JP2007027184A - 画像撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像情報を担持する放射線の照射を受けて前記画像情報を画素毎に記録し、記録した画像情報を表す画像信号を線状電極より出力する固体検出器を備えた画像撮像装置において、線状電極の配列ピッチを広げることなく、線状電極と信号検出用ICとの接続を容易にする。
【解決手段】 放射線固体検出器の有効画像領域内の線状電極15aの延びる方向と信号検出用IC32の端子の配列方向とのなす角度を45°(θ)となるように配置し、線状電極15aの有効画像領域内における配列ピッチP1に対して、TCP接続部の配列ピッチP1を(sinθ−1倍、すなわち1.41倍に拡大する。同様に、面状光源の有効発光領域内の線状電極21aの延びる方向と光源制御用IC61の端子の配列方向とのなす角度も45°(θ)とし、線状電極21aの有効発光領域内における配列ピッチP2に対して、TCP接続部の配列ピッチP2を拡大する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像情報を担持する放射線の照射を受けて前記画像情報を画素毎に記録し、記録した画像情報を表す画像信号を線状電極より出力する固体検出器を備えた画像撮像装置に関するものである。
今日、医療診断等を目的とするX線(放射線)撮影において、X線画像情報記録手段として固体検出器(半導体を主要部とするもの)を用いて、この固体検出器により被写体を透過したX線を検出して被写体に関するX線画像を表す画像信号を得る画像撮像装置が各種提案、実用化されている。
この装置に使用される固体検出器としても、種々の方式が提案されている。例えば、X線を電荷に変換する電荷生成プロセスの面からは、X線が照射されることにより蛍光体から発せられた蛍光を光導電層で検出して得た信号電荷を蓄電部に一旦蓄積し、蓄積電荷を画像信号(電気信号)に変換して出力する光変換方式の固体検出器、或いは、X線が照射されることにより光導電層内で発生した信号電荷を電荷収集電極で集めて蓄電部に一旦蓄積し、蓄積電荷を電気信号に変換して出力する直接変換方式の固体検出器等がある。この方式における固体検出器は、光導電層と電荷収集電極を主要部とするものである。
また、蓄積された電荷を外部に読み出す電荷読出プロセスの面からは、読取光(読取用の電磁波)を検出器に照射して読み出す光読出方式のものや、特許文献1に記載されているような、蓄電部と接続されたTFT(薄膜トランジスタ)を走査駆動して読み出すTFT読出方式のもの等がある。
また本願出願人は、特許文献2等において改良型直接変換方式の固体検出器を提案している。改良型直接変換方式の固体検出器とは、直接変換方式、且つ光読出方式のものであり、記録光(X線またはX線の照射により発生した蛍光等)を受けることにより光導電性を呈する記録用光導電層、潜像電荷と同極性の電荷に対しては略絶縁体として作用し、かつ、該潜像電荷と逆極性の輸送電荷に対しては略導電体として作用する電荷輸送層、読取用の電磁波の照射を受けることにより光導電性を呈する読取用光導電層、をこの順に積層して成るものであり、記録用光導電層と電荷輸送層との界面(蓄電部)に、画像情報を担持する信号電荷(潜像電荷)を蓄積するものである。これら3層の両側には電極(第1の導電層および第2の導電層)が積層される。また、この方式における固体検出器は、記録用光導電層、電荷輸送層および読取用光導電層を主要部とするものである。
特開2000−244824号公報 特開2000−105297号公報
ところで、上記の固体検出器において、例えば大きさを43cm×43cm、画像信号を出力するための信号出力用線状電極の配列ピッチを50μm(8600×8600画素)とすると、固体検出器内に8600本の信号出力用線状電極が形成されることになるが、これらは数十から数百本ずつ信号検出用IC(チャージアンプIC)を載置したTCP(Tape Carrier Package)に接続される。
このとき、固体検出器の端部において複数のTCPを完全に隙間無く配置することは困難であるため、通常は各TCPに接続される信号出力用線状電極毎に端部付近の配列ピッチを狭く(シュリンク)し、これによりTCP間の隙間を確保することが行われている。例えば、上記の50μmピッチで配列された信号出力用線状電極に対して20%のシュリンクを行うと、信号検出用ICの端子との接続部分において信号出力用線状電極の配列ピッチは40μmとなる。
特に医療用の画像撮像装置に用いられる固体検出器には高精細化が望まれているために信号出力用線状電極の配列ピッチが狭くなる傾向にあり、上記のシュリンクを行うことによって信号検出用ICの端子との接続部分においては配列ピッチがさらに狭くなるため、固体検出器の信号出力用線状電極と信号検出用ICとの接続が困難になる傾向にある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、画像情報を担持する放射線の照射を受けて前記画像情報を画素毎に記録し、記録した画像情報を表す画像信号を線状電極より出力する固体検出器を備えた画像撮像装置において、線状電極の配列ピッチを広げることなく、線状電極と信号検出用ICとの接続を容易にした画像撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明による第1の画像撮像装置は、互いに平行に配列された複数の信号出力用線状電極を備え、画像情報を静電潜像として記録し、読取光で走査されることにより静電潜像に応じた電流を信号出力用線状電極から出力する固体検出器と、複数の信号出力用線状電極と接続するための複数の端子を備え、信号出力用線状電極から出力された信号を検出する信号検出用ICとを備えてなる画像撮像装置において、信号出力用線状電極の延びる方向と信号検出用ICの端子の配列方向とのなす角度が、30°から60°の間の角度であることを特徴とするものである。
ここで「固体検出器」とは、画像情報を担持する記録光の照射を受けることにより、その画像情報を静電潜像として記録し、読取光で走査されることにより静電潜像に応じた電流を発生するものであって、例えば上述の特許文献1に記載された静電記録体等である。
なお、「記録光」としては、画像情報を担持する電磁波であって、固体検出器に照射することにより固体検出器に画像情報を静電潜像として記録させ得るものであればどのようなものを用いてもよく、例えば光や放射線等を用い得る。
また「読取光」としては、固体検出器に照射することにより固体検出器に記録されている静電潜像に応じた電流を発生させ得る電磁波であればどのようなものを用いてもよく、例えば光や放射線等を用い得る。
また「信号出力用線状電極の延びる方向と信号検出用ICの端子の配列方向とのなす角度」とは、2つの方向の直線を交差させたときにできる2つの角度のうち狭い方の角度を意味する。
また、信号出力用線状電極の延びる方向と信号検出用ICの端子の配列方向とのなす角度は、45°とすることが好ましい。
また、互いに平行に配列された複数の発光用線状電極、発光層、および平板状の導電層をこの順に積層してなり、発光用線状電極と導電層との間に電圧を印加することにより発光用線状電極と導電層との間の発光層から読取光が発光する面状の発光部と、複数の発光用線状電極と接続するための複数の端子を備え、発光部の制御を行う光源制御用ICとを備えてなる面状光源とを備えてもよい。このとき、面状光源は、発光用線状電極の延びる方向が固体検出器の信号出力用線状電極の延びる方向と直交するように配置され、発光用線状電極の延びる方向と光源制御用ICの端子の配列方向とのなす角度は、30°から60°の間の角度である。
ここで「発光用線状電極の延びる方向と光源制御用ICの端子の配列方向とのなす角度」とは、2つの方向の直線を交差させたときにできる2つの角度のうち狭い方の角度を意味する。
また、発光用線状電極の延びる方向と光源制御用ICの端子の配列方向とのなす角度は、45°とすることが好ましい。
本発明による第2の画像撮像装置は、放射線画像を担持した放射線の照射を受けて電荷を発生する電荷発生部、互いに平行に配列された複数の信号出力用線状電極、および信号出力用線状電極が延びる方向と直交する方向に互いに平行に配列された複数の信号切替用線状電極を備え、信号出力用線状電極と信号切替用線状電極との交差位置に対応して電荷発生部において発生した電荷を蓄積する蓄電部が形成される固体検出器と、複数の信号切替用線状電極と接続するための複数の端子を備え、信号出力用線状電極から蓄電部に蓄積された電荷に対応する信号を出力させる際の蓄電部の位置を切り替える信号切替用ICと、複数の信号出力用線状電極と接続するための複数の端子を備え、信号出力用線状電極から出力された信号を検出する信号検出用ICとを備えてなる画像撮像装置において、信号切替用線状電極の延びる方向と信号切替用ICの端子の配列方向とのなす角度、および/または信号出力用線状電極の延びる方向と信号検出用ICの端子の配列方向とのなす角度が、30°から60°の間の角度であることを特徴とするものである。
ここで「固体検出器」とは、画像情報を担持する記録光の照射を受けることにより、その画像情報を静電潜像として記録し、信号切替用線状電極および信号出力用線状電極等により構成されるTFTが駆動されることにより静電潜像に応じた電流を発生するものである。なお、「記録光」としては、画像情報を担持する電磁波であって、固体検出器に照射することにより固体検出器に画像情報を静電潜像として記録させ得るものであればどのようなものを用いてもよく、例えば光や放射線等を用い得る。
また「信号切替用線状電極の延びる方向と信号切替用ICの端子の配列方向とのなす角度、および信号出力用線状電極の延びる方向と信号検出用ICの端子の配列方向とのなす角度」とは、各々2つの方向の直線を交差させたときにできる2つの角度のうち狭い方の角度を意味する。
また、信号切替用線状電極の延びる方向と信号切替用ICの端子の配列方向とのなす角度、および/または信号出力用線状電極の延びる方向と信号検出用ICの端子の配列方向とのなす角度は、45°とすることが好ましい。
本発明の第1および第2の画像撮像装置によれば、固体検出器が備える信号出力用線状電極の延びる方向と、これに接続される信号検出用ICの端子の配列方向とのなす角度を、30°から60°の間の角度としたので、信号出力用線状電極と信号検出用ICの端子との接続部分において信号出力用線状電極の配列ピッチを、固体検出器内における信号出力用線状電極の配列ピッチの2倍〜約1.15倍に拡大することができるため、信号出力用線状電極と信号検出用ICとの接続を容易にすることが可能となる。
また、信号出力用線状電極の延びる方向と信号検出用ICの端子の配列方向とのなす角度を45°とすることにより、方形の固体検出器においては信号出力用線状電極の配列ピッチ、および信号出力用線状電極と直交する方向に配列された他の線状電極の配列ピッチの両方ともに約1.41倍に等しく拡大することができる。
以下、図面を参照して本発明の画像撮像装置の好ましい実施の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態の画像撮像装置の概略構成図、図2は上記画像撮像装置の固体検出器および面状光源の各線状電極の配置態様を示す上面図、図3は図2の部分拡大図である。
画像撮像装置1は、図1に示すように、放射線を射出する放射線源5、放射線源5から射出され、被写体6を透過した放射線の照射により被写体の放射線画像を検出する放射線固体検出器10、放射線固体検出器10に記録された放射線画像を読み取るための読取光を放射線固体検出器10に照射する面状光源20、面状光源20の読取光の照射により放射線固体検出器10において発生した電流を検出する電流検出部30、放射線固体検出器10による放射線画像の記録の際に放射線固体検出器10に電圧を印加する電圧源40、放射線固体検出器10から放射線画像を電流として読み取る際に放射線固体検出器10の後述する第1の電極層11と第2の電極層15とを短絡する短絡手段50、上記面状光源20の動作を制御する光源制御手段60、上記短絡手段50の動作を制御するスイッチ制御手段70、および上記電圧源40の動作を制御する電圧源制御手段80を備えている。
放射線固体検出器10および面状光源20は、ガラス基板25上に面状光源20、放射線固体検出器10の順に積層され構成されている。
放射線固体検出器10は、被写体6の放射線画像を担持した放射線を透過する第1の電極層11、第1の電極層11を透過した放射線の照射を受けることにより電荷を発生する記録用光導電層12、記録用光導電層12において発生した潜像電荷に対しては絶縁体として作用し、且つその潜像電荷と逆極性の輸送電荷に対しては導電体として作用する電荷輸送層13、読取光の照射を受けることにより電荷を発生する読取用光導電層14、および読取光を透過する第2の電極層15をこの順に積層してなるものである。記録用光導電層12と電荷輸送層13との間には、記録用光導電層12内で発生した潜像電荷を蓄積する蓄電部19が形成されている。
第1の電極層11としては、放射線を透過するものであればよく、たとえば、ネサ皮膜(SnO)、ITO(Indium Tin Oxide)、アモルファス状光透過性酸化膜であるIDIXO(Idemitsu Indium X-metal Oxide ;出光興産(株))などを50〜200nm厚にして用いることができ、また、100nm厚のAlやAuなども用いることもできる。
第2の電極層15は、多数の線状電極(信号出力用線状電極)15aが平行に配列されてなるものである。そして、第2の電極層15における線状電極15aは読取光を遮光する材料から形成され、線状電極15aの間の部分15bは読取光を透過する材料により形成されている。
記録用光導電層12は、放射線の照射を受けることにより電荷を発生するものであればよく、放射線に対して比較的量子効率が高く、また暗抵抗が高いなどの点で優れているa−Seを主成分とするものを使用する。厚さは500μm程度が適切である。
電荷輸送層13としては、たとえば、第1の電極層1に帯電する電荷の移動度と、その逆極性となる電荷の移動度の差が大きい程良く(例えば10以上、望ましくは10以上)ポリN−ビニルカルバゾール(PVK)、N,N'−ジフェニル−N,N'−ビス(3−メチルフェニル)−〔1,1'−ビフェニル〕−4,4'−ジアミン(TPD)やディスコティック液晶等の有機系化合物、或いはTPDのポリマー(ポリカーボネート、ポリスチレン、PVK)分散物,Clを10〜200ppmドープしたa−Se等の半導体物質が適当である。
読取用光導電層14としては、読取光の照射を受けることにより導電性を呈するものであればよく、例えば、a−Se、Se−Te、Se−As−Te、無金属フタロシアニン、金属フタロシアニン、MgPc(Magnesium phtalocyanine),VoPc(phaseII of Vanadyl phthalocyanine)、CuPc(Cupper phtalocyanine)などのうち少なくとも1つを主成分とする光導電性物質が好適である。厚さは10μm程度が適切である。
なお、放射線固体検出器10の層構成は上記のような層構成に限らず、その他の層を含むものとしてもよく、また各層の材料についても上記各層の作用と同等の作用を有するものであれば上記以外の材料を利用するようにしてもよい。
電流検出部30は、フレキシブル基板33上に信号検出用IC(チャージアンプIC)32を実装した複数のTCPから構成されており、フレキシブル基板33の一方の端部はガラス基板25上において放射線固体検出器10の各線状電極15aと接続されており、フレキシブル基板33の他方の端部は不図示の画像処理基板に接続されている。信号検出用IC32には複数のチャージアンプ31が集積されており、各線状電極15a毎にフレキシブル基板33によりチャージアンプ31に接続されている。
面状光源20は、第1の導電層21,EL層22,第2の導電層23から成るEL発光体である。なお、放射線固体検出器10の第2の電極層15と面状光源20の第1の導電層21との間には絶縁層24が設けられている。
面状光源20における第1の導電層21は、多数の線状電極(発光用線状電極)21aが平行に配列されてなるものであり、線状電極21aは、放射線固体検出器10の第2の電極層15の線状電極15aと直交するように配列されている。つまり、各線状電極21aとEL層22と第2の導電層23とで、実質的にライン状の光源が第2の電極層15の線状電極15aの長さ方向に多数配列された構成と同等となる。EL層22としては、放射線固体検出器10の読取用光導電層14の主成分であるa−Seとのマッチングを考慮して、波長470nm程度のEL光が発せられるような物資を用いればよい。また、第1の導電層21の線状電極21aはEL光を透過する材料から形成されている。また、各線状電極21a間は、線状電極21a同士を絶縁するものであれば、EL光を透過する材料で形成してもよいし、EL光を遮断する材料で形成するようにしてもよい。
光源制御手段60は、フレキシブル基板62上に光源制御用IC61を実装した複数のTCPと、複数の光源制御用IC61を統合制御する不図示の制御手段とから構成されており、フレキシブル基板62の一方の端部はガラス基板25上において面状光源20の線状電極21aと接続されており、フレキシブル基板62の他方の端部は制御手段を備えた不図示の制御基板に接続されている。
上記面状光源20の各線状電極21aは、光源制御手段60(光源制御用IC61)に接続され、光源制御手段60は、面状光源20の第1の導電層21aとそれに対向する第2の導電層23との間に所定の電圧を印加し、読取光の照射を制御するものである。例えば、光源制御手段60が、線状電極21aを順次切り替えながら、夫々の線状電極21aと第2の導電層23との間に所定の直流電圧を印加すると、線状電極21aと第2の導電層23とに挟まれたEL層22からEL光が発せられ、線状電極21aを透過したEL光はライン状の読取光として利用される。そして、第2の電極層15の線状電極15aの長手方向の一方の端から他方の端までの全部について線状電極21aを順次切り替えてEL発光させることにより、ライン光で第2の電極層15の全面を走査することになる。なお、第2の電極層15の線状電極15aの長手方向が副走査方向に対応し、ライン光の延びる方向が主走査方向に対応する。
ここで、放射線固体検出器10の各線状電極15aおよび面状光源20の各線状電極21aの配置態様について詳細に説明する。
図2に示すように、方形のガラス基板25の上辺および下辺に沿って信号検出用IC32を実装した複数のTCPが配置されており、放射線固体検出器10の各線状電極15aは放射線固体検出器10の有効画像領域10a内において上辺(下辺)に対して45°傾くように配置されている。
線状電極15aのうち端部が上辺に位置する線状電極15aは、上辺において信号検出用IC32を実装したTCPと接続されており、端部が下辺に位置する線状電極15aは、下辺において信号検出用IC32を実装したTCPと接続されているが、各辺近傍において各線状電極15aのTCP接続部は同一のTCPに接続される線状電極15a毎にシュリンクされ、各TCP間に隙間を設けられるようにしている。
図3に詳細に示すように、有効画像領域10a内の線状電極15aの延びる方向と信号検出用IC32の端子の配列方向とのなす角度が45°(θ)となっているため、線状電極15aの有効画像領域10a内における配列ピッチP1に対して、TCP接続部の配列ピッチP1を(sinθ−1倍、すなわち約1.41倍に拡大することができる。
同様に、方形のガラス基板25の右辺および左辺に沿って光源制御用IC61を実装した複数のTCPが配置されており、面状光源20の各線状電極21aは右辺(左辺)に対して45°傾き、かつ放射線固体検出器10の各線状電極15aと直交するように配置されている。
線状電極21aのうち端部が右辺に位置する線状電極21aは、右辺において光源制御用IC61を実装したTCPと接続されており、端部が左辺に位置する線状電極21aは、左辺において光源制御用IC61を実装したTCPと接続されているが、各辺近傍において各線状電極21aのTCP接続部は同一のTCPに接続される線状電極21a毎にシュリンクされ、各TCP間に隙間を設けられるようにしている。
図3に詳細に示すように、有効発光領域20a内の線状電極21aの延びる方向と光源制御用IC61の端子の配列方向とのなす角度が45°(θ)となっているため、線状電極21aの有効発光領域20a内における配列ピッチP2に対して、TCP接続部の配列ピッチP2を(sinθ−1倍、すなわち1.41倍に拡大することができる。
上記のような構成とすることにより、放射線固体検出器10の線状電極15aの有効画像領域10a内における配列ピッチP1および面状光源20の線状電極21aの有効発光領域20a内における配列ピッチP2ともに、各々TCP接続部において配列ピッチを拡大することができるため、各線状電極とTCPとの接続を容易にすることができる。
なお、上記角度θ、θは、45°に限らず、効果的に配列ピッチを拡大可能な30°から60°の間の角度であれば何度でもよい。
電圧源40は、放射線画像の記録の際に用いられるだけでなく、放射線固体検出器10に残存した電荷の消去時にも用いられるものであり、その電圧のON、OFFおよび電圧の大きさは電圧源40に接続された電圧制御手段80により制御される。
短絡手段50は、スイッチであり、図1に示すように、スイッチのa端子には、電圧源40の正極側の端子が接続され、b端子には放射線固体検出器10における第1の電極層11が接続され、c端子には電流検出部30の電流検出アンプ31が接続されている。この短絡手段50は、放射線固体検出器10による放射線画像の記録および読取りの際に切換えられるが、それだけでなく放射線固体検出器10に残存した電荷を消去する際にも切換えられる。この短絡手段50の切換えは、短絡手段50に接続されたスイッチ制御手段70により制御される。
次に、上記画像撮像装置1の作用について説明する。
まず、放射線画像の記録が行われる。放射線画像の記録は、電圧制御手段80により電圧源40が制御されて放射線固体検出器10の第1の電極層11と第2の電極層15との間に記録用電圧が印加される。このとき印加される記録用電圧の大きさは5kV程度であり、第1の電極層11が負の電位に、第2の電極層15が正の電位となるように印加される。そして、この記録用電圧の印加の後、放射線源5から放射線を射出させ、被写体6を透過した放射線を放射線固体検出器10に照射する。すると、放射線固体検出器10の記録用光導電層12内で正と負の電荷が発生し、そのうちの負の電荷が上記記録用電圧の印加により形成された電界分布に沿って第2の電極層15の各線状電極15aに集中せしめられ、記録用光導電層12と電荷輸送層13との界面である蓄電部19に潜像電荷として蓄積される。潜像電荷の量は照射放射線量に略比例し、この潜像電荷の量が被写体6の放射線画像を示すことになる。一方、記録用光導電層12内で発生する正電荷は第1電極層11に引き寄せられて、電圧源40から注入された負の電荷と結合して消滅する。
次に、上記のようにして放射線固体検出器10に記録された放射線画像を読取る際の作用について説明する。
画像撮像装置1において、放射線固体検出器10から放射線画像を読み取る際には、スイッチ制御手段70により短絡手段50のb端子とc端子とが接続され、第1の電極層11と第2の電極層15の線状電極15aとに、蓄電部19に蓄積された負電荷に応じた正の電荷が帯電される。そして、光源制御手段60が面状光源20の線状電極21aを順次切り替えながら、夫々の線状電極21aと第2の導電層23との間に所定の直流電圧を印加して、EL層22から発せられるライン光で放射線固体検出器10の全面を走査する。
このライン光の照射により読取用光導電層14内に正と負の電荷が発生し、その内の正の電荷が蓄電部19に蓄積された負電荷に引きつけられるように電荷輸送層13内を急速に移動し、蓄電部19で潜像電荷と結合して消滅する。一方、読取用光導電層14に生じた負の電荷は第2の電極層15の線状電極15aに帯電した正の電荷および第1の電極層11から所定回路を介して流れてきた正の電荷と結合して消滅する。上記のように読取用光導電層14において発生した負の電荷が、第1の電極層11から所定回路を介して第2の電極層15に流れてきた正の電荷と結合することにより信号検出用IC32(電流検出アンプ31)によって潜像電荷の量に応じた電流が検出され、放射線画像を電気信号として取得することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態の画像撮像装置について説明する。本実施の形態は上記第1の実施の形態と比べ、放射線固体検出器を光読出方式のものからTFT読出方式のものに変更したものである。図4は本実施の形態の画像撮像装置の放射線固体検出器の概略構成図、図5は上記画像撮像装置の放射線固体検出器の各線状電極の配置態様を示す上面図である。
本実施の形態の放射線固体検出器90は、ガラス基板94上に、a−Si TFTからなる第1の導電層93、X線の照射を受けることにより電荷を発生して導電性を呈する光導電層92、第2の導電層91がこの順に積層されたものである。
図5に示すように、第1の導電層93は信号出力用線状電極93aおよび信号切替用線状電極93bを備えている。また、方形のガラス基板94の上辺および下辺に沿って信号検出用IC101を実装した複数のTCPが配置されており、右辺および左辺に沿って駆動用IC103を実装した複数のTCPが配置されている。
放射線固体検出器90の各信号出力用線状電極93aは放射線固体検出器90の有効画像領域90a内において上辺(下辺)に対して45°傾くように配置されている。
信号出力用線状電極93aのうち端部が上辺に位置する信号出力用線状電極93aは、上辺において信号検出用IC101を実装したTCPと接続されており、端部が下辺に位置する信号出力用線状電極93aは、下辺において信号検出用IC101を実装したTCPと接続されているが、各辺近傍において各信号出力用線状電極93aのTCP接続部は同一のTCPに接続される信号出力用線状電極93a毎にシュリンクされ、各TCP間に隙間を設けられるようにしている。
また、放射線固体検出器90の各信号切替用線状電極93bは右辺(左辺)に対して45°傾き、かつ各信号出力用線状電極93aと直交するように配置されている。
信号切替用線状電極93bのうち端部が右辺に位置する信号切替用線状電極93bは、右辺において駆動用IC103を実装したTCPと接続されており、端部が左辺に位置する信号切替用線状電極93bは、左辺において駆動用IC103を実装したTCPと接続されているが、各辺近傍において各信号切替用線状電極93bのTCP接続部は同一のTCPに接続される信号切替用線状電極93b毎にシュリンクされ、各TCP間に隙間を設けられるようにしている。
上記の様な構成とすることにより、有効画像領域90a内の信号出力用線状電極93aの延びる方向と信号検出用IC101の端子の配列方向とのなす角度、および有効画像領域90a内の信号切替用線状電極93bの延びる方向と駆動用IC103の端子の配列方向とのなす角度がともに45°となるため、信号出力用線状電極93aの配列ピッチおよび信号切替用線状電極93bの配列ピッチともに、各々TCP接続部において約1.41倍に拡大することができるため、各線状電極とTCPとの接続を容易にすることができる。
なお、有効画像領域90a内の信号出力用線状電極93aの延びる方向と信号検出用IC101の端子の配列方向とのなす角度、および有効画像領域90a内の信号切替用線状電極93bの延びる方向と駆動用IC103の端子の配列方向とのなす角度は、45°に限らず、効果的に配列ピッチを拡大可能な30°から60°の間の角度であれば何度でもよい。
本発明の第1の実施の形態の画像撮像装置の概略構成図 上記画像撮像装置の放射線固体検出器および面状光源の各線状電極の配置態様を示す上面図 図2の部分拡大図 本発明の第2の実施の形態の画像撮像装置の放射線固体検出器の概略構成図 上記画像撮像装置の放射線固体検出器の各線状電極の配置態様を示す上面図
符号の説明
1 画像撮像装置
5 放射線源
6 被写体
10 放射線固体検出器
11 第1の電極層
12 記録用光導電層
13 電荷輸送層
14 読取用光導電層
15 第2の電極層
20 面状光源
21 第1の導電層
22 EL層
23 第2の導電層
24 絶縁層
25 ガラス基板
30 電流検出部
31 チャージアンプ
32 信号検出用IC
33 フレキシブル基板
40 電圧源
50 短絡手段
60 光源制御手段
61 光源制御用IC
62 フレキシブル基板
70 スイッチ制御手段
80 電圧制御手段
90 固体検出器
91 第2の導電層
92 光導電層
93 第1の導電層
94 ガラス基板
101 信号検出用IC
102 フレキシブル基板
103 駆動用IC
104 フレキシブル基板

Claims (6)

  1. 互いに平行に配列された複数の信号出力用線状電極を備え、画像情報を静電潜像として記録し、読取光で走査されることにより前記静電潜像に応じた電流を前記信号出力用線状電極から出力する固体検出器と、
    前記複数の信号出力用線状電極と接続するための複数の端子を備え、前記信号出力用線状電極から出力された信号を検出する信号検出用ICとを備えてなる画像撮像装置において、
    前記信号出力用線状電極の延びる方向と前記信号検出用ICの前記端子の配列方向とのなす角度が、30°から60°の間の角度であることを特徴とする画像撮像装置。
  2. 前記信号出力用線状電極の延びる方向と前記信号検出用ICの前記端子の配列方向とのなす角度が、45°であることを特徴とする請求項1記載の画像撮像装置。
  3. 互いに平行に配列された複数の発光用線状電極、発光層、および平板状の導電層をこの順に積層してなり、前記発光用線状電極と前記導電層との間に電圧を印加することにより前記発光用線状電極と前記導電層との間の前記発光層から前記読取光が発光する面状の発光部と、
    前記複数の発光用線状電極と接続するための複数の端子を備え、前記発光部の制御を行う光源制御用ICとを備えてなる面状光源とを備え、
    該面状光源は、前記発光用線状電極の延びる方向が前記固体検出器の前記信号出力用線状電極の延びる方向と直交するように配置され、
    前記発光用線状電極の延びる方向と前記光源制御用ICの前記端子の配列方向とのなす角度が、30°から60°の間の角度であることを特徴とする請求項1または2記載の画像撮像装置。
  4. 前記発光用線状電極の延びる方向と前記光源制御用ICの前記端子の配列方向とのなす角度が、45°であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像撮像装置。
  5. 放射線画像を担持した放射線の照射を受けて電荷を発生する電荷発生部、互いに平行に配列された複数の信号出力用線状電極、および該信号出力用線状電極が延びる方向と直交する方向に互いに平行に配列された複数の信号切替用線状電極を備え、前記信号出力用線状電極と前記信号切替用線状電極との交差位置に対応して前記電荷発生部において発生した電荷を蓄積する蓄電部が形成される固体検出器と、
    前記複数の信号切替用線状電極と接続するための複数の端子を備え、前記信号出力用線状電極から前記蓄電部に蓄積された電荷に対応する信号を出力させる際の前記蓄電部の位置を切り替える信号切替用ICと、
    前記複数の信号出力用線状電極と接続するための複数の端子を備え、前記信号出力用線状電極から出力された信号を検出する信号検出用ICとを備えてなる画像撮像装置において、
    前記信号切替用線状電極の延びる方向と前記信号切替用ICの前記端子の配列方向とのなす角度、および/または前記信号出力用線状電極の延びる方向と前記信号検出用ICの前記端子の配列方向とのなす角度が、30°から60°の間の角度であることを特徴とする画像撮像装置。
  6. 前記信号切替用線状電極の延びる方向と前記信号切替用ICの前記端子の配列方向とのなす角度、および/または前記信号出力用線状電極の延びる方向と前記信号検出用ICの前記端子の配列方向とのなす角度が、45°であることを特徴とする請求項5記載の画像撮像装置。
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