JP4896682B2 - 基地局装置および通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信端末からQoS(Quality of Service)の設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じて決定したQoSレートで前記無線通信端末との通信を行うことが可能な基地局装置、および、無線通信端末からQoS(Quality of Service)の設定要求を基地局装置が受信し、該QoSの設定要求に応じて決定したQoSレートで前記基地局装置が前記無線通信端末との通信を行うことが可能な通信方法に関するものである。
従来、CDMA(code division multiple access)方式を用いた移動体通信システムでは、IP−TV電話等のアプリケーションにおいて送受信される動画像データを含むデータ伝送の方式として、一般的に、複数の方式が採用および導入されている。
例えば、CDMA2000では、データ伝送の方式として、回線交換を用いる通信方式(CDMA2000 1x)、パケット交換方式を用いて、上り方向:153.6kbps、下り方向:約2.4Mbpsのデータレート(伝送速度)を実現する通信方式(CDMA2000 1x EV−DO Rev.0)および、前記Rev.0の通信方式をさらに高速化して、上り方向:約1.8Mbps、下り方向:約3.0Mbpsのデータレート(伝送速度)を実現する通信方式(CDMA2000 1x EV−DO Rev.A)が規定されている(例えば非特許文献1および非特許文献2参照)。
また、CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aのもう1つの特徴として、QoS(Quality of Service)を制御する機能が追加されたことが挙げられる。
移動体通信システムにおける初期接続を図6のシーケンス図に基づいて説明する。
無線通信端末から基地局装置に呼の接続要求(ConnectionRequest )信号が送出されると、それを受信した基地局装置が無線通信端末にAC Ack信号、トラフィックチャンネル割当(TrafficChannelAssignment)信号およびRTC Ack 信号を返送し、それらの信号を受信した無線通信端末が基地局装置にトラフィックチャンネル完了(TrafficChannelComplete)信号を返送し、無線通信端末および基地局装置間でPPP(Point to Point Protocol )端末認証が行われる。その後、無線通信端末およびIPパケット終端装置(PDSN:Packet Data Serving Node)間でPPPユーザ認証が行われ、無線通信端末およびSIP(Session Initiation Protocol ;セッション開始プロトコル)サーバ間で登録(Regist)が行われると、無線通信端末からのQoSの設定要求により無線通信端末および基地局装置間でQoS確立がなされた後に、RSVPネゴシエーション(Resource reSerVation Protocol(RSVP)Negotiation)が行われ、その後、無線通信端末およびSIPサーバ間との通信プロトコル(SIP )間でInvite信号の授受が行われると、無線通信端末が通信を開始することが可能な状態になる。
移動体通信システムでは、QoSを実施する際には、基本的には無線通信端末からは最高速度のQoSレートを要求するが、一般的に、「接続に使用した基地局装置における接続量(台数など)が多かったためリソースが不足した」等の理由により、無線通信端末が最高速度のQoSレートを得ることができない場合がある。
"cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024 Version 4.0"、3GPP2、2002年10月(Section 8.5.6.1、Section 9.3.1.3.2.3.2) "cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024-A Version 2.0"、3GPP2、2005年7月(Section 13.2.1.3.1.1、Section 13.3.1.3.1.1)
現状の移動体通信システムでは、接続時の状態のみに基づいてQoSレートを決定しており、ハンドオフしても接続時のQoSレートを維持するようになっているため、ハンドオフ後のQoSレートが最適にならない場合がある。つまり、ハンドオフ後の基地局装置のリソースがハンドオフ前の基地局装置のリソースよりも多くあり、QoSレートを上げることが可能であっても、無線通信端末は、一度接続を開放して、新たにハンドオフ後の基地局装置に接続しない限り、最高速度のQoSレートは得られない(QoSレートを上げることができない)。
本発明は、ハンドオフの際に無線通信端末のQoSレートが変更可能である場合にQoSレートの再調整を行うこと、例えば、ハンドオフ先の基地局装置内のQoSリソースに基づいて無線通信端末に設定されているQoSレートの再調整を行うことにより、ハンドオフ後に無線通信端末において出来る限り高いQoSレートを得る指示を発する基地局装置を提供することを第1の目的とする。
本発明は、ハンドオフの際に無線通信端末のQoSレートが変更可能である場合にQoSレートの再調整を行うこと、例えば、ハンドオフ先の基地局装置内のQoSリソースに基づいて無線通信端末に設定されているQoSレートの再調整を行うことにより、ハンドオフ後に無線通信端末において出来る限り高いQoSレートを得る通信方法を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するため、請求項1に係る基地局装置は、無線通信端末からQoS(Quality of Service)の設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じて決定したQoSレートで前記無線通信端末との通信を行うことが可能な基地局装置であって、基地局装置内における自局エリア内の無線通信端末に割り当てるQoSリソースを管理するリソース管理手段と、他の基地局装置との間でQoSを設定している無線通信端末が自局に対してハンドオフ処理を実施している際に、当該無線通信端末に設定されているQoSレートを取得するQoSレート取得手段と、該QoSレート取得手段が取得した前記無線通信端末のQoSレートが変更可能である場合、前記リソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて当該無線通信端末に設定されているQoSレートの再調整を行うQoSレート再調整手段と、再調整された前記QoSレートに基づいてハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示するハンドオフ閾値設定指示手段と、を有することを特徴とする。
前記QoSレート再調整手段による再調整の結果、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が低く設定された場合、前記ハンドオフ閾値設定指示手段は、当該基地局装置から他の基地局装置へハンドオフが行われ易いハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示することが、ハンドオフ後に出来る限り高いQoSレートを得る上で、好ましい。
前記QoSレート再調整手段による再調整の結果、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が高く設定された場合、前記ハンドオフ閾値設定指示手段は、当該基地局装置から他の基地局装置へハンドオフが行われ難いハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示することが、ハンドオフ後に出来る限り高いQoSレートを得る上で、好ましい。
上記第2の目的を達成するため、請求項4に係る通信方法は、無線通信端末からQoS(Quality of Service)の設定要求を基地局装置が受信し、該QoSの設定要求に応じて決定したQoSレートで前記基地局装置が前記無線通信端末との通信を行うことが可能な通信方法であって、基地局装置内における自局エリア内の無線通信端末に割り当てるQoSリソースを管理し、他の基地局装置との間でQoSを設定している無線通信端末が自局に対してハンドオフ処理を実施している際に、当該無線通信端末に設定されているQoSレートを前記基地局装置が取得し、前記無線通信端末のQoSレートが変更可能である場合、前記リソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて当該無線通信端末に設定されているQoSレートの再調整を行い、再調整された前記QoSレートに基づいてハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示することを特徴とする。
前記QoSレートの再調整の結果、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が低く設定された場合、当該基地局装置から他の基地局装置へハンドオフが行われ易いハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示することが、ハンドオフ後に出来る限り高いQoSレートを得る上で、好ましい。
前記QoSレートの再調整の結果、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が高く設定された場合、当該基地局装置から他の基地局装置へハンドオフが行われ難いハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示することが、ハンドオフ後に出来る限り高いQoSレートを得る上で、好ましい。
本発明によれば、ハンドオフ後に無線通信端末において出来る限り高いQoSレートを得ることができるので、最高速度でのQoSの実施可能性を向上させることが可能になるとともに、基地局装置のリソースを最大限引き出すことが可能になり、現状の移動体通信システムよりもユーザの利便性が向上する。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の基地局装置100は、アンテナ110を用いて、CDMA2000 1x EV−DOの通信方式(以下、EV−DOシステムという)で、自局エリア内のEV−DOシステムに対応する無線通信端末とのデータ通信を行い得るように構成されており、CDMA2000 1x EV−DOの通信方式に関しては、CDMA2000 1x EV−DO Rev.0に加えて、CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aにも対応している。もしくは、CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aのみに対応している。
上記基地局装置100は、アンテナ110の他に、DO用RF部130、RF制御部140、システム制御部150、入力部160、表示部170およびシステム記憶部180等を有しており、RF制御部140は、受信部140aおよび送信部140bを有しており、システム制御部150は、リソース管理部150a、QoSレート取得部150b、QoSレート再調整部150cおよびハンドオフ閾値設定指示部150dを有している。
上記DO用RF部130は、DOシステムで送信するデータを高周波信号に変換してアンテナ110から送信したり、アンテナ110から入力されたデータを高周波信号に変換したりするものである。
上記RF制御部140は、DOシステムの通信(送受信)を制御したり、アンテナで受信した無線通信端末や他の基地局装置(図示せず)からの電波の強度(RSSI等)を測定したりするものである。また、DO用RF部130から入力される高周波信号およびDO用RF部130へ出力する高周波信号に対応して受信部140aおよび送信部140bとして機能する。また、無線通信端末からQoSの設定要求を受信する。
上記システム制御部150は、基地局装置100の各部を統括して制御する制御部である。
上記リソース管理部150aは、基地局制御装置(複数の基地局装置の制御を行う上位パケット制御装置(PCF:Packet Control Function );図示せず)から送られてくる「自局および他の基地局装置のリソース情報」に基づいて、自局エリア内の無線通信端末に割り当てるQoSリソースを管理するものである。
上記QoSレート取得部150bは、他の基地局装置との間でQoSを設定している無線通信端末が自局に対してハンドオフ処理を実施している際に、当該無線通信端末に設定されているQoSレートを取得するものである。なお、当該無線通信端末から取得しても良いし、他の基地局装置やパケット制御装置から取得しても良い。
上記QoSレート再調整部150cは、QoSレート取得部150bが取得した前記無線通信端末のQoSレートが変更可能である場合(例えば、前記無線通信端末のQoSレートが最高レートに設定されていない場合)、リソース管理部150aが管理しているQoSリソース(QoSリソース残量)に基づいて当該無線通信端末に設定されているQoSレートの再調整を行うものである。
上記ハンドオフ閾値設定指示部150dは、QoSレート再調整部150cによる再調整の結果、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が低く設定された場合、当該基地局装置から他の基地局装置へハンドオフが行われ易いハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示したり、QoSレート再調整部150cによる再調整の結果、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が低く設定された場合、当該基地局装置から他の基地局装置へハンドオフが行われ易いハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示したりするものである。
上記入力部160は、情報を入力したり、表示部170の表示画面に表示された選択肢の何れかを選択する際に使用するものであり、各種キーおよび各種ボタンを有している。なお、入力部160、表示部170は、状況に応じて省略することもできる。
上記システム記憶部180は、RAM等のメモリによって構成され、アプリケーションプログラムや一時的なデータを保存するものである。
次に、本実施形態の基地局装置を含む移動体通信システムにおける通信方法を図2のシーケンス図に基づいて説明する。なお、図2は、基地局装置100が無線通信端末200の現在の接続基地局であり、ハンドオフの実施により無線通信端末200の接続基地局が基地局装置300に変更される場合の、基地局装置主導で行うハンドオフ時のQoSレート変更の動作例を示している。
図2において、無線通信端末200から基地局装置100に対してハンドオフを要求するメッセージである「RouteUpdate 」が送出されると、基地局装置100は無線通信端末200にトラフィックチャンネル割当(TrafficChannelAssignment)信号を返送する。このトラフィックチャンネル割当信号を受信した無線通信端末200において、ハンドオフを実施すると判定された場合、「RouteUpdate 」送信時のバンドクラス(BandClass )、チャンネル(Channel )、拡散符号(PN)に関する情報を無線通信端末内のシステム記憶部に記憶(保存)し、無線通信端末200からハンドオフ後の接続基地局である基地局装置300にトラフィックチャンネル完了(TrafficChannelComplete)信号を送出する。無線通信端末200においてハンドオフが実施されなかった場合には、無線通信端末200から接続基地局である基地局装置100にトラフィックチャンネル完了(TrafficChannelComplete)信号を送出する。上記において、ハンドオフを実施するか否かの判定は、無線通信端末200において、基地局装置100から送信される信号の品質の測定結果と、無線通信端末200内のシステム記憶部に記憶(保存)されたハンドオフ閾値とに基づいて行う。
次に、トラフィックチャンネル完了信号を受信した基地局装置300において、取得した無線通信端末のQoSレートが変更可能であるか否かの判定(言い換えれば、前記無線通信端末のQoSレートが最高レートに設定されているか否かの判定)を行い、QoSレートが変更可能であると判定した場合に限り、リソース管理部150aが管理しているQoSリソースに基づいて基地局装置300および無線通信端末200の間でQoSレートの変更(調整)がなされる。その後、上記QoSレートの変更がQoSレートの上昇であるかQoSレートの低下であるかの判定を行い、QoSレートの上昇である場合には、ハンドオフ閾値を「QoSレート上昇時のハンドオフ閾値」に変更するハンドオフ閾値変更指示を基地局装置300から無線通信端末200に送信し、QoSレートの低下である場合には、ハンドオフ閾値を「QoSレート低下時のハンドオフ閾値」に変更するハンドオフ閾値変更指示を基地局装置300から無線通信端末200に送信する。そして、上記ハンドオフ閾値変更指示の何れか一方を受信した無線通信端末200では、以下の「ハンドオフ閾値の調整制御」を行う。
図3は第1実施形態の無線通信システムの無線通信端末において基地局装置からのハンドオフ閾値変更指示に応じて実施するハンドオフ閾値の調整制御を示すフローチャートである。まず、図3のステップS11では、QoSレートの調整の前後で実際にQoSレートが変化したか否かを判定する。ここで、QoSレートの調整の前後でQoSレートが変化していないと判定された場合には、適正なQoSレートが維持された場合(したがって、ハンドオフ閾値変更指示が基地局装置300から無線通信端末200に送出されない場合)であるため、そのまま終了する。一方、QoSレートの調整の前後でQoSレートが変化したと判定された場合には、次のステップS12で、QoSレートが上昇したか否か、言い換えれば、「調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が高く設定されたか、あるいは、低く設定されたか」を判定する。
ステップS12の判定がYes、すなわち、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が高く設定された場合には、ステップS13に進み、ステップS12の判定がNo、すなわち、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が低く設定された場合には、ステップS14に進む。ステップS13では、ハンドオフ前のバンドクラス(BandClass)、チャンネル(Channel)、拡散符号(PN)に対するハンドオフ閾値を「ハンドオフが行われ難いハンドオフ閾値」に設定(変更)し、ステップS14では、ハンドオフ前のバンドクラス(BandClass)、チャンネル(Channel)、拡散符号(PN)に対するハンドオフ閾値を「ハンドオフが行われ易いハンドオフ閾値」に設定(変更)する。
次に、第1実施形態において基地局装置から送出されたハンドオフ閾値変更指示に応じて無線通信端末で実施されるハンドオフ閾値の調整制御の作用を図3、図4(a),(b)および図5(a),(b)に基づいて従来技術の場合と比較しながら説明する。
[QoSレートの調整の前後でQoSレートが上昇した場合]
図3のハンドオフ閾値の調整制御において、ステップS11のYes−ステップS12を実行することにより、無線通信端末200がハンドオフを行う際に用いるハンドオフ閾値を調整するものであり、QoSレートの調整の前後でQoSレートが上昇した場合にはステップS12のYesからステップS13に進んで、ハンドオフ前のバンドクラス(BandClass)、チャンネル(Channel)、拡散符号(PN)に対するハンドオフ閾値を「ハンドオフが行われ難いハンドオフ閾値」に設定する。これにより、従来技術の場合(本発明のハンドオフ閾値の調整制御を行わない構成である)は、図4(a)に実線で示す「通常のハンドオフ閾値」を用いてハンドオフを実施するか否かの判断を行うため、無線通信端末200の感度が低下して通常のハンドオフ閾値を横切った時点が「ハンドオフ実施ポイント」となるが、本発明のハンドオフ閾値の調整制御を行う場合には、図4(b)に点線で示す「通常のハンドオフ閾値に比べてハンドオフが行われ難いハンドオフ閾値である、QoSレート上昇時のハンドオフ閾値」を用いてハンドオフを実施するか否かの判断を行うため、無線通信端末200の感度が低下してQoSレート上昇時のハンドオフ閾値を横切る時点(図示せず)が「ハンドオフ実施ポイント」となる。その結果、ハンドオフ前の基地局装置など他の基地局装置へのハンドオフは無線通信端末200の感度が通常時よりも低下する時点まで実施されず、ハンドオフ前の基地局装置など他の基地局装置へハンドオフし難くなる(高いQoSレートを割り当てている基地局装置に長くとどまることができる)。
[QoSレートの調整の前後でQoSレートが低下した場合]
図3のハンドオフ閾値の調整制御において、ステップS11のYes−ステップS12を実行することにより、無線通信端末200がハンドオフを行う際に用いるハンドオフ閾値を調整するものであり、QoSレートの調整の前後でQoSレートが低下した場合にはステップS12のNoからステップS14に進んで、ハンドオフ前のバンドクラス(BandClass)、チャンネル(Channel)、拡散符号(PN)に対するハンドオフ閾値を「ハンドオフが行われ易いハンドオフ閾値」に設定する。これにより、従来技術の場合(本発明のハンドオフ閾値の調整制御を行わない構成である)は、図5(a)に実線で示す「通常のハンドオフ閾値」を用いてハンドオフを実施するか否かの判断を行うため、無線通信端末200の感度が低下して通常のハンドオフ閾値を横切った時点が「ハンドオフ実施ポイント」となるが、本発明のハンドオフ閾値の調整制御を行う場合には、図5(b)に点線で示す「通常のハンドオフ閾値に比べてハンドオフが行われ易いハンドオフ閾値である、QoSレート低下時のハンドオフ閾値」を用いてハンドオフを実施するか否かの判断を行うため、無線通信端末200の感度が低下してQoSレート低下時のハンドオフ閾値を横切る時点が「ハンドオフ実施ポイント」となる。その結果、ハンドオフ前の基地局装置など他の基地局装置へのハンドオフは無線通信端末200の感度が通常時よりも高い時点で実施され、ハンドオフ前の基地局装置など他の基地局装置へハンドオフし易くなる(低いQoSレートを割り当てている基地局装置から離れ易くなる)。
なお、上述した図2、図3においては、「ハンドオフ先の候補である周辺基地局を示す情報である「Activeset 」が1つの場合に、無線通信端末のQoSレートが変更可能である場合に、ハンドオフの実施を契機としてQoSレート変更を再度実施する例を示しているが、「Activeset 」が2つ以上の場合も上記と同様にしてハンドオフの実施を契機としてQoSレート変更を再度実施し、さらに、受信するPNの数が増減した場合も上記と同様にしてハンドオフの実施を契機としてQoSレート変更を再度実施すればよい。
本実施形態の基地局装置によれば、ハンドオフの際に無線通信端末のQoSレートが変更可能である場合にQoSレートの再調整を行うので、ハンドオフ後に無線通信端末において出来る限り高いQoSレートを得ることができるので、最高速度でのQoSの実施可能性を向上させることが可能になるとともに、基地局装置のリソースを最大限引き出すことが可能になり、現状の移動体通信システムよりもユーザの利便性が向上する。また、上記ハンドオフ閾値の調整制御を指示するハンドオフ閾値変更指示を無線通信端末に送出するように構成することにより、QoSレートの調整の前後でQoSレートが上昇した場合にはハンドオフ前の基地局装置など他の基地局装置へハンドオフし難くなり、QoSレートの調整の前後でQoSレートが低下した場合にはハンドオフ前の基地局装置など他の基地局装置へハンドオフし易くなるように、調整前後のQoSレートの変化状態に応じてハンドオフ閾値が調整される結果、ハンドオフ後に無線通信端末において出来る限り高いQoSレートが得られる指示を発する基地局装置となる。また、この基地局装置を用いる通信方法は、ハンドオフ後に無線通信端末が出来る限り高いQoSレートを得る通信方法となる。したがって、最高速度でのQoSの実施可能性を向上させることが可能になるとともに、基地局装置のリソースを最大限引き出すことが可能になり、現状の移動体通信システムよりもユーザの利便性が向上する。また、基地局装置主導でQoSレートの変更を実施することで、基地局装置のQoSリソースに応じてQoS速度の変更が可能になるため、無線通信端末の主導で不用意にQoSレートを変更したためにQoSリソースが減少して基地局装置のトータルスループットが低下することを防止することができる。
なお、本実施例において、QoSレートの調整を基地局装置を用いて説明したが、基地局制御装置(PCF)により実現することも可能である。また、基地局装置および基地局制御装置(PCF)の両方を用いて実現することも可能である。
本発明の第1実施形態の基地局装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の基地局装置を含む移動体通信システムにおける通信方法を説明するためのシーケンス図である。 第1実施形態において基地局装置から送出されたハンドオフ閾値変更指示に応じて無線通信端末で実施するハンドオフ閾値の調整制御を示すフローチャートである。 (a),(b)は第1実施形態において基地局装置から送出されたハンドオフ閾値変更指示に応じて無線通信端末で実施されるハンドオフ閾値の調整制御の作用を説明するための図である。 (a),(b)は第1実施形態において基地局装置から送出されたハンドオフ閾値変更指示に応じて無線通信端末で実施されるハンドオフ閾値の調整制御の作用を説明するための図である。 移動体通信システムにおける初期接続を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
100 基地局装置
110 アンテナ
130 DO用RF部
140 RF制御部
140a 受信部
140b 送信部
150 システム制御部
150a リソース管理部
150b QoSレート取得部
150c QoSレート再調整部
150d ハンドオフ閾値設定指示部
160 入力部
170 表示部
180 システム記憶部
200 無線通信端末
300 他の基地局装置

Claims (6)

  1. 無線通信端末からQoS(Quality of Service)の設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じて決定したQoSレートで前記無線通信端末との通信を行うことが可能な基地局装置であって、
    基地局装置内における自局エリア内の無線通信端末に割り当てるQoSリソースを管理するリソース管理手段と、
    他の基地局装置との間でQoSを設定している無線通信端末が自局に対してハンドオフ処理を実施している際に、当該無線通信端末に設定されているQoSレートを取得するQoSレート取得手段と、
    該QoSレート取得手段が取得した前記無線通信端末のQoSレートが変更可能である場合、前記リソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて当該無線通信端末に設定されているQoSレートの再調整を行うQoSレート再調整手段と、
    再調整された前記QoSレートに基づいてハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示するハンドオフ閾値設定指示手段と、
    を有することを特徴とする基地局装置。
  2. 前記QoSレート再調整手段による再調整の結果、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が低く設定された場合、前記ハンドオフ閾値設定指示手段は、当該基地局装置から他の基地局装置へハンドオフが行われ易いハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記QoSレート再調整手段による再調整の結果、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が高く設定された場合、前記ハンドオフ閾値設定指示手段は、当該基地局装置から他の基地局装置へハンドオフが行われ難いハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  4. 無線通信端末からQoS(Quality of Service)の設定要求を基地局装置が受信し、該QoSの設定要求に応じて決定したQoSレートで前記基地局装置が前記無線通信端末との通信を行うことが可能な通信方法であって、
    基地局装置内における自局エリア内の無線通信端末に割り当てるQoSリソースを管理し、
    他の基地局装置との間でQoSを設定している無線通信端末が自局に対してハンドオフ処理を実施している際に、当該無線通信端末に設定されているQoSレートを前記基地局装置が取得し、
    前記無線通信端末のQoSレートが変更可能である場合、前記リソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて当該無線通信端末に設定されているQoSレートの再調整を行い、
    再調整された前記QoSレートに基づいてハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示することを特徴とする通信方法。
  5. 前記QoSレートの再調整の結果、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が低く設定された場合、当該基地局装置から他の基地局装置へハンドオフが行われ易いハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示することを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
  6. 前記QoSレートの再調整の結果、調整前のQoSレートよりも調整後のQoSレートの方が高く設定された場合、当該基地局装置から他の基地局装置へハンドオフが行われ難いハンドオフ閾値を前記無線通信端末が設定するように指示することを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
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