JP2008211074A - 検出装置、取付位置決定装置、取付位置決定方法 - Google Patents

検出装置、取付位置決定装置、取付位置決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品実装機の部品供給部であって変動する開口領域に対応して取付位置が可変となる検出装置を提供する。
【解決手段】部品を基板に実装する部品実装機100に対し前記部品を供給するフィーダ114が取り付けられるフィーダ取付部116に着脱可能な取付基体211と、前記フィーダ取付部116が複数並設される部品供給部115のフィーダ114が取り付けられていない開口領域201への異物の侵入を検出するセンサ210a、210bと、前記センサ210a、210bが検出した情報を前記部品実装機100に送信する送信手段223とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、部品実装機に対し着脱可能に取り付けられる検出装置、特に、部品実装機に侵入する異物などを検出する検出装置などに関する。
部品を基板に実装する部品実装ラインに用いられる各部品実装機は、通常の運転に際しては完全に自動化が図られているため通常は人が近づく必要はない。
一方、部品実装機に新たに部品を追加したり、部品実装機のメンテナンスを行う際は、人が近づく必要がある。このような場合、部品実装機の運転を中断し、メンテナンス等を行うが、部品実装機の近傍に人が居るときは部品実装機が不意に作動しないようにして安全を確保する必要がある。
そこで、従来は、部品実装機の近くに人体が存在しているか否かを検知できるエリアセンサを設け、部品実装機近傍の人体検出対象範囲として設定された所定の範囲で人体が検出された場合、部品実装機が作動しないようなインターロックを設けることが行われている。
特に、特許文献1には、前記人体検出対象範囲を部品実装機の開口部に限定することで、エリアセンサの設置を容易としつつ、人体の一部(例えば手など)の侵入の可能性が高い開口部について確実にインターロックをかけることができる部品実装機が開示されている。
特開平11−150399号公報
ところが、部品実装機の開口部は、基板や基板に実装するための部品などが通過する部分である場合が多いため、特許文献1に記載の発明ではインターロックのトリガーとなるセンサは、人体の検出のみができるセンサに限定せざるを得ない。つまり、人体以外の物質を検出できるセンサをインターロックのトリガーとして採用した場合、通常の工程で搬入・搬出される基板などが開口部を通過した場合もインターロックがかかってしまうことになるためである。
特に、部品実装機に対し部品を供給するフィーダなどが取り付けられる部品供給部は、開口部の一部がフィーダで埋められているため、人体以外の物質も検出できるセンサを用いて開口部全体を検出対象範囲とすれば、常にフィーダを検出してしまうことになる。
さらに、人体のみを検出対象とした場合、人体以外の物、例えば、作業用の工具などが開口部に残存していた場合、人体検出用のセンサであればこれを検出することができずに部品実装機インターロックはかからないこととなる。この場合、部品実装機の可動部分と工具等とが衝突して部品実装機が破損する場合が考えられる。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、人体ばかりでなく異物をも検出することのできるセンサを採用した場合でも、開口部に容易に取り付けることができ、生産状況にも柔軟に対応することのできる検出装置の提供を目的とする。
上記目体を達成するために、本願発明に係る検出装置は、部品を基板に実装する部品実装機に対し前記部品を供給するフィーダが取り付けられるフィーダ取付部に着脱可能な取付基体と、前記フィーダ取付部が複数並設される部品供給部のフィーダが取り付けられていない開口領域における異物を検出するセンサと、前記センサが検出した情報を前記部品実装機に送信する送信手段とを備える。
これにより、人体ばかりでなく異物を検出する検出装置を採用しても、通常の工程で必要な部材を回避しつつ検出装置を取り付けることができ、異物を有効に検出することが可能となる。
さらに、当該検出装置を前記フィーダ取付部に取り付けることにより前記部品実装機との接続が完了し、前記送信手段から送信される情報を前記部品実装機に伝達可能とするコネクタを備えることが好ましい。
また、当該検出装置を前記フィーダ取付部に取り付けることにより前記部品実装機との接続が完了し、前記部品実装機からの電力を受電可能とするコネクタを備えてもよい。
これにより検出装置を取り付けるだけで開口領域における異物を検出することが可能になり、開口領域の変動に対して簡単に対応することができるようになる。
さらに、前記センサと前記送信手段とに電力を供給する電池を備えてもよく、また、前記送信手段は、無線により前記センサが検出した情報を送信しても構わない。
これにより、フィーダと通信したり、フィーダに電力を供給する機能を備えない部品実装機自体に対しても検出装置を容易に取り付けることが可能となる。
前記取付基体は、前記フィーダ取付部と係合する係合部を有してもよい。
これにより、通常のフィーダの取付と同様の精度で部品実装機が備えるフィーダ取付部に検出装置を取り付けることが可能となる。
前記取付基体は、前記フィーダ取付部に磁力により固定されてもよい。
これにより、フィーダ取付部に簡易に検出装置を取り付けることが可能となる。
本発明により、開口領域が変動した場合でも、容易に取付箇所を変更でき、開口領域を通過する人体を含む異物と開口領域外を正規に通過や存在する部材とを適切に分離し、検出に必要な異物のみを検出することができるようになる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る検出装置が取り付けられる部品実装機100を示す外観斜視図である。なお、同図には検出装置は取り付けられていない。
同図に示す部品実装機100は、実装ラインに組み込むことができる装置であり、上流から受け取った基板20に電子部品を装着し、所定数の電子部品が装着された基板20を下流に送り出す装置である。
本実施の形態で示す部品実装機100は、複数の部品をマルチ装着ヘッドで一度に保持し、搬送し、基板上に装着することのできるモジュラー型の装置であり、マルチ装着ヘッド112とXYロボット113と、後述のテープフィーダが取り付けられる部品供給部115とを備えている。
この部品実装機100は、具体的には、微少部品を実装できるばかりでなく、同じ装置でコネクタや10mm角以上の大型電子部品、スイッチ・コネクタ等の異形部品も実装することができる。また当該部品実装機は、QFP(Quad Flat Package)・BGA(Ball Grid Array)等のIC部品なども実装できる多機能な部品実装機100である。また、これらの実装速度が高速であることからこのような部品実装機100は、高速多機能機と称されている。なお、本実施形態は、本発明の一実施形態を示したものであり、ここで記載する「高速多機能機」の語も、特許請求の範囲に記載した「部品実装機」の一例を示すために具体的に記載したものにすぎない。つまり、「部品実装機」の語は広く解釈されるべきであり、少なくとも部品の実装に寄与する装置(例えば、はんだ印刷機や、リフロー装置、検査装置)であれば「部品実装機」に含まれる。
マルチ装着ヘッド112は、電子部品を真空吸着により保持する吸着ノズルを複数備え、前記ノズルが吸着保持した電子部品を一度に搬送し基板20に順次装着する機能を備えている。
XYロボット113は、部品供給部115や基板20上方などマルチ装着ヘッド112を水平面内の所定の場所に移動させるためのロボットであり、駆動源111により駆動力が与えられている。
部品供給部115は、細長いテープの長さ方向に等間隔に保持される電子部品を供給するテープフィーダが着脱される開口部200に存在し、テープフィーダにより送り出されるテープが保持する部品をマルチ装着ヘッド112に供給する部分である。なお、部品供給部115にはテープフィーダ以外に、異常な姿勢で吸着された部品を回収するための部品回収装置なども取り付けられる。
図2は、本実施形態に係る部品実装機の主要な構成を示す平面図である。
部品供給部115は、テープフィーダ114が挿入配置されている。なお、図中下側に示す部品供給部115の一部はテープフィーダ114が挿入されておらず当該部分は開口領域201となっている(テープフィーダを破線で示した領域)。
テープフィーダ114は、テープの長さ方向に連続的に保持された多数の電子部品をマルチ装着ヘッド112に供給するために、テープを順次送り出すことのできる装置である。テープフィーダ114は、部品を実装する基板20の種類に応じて必要な個数が部品供給部115に取り付けられる。従って、生産条件の一つである基板20の種類に応じて部品供給部115に挿入するテープフィーダ114の数が異なるため、部品供給部115に存在する開口領域201も前記生産条件に応じで変動することになる。また、テープフィーダ114の配置される位置は、効率よく実装できるように生産条件によって予め定められており、この配置に従っても開口領域201は変動することになる。
固定レール121および可動レール122とは、これらのレールに架橋状に載置される基板20を搬送するコンベアの機能を有するものである。可動レール122は、生産条件の一つである基板20の大きさ(幅)に対応して、固定レール121との距離を変更することができ、種々の基板20に対応することができるようになっている。
なお、本特許請求の範囲および明細書において「開口部200」とは、部品供給部115の開口している部分を示している。一方、「開口領域201」は、テープフィーダ114と区別される異物の侵入を検出すべき領域を示している。開口領域201は、開口部200の中に含まれている。
検出装置210は、開口領域201と他の領域との境界部に取り付けられ、開口領域201を通過する異物を検出する機能を備えている。部品供給部115のテープフィーダ114が取り付けられていない開口領域201の境界部分に検出装置210が設けられている。なお、検出装置の詳細は後述する。
図3は、部品供給部115を概略的に示す斜視図である。
同図に示すように、部品供給部115は、テープフィーダ114が着脱可能なレール状のフィーダ取付部116を多数並列状に備えている。フィーダ取付部116は、上方に開口して長さ方向に延びる蟻溝117(入口より内部が広い溝部)を備えており、図4に示すテープフィーダ114の下部に突出状に設けられる断面凸形状の係合部としての突条118と係合することにより、テープフィーダ114を強固に保持することができるものとなっている。
また、部品供給部115のフィーダ取付部116の中央の一部にはテープフィーダ114が取り付けられており、テープフィーダ114が取り付けられていない他の部分(図中テープフィーダを破線で示す部分)は、開口領域201となっている。
検出装置210は、センサとしての投光部210a及び受光部210bと、取付基体211とを備えている。なお、本明細書及び特許請求の範囲において「センサ」の用語は広く解釈されるものとし、異物の検出に直接的に寄与するものは全てセンサに含まれる。従って、前記投光部210aもセンサに含まれる。また、検出装置210は、図4に示すテープフィーダ114と外観形状が近似している取付基体211を2個備えており、これらの二つの取付基体211は、それぞれ投光部210aと受光部210bとが取り付けられている。
図5は、検出装置を示す平面図であり、(a)は投光部を備えた取付基体、(b)は受光部を備えた取付基体である。なお、実際には二つの取付基体211は平行状に配置され、投光部210aと受光部210bとは対向するが、同図では説明容易のため、図3で示す開口領域201を正面から見た状態(図3中矢印方向)を、1対の取付基体の対向し合う面が正面側に見えるようにそれぞれの取付基体を擬似的に回転させた状態で示している。
同図に示すように、取付基体211は、フィーダ114とほぼ同様の外観形状を有しており、フィーダ114と同様の係合部としての突条118を突出状に下面に備えている。
投光部210aは、受光部210bに向けて光L(例えばレーザ光)を投光する装置であり、開口領域201の上端から下端に亘って光Lを投光できるものとなっている。
受光部210bは、投光部210aから投光されている光Lがさえぎられた場合に信号を送信することのできる装置であり、開口領域201の上端から下端に亘っていずれの位置で異物が光をさえぎってもその状態を検出し、その旨を示す情報を送信することができるものとなっている。
上記投光部210aが取り付けられる取付基体211(以下「ダミーフィーダ220a」と記す。)と受光部210bが取り付けられる取付基体211(以下同様に「ダミーフィーダ220b」と記す。)とは、図3に示すように、フィーダ114の左側にある開口領域201と他の領域との境界部に存在するフィーダ取付部116に突条118を用いてテープフィーダ114と同様に取り付けられる。また、フィーダ114の右側にある開口領域201も同様に他の領域との境界部に存在するフィーダ取付部116に取り付けられる。また、ダミーフィーダ220a、220bは、それぞれテープフィーダ114と同様の位置にコネクタ120を備えており、フィーダ取付部116にダミーフィーダ220を取り付けると、部品実装機100側のコネクタ(図示せず)とダミーフィーダ220側のコネクタ120が接続されるものとなっている。
これにより、ダミーフィーダ220を部品供給部115のフィーダ取付部116に取り付けるだけで部品実装機100から電力が供給され、また、部品実装機100と情報の授受を行うことが可能となる。
また、ダミーフィーダ220aには電源基板221が備えられている。この電源基板221は、コネクタ120を介して部品実装機100から受け取った電力を投光部210aが投光できるように変換し、投光部210aに給電するための基板である。
ダミーフィーダ220bには、制御基板222と、インターフェース(I/F)223とを備えている。
制御基板222は、受光部210bから得られた信号からノイズを除去し、光Lがさえぎられたことを示す信号のみを増幅し、その旨を示す情報として送信するための基板である。
インターフェース223は、制御基板222から受信した情報を、コネクタ120を介して部品実装機100に送信できるように通信プロトコルなどを調整するための基板であり送信手段として機能している。
なお、ダミーフィーダ220bの場合も、制御基板222、インターフェース223および受光部210bに電力は供給されている。
図6は、部品実装機の機能部を機構部と共に示すブロック図である。
同図に示すように、部品実装機100の実装機機能部300は、ダミーフィーダ220bからの受信した情報に基づき部品実装機100が有する可動部(例えばXYロボット113)を停止させることのできる機能を有しており、通信I/F301と、実装機制御部302と、動作発音部304と、操作パネル表示部305と、動作発光部306とを備えている。
通信インターフェース301は、ダミーフィーダ220bと通信プロトコルなどを合わせながら異物の侵入が検出されたかされていないかの情報を取得する処理部である。
実装機制御部302は、ダミーフィーダ220bからの信号を解析し、開口領域201に異物が侵入したか否かの判断を行う処理部である。また、実装機制御部302は、異物が侵入したと判断した場合、部品実装機100の機構部の特に可動機構(例えばXYロボット113、マルチ装着ヘッド112、基板搬送機構(固定レール121と可動レール122とで構成)、可動レール122)の可動を止めさせるための信号を送信する処理部である。
動作発音部304は、前記可動を止めさせるための信号を受信した場合、部品実装機100が備えるブザー401を鳴らせて音により部品実装機100が停止状態となった旨を報知する処理部である。
操作パネル表示部305は、前記可動を止めさせるための信号を受信した場合、部品実装機100が備える表示装置402であるタッチパネル付き液晶モニタに画像や文字を表示することにより部品実装機100が停止状態となった旨を報知する処理部である。
動作発光部306は、前記可動を止めさせるための信号を受信した場合、部品実装機100が備える発光報知装置403(例えばパトライト(登録商標))を点滅などさせ、光により部品実装機100が停止状態となった旨を報知する処理部である。
以上の構成により、開口領域201に異物が通過した場合や、異物が存在していた場合、前記異物により投光部210aからの光の一部が受光部210bに到達することができないため、受光側のダミーフィーダ220bが備える制御基板222は、前記状態を異物の通過(侵入)と判断して当該信号をi/f223及びコネクタ120を介して部品実装機100に送信する。
当該信号を通信I/F301を介して受信した実装機制御部302は、XYロボット113、マルチ装着ヘッド112、基板搬送機構121、122、可動レール122等の可動を停止させると共に、その旨を報知する。
これにより、開口領域201へ侵入した人体への危険を回避することができると共に、工具などの異物が開口領域201に存在していた場合等でも可動機構が停止するため、可動機構と異物との衝突による部品実装機100が破損することも回避可能となる。
また、検出装置210は、部品供給部115のフィーダ取付部116にダミーフィーダ220を通常のテープフィーダ114と同様に正確な位置関係で取り付けることが可能となる。従って、ダミーフィーダ220の取付後に投光部210aと受光部210bとの位置関係を調整することなしに、異物の検出が可能となる。
また、実装対象である基板20の種類が変わり、テープフィーダ114の取付数や取り付け位置が変更となって開口領域201の幅が変動しても、前記変動に伴ってダミーフィーダ220を取り付けるフィーダ取付部116を変えるだけで開口領域201に存在する異物を検出することができるため、生産条件に柔軟に対応することが可能となる。
図7は、取り付け位置を決定するための取付位置決定装置を示すブロック図である。なお、本実施の形態に係る取付位置決定装置500は、部品実装機100に組み込まれ、取付位置決定装置として機能している。
同図に示す取付位置決定装置500は、部品実装機100が備える機能部として実現されており、生産条件取得部501と、開口領域特定部502と、取付位置決定部503と、表示制御部504と、取付位置判定部505とを備えている。
生産条件取得部501は、ホストコンピュータから与えられる生産条件や部品実装機100が保持している生産条件などのデータから、検出装置210の取り付け位置を決定するのに必要なデータを抜き出して取得する処理部である。ここで、生産条件とは、部品を基板上に実装する位置を指示する実装位置データ、部品形状や部品を実装する速度などの動作条件を指示する部品データ、部品供給部の部品配列(フィーダの配列)を指示する部品配列データなどであり、本実施形態で関係するのが、部品配列データである。
なお、部品回収装置とは、マルチ装着ヘッド112の吸着ミスなどにより、廃棄する必要が生じた部品を回収するための装置であり、テープフィーダ114と同様にフィーダ取付部116に取り付けられる装置である。
開口領域特定部502は、部品供給部115が備えるフィーダ取付部116の全データからテープフィーダ114や部品回収装置が取り付けられる位置を削除し、残った領域を開口領域201として特定する処理部である。
取付位置決定部503は、開口領域特定部502で特定された開口領域201の他の領域との境界に位置するフィーダ取付部116を検出装置210の取り付け位置として決定する処理部である。また、取付位置決定部503は、決定されたフィーダ取付部116のそれぞれについて、開口領域201の左右いずれの境界に位置するかを特定して投光部210aを備えたダミーフィーダ220aを取り付けるのか、受光部210bを備えたダミーフィーダ220bを取り付けるのかも決定する。
表示制御部504は、取付位置決定部503で決定された情報に基づき、ダミーフィーダ220の取り付け位置が明確に理解できる画像を作成し、表示装置402にその画像データを送信する処理部である。
次に、取付位置決定装置500の処理動作を説明する。
図8は、取付位置決定装置500の処理動作を示すフローチャートである。
まず、生産条件取得部501がホストコンピュータなどから提供される開口領域201特定に必要な生産条件の中から部品配列データを取得する(S101)。
次に、開口領域特定部502が事前に取得しているフィーダ取付部116のデータと前記部品配列データから得られるテープフィーダ114や部品回収装置の取り付け位置とに基づき開口領域201として特定する(S103)。
次に、取付位置決定部503が特定された開口領域201の他の領域との境界に位置するフィーダ取付部116を検出装置210の取り付け位置として決定する(S105)。
次に、表示制御部504が取付基体211の取付位置を示す画像を作成し表示装置402に表示させる(S107)。
図9は、表示制御部504で作成された画像を示す概念図である。
同図に示す画像は、図3に矢印で示す方向から見た部品供給部115を模式的に表示するものであり、表示装置402にはフィーダ取付部116を象徴する図形としての正方形が並べて表示されている。テープフィーダ114が取り付けられる位置には×印が付され、テープフィーダ114を象徴する図形がその上に表示される。また、ダミーフィーダ220を取り付ける位置には○印が付され、投光部210aを備えるダミーフィーダ220aと受光部210bを備えるダミーフィーダ220bを象徴する図形がその上に表示される。さらに、○印が付された正方形の下方にはフィーダ取付部116の具体的な位置を示す文字と、投光側のダミーフィーダ220aか受光側のダミーフィーダ220bかのいずれを取り付けるかを示す文字が表示される。
次に、図7に示す取付位置判定部505は、ダミーフィーダ220がいずれのフィーダ取付部116に取り付けられたかを特定すると共に、取り付けられたダミーフィーダ220の種類を特定し、取付位置決定部503で決定された情報に基づき、実際に取り付けられたダミーフィーダ220の取り付け位置が正しいか否かを判定する処理部である。また、表示制御部504は、判定された結果に基づく画像を作成し、表示装置402にその画像データを送信する。
ここで、ダミーフィーダ220は、ダミーフィーダ220を識別する識別情報を個々に備えており、コネクタ120を介して部品実装機100に前記情報を送信することができる機能を有している。また、部品実装機100は、複数あるフィーダ取付部116を個々に識別することができ、いずれのフィーダ取付部116に対応するコネクタ120から信号を受信しているかを識別することができる機能を有している(例えば各コネクタにユニークなポート番号を付与することにより実現できる)。これらの機能に基づき取付位置判定部505は、ダミーフィーダ220の取り付け位置および種類を判定している。
図10は、取付位置判定部からの情報に基づき表示制御部504で作成された画像を示す概念図である。
同図に示すように、表示装置402には、実際にダミーフィーダ220が取り付けられている位置が表示され、取付位置決定部503で決定された取り付け位置と実際の取り付け位置とが異なる場合は、その部分が矢印で示され注意を喚起することができるようになっている。
以上、本願発明の実施の形態を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるわけではない。ダミーフィーダ220と部品実装機100の通信を、コネクタ120を介し有線で行う実施の形態を示したが、こればかりではない。例えば、図11に示すように、ダミーフィーダ220bは、送信手段として無線通信用のインターフェース223を備え、部品実装機100の機能部と無線通信により情報の授受を行っても構わない。また、部品実装機100は、実装機機能部300を内部に備える必要はなく、部品実装機100とは別体のコンピュータが実装機機能部300を備えていても構わない。これは、取付位置決定装置500も同様である。
さらに、部品実装機100によっては、テープフィーダ114に電力を供給しないものも存在する。従って、ダミーフィーダ220に電池224が搭載され、当該電池224からの電力に基づいて投光部210aや受光部210bの駆動や通信を行うようにしても構わない。なお、当該電池224は、充電式のものでもよく、充電のできないものでも構わない。
また、ダミーフィーダ220は、自らの識別情報が記憶されたRFID(Radio frequency identification)を備えるものとしてもよい。一方、マルチ装着ヘッド112にRFIDの情報を読み取るリーダを備えておけば、ダミーフィーダ220の取り付けの有無や取り付け位置、ダミーフィーダ220の種類を部品実装機100が取得することができる。この場合RFIDは、マルチ装着ヘッド112がテープフィーダ114から部品を吸着する位置と同程度の位置に取り付けられることが好ましい。
また、ダミーフィーダ220は、テープフィーダ114と同様にフィーダ取付部116の蟻溝117に係合する突条118を備えるものと説明したが、前記突条118に変え、マグネット式のベース部を備え、磁力による吸着でフィーダ取付部116などにダミーフィーダ220を取り付けるものでも構わない。
以上のように、本実施の形態に係る検出装置210は、投光部210aと受光部210bとを別体として備えている。本明細書及び特許請求の範囲では、検出装置210の取り付け位置が可変であるという概念には、検出装置210が複数の構成要素に分離される場合、少なくとも一つの構成要素の取り付け位置が可変であることも含むものとする。
なお、検出装置210は、投光部210aと受光部210bとを別体として備えるばかりでなく、投光部と受光部とを一体に備え、鏡を別体として備え、鏡の反射を利用して異物を検出するものでもよい。また、超音波発信装置と受信装置とを備え、異物が反射した超音波に基づき異物を検出するものでもよい。また、人体から放出されるような赤外線を受信して異物の検出を行うものでも構わない。
本発明は、部品実装機、特に生産条件に応じて変動する開口領域を備える部品実装機に取り付けられる検出装置に適用可能である。
本発明の実施の形態に係る部品実装機を示す外観斜視図である。 本実施形態に係る部品実装機の主要な構成を示す平面図である。 部品供給部を概略的に示す斜視図である。 テープフィーダを示す斜視図である。 検出装置を概念的に示す平面図であり、(a)は投光部を備えたダミーフィーダ、(b)は受光部を備えたダミーフィーダである。 部品実装機の機能部を示すブロック図である。 取り付け位置を決定するための機能部を示すブロック図である。 取付位置決定処理部の処理動作を示すフローチャートである。 表示制御部で作成された画像を示す概念図である。 取付位置判定部からの情報に基づき表示制御部で作成された画像を示す概念図である。 他の検出装置を概念的に示す平面図である。
符号の説明
20 基板
100 部品実装機
111 駆動源
112 マルチ装着ヘッド
113 XYロボット
114 テープフィーダ
115 部品供給部
116 フィーダ取付部
117 蟻溝
118 突条
120 コネクタ
121 固定レール
122 可動レール
200 開口部
201 開口領域
210 検出装置
210a 投光部
210b 受光部
211 取付基体
220 ダミーフィーダ
221 電源基板
222 制御基板
223 インターフェース
224 電池
300 実装機機能部
301 インターフェース
302 実装機制御部
304 動作発音部
305 表示部
306 動作発光部
401 ブザー
402 表示装置
403 発光報知装置
500 取付位置決定装置
501 生産条件取得部
502 開口領域特定部
503 取付位置決定部
504 表示制御部
505 取付位置判定部

Claims (10)

  1. 部品を基板に実装する部品実装機に対し前記部品を供給するフィーダが取り付けられるフィーダ取付部に着脱可能な取付基体と、
    前記取付基体に取り付けられ、前記フィーダ取付部が複数並設される部品供給部のフィーダが取り付けられていない開口領域における異物を検出するセンサと、
    前記センサが検出した情報を前記部品実装機に送信する送信手段と
    を備える検出装置。
  2. 当該検出装置は、前記取付基体を2個1対として有し、
    前記1対の取付基体は、開口領域の両端部にある前記フィーダ取付部に取り付けられる
    請求項1に記載の検出装置。
  3. さらに、
    当該検出装置を前記フィーダ取付部に取り付けることにより前記部品実装機との接続が完了し、前記送信手段から送信される情報を前記部品実装機に伝達可能とするコネクタを備える請求項1に記載の検出装置。
  4. さらに、
    当該検出装置を前記フィーダ取付部に取り付けることにより前記部品実装機との接続が完了し、前記部品実装機からの電力を受電可能とするコネクタを備える請求項1に記載の検出装置。
  5. さらに、
    前記センサと前記送信手段とに電力を供給する電池を備える請求項1に記載の検出装置。
  6. 前記送信手段は、無線により前記センサが検出した情報を送信する請求項1に記載の検出装置。
  7. 前記取付基体は、前記フィーダ取付部と係合する係合部を有する請求項1に記載の検出装置。
  8. 前記取付基体は、前記フィーダ取付部に磁力により固定される請求項1に記載の検出装置。
  9. 部品を基板に実装する部品実装機に対し、前記請求項1に記載の検出装置の取り付け位置を決定する取付位置決定装置であって、
    フィーダの配列データを取得する配列データ取得手段と、
    取得した前記配列データから前記開口領域を特定する開口領域特定手段と、
    特定された前記開口領域に基づき、前記開口領域と他の領域との境界部にあるフィーダ取付部を取付位置として決定する取付位置決定手段と
    を備える取付位置決定装置。
  10. 部品を基板に実装する部品実装機に対し、前記請求項1に記載の検出装置の取り付け位置を決定する取付位置決定方法であって、
    フィーダの配列データを取得する配列データ取得ステップと、
    取得した前記配列データから前記開口領域を特定する開口領域特定ステップと、
    特定された前記開口領域に基づき、前記開口領域と他の領域との境界部にあるフィーダ取付部を取付位置として決定する取付位置決定ステップと
    を含む取付位置決定方法。
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