JP2008210445A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レーザー光源と偏光ビームスプリッタとの間に配置された、レーザー光源から出射される光ビームの偏光状態を変える液晶光学素子を備え、液晶光学素子に入射する光ビームの偏光状態を変更して、偏光ビームスプリッタから出射される光ビームの光量調整を行う光ピックアップ装置において、液晶光学素子が、レーザー光源から出射される光ビームの偏光方向に対する、液晶分子の配向方向との成す角θが、45°<θ<90°となる様に設定されている構成とした。
【選択図】図1
Description
図8(a)は、従来の光ピックアップ装置に搭載された液晶光学素子の構成を示す断面図である。また、図8(b)は、従来の光ピックアップ装置に搭載された液晶光学素子の正面図であり、液晶分子の入射偏光方向に対する配向状態を示している。
図9(a)は、液晶光学素子のラビング角(θ)が0°<θ<45°の範囲で設定された、従来の光ピックアップ装置で実現できる透過率の電圧依存性の理想値(透過率理想曲線)を示す図面である。なお、本図に示す縦軸は規定化後の透過率を示し、横軸は駆動電圧[Vrms」を示している。また、本図に示す127、126、125、124は、それぞれラビング角(θ)38を0°、15°、30°、45°に設定した時の透過率理想曲線を示している。
図9(b)は、液晶光学素子のラビング角(θ)が0°<θ<45°の範囲で設定された、従来の光ピックアップ装置で実現できる透過率の電圧依存性の実測値(透過率実測曲線)を示している。なお、本図に示す137、136、135、134はそれぞれラビング角(θ)38を0°、15°、30°、45°に設定した時の透過率実測曲線を示している。
ィスクに集光する対物レンズと、レーザー光源から出射された光ビームと光ディスクから反射された光ビームとを分離する偏光ビームスプリッタと、レーザー光源と偏光ビームスプリッタとの間に配置された、レーザー光源から出射される光ビームの偏光状態を変える液晶光学素子とを備え、液晶光学素子に入射する光ビームの偏光状態を変更して、偏光ビームスプリッタから出射される光ビームの光量調整を行う光ピックアップ装置において、液晶光学素子が、レーザー光源から出射される光ビームの偏光方向に対する、液晶分子の配向方向との成す角θが、45°<θ<90°となる様に設定されていることを特徴とするものである。
図1は、本発明の光ピックアップの構成を示す図面である。
図2(a)は、本発明の光ピックアップ装置1に搭載される液晶光学素子4の構成を示す断面図である。図2(b)は、本発明の光ピックアップ装置1に搭載される液晶光学素子4の正面図であり、液晶分子の入射偏光方向に対する配向状態を示す図面である。
図3(a)は、液晶光学素子4のラビング角(θ)38(図2(b)参照)が45°<
θ<90°の範囲で設定された、本発明の光ピックアップ装置で実現できる透過率の電圧依存性の理想値(透過率理想曲線)を示す図面である。なお、本図に示す縦軸は規定化後の透過率を示し、横軸は駆動電圧[Vrms」を示している。また、本図に示す121、122、123、124は、それぞれラビング角(θ)38を90°、75°、60°、45°に設定した時の透過率理想曲線を示している。
図4は、内部干渉が発生する原理を説明するための図面である。また、図5は、液晶分子39に入射した入射光電場151が液晶分子の長軸と短軸方向にどのような電場成分として分けられるかを示すための図面である。なお、本図(a)は液晶分子39が平行に配向している状態を、本図(b)は液晶分子39が垂直に配向している状態を示している。
)38)で入射した場合、入射光電場151は、常光電場152と異常光電場153に分けられる。液晶光学素子4に電圧を印加した時、液晶配向状態が例えばホメオトロピックの場合には、垂直配向状態(図5(b))から平行配向状態(図5(a))に液晶の配向状態が変化し、常光方向の屈折率はnoのままであるが、異常光方向の屈折率は電圧印加時にnoからneに変化する。
図6は、液晶光学素子4の内部干渉による透過率の電圧依存性を示す図面(実測値)であり、透過率の変動幅の大きさが内部干渉の影響の大きさを示しており、縦軸は規定化後の透過率を示し、横軸は駆動電圧[Vrms」を示している。また、本図に示す161、162、163、164、165、166、167は、ラビング角(θ)38が90°、75°、60°、45°、30°、15°、0°とした時の透過率の電圧依存性における実測透過率変動を示している。図7は、内部干渉の影響による透過率変動幅を規格化したものを、ラビング角に対してプロットした図面であり、内部干渉の影響の大きさを数値として示したものであり、縦軸は規定化後の内部干渉変動幅を示し、横軸はラビング角(θ)[°]を示している。
ーザー波長の分布や、装置の使用温度等が変わることに起因して起こる、透過率の電圧依存性を歪ませる内部干渉の問題を極力抑えることができ、透過率の電圧依存性を示す曲線がほぼ対称になる。よって、本発明の光ピックアップ装置は、シミュレーションによる設計が容易で、安定した透過率の電圧依存性を有する液晶光学素子4を搭載した装置となる。
2 レーザー光源
3 液晶光学素子
4 コリメートレンズ
5 電圧制御装置
6 偏光ビームスプリッタ
7 λ/4板
8 対物レンズ
9 アクチュエータ
10 光ディスク
11 受光素子
31 透明基板
32 透明電極
33 配向膜
34 シール材
35 液晶層
36 入射偏光方向
37 配向方向
38 ラビング角(θ)
39 液晶分子
121〜124 透過率理想曲線
131〜134 透過率実測曲線
141 入射光
142、143 反射光
144 透過光
151 入射光電場
152 常光電場
153 異常光電場
161〜167 実測透過率変動
Claims (1)
- 光ビームを出射するレーザー光源と、前記光ビームを光ディスクに集光する対物レンズと、前記レーザー光源から出射された光ビームと前記光ディスクから反射された光ビームとを分離する偏光ビームスプリッタと、前記レーザー光源と前記偏光ビームスプリッタとの間に配置された、前記レーザー光源から出射される光ビームの偏光状態を変える液晶光学素子と、を備え、当該液晶光学素子に入射する光ビームの偏光状態を変更して、前記偏光ビームスプリッタから出射される光ビームの光量調整を行う光ピックアップ装置において、
前記液晶光学素子は、前記レーザー光源から出射される光ビームの偏光方向に対する、液晶分子の配向方向との成す角θが、45°<θ<90°となる様に設定されている
ことを特徴とする光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007045544A JP4729515B2 (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007045544A JP4729515B2 (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | 光ピックアップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008210445A true JP2008210445A (ja) | 2008-09-11 |
JP4729515B2 JP4729515B2 (ja) | 2011-07-20 |
Family
ID=39786628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007045544A Active JP4729515B2 (ja) | 2007-02-26 | 2007-02-26 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4729515B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0927141A (ja) * | 1995-07-10 | 1997-01-28 | Ricoh Co Ltd | 光ピックアップ装置 |
JP2003157566A (ja) * | 2001-11-19 | 2003-05-30 | Sony Corp | 光ヘッド、記録再生装置、及び光結合効率可変素子 |
JP2004039004A (ja) * | 2002-06-28 | 2004-02-05 | Asahi Glass Co Ltd | 光ヘッド装置 |
WO2004079436A1 (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-16 | Asahi Glass Company, Limited | 光減衰器および光ヘッド装置 |
-
2007
- 2007-02-26 JP JP2007045544A patent/JP4729515B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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WO2004079436A1 (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-16 | Asahi Glass Company, Limited | 光減衰器および光ヘッド装置 |
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