JP2008209711A - 電子ペーパー - Google Patents

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将樹 能勢
Toshiaki Yoshihara
敏明 吉原
Hisashi Yamaguchi
久 山口
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Abstract

【課題】本発明は、電力の供給を遮断しても画像や文字の表示が維持される電子ペーパーに関し、観察者を煩わせることなく適切な方向に表示可能な電子ペーパーを提供することを目的とする。
【解決手段】静止画を表示する表示面Dを備えた表示部2と、表示面Dに対する観察者の観察方向を検出する感圧センサ82及び表示方向算出回路42と、観察方向に合せて表示面Dの静止画を書換えるデータ変換回路41とを備えた制御部4とを有する。制御部4は、観察方向に合せて静止画の書換え開始位置を決定し、表示面Dでの書換え方向を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力の供給を遮断しても画像や文字の表示が維持される電子ペーパーに関する。
近年、各企業及び各大学等において、電子ペーパーの開発が盛んに進められている。電子ペーパーの利用が期待されている適用分野として、電子書籍を筆頭に、モバイル端末機器のサブディスプレイやICカードの表示部等の携帯機器分野がある。さらには、用紙サイズでA4以上の大型表示にも電子ペーパーの利用が期待されている。電子ペーパーは紙のように薄く軽量で且つ折り曲げ可能で収納性、可搬性に優れ、それ自体を超薄型の表示装置として用いることもでき、また薄型の携帯機器に組込んでその表示部として利用することもできる利便性を備えている。
このような種々の利便性を備えた電子ペーパーであるが、全く問題がないわけではない。例えば、観察者が電子ペーパーを手にとって表示画面を観察しようとする際に、電子ペーパーを逆さに持ってしまった場合には、逆さに表示された画像や文字を通常の表示状態にするために電子ペーパーを180°回転させて持ち替える煩わしさが生じる。
小型の携帯機器の場合には、携帯機器が小型であることと、携帯機器の筐体の輪郭形状を観察者が手の感覚として覚えているため、即座に持ち替えることが可能である。しかしながら、紙状の薄型でA4サイズ以上の例えば新聞紙状の大型サイズの電子ペーパーになると、逆向きや横向きに持ってしまったり、また、逆向きや横向きに机上に置いたりした場合には、正常な観察方向に持ち替えたり置き換えたりするにはかなりの煩わしさがある。
表示の向きを補正する方法として特許文献1及び2がある。特許文献1には、携帯電話等に搭載されている液晶ディスプレイ等において、重力の方向に応じて、画面表示の向きが常に重力方向に対して一定となるよう自動的に補正することが開示されている。
特許文献2には、電子ブック等の用途に対し、振動によって瞬間的に電子ブックがΔyだけ下方に移動した場合、表示内容を自動的にΔyだけ上方に移動させる。それにより、振動によっても使用者は安定して画面の内容を認識できることが開示されている。
特開平11−196397号公報 特開2006−145616号公報
しかしながら、特許文献1及び2に開示された技術では、紙状の薄型でA4サイズ以上の例えば新聞紙状の大型サイズの電子ペーパーを逆向きや横向きに持ったり置いたりした場合の観察者の不便、不具合については解決していない。
本発明の目的は、観察者を煩わせることなく適切な方向に表示可能な電子ペーパーを提供することにある。
上記目的は、静止画を表示する表示面を備えた表示部と、前記表示面に対する観察者の観察方向を検出する検出部を備え、前記観察方向に合せて前記表示面の静止画を書換える制御部とを有することを特徴とする電子ペーパーによって達成される。
上記本発明の電子ペーパーであって、前記制御部は、前記観察方向に合せて前記静止画の書換え開始位置を決定し、前記表示面での書換え方向を変更することを特徴とする。
本発明によれば、持ち替えたり置き換えたりしなくても観察者に対し正常な表示ができる電子ペーパーを実現できる。
また、使用者の電子ペーパーの持ち方及び視線に合わせ、自動的に最適な表示の向きが得られるので電子ペーパーの利便性が向上する。
本発明の一実施の形態による電子ペーパーについて図1乃至図13を用いて説明する。電子ペーパーに用いられる表示素子の一つに、コレステリック相が形成される液晶組成物(コレステリック液晶又はカイラルネマティク液晶と称される。以下、コレステリック液晶と言う)を用いた液晶表示素子がある。コレステリック液晶は、半永久的な表示保持特性(電力供給がない状態での画面表示;メモリ性)、鮮やかなカラー表示特性、高コントラスト特性、及び高解像度特性等の優れた特徴を有している。本実施の形態による電子ペーパーは、コレステリック液晶を用いた表示パネルを複数積層した積層型液晶表示素子を備えている。以下、本実施の形態による電子ペーパー1の構成及び機能について図1に示す機能ブロック図を用いて説明する。
電子ペーパー1は、画像や文字を表示する表示部2と、外部システムや内蔵メモリ80から入力された表示コンテンツデータを種々の所望の表示データに変換すると共に、当該表示データを表示部2に表示させるための駆動回路を制御する制御部4と、表示部2、制御部4、及びその他回路に電力を供給する電源部6とを有している。
本実施の形態の表示部2は、それぞれ上下基板間にコレステリック液晶が封止された青(B)用表示パネル20b、緑(G)用表示パネル20g、及び赤(R)用表示パネル20rが表示面D側からこの順に積層された積層型液晶表示素子を有している。表示面Dは図1を普通に見て縦長の長方形形状をしている。
各表示パネル20b、20g、20rは、並列して図左右方向に延びる複数の行電極21b、21g、21rと、各行電極21b、21g、21rにほぼ直交して並列して図上下方向に延びる複数の列電極22b、22g、22rとを有している。各表示パネル20b、20g、20rは、いわゆるパッシブマトリクス型の構成を備え、各表示パネル20b、20g、20r内で液晶を介して対向する行電極21と列電極22の交差部でサブ画素(ピクセル)pb、pg、prが構成されている。図1では、表示面D内で破線で囲む領域内にサブ画素pbを拡大して例示している。
積層されたB、G、R用表示パネル20b、20g、20rのそれぞれには、それぞれの複数の行電極21b、21g、21rに行電極用データ信号を供給するB、G、R用行電極駆動回路23b、23g、23rと、それぞれの複数の列電極22b、22g、22rに列電極用データ信号を供給するB、G、R用列電極駆動回路24b、24g、24rとが設けられている。
B、G、R用行電極駆動回路23b、23g、23rとB、G、R用列電極駆動回路24b、24g、24rとは、同一仕様の駆動回路を用いることができる。例えば、QVGA(320×240(ピクセル))の表示を実現するには、少なくとも320本の電極端子にデータ出力可能なドライバLSIを行及び列電極駆動回路23、24に用いればよい。
B用行電極駆動回路23bの320本の信号出力端子(アドレス;BA001〜BA320)は、B用の320本の対応する同一アドレスの行電極21bに接続されている。B用列電極駆動回路24bの240本の信号出力端子(アドレス;BB001〜BB240)は、B用の240本の対応する同一アドレスの列電極22bに接続されている。
同様に、G用行電極駆動回路23gの320本の信号出力端子(アドレス;GA001〜GA320)は、G用の320本の対応する同一アドレスの行電極21gに接続され、G用列電極駆動回路24gの240本の信号出力端子(アドレス;GB001〜GB240)は、G用の240本の対応する同一アドレスの列電極22gに接続されている。
また同様に、R用行電極駆動回路23rの320本の信号出力端子(アドレス;RA001〜RA320)は、R用の320本の対応する同一アドレスの行電極21rに接続され、R用列電極駆動回路24rの240本の信号出力端子(アドレス;RB001〜RB240)は、R用の240本の対応する同一アドレスの列電極22rに接続されている。
B、G、R用行電極駆動回路23b、23g、23r及びB、G、R用列電極駆動回路24b、24g、24rのそれぞれには、種々の制御用入力端子が設けられており、制御部4の所定の制御用出力端子と接続されている。
例えば、B、G、R用行電極駆動回路23b、23g、23r及びB、G、R用列電極駆動回路24b、24g、24rのそれぞれには、制御部4から、スキャン/データモード信号S/D_mod、データ取込みクロック信号D_clk、パルス極性制御信号p_ctl、フレーム開始信号f_st、データラッチ・スキャンシフト信号D_lt/S_sft、ドライバ出力オフ信号Dv_off、表示データ信号D_sig、及び走査方向切替信号Scan_dが入力するようになっている。
スキャン/データモード信号S/D_modは、駆動回路に接続された複数の電極を走査電極として用いるか、データ電極として用いるかを切替えるために用いる。例えば、行電極駆動回路23にスキャンモード信号が入力されると、列電極駆動回路24にはデータモード信号が入力されるようになっている。この場合には、行電極駆動回路23は、走査電極駆動回路として機能し、接続されている行電極21は走査電極として機能する。同時に、列電極駆動回路24は、データ電極駆動回路として機能し、接続されている列電極22はデータ電極として機能する。一方、列電極駆動回路24にスキャンモード信号が入力され、行電極駆動回路23にデータモード信号が入力されると、列電極駆動回路24は、走査電極駆動回路として機能し、接続されている列電極22は走査電極として機能する。同時に、行電極駆動回路23は、データ電極駆動回路として機能し、接続されている行電極21はデータ電極として機能する。
表示データ信号D_sigは、選択された走査電極上の複数の画素pの表示データであって、データ電極の先頭アドレスあるいは最終アドレスからシーケンシャル(連続的)に出力される。
データ取込みクロック信号D_clkは、データ電極駆動回路の不図示のシフトレジスタに入力される複数の表示データを順次シフトさせて取り込むための取り込みタイミングを決めるクロック信号である。
パルス極性制御信号p_ctlは、表示パネル内の液晶の品質劣化を抑制するために、画素選択期間内及び非選択期間内において、液晶への印加電圧の極性を正逆切替えるために用いる制御信号である。
フレーム開始信号f_stは、表示画面上に画像データや文字(テキスト)データを表示させる1フレーム分の表示データの出力開始を示す同期信号である。
データラッチ・スキャンシフト信号D_lt/S_sftは、データ電極駆動回路の不図示のシフトレジスタに格納された1走査電極分の複数の表示データをラッチすると共に、線順次走査で選択される走査電極を次段にシフトする制御信号である。
ドライバ出力オフ信号Dv_offは、行電極駆動回路及び又は列電極駆動回路から行電極及び又は列電極に信号を出力させないようにする制御信号である。
走査方向切替信号Scan_dは、行電極あるいは列電極を線順次走査する際に、アドレスの昇順又は降順のいずれの方向に走査するかを決める信号である。
制御部4は、データ変換回路41と、データ変換回路41から引き出され、B、G、R用行電極駆動回路23b、23g、23r及びB、G、R用列電極駆動回路24b、24g、24rに接続される複数の出力端子とを有している。
また、制御部4は、表示部2で表示させる画像や文字の表示方向データを生成してデータ変換回路41に出力する表示方向算出回路42と、表示データのレイアウト構成を決めてデータ変換回路41に出力するレイアウト構成回路45とを有している。
また、制御部4は、表示部2の表示面D近傍に設けられ、観察者の観察方向を表示面Dの重力方向に対する向きとして検出するための重力センサ81と、重力センサ81からの出力信号により重力方向を検出して表示方向算出回路42に出力する重力方向検出回路43とを有している。
さらに、制御部4は、表示部2の表示面D周囲に設けられ、観察者の観察方向を表示面D周囲を触れた観察者の手の位置に基づいて検出するための感圧ボタン82と、感圧ボタン82からの出力信号により使用者の手等による押圧位置を検出して表示方向算出回路42に出力する押圧位置検出回路44とを有している。重力センサ81、重力方向検出回路43、感圧ボタン82、及び押圧位置検出回路44で検出部が構成される。
重力方向検出回路43と押圧位置検出回路44とは、いずれか一方だけ備えるようにしてもよいし、双方を備えて切替えていずれか一方を用いるようにしてもよい。あるいは、双方を同時に用いるようにしてもよい。
表示方向算出回路42は、これらの検出結果より、表示部2の表示面Dに画像や文字を表示させる方向がいずれであるかを決定して、書換え用の表示方向データDdをデータ変換回路41に出力する。書換え用の表示方向データDdは、表示面Dに表示させる1フレームの走査開始アドレスを示している。
図1に示す表示面Dの図示状態が正常な表示状態とすると、表示パネル20bの表示方向データは、Dd=BA001である。同様に、表示パネル20gの表示方向データは、Dd=GA001であり、表示パネル20rの表示方向データは、Dd=RA001である。なお、「正常な表示状態」とは、観察者の通常の観察方向から見た状態のことである。
表示方向データDdは、データ先頭から順に第1セクション、第2セクション、第3セクションで構成されている。第1セクションは、データ先頭の1文字であり、「B」、「G」、「R」のいずれかで構成され、各表示パネル20b、20g、20rのいずれかを識別できるようになっている。第2セクションはデータ先頭から2文字目の1文字であり、「A」、「B」のいずれかで構成され、「A」であれば行電極21を表し、「B」であれば列電極22を表している。第3セクションは3桁の数値「001」、「240」、「320」のいずれかで構成され、走査開始アドレスの番号を表している。
仮に、図1の紙面を180°回転した状態が正常な表示状態とすると、表示パネル20bの書換え用の表示方向データDd=BA320であり、表示パネル20gの表示方向データDd=GA320であり、表示パネル20rの表示方向データDd=RA320である。
また、図1の紙面を時計回りに90°回転した状態が正常な表示状態とすると、表示パネル20bの書換え用の表示方向データDd=BB001であり、表示パネル20gの表示方向データDd=GB001であり、表示パネル20rの表示方向データDd=RB001である。
また、図1の紙面を反時計回りに90°回転した状態が正常な表示状態とすると、表示パネル20bの書換え用の表示方向データDd=BB240であり、表示パネル20gの表示方向データDd=GB240であり、表示パネル20rの表示方向データDd=RB240である。
データ変換回路41は、書換え用の表示方向データDdの第2セクションの値が「A」であれば、行電極駆動回路23b、23g、23rを走査電極駆動回路として機能させ、「B」であれば、列電極駆動回路24b、24g、24rを走査電極駆動回路として機能させる。
また、制御部4は、外部システムや内蔵メモリ80から表示コンテンツデータが入力されるテキスト/画像判別回路47を有している。本実施の形態の表示コンテンツデータは、各色毎に320×240個のデータで構成され、観察者が表示面Dを図1に示す縦長表示で観察したときに正常な表示状態となるように順次テキスト/画像判別回路47に入力するようになっている。
テキスト/画像判別回路47では、コンテンツ内のテキストデータと画像データを判別して、テキストデータにはテキストデータタグを付加し、画像データには画像データタグを付加してレイアウト構成回路45に出力するようになっている。
また、制御部4は、レイアウト優先モードか文字サイズ優先モードかを観察者が任意に設定できるモード選択回路46を有している。モード選択回路46は、テキストデータと画像データとが1画面内に混在した場合に最適な表示をするために用いられる。例えば、表示面D内で画像と文字が混在していると、画像のサイズを維持したまま表示面Dの表示の向きを変えると、画像が表示面Dからはみ出してしまう事態が生じ得る。このような場合の対策を含め、本実施の形態ではモード選択回路46により観察者が以下の2通りのいずれかを設定できるようにしている。
(1)レイアウト優先モード:
画面全体のレイアウトを維持するモードであり、テキストと画像が混在していてもレイアウトを変えたくない場合に選択するモードである。レイアウトを変えずに全体の縮尺を変えて表示面Dの向きに応じて表示させる。レイアウトが変わらないため、電子ペーパー1を持ち替えたことによる表示の違和感等を少なく抑えることができる。
(2)文字サイズ優先モード:
文字のサイズを維持するモードであり、レイアウトを変えても文字のサイズを維持したい場合に選択するモードである。テキスト表示を優先して段組みを再構成し、余白のスペースに縮尺を変えた画像を表示させる。文字のサイズが変わらないため、持ち替えても文章の読みやすさを維持することができる。
以上の2つのモードのいずれかを観察者(使用者)が予め設定しておく。モード選択回路46で選択されたモード選択信号は、レイアウト構成回路45に入力されるようになっている。
使用者が入力スイッチ群83の所定のスイッチを操作してレイアウト優先モードを設定すると、モード選択回路46は、レイアウト優先モード選択信号をレイアウト構成回路45に出力する。レイアウト優先モード選択信号が入力されるとレイアウト構成回路45は、テキスト/画像判別回路47から入力されたテキストデータ及び画像データをデータ変換回路41に出力する前に、レイアウトを維持して全体の縮尺を変更するレイアウト維持コマンドをデータ変換回路41に出力する。
一方、文字サイズ優先モード選択信号が入力されるとレイアウト構成回路45は、テキスト/画像判別回路47から入力されたテキストデータ及び画像データをデータ変換回路41に出力する前に、テキストデータの文字サイズを維持して表示のレイアウトを変更する文字サイズ維持コマンドをデータ変換回路41に出力する。
このようにレイアウト構成回路45は、テキストデータタグが付加されたテキストデータと、画像データタグが付加された画像データとをバイナリデータに変換してデータ変換回路41に出力するに際し、それらに対するレイアウト変更のコマンドをデータ変換回路41に出力する。
データ変換回路41内には、座標変換前のB、G、R用表示データを各1フレーム分格納可能なフレームメモリ41aと、座標変換後のB、G、R用表示データを各1フレーム分格納可能なフレームメモリ41bとが配置されている。
データ変換回路41は、レイアウト構成回路45から出力されたテキストデータ及び画像データを順次フレームメモリ41aに格納する。また、データ変換回路41は、フレームメモリ41aに全表示データを格納する際に、各データに付加されたテキストデータタグ及び画像データタグの数をそれぞれ計数して不図示の記憶部に記憶しておく。
データ変換回路41は、フレームメモリ41a内の表示データに対し、表示方向データDdやレイアウト変更コマンドに基づいて、表示データのアドレス変換やレイアウト変更のための幾何学的変換(座標変換等)を行ってフレームメモリ41bに格納する。
また、データ変換回路41は、表示方向データDdに基づいて、各行電極駆動回路23b、23g、23rと各列電極駆動回路24b、24g、24rのいずれを走査電極駆動回路として機能させ、いずれをデータ電極駆動回路として機能させるかを決定する。さらにデータ変換回路41は、各行電極駆動回路23b、23g、23rと各列電極駆動回路24b、24g、24rを介して各行電極21b、21g、21rと各列電極22b、22g、22rに印加する電圧レベルの切替えを行う。
以上の処理を経て、データ変換回路41は、所定の出力端子から、スキャン/データモード信号S/D_mod、データ取込みクロック信号D_clk、パルス極性制御信号p_ctl、フレーム開始信号f_st、データラッチ・スキャンシフト信号D_lt/S_sft、ドライバ出力オフ信号Dv_off、表示データ信号D_sig、及び走査方向切替信号Scan_dを行電極駆動回路23b、23g、23r及び/又は列電極駆動回路24b、24g、24rに出力する。行電極駆動回路23b、23g、23r及び列電極駆動回路24b、24g、24rは、データ変換回路41から入力した各種信号に基づき表示面Dへの描画を開始する。
電源部6は、3〜5Vの論理電圧を発生する電源61と、論理電圧を昇圧させる昇圧部62と、昇圧された電圧を複数の駆動電圧に切替える電圧切替部63と、切替えた電圧を安定化させて出力する電圧安定部64とを有している。
電源61から出力される3〜5Vの論理電圧は、DC−DCコンバータ等のレギュレータを備えた昇圧部62で36〜40Vに昇圧され、電圧切替部63を介して抵抗分割等により電圧安定部64で各種電圧出力に形成されて、B、G、R用行電極駆動回路23b、23g、23r及びB、G、R用列電極駆動回路24b、24g、24rの駆動電圧となる。電圧安定部64での各種電圧出力は、例えば32、30、28、4、2、0Vである。
制御部4から出力された表示データ信号D_sigに基づいて、B、G、R用行電極駆動回路23b、23g、23r及びB、G、R用列電極駆動回路24b、24g、24rは、電圧安定部64から出力された複数の電圧値のいずれかを選択するようになっている。電源61は、昇圧部62の他に制御部4等にも所定の電力を供給するようになっている。
次に、図1に示した本実施の形態による電子ペーパー1による画面表示の具体例について実施例を用いて説明する。
(実施例1)
図2は、本実施の形態による電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示している。本実施例及びこれ以降での表示コンテンツデータは、観察者が表示面Dを図1に示す縦長表示で観察したときに、ほぼ画面中央全体に配置された右向きの太矢印の画像と、当該矢印上方に配置されて左から右へ「今回開発した電子ペーパー」と書かれたテキストである。
図2(a)は、例えば机上に置かれた電子ペーパー1の表示面Dを観察者が直立視あるいは座視で観察したときの状態を示している。図2(a)に示すように、観察者には、表示面Dでの表示が逆さまに見えており、図1に示す状態から180°回転して表示面Dを観察している。この場合の観察者の観察方向をB、G、R用表示パネル20b、20g、20rの各行電極21b、21g、21rのアドレスで示すと、表示面D上部がBA320、GA320、RA320であり、下部がBA001、GA001、RA001となる。
ここで、観察者が図2(a)の状態の電子ペーパー1の例えば右下角部を掴んで机上から持ち上げて表示面Dに対面すると、本実施の形態の電子ペーパー1の表示面Dは図2(b)に示すように表示コンテンツが自動的に書換えられて正常に表示される。
この動作を図1乃至図3を用いて詳細に説明する。前提として、図2に示す電子ペーパー1では、感圧ボタン82(図2では不図示)により押圧位置を検出する押圧位置検出回路44は用いずに、重力センサ81の出力信号により重力方向を検出する重力方向検出回路43からの重力方向検出信号だけを用いている。
重力センサ81は、表示部2の表示面D近傍であって、例えば表示面D中央部裏面側(不図示)に取り付けられている。図3は、重力センサ81及び重力方向検出回路43の内部構成の概略を示している。図3(a)の重力センサ81は、表示面Dの垂直方向に見た状態を示し、図3(b)は、表示面Dに直交する断面で切断した状態を示している。図3に示すように、重力センサ81は、球状導体90と、球状導体収容部91と、配線92とを有している。重力方向検出回路43は、スイッチング回路93と、3ビット・バッファ94とを有している。
球状導体収容部91は、図1に示す状態での表示面Dの縦長の長方形形状の上下左右辺に対応して4つの球状導体受け部91a、91b、91c、91dを有している。図1に示す状態での表示面Dの上辺側に球状導体受け部91a、下辺側に球状導体受け部91b、左辺側に球状導体受け部91c、右辺側に球状導体受け部91dが配置されている。また、球状導体収容部91の中央部は、電子ペーパー1の裏面側に凸の球状導体受け部91eとなっている。なお、図3(a)では、図2(a)の状態に合せて表示しているので、重力センサ81は、図1に示す状態から180°回転した状態で図示されている。
球状導体受け部91a、91b、91c、91dには重力方向検出回路43のスイッチング回路93に延びる一対の配線92a、92b、92c、92dがそれぞれ接続されている。これら配線により、球状導体受け部91a、91b、91c、91dにはスイッチング回路93から所定の電圧が印加されている。重力方向検出回路43では、スイッチング回路93から4本の信号線a、b、c、dが3ビット・バッファ94に接続されている。3ビット・バッファ94は、スイッチング回路93からの4本の信号線a、b、c、dの出力状態を3ビットのデジタル値として保持しつつ表示方向算出回路42に出力するようになっている。
球状導体90が球状導体受け部91aに収まっている場合には、4本の信号線a、b、c、dの出力状態は、順に1、0、0、0となり、球状導体90が球状導体受け部91bに収まっている場合には、0、1、0、0となり、球状導体90が球状導体受け部91cに収まっている場合には、0、0、1、0となり、球状導体90が球状導体受け部91dに収まっている場合には、0、0、0、1となり、球状導体90が球状導体受け部91eに収まっている場合には、0、0、0、0となる。
この出力を受けて、3ビット・バッファ94からは例えば、球状導体90が球状導体受け部91aに収まっている場合には、情報「1」を表示方向算出回路42に出力し、球状導体90が球状導体受け部91bに収まっている場合には、情報「2」を出力し、球状導体90が球状導体受け部91cに収まっている場合には、情報「3」を出力し、球状導体90が球状導体受け部91dに収まっている場合には、情報「4」を出力し、球状導体90が球状導体受け部91eに収まっている場合には、情報「0」を出力する。
さて、直立してあるいは座して机上の電子ペーパー1を図2(a)に示す状態で観察している観察者が、電子ペーパー1を手にとって表示面Dを眺めると、重力センサ81の球状導体90は、球状導体受け部91eに収まっていた状態から、重力の作用を受けて球状導体受け部91aに移動する。これにより、球状導体受け部91aの両配線92aが導通してスイッチング回路93の4本の信号線a、b、c、dの出力状態は、順に1、0、0、0となり、3ビット・バッファ94からは情報「1」が表示方向算出回路42に出力される。
表示方向算出回路42は、重力方向検出回路43から情報が入力されると、表示部2の表示面Dに画像や文字を表示させる方向を決める書換え用の表示方向データDdをデータ変換回路41に出力する。情報が「1」の場合は、表示方向算出回路42は、表示パネル20b、20g、20rの書換え用の表示方向データDdとして、BA320、GA320、RA320をデータ変換回路41に出力する。
同様に、情報「2」の場合の書換え用の表示方向データDdは、BA001、GA001、RA001であり、情報「3」の場合の書換え用の表示方向データDdは、BB240、GB240、RB240であり、情報「4」の場合の書換え用の表示方向データDdは、BB001、GB001、RB001である。
データ変換回路41は、フレームメモリ41a内に図2(a)の表示データを格納しており、また、それに用いた現在の表示方向データDdとしてBA001、GA001、RA001を不図示の記憶部内に格納している。データ変換回路4は、現在の表示方向データDdの値と、書換え用の表示方向データDdの値とを比較して、両者が同一であれば書換え不要と判断して書換え処理を行わない。本例では、両者は一致しないので表示書換え処理が実行される。
モード選択回路46でレイアウト優先モードが設定されていると、データ変換回路41には、レイアウト構成回路45からレイアウトを維持して全体の縮尺を変更するレイアウト維持コマンドが入力されている。
データ変換回路41は、レイアウト維持コマンドを受け取っている場合は、書換え用の表示方向データDdの第2セクションの値を調べ、第2セクションの値が「A」であれば、縮尺倍率が現在の表示と等倍であるとしてレイアウト維持動作を実行しない。書換え用の表示方向データDdの第2セクションの値が「B」であれば、データ変換回路41は、縮尺倍率を240/320=3/4としてレイアウト維持動作を実行する。
本例では、書換え用の表示方向データDdの第2セクションの値は「A」なので、データ変換回路41はレイアウト維持動作は実行しない。
データ変換回路41は、書換え用の表示方向データDdの値に基づいて、フレームメモリ41aに格納されている表示データdに対してデータ変換の演算を施し、フレームメモリ41b内の所定のアドレスに変換後の表示データdを書込む。
全表示データdをフレームメモリ41bに格納したら、次いで、データ変換回路41は、書換え用の表示方向データDdの第2セクションの値が「A」なので、行電極駆動回路23b、23g、23rを走査電極駆動回路とし、列電極駆動回路24b、24g、24rをデータ電極駆動回路として機能させるようにスキャン/データモード信号S/D_modを行電極駆動回路23b、23g、23r及び列電極駆動回路24b、24g、24rに出力する。
また、データ変換回路41は、行電極駆動回路23b、23g、23r及び列電極駆動回路24b、24g、24rに対し、データ電極駆動回路の不図示のシフトレジスタに入力される複数の表示データを順次シフトさせて取り込むための取り込みタイミング用のクロック信号であるデータ取込みクロック信号D_clkの供給を開始する。
さらにデータ変換回路41は、各行電極駆動回路23b、23g、23rと各列電極駆動回路24b、24g、24rを介して各行電極21b、21g、21rと各列電極22b、22g、22rに印加する電圧レベルの切替えを行う。また、データ取込みクロック信号D_clkに同期して画素選択期間内及び非選択期間内で液晶への印加電圧の極性が正逆切替えられるように、パルス極性制御信号p_ctlを出力する。
さらに、データ変換回路41は、表示パネル20b、20g、20rの書換え用の表示方向データDd=BA320、GA320、RA320に基づいて、表示面Dでの描画がアドレスBA320、GA320、RA320からそれぞれBA001、GA001、RA001へ向かって進むように、行電極駆動回路23b、23g、23rに対し、走査線駆動回路として各行電極21b、21g、21rを線順次走査する際に、アドレス番号の降順方向(アドレス320から001に向かう方向)に走査することを示す走査方向切替信号Scan_dを出力する。
次いで、データ変換回路41は、フレーム開始信号f_stを出力すると共に、フレームメモリ41bの先頭アドレスから順に格納された表示データを表示データ信号D_sigとしてデータ取込みクロック信号D_clkに同期させて、データ電極駆動回路として機能する列電極駆動回路24b、24g、24rに順次出力する。また、データ変換回路41は、列電極駆動回路24b、24g、24rのそれぞれの不図示のシフトレジスタに1走査電極分の複数の表示データが格納されたら当該表示データをラッチすると共に、線順次で走査するために選択される走査電極を次段にシフトするデータラッチ・スキャンシフト信号D_lt/S_sftを出力する。
線順次走査により1フレーム分の表示データの書換えが終了すると、データ変換回路41は、ドライバ出力オフ信号Dv_offを出力して、行電極駆動回路及び列電極駆動回路から行電極及び列電極に対する電圧印加を停止する。
このようにして、図2(b)に示す表示が実現される。
本実施例の電子ペーパー1は、静止画を表示する表示面Dを備えた表示部2と、表示面Dに対する観察者の観察方向を検出する検出部(表示方向算出回路42)を備え、観察方向に合せて表示面Dの静止画を書換える制御部4とを有している。これにより、制御部4は、観察方向に合せて静止画の書換え開始位置を決定し、表示面Dでの静止画の表示方向を変更する。
従って本実施例の静止画の書換えは、観察者が静止画から情報を読み取る順序に従って情報を表示することができる。本例では、観察者の視線が表示面Dの上から下に向かうように表示書換えが実行される。これにより、横書きの文字情報を表示書き書換え途中から確認することができるので、書換え速度が比較的低速でも、観察者はストレスを感じずに書換え処理完了を待つことができる。なお、テキストデータのテキストデータタグに縦書きか横書きかの情報を含ませることにより、縦書きのテキストデータの場合には、観察方向に見て表示面Dの右から左に向かって表示書換えをするようにしてもよい。
(実施例2)
図4は、本実施の形態による電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示している。図4(a)は、例えば机上に置かれた電子ペーパー1の表示面Dを観察者が直立視あるいは座視で観察したときの状態を示している。この例では、表示面Dを図1の図示に対して反時計回りに90°回転させた横長方向に見て、本来の正常表示に対して表示面Dでの表示も反時計回りに90°回転した状態が観察されている。B、G、R用表示パネル20b、20g、20rの各列電極22b、22g、22rのアドレスは、表示面Dを図1の状態から反時計回りに90°回転させた状態なので、図中の最上位がBB240、GB240、RB240であり、最下位がBB001、GB001、RB001である。
ここで、観察者が図4(a)の状態の電子ペーパー1の例えば右下角部を掴んで机上から持ち上げて表示面Dに対面すると、本実施の形態の電子ペーパー1の表示面Dは図4(b)に示すように表示コンテンツが自動的に縮小されて書換えられて正常に表示される。
この動作を図1及び図3、図4を用いて詳細に説明する。本例も前提として、感圧ボタン82は用いずに、重力センサ81を用いた重力方向検出回路43からの重力方向検出信号だけを表示書換えに用いている。
直立してあるいは座して机上の電子ペーパー1を図4(a)に示す状態で観察している観察者が、電子ペーパー1を手にとって表示面Dを眺めると、重力センサ81の球状導体90は、球状導体受け部91eに収まっていた状態から、重力の作用を受けて球状導体受け部91cに移動する。これにより、球状導体受け部91cの両配線92cが導通してスイッチング回路93の4本の信号線a、b、c、dの出力状態は、順に0、0、1、0となり、3ビット・バッファ94からは情報「3」が表示方向算出回路42に出力される。
表示方向算出回路42は、情報「3」を受け取ると、表示パネル20b、20g、20rの書換え用の表示方向データとしてDd=BB240、GB240、RB240をデータ変換回路41に出力する。
データ変換回路41は、図4(a)に示す表示データの表示方向データDdの値と、書換え用の表示方向データDdの値とを比較して、両者が同じであれば書換え不要と判断して書換え処理を行わない。
本例では、現在の表示方向データDdは、BA001、GBA001、RA001であり、書換え用の表示方向データDdは、現在の表示データDdと一致しないので、表示書換え処理が実行される。
モード選択回路46でレイアウト優先モードが設定されていると、データ変換回路41には、レイアウト構成回路45からレイアウトを維持して全体の縮尺を変更するレイアウト維持コマンドが入力されている。
データ変換回路41は、書換え用の表示方向データDdの第2セクションの値が「B」であるので、縮尺倍率を3/4としてレイアウト維持動作を実行する。
レイアウト維持動作において、データ変換回路41は、縮尺倍率(=3/4)に基づき表示データ数を240×180個に減少させる画像処理を行ってから、書換え用の表示方向データDdの値に基づいて、フレームメモリ41aに格納された表示データdの変換後の格納アドレスを演算し、フレームメモリ41b内の所定のアドレスに表示データdを書込む。レイアウト維持動作により表示データが減少して、データが存在しないアドレスにはダミーの白又は黒の表示データを書込む。
次いで、データ変換回路41は、書換え用の表示方向データDdの第2セクションの値が「B」なので、行電極駆動回路23b、23g、23rをデータ電極駆動回路とし、列電極駆動回路24b、24g、24rを走査電極駆動回路として機能させるようにスキャン/データモード信号S/D_modを行電極駆動回路23b、23g、23r及び列電極駆動回路24b、24g、24rに出力する。
また、データ変換回路41は、行電極駆動回路23b、23g、23r及び列電極駆動回路24b、24g、24rに対し、データ電極駆動回路の不図示のシフトレジスタに入力される複数の表示データを順次シフトさせて取り込むための取り込みタイミング用のクロック信号であるデータ取込みクロック信号D_clkの供給を開始する。
さらにデータ変換回路41は、各行電極駆動回路23b、23g、23rと各列電極駆動回路24b、24g、24rを介して各行電極21b、21g、21rと各列電極22b、22g、22rに印加する電圧レベルの切替えを行う。また、データ取込みクロック信号D_clkに同期して画素選択期間内及び非選択期間内で液晶への印加電圧の極性が正逆切替えられるように、パルス極性制御信号p_ctlを出力する。
さらに、データ変換回路41は、表示パネル20b、20g、20rの書換え用の表示方向データDd=BB240、GB240、RB240に基づいて、表示面Dでの描画がアドレスBB240、GB240、RB240からそれぞれBB001、GB001、RB001へ向かって進むように、列電極駆動回路24b、24g、24rに対し、走査線駆動回路として各列電極22b、22g、22rを線順次走査する際に、アドレス番号の降順方向に走査することを示す走査方向切替信号Scan_dを出力する。
次いで、データ変換回路41は、フレーム開始信号f_stを出力すると共に、フレームメモリ41bの先頭アドレスから順に格納された表示データを表示データ信号D_sigとしてデータ取込みクロック信号D_clkに同期させて、データ電極駆動回路として機能する行電極駆動回路23b、23g、23rに順次出力する。また、データ変換回路41は、行電極駆動回路23b、23g、23rのそれぞれの不図示のシフトレジスタに1走査電極分の複数の表示データが格納されたら当該表示データをラッチすると共に、線順次で走査するために選択される走査電極を次段にシフトするデータラッチ・スキャンシフト信号D_lt/S_sftを出力する。
線順次走査により1フレーム分の表示データの書換えが終了すると、データ変換回路41は、ドライバ出力オフ信号Dv_offを出力して、行電極駆動回路及び列電極駆動回路から行電極及び列電極に対する電圧印加を停止する。
このようにして、図4(b)に示す表示が実現される。本実施例においても、実施例1と同様の構成で同様の作用効果を奏することができると共に、観察者の観察方向と90°異なる表示方向で電子ペーパー1を持っても、持ち替えることなく適切な表示方向の静止画を表示面Dに表示させることができる。
また、本例は、レイアウト優先モードでの表示をさせているので、テキストと画像が混在していてもレイアウトを変えずに全体の縮尺を変えて表示面Dの向きに応じて表示させることができる。レイアウトが変わらないため、持ち替えたことによる違和感を抑えることができる。
ところで、本実施例による場合、図4に示すようにテキストデータが画像データに比して少ない場合や、画像データに対して文字サイズが比較的大きい場合にはあまり問題ないが、例えば、図5に示す表示のようにテキストデータの占める割合が大きくなってくると、レイアウト優先モードでは、表示面Dで表示される文字サイズが小さくなって文字が読みづらくなってしまうという問題が生じ得る。その場合には、次の実施例3に示す文字サイズ優先モードでの表示が好適となる。
(実施例3)
図6は、本実施の形態による電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示している。図6(a)は、直立してあるいは着座した観察者が、電子ペーパー1を手に持って表示面Dを縦長にして観察している状態を示している。この状態の表示面Dは図1の図示と同一の縦長方向に見て、本来の正常表示が観察されている。B、G、R用表示パネル20b、20g、20rの各行電極21b、21g、21rのアドレスは、表示面Dの図1の状態と同じで、図中の最上位がBA001、GA001、RA001であり、最下位がBA320、GA320、RA320である。
ここで、観察者が電子ペーパー1を時計回りに90°程度回転させて表示面Dを横長にすると、本実施の形態の電子ペーパー1は、図6(b)に示すように文字サイズを変更せずに表示コンテンツのレイアウトが自動的に変更されて正常に表示する。
この動作を図1及び、図3、図6を用いて詳細に説明する。本例も前提として、感圧ボタン82は用いずに、重力センサ81を用いた重力方向検出回路43からの重力方向検出信号だけを表示書換えに用いている。
図6(a)に示す状態では、電子ペーパー1の重力センサ81の球状導体90は、重力の作用を受けて球状導体受け部91bに収まっている。この状態から、電子ペーパー1を表示面Dの面内で時計回りに90°回転させると、球状導体90は、球状導体受け部91dに移動する。これにより、球状導体受け部91dの両配線92dが導通してスイッチング回路93の4本の信号線a、b、c、dの出力状態は、順に0、0、0、1となり、3ビット・バッファ94からは情報「4」が表示方向算出回路42に出力される。
表示方向算出回路42は、情報「4」を受け取ると、表示パネル20b、20g、20rの書換え用の表示方向データとしてDd=BB001、GB001、RB001をデータ変換回路41に出力する。
データ変換回路41は、図6(a)に示す表示データの表示方向データDdの値と、書換え用の表示方向データDdの値とを比較して、両者が同じであれば書換え不要と判断して書換え処理を行わない。
本例では、現在の表示方向データDdは、BA001、GBA001、RA001であり、書換え用の表示方向データDdは、現在の表示データDdと一致しないので、表示書換え処理が実行される。
モード選択回路46で文字サイズ優先モードが設定されていると、データ変換回路41には、テキストデータの文字サイズを維持して表示のテキストデータの文字サイズを変更する文字サイズ維持コマンドが入力されている。
データ変換回路41は、不図示の記憶部に予め格納してあるテキストデータタグと画像データタグの計数値を参照して、テキストデータの表示領域と画像データの表示領域の大きさを把握し、横長の表示面D内で文字サイズを変更せずに表示できるように画像データの表示領域の大きさと位置を決定する。
次いで、書換え用の表示方向データDdの値に基づいて、フレームメモリ41aに格納されている表示データdの変換後の格納アドレスを演算して、フレームメモリ41b内の所定のアドレスに表示データdを書込む。
次いで、データ変換回路41は、書換え用の表示方向データDdの第2セクションの値が「B」なので、行電極駆動回路23b、23g、23rをデータ電極駆動回路とし、列電極駆動回路24b、24g、24rを走査電極駆動回路として機能させるようにスキャン/データモード信号S/D_modを行電極駆動回路23b、23g、23r及び列電極駆動回路24b、24g、24rに出力する。
また、データ変換回路41は、行電極駆動回路23b、23g、23r及び列電極駆動回路24b、24g、24rに対し、データ電極駆動回路の不図示のシフトレジスタに入力される複数の表示データを順次シフトさせて取り込むための取り込みタイミング用のクロック信号であるデータ取込みクロック信号D_clkの供給を開始する。
さらにデータ変換回路41は、各行電極駆動回路23b、23g、23rと各列電極駆動回路24b、24g、24rを介して各行電極21b、21g、21rと各列電極22b、22g、22rに印加する電圧レベルの切替えを行う。また、データ取込みクロック信号D_clkに同期して画素選択期間内及び非選択期間内で液晶への印加電圧の極性が正逆切替えられるように、パルス極性制御信号p_ctlを出力する。
さらに、データ変換回路41は、表示パネル20b、20g、20rの書換え用の表示方向データDd=BB001、GB001、RB001に基づいて、表示面Dでの描画がアドレスBB001、GB001、RB001からそれぞれBB240、GB240、RB240へ向かって進むように、列電極駆動回路24b、24g、24rに対し、走査線駆動回路として各列電極22b、22g、22rを線順次走査する際に、アドレス番号の昇順方向に走査することを示す走査方向切替信号Scan_dを出力する。
次いで、データ変換回路41は、フレーム開始信号f_stを出力すると共に、フレームメモリ41bの先頭アドレスから順に格納された表示データを表示データ信号D_sigとしてデータ取込みクロック信号D_clkに同期させて、データ電極駆動回路として機能する行電極駆動回路23b、23g、23rに順次出力する。また、データ変換回路41は、行電極駆動回路23b、23g、23rのそれぞれの不図示のシフトレジスタに1走査電極分の複数の表示データが格納されたら当該表示データをラッチすると共に、線順次で走査するために選択される走査電極を次段にシフトするデータラッチ・スキャンシフト信号D_lt/S_sftを出力する。
線順次走査により1フレーム分の表示データの書換えが終了すると、データ変換回路41は、ドライバ出力オフ信号Dv_offを出力して、行電極駆動回路及び列電極駆動回路から行電極及び列電極に対する電圧印加を停止する。
このようにして、図6(b)に示す表示が実現される。本実施例においても、実施例1と同様の構成で同様の作用効果を奏することができると共に、観察者の観察方向と90°異なる表示方向に電子ペーパー1を回転させて持っても適切な表示方向の静止画を表示面Dに表示させることができる。
また、本例は、文字サイズ優先モードでの表示をさせているので、文字のサイズを維持してテキスト表示を優先し、余白のスペースに縮尺を変えた画像を表示させている。文字のサイズが変わらないため、持ち替えても文章の読みやすさを維持することができる。
図7は、実施例3の変形例を示す。図7(a)は、テキストデータだけが表示される場合であって、表示面Dを縦長に見た状態を示している。この縦長表示において、テキストは横書きで1行当り所定の文字数で1段で所定行数で必要な文字情報を表示している。これをテキストの文字数・行数をそのままにして横長に向けた電子ペーパーに対応した場合、文字のフォントサイズを小さくすることになるので、読みづらくなる。これに対し本変形例では、表示面Dが横長になると、テキストの段組みを再構築して、文字サイズは変えずに1行当り所定の文字数で2段で所定行数で必要な文字情報を表示することができる。こうすることにより、フォントサイズを維持して文章を表示できるので読み易さを向上できる。
表示書換え処理において、データ変換回路41は、文字サイズ維持コマンドを受け取ると、テキストデータに付加されたテキストデータタグと画像データに付加された画像データタグの数の計数値から画像データタグの数が零(0)であると判断すると、横長の表示面D内で文字サイズを変更せずに2段組で表示できるように画像データの表示領域の大きさと位置を決定する。このように、文字サイズ優先モードを用いることにより、レイアウトを変えても文字のサイズを維持したい場合は、テキスト表示を優先して段組みを再構成した表示が可能となる。文字のサイズが変わらないため、持ち替えても文章の読みやすさを維持することができる。
(実施例4)
図8は、本実施の形態による電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示している。表示面Dに正常に表示される表示コンテンツは、実施例1の図2に示すものと同一である。
本実施例は、前提として、図2に示す実施例1と異なり、重力センサ81を用いた重力方向検出回路43からの重力方向検出信号は用いずに、感圧ボタン82により押圧位置を検出する押圧位置検出回路44だけを用いている。感圧ボタン82は、表示面Dを図8の状態で見て、表示面D周囲の長方形枠部Fの各辺毎に1つずつ設けられている。
図8(a)は、例えば机上に置かれた電子ペーパー1の表示面Dを観察者が直立視あるいは座視で観察したときの状態を示している。この例では、表示面Dを図1と同一の縦長方向に見て、本来の正常表示に対して表示が逆さまに見えている。B、G、R用表示パネル20b、20g、20rの各行電極21b、21g、21rのアドレスは、表示面Dを図1に対し逆さまの状態で見ているので、図中の最上位がBA320、GA320、RA320であり、最下位がBA001、GA001、RA001である。
この図8(a)に示す状態で、4個の感圧ボタン82は、長方形枠部Fの上辺中央に感圧ボタン82b、下辺中央に感圧ボタン82a、左辺中央に感圧ボタン82d、右辺中央に感圧ボタン82cが配置されている。
押圧位置検出回路44は、感圧ボタン82aが押圧されると情報「1」を表示方向算出回路42に出力し、感圧ボタン82bが押圧されると情報「2」を出力し、感圧ボタン82cが押圧されると情報「3」を出力し、感圧ボタン82dが押圧されると情報「4」を出力する。
ここで、観察者が図8(a)の状態で電子ペーパー1の感圧ボタン82aを押圧(図8(b)において、破線の円及び「PUSH」の文字で示す)すると、本実施の形態の電子ペーパー1の表示面Dは図8(b)に示すように表示コンテンツが自動的に書換えられて正常に表示される。
この動作を図1及び図8を用いて説明する。観察者が、電子ペーパー1の感圧ボタン82aを押圧すると、押圧位置検出回路44からは情報「1」が表示方向算出回路42に出力される。
表示方向算出回路42は、重力方向検出回路43から情報が入力されると、表示部2の表示面Dに画像や文字を表示させる方向を決める書換え用の表示方向データDdをデータ変換回路41に出力する。情報が「1」の場合には、表示パネル20b、20g、20rの書換え用の表示方向データDdとして、BA320、GA320、RA320をデータ変換回路41に出力する。
なお、情報「2」の場合の書換え用の表示方向データDdは、BA001、GA001、RA001であり、情報「3」の場合の書換え用の表示方向データDdは、BB240、GB240、RB240であり、情報「4」の場合の書換え用の表示方向データDdは、BB001、GB001、RB001である。
以下の動作は、実施例1と全く同様なので説明は省略する。このようにして、図8(b)に示す表示が実現される。本実施例においても、実施例1と同様の構成で同様の作用効果を奏することができる
(実施例5)
図9は、本実施の形態による電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示している。表示面Dに正常に表示される表示コンテンツは、実施例2の図4に示すものと同一である。
本実施例は、前提として、図4に示す実施例2と異なり、重力センサ81を用いた重力方向検出回路43からの重力方向検出信号は用いずに、図8に示す実施例4と同一に配置された感圧ボタン82により押圧位置を検出する押圧位置検出回路44だけを用いている。
図9(a)は、例えば机上に置かれた電子ペーパー1の表示面Dを観察者が直立視あるいは座視で観察したときの状態を示している。この例では、表示面Dを図1の図示に対して反時計回りに90°回転させた横長方向に見て、本来の正常表示に対して表示面Dでの表示も反時計回りに90°回転した状態が観察されている。B、G、R用表示パネル20b、20g、20rの各列電極22b、22g、22rのアドレスは、表示面Dを図1の状態から反時計回りに90°回転させた状態なので、図中の最上位がBB240、GB240、RB240であり、最下位がBB001、GB001、RB001である。
ここで、観察者が図9(a)の状態で電子ペーパー1の感圧ボタン82cを押圧すると、本実施の形態の電子ペーパー1の表示面Dは図9(b)に示すように表示コンテンツが自動的に縮小されて書換えられて正常に表示される。
この動作を図1及び図9を用いて説明する。観察者が、電子ペーパー1の感圧ボタン82cを押圧すると、押圧位置検出回路44からは情報「3」が表示方向算出回路42に出力される。
表示方向算出回路42は、情報「3」を受け取ると、表示パネル20b、20g、20rの書換え用の表示方向データとしてDd=BB240、GB240、RB240をデータ変換回路41に出力する。
以下の動作は、実施例2と全く同様なので説明は省略する。このようにして、図9(b)に示す表示が実現される。本実施例においても、実施例2と同様の構成で同様の作用効果を奏することができる。
(実施例6)
図10は、本実施の形態による電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示している。表示面Dに正常に表示される表示コンテンツは、実施例1の図2及び実施例4の図8に示すものと同一である。
本実施例は、前提として、図2に示す実施例1あるいは図8に示す実施例4と異なり、重力センサ81を用いた重力方向検出回路43からの重力方向検出信号と、感圧ボタン82により押圧位置を検出する押圧位置検出回路44とを組合わせて用いている。感圧ボタン82は、表示面Dを図10の状態で見て、表示面D周囲の長方形枠部Fの各角部を含んでL字状に4つ設けられている。
図10(a)は、例えば机上に置かれた電子ペーパー1の表示面Dを観察者が直立視あるいは座視で観察したときの状態を示している。この例では、表示面Dを図1と同一の縦長方向に見て、本来の正常表示に対して表示が逆さまに見えている。B、G、R用表示パネル20b、20g、20rの各行電極21b、21g、21rのアドレスは、表示面Dを図1に対し逆さまの状態で見ているので、図中の最上位がBA320、GA320、RA320であり、最下位がBA001、GA001、RA001である。
この状態で、4個の感圧ボタン82は、長方形枠部Fの右下角部から下辺及び右辺の各中央部近傍まで延びるL字状の感圧ボタン82w、長方形枠部Fの右上角部から右辺及び上辺の各中央部近傍まで延びるL字状の感圧ボタン82x、長方形枠部Fの左上角部から上辺及び左辺の各中央部近傍まで延びるL字状の感圧ボタン82y、長方形枠部Fの左下角部から左辺及び下辺の各中央部近傍まで延びるL字状の感圧ボタン82zが配置されている。隣接する感圧ボタン82はそれぞれ分離して配置されている。
押圧位置検出回路44は、感圧ボタン82wが押圧されると情報「1」を表示方向算出回路42に出力し、感圧ボタン82xが押圧されると情報「2」を出力し、感圧ボタン82yが押圧されると情報「3」を出力し、感圧ボタン82zが押圧されると情報「4」を出力する。
ここで、観察者が図10(a)の状態から、電子ペーパー1の右下部を手にとって感圧ボタン82wを押圧(図10(b)において、破線の円及び「PUSH」の文字で示す)しつつ表示面Dに対面すると、本実施の形態の電子ペーパー1の表示面Dは図10(b)に示すように表示コンテンツが自動的に書換えられて正常に表示される。
この動作を図1及び図10を用いて説明する。観察者が、電子ペーパー1の右下部を手にとって感圧ボタン82wを押圧しつつ表示面Dに対面すると、押圧位置検出回路44からは情報「1」が表示方向算出回路42に出力される。
また、図2に示す実施例1と同様にして、重力センサ81の球状導体90は、球状導体受け部91eに収まっていた状態から、重力の作用を受けて球状導体受け部91aに移動する。これにより、球状導体受け部91aの両配線92aが導通してスイッチング回路93の4本の信号線a、b、c、dの出力状態は、順に1、0、0、0となり、3ビット・バッファ94からは情報「2」が表示方向算出回路42に出力される。
表示方向算出回路42は、例えば、重力方向検出回路43からの情報と押圧位置検出回路44からの情報とに関するルックアップテーブル(LUT)を備えている。例えば、{重力方向検出回路43からの情報,押圧位置検出回路44からの情報}とすると、
{1,1}:Dd(BA320,GA320,RA320)
{1,2}:不定
{1,3}:不定
{1,4}:Dd(BA320,GA320,RA320)
{2,1}:不定
{2,2}:Dd(BA001,GA001,RA001)
{2,3}:Dd(BA001,GA001,RA001)
{2,4}:不定
{3,1}:Dd(BB240,GB240,RB240)
{3,2}:Dd(BB240,GB240,RB240)
{3,3}:不定
{3,4}:不定
{4,1}:不定
{4,2}:不定
{4,3}:Dd(BB001,GB001,RB001)
{4,4}:Dd(BB001,GB001,RB001)
{0,1}:不定
{0,2}:不定
{0,3}:不定
{0,4}:不定
のようになっている。
このようなLUTに基づき、表示方向算出回路42は、表示部2の表示面Dに画像や文字を表示させる方向を決める書換え用の表示方向データDdをデータ変換回路41に出力する。なお、「不定」の場合には、表示方向算出回路42は、書換え用の表示方向データDdをデータ変換回路41に出力しない。
本例では、情報が{1,1}であるから、表示方向算出回路42は、表示パネル20b、20g、20rの書換え用の表示方向データDdとして、BA320、GA320、RA320をデータ変換回路41に出力する。
以下の動作は、実施例1と全く同様なので説明は省略する。このようにして、図10(b)に示す表示が実現される。本実施例においても、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
また、重力方向のみで表示方向の検出をすると、電子ペーパー1が表示面D内で回転する場合には表示方向が目まぐるしく変更されてしまう不具合が生じ得るが、本例によれば、重力の検出に加えて感圧ボタンの検出を組合わせて、重力方向と押された感圧ボタンの位置とが所定関係の場合にのみ、表示の向きを変える処理が実行されるので、表示方向が頻繁に変更されてしまう不具合を低減できる。
(実施例7)
図11は、本実施の形態による電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示している。表示面Dに正常に表示される表示コンテンツは、実施例2の図4及び実施例5の図9に示すものと同一である。
本実施例も前提として、実施例6と同様に、重力センサ81を用いた重力方向検出回路43からの重力方向検出信号と、感圧ボタン82により押圧位置を検出する押圧位置検出回路44とを組合わせて用いている。感圧ボタンは実施例6と同様である。
図11(a)は、例えば机上に置かれた電子ペーパー1の表示面Dを観察者が直立視あるいは座視で観察したときの状態を示している。この例では、表示面Dを図1の図示に対して反時計回りに90°回転させた横長方向に見て、本来の正常表示に対して表示面Dでの表示も反時計回りに90°回転した状態が観察されている。B、G、R用表示パネル20b、20g、20rの各列電極22b、22g、22rのアドレスは、表示面Dを図1の状態から反時計回りに90°回転させた状態なので、図中の最上位がBB240、GB240、RB240であり、最下位がBB001、GB001、RB001である。
ここで、観察者が図11(a)の状態から、電子ペーパー1の右下部を手にとって感圧ボタン82xを押圧しつつ表示面Dに対面すると、本実施の形態の電子ペーパー1の表示面Dは図11(b)に示すように表示コンテンツが自動的に縮小されて書換えられて正常に表示される。
この動作を図1及び図11を用いて説明する。観察者が、電子ペーパー1の右下部を手にとって感圧ボタン82xを押圧しつつ表示面Dに対面すると、押圧位置検出回路44からは情報「2」が表示方向算出回路42に出力される。
また、図2に示す実施例1と同様にして、重力センサ81の球状導体90は、球状導体受け部91eに収まっていた状態から、重力の作用を受けて球状導体受け部91cに移動する。これにより、球状導体受け部91cの両配線92cが導通してスイッチング回路93の4本の信号線a、b、c、dの出力状態は、順に0、0、1、0となり、3ビット・バッファ94からは情報「3」が表示方向算出回路42に出力される。
実施例6のLUTに基づき、表示方向算出回路42は、情報が{3,2}であるから、表示パネル20b、20g、20rの書換え用の表示方向データとしてDd=BB240、GB240、RB240をデータ変換回路41に出力する。
以下の動作は、実施例2及び5と全く同様なので説明は省略する。このようにして、図11(b)に示す表示が実現される。本実施例においても、実施例2と同様の構成で同様の作用効果を奏することができる。
なお、本実施の形態における電子ペーパー1では、制御部4は、重力方向に対する向きを、重力方向に対して最も角度の小さい向きとして表示面Dでの書換え方向を変更する。表示面Dが縦長及び横長の中間の図12に示すような斜め状態にある場合であっても、当該斜め状態を把握して図12中に示すような表示面D内の表示を斜めにする処理は行わない。電子ペーパーでは意図的に斜めに持って表示面Dを観察する機会は少ないので、斜め方向の表示処理に伴う回路やソフトウエアのコスト高を抑えるのが重要である。
また、図12は、縦長表示か横長表示に切替える基準例を示している。この例では重力方向に対して約45°の角度を基準にしている。制御部4は、重力方向から約45°の角度を基準にして表示面Dでの書換え方向を変更する。長辺又は短辺が当該基準角度より重力方向に近い角度か否かで、縦長表示か横長表示への切替えるようにする。なお、当該基準角度は45°に限ったことではなく用途等に応じて変更することができる。
図13は、本実施の形態による電子ペーパー1へ表示データを送信する外部システム80の一例を示している。図13では外部システムとしてデータ送信端末80を用いている。データ送信端末80から電子ペーパー1へのデータ送信は有線又は無線の送信手段が用いられる。例えば有線LANや無線LAN、Bluetoothなど種々の送信プロトコルが考えられる。
テキストデータと画像データを区別できるフォーマットとして、プリンタ等で利用される最も汎用的なPS(ポストスクリプト)フォーマットを用いることができる。なお、PSフォーマットに限らず独自フォーマットを用いてももちろんよい。
以上のような本実施の形態の構成により、特に概ねA4判以上の大型サイズの表示になると、手で持ち替える煩わしさなしに表示内容を適切な向きに補正することが可能となる。本実施の形態の応用例として、会議における配布資料、あるいは電子新聞や電子広告など、様々な用途での応用が実現可能である。
次に、本実施の形態による電子ペーパー1と特許文献1との相違点について説明する。特許文献1の技術は、常時、重力の方向に対して画面表示の向きを一定にする。そのため、ディスプレイを重力方向に対して斜めに持ったときは、画面表示の向きはディスプレイに対して斜めになるため、ディスプレイの全画素を有効に使用できない(特許文献1の図5参照)。
それに対して本実施の形態による電子ペーパー1は、重力の検出方向に対して画面の向きを常に一定にするのではなく斜め表示は行わず、重力を検出した方向に対して最も効率のよい読みやすい方向に表示画面の向きを±90°、あるいは180°補正する。そのため、常に表示面Dの全画素が利用できる。
また、特許文献1は、高速に画面が切替わる動画ディスプレイを想定しているため、重力の検出方向が変わってもスキャン方向まで変えることは想定していない。それに対して本実施の形態では、低速に画面を切替える電子ペーパーを想定しており、重力の検出方向に伴い走査方向も変更するようにしている。走査方向の切替えがないと、電子ペーパーを持った方向によっては画面が下から上に走査されることがあり、使用者が違和感を覚えることがあるが、本実施の形態によればその問題も回避できる。
また、特許文献2には表示部が振動により見辛くなる点を補正することだけが開示されているのであって本実施の形態とは根本的に異なる。
本実施の形態では、特許文献1又は2のような動画表示での補正方法とは異なり、電子ペーパーのような静止画表示における特有の特徴を活かし、表示の方向を適切に切替える手段を提供できる。
本発明により、例えばシート状の電子ペーパーを視点とは逆向きの表示方向で持ったとしても、瞬時に視点方向に表示の向きを補正するため、電子ペーパーの利便性を向上できる。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、コレステリック液晶を封止した液晶表示装置を積層した電子ペーパー1を用いて説明したが、本発明はこれに限られず、電子ペーパーの表示方式として、電気泳動方式やツイストボール方式など多種多様な方式に適用することが可能である。
また、上記実施の形態では、観察者の手の位置の検出センサとして感圧ボタン82を用いているが、本発明はこれに限られない。感圧ボタン82の代わりに、表示面D周囲の長方形枠部Fに温度分布を検出する手段として、手の温度を検出する温度センサを設けるようにしてももちろんよい。また、表示面D周囲の長方形枠部Fの周辺光の照射分布を検出する手段として、手の陰を検出する光センサを設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態での重力方向検出回路43や押圧位置検出回路44と共にあるいはそれに代えて、所定時間が経過すると経過時間を示す信号を表示方向算出回路42に出力するタイマー検出回路(不図示)等を設けてもよい。例えば、重力の向きが変わったことを検出してから所定の時間(例えば5秒)経ったら、その重力の向きに合わせて表示方向を変更した表示書換えを行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態による重力センサ81は一例であり、例えば球状の導電体の他には、球体が窪みにある圧電素子を押すことにより重力の方向を検出するなど、様々な代替手段を用いることが可能である。
また例えば、上記実施の形態では、表示面Dは長方形形状を有しているが、本発明はこれに限られず、正方形、楕円、円形、あるいは多角形形状であってももちろんよい。
以上説明した本実施の形態による電子ペーパーは、以下のようにまとめられる。
(付記1)
静止画を表示する表示面を備えた表示部と、
前記表示面に対する観察者の観察方向を検出する検出部を備え、前記観察方向に合せて前記表示面の静止画を書換える制御部と
を有することを特徴とする電子ペーパー。
(付記2)
付記1記載の電子ペーパーであって、
前記制御部は、
前記観察方向に合せて前記静止画の書換え開始位置を決定し、前記表示面での書換え方向を変更すること
を特徴とする電子ペーパー。
(付記3)
付記2記載の電子ペーパーであって、
前記検出部は、
前記観察者の観察方向を前記表示面の重力方向に対する向きとして検出するための重力センサを前記表示面近傍に備えていること
を特徴とする電子ペーパー。
(付記4)
付記3記載の電子ペーパーであって、
前記制御部は、
前記重力方向に対する向きを、前記重力方向に対して最も角度の小さい向きとして前記表示面での書換え方向を変更すること
を特徴とする電子ペーパー。
(付記5)
付記4記載の電子ペーパーであって、
前記制御部は、
前記重力方向から約45°の角度を基準にして前記表示面での書換え方向を変更すること
を特徴とする電子ペーパー。
(付記6)
付記2乃至5のいずれか1項に記載の電子ペーパーであって、
前記検出部は、
前記観察者の観察方向を前記表示面周囲を触れた前記観察者の手の位置に基づいて検出するための検出センサを備えていること
を特徴とする電子ペーパー。
(付記7)
付記1乃至6記載の電子ペーパーであって、
前記表示面は、
長方形形状であること
を特徴とする電子ペーパー。
(付記8)
付記7記載の電子ペーパーであって,
書換え方向の変化に伴い表示データのサイズやレイアウトを変更させる手段を有すること
を特徴とする電子ペーパー。
(付記9)
付記1乃至8のいずれか1項に記載の電子ペーパーであって、
前記表示部は、一対の基板間にコレステリック液晶を封止した表示パネルを有すること
を特徴とする電子ペーパー。
本発明の一実施の形態による電子ペーパー1の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による実施例1に係る電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態による重力センサ81及び重力方向検出回路43の内部構成の概略を示す図である。 本発明の一実施の形態による実施例2に係る電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態による実施例2による表示での課題を説明する図である。 本発明の一実施の形態による実施例3に係る電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態による実施例3の変形例に係る電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態による実施例4に係る電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態による実施例5に係る電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態による実施例6に係る電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態による実施例7に係る電子ペーパー1を表示面D側に向かって見た状態を模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態による電子ペーパー1の表示面Dが縦長及び横長の中間の斜め状態で表示面D内の表示を斜めにする処理をしないことを説明する図である。 本発明の一実施の形態による電子ペーパー1へ表示データを送信する外部システム80の一例を示す図である。
符号の説明
1 電子ペーパー
2 表示部
4 制御部
6 電源部
20b、20g、20r 表示パネル
21b、21g、21r 行電極
22b、22g、22r 列電極
23b、23g、23r 行電極駆動回路
24b、24g、24r 列電極駆動回路
41 データ変換回路
41a フレームメモリ
42 表示方向算出回路
43 重力方向検出回路
44 押圧位置検出回路
45 レイアウト構成回路
46 モード選択回路
47 テキスト/画像判別回路
61 電源
62 昇圧部
63 電圧切替部
64 電圧安定部
80 外部システムや内蔵メモリ
81 重力センサ
82、82a、82b、82c、82d、82w、82x、82y、82z 感圧ボタン
83 入力スイッチ
90 球状導体
91 球状導体収容部
91a、91b、91c、91d、91e 球状導体受け部
92a、92b、92c、92d 配線
93 スイッチング回路
94 3ビット・バッファ
BA001〜BA320 B用行電極駆動回路23bの信号出力端子アドレス
GA001〜GA320 G用行電極駆動回路23bの信号出力端子アドレス
RA001〜RA320 R用行電極駆動回路23bの信号出力端子アドレス
BB001〜BB240 B用列電極駆動回路24bの信号出力端子アドレス
GB001〜GB240 G用列電極駆動回路24bの信号出力端子アドレス
RB001〜RB240 R用列電極駆動回路24bの信号出力端子アドレス
D 表示面
F 長方形枠部
S/D_mod スキャン/データモード信号
D_clk データ取込みクロック信号
p_ctl パルス極性制御信号
f_st フレーム開始信号
D_lt/S_sft データラッチ・スキャンシフト信号
Dv_off ドライバ出力オフ信号
D_sig 表示データ信号
Scan_d 走査方向切替信号
pb、pg、pr サブ画素(ピクセル)

Claims (5)

  1. 静止画を表示する表示面を備えた表示部と、
    前記表示面に対する観察者の観察方向を検出する検出部を備え、前記観察方向に合せて前記表示面の静止画を書換える制御部と
    を有することを特徴とする電子ペーパー。
  2. 請求項1記載の電子ペーパーであって、
    前記制御部は、
    前記観察方向に合せて前記静止画の書換え開始位置を決定し、前記表示面での書換え方向を変更すること
    を特徴とする電子ペーパー。
  3. 請求項2記載の電子ペーパーであって、
    前記検出部は、
    前記観察者の観察方向を前記表示面の重力方向に対する向きとして検出するための重力センサを前記表示面近傍に備えていること
    を特徴とする電子ペーパー。
  4. 請求項3記載の電子ペーパーであって、
    前記制御部は、
    前記重力方向に対する向きを、前記重力方向に対して最も角度の小さい向きとして前記表示面での書換え方向を変更すること
    を特徴とする電子ペーパー。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の電子ペーパーであって、
    前記検出部は、
    前記観察者の観察方向を前記表示面周囲を触れた前記観察者の手の位置に基づいて検出するための検出センサを備えていること
    を特徴とする電子ペーパー。
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