JP2008210727A - 電球形蛍光ランプおよび照明器具 - Google Patents

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洋 久保田
Nobuya Shirata
伸弥 白田
Katsuyuki Kobayashi
勝之 小林
Hiromichi Nakajima
啓道 中島
Hitoshi Kono
仁志 河野
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Abstract

【課題】基板17および2つの電解コンデンサC2,C3を含む電子部品62が口金12を含むカバー13の内側に効率よく収納し、カバー13を小形化した電球形蛍光ランプ11を提供する。
【解決手段】基板17は、口金12を含むカバー13の内側に口金12の中心線の方向に沿って縦形に配置する。2つの電解コンデンサC2,C3は、長手方向が基板17の面方向に沿った状態でかつ口金12の中心線の方向に沿った状態で、口金12の内側に配置する。基板17および2つの電解コンデンサC2,C3を含む電子部品62が口金12を含むカバー13の内側に効率よく収納でき、カバー13を小形化できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般照明用電球に置き換えて使用できる電球形蛍光ランプ、およびこの電球形蛍光ランプを用いた照明器具に関する。
従来、電球形蛍光ランプは、屈曲形のバルブを有する発光管、一端側に口金が取り付けられるとともに他端側に発光管を支持するカバー、このカバーに収納される点灯装置、および発光管を覆ってカバーの他端側に取り付けられるグローブなどを備えている。
点灯装置は、大きなランプ電力の電球形蛍光ランプに対応する場合に、整流回路に直列接続された2つの平滑用の電解コンデンサを組み合わせた倍電圧整流回路が用いられることがある。この点灯装置では、カバーの内側に配置される基板が電球形蛍光ランプの高さ方向に対して交差するように配置されており、この基板に実装される電子部品のうち、2つの電解コンデンサは口金の内側に配置することによってカバーが大形化するのを防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−106028号公報(第2−3頁、図1)
しかしながら、点灯装置に倍電圧整流回路を用いた従来の電球形蛍光ランプでは、口金の内側には2つの電解コンデンサのみが配置されるだけで、口金の内側空間の利用効率が十分ではなく、おのずと電球形蛍光ランプの高さ方向に対して交差するように配置された基板の面積が大きくなってしまうので、カバーの小形化が困難であった。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、基板および2つの電解コンデンサを含む電子部品が口金を含むカバーの内側に効率よく収納でき、カバーを小形化できる電球形蛍光ランプおよび照明器具を提供することを目的とする。
請求項1記載の電球形蛍光ランプは、発光管と;一端側に口金が取り付けられるとともに他端側に発光管が支持されたカバーと;口金を含むカバーの内側に口金の中心線の方向に沿って縦形に配置される基板、および平滑回路を構成する2つの電解コンデンサを含む点灯回路の電子部品を有し、電子部品が基板に配置されているとともに、2つの電解コンデンサは長手方向が基板の面方向に沿った状態で口金の内側に並設された点灯装置と;を具備しているものである。
発光管は、複数本のU字形バルブを並設して1本の放電路を形成した屈曲形の発光管、1本のバルブを螺旋状に屈曲した発光管などのいずれでもよく、また、放電路の両端に一対の電極を封装するのが一般的であるが、一対の電極が発光管内に封装されてないいわゆる無電極方式でもよい。
口金は、E形と称されるねじ込みタイプが通常使用されるが、一般照明用電球が装着されるソケットに取付可能であればこれに限定されない。
カバーは、発光管を間接的または直接的に支持する場合のいずれでもよい。発光管を間接的に支持する場合には、カバーの他端側に発光管を取付可能なホルダを用いるのが好ましい。また、カバーには、発光管を覆うグローブを取り付けてもよい。
点灯装置の点灯回路は、例えば、10kHz以上の高周波電力を発光管に印加して発光管を点灯させる電子部品を主体とした整流回路やインバータ回路などで構成してもよい。電子部品は、例えば、ディスクリート部品や面実装部品などが用いられる。
平滑回路は、2つの電解コンデンサを用いて倍電圧整流回路を構成したもので、電解コンデンサとしては例えば直径8mm、長さ11.5mm以下の電解コンデンサを用いることが好ましい。口金の内側に配置される2つの電解コンデンサは、長手方向が基板の面方向に沿った状態でかつ口金の中心線の方向に沿って配置することにより、口金の内側に効率よく配置される。
そして、基板は口金を含むカバーの内側に口金の中心線の方向に沿って縦形に配置されるとともに、2つの電解コンデンサは長手方向が基板の面方向に沿った状態で口金の内側に配置されるため、基板および2つの電解コンデンサを含む電子部品が口金を含むカバーの内側に効率よく収納でき、カバーを小形化できる。
請求項2記載の電球形蛍光ランプは、請求項1記載の電球形蛍光ランプにおいて、2つの電解コンデンサのリード線側が基板の口金側に対向する一端側に向くように配置されているものである。
電解コンデンサのリード線には、口金に対して絶縁する絶縁チューブを被せてもよい。
基板の口金側に対向する一端側は口金からの電源入力側であり、2つの電解コンデンサのリード線側が基板の口金側に対向する一端側に向くように配置されることにより、基板の電源入力側を基板の他端側の発光管への出力側との沿面距離を確保できる。
請求項3記載の電球形蛍光ランプは、請求項1または2記載の電球形蛍光ランプにおいて、点灯装置は、点灯回路を駆動する回路駆動用ICを有し、基板の中央域に回路駆動用ICが配置されるとともに、2つの電解コンデンサのうちの少なくとも一方が回路駆動用IC上に重なるように配置されているものである。
回路駆動用ICは、ドライバやハーフブリッジインバータを備えた蛍光ランプ用ICが用いられる。
このような配置により、口金の内側の円形断面形状に対応して、基板、2つの電解コンデンサおよび回路駆動用ICを口金の内側に効率よく配置できる。
そして、点灯装置の点灯回路を駆動する回路駆動用ICが基板の中央域に配置されるとともに、2つの電解コンデンサのうちの少なくとも一方が回路駆動用IC上に重なるように配置されるため、基板、2つの電解コンデンサおよび回路駆動用ICを口金の内側の円形断面形状に対応して効率よく配置できる。
請求項4記載の照明器具は、器具本体と;器具本体に取り付けられたソケットと;ソケットに接続された請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ランプ;を具備しているものである。
器具本体は、例えば、ダウンライトなどであるが、一般照明用電球を使用する器具本体であればこれ限定されない。ソケットは、E形と称されるねじ込みタイプが通常使用されるが、一般照明用電球が装着されるソケットであればこれに限定されない。
請求項1記載の電球形蛍光ランプによれば、基板は口金を含むカバーの内側に口金の中心線の方向に沿って縦形に配置されるとともに、2つの電解コンデンサは長手方向が基板の面方向に沿った状態で口金の内側に配置されるため、基板および2つの電解コンデンサを含む電子部品が口金を含むカバーの内側に効率よく収納でき、カバーを小形化できる。
請求項2記載の電球形蛍光ランプによれば、請求項1記載の電球形蛍光ランプの効果に加えて、2つの電解コンデンサのリード線側が基板の口金側に対向する一端側に向くように配置されるため、基板の一端側を電源入力側として出力側との沿面距離を確保できる。
請求項3記載の電球形蛍光ランプによれば、請求項1または2記載の電球形蛍光ランプの効果に加えて、点灯装置の点灯回路を駆動する回路駆動用ICが基板の中央域に配置されるとともに、2つの電解コンデンサのうちの少なくとも一方が回路駆動用IC上に重なるように配置されるため、基板、2つの電解コンデンサおよび回路駆動用ICを口金の内側の円形断面形状に対応して効率よく配置できる。
請求項4記載の照明器具によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ランプの作用を有する照明器具を提供できる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は電球形蛍光ランプのバルブ並設方向から見た断面図、図2は電球形蛍光ランプのバルブ並設方向に対して交差する方向から見た断面図、図3は電球形蛍光ランプの点灯装置の回路図、図4は点灯装置の回路駆動用ICの構成図、図5は電球形蛍光ランプを用いた照明器具の断面図である。
図1および図2において、11は電球形蛍光ランプで、この電球形蛍光ランプ11は、高さ方向(管軸方向)の一端に口金12を有するカバー13、このカバー13の他端側に支持された発光管14、この発光管14の一端側を支持してカバー13に取り付けられたホルダ15、発光管14を覆うとともに一端側でホルダ15の周囲も覆ってカバー13に取り付けられたグローブ16、口金12およびカバー13の内側に収納された基板17を有する点灯装置18を備えている。そして、定格電力が例えば40Wタイプ、60Wタイプ、100Wタイプの白熱電球などの一般照明用電球に近い外観に形成されている。この一般照明用電球とは、JIS C 7501に定義されている。
口金12は、エジソンタイプのE26形などで、ねじ山を備えた筒状のシェル21、このシェル21の一端側の頂部に絶縁部22を介して設けられたアイレット23を備えている。シェル21の他端側をカバー13の一端部に被せて接着剤またはかしめなどにより固定されている。
次に、カバー13は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂にて形成され、一端側には口金12のシェル21が取り付けられる円筒状の口金取付部26が形成され、他端側には拡開した円環状のカバー部27が形成され、内側にはホルダ15を取り付けるホルダ取付部28が形成されている。
次に、発光管14は、バルブ30として少なくとも3本の管状バルブであるU字形バルブ31,32,33を有し、これらU字形バルブ31,32,33が連通部34で順次接続されて1本の連続した放電路35が形成されている。
U字形バルブ31,32,33は、管外径が3〜8mmのガラス製の断面略円筒状の管体が、中間部で湾曲されて頂部を有する略U字状に形成されている。すなわち、U字形バルブ31,32,33は、湾曲する屈曲部とこの屈曲部に連続する互いに平行な一対の直管部とを備えている。中央のU字形バルブ32の高さが、両側のU字形バルブ31,33の高さより高い関係を有している。そして、U字形バルブ31,32,33は、そのU字形をなす面が互いに平行に対向するように並設されている。
発光管14の内面には例えば3波長形の蛍光体が形成され、発光管14の内部にはアルゴン(Ar)やクリプトン(Kr)などの希ガスや水銀などを含む封入ガスが封入されている。
放電路35の両端に位置する両側のU字形バルブ31,33の各一端部には一対の電極36が封装されている。各電極36は、フィラメントコイルを有し、このフィラメントコイルが一対の線状のウエルズに支持されている。各ウエルズは、例えば、両側のU字形バルブ31,33の一端部に封装されたジュメット線を介して両側のU字形バルブ31,33の一端部から外部に導出された一対のリード線に接続されている。
中央のU字形バルブ32の一端部には、封装されて排気管とも呼ばれる円筒状の細管38が連通状態に突設されている。この細管38は、発光管14内の排気がなされるとともに封入ガスが封入されて置換された後に、溶断することによって封止されている。
中央のU字形バルブ32の細管38は、先端部が口金12の内側まで延設されるように長く形成され、その先端部には封止する際にアマルガムとしての主アマルガム39が封入されている。この主アマルガム39は、ビスマス、錫および水銀にて構成される合金であり、略球形状に形成され、発光管14内の水銀蒸気圧を適正な範囲に制御する作用を有している。なお、主アマルガム39としては、ビスマス、錫の他に、インジウム、鉛などを組み合わせた合金によって形成したものを用いてもよい。また、中央のU字形バルブ32の両端には、水銀吸着放出作用を有する補助アマルガムが封装されている。
このように構成された発光管14は、U字形バルブ31,32,33のバルブ端部が高さ方向の一端側でかつ発光管14の中心部の周囲の同一円周上に位置するとともに、各バルブ端部の端面が同一平面上に配置されている。
また、連通部34は、U字形バルブ31,32,33の一端部のみを封止した状態で、U字形バルブ31,32,33の互いに接続する端部近傍を加熱溶融させた後、接続するU字形バルブ31,32,33の封止されていない他端部から空気を送り込んで吹き破ることにより形成された開口同士をつなぎ合わせて形成されている。
次に、ホルダ15は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂材料にて形成され、円板状の基台部43、この基台部43の周縁部から一端側に突出する円筒状の筒部44を備えている。
基台部43の中心部にはU字形バルブ31,32,33のバルブ端部の内側間に挿入される突部45が突出形成されている。この突部45の周面部には発光管14の中心部に臨むU字形バルブ31,32,33の各バルブ端部の周面内側部分が対向して配置される。
筒部44の一端部には、カバー13のホルダ取付部28に取り付けられる爪部46が形成されている。筒部44の内側には、点灯装置18の基板17を保持するために、ホルダ15の中心線からオフセットした位置で互いに対向する一対の基板取付溝47を有する一対の基板取付部48が形成されている。
そして、発光管14とホルダ15とを組み合わせた状態で、これらの間に例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの接着剤を注入して接着固定されている。
また、ホルダ15の基台部43には、発光管14の各電極36の一対のリード線と点灯装置18との電気的接続を中継する中継端子でもある4つの接続部材51が取り付けられている。これら接続部材51は、導電性を有する金属板で構成され、基台部43における基板17がオフセットする側に対して反対側で、ホルダ15に支持する発光管14の隣り合うU字形バルブ31,32,33のバルブ端部間の位置に、金属板面が径方向に向くとともにホルダ15の一端側と他端側とにそれぞれ突出するように貫通して設けられている。
接続部材51のホルダ15の一端側と他端側とに突出する各先端には、スリット52が入れられて二股状に形成されている。ホルダ15の他端側に突出する各接続部材51のスリット52には、発光管14の両端部から導出された各リード線が差し込まれて電気的および機械的に接続されている。
次に、グローブ16は、透明または光拡散性を有するガラスや合成樹脂などの材質により、白熱電球などの一般照明用電球のガラス球の形状に近い滑らかな曲面状に形成されている。グローブ16の一端部に開口部55が形成され、この開口部55の縁部56がカバー13のカバー部27の内側に嵌合されて例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの接着剤により接着固定されている。
次に、点灯装置18は、基板17を備え、この基板17に点灯回路61を構成する複数の電子部品62が実装されている。基板17は、口金12の内側に挿入可能とする幅寸法を有し、幅寸法に対して高さ寸法が長い矩形状に形成されており、この基板17の両側縁部がホルダ15の一対の基板取付溝47に差し込み係合されてホルダ15の中心軸の方向に沿って縦形に配置されるとともに、ホルダ15の中心線に対してオフセットした位置に配置されている。すなわち、口金12とカバー13とホルダ15とを組み合わせた状態において、基板17は、口金12の内側に対して、その口金12の中心線の方向に沿って縦形に配置されるとともに、口金12の中心線に対してオフセットした位置に配置されている。
基板17の両面側に電子部品62が実装されるが、基板17の口金12との間隔が広い側の一面には、電子部品62のうちの限流インダクタとしてのバラストチョークなどのトランスCT、コンデンサC1、2つの電解コンデンサC2,C3などの大形のディスクリート部品である電子部品62、および回路駆動用IC63がそれぞれ実装され、また、基板17の口金12との間隔が狭い側の他面には、電子部品62のうちの高さの低いチップ形の整流素子やコンデンサなどの面実装部品である電子部品62が実装されている。
基板17の発光管14側である他端側で、かつ基板17の口金12との間隔が広い側の一面には、基板17の幅方向に離間した位置から、点灯回路61に接続された4本のリード線64が導出されている。これら各リード線64はホルダ15の各接続部材51の一端側に突出する接続部材51のスリット52に差し込まれて電気的および機械的に接続されている。
2つの電解コンデンサC2,C3は、直径8mm、長さ11.5mm以下の円柱状に形成され、その長手方向の一端面から一対のリード線65が導出されている。これら2つの電解コンデンサC2,C3のリード線65側が基板17の口金12側に対向する一端側に向くように接続配置されるとともに、2つの電解コンデンサC2,C3の長手方向が基板17の面方向に沿った状態でかつ口金12の中心線の方向に沿って口金12の内側に配置されている。また、基板17の幅方向の中央域には回路駆動用IC63が配置されているとともにこの回路駆動用IC63上に重なるように一方の電解コンデンサC3が配置され、この一方の電解コンデンサC3の側部で一方の電解コンデンサC3より基板17に近い位置に他方の電解コンデンサC3が配置されている。リード線65には絶縁チューブを被せて口金12などに対して絶縁するようにしてもよい。
また、基板17の口金12との間隔が狭い面側との間には、主アマルガム39を封入した細管38が配置されている。これにより、口金12の内側に点灯装置18と細管38とが効率よく配置される。
そして、口金12の中心軸に対する基板17のオフセット量は、口金12の内径の3/4の位置までの範囲が好ましい。このオフセット量が3/4の位置よりも口金12の内面側に接近した場合には、基板17の幅が狭くなり、基板17の実装面積が小さくなって電子部品62の実装効率が低下するので好ましくない。
また、カバー13の内側には、口金12側と発光管14側とを熱的に遮断する熱遮断部材を充填してもよい。この熱遮断部材は、例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などが用いられ、少なくともカバー13の内周面と基板17および電子部品62との間の開口を埋めるように注入されている。また、熱遮断部材は、口金12の内側やホルダ15の内側まで設けてもよく、口金12の内側まで設ければカバー13と口金12とが接着固定されるので、カバー13と口金12との強度が向上する。また、ホルダ15の内側まで設ければ、同様の理由により、カバー13とホルダ15との強度が向上する。
口金12の内側には、口金12内に配置される主アマルガム39を封入した細管38の先端部と口金12とを熱的に接続する熱伝導性部材を充填してもよい。この熱伝導性部材には、発熱部品である電解コンデンサC2などの一部の電子部品62をさらに熱的に接続させてもよい。この熱伝導性部材は、例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などが用いられ、例えば、口金12を組み合わせる前に、口金12に収容される細管38の先端部、基板17、電子部品62などに熱伝導性部材を注入したり、熱伝導性部材を内側に注入した口金12を組み合わせることにより、各部品を熱伝導性部材で接続できる。なお、熱伝導性部材は、口金12の内側全体に充填するようにしてもよく、つまり熱遮断部材に接触していてもよい。
また、図3に、点灯装置18の回路図を示す。
商用交流電源eにヒューズF1を介してフィルタを構成するコンデンサC1が接続され、このコンデンサC1に平滑回路を構成する倍電圧整流回路71が接続されている。
この倍電圧整流回路71は、コンデンサC1に全波整流器である整流素子RECの入力端子が接続され、この整流素子RECの出力端子に2つの電解コンデンサC2,C3の直列回路が接続され、これら2つの電解コンデンサC2,C3の接続点にコンデンサC1の接地側が接続されている。
電解コンデンサC2,C3の直列回路に対してインダクタL1、コンデンサC4,C5の直列回路が接続されている。
コンデンサC4,C5の直列回路には、回路駆動用IC63の高圧側端子6および電源接地端子4が接続されている。
コンデンサC4,C5の接続点と回路駆動用IC63の出力端子5との間に、トランスCTの一次巻線L2、共振コンデンサC6が接続され、この共振コンデンサC6の両端が発光管14の両端のフィラメントコイルに接続されている。トランスCTの一次巻線L2に磁気的に結合して設けられた予熱用の二次巻線L3,L4が発光管14の両端のフィラメントコイルに接続されている。
回路駆動用IC63の高圧側端子3と接地側との間にコンデンサC7,C8の直列回路が接続され、コンデンサC7,C8の接続点に回路駆動用IC63の出力端子5が接続されている。
回路駆動用IC63の信号接地端子2が接地側に接続され、停止タイミング入力端子1がコンデンサC9を介して接地側に接続されている。また、回路駆動用IC63の低圧側端子7と接地側との間に抵抗R1およびコンデンサC10の直接回路とコンデンサC11とが接続され、抵抗R1とコンデンサC11との接続点に回路駆動用IC63の発振器入力端子8が接続されている。
また、図4に示すように、回路駆動用IC63は、高圧側端子6と電源接地端子4との間に高周波を発生するハーフブリッジ形のインバータ回路72が接続されている。このインバータ回路72は、スイッチング素子である互いに相補形となるMOS形のNチャネルのトランジスタとしての電界効果トランジスタQ1およびMOS形のPチャネルのトランジスタとしての電界効果トランジスタQ2が直列に接続されている。これら電界効果トランジスタQ1および電界効果トランジスタQ2は互いのソースが接続されている。これら電界効果トランジスタQ1と電界効果トランジスタQ2との接続点が出力端子5に接続されている。
電界効果トランジスタQ1のゲートおよび電界効果トランジスタQ2のゲートには、高圧側ドライバ73および低圧側ドライバ74がそれぞれ接続されている。
発振コントローラ75で発振が制御される発振回路76からの出力が分配回路77およびデッドタイム回路78を通じて分配され、高圧側ドライバ73および低圧側ドライバ74に入力される。デッドタイム回路78と高圧側ドライバ73との間には信号を高圧回路用の信号に変換する高圧レベルシフタ79が介在されている。デッドタイム回路78は、入力信号波形における片側エッジ(立ち上がりまたは立ち下がり)を遅延させた信号を形成する。発振コントローラ75、発振回路76および分配回路77には、電圧コントローラ80によって制御される。
そして、点灯装置18の動作について説明する。
まず、電源が投入されると、商用交流電源eの電圧を整流素子RECで全波整流し、入力電圧が正のときに一方の電解コンデンサC2を充電し、入力電圧が負のときに電解コンデンサC3を充電し、これら電解コンデンサC2および電解コンデンサC3の電圧を合わせて平滑された電源電圧の倍電圧となる直流電圧を回路駆動用IC63に供給する。
回路駆動用IC63では、インバータ回路72の電界効果トランジスタQ1および電界効果トランジスタQ2が交互にオン、オフし、トランスCTの一次巻線L2および共振コンデンサC6に共振電圧が発生し、共振電流が流れる。
この共振電流が流れ出した状態では、トランスCTの一次巻線L2のインダクタンス成分の共振波形に応じた電圧がトランスCTの二次巻線L3,L4に誘起されるため、これら二次巻線L3,L4に接続された発光管14のフィラメントコイルは共振電圧が上昇するまで十分な時間をかけて予熱される。
そして、バラストチョークを構成するトランスCTの一次巻線L2が飽和し、ランプ始動に必要な電圧まで電圧が上昇すると、発光管14は放電を開始し、始動、点灯する。
次に、電球形蛍光ランプ11の組立について説明する。
発光管14の一端側とホルダ15の他端側とを組み合わせ、発光管14の両端部から導出された各リード線を、ホルダ15の他端側に突出する対応した接続部材51に接続する。発光管14の一端側とホルダ15の他端側とを組み合わせた状態で、ホルダ15の内側から発光管14とホルダ15との間に接着剤を注入し、発光管14とホルダ15とを接着固定する。
ホルダ15の内側に基板17を挿入し、基板17から導出されている各リード線64を、ホルダ15の一端側に突出する対応した接続部材51に接続する。
ホルダ15とカバー13とを組み合わせて結合する。熱遮断部材をカバー13の内周面と基板17および電子部品62との間の開口を埋めるように注入する。
基板17の入力部側に予め接続されている図示しない電線を口金12のシェル21およびアイレット23に接続し、カバー13に口金12を嵌合してかしめや接着によって固定する。口金12を組み合わせる前には、口金12に収容される細管38の先端部、基板17、電子部品62などに熱伝導性部材を注入したり、口金12の内側に熱伝導性部材を内側に注入し、この口金12を組み合わせることにより、細管38の先端部、基板17、電子部品62および口金12を熱伝導性部材で熱的に接続する。
発光管14にグローブ16を被せ、グローブ16をカバー13に接着剤によって固定する。
そして、このように形成された電球形蛍光ランプ11は、図5に示すように、例えばダウンライトである照明器具91に用いることができる。この照明器具91は、器具本体92を有し、この器具本体92内にソケット93および反射体94が取り付けられ、ソケット93には電球形蛍光ランプ11が装着される。
このように構成された電球形蛍光ランプ11では、基板17は口金12を含むカバー13の内側に口金12の中心線の方向に沿って縦形に配置されるとともに、2つの電解コンデンサC2,C3は長手方向が基板17の面方向に沿った状態で口金12の内側に配置されるため、基板17および2つの電解コンデンサC2,C3を含む電子部品62が口金12を含むカバー13の内側に効率よく収納でき、カバー13を小形化できる。
また、2つの電解コンデンサC2,C3のリード線65側が基板17の口金12側に対向する一端側に向くように配置されるため、基板17の一端側を電源入力側として出力側との沿面距離を確保できる。
また、点灯装置18の点灯回路61を駆動する回路駆動用IC63が基板17の中央域に配置されるとともに、一方の電解コンデンサC3が回路駆動用IC63上に重なるように配置されるため、口金12の内側の円形断面形状に対応して、基板17、2つの電解コンデンサC2,C3および回路駆動用IC63を口金12の内側に効率よく配置できる。
なお、グローブ16を省略し、発光管14が露出するタイプに構成してもよい。
また、発光管14のU字形バルブ31,32,33の数は、3本に限られず、2本でも、あるいは4本以上を並設して放電路長をより長くすることもできる。また、発光管としては、複数本のU字形バルブを並設して1本の放電路を形成した屈曲形の発光管に限らず、1本のバルブを螺旋状に屈曲した発光管でもよい。
本発明の一実施の形態を示す電球形蛍光ランプのバルブ並設方向から見た断面図である。 同上電球形蛍光ランプのバルブ並設方向に対して交差する方向から見た断面図である。 同上電球形蛍光ランプの点灯装置の回路図である。 同上点灯装置の回路駆動用ICの構成図である。 同上電球形蛍光ランプを用いた照明器具の断面図である。
符号の説明
11 電球形蛍光ランプ
12 口金
13 カバー
14 発光管
17 基板
18 点灯装置
61 点灯回路
62 電子部品
63 回路駆動用IC
65 リード線
91 照明器具
92 器具本体
93 ソケット
C2,C3 電解コンデンサ

Claims (4)

  1. 発光管と;
    一端側に口金が取り付けられるとともに他端側に発光管が支持されたカバーと;
    口金を含むカバーの内側に口金の中心線の方向に沿って縦形に配置される基板、および平滑回路を構成する2つの電解コンデンサを含む点灯回路の電子部品を有し、電子部品が基板に配置されているとともに、2つの電解コンデンサは長手方向が基板の面方向に沿った状態で口金の内側に並設された点灯装置と;
    を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  2. 2つの電解コンデンサのリード線側が基板の口金側に対向する一端側に向くように配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の電球形蛍光ランプ。
  3. 点灯装置は、点灯回路を駆動する回路駆動用ICを有し、基板の中央域に回路駆動用ICが配置されるとともに、2つの電解コンデンサのうちの少なくとも一方が回路駆動用IC上に重なるように配置されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電球形蛍光ランプ。
  4. 器具本体と;
    器具本体に取り付けられたソケットと;
    ソケットに接続された請求項1ないし3いずれか一記載の電球形蛍光ランプ;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
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