水平方向へ変わったストレート部の付近であり吸引車4の直前位置すなわち吸引車4の上流側すぐ手前に配置され、幅方向に並列に3個配置されている。この上流側から第2番目の送風ファン65は下方に向けて排気するべく排気口65aが下方に向けて配置されている。さらに、送風ファン65の配置には、並列に並べられた3個の送風ファン65,65,65を固定する2種類の枠体14と、その枠体14を支持するための2本の棒体13a,13aと、その棒体13a,13aを左右のフレーム11,11に固定するためのステー13b,13bとが用いられる。具体的には、図1及び図2及び図7に示されるように、枠体14は、搬送方向の断面視で矩形状に形成され、3個の送風ファン65を挟み込むように幅方向に伸びる1対の横フレーム14aと、各々横フレーム14aの端部間を挟み込むように搬送方向に伸びる1対の縦フレーム14bとからなる。この枠体14の縦フレーム14bの端部をそれぞれ棒体13a,13aで支持して、その棒体の両端を左右のフレーム11,11のステー13b,13bに取り付けることで送風ファン65は所定の位置に配置される。送風ファン65の配置に枠体14を用いることで送風ファン65の上部及び下部は開放され、しかも、幅方向に3個並んだ送風ファン65の間には十分な隙間をもつことができる。
また、搬送方向の最も上流側に配置された送風ファン66は、搬送チェーン3の軌道が斜め上方から水平方向へ変化するカーブの付近の上方で幅方向に並列に3個配置されており、そのカーブに向かって排気するべく排気口66aが下流側斜め下方に向けられている。そして、配置には上記した枠体構造を利用することで送風ファン66の上部及び下部は開放され、幅方向に送風ファン66同士も十分な隙間をもつこととなる。
但し、最も上流側に配置された送風ファン66と上流側から2番目に配置された送風ファン65とは、搬送チェーン3の周速が高速である片面印刷の場合に作動させるものである。つまり、グリッパ31が搬送チェーン3の軌道に沿って、斜め上方から水平方向へ移動していく際に、搬送チェーン3の周速が高速の場合は、枚葉紙のグリッパ31に掴まれていない紙尻側が跳ね上がることがある。この枚葉紙Pの跳ね上がりを抑えるために送風ファン65によって搬送経路の上方から下方へ向けてエアを吹きつける。従って、搬送チェーン3の周速が遅い両面印刷の場合は枚葉紙Pの下面にも印刷がされているので、跳ね上がることは少ないうえに、これらの送風ファン65,66を使用することはない。
吸引車4の下流側で排紙台2の上方位置には枚葉紙Pの搬送方向に4列並びさらに枚葉紙Pの幅方向に4個並んで配置された風量調節可能な合計16個の送風ファン61,62,63,64が設けられている。各々の送風ファン61,62,63,64は、排気口61a,62a,63a,64aを下方に向けて吸気口61b,62b,63b,64bを上方に向けて配置されている。これらの送風ファン61,62,63,64の配置には、上述した送風ファン65と同様に矩形状のフレームの組み合わせで枠体を形成しフレーム11に設置されている。従って、ファンの上部及び下部は開放されており、送風ファン61,62,63,64同士の隙間も十分確保されている。この送風ファン61,62,63,64は、搬送経路の上方から下方へ向けてエアを吹き付ける。従って、吸引車4を通過した下流側の枚葉紙Pは、枚葉紙Pの上方より下方へ沈もうとする気流W2を受け、グリッパ31が枚葉紙Pを放した後は、その気流W2により排紙台2へ確実に落下することとなる。
本実施形態の両面印刷機は、片面印刷と両面印刷とが切替可能なタイプであり、片面印刷の場合は、送風ファン65,66も作動させる一方、吸引ダクト5の吸引ファン52は作動させない。従って、片面印刷の場合には上昇気流Wは発生しない。その一方、両面印刷の場合には、送風ファン65,66は作動させずに吸引ダクト5の吸引ファン52を作動させる。従って、吸引車4の直前の領域Aで上昇気流Wが発生し、吸引車4の直前で枚葉紙Pが上昇気流Wにより上方へ浮上しようとする。従って、グリッパ31が枚葉紙Pを放した直後に吸引車4と吸引車4との間において枚葉紙Pが下方に撓んでその下面が支軸41に接触するということを防止でき、たとえ腰の弱い薄紙を使用した場合でもその下面の印刷面の傷付きを確実に防止することができる。また、送風ファン65,66は停止しているので吸引ダクト5による上昇気流Wが送風ファン65,66により遮られることはなく、確実に上昇気流Wを発生させることができる。
また、搬送チェーン3の左右両側及び上側が遮風体としてのフレーム11,11及びカバー71,72で囲まれているので、確実に上昇気流Wを発生させることができる。
更に、吸引ダクト5の開口部51は、水平方向の移動に枚葉紙Pが変わるカーブの開始位置Dの真上位置から吸引車4の頂点P2より少し下流側までの領域Aに上昇気流Wを発生させることができるので、枚葉紙Pが水平移動に軌道を変える手前からグリッパ31が枚葉紙Pを放す直前において吸引車4までの枚葉紙Pの部分には上方へ浮上しようとする力が生じることとなる。従って、グリッパ31が枚葉紙Pを放す前後に吸引車4から紙尻P3までの枚葉紙Pの部分が吸引車4と吸引車4との間で下方に撓むということが防止できるだけでなく、枚葉紙Pが水平移動する際の紙尻P3の垂れ下がりも防止できる。
また更に、吸引ダクト5の開口部51は、下方へ送風する送風ファン64よりも搬送方向上流側に位置しているので、排紙台2への落下を促すように設けられた送風ファン61,62,63,64の気流W2と吸引ダクト5による上昇気流Wとが干渉することはない。つまり、枚葉紙4が吸引車4を通過した後には、送風ファン61,62,63,64によって下向きの気流W2が発生しており、その気流W2により枚葉紙Pを排紙台2へ正確に落下させることができる。
そして、枚葉紙Pはその前端部P1をグリッパ31で掴まれその紙尻側を吸引車4の周面42で吸引されているので、ピンと張った状態で搬送される。従って、グリッパ31が枚葉紙Pを放すまでバタつくことなく搬送される。さらに、吸引車4は搬送チェーン3の搬送速度より遅い周速で回転していて、枚葉紙Pはその紙尻側が吸引車4の周面42で吸着されているので、グリッパ31が排紙台2の上方の所定の位置で枚葉紙Pを放すと、排紙台2上方位置の手前で減速されて排紙台2に正確に落下することとなる。
また、排紙台2の上方で吸引車4の下流側に配置されている搬送方向に4列並べられた送風ファン61,62,63,64の排気口61a,62a,63a,64aは各々下方に向けられているので、排紙台2の上方位置には下方へ流れる気流W2が発生するので、排紙台2の上方位置には吸引車4を通過した下流側の枚葉紙Pは下方へ沈もうとする。従って、枚葉紙Pは排紙台2へ正確に落下することができる。
尚、上記実施形態では、吸引ダクト5の開口部51は、排紙台2の上方に設けられた送風ファン64の上流側に配置されたが、排紙台2上方の送風ファン61,62,63,64を省略する場合には、少なくとも排紙台2における枚葉紙Pの紙尻P3の真上位置よりも搬送方向上流側に位置しておればよい。何れにしても、吸引車4の周面42で支持されている際の枚葉紙Pの幅方向の撓みを解消すればよい。
また、吸引ダクト5の開口部51は、搬送チェーン3のグリッパ31の移動が斜め上方から水平方向に軌道を変え始める開始位置Dの真上位置から搬送チェーン3のグリッパ31が枚葉紙Pを放したときの吸引車4の頂点P2の少し下流側位置までの領域Aに設けられたが、吸引ダクト5の開口部51は、搬送チェーン3のグリッパ31が枚葉紙Pを放しときの枚葉紙Pの紙尻P3の真上位置から吸引車4の頂点P2の真上位置までの領域Bに少なくとも設けられておればよい。但し、開口部51を搬送チェーン3のグリッパ31の移動が斜め上方から水平方向に軌道を変え始める開始位置Dの真上位置まで広げることで、吸引車4での枚葉紙Pの幅方向の撓みを解消するだけでなく、枚葉紙Pが水平方向を移動する際の紙尻側の垂れ下がりも防ぐことができ、枚葉紙Pは水平状態を保ちながら吸引車4へ移動することなり、垂れ下がったまま吸引車4の周面42に枚葉紙Pが衝突することを防止できるという利点がある。
また、吸引車4の搬送方向直前の領域に上昇気流Wを発生させるために吸引ダクト5を搬送チェーン3の上方に設けたが、吸引車4の搬送方向直前の領域を通過する枚葉紙Pの下方より上向きに送風する送風ファンを設けてもよい。但し、枚葉紙Pの下方より空気を送風すると気流が枚葉紙Pに当たった後に下流側へ流れて行き排紙台2での枚葉紙Pの落下を妨げる恐れがある。従って、上昇気流Wは、通過する枚葉紙Pの上方より吸い上げることにより発生させることが好ましい。
上記実施形態において吸引車4及び支軸41は枚葉紙Pの縦寸法の大きさによって下流側へ移動することができ、吸引車4の移動に伴って吸引ダクト5も移動することができる。印刷される枚葉紙の縦寸法が最も短いサイズのときの吸引車4の配置を図3に示す。吸引車4は、下方に向けて送風される送風ファン61,62,63,64の下流側から第2番目の送風ファン62の下方位置まで移動される。その移動に伴って、吸引ダクト5は、吸引車4との相対位置を同じにすべく下流側の第2番目の送風ファン62の上方へ移動される。吸引ダクト5の移動に伴ってフレーム11の上面11aのカバー71,72も変更する。従って、吸引ダクト5が移動範囲のどの位置に配置されても確実に上昇気流Wを発生させることができる。また更に、下方へ向けて送風される送風ファン61,62,63,64は風量調節可能であるので、吸引ダクト5の上昇気流Wの発生する領域A内に位置する下流側から第2番目から第4番目の送風ファン62,63,64は起動させなければ、上昇気流Wと干渉することはない。さらに、送風ファン61,62,63,64の配置には通気に十分な隙間を有して配置されているので、吸引ダクト5による上昇気流Wが送風ファン65により遮られることはなく、確実に上昇気流Wを発生させることができる。つまり、吸引ダクト5の移動に伴って、吸引ダクト5の開口部51よりも上流側に位置する送風ファン62,63,64を停止させることで、吸引ダクト5は確実に上昇気流Wを発生させることができ、吸引車4が枚葉紙Pの縦寸法によって移動しても、吸引車4の直前で上昇気流Wにより枚葉紙Pが上方へ浮上しようとする。従って、枚葉紙Pのサイズを変更してもそれに応じて吸引車4及び吸引ダクト5の位置を変更し、また送風ファン62,63,64の風量を調節することで、枚葉紙Pが腰の弱い薄紙であっても、吸引車4と吸引車4との間で枚葉紙Pが下方に撓むことはない。さらに、枚葉紙Pが吸引車4を通過して排紙台2の上方へ移動しても、排紙台2の上方位置に配置された送風ファン61が下向きに気流W2を発生させているので、確実に排紙台2に落下させることができる。
本実施形態では上昇気流発生手段として吸引ダクト5を利用したが、吸引ダクト5に限らず他の構成機器を用いてもよい。以下、図4及び図5を用いて説明する。図4及び図5に示す両面印刷機の排紙部は、図1〜図3で示した両面印刷機の排紙部の吸引ダクト5とカバー71とを除いた構成と同一のものである。具体的には、上昇気流発生手段は、吸引ダクト5の代わりに上方に排気口65aを有する送風ファン65が利用される。この送風ファン65は、吸引車4の搬送方向直前位置であって搬送チェーン3によって搬送される枚葉紙Pの上方位置に配置されており、この送風ファン65は、前述した第一の実施形態の送風ファン65を上下逆向きに取り付けたものである。また、送風ファン65の上方には上昇気流Wを排紙部の上へ排気するために網目状で通気に十分な隙間を有した網目カバー73が設けられている。編目カバー73は、左右のフレーム11,11の上面11a,11aを掛け渡すように設けられて、搬送方向における上昇気流発生手段としての送風ファン65の上方位置からフレーム11の下流の端までを覆っている。
また、上昇気流発生手段に送風ファン65を用いる場合でも吸引車4及び支軸41は枚葉紙Pの縦寸法の大きさによって下流側へ移動することができ、その移動に伴って上昇気流Wは発生させる領域も変更することができる。枚葉紙の縦寸法が最も短い場合について説明すると、図6に示すように吸引車4が下方に向けて送風される送風ファン61,62,63,64の下流側から第2番目の送風ファン62の下方位置に配置された際、予め上下逆に取り付けられていた送風ファン65に加え、下流側から第3番目の送風ファン63と第4番目の送風ファン64は、下方に排気口63a,64aを向けるべく上下逆さに付け替えられる。さらに排紙台2の枚葉紙Pの紙尻の真上位置に配置された下流側から第2番目の送風ファン62と下流側から第1番目の送風ファン61とは、下方に排気口61aが向けられた状態のままになっている。そして、上昇気流Wの領域が変化してもフレーム11の上面11aには編目カバー73が設けられているので、上昇気流Wは確実に排気され、排紙部内部で気流が乱れることを防いでいる。そして、吸引車4から上流側では確実に上昇気流Wが発生するので、吸引車4の直前で枚葉紙Pは上昇気流Wにより上方へ浮上しようとして、水平姿勢を保つことができる。また、枚葉紙Pが腰の弱い紙厚の薄いものであっても、吸引車4と吸引車4との間で下方に撓みが生じることはなく、あるいはその撓み量が少なくなる。そのためグリッパ31が枚葉紙Pを放した後において枚葉紙Pが吸引車4の支軸41と接触することなく排紙台2へ移動することとなる。さらに、枚葉紙Pが吸引車4を通過して排紙台2の上方へ移動しても、排紙台2の上方位置に配置された送風ファン61,62が下向きに気流W2を発生させているので、確実に排紙台2に落下させることができる。
本発明の実施形態の概略を示す両面印刷機の排紙部の正面図である。 本発明の実施形態の排紙部の要部を示す断面X−Xの断面図である。 本発明の実施形態において吸引車を移動した際の概略を示す両面印刷機の排紙部の正面図である。 本発明の他の実施形態の概略を示す両面印刷機の排紙部の正面図である。 本発明の他の実施形態の排紙部の要部を示す断面Y−Yの断面図である。 本発明の他の実施形態において吸引車を移動した際の概略を示す両面印刷機の排紙部の正面図である。 本発明の実施形態における送風ファンの配置を示すための矢視Zから見た矢視図である。
符号の説明
2・・・排紙台、3・・・搬送チェーン、4・・・吸引車、5・・・吸引ダクト、11・・・フレーム、12・・・内面、14・・・枠体、16・・・ステー、17・・・ブラケット、18・・・スプロケット、19・・・駆動チェーン、31・・・グリッパ、3A・・・往路、3B・・・復路、41・・・支軸、42・・・周面、43・・・吸引口、51・・・開口部、52・・・吸引ファン、61,62,63,64,65,66・・・送風ファン、71,72・・・カバー(上面)、73・・・編目カバー、11a・・・上面、13a・・・棒体、14a・・・横フレーム、14b・・・縦フレーム、61a,62a,63a,64a,65a,66a・・・排気口、61b,62b,63b,64b,65b,66b・・・吸気口、D・・・開始地点、P・・・枚葉紙、P1・・・前端部、P2・・・頂点、P3・・・紙尻

Claims (6)

  1. 印刷済みの枚葉紙(P)を排紙場所(2)の上方位置まで搬送するグリッパ(31)を備えた搬送チェーン(3)と、搬送チェーン(3)の下方であって排紙場所(2)の上方位置の手前に配置された枚葉紙(P)の幅方向に伸びる支軸(41)と、この支軸(41)に間隔をおいて複数取り付けられ、その周面(42)に吸引口(43)を有し、回転可能な吸引車(4)とを備えた両面印刷機の排紙部であって、
    吸引車(4)の搬送方向直前の領域に上昇気流(W)を発生させる上昇気流発生手段(5,62,63,64,65)を備えていることを特徴とする両面印刷機の排紙部。
  2. 搬送チェーン(3)の左右両側及び上側を覆う遮風体(11,71,72)を備え、上昇気流発生手段(5,62,63,64,65)は、遮風体(11,71,72)の上面(71,72)に開口部(51)を有して遮風体(11,71,72)内の空気を上方に吸引する吸引ダクト(5)であることを特徴とする請求項1記載の両面印刷機の排紙部。
  3. 吸引ダクト(5)の開口部(51)は、搬送チェーン(3)のグリッパ(31)が枚葉紙(P)を放したときの枚葉紙(P)の紙尻(P3)の真上位置から吸引車(4)の頂点(P2)の真上位置までの範囲に少なくとも設けられていることを特徴とする請求項2記載の両面印刷機の排紙部。
  4. 吸引ダクト(5)の開口部(51)は、排紙場所(2)における枚葉紙(P)の紙尻(P3)の真上位置よりも搬送方向上流側に位置していることを特徴とする請求項3記載の両面印刷機の排紙部。
  5. 上昇気流発生手段(5,62,63,64,65)は、上方に排気口(62a,63a,64a,65a)を有する送風ファン(62,63,64,65)であり、この送風ファン(62,63,64,65)は、吸引車(4)の搬送方向直前位置であって搬送チェーン(3)によって搬送される枚葉紙(P)の上方位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の両面印刷機の排紙部。
  6. 搬送チェーン(3)は無端状であり、この搬送チェーン(3)における排紙場所(2)の上方位置に向かう往路(3A)と枚葉紙(P)を放した後に往路(3A)の上方を逆向きに戻る復路(3B)との間に前記送風ファン(62,63,64,65)が配置されていることを特徴とする請求項5記載の両面印刷機の排紙部。
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