JP2003198187A - 開口部保護装置 - Google Patents

開口部保護装置

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JP2003198187A
JP2003198187A JP2001399041A JP2001399041A JP2003198187A JP 2003198187 A JP2003198187 A JP 2003198187A JP 2001399041 A JP2001399041 A JP 2001399041A JP 2001399041 A JP2001399041 A JP 2001399041A JP 2003198187 A JP2003198187 A JP 2003198187A
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Shigetomo Okuyama
茂智 奥山
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Yamagata Casio Co Ltd
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Yamagata Casio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な構成で操作性が良く通路の自由度も確保
できる開口部保護装置を提供する。 【解決手段】部品搭載装置20の部品供給ステージ23
の着脱開口部24にはテープ部品供給装置28が部分的
に集中配設され、非配置部分には間隙開口部32が形成
される。集中配設部分31の両端部に、反射鏡34を備
えたダミー部品供給装置装置33(33a、33b)が
配置される。反射鏡34はエリアセンサ25の発光部2
5aからのセンサ光26を、テープ部品供給装置28の
集中配設部分31で着脱開口部24の奥側を迂回させ、
間隙開口部32では着脱開口部24の手前側を通過させ
るように光路変更させる。部品リール29はセンサ光2
6の光路外にあり部品搭載装置20を稼動させたまま交
換自在である。しかし間隙開口部32に進入する人や物
はエリアセンサ25によって検知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着脱式に集中して
配置される付属装置を装着される本体装置の広い開口部
を持つ装着部における付属装置が装着されない部分に形
成される間隙開口の安全性を維持するための開口部保護
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば部品搭載装置のテープ
部品供給装置の装着部において見られるような、着脱式
に集中して配置される付属装置を装着される本体装置の
広い開口部を持つ装着部(部品供給ステージ)における
付属装置が装着されない部分に形成される間隙開口の安
全性を維持するための開口部保護装置がある。
【0003】図6(a) は、部品搭載装置の外観斜視図で
あり、同図(b) は、その部品搭載装置の部品供給ステー
ジ上に配設された状態のテープ部品供給装置の斜視図で
ある。同図(a) に示す部品搭載装置(以下、本体装置と
もいう)1は、天井カバー上部に、液晶ディスプレイと
タッチパネルからなる表示入力装置2と、CRTディス
プレイからなるモニタ装置3と、稼動状態を報知する警
報ランプ4を備え、下部の基台5には、表面中央に、固
定と可動の1対の平行する基板案内レール6を備え、こ
れらの上方には、上部保護カバー7の陰になって見えな
いが、部品搭載作業を実行する作業ヘッドが前後左右に
移動自在に配設され、作業ヘッドは、上下に移動自在な
搭載ヘッドと、その搭載ヘッド先端に装着された部品吸
着ノズルを備えている。
【0004】この部品搭載装置1には、その前後に部品
供給ステージ8がそれぞれ設けられている。この部品供
給ステージ8には、同図(b) に示すよう、多数の取り付
け固定孔9が前後に設けられ、これらの取り付け固定孔
9によってテープ部品供給装置10が連結配置される。
【0005】テープ部品供給装置10の部品リール11
には、電子部品を収容した部品テープが巻着されてお
り、この部品テープが部品供給口12まで引き出され、
トップテープ13−1と収容テープ13−2とに分離さ
れ、収容テープ13−2に収容されている電子部品が部
品供給口12に露出する。この露出した電子部品を、部
品搭載装置1の作業ヘッドが吸着ノズによって吸着して
取り出し、基板上に移載する。
【0006】部品供給ステージ8には、部品搭載装置1
の大きさや供給される電子部品の大きさにもよるが、通
常、50〜70個のテープ部品供給装置10が取り付け
られる。つまり前後の部品供給ステージ8を合わせると
100〜140個のテープ部品供給装置10が1台の部
品搭載装置1に配設される。
【0007】但しこれは大型電子機器向けの大型基板の
場合であって、近年のようにモバイル型の電子機器が増
えて電子機器が小型化され、したがって内部に配設され
る基板も小型化され、1個の部品そのものも多機能化さ
れているから、基板に搭載する部品の数が少なくなる。
したがって、からなずしも部品供給ステージ8に140
個ものテープ部品供給装置10を配設する必要のない場
合がある。
【0008】このようなときは、必要な数のテープ部品
供給装置10を、作業ヘッドが最も効率良く作業ができ
る位置に、集中的に配置する。そうすると、テープ部品
供給装置10を配置しない部分には大きな間隙として開
口部が形成される。このような間隙開口部は、オペレー
タが作業中に誤って手や頭などを差し入れて、内部で高
速に移動しながら自動搭載作業を行っている作業ヘッド
に衝突されて怪我をするなどの事故を起しやすい。
【0009】このような事故の発生を防止するため、従
来は、開口部にブラインド状の保護カバーを配設し、こ
の保護カバーの両側にエリアセンサを設け、この開口部
から人体などが進入しようとした場合に、その人体など
をエリアセンサが検出し、これによって部品搭載装置を
緊急停止させて、人体の安全を守る(保護する)という
ものである。
【0010】図7は、上記のように部品搭載装置の部品
供給ステージの開口部に保護カバーを設けた状態を模式
的に示す図である。尚、同図は、図6(a),(b) の矢印A
方向から見た側面図を示している。この図7に示すよう
に、図6(b) に示したテープ部品供給装置10の部品リ
ール11は、部品供給ステージ8の着脱開口部14より
も部品搭載装置1本体の外部に迫り出すように突出して
配置されている。
【0011】これは、部品リール11の部品が消費され
て無くなったとき、オペレータ15が部品リール11の
新旧交換の作業を行いやすいように構成されているもの
である。したがって、図7に示すように、部品供給ステ
ージ8の着脱開口部14に形成される上述した間隙開口
部を全て保護するための保護エリアカバー16は、この
保護エリアカバー16両端の不図示のエリアセンサの光
軸が部品リール11によって妨げられないように、部品
搭載装置1本体の着脱開口部14から、突出した部品リ
ール11の分よりも更に外側に離れた位置に配置されて
いた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに部品供給ステージ8上の全テープ部品供給装置10
を内部に包み込むように覆って配置される保護エリアカ
バー16は、基板ユニット製造ラインの通路17の自由
度を狭めるという問題があり、また、部品リール11の
新旧交換の作業ではエリアセンサの機能の停止つまり部
品搭載装置1を一時停止させる必要があるから基板ユニ
ット製造ラインの作業能率が低下する。
【0013】このような不具合を解消するには、部品供
給ステージ8上で複数個所に形成される間隙開口部毎
に、部品供給ステージ8の着脱開口部14に沿って保護
エリアカバーを設けるようにすれば、通路17の自由度
が確保され、且つ部品リール11の新旧交換の作業も部
品搭載装置1を一時停止させずに行うことができるから
良いことになる。
【0014】しかしながら、近年の基板ユニットの生産
は、従来のような少品種多量生産ではなく多品種少量生
産が主体であるから、基板ユニット製造ラインに流され
る基板の機種(種類)はしばしば変更される。そうする
と、部品供給ステージ8上に配置されるテープ部品供給
装置10に、種類の変更や配置位置の変更が発生する。
配置位置に変更があると間隙開口部の形成される広さや
位置が変動する。間隙開口部の広さや位置が変動する
と、これに応じて、間隙開口部毎に設ける保護エリアカ
バーの広さや位置を変える必要がある。その変更の都
度、保護エリアカバーのエリアセンサには、電力線と信
号線の配線し直しを行わなければならいという手数が発
生する。
【0015】そればかりでなく、エリアセンサが照射す
る光軸の間隔は規格によって平均的な人の指幅よりも狭
い14mm以下と決められている。部品供給ステージ8
の着脱開口部14の高さは比較的高いから、この高さを
14mm毎に埋めるためのエリアセンサの発光素子及び
受光素子の数は比較的多数である。エリアセンサの発光
素子及び受光素子は、上記の間隙開口部毎に設ける保護
エリアカバー毎にそれぞれ必要であるから1台の部品搭
載装置全体として見たとき無視できない数となる。結果
として部品搭載装置のコスト高を招くという問題を有し
ていた。
【0016】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
安価な構成で操作性が良く通路の自由度も確保できる開
口部保護装置を提供することである
【0017】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
開口部保護装置の構成を述べる。本発明の開口部保護装
置は、着脱式に集中して配置される付属装置を装着され
る本体装置の付属装置着脱開口部において該付属装置着
脱開口部の端部と上記付属装置の集中配設部分との間及
び該付属装置の集中配設部分と集中配設部分との間に形
成される間隙開口部をエリアセンサを用いて保護する開
口部保護装置であって、上記付属装置着脱開口部の一端
において開口部手前側端部に接して配置されたエリアセ
ンサ発光部と、該エリアセンサ発光部から照射されるセ
ンサ光を受光すべく上記付属装置着脱開口部の他端にお
いて開口部手前側端部に接して配置されたエリアセンサ
受光部と、上記付属装置の上記集中配設部分の両端部に
て上記付属装置と併設されたダミー付属装置と、該ダミ
ー付属装置の上記間隙開口部の手前側と奥側に対応する
位置で上記ダミー付属装置にそれぞれ固設され上記エリ
アセンサ発光部から照射されるセンサ光の光路を変更さ
せる反射鏡と、を備えて構成される。
【0018】上記反射鏡は、例えば請求項2記載のよう
に、上記エリアセンサ発光部から上記エリアセンサ受光
部に向けて照射されるセンサ光を、上記付属装置の集中
配設部分において上記付属装置着脱開口部奥側を迂回さ
せ且つ上記間隙開口部において上記付属装置着脱開口部
手前側を通過させるように構成される。
【0019】また、この開口部保護装置において、例え
ば請求項3記載のように、上記付属装置としてテープ部
品供給装置に適用し、上記付属装置着脱開口部として部
品搭載装置の上記テープ部品供給装置を装着する装着部
の着脱開口部に適用するようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
る部品搭載装置とその部品供給ステージの開口部に固定
配置されたエリアセンサを模式的に示す斜視図である。
同図に示す部品搭載装置20は、全体の外観をはじめ、
基台21、上部保護カバー22、部品供給ステージ2
3、その着脱開口部24を極めて簡略に示しているが、
より詳細な外観と構成は、図6(a) に示した部品搭載装
置1の全体の外観、基台5、上部保護カバー7、部品供
給ステージ8、その着脱開口部14等とほぼ同様の外観
と構成を有している。
【0021】ここで本例の部品搭載装置20は、図7の
場合と異なり、発光部25aと受光部25bとからなる
エリアセンサ25が、部品供給ステージ23の開口部2
4手前側端部に接して固定して配置されていることであ
る。すなわち、エリアセンサ25の一方の発光部25a
は、着脱開口部24の一端(図では左方の端部)におい
て着脱開口部24手前側つまり本体装置20の外側の端
部に接して配設されており、他方の受光部25bは、発
光部25aから照射されるセンサ光26を受光する位置
で且つ着脱開口部24の他端(図では右方の端部)にお
いて着脱開口部24手前側端部に接して配設されてい
る。
【0022】このように、エリアセンサ25が部品供給
ステージ23の着脱開口部24手前側端部に接して固定
して配置されていることにより、基板ユニット生産ライ
ンの通路27は、エリアセンサ25の配置に阻害される
ことなく、ほとんどエリアセンサ25の配置が無いとき
と同様の自由度が確保されている。
【0023】尚、図1では、図示を簡略にするために、
エリアセンサ25のセンサ光26を5本の光軸で示して
いるが、実際には前述したような規格に従った14mm
以下の間隔で配置された数十本の光軸が照射されてい
る。図2(a) は、上記構成の部品供給ステージ23にテ
ープ部品供給装置を配設した状態を模式的に示す側面図
であり、同図(b) はその平面図である。尚、同図(a)
は、図1の矢印B方向に見た図であり、同図(b) は、部
品供給ステージ23とその部品供給ステージ23上に配
設された後述する各装置、及び部品搭載装置20内に搬
入されて位置決めされている基板18のみを示してい
る。
【0024】図2(a) に示すように、部品供給ステージ
23には、テープ部品供給装置28が配設されている。
テープ部品供給装置28の部品リール29は、この場合
も部品供給ステージ23よりも本体装置20の外側に迫
り出すように突設されている。したがって、このままで
は、全体が正常な状態でも、エリアセンサ25のセンサ
光26が部品リール29によって遮断されて異常信号が
出力され、部品搭載装置20は異常停止したまま動作し
ないことになる。しかし、本例の部品搭載装置20は、
同図(b) に示す本発明の開口部保護装置の構成によっ
て、正常に動作する。
【0025】同図(b) に示すように、部品供給ステージ
23上には、テープ部品供給装置28が部分的に集中配
置されている。このような部分的集中配置によって、部
品供給ステージ23の着脱開口部24には、着脱開口部
24の端部とテープ部品供給装置28の集中配設部分3
1との間及びこの集中配設部分31と集中配設部分31
との間に間隙開口部32が形成されている。
【0026】上記テープ部品供給装置28の集中配設部
分31の両端部には、その端部のテープ部品供給装置2
8と併設されて、ダミー部品供給装置装置33(33
a、33b)が配置されている。このダミー部品供給装
置装置33は、テープ部品供給装置28と同様の配設位
置に同様の状態で着脱可能であり、取り扱いは極めて簡
単である。
【0027】また、このダミー部品供給装置装置33に
は、間隙開口部32の手前側と奥側に対応する位置でダ
ミー部品供給装置装置33に固設された反射鏡34が設
けられている。奥側の反射鏡34は、不図示の作業ヘッ
ドによる基板18への部品搭載作業に支障をきたさない
位置に配置される。
【0028】これらの反射鏡34は、同図(b) に示すよ
うに、エリアセンサ25の発光部25aから受光部25
bに向けて照射されるセンサ光26を、テープ部品供給
装置28の集中配設部分31においては着脱開口部24
の奥側を迂回させ、且つ間隙開口部32においては着脱
開口部24の手前側を通過させるように、光路変更させ
る。
【0029】したがって、全体が正常な状態であれば、
エリアセンサ25のセンサ光26が部品リール29によ
って光路を遮断されることはなく、本例の部品搭載装置
20は正常に動作する。このように本発明の開口部保護
装置は、固定配置されたエリアセンサ25と間隙開口部
32に配置される反射鏡34を備えたダミー部品供給装
置装置33から構成される。
【0030】図3は、上記構成の開口部保護装置を備え
た部品搭載装置20を制御して、間隙開口部32の安全
性を監視しながら、基板に部品を効率良く搭載する処理
を実行する中央制御部のシステム構成を示すブロック図
である。同図において、中央制御部は、装置全体を制御
するCPU(中央演算処理装置)35を有しており、そ
のCPU35には、バス36を介してROM(Read-Only
-Memory)37、RAM(Random-Access-Memory)38、画
像処理部39、キー入力部41、及びi/o制御部42
が接続されている。
【0031】ROM37は、制御や処理のための基本プ
ログラム及び各種の基本データ等を記憶しておりこれら
の基本プログラムや基本データが、CPU35により読
み出されて、後述する間隙開口部の安全性を監視しなが
らの部品搭載処理が実行される。
【0032】RAM38は、i/o制御部42を介して
外部記憶装置から読み込まれたNCプログラムや、部品
搭載位置の基準位置データ、補正後の偏差値データ等を
記憶する複数の領域、及び演算処理の中間データを一時
的に記憶するワーク領域を備えている。NCプログラム
は、CPU35により各種のパラメータに基づいて部品
搭載処理を実行するためのプログラムである。
【0033】画像処理部39は、図1に示した部品搭載
装置20内に配設されている部品認識用カメラや基板位
置認識用カメラに接続されており、これらのカメラを駆
動し、その撮像のアナログ信号をデジタル信号に変換
し、内蔵のメモリにドットイメージで展開して、これを
CPU35に転送する。
【0034】キー入力部41は、部品搭載装置本体の上
部保護カバー22に備えられた図1では図示を省略した
入力装置の入力キーあるいは表示画面上に重ねて配設さ
れている画面タッチ式入力装置に接続されており、外部
からの入力操作信号をCPU35に出力する。
【0035】i/o制御部42には、基板を搬送するコ
ンベアベルトを駆動するベルト駆動モータのドライバ、
X軸レールやY軸レールを駆動するサーボモータのドラ
イバ、基板の位置決め装置を駆動するドライバ、異常表
示ランプ(警報ランプ)を駆動するドライバ、外部記憶
装置を駆動するドライバ、上述したエリアセンサ25を
駆動するドライバ、特には図示しなかったが、リミット
センサ、基板センサ、カバーセンサ、フィーダセンサ等
の各ドライバが接続されている。
【0036】図4は、上記構成の中央制御部のCPU3
5によって間隙開口部32の安全性を監視しながら行わ
れる部品搭載処理のフローチャートである。図5(a),
(b) は、上記の部品搭載処理実行中における開口部保護
装置とオペレータとの対応関係を説明する図である。図
4及び図5を用いてCPU35による処理動作を以下に
説明する。
【0037】図4において、先ず、部品搭載装置の運転
をスタートさせる(S1)。この処理は、図5(a),(b)
に示すオペレータ43が、部品搭載装置20の上部保護
カバー22上に配設されている不図示の電源スイッチを
入力操作することによって開始される。
【0038】続いて、各センサの出力を参照してOKか
NGかを判別する(S2)。この処理では、先ず、エリ
アセンサ25の出力が参照される(S2−1)。図2
(b) に示したエリアセンサ25のセンサ光26の光路内
に、人物や異物が進出していないときは、受光部25b
の受光素子は全てオフであり、この場合は、CPU35
は間隙開口部32がOK(正常、安全)であると判断し
て、次のセンサの出力を参照する。
【0039】一方、エリアセンサ25のセンサ光26の
光路内に、人物または異物が進出しており、エリアセン
サ25の発光部25aの発光素子の光路を一つでも遮ぎ
られているときは、その光路に対応する受光部25bの
受光素子がオンとなり、このオン信号をCPU35が受
信してNG(異常)であると判断し、この場合はエリア
センサ25の出力を繰り返し参照する。また、この場合
は、特には図示しないが、例えば表示装置に「危険エリ
ア内に何か異物がないか確認してください」などの警告
を表示報知する。
【0040】同様に、各センサ出力を順次参照してOK
かNGかを判断し、OKであれば次のセンサ出力を参照
し、NGであれば、警告を表示報知してセンサ出力の参
照を繰り返す、ということを最後のリミットセンサの出
力参照(S2−n)まで繰り返す。
【0041】そして、全てのセンサ出力の参照結果かO
Kであれば、サーボ電源回路をオンにして(S3)、所
望のモータの上記オンにしたサーボ電源回路に駆動信号
を出力して当該モータの運転を開始させる(S4)。こ
れにより、テープ部品供給装置28からの部品の吸着
と、その吸着した部品の基板18への搭載が行われる
(S5)。
【0042】この部品の吸着と基板への搭載の実行中
に、各センサからNGとなる割り込み信号の有無を参照
し(S6)、割り込み信号が無ければ(S6がNO)、
続いて運転終了の指示が入力されているか否かを判別し
(S7)、運転終了の指示が入力されていないなら(S
7がNO)、S5の処理に戻ってS5、S6、S7、再
びS5と巡回処理する。
【0043】これにより、異常の無いとき及び運転終了
の指示が入力されるまでは、部品吸着と搭載の処理が繰
り返され、1個の基板の部品搭載が完了すると、当該基
板を基板ユニット製造ラインの下流側装置に搬出し、上
流側装置から新たな基板を搬入して、部品吸着と搭載の
処理を繰り返し、基板ユニットの生産が進行する。
【0044】基板ユニットの生産が進行して、いずれか
のテープ部品供給装置28の部品リール29のテープに
収容されていた部品が無くなると、そのテープ部品供給
装置28の部品リール29を新たな部品リール29と交
換する。このとき、図5(a)に示すように、オペレータ
43は、部品搭載装置20の運転を一時停止させること
なく、自由度の広い通路27上で、所望のテープ部品供
給装置28の部品リール29を交換する作業を、わずら
わしい保護エリアカバーなどに遮られることなく、容易
に行うことができる。
【0045】他方、同図(b) に示すように、オペレータ
43が、誤ってその手先43−1などを、着脱開口部2
4に形成されている間隙開口部32に差し入れたりする
と、エリアセンサ25の図2(b) に示すセンサ光26の
光路が遮られ、エリアセンサ25がオンして、図4の処
理においてエリアセンサ25から割り込み信号NGが出
力される。
【0046】これによりS6で異常が検知され(S6が
YES)、CPU35は、直ちに搭載動作を緊急停止さ
せる(S9)。この後、異常状態が正常状態に復旧さ
れ、電源が再入力されると、S1からの処理が再び開始
される。尚、図4において、その他のセンサ44が異常
を検出したときも当該センサから割り込み信号NGが出
力される。この場合もその異常がS6で検知されてS8
及びS9の処理が行われる。
【0047】また、オペレータ43により不図示の操作
パネルから運転終了スイッチが押されたときは、その運
転終了指示を上記のS7において判別し(S7がYE
S)、この場合は、各モータを定位置で停止させるなど
の通常の終了処理を行い(S10)、サーボ電源回路を
オフにして(S11)、正常に処理を終了する。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、例えば部品搭載装置のテープ部品供給装置を例に
とると、部品供給ステージの開口部両端にエリアセンサ
を固定配置して反射鏡付きダミー装置によりエリアセン
サの光軸をテープ部品供給装置の奥側を通過するように
迂回させるので、テープ部品供給装置とエリアセンサの
光軸とが互いに干渉することがなく、したがって、作業
者はテープ部品供給装置のリール部品の新旧交換の作業
をエリアセンサの光軸をさえぎることなく行うことがで
き、これにより、部品搭載装置を一時停止させる必要が
なく、したがって基板ユニット製造ラインの生産能率が
向上する。
【0049】また、エリアセンサは部品供給ステージの
開口部両端に固定配置したエリアセンサだけであり、反
射鏡付きダミー装置はテープ部品供給装置と同様の配設
位置に同様の状態で着脱可能であるので、構成が安価で
あり、且つ操作が簡単な開口部保護装置を提供すること
が可能となる。
【0050】また、テープ部品供給装置の取り付け位置
が変更になった場合、その変更位置に応じてダミー装置
の位置を移動するだけで間隙開口部の保護が出来るの
で、エリアセンサの電力線や信号線の配線し直し等の手
数がかからず段取り変更の作業能率が向上する。
【0051】また、エリアセンサは部品供給ステージの
開口部両端に固定配置するので、基板ユニット製造ライ
ンの通路の自由度を阻害することがなく、これによって
も全体の作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における部品搭載装置とその部品
供給ステージの開口部に固定配置されたエリアセンサを
模式的に示す斜視図である。
【図2】(a) は一実施の形態における部品搭載装置の部
品供給ステージにテープ部品供給装置を配設した状態を
模式的に示す側面図、(b) はその平面図である。
【図3】一実施の形態における部品搭載装置の間隙開口
部の安全性を監視しながら部品搭載処理を実行する中央
制御部のシステム構成を示すブロック図である。
【図4】一実施の形態における部品搭載装置の中央制御
部のCPUによって間隙開口部の安全性を監視しながら
行われる部品搭載処理のフローチャートである。
【図5】(a),(b) は一実施の形態における部品搭載装置
の部品搭載処理実行中における開口部保護装置とオペレ
ータとの対応関係を説明する図である。
【図6】(a) は従来の部品搭載装置の外観斜視図、(b)
はその部品搭載装置の部品供給ステージ上に配設された
状態のテープ部品供給装置の斜視図である。
【図7】従来の部品搭載装置の部品供給ステージの開口
部に保護カバーを設けた状態を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 部品搭載装置 2 表示入力装置 3 モニタ装置 4 警報ランプ 5 基台 6 基板案内レール 7 上部保護カバー 8 部品供給ステージ 9 取り付け固定孔 10 テープ部品供給装置 11 部品リール 12 部品供給口 13−1 トップテープ 13−2 収容テープ 14 着脱開口部 15 オペレータ 16 保護エリアカバー 17 通路 18 基板 20 部品搭載装置 21 基台 22 上部保護カバー 23 部品供給ステージ 24 着脱開口部 25 エリアセンサ 25a 発光部 25b 受光部 26 センサ光 27 通路 28 テープ部品供給装置 29 部品リール 31 集中配設部分 32 間隙開口部 33(33a、33b) ダミー部品供給装置装置 34 反射鏡 35 CPU(中央演算処理装置) 36 バス 37 ROM(Read-Only-Memory) 38 RAM(Random-Access-Memory) 39 画像処理部 41 キー入力部 42 i/o制御部 43 オペレータ 43−1 オペレータの手 44 その他のセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱式に集中して配置される付属装置を
    装着される本体装置の付属装置着脱開口部において該付
    属装置着脱開口部の端部と前記付属装置の集中配設部分
    との間及び該付属装置の集中配設部分と集中配設部分と
    の間に形成される間隙開口部をエリアセンサを用いて保
    護する開口部保護装置であって、 前記付属装置着脱開口部の一端において開口部手前側端
    部に接して配置されたエリアセンサ発光部と、 該エリアセンサ発光部から照射されるセンサ光を受光す
    べく前記付属装置着脱開口部の他端において開口部手前
    側端部に接して配置されたエリアセンサ受光部と、 前記付属装置の前記集中配設部分の両端部にて前記付属
    装置と併設されたダミー付属装置と、 該ダミー付属装置の前記間隙開口部の手前側と奥側に対
    応する位置で前記ダミー付属装置にそれぞれ固設され前
    記エリアセンサ発光部から照射されるセンサ光の光路を
    変更させる反射鏡と、 を備えたことを特徴とする開口部保護装置。
  2. 【請求項2】 前記反射鏡は、前記エリアセンサ発光部
    から前記エリアセンサ受光部に向けて照射されるセンサ
    光を、前記付属装置の集中配設部分において前記付属装
    置着脱開口部奥側を迂回させ且つ前記間隙開口部におい
    て前記付属装置着脱開口部手前側を通過させることを特
    徴とする請求項1記載の開口部保護装置。
  3. 【請求項3】 前記付属装置はテープ部品供給装置であ
    り、前記付属装置着脱開口部は部品搭載装置の前記テー
    プ部品供給装置を装着する装着部の開口部であることを
    特徴とする請求項1又は2の開口部保護装置。
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