JP2008210440A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ピックアップの傾角調整により噛合部材の歯とリードスクリューとの摺動抵抗の増加を招くことがなく、送り方向と戻り方向のモータ駆動電圧の変化を緩和して光ピックアップの移送精度を向上させた光ディスク装置を提供する。
【解決手段】リードスクリュー3に側方から噛み合う歯9eを備えた噛合部材9を、リードスクリュー3の軸線L1と直交する水平な線L2を回転中心線とする回転ができるように、上記光ピックアップ2の側面に取付け、噛合部材9を固定する前に噛合部材9の角度補正ができる光ディスク装置とする。傾角調整により光ピックアップ2がリードスクリュー3に対して傾斜しても、噛合部材9をリードスクリュー3と同じ水平状態になるように角度補正をして、噛合部材の歯9eとリードスクリュー3との摺動抵抗を抑え、モータ駆動電圧の変化を緩和して光ピックアップ2の移送精度を向上させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、DVD、CD、BDなどの光ディスク装置に関し、特に、リードスクリューによる光ピックアップの送り機構を改良した光ディスク装置に関する。
従来の光ディスク装置として、例えば、図6に示すようなリードスクリューによる光ピックアップの送り機構を採用したものが知られている。
この光ディスク装置における光ピックアップの送り機構は、トラバースシャーシ(不図示)に2本の水平なガイド軸1a,1bを平行に設けて、これらのガイド軸1a,1bに光ピックアップ2をスライド自在に支持させ、モータMで回転するリードスクリュー3を一方のガイド軸1aに沿って平行に設けると共に、噛合部材4を光ピックアップ2の側面に固定して、噛合部材4の歯4aをリードスクリュー3に側方から噛み合わせたものである。従って、リードスクリュー3がモータMによって回転すると、噛合部材4と共に光ピックアップ2がガイド軸1a,1bに沿って移動し、光ピックアップ2からレーザービームが光ディスクに照射されて記録、再生が行われるようになっている。また、光ピックアップ2の他方のガイド軸1bを受ける軸受部2aの近傍には、光ピックアップ2の浮上を防止するバネ2bが設けられている。
上記の噛合部材4は合成樹脂で一体成形されたもので、図7に示すように、リードスクリュー3に側方から噛み合う歯4aが形成された垂直板4bと取付基板4cとの間に圧縮コイルバネ4dを設け、垂直板4bに形成された歯4aをリードスクリュー3に押圧することによって、歯4aとリードスクリュー3との噛み合い不良が生じないようにしている。
一方、光ピックアップを搭載したキャリッジと、モータを駆動源として回転するスクリューシャフトと、キャリッジに固定された板バネと、板バネの自由端側に固定された少なくとも二分割の合成樹脂製の雌ねじ部材を備え、雌ねじ部材の歯部を板バネの弾性でスクリューシャフトに付勢して噛み合わせた光ピックアップの移送機構が知られている(特許文献1)。
また、スクリューシャフトに噛み合う第一の歯と、衝撃が加わったときだけスクリューシャフトと噛み合う第二の歯を合成樹脂で一体成形すると共に、これらの第一及び第二の歯をスクリューシャフトに押し当てる板バネと一体に形成して成るラックを、光学ピックアップにの支持台に取付けたものも知られている(特許文献2)。
特開2001−160274号公報 特開平10−188498号公報
しかしながら、図6に示す光ピックアップの送り機構を採用した従来の光ディスク装置は、噛合部材4が光ピックアップ2の側面に固定されているため、光ピックアップ2の光軸が光ディスクに垂直に照射されるようにガイド軸1a,1bの傾きを変えて光ピックアップ2の傾角調整を行うと、図8に示すように、ガイド軸1aと光ピックアップ2と噛合部材4がリードスクリュー3に対して傾角調整分だけ傾斜することになり、噛合部材4の歯4aとリードスクリュー3との噛み合わせの角度が変わって摺動抵抗が増加するという問題がある。そして、光ピックアップ2を送り方向に移動させる場合と戻り方向に移動させる場合とで、モータMの駆動電圧が変化し、移送精度にバラツキが生じるという問題もある。また、この光ディスク装置は、噛合部材4の歯4aをリードスクリュー3に押圧する前記の圧縮コイルバネ4dや、光ピックアップ2の浮上を防止する前記のバネ2bを省略することはできない。
そして、特許文献1や特許文献2の光ピックアップの移送機構も、スクリューシャフトに噛み合う雌ねじ部材やラックの角度を調整できないため、光ピックアップの傾角調整を行うと、上記と同様の問題がある。
本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、光ピックアップの傾角調整により噛合部材の歯とリードスクリューとの摺動抵抗の増加を招くことがなく、送り方向と戻り方向のモータ駆動電圧の変化を緩和して光ピックアップの移送精度を向上させることができ、噛合部材の歯をリードスクリューに押圧する圧縮コイルバネや、光ピックアップの浮上を防止するバネを省略することもできる光ディスク装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係る光ディスク装置は、トラバースシャーシに2本のガイド軸を平行に設けて、これらのガイド軸に光ピックアップをスライド自在に支持させ、リードスクリューを一方のガイド軸に沿って平行に設けると共に、リードスクリューに側方から噛み合う歯を備えた噛合部材を光ピックアップの側面に取付けた光ディスク装置において、上記噛合部材を、上記リードスクリューの軸線と直交する水平な線を回転中心線とする回転ができるように上記光ピックアップの側面に取付け、噛合部材を固定する前に噛合部材の角度補正ができるようにしたことを特徴とするものである。
本発明の光ディスク装置においては、光ピックアップの側面に、リードスクリューの軸線と直交する水平な線の方向に突き出す凸軸を形成し、この凸軸を噛合部材に形成された軸受部に嵌合して、噛合部材を光ピックアップの側面に取付けることが好ましい。
また、噛合部材は、金属の板バネからなる本体に、リードスクリューに側方から噛み合う合成樹脂の歯を設けたものであることが好ましく、特に、金属の板バネを加工することによって、軸受部を有する垂直板バネベースと、リードスクリューを側方から押圧する垂直板バネ片と、この垂直板バネ片の両側に位置してリードスクリューを上方から押圧する一組の水平板バネ片とを一体に形成した本体を備え、この本体の垂直板バネ片にリードスクリューに側方から噛み合う合成樹脂の歯を設けたものが好ましく使用される。
そして、本発明の更に好ましい光ディスク装置は、噛合部材として、金属の板バネを加工することにより、軸受穴を有する垂直板バネベースと、上記リードスクリューを側方から押圧する垂直板バネ片と、この垂直板バネ片の両側に位置して上記リードスクリューを上方から押圧する一組の水平板バネ片とを一体に形成した本体を備え、この本体の垂直板バネ片と水平板バネ片に、上記リードスクリューに側方から噛み合う合成樹脂の歯と、上記リードスクリューに上方から噛み合う合成樹脂の歯をそれぞれ設けた噛合部材を使用する一方、上記光ピックアップの側面に、上記リードスクリューの軸線と直交する水平な線の方向に突き出す凸軸を形成し、この凸軸を噛合部材の軸受穴に嵌合して、噛合部材を凸軸を中心として回転できるように光ピックアップの側面に取付けると共に、垂直板バネ片の合成樹脂の歯と一組の水平板バネ片の合成樹脂の歯を上記リードスクリューに噛み合わせ、噛合部材を固定する前に噛合部材の角度補正が自動的にできるようにしたことを特徴とするものである。
本発明の光ディスク装置のように、噛合部材を、リードスクリューの軸線と直交する水平な線を回転中心線とする回転ができるように上記光ピックアップの側面に取付け、噛合部材を固定する前に噛合部材の角度補正ができるようにしてあると、光ピックアップの傾角調整によってガイド軸と光ピックアップと噛合部材がリードスクリューに対して傾角調整分だけ傾斜しても、噛合部材を回転させてリードスクリューと同じ水平な状態となるまで角度補正を行ってから、接合部材を光ピックアップの側面に固定することができる。このように噛合部材の角度補正を行うと、噛合部材の歯とリードスクリューとの噛み合わせの角度が実質的に変わらないので摺動抵抗の増加を抑えることができ、送り方向と戻り方向のモータ駆動電圧の変化が少なくなって移送精度を向上させることができる。
そして、噛合部材を光ピックアップの側面に回転可能に取付ける手段として、リードスクリューの軸線と直交する水平な線の方向に突き出す凸軸を光ピックアップの側面に形成し、この凸軸を噛合部材に形成された軸受部に嵌合したものは、この凸軸を中心に噛合部材を回転させて簡単かつ確実に角度補正を行うことができ、その状態で接着剤などを凸軸と軸受部との嵌合部分に注入して、噛合部材を回転不能に固定することができる。
また、噛合部材として、金属の板バネからなる本体に、リードスクリューに側方から噛み合う合成樹脂の歯を設けたものを使用し、この噛合部材を光ピックアップの側面に回転可能に取付けた光ディスク装置は、金属の板バネからなる本体の大きいバネ力によって合成樹脂の歯をリードスクリューに側方から押圧できるので、歯を押圧するための従来の圧縮コイルバネ4dを省略することができ、しかも、この噛合部材の歯は合成樹脂で形成されているため、リードスクリューとの摺動抵抗が小さい。
更に、噛合部材として、金属の板バネを加工することによって、軸受部を有する垂直板バネベースと、リードスクリューを側方から押圧する垂直板バネ片と、この垂直板バネ片の両側に位置してリードスクリューを上方から押圧する一組の水平板バネ片とを一体に形成した本体を備え、この本体の垂直板バネ片にリードスクリューに側方から噛み合う合成樹脂の歯を設けたものを使用した光ディスク装置は、噛合部材の一組の水平板バネ片がリードスクリューを上方から押圧して常に噛合部材をリードスクリューと同じ水平状態に保つため、光ピックアップの傾角調整によってガイド軸と光ピックアップがリードスクリューに対して傾斜しても、噛合部材は光ピックアップに対して相対的に回転しながら水平状態を維持して自動的に角度補正が行われる。従って、噛合部材の歯とリードスクリューとの摺動抵抗の増加が抑えられ、送り方向と戻り方向のモータ駆動電圧の変化も少なくなって、移送精度が向上する。しかも、一組の水平板バネ片でリードスクリューを下方へ押圧すると、後で説明するように、その反作用によって光ピックアップの反対側が下方へ付勢されるため、光ピックアップの浮上を防止する従来のバネ2bを省略することができる。
そして、更に好ましい光ディスク装置のように、リードスクリューに上方から噛合する合成樹脂の歯を噛合部材の一組の水平板バネ片に設けると、前述した作用効果に加えて、水平板バネ片の歯がリードスクリューに上方から噛み合って光ピックアップの移送を補助する作用を発揮し、また、一組の水平板バネ片でリードスクリューを直接押圧する場合に比べて摺動抵抗を減少させることもできる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係る光ディスク装置をディスクトレイを透視して示す平面図、図2は同光ディスク装置の要部斜視図、図3は同光ディスク装置の要部拡大分解斜視図、図4、図5はいずれも同光ディスク装置の作用説明図である。
この光ディスク装置は、図1に示すように、合成樹脂製のローダーシャーシ5の内側に、合成樹脂製のトラバースシャーシ6が、その後端両側部において取付ネジ7とゴムダンパー8を用いて上下揺動可能に取付けられている。そして、このトラバースシャーシ6には、2本のガイド軸、即ち、主軸1aと副軸1bが平行に設けられ、これらの主軸1aと副軸1bが光ピックアップ2の2つの主軸受部2cと1つの副軸受部2aに挿通されて、光ピックアップ2がスライド自在に搭載されている。尚、光ピックアップの移送機構は、後で詳細に説明する。
トラバースシャーシ6の前寄り部分に搭載されたスピンドルモータ(不図示)の出力軸には、ターンテーブル10が固定されており、トラバースシャーシ2が上方に回動したときに、このターンテーブル10とその真上のクランパー11との間に光ディスクの中央開口縁が挟まれて回転するようになっている。このクランパー11は、ローダーシャーシ5に一体成形されたブリッジ部5aの中央のクランパー保持部5bに回転自在に保持されている。
トラバースシャーシ6の前端に取付固定された合成樹脂製のレバーシフト12には、前方へ突き出す二つの凸部12a,12bが形成されており、これらの凸部12a,12bを挿入するカム溝13a,13bを形成した合成樹脂製のカムスライダー13が、ローダーシャーシ5の前枠部5cに左右スライド可能に取付けられている。このカムスライダー13は、その右端のラック13cにピニオン14が噛み合って回転すると左右にスライドし、そのカム溝13a,13bに沿ってレバーシフト12の凸部12a,12bが摺動しながら上下動するため、トラバースシャーシ6は後端両側部の取付部分を支点として上下に揺動するようになっている。
また、光ディスクを載置して挿入・排出されるディスクトレイ15は、トラバースシャーシ6とブリッジ部5aとの間に配置されてローダーシャーシ5の内側にスライド可能に取付けられており、ディスクトレイ裏面のラック(不図示)にピニオン14が噛み合って回転すると、ディスクトレイ15が挿入・排出されるようになっている。
この光ディスク装置の大きい特徴は、光ピックアップ2の移送機構にある。即ち、この移送機構はリードスクリュー3とこれに噛み合う噛合部材9によって、リードスクリューの回転を噛合部材の直線運動に変換するものであって、図1〜図3に示すように、リードスクリュー3は主軸1aに沿って平行に配置されている。そして、このリードスクリュー3の基端部は、トラバースシャーシ6に搭載されたモータMの出力軸に固定されており、リードスクリュー3の先端部はトラバースシャーシ6に形成された軸受部6a(図1参照)によって軸受けされている。
このリードスクリュー3に噛み合わせる噛合部材9は、金属のバネ板を加工することによって、図3に示すように、垂直板バネベース9aと、リードスクリュー3に側方から押圧力を加える垂直板バネ片9bと、リードスクリュー3に上方から押圧力を加える一組の水平板バネ片9c,9cとを一体に形成した本体を有するものであって、垂直板バネ片9bは、垂直板バネベース9aの中間部上端から前側斜め下方に屈曲され更に垂直下方に屈曲されて形成されており、一組の水平板バネ片9c,9cは、垂直板バネ片9bの両側に位置して垂直板バネベース9aの両側部上端から前側斜め下方に屈曲され更に水平前方に屈曲されて形成されている。そして、垂直板バネベース9aの中央部には軸受穴9dが設けられており、垂直板バネ片9bの前面には、リードスクリュー3に側方から噛み合う合成樹脂の歯9eがアウトサート成形によって設けられており、一組の水平板バネ片9c,9cの下面には、リードスクリュー3に上方から噛み合う合成樹脂の歯9f,9fがアウトサート成形によってそれぞれ設けられている。
一方、光ピックアップ2の側面には、リードスクリュー3の軸線L1と直交する水平な線L2の方向に突き出す凸軸2dが形成されており、この凸軸2dに噛合部材9の垂直板バネベース9aの軸受穴9dを嵌合させることによって、噛合部材9が凸軸2dを中心として(換言すればリードスクリュー3の軸線L1と直交する水平な線L2を回転中心線として)垂直回転できるように光ピックアップ2の側面に取付けられている。
上記のように噛合部材9を取付けると、垂直板バネ片9bの歯9eが垂直板バネ片9bの押圧力を受けてリードスクリュー3に側方から噛み合うと共に、一組の水平板バネ片9c,9cの歯9f,9fが水平板バネ片9c,9cの押圧力を受けてリードスクリュー3に上方から噛み合い、この水平板バネ片9c,9cの歯9f,9fとリードスクリュー3との噛み合いによって、噛合部材9が常にリードスクリュー3と同じ水平な状態に保たれることになる。従って、図4に示すように、主軸1aと副軸1b(但し、図4には副軸1bが表れていない)を傾斜させて、光ピックアップ2の上面の対物レンズからレーザービームが光ディスクに垂直に照射されるように光ピックアップ2の傾角調整を行うと、主軸1aと光ピックアップ2は傾角調整分だけリードスクリュー3に対して傾斜するけれども、噛合部材9は凸軸2dを中心に光ピックアップ2に対して相対的に回動しながら水平状態を維持するので、自動的に噛合部材9の角度補正が行われることになる。このように角度補正がされた状態で、例えば接着剤などを凸軸2dと軸受穴9dとの嵌合部分に注入して噛合部材9を回転不能に固定すると、噛合部材9の歯9e,9fとリードスクリュー3との噛み合わせの角度が実質的に変わらないので、歯9e,9fが摩擦抵抗の小さな合成樹脂の歯であることと相俟って、リードスクリュー3を回転させながら光ピックアップ2を移送する際の歯9e,9fとリードスクリュー3との摺動抵抗の増加を抑えることが可能となり、送り方向と戻り方向のモータ駆動電圧の変化も少なくなって、移送精度を向上させることが可能となる。
また、図5に示すように、噛合部材9の一組の水平板バネ片9cによって上方から押圧力を加えて歯9fをリードスクリュー3に噛み合わせると、その反作用で上向きの力が噛合部材9に生じ、光ピックアップ2が主軸1aを中心に半時計回り方向に回転するように付勢されて、光ピックアップ2の浮上が防止されるため、副軸1bの下側に従来の光ピックアップ浮上防止バネ2bを設ける不要がなくなり、光ピックアップ浮上防止バネ2bを省略することができる。
また、この噛合部材9は、金属の板バネを加工した本体の垂直板バネ片9bの大きいバネ力によって、歯9eをリードスクリュー3に側方から噛み合わせているため、従来のように歯を押圧するための圧縮コイルバネ4dを設けることも不要となる。このように、本発明の光ディスク装置は、圧縮コイルバネ4dや上記の光ピックアップ浮上防止バネ2bを省略できるので、部品点数や組立工数が少なくなってコストダウンを図ることもできる。
以上のような構成の光ディスク装置は、ディスクトレイ15が排出されたトレイオープンの状態では、カムスライダー13が左側にスライドし、トラバースシャーシ6が下降している。このトレイオープンの状態で、光ディスクをディスクトレイ15に載せてローダーシャーシ5に挿入すると、カムスライダー13が図1のように右方向にスライドしてトラバースシャーシ6が上方に回動し、光ディスクがターンテーブル10とクランパー11で挟持されて回転する。すると、リードスクリュー3がモータMで駆動されて回転し、このリードスクリュー3に噛み合う噛合部材9を側面に取付けた光ピックアップ2が主軸1aと副軸1bに沿ってターンテーブル10の方へ移動しながら、対物レンズ2eからレーザービームを光ディスクに照射し、記録・再生が行われる。特に、この光ディスク装置は、前述したように光ピックアップ2の移送精度が良いため、高精度で記録・再生を行うことができる。そして、記録・再生が終わると、上記と逆動作して光ディスクが取り出される。
尚、この実施形態の光ディスク装置は、噛合部材9の水平板バネ片9c,9cに合成樹脂の歯9f,9fを設けて、この歯9f,9fをリードスクリュー3に上方から噛み合わせているが、歯9f,9fを省略して水平板バネ片9c,9cでリードスクリュー3を上方から直接押圧するように構成してもよい。このように水平板バネ片9c,9cでリードスクリュー3を直接押圧しても、噛合部材9を常にリードスクリュー3と同じ水平状態に保って自動的に角度補正を行うことができるので、前記と同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置をディスクトレイを透視して示す平面図である。 同光ディスク装置の要部斜視図である。 同光ディスク装置の要部拡大分解斜視図である。 同光ディスク装置の作用説明図である。 同光ディスク装置の作用説明図である。 従来の光ディスク装置の部分斜視図である。 従来の光ディスク装置に用いられる噛合部材の斜視図である。 従来の光ディスク装置の問題点の説明図である。
符号の説明
1a 主軸(ガイド軸)
1b 副軸(ガイド軸)
2 光ピックアップ
2d 凸軸
3 リードスクリュー
4 従来の噛合部材
5 ローダーシャーシ
6 トラバースシャーシ
9 噛合部材
9a 垂直板バネベース
9b 垂直板バネ片
9c 水平板バネ片
9d 軸受穴(軸受部)
9e,9f 合成樹脂の歯
L1 リードスクリューの軸線
L2 リードスクリューの軸線と直交する水平な線

Claims (5)

  1. トラバースシャーシに2本のガイド軸を平行に設けて、これらのガイド軸に光ピックアップをスライド自在に支持させ、リードスクリューを一方のガイド軸に沿って平行に設けると共に、リードスクリューに側方から噛み合う歯を備えた噛合部材を光ピックアップの側面に取付けた光ディスク装置において、
    上記噛合部材として、金属の板バネを加工することにより、軸受穴を有する垂直板バネベースと、上記リードスクリューを側方から押圧する垂直板バネ片と、この垂直板バネ片の両側に位置して上記リードスクリューを上方から押圧する一組の水平板バネ片とを一体に形成した本体を備え、この本体の垂直板バネ片と水平板バネ片に、上記リードスクリューに側方から噛み合う合成樹脂の歯と、上記リードスクリューに上方から噛み合う合成樹脂の歯をそれぞれ設けた噛合部材を使用する一方、上記光ピックアップの側面に、上記リードスクリューの軸線と直交する水平な線の方向に突き出す凸軸を形成し、この凸軸を噛合部材の軸受穴に嵌合して、噛合部材を凸軸を中心として回転できるように光ピックアップの側面に取付けると共に、垂直板バネ片の合成樹脂の歯と一組の水平板バネ片の合成樹脂の歯を上記リードスクリューに噛み合わせ、噛合部材を固定する前に噛合部材の角度補正が自動的にできるようにしたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. トラバースシャーシに2本のガイド軸を平行に設けて、これらのガイド軸に光ピックアップをスライド自在に支持させ、リードスクリューを一方のガイド軸に沿って平行に設けると共に、リードスクリューに側方から噛み合う歯を備えた噛合部材を光ピックアップの側面に取付けた光ディスク装置において、
    上記噛合部材を、上記リードスクリューの軸線と直交する水平な線を回転中心線とする回転ができるように上記光ピックアップの側面に取付け、噛合部材を固定する前に噛合部材の角度補正ができるようにしたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 上記光ピックアップの側面に、上記リードスクリューの軸線と直交する水平な線の方向に突き出す凸軸を形成し、この凸軸を上記噛合部材に形成された軸受部に嵌合して、上記噛合部材を光ピックアップの側面に取付けたことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 上記噛合部材が、金属の板バネからなる本体に、上記リードスクリューに側方から噛み合う合成樹脂の歯を設けたものであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 上記噛合部材が、金属の板バネを加工することにより、上記軸受部を有する垂直板バネベースと、上記リードスクリューを側方から押圧する垂直板バネ片と、この垂直板バネ片の両側に位置して上記リードスクリューを上方から押圧する一組の水平板バネ片とを一体に形成した本体を備え、この本体の垂直板バネ片に上記リードスクリューに側方から噛み合う合成樹脂の歯を設けたものであることを特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。
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