JP2009059612A - 電球形蛍光ランプおよび照明器具 - Google Patents

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伸弥 白田
Katsuyuki Kobayashi
勝之 小林
Hiromichi Nakajima
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Abstract

【課題】倍電圧整流回路を用いた点灯装置の小形化を図って、寿命末期時の不具合も発生しにくい電球形蛍光ランプを提供する。
【解決手段】電球形蛍光ランプ1は、倍電圧整流回路71と;この倍電圧整流回路71の一対の平滑コンデンサC2,C3の直列体の両端に接続された一対のスイッチング素子の直列体と;一対のスイッチング素子の直列体を動作制御する駆動回路63と;一対の平滑コンデンサC2,C3の接続点と一対のスイッチング素子の接続点との間に接続された蛍光ランプ14を含んでいる共振負荷回路と;倍電圧整流回路71の整流手段RECの入力電源側の一端に直列接続された雑音防止用のインダクタL1と;を具備している。共振負荷回路が倍電圧整流回路71の一対の平滑コンデンサC2,C3の接続点に直接接続されているため、蛍光ランプ14の寿命末期時に印加される共振成分が過剰とならず、フィラメント電力も抑えられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、倍電圧整流回路を有する点灯装置が内蔵された電球形蛍光ランプおよびこの電球形蛍光ランプを装着している照明器具に関する。
近年、二酸化炭素(CO)の排出量の削減の要求に応じて、効率の低い白熱電球が効率の比較的高い電球形蛍光ランプに置き換えられている。そして、各種の照明器具に使用されている白熱電球を電球形蛍光ランプに置き換えるために、電球形蛍光ランプの小形化が進められている。
この電球形蛍光ランプの点灯装置には、回路規模およびコストの面から全波整流回路に自励式ハーフブリッジ回路を組合わせた小形インバータが多く用いられている。この種のインバータ回路は、蛍光ランプの寿命末期時において、フィラメントへ大電力が印加されるため、短時間で蛍光ランプの発光管にクラックが発生してリークに至り、蛍光ランプは不点となって点灯装置も無負荷動作によって破壊され、不具合を起こすことなく停止する。
一方、電球形蛍光ランプの更なる省電力化のために、発光効率の向上が検討されている。発光効率を高くするには、蛍光ランプの発光管の管径を細くするとともに、放電路長を長くして効率が向上することが知られている。これは、発光管の管径が細く、かつ放電路長が長くなるとランプ電圧が上昇し、その分エネルギー損失に影響しやすいランプ電流が減少するためである。
しかし、前述の全波整流回路に自励式ハーフブリッジ回路を組合わせた小形インバータでは電源波形の谷部付近でランプ電流が不足して放電が維持できず、ハンチング現象が発生しやすいので、発光効率の向上には限界があった。この対策として、整流回路を倍電圧整流回路としてインバータ回路の周波数を固定した他励式のインバータ回路が知られている。特に、ドライバとFETが一体となったIC回路(NXP社 UBA2024Pなど)を使用した他励式のインバータ回路が知られており、他励式における回路小形化の一手法となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−165009号公報
特許文献1の電球形蛍光ランプは、倍電圧整流回路に他励式インバータを組合わせた点灯装置によって省電力化を図っているが、この省電力化によって寿命末期時にフィラメントに印加される電力も低下しており、発光管リークに至るまでの時間が長くなることとなる。このため、寿命末期時にはフィラメント電極付近の樹脂部品が高温となり、不具合を起こす可能性がある。また、倍電圧整流回路では回路方式上部品点数が多くなることから、回路基板上の占有面積が大きくなり、小形化およびコスト低減の妨げとなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、倍電圧整流回路を用いた点灯装置の小形化を図って、寿命末期時の不具合も発生しにくい電球形蛍光ランプおよびこの電球形蛍光ランプを装着する照明器具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の電球形蛍光ランプは、直列接続された一対の平滑コンデンサおよびこの一対の平滑コンデンサの入力電源側に接続された整流手段を有する倍電圧整流回路と;この倍電圧整流回路の一対の平滑コンデンサの直列体の両端に接続された一対のスイッチング素子の直列体と;一対のスイッチング素子の直列体を動作制御する駆動回路と;一対の平滑コンデンサの接続点と一対のスイッチング素子の接続点との間に接続された蛍光ランプを含んでいる共振負荷回路と;倍電圧整流回路の整流手段の入力電源側の一端に直列接続された雑音防止用のインダクタと;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
蛍光ランプは、直管状のバルブを加熱、軟化させて折曲したものの他、管状のバルブ同士を端部で継いで連通させたブリッジ形あるいはブリッジ後にモールド形で形成したバルブから形成されたものも包含される。
点灯装置は、例えば、10kHz以上の高周波電力を蛍光ランプに印加して蛍光ランプを点灯させる電子部品を主体としたインバータ回路などで構成してもよい。一対のスイッチング素子はバイポーラ形トランジスタ、電界効果形トランジスタ(FET)等の半導体スイッチが使用される。駆動回路は自励発振形、他励発振形のいずれであってもよい。
本発明の共振負荷回路は、倍電圧整流回路の一対の平滑コンデンサの接続点と一対のスイッチング素子の接続点との間に接続される回路構成を有しており、この直列共振回路の共振成分からフィラメント電力が重畳される蛍光ランプを有している。フィラメント電力は共振インダクタから磁気的に接続されて誘導二次電力として与えられてもよいし、フィラメントを共振キャパシタに直列接続させてフィラメント電流を与える方式のいずれでもよい。倍電圧整流回路の一対の平滑コンデンサは、直流カットコンデンサの機能も備えており、個別的に直列接続された直流カットコンデンサを倍電圧整流回路に対して並列接続する必要がない。このため、電解コンデンサに流れるリップル電流が増加するが、耐久性能的に適切な電解コンデンサ部品を選定することで電球形蛍光ランプ用の点灯装置としての要求仕様を満足することができる。
特許文献1に記載されたような従来の倍電圧整流回路を用いた点灯装置は、直列接続された一対の直流カットコンデンサを一対の平滑コンデンサに並列接続しており、この一対の直流カットコンデンサの接続点に接続された共振負荷回路には蛍光ランプの寿命末期時に発生する半波放電電流によって発光管のリークには至らないがバルブ端部の周辺樹脂部品に熱影響を与えるのに十分なフィラメント電力が供給される可能性がある。これに対し、本発明の共振負荷回路は、個別的に直列接続された直流カットコンデンサを介することなく、倍電圧整流回路の一対の平滑コンデンサの接続点に直接接続されているので、寿命末期時に半波放電電流が発生しても、共振負荷回路に対しては正負の極性に対して平滑コンデンサが1個づつ接続されているために、見かけ上の半波放電電流が少なく、共振成分が過剰とならずにフィラメント電力も抑制される。このため、寿命末期時にランプホルダなどの樹脂部品が溶解に至ることなく安全な状態を保持することができる。
また、直列接続された直流カットコンデンサを個別的に設ける必要がないので、部品点数を削減することができ、回路小形化を実現可能となる。
ところで、上記特許文献1に記載の点灯装置では、雑音防止用のインダクタが電解コンデンサより負荷側のDCライン側に挿入されている。これは、電解コンデンサと直流カットコンデンサとの間のDCライン側に雑音防止用のインダクタを配置することにより電解コンデンサに高周波電流が流れないようにし、電解コンデンサの発熱を抑えるためである。しかし、この接続方式の場合、雷サージなどの電源の急峻な変化が発生したときインダクタ成分と後段のコンデンサ成分(パターン配線の浮遊容量を含む)により共振し、入力電圧が瞬時的に昇圧して並列接続している半導体スイッチの耐圧を超え、半導体スイッチが破壊されるおそれがあった。
一方、本発明の雑音防止用のインダクタは、倍電圧整流回路の整流手段の入力電源側の一端に直列接続されており、雷サージが発生した場合にはインダクタの後段には容量の大きな電解コンデンサが配置されているため、前述の共振現象は発生することはなく、半導体スイッチの耐圧を超えるような電圧が発生することはないという効果を奏する。
請求項2の照明器具は、請求項1記載の電球形蛍光ランプと;この電球形蛍光ランプが装着される電球用ソケットを配設している器具本体と;を具備していることを特徴とする。
器具本体は、例えば、ダウンライト、シャンデリアなどであるが、一般照明用電球を使用する器具本体であればこれに限定されない。ソケットは、E形と称されるねじ込みタイプが通常使用されるが、一般照明用電球が装着されるソケットであればこれに限定されない。
本発明によれば、請求項1記載の電球形蛍光ランプを配設する照明器具が提供される。
本発明によれば、共振負荷回路が倍電圧整流回路の一対の平滑コンデンサの接続点に直接接続されているため、蛍光ランプの寿命末期時に印加される共振成分を抑制して、フィラメント電力も抑えられる。このため、寿命末期時にランプホルダなどの樹脂部品が溶解に至ることなく安全な状態を保持することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図3に第1の実施の形態を示し、図1は電球形蛍光ランプを正面側から見た断面図、図2は、図1の電球形蛍光ランプに使用されている点灯装置18の回路図、図3は図2の点灯装置に使用されている回路駆動用ICの構成図である。
図1において、1は電球形蛍光ランプで、この電球形蛍光ランプ1は、高さ方向の一端に口金12を有するカバー13と、このカバー13の他端側に支持された屈曲形蛍光ランプとしての発光管14と、この発光管14の一端側を支持してカバー13の他端側に取り付けられた樹脂製のホルダ15と、発光管14を覆ってカバー13に取り付けられたグローブ17と、口金12、カバー13およびホルダ15の内側に収納された点灯装置18とを備えている。そして、定格電力が例えば40Wタイプ、60Wタイプ、100Wタイプの白熱電球などの一般照明用電球と略同じ外観に形成されている。この一般照明用電球とは、JIS C 7501に定義されている。
口金12は、例えばエジソンタイプのE26形などで、ねじ山を備えた筒状のシェル21、このシェル21の一端側の頂部に絶縁部22を介して設けられたアイレット23を備えている。
カバー13は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂にて形成され、一端側には口金12のシェル21の下端開口側が取り付けられる円筒状の口金取付部26が形成され、他端側には拡開した円環状のカバー部27が形成されている。
カバー13の口金取付部26に隣接するカバー部27の上端縁には一対の第1の通気孔28,28がカバー13の中心軸をはさんで180°間隔で形成されている。この一対の第1の通気孔28,28は、口金12がカバー13に取り付けられて、シェル21の下端開口側が口金取付部26に被着された場合でも、外方に臨む位置に形成されている。
また、発光管14は、1本の直管状のバルブを二等分するようにバルブの中央領域が屈曲されるとともに、このバルブの屈曲された中央領域を頂部32としてバルブの両端側が螺旋状に湾曲形成されている。発光管14のバルブの両端部33a,33bは、頂部32と反対側の一端方向へ向かって平行に突出されている。
発光管14のバルブ内面には例えば3波長発光形の蛍光体が形成され、バルブの内部にはアルゴン(Ar)、ネオン(Ne)、あるいはクリプトン(Kr)などの希ガスや水銀などを含む封入ガスが封入されている。
発光管14のバルブ31の各端部33a,33bにはフレアステムによって図示しない一対の電極が封装されている。各電極は、一対のジュメット線に懸架されたフィラメントコイルを有している。一対のジュメット線は、例えば、フレアステムに封装されていて、フレアステムから外部に導出されて点灯装置18に接続される図示しない一対のリード線に接続されている。すなわち、バルブ31の各端部から一対ずつのワイヤが導出されている。
バルブ31の各端部33a,33bには、フレアステムに取り付けられた排気管とも呼ばれる円筒状の細管36a,36bが連通状態に突設されている。これら各細管36a,36bは、発光管14の製造過程で溶断によって順次封止され、各細管36a,36bのうちの封止されていない一部を通じて発光管14内の排気がなされるとともに、封入ガスが封入されて置換された後に、その細管36a,36bを溶断することによって封止される。
一方の細管36aは、先端部が口金12の内側まで延設されるように長く形成されたロング管で、その先端部には封止する際にアマルガムとしての図示しない主アマルガムが封入されている。この主アマルガム37は、ビスマス、錫および水銀にて構成される合金であり、略球形状に形成され、発光管14内の水銀蒸気圧を適正な範囲に制御する作用を有している。なお、
主アマルガムとしては、ビスマス、錫の他に、インジウム、鉛などを組み合わせた合金によって形成したものを用いてもよい。また、電極の内部リード線に、水銀吸着放出作用を有する補助アマルガムを取り付けてもよい。
ホルダ15は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂にて形成され、円板状のホルダ部40が形成されている。
ホルダ部40には、発光管14の一対の端部33a,33bが挿通される一対の挿通孔が形成されており、この一対の挿通孔の周囲には保護筒が発光管14側に突出するようにホルダ部40に一体形成されている。発光管14の一対の端部33a,33bが一対の挿通孔に挿通された状態で、例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの接着剤を注入することにより、発光管14がホルダ15に接着固定されている。
グローブ17は、透明または光拡散性を有するガラスや合成樹脂などの材質により、白熱電球などの一般照明用電球のガラス球の形状に近い滑らかな曲面状に形成されている。グローブ17の開口縁部はカバー15の内側に嵌合されて例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの粘性を有する接着剤により接着固定されている。
点灯装置18は、基板53を備え、この基板53に点灯回路54を構成する複数の電子部品55が実装されている。基板53は、カバー13側に対して口金12側の幅が狭く、その口金12側が口金12の内側に挿入可能とする幅寸法に形成されているとともに、幅寸法に対して高さ寸法が長い略矩形状に形成されている。
基板53は、カバー13およびホルダー15の中心線(すなわち電球形蛍光ランプ11の中心線)の方向に沿って縦形に配置されるとともに、カバー13およびホルダ部40の中心線に対してオフセットした位置に配置されている。すなわち、口金12とカバー13とホルダ15とを組み合わせた状態において、基板53は、口金12の内側に対して、その口金12の中心線の方向に沿って縦形に配置されるとともに、口金12の中心線に対してオフセットした位置に配置されている。
基板53の両面に電子部品55が実装されるが、基板53の口金12との間隔が広い側の面には、電子部品55のうちのトランスCT、コンデンサC1、電解コンデンサC2などの大形の電子部品55が実装され、また、基板53の口金12との間隔が狭い側の面には、電子部品55のうちの高さの低いトランジスタ、チップ形のコンデンサや整流素子などの面実装タイプの電子部品55が実装されている。なお、トランジスタとしては、MOS形のNチャンネルの電界効果トランジスタQ1およびMOS形のNチャンネルの電界効果トランジスタQ2を1つのパッケージ部品とし、ドライブ回路を内蔵したIC部品63が用いられる。電解コンデンサC2は、基板53の幅方向中央域で基板53に対して垂直方向に向けて2つ実装されている。
また、カバー13の内側には、口金12側と発光管14側とを熱的に遮断する熱遮断部材を配置してもよい。この熱遮断部材は、例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などが用いられ、少なくともカバー13の内面と基板53の一面側または他面側のいずれか一方側との間の空間に注入される。
次に、電球形蛍光ランプ11を組み立てるには、発光管14の一端側の各端部33a,33bをホルダ15の各挿通孔44,44に挿入し、ホルダ15の内側から接着剤を注入して発光管14の各端部33a,33bをホルダ15に接着固定する。ホルダ15の基板取付部43,43に基板53の両側縁部を差し込み、仕切板16の内側に引き出されている発光管14のリードワイヤを基板53の接続部に接続して電気的接続を行う。
ホルダ15の係合片部42をカバー13の内面に設けられた係合部と係合させて結合する。必要に応じてシリコーン樹脂などからなる熱遮断部材をカバー13の内周面と基板53の一面側または他面側のいずれか一方との空間に注入する。
基板53の入力部側に接続されている図示しない一方のリード線を口金12のアイレット23に接続し、他方のリード線をカバー13の口金取付部26に配置し、その口金取付部26の外周に口金12のシェル21の固定部21bを嵌合して他方のリード線の先端部を挟み込み、シェル21の固定部21bをカバー13の口金取付部26にかしめによって固定し、他方のリード線をシェル21に電気的および機械的に接続する。
発光管14にグローブ17を被せ、グローブ17をカバー13に接着剤によって固定する。
このように形成された電球形蛍光ランプ1は、グローブの最大外径が約55mm、口金12を含むランプ全体の高さ寸法が約109mm、回路損出を含めたランプ電力が10W以下でかつ全光束が約810lm以上となり、60W相当の一般照明用電球に置き換えて使用することができる。
次に、点灯装置18の点灯回路について説明する。
商用交流電源eにヒューズF1を介してフィルタを構成するコンデンサC1が接続され、コンデンサC1の一端(接地側)と整流素子RECの入力端の間にノイズフィルタ用のインダクタL1が接続されている。
コンデンサC1の他端とインダクタL1の一端との間に全波整流器である整流素子RECの入力端子が接続され、この整流素子RECの出力端子に2つの電解コンデンサC2,C3の直列回路が接続されており、これら整流素子RECおよび2つの電解コンデンサC2,C3によって倍電圧整流回路71が構成されており、2つの電解コンデンサC2,C3の接続点にインダクタL1の一端が接続されている。
一対の平滑用電解コンデンサC2,C3の直列回路には、回路駆動用IC63の高圧側端子6および電源接地端子4が接続されている。一対の平滑用電解コンデンサC2,C3は、直流カットコンデンサの機能も備えており、従来のように直列接続された直流カットコンデンサを個別的に倍電圧整流回路71に並列接続していない。このため、平滑用電解コンデンサC2,C3に流れるリップル電流が増加するが、耐久性能的に適切な平滑用電解コンデンサ部品を選定することで電球形蛍光ランプ用の点灯装置18としての要求仕様を満足している。
電解コンデンサC2,C3の接続点と回路駆動用IC63の出力端子5との間に、トランスCTの一次巻線L2、共振コンデンサC6が接続され、この共振コンデンサC6の両端が発光管14の両端のフィラメントコイルに接続されている。トランスCTの一次巻線L2に磁気的に結合して設けられた予熱用の二次巻線L3,L4が発光管14の両端のフィラメントコイルに接続されている。
回路駆動用IC63の高圧側端子3と接地側との間にコンデンサC7,C8の直列回路が接続され、コンデンサC7,C8の接続点に回路駆動用IC63の出力端子5が接続されている。
回路駆動用IC63の信号接地端子2が接地側に接続され、停止タイミング入力端子1がコンデンサC9を介して接地側に接続されている。また、回路駆動用IC63の低圧側端子7と接地側との間に抵抗R1およびコンデンサC10の直接回路とコンデンサC11とが接続され、抵抗R1とコンデンサC11との接続点に回路駆動用IC63の発振器入力端子8が接続されている。
また、図3に示すように、回路駆動用IC63は、高圧側端子6と電源接地端子4との間に高周波を発生するハーフブリッジ形のインバータ回路72が接続されている。このインバータ回路72は、スイッチング素子である互いに相補形となるMOS形のNチャネルのトランジスタとしての電界効果トランジスタQ1およびMOS形Nチャネルのトランジスタとしての電界効果トランジスタQ2が直列に接続されている。これら電界効果トランジスタQ1および電界効果トランジスタQ2は互いのソースが接続されている。これら電界効果トランジスタQ1と電界効果トランジスタQ2との接続点が出力端子5に接続されている。
電界効果トランジスタQ1のゲートおよび電界効果トランジスタQ2のゲートには、高圧側ドライバ73および低圧側ドライバ74がそれぞれ接続されている。
発振コントローラ75で発振が制御される発振回路76からの出力が分配回路77およびデッドタイム回路78を通じて分配され、高圧側ドライバ73および低圧側ドライバ74に入力される。デッドタイム回路78と高圧側ドライバ73との間には信号を高圧回路用の信号に変換する高圧レベルシフタ79が介在されている。デッドタイム回路78は、入力信号波形における片側エッジ(立ち上がりまたは立ち下がり)を遅延させた信号を形成する。発振コントローラ75、発振回路76および分配回路77には、電圧コントローラ80によって制御される。
そして、点灯装置18の動作について説明する。
まず、電源が投入されると、商用交流電源eの電圧を整流素子RECで全波整流し、入力電圧が正のときに一方の電解コンデンサC2を充電し、入力電圧が負のときに電解コンデンサC3を充電し、これら電解コンデンサC2および電解コンデンサC3の電圧を合わせて平滑された電源電圧の倍電圧となる直流電圧を回路駆動用IC63に供給する。
回路駆動用IC63では、インバータ回路72の電界効果トランジスタQ1および電界効果トランジスタQ2が交互にオン、オフし、トランスCTの一次巻線L2および共振コンデンサC6に共振電圧が発生し、共振電流が流れる。
この共振電流が流れ出した状態では、トランスCTの一次巻線L2のインダクタンス成分の共振波形に応じた電圧がトランスCTの二次巻線L3,L4に誘起されるため、これら二次巻線L3,L4に接続された発光管14のフィラメントコイルは共振電圧が上昇するまで十分な時間をかけて予熱される。
そして、バラストチョークを構成するトランスCTの一次巻線L2および共振コンデンサC6の共振電圧がランプ始動に必要な電圧まで電圧が上昇すると、発光管14は放電を開始し、始動、点灯する。
本実施形態の点灯装置18は、倍電圧整流回路71の一対の平滑用電解コンデンサC2,C3の接続点と一対のスイッチング素子Q1,Q2の接続点との間にトランスCTの一次巻線L2および共振コンデンサC6からなる直列共振回路が接続され、この直列共振回路の一次巻線L2からトランスCTの二次巻線L3,L4に誘起された共振成分がフィラメント電力として重畳される蛍光ランプ14を有している。
従来の倍電圧整流回路を用いた点灯装置は、直列接続された一対の直流カットコンデンサを一対の平滑コンデンサに並列接続しており、この一対の直流カットコンデンサの接続点に接続された共振負荷回路には蛍光ランプの寿命末期時に発生する半波放電電流によってフィラメント電力が供給されてバルブ端部が発熱した状態で半波放電を継続する可能性がある。これに対し、本実施形態の点灯装置18は、個別的に直列接続された直流カットコンデンサを介することなく、倍電圧整流回路の一対の平滑用電解コンデンサC2,C3の接続点に直列共振回路が接続されているので、寿命末期時に半波放電電流が発生しても、共振負荷回路に対しては平滑用電解コンデンサC2,C3が正負の極性毎にそれぞれ1個づつ接続されることになり、見かけ上の半波放電電流が少なく、共振成分が過剰とならずにフィラメント電力が抑制される。このため、寿命末期時にホルダ15などの樹脂部品が溶解に至ることなく安全な状態を保持することができる。
また、従来のように直列接続された直流カットコンデンサを個別的に設ける必要がないので、部品点数を削減することができ、回路小形化を実現可能となる。
さらに、本実施形態の点灯装置18は、倍電圧整流回路の整流手段の入力電源側の一端に直列接続されているので、雷サージが発生した場合でもインダクタL1の後段には容量の大きな平滑用電解コンデンサC2,C3が配置されているため、従来のような共振現象は発生することはなく、半導体スイッチの耐圧を超えるような電圧が発生して半導体スイッチが破壊されるということがない。
図4は、本発明の第2の実施形態を示す照明器具の概念図である。
そして、図4に示すように、電球形蛍光ランプ1は、例えばダウンライトである照明器具81に用いることができる。この照明器具81は、器具本体82を有し、この器具本体82内にソケット83および反射体84が取り付けられ、ソケット83に電球形蛍光ランプ11が装着される。
本発明の第1の実施形態を示す電球形蛍光ランプの概略断面正面図。 図1の電球形蛍光ランプに使用されている点灯装置の回路図。 図2の点灯装置に使用されている回路駆動用ICの構成図。 本発明の第2の実施形態を示す照明器具の概念図。
符号の説明
e…入力電源、REC…整流手段、C2,C3…平滑コンデンサ、Q1,Q2…スイッチング素子、1…電球形蛍光ランプ、14…蛍光ランプ、63…駆動回路、71…倍電圧整流回路、81…照明器具、82…器具本体。

Claims (2)

  1. 直列接続された一対の平滑コンデンサおよびこの一対の平滑コンデンサの入力電源側に接続された整流手段を有する倍電圧整流回路と;
    この倍電圧整流回路の一対の平滑コンデンサの直列体の両端に接続された一対のスイッチング素子の直列体と;
    一対のスイッチング素子の直列体を動作制御する駆動回路と;
    一対の平滑コンデンサの接続点と一対のスイッチング素子の接続点との間に接続される直列共振回路およびこの直列共振回路の共振成分からフィラメント電力が重畳される蛍光ランプを含んでなる共振負荷回路と;
    倍電圧整流回路の整流手段の入力電源側の一端に直列接続された雑音防止用のインダクタと;
    を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
  2. 請求項1記載の電球形蛍光ランプと;
    この電球形蛍光ランプが装着される電球用ソケットを配設している器具本体と;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
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CN101907252A (zh) * 2010-07-15 2010-12-08 麦奥(天津)节能灯合同能源管理有限公司 一种自动切换备用光源高效节能灯具

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