JP2008209374A - 二次元駆動装置および画像撮像装置 - Google Patents

二次元駆動装置および画像撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008209374A
JP2008209374A JP2007049018A JP2007049018A JP2008209374A JP 2008209374 A JP2008209374 A JP 2008209374A JP 2007049018 A JP2007049018 A JP 2007049018A JP 2007049018 A JP2007049018 A JP 2007049018A JP 2008209374 A JP2008209374 A JP 2008209374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear
connection
wirings
signal
signal output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2007049018A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Matsumoto
研司 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2007049018A priority Critical patent/JP2008209374A/ja
Publication of JP2008209374A publication Critical patent/JP2008209374A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】画像情報を静電潜像として記録する蓄電部、および蓄電部に記録された静電潜像に応じた電流を出力する複数の信号出力用線状配線を備えてなる固体検出器と、信号出力用線状配線と接続から出力された信号を検出する複数の信号検出用ICとを備えてなる画像撮像装置において、信号検出用IC等の特性の変動により生じるアーティファクトを目立たないようにする。
【解決手段】放射線固体検出器10の線状配線15aと信号検出用ICとの接続に関し、互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分の8本の線状配線15aにおいて、線状配線15aの配列順に1本ずつ交互に一方の信号検出用ICと他方の信号検出用ICに接続した交互接続領域Aを設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像情報を静電潜像として記録する蓄電部、および蓄電部に記録された静電潜像に応じた電流を出力する複数の信号出力用線状配線を備えてなる固体検出器と、信号出力用線状配線から出力された信号を検出する複数の信号検出用ICとを備えてなる画像撮像装置等、互いに平行に配列された複数の線状配線と、線状配線と接続された複数の回路ブロックとを備え、複数の線状配線を介して表示や検出等の動作を二次元状に行う二次元駆動装置に関するものである。
今日、医療診断等を目的とする放射線撮影において、放射線を検出して得た電荷を放射線画像情報を表す電気信号に変換して出力する放射線固体検出器(以下単に検出器ともいう)を使用する放射線画像情報記録読取装置が各種提案されている。この装置において使用される放射線固体検出器としては、種々のタイプのものが提案されているが、電荷を外部に読み出す電荷読出プロセスの面から、TFT(薄膜トランジスタ)方式のものと検出器に読取光(読取用の電磁波)を照射して読み出す光読出方式のものがある。
本出願人は、読出しの高速応答性と効率的な信号電荷の取り出しの両立を図ることができる光読出方式の放射線固体検出器として、特許文献1、特許文献2、特許文献3において、記録用の放射線あるいは該放射線の励起により発せられる光(以下記録光という)に対して透過性を有する第1の導電層、記録光を受けることにより導電性を呈する記録用光導電層、第1の導電層に帯電される電荷と同極性の電荷に対しては略絶縁体として作用し、かつ、該同極性の電荷と逆極性の電荷に対しては略導電体として作用する電荷輸送層、読取光の照射を受けることにより導電性を呈する読取用光導電層、読取光に対して透過性を有する信号出力用線状配線を含む第2の導電層を、この順に積層して成り、記録用光導電層と電荷輸送層との界面に形成される蓄電部に、画像情報を担持する潜像電荷(静電潜像)を蓄積する検出器を提案している。
そして、上記特許文献2および特許文献3においては、特に、第2の導電層の配線を多数の読取光に対して透過性を有する信号出力用線状配線からなるストライプ配線とすると共に、蓄電部に蓄積された潜像電荷の量に応じたレベルの電気信号を出力させるための多数の補助線状配線を、前記信号出力用線状配線と交互にかつ互いに平行となるように設けた検出器を提案している。
このように、多数の補助線状配線からなるサブストライプ配線を併設して第2の導電層とすることにより、蓄電部とサブストライプ配線との間に新たなコンデンサが形成され、記録光によって蓄電部に蓄積された潜像電荷と逆極性の輸送電荷を、読取りの際の電荷再配列によってこのサブストライプ配線にも帯電させることが可能となる。これにより、読取用光導電層を介してストライプ配線と蓄電部との間で形成されるコンデンサに配分される前記輸送電荷の量を、このサブストライプ配線を設けない場合よりも相対的に少なくすることができ、結果として検出器から外部に取り出し得る信号電荷の量を多くして読取効率を向上させると共に、読出しの高速応答性と効率的な信号電荷の取り出しの両立をも図ることができるようになっている。
特開2000−105297号公報 特開2000−284056号公報 特開2001−349947号公報
ところで、上記のような多数の信号出力用線状配線からなるストライプ配線を備えた固体検出器において、例えば大きさを43cm×43cm、画像信号を出力するための信号出力用線状配線の配列ピッチを100μm(4300×4300画素)とすると、固体検出器内に4300本の信号出力用線状配線が形成されることになるが、これらは信号出力用線状配線の配列順に数十から数百本ずつ信号検出用IC(チャージアンプIC)を載置したTCP(Tape Carrier Package)に接続される。
信号検出用ICは通常複数チャネル分のチャージアンプおよびマルチプレクサを内蔵し、接続された複数の信号出力用線状配線から出力された信号を各々検出し、信号出力用線状配線の配列順に1チャネル分の信号ずつ出力する。信号検出用ICから出力された信号は信号検出用ICに接続されたチャージアンプにより1チャネル分ずつ検出され、検出された信号はA/D変換器によりアナログ信号からデジタル信号へと変換され、画像データとされる。
この信号検出用ICと、これに接続されるチャージアンプおよびA/D変換器は、固体ごとにゲイン変動やオフセット変動を生じ、これらが大きく変動すると同じ信号検出用ICに接続された信号出力用線状配線に対応する画像領域では同様のアーティファクトが生じ、その結果画像上で一つの信号検出用ICに接続される信号出力用線状配線の数に応じた幅の帯状の濃淡ムラが識別されるようになってしまう。
このように同一のIC等の回路ブロックに接続された線状配線毎に特性が変動し、その結果動作特性にムラが発生してしまう問題は、固体検出器以外にも液晶等の二次元表示デバイスや、CCDもしくは超音波センサー等の二次元撮像デバイス等、互いに平行に配列された複数の線状配線と、線状配線と接続された複数の回路ブロックとを備え、複数の線状配線を介して表示や検出等の動作を二次元状に行う二次元駆動装置においても同様に生じる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、互いに平行に配列された複数の線状配線と、線状配線と接続された複数の回路ブロックとを備え、複数の線状配線を介して表示や検出等の動作を二次元状に行う画像撮像装置等の二次元駆動装置において、信号検出用IC等の回路ブロックの特性の変動により生じるアーティファクトを目立たないようにした二次元駆動装置および画像撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明による二次元駆動装置は、互いに平行に配列された複数の線状配線と、線状配線と接続された複数の回路ブロックとを備え、複数の線状配線を介して表示や検出等の動作を二次元状に行う二次元駆動装置であり、一つの回路ブロックに複数の線状配線が接続されるとともに、互いに隣接する複数の線状配線同士が同一の回路ブロックに接続された通常接続領域と、複数の線状配線の1本毎または互いに隣接する複数本毎を一つの接続群とし、互いに隣接する少なくとも3つの接続群において、互いに隣接する接続群同士が異なる回路ブロックに接続された交互接続領域とを有することを特徴とするものである。
上記のような交互接続領域を広い領域で形成するのは製造上の困難性が増すため好ましくない。交互接続領域において通常接続領域に隣接しない接続群の線状配線の本数は、全体の線状配線の本数の50%以下であってもデバイスに生じる動作特性ムラを認識しづらくさせる十分な効果を奏するため、交互接続領域において通常接続領域に隣接しない接続群の線状配線の本数は、全体の線状配線の本数の50%以下であることが好ましい。
また、上記二次元駆動装置の具体的なものとしては、液晶等の二次元表示デバイスや、CCDもしくは超音波センサー等の二次元撮像デバイス等が挙げられる。
また、回路ブロックは、集積回路素子とすることもできる。
また、交互接続領域において、接続群は、1本の線状配線から構成してもよいし、2本の線状配線から構成してもよい。
また、交互接続領域の中の一つの回路ブロックに接続される接続群は、接続群の配列順の一方から他方に向けて、接続群を構成する線状配線の本数を増加もしくは減少させるように構成してもよい。
さらに、交互接続領域を複数有するとともに、交互接続領域を構成する接続群の構成を、少なくとも2種類以上の異なる様態を有するように構成してもよい。この場合、複数の交互接続領域の全てを異なる態様としてもよいし、一部を異なる態様としてもよい。
本発明による画像撮像装置は、画像情報を担持する記録光の照射を受けることにより電荷を発生する光導電層、および、光導電層で発生した電荷に応じた電流を出力する、互いに平行に配列された複数の信号出力用線状配線を備えてなる固体検出器と、信号出力用線状配線と接続され、信号出力用線状配線から出力された信号を検出する複数の信号検出用ICとを備えてなる画像撮像装置であり、一つの信号検出用ICに複数の信号出力用線状配線が接続されるとともに、互いに隣接する複数の信号出力用線状配線同士が同一の信号検出用ICに接続された通常接続領域と、複数の信号出力用線状配線の1本毎または互いに隣接する複数本毎を一つの接続群とし、互いに隣接する少なくとも3つの接続群において、互いに隣接する接続群同士が異なる信号検出用ICに接続された交互接続領域とを有することを特徴とするものである。
上記において「固体検出器」とは、被写体の画像情報を担持する記録光、例えば放射線を検出して被写体に関する放射線画像を表す画像信号を出力する検出器であって、入射した放射線を直接または一旦光に変換した後に電荷に変換し、この電荷を外部に出力させることにより、被写体に関する放射線画像を表す画像信号を得ることができるものである。
この固体検出器には種々の方式のものがあり、例えば、放射線を電荷に変換する電荷生成プロセスの面からは、放射線が照射されることにより蛍光体から発せられた蛍光を光電変換素子で検出して得た信号電荷を画像信号(電気信号)に変換して出力する光変換方式の放射線固体検出器、あるいは、放射線が照射されることにより放射線導電体内で発生した信号電荷を電気信号に変換して出力する直接変換方式の放射線固体検出器等、あるいは、電荷を外部に読み出す電荷読出プロセスの面からは、蓄電部と接続されたTFT(薄膜トランジスタ)を走査駆動して読み出すTFT読出方式のものや、読取光(読取用の電磁波)を検出器に照射して読み出す光読出方式のもの等、さらには、前記直接変換方式と光読出方式を組み合わせた本願出願人による上記特許文献1や上記特許文献2において提案している改良型直接変換方式のもの等がある。
上記のような交互接続領域を広い領域で形成するのは製造上の困難性が増すため好ましくない。交互接続領域において通常接続領域に隣接しない接続群の線状配線の本数は、全体の線状配線の本数の50%以下であってもデバイスに生じる動作特性ムラを認識しづらくさせる十分な効果を奏するため、交互接続領域において通常接続領域に隣接しない接続群の線状配線の本数は、全体の線状配線の本数の50%以下であることが好ましい。
また、交互接続領域において、接続群は、1本の信号出力用線状配線から構成してもよいし、2本の信号出力用線状配線から構成してもよい。
また、交互接続領域の中の一つの信号検出用ICに接続される接続群は、接続群の配列順の一方から他方に向けて、接続群を構成する信号出力用線状配線の本数を増加もしくは減少させるように構成してもよい。
さらに、交互接続領域を複数有するとともに、交互接続領域を構成する接続群の構成を、少なくとも2種類以上の異なる様態を有するように構成してもよい。この場合、複数の交互接続領域の全てを異なる態様としてもよいし、一部を異なる態様としてもよい。
本発明の二次元駆動装置および画像撮像装置によれば、互いに平行に配列された複数の線状配線(信号出力用線状配線)と、線状配線と接続された複数の回路ブロック(信号検出用IC)とを備え、複数の線状配線を介して表示や検出等の動作を二次元状に行う二次元駆動装置および画像撮像装置に関し、一つの回路ブロックに複数の線状配線が接続されるとともに、互いに隣接する複数の線状配線同士が同一の回路ブロックに接続された通常接続領域と、複数の線状配線の1本毎または互いに隣接する複数本毎を一つの接続群とし、互いに隣接する少なくとも3つの接続群において、互いに隣接する接続群同士が異なる回路ブロックに接続された交互接続領域とを設けることにより、回路ブロックと回路ブロックとの境界部分を曖昧にできるため、デバイスに生じる動作特性ムラを認識しづらくさせることができる。
ここで、交互接続領域において通常接続領域に隣接しない接続群の線状配線の本数を、全体の線状配線の本数の50%以下とすることにより、製造上の困難性をあまり増加させることなく、デバイスに生じる動作特性ムラを認識しづらくさせる効果を持たせることができる。
また、交互接続領域の中の一つの回路ブロックに接続される接続群について、接続群の配列順の一方から他方に向けて、接続群を構成する線状配線の本数を増加もしくは減少させるように構成すれば、より回路ブロックと回路ブロックとの境界部分を曖昧にできるため、さらにデバイスに生じる動作特性ムラを認識しづらくさせることができる。
さらに、交互接続領域を複数有するとともに、交互接続領域を構成する接続群の構成を、少なくとも2種類以上の異なる様態を有するように構成すれば、デバイス全体で見たときに回路ブロックと回路ブロックとの境界部分のパターンが複数存在するようになるため、さらにデバイスに生じる動作特性ムラを認識しづらくさせることができる。
この場合、全ての交互接続領域で異なる構成とすることが好ましいが、必ずしも全ての交互接続領域で異なる構成とする必要はない。例えば、視認上大きな問題となる中央部に近いところのみ交互接続領域毎に異なる構成とするだけでも、本発明の効果を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の画像撮像装置の好ましい実施の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の画像撮像装置の概略構成図、図2は上記画像撮像装置の放射線固体検出器のガラス基板およびTCPの配置態様を示す上面図、図3は上記放射線固体検出器の信号出力用線状配線と信号検出用ICとの接続態様を示す上面図である。
画像撮像装置1は、図1に示すように、放射線を射出する放射線源5、放射線源5から射出され、被写体6を透過した放射線の照射により被写体の放射線画像を検出する放射線固体検出器10、放射線固体検出器10に記録された放射線画像を読み取るための読取光を放射線固体検出器10に照射する線状光源20、線状光源20からの読取光の照射により放射線固体検出器10において発生した電流を検出する電流検出部30、放射線固体検出器10による放射線画像の記録の際に放射線固体検出器10に電圧を印加する電圧源40、放射線固体検出器10から放射線画像を電流として読み取る際に放射線固体検出器10の後述する第1の導電層11と第2の導電層15とを短絡する短絡手段50、上記線状光源20の動作を制御する光源制御手段60、上記短絡手段50の動作を制御するスイッチ制御手段70、および上記電圧源40の動作を制御する電圧源制御手段80を備えている。
放射線固体検出器10は、被写体6の放射線画像を担持した放射線を透過する第1の導電層11、第1の導電層11を透過した放射線の照射を受けることにより電荷を発生する記録用光導電層12、記録用光導電層12において発生した潜像電荷に対しては絶縁体として作用し、且つその潜像電荷と逆極性の輸送電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層13、読取光の照射を受けることにより電荷を発生する読取用光導電層14、および読取光を透過する第2の導電層15をガラス基板25上にこの順に積層してなるものである。記録用光導電層12と電荷輸送層13との間には、記録用光導電層12内で発生した潜像電荷を蓄積する蓄電部Cが形成されている。上記放射線固体検出器10は、有効検出範囲が240mm×300mmで、画素サイズが50μm×50μm、画素数が4800画素×6000画素に構成されている。
第1の導電層11としては、放射線を透過するものであればよく、たとえば、ネサ皮膜(SnO)、ITO(Indium Tin Oxide)、アモルファス状光透過性酸化膜であるIDIXO(Idemitsu Indium X-metal Oxide ;出光興産(株))などを50〜200nm厚にして用いることができ、また、100nm厚のAlやAuなども用いることもできる。
第2の導電層15は、多数の線状配線(信号出力用線状配線)15aが50μmピッチで複数平行に配列されてなるものである。そして、第2の導電層15における線状配線15aは読取光を透過する材料から形成され、線状配線15aの間の部分15bは読取光を遮光する材料により形成されている。
記録用光導電層12は、放射線の照射を受けることにより電荷を発生するものであればよく、放射線に対して比較的量子効率が高く、また暗抵抗が高いなどの点で優れているa−Seを主成分とするものを使用するのが好ましい。本願では記録用光導電層12として、厚さ200μmのa−Seを用いる。
電荷輸送層13としては、たとえば、第1の導電層1に帯電する電荷の移動度と、その逆極性となる電荷の移動度の差が大きい程良く(例えば10以上、望ましくは10以上)ポリN−ビニルカルバゾール(PVK)、N,N'−ジフェニル−N,N'−ビス(3−メチルフェニル)−〔1,1'−ビフェニル〕−4,4'−ジアミン(TPD)やディスコティック液晶等の有機系化合物、或いはTPDのポリマー(ポリカーボネート、ポリスチレン、PVK)分散物,Clを10〜200ppmドープしたa−Se等の半導体物質が適当である。
読取用光導電層14としては、読取光の照射を受けることにより導電性を呈するものであればよく、例えば、a−Se、Se−Te、Se−As−Te、無金属フタロシアニン、金属フタロシアニン、MgPc(Magnesium phtalocyanine),VoPc(phaseII of Vanadyl phthalocyanine)、CuPc(Cupper phtalocyanine)などのうち少なくとも1つを主成分とする光導電性物質が好適である。本願では読取用光導電層14として、厚さ10μmのa−Seを用いる。
なお、放射線固体検出器10の層構成は上記のような層構成に限らず、その他の層を含むものとしてもよく、また各層の材料についても上記各層の作用と同等の作用を有するものであれば上記以外の材料を利用するようにしてもよい。
電流検出部30は、フレキシブル基板32上に信号検出用IC(チャージアンプIC)を実装した複数のTCP(Tape Carrier Package)から構成されており、TCPの一方の端部はガラス基板25上において放射線固体検出器10の各線状配線15aと接続されており、TCPの他方の端部は画像処理基板33に接続されている。一つの信号検出用ICには256個のチャージアンプ31が集積されており、各線状配線15a毎にフレキシブル基板32によりチャージアンプ31に接続されている。
画像処理基板33は、各線状配線15aより出力され信号検出用ICにより検出されたアナログ信号をデジタル信号(画像信号)に変換するための不図示のA/D変換器を備えている。
線状光源20は、LEDが直線状に配列されるとともに、LEDから照射される光をLEDの配列方向と直交する方向のみに集光する光学系を備えており、放射線固体検出器10の読取用光導電層14に対してLEDの配列方向に延びる線状の読取光を照射するように構成されている。
また、線状光源20は、LEDの配列方向が、放射線固体検出器10の線状配線15aの長手方向と直交する方向になるように配されるとともに、線状光源20を線状配線15aの長手方向(図1中矢印方向)に移動させる不図示の駆動手段を備え、光源制御手段60による制御に基づいて、線状の読取光により放射線固体検出器10の略全面を走査可能なように構成されている。なお、第2の導電層15の線状配線15aの長手方向が副走査方向に対応し、読取光の延びる方向が主走査方向に対応する。
ここで、放射線固体検出器10の各線状配線15aと信号検出用ICとの接続態様について詳細に説明する。図2は上記画像撮像装置のガラス基板およびTCPの配置態様を示す上面図、図3は互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分における信号出力用線状配線と信号検出用ICとの接続態様を示す上面図である。
図2に示すように、ガラス基板25の右辺に沿って信号検出用ICRを実装した複数のTCPが配置されており、同様にガラス基板25の左辺に沿って信号検出用ICLを実装した複数のTCPが配置されている。
線状配線15aは本来であれば上から256本ずつ順に右辺側の信号検出用IC1R、左辺側の信号検出用IC1L、右辺側の信号検出用IC2R、左辺側の信号検出用IC2L・・・というように交互に接続されるが、本実施の形態においては図3に示すように、互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分の8本の線状配線15aにおいて、1本の線状配線15aを一つの接続群とし、線状配線15aの配列順に1本ずつ交互に一方の信号検出用ICと他方の信号検出用ICに接続した交互接続領域Aを設けたことにより、信号検出用ICと信号検出用ICとの境界部分を曖昧にできるため、デバイスに生じる動作特性ムラを認識しづらくさせることができる。
交互接続領域A以外の領域は、互いに隣接する線状配線15aが全て一つの信号検出用ICに接続される通常接続領域となる。
なお、交互接続領域Aの態様としては、上記以外にも図4に示すような、互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分の4本の線状配線15aにおいて、1本の線状配線15aを一つの接続群とし、線状配線15aの配列順に1本ずつ交互に一方の信号検出用ICと他方の信号検出用ICに接続した態様や、図5に示すような、互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分の8本の線状配線15aにおいて、2本の線状配線15aを一つの接続群とし、線状配線15aの配列順に2本ずつ交互に一方の信号検出用ICと他方の信号検出用ICに接続した態様とする等、種々の態様とすることが可能である。
電圧源40は、放射線画像の記録の際に用いられるだけでなく、放射線固体検出器10に残存した電荷の消去時にも用いられるものであり、その電圧のON、OFFおよび電圧の大きさは電圧源40に接続された電圧制御手段80により制御される。
短絡手段50は、スイッチであり、図1に示すように、スイッチのa端子には、電圧源40の正極側の端子が接続され、b端子には放射線固体検出器10における第1の導電層11が接続され、c端子には電流検出部30の電流検出アンプ31が接続されている。この短絡手段50は、放射線固体検出器10による放射線画像の記録および読取りの際に切換えられるが、それだけでなく放射線固体検出器10に残存した電荷を消去する際にも切換えられる。この短絡手段50の切換えは、短絡手段50に接続されたスイッチ制御手段70により制御される。
次に、上記画像撮像装置1の作用について説明する。
まず、放射線画像の記録が行われる。放射線画像の記録は、電圧制御手段80により電圧源40が制御されて放射線固体検出器10の第1の導電層11と第2の導電層15との間に記録用電圧が印加される。このとき印加される記録用電圧の大きさは2kV程度であり、第1の導電層11が負の電位に、第2の導電層15が正の電位となるように印加される。そして、この記録用電圧の印加の後、放射線源5から放射線を射出させ、被写体6を透過した放射線を放射線固体検出器10に照射する。すると、放射線固体検出器10の記録用光導電層12内で正と負の電荷が発生し、そのうちの負の電荷が上記記録用電圧の印加により形成された電界分布に沿って第2の導電層15の各線状配線15aに集中せしめられ、記録用光導電層12と電荷輸送層13との界面である蓄電部Cに潜像電荷として蓄積される。潜像電荷の量は照射放射線量に略比例し、この潜像電荷の量が被写体6の放射線画像を示すことになる。一方、記録用光導電層12内で発生する正電荷は第1の導電層11に引き寄せられて、電圧源40から注入された負の電荷と結合して消滅する。
次に、上記のようにして放射線固体検出器10に記録された放射線画像を読取る際の作用について説明する。
画像撮像装置1において、放射線固体検出器10から放射線画像を読み取る際には、スイッチ制御手段70により短絡手段50のb端子とc端子とが接続され、第1の導電層11と第2の導電層15の線状配線15aとに、蓄電部Cに蓄積された負電荷に応じた正の電荷が帯電される。そして、光源制御手段60により線状光源20が走査移動され、線状の読取光で放射線固体検出器10の全面を走査する。
この読取光の照射により読取用光導電層14内に正と負の電荷が発生し、その内の正の電荷が蓄電部Cに蓄積された負電荷に引きつけられるように電荷輸送層13内を急速に移動し、蓄電部Cで潜像電荷と結合して消滅する。一方、読取用光導電層14に生じた負の電荷は第2の導電層15の線状配線15aに帯電した正の電荷および第1の導電層11から所定回路を介して流れてきた正の電荷と結合して消滅する。上記のように読取用光導電層14において発生した負の電荷が、第1の導電層11から所定回路を介して第2の導電層15に流れてきた正の電荷と結合することにより信号検出用IC32(電流検出アンプ31)によって潜像電荷の量に応じた電流が検出され、放射線画像を電気信号として取得することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態の画像撮像装置について説明する。本実施の形態は上記第1の実施の形態と比べ、放射線固体検出器の互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分における交互接続領域の態様を変更したものである。図6は本実施の形態の画像撮像装置の互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分における信号出力用線状配線と信号検出用ICとの接続態様を示す上面図である。
図6に示すように、本実施の形態の画像撮像装置の互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分では、上から順に信号検出用ICRの通常接続領域、交互接続領域A、信号検出用ICLの通常接続領域となっており、交互接続領域Aでは、互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分の30本の線状配線15aにおいて、5本を一つのグループとみなし、上から順に1番目のグループでは5本全てを信号検出用ICRに接続し、2番目のグループでは1本を信号検出用ICLに、残りの4本を信号検出用ICRに接続し、3番目のグループでは2本を信号検出用ICLに、残りの3本を信号検出用ICRに接続し、4番目のグループでは3本を信号検出用ICLに、残りの2本を信号検出用ICRに接続し、5番目のグループでは4本を信号検出用ICLに、残りの1本を信号検出用ICRに接続し、6番目のグループでは5本全てを信号検出用ICLに接続している。
その結果、信号検出用ICRにおける各グループ毎の接続群の構成は上から順に5本、4本、3本、2本、1本、0本となり、各グループ毎の接続の割合は上から順に100%、80%、60%、40%、20%、0%と徐々に減少することになる。逆に信号検出用ICLにおける各グループ毎の接続群の構成は上から順に0本、1本、2本、3本、4本、5本となり、各グループ毎の接続の割合は上から順に0%、20%、40%、60%、80%、100%と徐々に増加することになる。
この様に、接続群の配列順の一方から他方に向けて、接続群を構成する線状配線の本数を増加もしくは減少させるように構成すれば、より回路ブロックと回路ブロックとの境界部分を曖昧にできるため、第1の実施の形態と比べさらにデバイスに生じる動作特性ムラを認識しづらくさせることができる。
なお、接続群の配列順の一方から他方に向けて、接続群を構成する線状配線の本数を増加もしくは減少させるような構成は、上記に限定されるものではなく、交互接続領域におけるグループの数やグループ内の線状配線の本数についてもどのような態様としてもよい。また、接続群を構成する線状配線の本数を増加もしくは減少させる場合に、上記のように等差数列的に変化させる態様に限らず、等比数列的に変化させる態様や、規則性を持たさないように変化させる態様とする等どのような態様としてもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態の画像撮像装置について説明する。本実施の形態は上記第1の実施の形態と比べ、放射線固体検出器の互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分における交互接続領域の態様を変更したものである。図7は本実施の形態の画像撮像装置のガラス基板およびTCPの配置態様を示す上面図である。
図7に示すように、ガラス基板25の右辺に沿って信号検出用ICRを実装した複数のTCPが配置されており、同様にガラス基板25の左辺に沿って信号検出用ICLを実装した複数のTCPが配置されているため、放射線固体検出器においては複数の交互接続領域A1、A2、A3、A4・・・が設けられることになる。
本実施の形態においては、複数の交互接続領域A1、A2、A3、A4・・・の接続態様を全て異なる態様としている。これによりデバイス全体で見たときの信号検出用IC同士の境界部分のパターンを重複しないようにできるため、第1の実施の形態と比べさらにデバイスに生じる動作特性ムラを認識しづらくさせることができる。
なお、複数の交互接続領域の一部を異なる態様とした場合でも、交互接続領域の全てを同じにする態様と比べ、デバイスに生じる動作特性ムラをより認識しづらくさせる効果を奏する。
次に、本発明の第4の実施の形態の画像撮像装置について説明する。本実施の形態は上記第1の実施の形態と比べ、放射線固体検出器を光読出方式のものからTFT読出方式のものに変更したものである。図8は本実施の形態の画像撮像装置の放射線固体検出器の概略構成を示す断面図、図9は上記放射線固体検出器のガラス基板およびTCPの配置態様を示す上面図である。
本実施の形態の放射線固体検出器90は、ガラス基板94上に、a−Si TFTからなる電荷検出層93、X線の照射を受けることにより電荷を発生して導電性を呈する光導電層92、導電層91がこの順に積層されたものである。上記放射線固体検出器90は、有効検出範囲が430mm×430mmで、画素サイズが100μm×100μm、画素数が4300画素×4300画素に構成されている。
電荷検出層93は、具体的には光導電層92において発生した電荷を蓄積する不図示の蓄電部および蓄電部に蓄積された電荷信号を読み出すスイッチ素子を有する不図示の電荷検出素子を多数備えており、この電荷検出素子はX方向およびY方向ともに100μmピッチで2次元状に配列されている。蓄電部はコンデンサであり、スイッチ素子はTFTスイッチにより構成されている。
そして、電荷検出層93は、図9中Y方向に配列された電荷検出素子の列毎に100μmピッチで並列して設けられた多数のゲート制御用線状配線と、図9中X方向に配列された電荷検出素子の行毎に100μmピッチで配列された多数の信号出力用線状配線とを備えている。ゲート制御用線状配線には、各ゲート制御用線状配線に接続されたスイッチ素子をオンオフ制御するためゲート制御信号が流される。また、信号出力用線状配線には、各信号出力用線状配線に接続された蓄電部に蓄積された電荷信号が流れ出す。なお、上記ゲート制御信号は、後述するゲートドライバから出力される。ゲート制御用線状配線と信号出力用線状配線とは、上記のように互いに直交して設けられている。
また、図9に示すように、方形のガラス基板94の右辺および左辺に沿って信号検出用ICを実装した複数のTCPが配置されており、上辺および下辺に沿ってゲートドライバICを実装した複数のTCPが配置されている。
TFTの信号出力用線状配線と信号検出用ICとの接続については、上記第1の実施の形態と同様に互いに隣接する信号検出用IC同士の境界部分の8本の線状配線において、1本の線状配線を一つの接続群とし、線状配線の配列順に1本ずつ交互に一方の信号検出用ICと他方の信号検出用ICに接続した交互接続領域が設けられている。
ゲート制御用線状配線とゲートドライバICとの接続については、ゲート制御用線状配線は画質に対する影響が少ないゲート制御信号のみを扱うため、従来と同様にTCP毎に上辺側のゲートドライバICと下辺側のゲートドライバICとに交互に接続される。
このような構成の放射線固体検出器90においても、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではなく、例えば図10に示す通り、交互接続領域内の互い異なる信号検出用ICに接続される信号出力用線状配線の端部同士を立体交差させ、放射線固体検出器の一辺のみにおいて信号出力用線状配線と信号検出用ICとを接続するようにしてもよい。
また、放射線固体検出器の構成についても、直接変換方式に限らず、シンチレーターを用いた間接変換方式のものを用いてもよい。例えば、特開2001−330677号公報に示された二次元状にTFTスイッチとフォトセンサーを配置した間接変換方式にも適用できる。
また、同一のIC等の回路ブロックに接続された線状配線毎に特性が変動し、その結果動作特性にムラが発生してしまう問題は、上記実施の形態で説明した固体検出器以外にも、例えば特開2003−345266号公報、特開2003−29717号公報等に記載されているような液晶ディスプレイ、特開2003−76334号公報等に記載されているような有機ELディスプレイ、特開2005−278918号公報、特開平9−154844号公報等に記載されているような超音波センサー等の二次元駆動装置においても同様に生じるため、これらの装置においても、各種線状配線と回路ブロックとの接続に際し、回路ブロック同士の境界部分に交互接続領域を設けることにより、回路ブロックと回路ブロックとの境界部分を曖昧にできるため、デバイスに生じる動作特性ムラを認識しづらくさせることができる。
本発明の第1の実施の形態の画像撮像装置の概略構成図 上記画像撮像装置の放射線固体検出器のガラス基板およびTCPの配置態様を示す上面図 上記放射線固体検出器の信号出力用線状配線と信号検出用ICとの接続態様を示す上面図 上記放射線固体検出器の信号出力用線状配線と信号検出用ICとのその他の接続態様を示す上面図 上記放射線固体検出器の信号出力用線状配線と信号検出用ICとのその他の接続態様を示す上面図 本発明の第2の実施の形態の画像撮像装置の放射線固体検出器の信号出力用線状配線と信号検出用ICとの接続態様を示す上面図 本発明の第3の実施の形態の画像撮像装置の放射線固体検出器のガラス基板およびTCPの配置態様を示す上面図 本発明の第4の実施の形態の画像撮像装置の放射線固体検出器の概略構成を示す断面図 上記放射線固体検出器のガラス基板およびTCPの配置態様を示す上面図 本発明のその他の態様の画像撮像装置の放射線固体検出器の各線状配線の接続態様を示す上面図
符号の説明
1 画像撮像装置
5 放射線源
6 被写体
10 放射線固体検出器
11 第1の導電層
12 記録用光導電層
13 電荷輸送層
14 読取用光導電層
15 第2の導電層
20 線状光源
25 ガラス基板
30 電流検出部
31 チャージアンプ
32 信号検出用IC
33 フレキシブル基板
40 電圧源
50 短絡手段
60 光源制御手段
61 光源制御用IC
62 フレキシブル基板
70 スイッチ制御手段
80 電圧制御手段
90 固体検出器
91 第2の導電層
92 光導電層
93 第1の導電層
94 ガラス基板

Claims (14)

  1. 互いに平行に配列された複数の線状配線と、該線状配線と接続された複数の回路ブロックとを備え、前記複数の線状配線を介して表示や検出等の動作を二次元状に行う二次元駆動装置であり、
    一つの前記回路ブロックに複数の前記線状配線が接続されるとともに、互いに隣接する複数の前記線状配線同士が同一の前記回路ブロックに接続された通常接続領域と、複数の前記線状配線の1本毎または互いに隣接する複数本毎を一つの接続群とし、互いに隣接する少なくとも3つの前記接続群において、互いに隣接する前記接続群同士が異なる前記回路ブロックに接続された交互接続領域とを有することを特徴とする二次元駆動装置。
  2. 前記交互接続領域において前記通常接続領域に隣接しない前記接続群の前記線状配線の本数が、全体の前記線状配線の本数の50%以下であることを特徴とする請求項1記載の二次元駆動装置。
  3. 前記二次元駆動装置が、二次元表示デバイスもしくは二次元撮像デバイスであることを特徴とする請求項1または2記載の二次元駆動装置。
  4. 前記回路ブロックが、集積回路素子であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の二次元駆動装置。
  5. 前記交互接続領域において、前記接続群が、1本の前記線状配線から構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の二次元駆動装置。
  6. 前記交互接続領域において、前記接続群が、2本の前記線状配線から構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の二次元駆動装置。
  7. 前記交互接続領域の中の一つの前記回路ブロックに接続される前記接続群は、前記接続群の配列順の一方から他方に向けて、前記接続群を構成する前記線状配線の本数を増加もしくは減少させるように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の二次元駆動装置。
  8. 前記交互接続領域を複数有するとともに、前記交互接続領域を構成する前記接続群の構成が、少なくとも2種類以上の異なる様態を有するように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の二次元駆動装置。
  9. 画像情報を担持する記録光の照射を受けることにより電荷を発生する光導電層、および、該光導電層で発生した電荷に応じた電流を出力する、互いに平行に配列された複数の信号出力用線状配線を備えてなる固体検出器と、
    前記信号出力用線状配線と接続され、前記信号出力用線状配線から出力された信号を検出する複数の信号検出用ICとを備えてなる画像撮像装置であり、
    一つの前記信号検出用ICに複数の前記信号出力用線状配線が接続されるとともに、互いに隣接する複数の前記信号出力用線状配線同士が同一の前記信号検出用ICに接続された通常接続領域と、前記複数の信号出力用線状配線の1本毎または互いに隣接する複数本毎を一つの接続群とし、互いに隣接する少なくとも3つの前記接続群において、互いに隣接する前記接続群同士が異なる前記信号検出用ICに接続された交互接続領域とを有することを特徴とする画像撮像装置。
  10. 前記交互接続領域において前記通常接続領域に隣接しない前記接続群の前記線状配線の本数が、全体の前記線状配線の本数の50%以下であることを特徴とする請求項9記載の画像撮像装置。
  11. 前記交互接続領域において、前記接続群が、1本の前記信号出力用線状配線から構成されていることを特徴とする請求項9または10記載の画像撮像装置。
  12. 前記交互接続領域において、前記接続群が、2本の前記信号出力用線状配線から構成されていることを特徴とする請求項9または10記載の画像撮像装置。
  13. 前記交互接続領域の中の一つの前記信号検出用ICに接続される前記接続群は、前記接続群の配列順の一方から他方に向けて、前記接続群を構成する前記信号出力用線状配線の本数を増加もしくは減少させるように構成されていることを特徴とする請求項9または10記載の画像撮像装置。
  14. 前記交互接続領域を複数有するとともに、前記交互接続領域を構成する前記接続群の構成が、少なくとも2種類以上の異なる様態を有するように構成されていることを特徴とする請求項9または10記載の画像撮像装置。
JP2007049018A 2007-02-28 2007-02-28 二次元駆動装置および画像撮像装置 Abandoned JP2008209374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007049018A JP2008209374A (ja) 2007-02-28 2007-02-28 二次元駆動装置および画像撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007049018A JP2008209374A (ja) 2007-02-28 2007-02-28 二次元駆動装置および画像撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008209374A true JP2008209374A (ja) 2008-09-11

Family

ID=39785779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007049018A Abandoned JP2008209374A (ja) 2007-02-28 2007-02-28 二次元駆動装置および画像撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008209374A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07253591A (ja) * 1995-03-22 1995-10-03 Seiko Epson Corp 液晶パネル駆動用ic
JPH117039A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Hitachi Ltd 液晶表示素子
JP2005157058A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Seiko Epson Corp 電気光学装置、制御装置および電子機器
JP2007012853A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Fujifilm Holdings Corp 画像読取装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07253591A (ja) * 1995-03-22 1995-10-03 Seiko Epson Corp 液晶パネル駆動用ic
JPH117039A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Hitachi Ltd 液晶表示素子
JP2005157058A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Seiko Epson Corp 電気光学装置、制御装置および電子機器
JP2007012853A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Fujifilm Holdings Corp 画像読取装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8280000B2 (en) Radiation phase contrast imaging apparatus
TWI655755B (zh) 放射線偵測元件以及放射線圖像偵測裝置
US20100051820A1 (en) X-ray detecting element
JP2012120030A (ja) 放射線検出器および放射線撮影装置
CN1969387A (zh) X射线图像检测器
US9268032B2 (en) Electrical radiography imaging system and method thereof
JP2011146587A (ja) 放射線検出素子
JP5467846B2 (ja) 放射線検出素子
JP2008098390A (ja) 放射線画像検出器およびその駆動方法
KR20140067318A (ko) 면 광원 일체형의 다층 구조를 가지는 디지털 엑스-선 영상 검출기
JP2008098391A (ja) 放射線画像検出器
JP5020840B2 (ja) 画像検出装置および画像検出器の駆動方法
US11368640B2 (en) Imaging apparatus and imaging system
JP2004228448A (ja) アクティブマトリクス基板および電磁波検出器
US6501089B1 (en) Image detector, fabrication method thereof, image recording method, image recorder, image reading method, and image reader
JP2008305959A (ja) 放射線画像検出器の補修方法、画像処理方法、放射線画像検出器および画像処理装置
JP2008209374A (ja) 二次元駆動装置および画像撮像装置
JP2008096278A (ja) 放射線画像検出器
JP2008198910A (ja) 放射線画像検出装置およびその製造方法
JP2008177394A (ja) 画像撮像装置
JP2009186268A (ja) 画像検出装置
JP2006005150A (ja) 撮像装置及び放射線撮像装置、放射線撮像システム
WO2022244276A1 (ja) 放射線検出器
JP2007027184A (ja) 画像撮像装置
WO2013180078A1 (ja) 放射線画撮影装置、放射線画像撮影システム、放射線画撮影方法、及び放射線画撮影プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20120309