JP2008211663A - 通信制御装置、無線通信端末および通信制御方法 - Google Patents

通信制御装置、無線通信端末および通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】QoS要求を受信した基地局が自局および他局のQoSリソースを考慮して、QoSを要求した無線通信端末に適切な基地局を割り当てることにより、高レートのQoSを確立させるようにした通信制御装置、無線通信端末および通信制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の基地局100は、無線通信端末から受信したQoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当部150aと、割り当てたQoSリソースを管理するQoSリソース管理部150bと、新たにQoSの設定要求を受信した際に、QoSリソース管理部150bが管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割当が十分でないと判断した場合、当該QoSの設定要求に対してQoSの割当が十分可能な他の基地局または他のセクタへ前記無線通信端末がハンドオフするように制御するハンドオフ制御部150cとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、QoS(Quality of Service)通信を行うことが可能な通信制御装置および無線通信端末、ならびに、通信制御装置と無線通信端末との間でQoS通信を行うことが可能な通信制御方法に関するものである。
CDMA(Code Division Multiple Access)方式を用いた移動体通信システムでは、IP−TV電話等のアプリケーションにおいて送受信される動画像データを含むデータ伝送の方式として、一般的に、複数の方式が採用および導入されている。
例えば、CDMA2000では、データ伝送の方式として、回線交換を用いる通信方式(CDMA2000 1x)、パケット交換方式を用いて、上り方向:153.6kbps、下り方向:約2.4Mbpsのデータレート(伝送速度)を実現する通信方式(CDMA2000 1x EV−DO Rev.0)および、前記Rev.0の通信方式をさらに高速化して、上り方向:約1.8Mbps、下り方向:約3.1Mbpsのデータレート(伝送速度)を実現する通信方式(CDMA2000 1x EV−DO Rev.A)が規定されている(例えば非特許文献1および非特許文献2参照)。
また、CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aのもう1つの特徴として、QoS(Quality of Service)を制御する機能が追加されたことが挙げられる。
上記CDMA2000 1x EV−DO Rev.AのQoS技術においては、無線通信端末(AT;Access Terminal )からQoS要求を受けた基地局(AN;Access Network)は、無線通信端末のQoS要求レートに従い、当該無線通信端末のためにQoS確保を試みる。その際、QoS確保ができるか否かは、当該基地局のQoSリソースの量(残量)に依存する。そのため、以下の2通りのケースが考えられる。第1に、当該基地局のQoSリソースの残量がある場合には、要求QoSレートに応じて最高レートを割り当てることになる。第2に、当該基地局のQoSリソースの残量が足りない場合には、要求QoSレートよりも低いQoSレートを割り当てることになる。以下、基地局のQoSリソースの残量がある具体例を用いて、CDMA2000 1x EV−DO Rev.AのQoSの技術を説明する。
上記技術の例1では、図14(a)に示すように、通信開始前には、基地局は、QoS通信中の無線通信端末(以下、端末ともいう)が無いため、QoSリソースは全て余っていものとする。図14(b)に示す端末によるQoS要求時に、基地局は、高レート分のQoSリソースが割当可能か否かを判定し、図14(c)に示すQoS確立時には、高レート分のQoSリソースを確保できるため、当該端末に高QoSレートを割り当てることになるが、当該基地局においては高レート割当分のQoSリソースが減少する。
上記技術の例2では、図15のシーケンス図に示すように、無線通信端末(AT)および基地局(ANα)の間で接続(コネクション)確立がなされた後、無線通信端末(AT)から基地局(ANα)にアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateRequest Msg)(Profile ID= 高レート、低レート)が送出され、それを受信した基地局(ANα)は、QoS割当判定を行い、基地局(ANα)は高レート割当可能であるため、高レートを割り当てることを決定して、アトリビュートアップデート受諾メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )およびアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )(Profile ID= 高レート)を無線通信端末に送出し、それを受信した無線通信端末は、アトリビュートアップデート受諾メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )を基地局(ANα)に返送する。以上の4つのメッセージのやり取りによってQoSパラメータの割当が行われ、無線通信端末(AT)および基地局(ANα)の間でQoS確立がなされることになる。
"cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024 Version 4.0"、3GPP2、2002年10月(Section 8.5.6.1、Section 9.3.1.3.2.3.2) "cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024-A Version 2.0"、3GPP2、2005年7月(Section 13.2.1.3.1.1、Section 13.3.1.3.1.1)
CDMA2000 1x EV−DO Rev.AのQoSの上記技術では、無線通信端末(AT)からQoS要求を受けた基地局がQoS確保を行うため、他の基地局であれば高レートで通信できる状況であるにも拘わらず、当該基地局によって低レートのQoSが割り当てられたり、QoSが全く保証されない場合が生じる。そのような場合、通信の遅延やデータ量の低下やパケットロスなどが生じてしまい、通信品質が劣化するとともに、基地局側のQoSリソースを有効に利用できないという問題が生じる。以下、具体例を用いて、CDMA2000 1x EV−DO Rev.AのQoSの上記技術の問題点を説明する。
図16(a)に示すように、基地局(ANβ)はQoS通信中の無線通信端末が無いためQoSリソースは全て余っている。一方、基地局(ANα)はQoS通信中の無線通信端末が多数あるためQoSリソースの空きが少ない。新たに無線通信端末からQoS要求を受信した基地局(ANα)は、高レート分のQoSリソースが割当可能か否かを判定し、高レート分のQoSリソースは割り当てできないと判定する(図16(b))。つまり、基地局(ANα)は自局周辺に高レートのQoSリソースが割当可能な基地局(ANβ)が存在することを認識できない。
図17に示すように、基地局(ANβ)はQoS通信中の無線通信端末が無いためQoSリソースは全て余っている。一方、基地局(ANα)はQoS通信中の無線通信端末が多数あるためQoSリソースの空きが少ない。新たにQoS要求を受信した基地局(ANα)は、自局において高レート分のQoSリソースが割当可能か否かを判定し、高レート分のQoSリソースを確保できないため、基地局(ANβ)にハンドオフすれば高レートのQoSリソースが割当可能であるにも拘わらず、当該無線通信端末に低レートのQoSを割り当る。この場合、基地局(ANβ)のQoSリソースが有効利用されないことになる。
図18のシーケンス図を用いてさらに詳しく説明する。無線通信端末(AT)および基地局(ANα)の間で接続(コネクション)確立がなされた後、無線通信端末(AT)から基地局(ANα)にアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateRequest Msg)(Profile ID= 高レート、低レート)が送出され、それを受信した基地局(ANα)は、QoS割当判定を行い、基地局(ANα)は高レート割当は不可能であるが低レート割当は可能であるため、低レートを割り当てることを決定して、アトリビュートアップデート受諾メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )およびアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )(Profile ID= 低レート)を無線通信端末に送出し、それを受信した無線通信端末は、アトリビュートアップデート受諾メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )を基地局(ANα)に返送する。以上の4つのメッセージのやり取りによってQoSパラメータの割当が行われ、無線通信端末(AT)および基地局(ANα)の間で低レートでのQoS確立がなされてしまうことになる。
本発明は、QoS要求を受信した基地局が自局および他局のQoSリソースを考慮して、QoSを要求した無線通信端末に適切な基地局を割り当てることにより、高レートのQoSを確立させるようにした通信制御装置を提供することを第1の目的とする。
本発明は、基地局が自局および他局のQoSリソースを考慮した基地局から、QoS要求の際に、適切な基地局を通知されることにより、高レートのQoSを確立させるようにした無線通信端末を提供することを第2の目的とする。
本発明は、QoS要求を受信した基地局が自局および他局のQoSリソースを考慮して、QoSを要求した無線通信端末に適切な基地局を割り当てることにより、高レートのQoSを確立させるとともにQoSリソースを有効利用するようにした通信制御方法を提供することを第3の目的とする。
上記第1の目的を達成するため、請求項1に係る通信制御装置は、無線通信端末からQoSの設定要求を受信して、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、前記QoSリソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際に、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割当が十分でないと判断した場合、当該QoSの設定要求に対してQoSの割当が十分可能な他の基地局または他のセクタへ前記無線通信端末がハンドオフするように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
前記制御手段は、QoSリソースが所定の閾値を超えている基地局またはセクタへハンドオフするように制御することが、通信制御装置を提供する上で好ましい。
前記制御手段は、当該QoSの設定要求に対してQoSの割当が十分可能な他の基地局または他のセクタであって、ハンドオフ元の基地局から距離が近い基地局またはハンドオフ元のセクタから距離が近いセクタへハンドオフするように制御することが、通信制御装置を提供する上で好ましい。
前記制御手段は、ハンドオフ先の基地局またはハンドオフ先のセクタからハンドオフ成功の通知が行われるまで接続状態を保持しておくように制御することが、通信制御装置を提供する上で好ましい。
前記制御手段は、他の基地局または他のセクタへハンドオフさせた無線通信端末からQoSの設定要求を受信した場合、可能な範囲でQoSリソースを割り当てるか、あるいは、QoSリソースを割り当てないで接続を許可することが、通信制御装置を提供する上で好ましい。
前記制御手段は、QoSリソースを割り当てないで接続を許可した無線通信端末に対して、QoSリソースが空いたときに優先的にQoSリソースを割り当てることが、通信制御装置を提供する上で好ましい。
上記第2の目的を達成するため、請求項7に係る無線通信端末は、接続中の基地局に対してQoSの設定要求を送出するQoS要求手段と、該QoS要求手段によるQoSの設定要求に応じて他の基地局または他のセクタへハンドオフするように通知された場合、該通知に基づいて指定された基地局またはセクタへハンドオフするハンドオフ手段と、該ハンドオフ手段によりハンドオフした指定された基地局またはセクタに対してQoSの設定要求を送出した結果、当該QoSの設定要求が指定された基地局またはセクタに受け入れられなかった場合、ハンドオフ元の基地局に対して再度QoSの設定要求を送出するように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記第3の目的を達成するため、請求項8に係る通信制御方法は、無線通信端末からQoSの設定要求を受信した基地局において、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当て、前記基地局において割り当てているQoSリソースを管理し、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際に、前記管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割当が十分でないと判断した場合、当該QoSの設定要求に対してQoSの割当が十分可能な他の基地局または他のセクタへ前記無線通信端末がハンドオフするように制御することを特徴とする。
本発明によれば、QoS要求を受信した基地局が自局および他局のQoSリソースを考慮して、QoSを要求した無線通信端末に適切な基地局を割り当てるので、高レートのQoSを確立させるとともにQoSリソースを有効利用するようにした通信制御装置、無線通信端末および通信制御方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態の移動体通信システムに用いる基地局100の構成を例示するブロック図である。本実施形態の基地局100は、アンテナ110を介して、CDMA2000 1x EV−DOの通信方式(以下、EV−DOシステムという)に対応するデータ通信を行い得るように構成されており、CDMA2000 1x EV−DOの通信方式に関しては、CDMA2000 1x EV−DO Rev.0およびCDMA2000 1x EV−DO Rev.Aの双方に対応しており、あるいは、CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aのみに対応している。
なお、図1には、移動体通信システムの構成要素である通信制御装置として基地局を用いる例を示したが、通信制御装置として基地局制御局(PCF:Packet Control Function )を用いる場合も、以下に説明する基地局の構成および機能に相当するものをPCFに搭載することにより、基地局において実現している本発明特有の処理(基地局のQoSリソースに基づくハンドオフ処理等)をPCFにおいて実現することができる。なお、基地局100は、他の基地局や基地局制御局にも接続可能であり、データ通信を行うことができる。
本実施形態の基地局100は、図1に示すように、アンテナ110と、EV−DO用RF部130と、RF制御部140と、システム制御部150と、入力部160と、表示部170と、システム記憶部180等を有している。RF制御部140は、受信部140aおよび送信部140bを有している。システム制御部150は、QoSリソース割当部150aと、QoSリソース管理部150bと、ハンドオフ制御部150cとを有している。システム記憶部180は、周辺基地局情報記憶部180aと、基地局QoSリソース情報記憶部180bとを有している。
上記EV−DO用RF部130は、EV−DOシステムで送信するデータを高周波信号に変換してアンテナ110から送信したり、アンテナ110から入力された高周波信号をデータ信号に変換したりするものである。
上記RF制御部140は、EV−DOシステムの通信(送受信)を制御したり、アンテナで受信した無線通信端末や他の基地局装置(図示せず)からの電界の強度(RSSI等)を測定したりするものである。また、EV−DO用RF部130から入力されるデータ信号およびEV−DO用RF部130へ出力するデータ信号に対応して受信部140aおよび送信部140bとして機能する。また、無線通信端末からQoSの設定要求を受信する。
上記システム制御部150は、基地局100の各部を統括して制御する制御部である。
上記QoSリソース割当部150aは、無線通信端末からQoSの設定要求を受信して、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるものである。
上記QoSリソース管理部150bは、QoSリソース割当部150aが割り当てているQoSリソースを管理するものである。
上記ハンドオフ制御部150cを含むシステム制御部150は、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際に、QoSリソース管理部150bが管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割当が十分でないと判断した場合、当該QoSの設定要求に対してQoSの割当が十分可能な他の基地局または他のセクタへ前記無線通信端末がハンドオフするように制御するものである。
上記ハンドオフ制御部150cはさらに、QoSリソースが所定の閾値を超えている基地局またはセクタへハンドオフするように制御する機能(機能1)と、当該QoSの設定要求に対してQoSの割当が十分可能な他の基地局または他のセクタであって、ハンドオフ元の基地局から距離が近い基地局またはハンドオフ元のセクタから距離が近いセクタへハンドオフするように制御する機能(機能2)と、ハンドオフ先の基地局またはセクタからハンドオフ成功の通知が行われるまで接続状態を保持しておくように制御する機能(機能3)と、他の基地局または他のセクタへハンドオフさせた無線通信端末からQoSの設定要求を受信した場合、可能な範囲でQoSリソースを割り当てるか、あるいは、QoSリソースを割り当てないで接続を許可する機能(機能4)と、QoSリソースを割り当てないで接続を許可した無線通信端末に対して、QoSリソースが空いたときに優先的にQoSリソースを割り当てる機能(機能5)とを有している。
上記入力部160は、情報を入力したり、表示部170の表示画面に表示された選択肢の何れかを選択する際に使用するものであり、各種キーおよび各種ボタンを有している。なお、入力部160、表示部170は、必要に応じて省略することもできる。
上記システム記憶部180は、RAM等のメモリによって構成され、アプリケーションプログラムや一時的なデータを保存するものである。
上記周辺基地局情報記憶部180aは、当該基地局の周辺基地局情報を記憶するものである。
上記基地局QoSリソース情報記憶部180bは、自局および周辺基地局のQoSリソースに関する情報を当該基地局と関連付けた自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブル(後述する図4参照)を記憶するものである。なお、通信制御装置としてPCFを用いる場合には、周辺基地局QoSリソース状況テーブルの代わりに基地局QoSリソース状況テーブル(後述する図5参照)を記憶するものとする。
本実施形態の無線通信端末200は、図2に示すように、アンテナ210と、EV−DO用RF部230と、RF制御部240と、システム制御部250と、入力部260と、表示部270と、システム記憶部280等を有しており、RF制御部240は、受信部240aおよび送信部240bを有している。また、システム制御部250は、図2に示すように、QoS設定要求部250aと、ハンドオフ制御部250bと、QoS再設定要求部250cとを有している。
上記EV−DO用RF部230は、EV−DOシステムで送信するデータを高周波信号に変換してアンテナ210から送信したり、アンテナ210から入力された高周波信号をデータに変換したりするものである。
上記RF制御部240は、EV−DOシステムの通信(送受信)を制御したり、アンテナ210で受信した基地局(図示せず)からの電界強度(RSSI等)を測定したりするものである。また、EV−DO用RF部230から入力されるデータ信号およびEV−DO用RF部230へ出力するデータ信号に対応して受信部240aおよび送信部240bとして機能する。
上記システム制御部250は、無線通信端末200の各部を統括して制御する制御部である。
上記QoS設定要求部250aは、接続中の基地局に対してQoSの設定要求を送出するものである。
上記ハンドオフ制御部250bは、QoS設定要求部250aによるQoSの設定要求に応じて他の基地局または他のセクタへハンドオフするように通知された場合、該通知に基づいて指定された基地局またはセクタへハンドオフするように制御するものである。
上記QoS再設定要求部250cは、ハンドオフ制御部250bによりハンドオフした指定された基地局またはセクタに対してQoSの設定要求を送出した結果、当該QoSの設定要求が指定された基地局またはセクタに受け入れられなかった場合、ハンドオフ元の基地局に対して再度QoSの設定要求を送出するように制御するものである。
上記入力部260は、情報を入力したり、表示部270の表示画面に表示された選択肢の何れかを選択する際に使用するものであり、各種キーおよび各種ボタンを有している。なお、入力部260、表示部270は、必要に応じて省略することもできる。
上記システム記憶部280は、RAM等のメモリによって構成され、アプリケーションプログラムや一時的なデータを保存するものである。
次に、本実施形態の移動体通信システムにおいて無線通信端末との間で基地局が実施する各種処理を図3〜図13に基づいて説明する。なお、以下のQoS割当処理1〜QoS割当処理3では、無線通信端末に高レートのQoSを提供するために、QoS要求を受けた基地局は、QoSリソースの多い基地局を当該無線通信端末に割り当てようとするが、基地局のQoSリソースだけで判定しては、電波が届かないなどの理由で、無線通信端末が割り当てた基地局と通信できないおそれがあるため、「高レートのQoSを割り当て可能である」、「割り当てる基地局が、無線通信端末が送信した最新のルートアップデートメッセージに含まれている」、「QoS要求を受けた基地局と割り当てる基地局との位置が近い」等の条件を考慮して、割り当てる候補とする基地局の優先順位を決定している。
[QoS割当処理1]
図3は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理1を示すフローチャートである。このQoS割当処理1は、無線通信端末からQoS要求を受けた基地局において実施する処理である。
まず、図3のステップS11では、自局において高レートを割当可能であるか否かを判定し、高レートを割当不可能であればステップS13に進み、高レートを割当可能であればステップS12に進んで、QoSを要求した端末に高レートQoSを割り当てる。ステップS13では、他局(周辺基地局)のQoSリソースを検索し、次のステップS14では、検索した結果、QoSを要求した無線通信端末を割り当てる基地局に対して通知を行う。この通知は、「当該基地局に対してQoSを要求した無線通信端末を割り当てたこと」を通知する情報を含んでいるものとする。次のステップS15では、QoSを要求した無線通信端末にQoSリソースの多い前記検索結果の基地局を割り当てるハンドオフ指示をする。
図4は第1実施形態の移動体通信システムにおいて基地局がQoS割当処理1を行う際に用いる自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブルを示す図である。この周辺基地局QoSリソース状況テーブルは、自基地局および周辺基地局のQoSリソースの状況(使用率)を示すものであり、図示例の場合、自基地局のQoSリソースは60%であり、基地局α(PN:104)のQoSリソースは80%であり、基地局β(PN:128)のQoSリソースは15%であり、基地局γ(PN:144)のQoSリソースは15%である。
この自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブルのQoSリソースデータは、基地局が、以下の何れかの手段によって更新し、以下の何れかの使用パターンによって使用するものとする。
(手段1)一定時間毎に周辺基地局に問い合わせることによりQoSリソースデータを更新する。
(手段2)一定時間毎に周辺基地局から送信されてくるデータを用いてQoSリソースデータを更新する。この場合、自基地局も一定時間毎に周辺基地局にQoSリソースデータを通知するものとする。
(手段3)端末からQoS設定要求があった際に、PCFに問い合わせることによりQoSリソースデータを更新する。
(手段4)端末からQoS設定要求があった際に、周辺基地局に問い合わせることによりQoSリソースデータを更新する。
(使用パターン1)基地局がPCFからQoSリソースデータを定期的に受信し、周辺基地局情報記憶部180aに記憶しておき、QoSリソース割当の判定の際に、記憶しておいた自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブルを参照する。
(使用パターン2)基地局が周辺基地局に定期的に問い合わせて受信、または、周辺基地局からQoSリソースデータを定期的に受信し、周辺基地局情報記憶部180aに記憶しておき、QoSリソース割当の判定の際に、記憶しておいた自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブルを参照する(手段1,手段2)。
(使用パターン3)QoSリソース割当の判定の際に、基地局がPCFに問い合わせて、問い合わせの応答(直接の指示または情報のみ)に基づいてQoSリソースデータを更新して、自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブルを参照する、または、ハンドオフ指示を出す基地局を判定(選択)する。基地局制御局(PCF)は基地局からQoSリソースデータを定期的に受信しておき、記憶部に記憶しておく(手段3)。
(使用パターン4)QoSリソース割当の判定の際に、基地局が周辺基地局に問い合わせて、問い合わせの応答(情報)に基づいてQoSリソースデータを更新して、自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブルを参照する(手段4)。
基地局は、上記により更新したQoSリソースデータを含む自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブルに基づいて、自局よりも他の基地局の方がQoSリソースの割当に適している場合は、端末にハンドオフ指示を出す。以下に、具体例を挙げて、基地局によるハンドオフ指示を出す基地局の選択動作を説明する。
(a)端末からQoS設定要求が来たときに、各基地局のQoSリソースが図4の自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブルに示す状態であり、当該端末における自基地局の受信感度が−95dBmで、基地局αの受信感度が−85dBmで、基地局βの受信感度が−90dBmであった場合には、基地局βにハンドオフ指示を出す。
(b)端末からQoS設定要求が来たときに、各基地局のQoSリソースが上記(a)の状態であって、当該端末における自基地局の受信感度が−95dBmで、基地局βの受信感度が−88dBmで、基地局γの受信感度が−85dBmであった場合には、基地局γにハンドオフ指示を出す。
(c)端末からQoS設定要求が来たときに、各基地局のQoSリソースが上記(a)の状態であって、当該端末における自基地局の受信感度が−95dBmで、基地局αの受信感度が−85dBmであった場合には、ハンドオフ指示を出さない。
つまり、端末における受信感度ではなく、各基地局のQoSリソースを優先的に考慮して、QoSリソースの割当を行っている。
図5は第1実施形態の移動体通信システムにおいて基地局制御局(PCF)がQoS割当処理1を行う際に用いる基地局QoSリソース状況テーブルを示す図である。この基地局QoSリソース状況テーブルは、当該PCF配下の基地局のQoSリソースの状況(使用率)を示すものであり、図示例の場合、基地局α(PN:104)のQoSリソースは60%であり、基地局β(PN:128)のQoSリソースは15%であり、基地局γ(PN:144)のQoSリソースは75%であり、基地局κ(PN:168)のQoSリソースは15%である。
この基地局QoSリソース状況テーブルのQoSリソースデータは、PCFが、以下の何れかの手段によって更新し、以下の使用パターンによって使用するものとする。
(手段1)一定時間毎に各基地局に問い合わせることによりQoSリソースデータを更新する。
(手段2)一定時間毎に各基地局から送信されてくるデータを用いてQoSリソースデータを更新する。
(使用パターン)QoSリソース割当の判定の際に、基地局からPCFへの問い合わせの応答(直接の指示または情報のみ)に基づいてQoSリソースを割り当てる基地局を判定(選択)する。基地局制御局(PCF)は基地局からQoSリソースデータを定期的に受信しておき、記憶部に記憶しておく(手段1,手段2)。
PCFは、上記により更新したQoSリソースデータを含む基地局QoSリソース状況テーブルに基づいて、QoSリソースの割当に対して端末のハンドオフが必要な場合は、管理手段端末にハンドオフ指示を出す。以下に、具体例を挙げて、PCFによるハンドオフ指示を出す基地局の選択動作を説明する。
(a)基地局αから端末のQoS設定要求が来たときに、各基地局のQoSリソースが図5の基地局QoSリソース状況テーブルに示す状態であり、当該端末における基地局αの受信感度が−85dBmで、基地局βの受信感度が−88dBmで、基地局κの受信感度が−85dBmであった場合には、基地局βにハンドオフ指示を出す。
(b)基地局αから端末QoS設定要求が来たときに、各基地局のQoSリソースが上記(a)の状態であって、当該端末における基地局αの受信感度が−85dBmで、基地局βの受信感度が−90dBmで、基地局γの受信感度が−85dBmであった場合には、基地局κにハンドオフ指示を出す。
(c)基地局αから端末のQoS設定要求が来たときに、各基地局のQoSリソースが上記(a)の状態であって、当該端末における基地局αの受信感度が−85dBmで、基地局γの受信感度が−82dBmであった場合には、ハンドオフ指示を出さない。
つまり、端末における受信感度ではなく、各基地局のQoSリソースを優先的に考慮して、QoSリソースの割当を行っている。
図6は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理1を示すシーケンス図である。無線通信端末(AT)および基地局(ANα)の間でコネクション確立がなされた後、無線通信端末(AT)から基地局(ANα)にアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateRequest Msg)(Profile ID= 高レート、低レート)が送出され、それを受信した基地局(ANα)は、QoS割当判定を行う。このQoS割当判定では、自局(ANα)は高レートを割当不可能であるため他の基地局の検索を行い、基地局(ANβ)は高レートを割当可能であるため、トラフィックチャンネル割当メッセージ(TrafficChannelAssignment Msg;以下、TCAという)でQoSを要求した無線通信端末に基地局(ANβ)を割り当てる。そして、基地局(ANα)は、トラフィックチャンネル割当メッセージ(TrafficChannelAssignment Msg)(ANβ)を無線通信端末(AT)に送出し、それを受けた無線通信端末(AT)は基地局(ANβ)にトラフィックチャンネル完了メッセージ(TrafficChannelComplate Msg)を送出し、それを受けた基地局(ANβ)は無線通信端末(AT)にトラフィックチャンネル完了メッセージ(TrafficChannelComplate Msg)を返送し、それにより無線通信端末(AT)および基地局(ANβ)の間でコネクション確立がなされる。その後、基地局(ANβ)は、無線通信端末(AT)にアトリビュートアップデート受諾メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )およびアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )(Profile ID= 高レート)を無線通信端末に送出し、それを受信した無線通信端末は、アトリビュートアップデート受諾メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )を基地局(ANβ)に返送する。以上のメッセージのやり取りによってQoSパラメータの割当が行われ、無線通信端末(AT)および基地局(ANβ)の間で高レートでのQoS確立がなされることになる。
以下、QoS割当処理1の動作について図6〜図9に基づいて説明する。
例えば図7に示すように、基地局(ANβ)はQoS通信中の無線通信端末が無いためQoSリソースは全て余っている(使用率0%)が、基地局(ANα)はQoS通信中の無線通信端末が多数あるためQoSリソースの空きが少ない場合、無線通信端末(AT)からのQoS要求(通信要求)を受信した基地局(ANα)は、図3のステップS11のNO−ステップS13−ステップS14−ステップS15を実行することにより、自局のQoSリソースが少なくて他の基地局である基地局(ANβ)のQoSリソースに余裕があるため、図6のシーケンス図に示すように、TCAによって基地局(ANβ)を無線通信端末(AT)に割り当てる。
このTCAを受けた無線通信端末(AT)は、図6のシーケンス図に示すようにして基地局(ANβ)との間でコネクション確立およびQoS確立を行い、図8に示すように、無線通信端末(AT)は基地局(ANβ)にハンドオフする。
このハンドオフにより、図9に示すように、基地局(ANβ)は無線通信端末(AT)に高レートのQoSを割り当てるので、基地局(ANβ)は高レート割当分のQoSリソースが減少することになる。
以上の動作の結果、無線通信端末(AT)には高レートのQoSが割り当てられ、基地局(ANβ)のQoSリソースが有効利用されることになる。
上記QoS割当処理1によれば、QoS要求を受けた基地局(ANα)のQoSリソースが足りない場合には、他の基地局のQoSリソースを検索して、QoSリソースに余裕のある基地局にQoSを要求した無線通信端末を割り当て、その無線通信端末はQoSリソースに余裕のある基地局である基地局(ANβ)とQoSを確立するため、高レートのQoSを確立することができ、基地局(ANβ)のQoSリソースを有効利用することができる。
[QoS割当処理2]
図10は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理2を示すフローチャートである。このQoS割当処理2は、無線通信端末からQoS要求を受けた基地局において実施する処理であり、上記QoS割当処理1で生じる可能性がある以下の問題の対策を講じたものである。すなわち、上記QoS割当処理1ではQoS要求を受けた基地局の主導で無線通信端末を他の基地局に割り当てるが、その際に、「無線通信端末(AT)が、割り当てられた基地局と通信できない」、「無線通信端末(AT)に割り当てられた基地局の電波強度が弱い」という問題が起こり得る。これらの問題に対し、QoS割当処理2では、「割り当てる基地局の優先順位を考慮する」および「無線通信端末のQoS再要求を受け付ける」という対策を講じている。すなわち、割り当てられた基地局との通信に問題がある場合、端末は、再度同じ基地局(リソースが不足している基地局)にQoS要求を送る動作を行い、QoS要求を受けた基地局は、違う基地局にハンドオフさせた端末から一定時間内(再要求受付タイマーの設定時間内)に再度QoS要求が来た場合、低レート(もしくはQoS無しで)接続を許可する。このQoS割当処理2は、既存のメッセージを用いて実現しているため、変更が容易であるという利点がある。なお、このQoS割当処理2は、上記QoS割当処理1と同様にして、図4に示す自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブルおよび図5に示す基地局QoSリソース状況テーブルを用いるものとする。
まず、図10のステップS21では、自局において高レートを割当可能であるか否かを判定し、高レートを割当不可能であればステップS23に進み、高レートを割当可能であればステップS22に進んで、QoSを要求した端末に高レートQoSを割り当てる。ステップS23では、QoSを要求した無線通信端末(以下、QoS要求端末という)の再要求受付タイマーの設定時間満了前であるか否かを判定し、YES(設定時間満了前)であればステップS24に進み、NO(設定時間満了)であればステップS28に進む。ステップS24では、他局(周辺基地局)のQoSリソースを検索し、次のステップS25では、検索した結果、QoSを要求した無線通信端末を割り当てる基地局に対して通知を行う。この通知は、「当該基地局に対してQoSを要求した無線通信端末を割り当てたこと」を通知する情報を含んでいるものとする。次のステップS26では、QoSを要求した無線通信端末にQoSリソースの多い前記検索結果の基地局を割り当てるハンドオフ指示をする。次のステップS27では、QoS要求端末の再要求受付タイマーの動作を開始する。
上記ステップS23の判定がNOの場合に進むステップS28では、自局において低レートを割当可能であるか否かを判定し、低レートを割当可能であればステップS29に進んでQoSを要求した端末に低レートQoSを割り当て、低レートを割当不可能であればステップS30に進んで、QoSを要求した端末にQoS拒否を通知する。
図11は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理2を示すシーケンス図である。無線通信端末(AT)および基地局(ANα)の間でコネクション確立がなされた後、無線通信端末(AT)から基地局(ANα)にアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateRequest Msg)(Profile ID= 高レート、低レート)が送出され、それを受信した基地局(ANα)は、QoS割当判定を行う。このQoS割当判定では、自局(ANα)は高レートを割当不可能であるため他の基地局の検索を行い、基地局(ANβ)は高レートを割当可能であるため、トラフィックチャンネル割当メッセージ(TCA)でQoSを要求した無線通信端末に基地局(ANβ)を割り当てる。また、このとき、基地局(ANα)の再要求受付タイマーが動作を開始する。そして、基地局(ANα)はトラフィックチャンネル割当メッセージ(TrafficChannelAssignment Msg)(ANβ)を無線通信端末(AT)に送出し、それを受けた無線通信端末(AT)は基地局(ANβ)にトラフィックチャンネル完了メッセージ(TrafficChannelComplate Msg)を送出する。
このとき、基地局(ANβ)の電波強度が弱いという理由により上記トラフィックチャンネル完了メッセージ(TrafficChannelComplate Msg)が基地局(ANβ)に到達しない場合には、無線通信端末(AT)および基地局(ANβ)の間でコネクションが確立されず、かつ、無線通信端末(AT)および基地局(ANα)の間のコネクションが切断された状態になることがある。この状態になった場合、無線通信端末(AT)は基地局(ANα)に対して再要求を開始し、コネクション要求メッセージ(ConnectionRequest Msg )を基地局(ANα)に送出する。このコネクション要求メッセージ(ConnectionRequest Msg )を受けると、基地局(ANα)はトラフィックチャンネル割当メッセージ(TrafficChannelAssignment Msg)(ANα)を無線通信端末(AT)に送出し、それにより無線通信端末(AT)および基地局(ANα)の間でコネクション確立がなされる。
その後、無線通信端末(AT)から基地局(ANα)にアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateRequest Msg)(Profile ID= 高レート、低レート)が送出され、それを受信した基地局(ANα)は、QoS割当判定を行う。このQoS割当判定では、自局(ANα)は高レートを割当不可能であるが、再要求受付タイマーの設定時間の満了前であれば、低レートを割当可能であるため、QoSを要求した無線通信端末(AT)に低レートのQoSを割り当てる。そして、基地局(ANα)は、無線通信端末(AT)にアトリビュートアップデート受諾メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )およびアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )(Profile ID= 低レート)を送出し、それを受信した無線通信端末(AT)は、アトリビュートアップデート受諾メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )を基地局(ANα)に返送する。以上のメッセージのやり取りによってQoSパラメータの割当が再び行われ、無線通信端末(AT)および基地局(ANβ)の間で低レートでのQoS確立がなされることになる。
上記QoS割当処理2によれば、QoS要求を受けた基地局(ANα)のQoSリソースが足りないためQoSリソースに余裕のある基地局(ANβ)にQoSを要求した無線通信端末を割り当てたときに、QoSリソースに余裕のある基地局(ANβ)とQoSを要求した無線通信端末との間でコネクションが確立できなかった場合には、無線通信端末(AT)が基地局(ANα)に送出した再要求に応じて、基地局(ANα)とQoSを要求した無線通信端末との間で低レートのQoSを確立してQoS通信を行うことができるようになる。
[QoS割当処理3]
図12は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理3を示すフローチャートである。このQoS割当処理3は、無線通信端末からQoS要求を受けた基地局において実施する処理であり、上記QoS割当処理1で生じる可能性がある以下の問題の対策を講じたものである。すなわち、上記QoS割当処理1ではQoS要求を受けた基地局の主導で無線通信端末を他の基地局に割り当てるが、その際に、「無線通信端末(AT)が、割り当てられた基地局と通信できない」、「無線通信端末(AT)に割り当てられた基地局の電波強度が弱い」という問題が起こり得る。これらの問題に対し、QoS割当処理3では、「割り当てる基地局の優先順位を考慮する」および「無線通信端末のQoS再要求を受け付ける」という対策を講じている。すなわち、割り当てられた基地局との通信に問題がある場合、端末は、再度同じ基地局(リソースが不足している基地局)にQoS要求を送る動作を行い、QoS要求を受けた基地局は、違う基地局にハンドオフさせた端末から一定時間内(再要求受付タイマーの設定時間内)に再度QoS要求が来た場合、低レート(もしくはQoS無しで)接続を許可する。このQoS割当処理3は、上記QoS割当処理2のように既存のメッセージを用いて実現する場合にはコネクションが切断されるため、コネクションの再確立からやり直す必要があることを考慮して、基地局からのTCAメッセージを変更するようにしているため、コネクション再確立が必要ないのでQoS確立までの時間を短縮できるという利点がある。なお、このQoS割当処理3は、上記QoS割当処理1と同様にして、図4に示す自局及び周辺基地局QoSリソース状況テーブルおよび図5に示す基地局QoSリソース状況テーブルを用いるものとする。
まず、図12のステップS31では、自局において高レートを割当可能であるか否かを判定し、高レートを割当不可能であればステップS33に進み、高レートを割当可能であればステップS32に進んで、QoSを要求した端末に高レートQoSを割り当てる。ステップS33では、QoSを要求した無線通信端末(以下、QoS要求端末という)の再要求受付タイマーの設定時間満了前であるか否かを判定し、YES(設定時間満了前)であればステップS34に進み、NO(設定時間満了)であればステップS38に進む。ステップS34では、他局(周辺基地局)のQoSリソースを検索し、次のステップS35では、検索した結果、QoSを要求した無線通信端末を割り当てる基地局に対して通知を行う。この通知は、「当該基地局に対してQoSを要求した無線通信端末を割り当てたこと」を通知する情報を含んでいるものとする。次のステップS36では、QoSを要求した無線通信端末にQoSリソースの多い前記検索結果の基地局を割り当てるハンドオフ指示をする。次のステップS37では、QoS要求端末の再要求受付タイマーの動作を開始する。
上記ステップS33の判定がNOの場合に進むステップS38では、自局において低レートを割当可能であるか否かを判定し、低レートを割当可能であればステップS39に進んでQoSを要求した端末に低レートQoSを割り当て、低レートを割当不可能であればステップS40に進んで、QoSを要求した端末にQoS拒否を通知する。
図13は第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理3を示すシーケンス図である。無線通信端末(AT)および基地局(ANα)の間でコネクション確立がなされた後、無線通信端末(AT)から基地局(ANα)にアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateRequest Msg)(Profile ID= 高レート、低レート)が送出され、それを受信した基地局(ANα)は、QoS割当判定を行う。このQoS割当判定では、自局(ANα)は高レートを割当不可能であるため他の基地局の検索を行い、基地局(ANβ)は高レートを割当可能であるため、トラフィックチャンネル割当メッセージ(TCA)でQoSを要求した無線通信端末に基地局(ANβ)を割り当てる。また、このとき、基地局(ANα)の再要求受付タイマーが動作を開始する。そして、基地局(ANα)はトラフィックチャンネル割当メッセージ(TrafficChannelAssignment Msg)(ANβ,Return=OK)を無線通信端末(AT)に送出し、それを受けた無線通信端末(AT)は基地局(ANβ)にトラフィックチャンネル完了メッセージ(TrafficChannelComplate Msg)を送出する。このように、トラフィックチャンネル割当メッセージ(TrafficChannelAssignment Msg)に、「Return=OK」であれば、無線通信端末が割り当てられた基地局と通信不可能である場合には現在の基地局に戻ることができる「Return」フィールドを追加したため、ハンドオフ元の基地局がハンドオフ先の基地局からハンドオフ成功の通知(基地局からのTCCまで正常に終了)があるまでコネクションを保持しておくことにより、端末は「Return=OK」であれば、ハンドオフ失敗時にハンドオフ元の基地局に対してQoS要求を再度行うことができる。
上記トラフィックチャンネル完了メッセージ(TrafficChannelComplate Msg)の送出時に、基地局(ANβ)の電波強度が弱いという理由により上記トラフィックチャンネル完了メッセージ(TrafficChannelComplate Msg)が基地局(ANβ)に到達しない場合には、無線通信端末(AT)および基地局(ANβ)の間でコネクションが確立されず、かつ、無線通信端末(AT)および基地局(ANα)の間のコネクションがある状態になることがある。この状態になった場合、無線通信端末(AT)は基地局(ANα)に対して再要求を開始し、アトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateRequest Msg)(Profile ID= 高レート、低レート)を基地局(ANα)に送出する。このアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateRequest Msg)(Profile ID= 高レート、低レート)を受けると、基地局(ANα)はQoS割当判定を再び行う。このQoS割当判定では、自局(ANα)は高レートを割当不可能であるが、再要求受付タイマーの設定時間の満了前であれば、低レートを割当可能であるため、QoSを要求した無線通信端末(AT)に低レートのQoSを割り当てる。そして、基地局(ANα)は、無線通信端末(AT)にアトリビュートアップデート受諾メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )およびアトリビュートアップデート要求メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )(Profile ID= 低レート)を送出し、それを受信した無線通信端末(AT)は、アトリビュートアップデート受諾メッセージ(AttributeUpdateAccept Msg )を基地局(ANα)に返送する。以上の4つのメッセージのやり取りによってQoSパラメータの割当が再び行われ、無線通信端末(AT)および基地局(ANβ)の間で低レートでのQoS確立がなされることになる。
上記QoS割当処理3によれば、QoS要求を受けた基地局(ANα)のQoSリソースが足りないためQoSリソースに余裕のある基地局(ANβ)にQoSを要求した無線通信端末を割り当てたときに、QoSリソースに余裕のある基地局(ANβ)とQoSを要求した無線通信端末との間でコネクションが確立できなかった場合には、無線通信端末(AT)が基地局(ANα)に送出した再要求に応じて、基地局(ANα)とQoSを要求した無線通信端末との間で低レートのQoSを確立してQoS通信を行うことができるようになる。
本実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理1,QoS割当処理2,QoS割当処理3によれば、QoS要求を受信した基地局が自局および他局のQoSリソースを考慮して、QoSを要求した無線通信端末に適切な基地局を割り当てるので、無線通信端末に高レートのQoSを保証して高レートのQoSを確立させることができるとともに、QoSリソースを有効利用するようにした通信制御装置(基地局および基地局制御局)、無線通信端末および通信制御方法を提供することができる。また、QoS要求を受信した基地局が無線通信端末を他の基地局に割り当てるようにしたので、移動体通信システム(ネットワーク)全体のQoS端末の収容台数を増やすことができる。
さらに、本実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理1、QoS割当処理2によれば、既存のメッセージを利用するだけでよいので、メッセージの変更や新規作成は不要になる。
本発明の第1実施形態の移動体通信システムに用いる基地局100の構成を例示するブロック図である。 本発明の第1実施形態の移動体通信システムに用いる無線通信端末200の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理1を示すフローチャートである。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて基地局がQoS割当処理1を行う際に用いる周辺基地局QoSリソース状況テーブルを示す図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて基地局制御局(PCF)がQoS割当処理1を行う際に用いる基地局QoSリソース状況テーブルを示す図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理1を示すシーケンス図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおけるQoS割当処理1の動作を説明するための図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおけるQoS割当処理1の動作を説明するための図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおけるQoS割当処理1の動作を説明するための図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理2を示すフローチャートである。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理2を示すシーケンス図である。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理3を示すフローチャートである。 第1実施形態の移動体通信システムにおいて実施するQoS割当処理3を示すシーケンス図である。 (a)〜(c)は、例として、移動体通信システムにおけるQoS割当処理の動作を説明するための図である。 例として、移動体通信システムにおけるQoS割当処理の動作を説明するためのシーケンス図である。 (a),(b)は例示した移動体通信システムの問題点を説明するための図である。 例示した移動体通信システムの問題点を説明するための図である。 例示した移動体通信システムの問題点を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
100 基地局
110 アンテナ
130 EV−DO用RF部
140 RF制御部
140a 受信部
140b 送信部
150 システム制御部
150a QoSリソース割当部
150b QoSリソース管理部
150c ハンドオフ制御部
160 入力部
170 表示部
180 システム記憶部
180a 周辺基地局情報記憶部
180b 基地局QoSリソース情報記憶部
200 無線通信端末
210 アンテナ
230 EV−DO用RF部
240 RF制御部240
240a 受信部
240b 送信部
250 システム制御部
250a QoS設定要求部
250b ハンドオフ制御部
250c QoS再設定要求部
260 入力部
270 表示部
280 システム記憶部

Claims (8)

  1. 無線通信端末からQoSの設定要求を受信して、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、
    前記QoSリソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、
    新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際に、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割当が十分でないと判断した場合、当該QoSの設定要求に対してQoSの割当が十分可能な他の基地局または他のセクタへ前記無線通信端末がハンドオフするように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記制御手段は、QoSリソースが所定の閾値を超えている基地局またはセクタへハンドオフするように制御することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記制御手段は、当該QoSの設定要求に対してQoSの割当が十分可能な他の基地局または他のセクタであって、ハンドオフ元の基地局から距離が近い基地局またはハンドオフ元のセクタから距離が近いセクタへハンドオフするように制御することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  4. 前記制御手段は、ハンドオフ先の基地局またはセクタからハンドオフ成功の通知が行われるまで接続状態を保持しておくように制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の通信制御装置。
  5. 前記制御手段は、他の基地局または他のセクタへハンドオフさせた無線通信端末からQoSの設定要求を受信した場合、可能な範囲でQoSリソースを割り当てるか、あるいは、QoSリソースを割り当てないで接続を許可することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の通信制御装置。
  6. 前記制御手段は、QoSリソースを割り当てないで接続を許可した無線通信端末に対して、QoSリソースが空いたときに優先的にQoSリソースを割り当てることを特徴とする請求項5に記載の通信制御装置。
  7. 接続中の基地局に対してQoSの設定要求を送出するQoS要求手段と、
    該QoS要求手段によるQoSの設定要求に応じて他の基地局または他のセクタへハンドオフするように通知された場合、該通知に基づいて指定された基地局またはセクタへハンドオフするハンドオフ手段と、
    該ハンドオフ手段によりハンドオフした指定された基地局またはセクタに対してQoSの設定要求を送出した結果、当該QoSの設定要求が指定された基地局またはセクタに受け入れられなかった場合、ハンドオフ元の基地局に対して再度QoSの設定要求を送出するように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする無線通信端末。
  8. 無線通信端末からQoSの設定要求を受信した基地局において、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当て、
    前記基地局において割り当てているQoSリソースを管理し、
    新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際に、前記管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割当が十分でないと判断した場合、当該QoSの設定要求に対してQoSの割当が十分可能な他の基地局または他のセクタへ前記無線通信端末がハンドオフするように制御することを特徴とする通信制御方法。
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