JP2008212940A - 金属板の冷間圧延方法及び冷間タンデム圧延機 - Google Patents
金属板の冷間圧延方法及び冷間タンデム圧延機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008212940A JP2008212940A JP2007049443A JP2007049443A JP2008212940A JP 2008212940 A JP2008212940 A JP 2008212940A JP 2007049443 A JP2007049443 A JP 2007049443A JP 2007049443 A JP2007049443 A JP 2007049443A JP 2008212940 A JP2008212940 A JP 2008212940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- rolling oil
- emulsion
- cold
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
【解決手段】冷間圧延前の0.2%耐力が220MPa以上の金属板を循環給油方式の冷間タンデム圧延機により圧延する金属板の冷間圧延方法であって、冷間タンデム圧延機の各圧延スタンドに設けた第1の圧延油供給手段により、循環使用される第1のエマルション圧延油を供給し、さらに、少なくとも一つの圧延スタンドの入側に設けた第2の圧延油供給手段により、別々に供給された圧延油原液と希釈水とを所定の濃度となるように混合して第2のエマルション圧延油とし、この所定濃度に調整した第2のエマルション圧延油を直ちに金属板へ供給する。
【選択図】図1
Description
[1]冷間圧延前の0.2%耐力が220MPa以上の金属板を循環給油方式の冷間タンデム圧延機により圧延する金属板の冷間圧延方法であって、
冷間タンデム圧延機の各圧延スタンドに設けた第1の圧延油供給手段により、循環使用される第1のエマルション圧延油を供給し、
さらに、少なくとも一つの圧延スタンドの入側に設けた第2の圧延油供給手段により、別々に供給された圧延油原液と希釈水とを所定の濃度となるように混合して第2のエマルション圧延油とし、該所定濃度に調整した第2のエマルション圧延油を直ちに金属板へ供給することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。
[2]上記[1]において、第2の圧延油供給手段では、金属板の圧延条件に基づいて第2のエマルション圧延油の濃度調整を行い、該濃度調整された第2のエマルション圧延油を供給することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。
[3]上記[1]または[2]において、第2の圧延油供給手段が2流体ノズルを備え、金属板の圧延条件に基づいて第2のエマルション圧延油の濃度及び粒径の調整を行い、該濃度及び粒径の調整された第2のエマルション圧延油を供給することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。
[4]上記[1]乃至[3]のいずれかにおいて、供給される第2のエマルション圧延油の平均粒径が、第1のエマルション圧延油の平均粒径より大きいことを特徴とする金属板の冷間圧延方法。
[5]上記[1]乃至[4]のいずれかにおいて、第2の圧延油供給手段を、少なくとも第1スタンドまたは第2スタンドのいずれかの入側に設けることを特徴とする金属板の冷間圧延方法。
[6]上記[1]乃至[5]のいずれかにおいて、第2のエマルション圧延油を、圧延スタンド間の金属板表面であって、金属板に付着したエマルション圧延油が下流側圧延スタンドのロールバイトに到達するまでの時間が0.1秒以上となる位置に供給することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。
[7]循環給油方式の冷間タンデム圧延機において、
各圧延スタンドに、循環使用される第1のエマルション圧延油を供給するための第1の圧延油供給手段と、
少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、別々に供給された圧延油原液と希釈水とをエマルション圧延油を供給するヘッダーの直前で所定の濃度となるように混合した後、該所定濃度に調整した第2のエマルション圧延油を金属板へ供給するための第2の圧延油供給手段とを備えることを特徴とする冷間タンデム圧延機。
[8]上記[7]において、第2の圧延油供給手段が、供給する圧延油の粒径調整が可能な2流体ノズルを備え、第2のエマルション圧延油が前記2流体ノズルから噴射されることを特徴とする冷間タンデム圧延機。
[9]上記[7]又は[8]において、第2の圧延油供給手段が、少なくとも第1スタンドまたは第2スタンドのいずれかの入側に設けられることを特徴とする冷間タンデム圧延機。
[10]上記[7]乃至[9]のいずれかにおいて、第2の圧延油供給手段が、金属板に付着した圧延油が下流側圧延スタンドのロールバイトに到達するまでの時間が0.1秒以上となる位置に配置されることを特徴とする冷間タンデム圧延機。
2 圧延油供給手段(第1の圧延油供給手段)
3 潤滑用クーラントヘッダー
4 冷却用クーラントヘッダー
5 循環式圧延油供給タンク
6 ポンプ
7 圧延油供給ライン
9 回収オイルパン
10 戻り配管
11 攪拌機
12 圧延油供給手段(第2の圧延油供給手段)
13 原液貯蔵タンク
14 圧延油原液用ギアポンプ
15 原液供給ライン
16 流量調整用コントローラ
17 希釈水供給手段
18 原液供給手段
19 ミキサー
20 潤滑ノズルヘッダー
21 流量制御弁
22 温水貯蔵タンク
23 温水供給ライン
24 温水用ギアポンプ
25 流量制御弁
30 エマルション圧延油(第1のエマルション圧延油)
31 エマルション圧延油(第2のエマルション圧延油)
32 2流体ノズルヘッダー
33 気体供給手段
34 気体供給ライン
35 コンプレッサー
Claims (10)
- 冷間圧延前の0.2%耐力が220MPa以上の金属板を循環給油方式の冷間タンデム圧延機により圧延する金属板の冷間圧延方法であって、
冷間タンデム圧延機の各圧延スタンドに設けた第1の圧延油供給手段により、循環使用される第1のエマルション圧延油を供給し、
さらに、少なくとも一つの圧延スタンドの入側に設けた第2の圧延油供給手段により、別々に供給された圧延油原液と希釈水とを所定の濃度となるように混合して第2のエマルション圧延油とし、該所定濃度に調整した第2のエマルション圧延油を直ちに金属板へ供給することを特徴とする金属板の冷間圧延方法。 - 第2の圧延油供給手段では、金属板の圧延条件に基づいて第2のエマルション圧延油の濃度調整を行い、該濃度調整された第2のエマルション圧延油を供給することを特徴とする請求項1に記載の金属板の冷間圧延方法。
- 第2の圧延油供給手段が2流体ノズルを備え、金属板の圧延条件に基づいて第2のエマルション圧延油の濃度及び粒径の調整を行い、該濃度及び粒径の調整された第2のエマルション圧延油を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の金属板の冷間圧延方法。
- 供給される第2のエマルション圧延油の平均粒径が、第1のエマルション圧延油の平均粒径より大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の金属板の冷間圧延方法。
- 第2の圧延油供給手段を、少なくとも第1スタンドまたは第2スタンドのいずれかの入側に設けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の金属板の冷間圧延方法。
- 第2のエマルション圧延油を、圧延スタンド間の金属板表面であって、金属板に付着したエマルション圧延油が下流側圧延スタンドのロールバイトに到達するまでの時間が0.1秒以上となる位置に供給することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の金属板の冷間圧延方法。
- 循環給油方式の冷間タンデム圧延機において、
各圧延スタンドに、循環使用される第1のエマルション圧延油を供給するための第1の圧延油供給手段と、
少なくとも一つの圧延スタンドの入側に、別々に供給された圧延油原液と希釈水とをエマルション圧延油を供給するヘッダーの直前で所定の濃度となるように混合した後、該所定濃度に調整した第2のエマルション圧延油を金属板へ供給するための第2の圧延油供給手段とを備えることを特徴とする冷間タンデム圧延機。 - 第2の圧延油供給手段が、供給する圧延油の粒径調整が可能な2流体ノズルを備え、第2のエマルション圧延油が前記2流体ノズルから噴射されることを特徴とする請求項7に記載の冷間タンデム圧延機。
- 第2の圧延油供給手段が、少なくとも第1スタンドまたは第2スタンドのいずれかの入側に設けられることを特徴とする請求項7又は8に記載の冷間タンデム圧延機。
- 第2の圧延油供給手段が、金属板に付着した圧延油が下流側圧延スタンドのロールバイトに到達するまでの時間が0.1秒以上となる位置に配置されることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の冷間タンデム圧延機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007049443A JP4910771B2 (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | 金属板の冷間圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007049443A JP4910771B2 (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | 金属板の冷間圧延方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008212940A true JP2008212940A (ja) | 2008-09-18 |
JP4910771B2 JP4910771B2 (ja) | 2012-04-04 |
Family
ID=39833611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007049443A Expired - Fee Related JP4910771B2 (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | 金属板の冷間圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4910771B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103447320A (zh) * | 2012-05-30 | 2013-12-18 | 宝山钢铁股份有限公司 | 冷轧机乳化液浓度快速调整方法 |
JP2014231083A (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-11 | 新日鐵住金株式会社 | 冷間圧延機の潤滑油供給設備および潤滑圧延方法 |
JP2016150353A (ja) * | 2015-02-17 | 2016-08-22 | Jfeスチール株式会社 | 調質圧延方法および調質圧延設備 |
EP4238667A4 (en) * | 2020-10-29 | 2024-04-10 | JFE Steel Corporation | COLD ROLLING EQUIPMENT, COLD ROLLING PROCESSES AND MANUFACTURING PROCESSES FOR METAL SHEET |
JP7522351B2 (ja) | 2021-01-18 | 2024-07-25 | 日本製鉄株式会社 | 冷間圧延方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003181517A (ja) * | 2002-11-21 | 2003-07-02 | Jfe Engineering Kk | 冷間圧延方法 |
JP2005193288A (ja) * | 2004-01-09 | 2005-07-21 | Nippon Steel Corp | リサーキュレーション潤滑における冷間圧延設備および冷間圧延方法 |
JP2005193242A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Jfe Steel Kk | 金属板の冷間タンデム圧延方法および冷間タンデム圧延機 |
JP2006263772A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Jfe Steel Kk | 冷間圧延における圧延油供給方法および装置 |
JP2006281276A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Jfe Steel Kk | 金属板の冷間圧延方法 |
-
2007
- 2007-02-28 JP JP2007049443A patent/JP4910771B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003181517A (ja) * | 2002-11-21 | 2003-07-02 | Jfe Engineering Kk | 冷間圧延方法 |
JP2005193242A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Jfe Steel Kk | 金属板の冷間タンデム圧延方法および冷間タンデム圧延機 |
JP2005193288A (ja) * | 2004-01-09 | 2005-07-21 | Nippon Steel Corp | リサーキュレーション潤滑における冷間圧延設備および冷間圧延方法 |
JP2006263772A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Jfe Steel Kk | 冷間圧延における圧延油供給方法および装置 |
JP2006281276A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Jfe Steel Kk | 金属板の冷間圧延方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103447320A (zh) * | 2012-05-30 | 2013-12-18 | 宝山钢铁股份有限公司 | 冷轧机乳化液浓度快速调整方法 |
JP2014231083A (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-11 | 新日鐵住金株式会社 | 冷間圧延機の潤滑油供給設備および潤滑圧延方法 |
JP2016150353A (ja) * | 2015-02-17 | 2016-08-22 | Jfeスチール株式会社 | 調質圧延方法および調質圧延設備 |
EP4238667A4 (en) * | 2020-10-29 | 2024-04-10 | JFE Steel Corporation | COLD ROLLING EQUIPMENT, COLD ROLLING PROCESSES AND MANUFACTURING PROCESSES FOR METAL SHEET |
JP7522351B2 (ja) | 2021-01-18 | 2024-07-25 | 日本製鉄株式会社 | 冷間圧延方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4910771B2 (ja) | 2012-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5942386B2 (ja) | 冷間圧延方法及び金属板の製造方法 | |
KR20020008175A (ko) | 냉간압연의 압연유 공급방법 | |
JP4905056B2 (ja) | 金属板の冷間圧延方法及び冷間タンデム圧延機 | |
JP4910771B2 (ja) | 金属板の冷間圧延方法 | |
JP4715564B2 (ja) | 冷間圧延方法 | |
JP4654724B2 (ja) | 冷間圧延における圧延油供給方法および装置 | |
JP3815425B2 (ja) | 冷間圧延方法 | |
JP5104389B2 (ja) | 冷間圧延ロールの冷却方法および鋼板の冷間圧延方法ならびに冷間圧延ロールの冷却装置 | |
JP4797730B2 (ja) | 冷間圧延方法 | |
JP5756341B2 (ja) | 圧延における潤滑油供給方法および潤滑油供給装置 | |
JP3402217B2 (ja) | 冷間圧延方法 | |
JP4924398B2 (ja) | 冷間圧延における潤滑油供給方法 | |
JP5884762B2 (ja) | 潤滑油供給装置および潤滑油供給方法 | |
JP5369601B2 (ja) | 冷間圧延ロールの冷却方法および冷間圧延方法ならびに冷間圧延ロールの冷却装置 | |
JP3997924B2 (ja) | 冷間圧延機における圧延油供給方法 | |
JP4830888B2 (ja) | 金属板の冷間圧延方法および冷間タンデム圧延機 | |
JP3346298B2 (ja) | 冷間圧延機における圧延油供給方法 | |
JP6965993B2 (ja) | 圧延方法、金属板の製造方法及び圧延装置 | |
JP7020530B1 (ja) | 冷間圧延設備、冷間圧延方法、及び金属板の製造方法 | |
WO2023007222A1 (en) | Device & method for rolling a steel strip | |
JP2008229654A (ja) | 金属板の冷間圧延方法 | |
JP2010023076A (ja) | 耐ヒートスクラッチ性に優れた冷間圧延方法および冷間圧延装置、ならびに耐ヒートスクラッチ性に優れた冷延金属板の製造方法 | |
JP2008142716A (ja) | 冷間圧延方法 | |
JP2000094026A (ja) | 冷間圧延機における圧延油供給方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090727 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100519 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110927 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111220 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120102 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4910771 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150127 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |