JP2008207617A - 自動車用バッテリ配設構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のバッテリを互いに隣接してエンジンルームに搭載した自動車を前提として、車両衝突時に複数のバッテリが衝突して異極同士が接触してしまう可能性を低減する。
【解決手段】第1、第2バッテリ11、12は、左側のフロントサイドフレーム13に隣接して且つ車幅方向内方側に配設されており、また、ブレーキ倍力装置6の高さレベルに配設されている。ダッシュパネル4の前方且つ隣接して位置して縦置きの第1バッテリ11の前方且つ隣接して第2バッテリ12が横置きに配設されており、縦置きの第1バッテリ11は横置きのバッテリ12の車幅方向の端部に片寄せして配設され、縦置きの第1バッテリ11の車体前方側に位置する正極端子11aは、横置きの第2バッテリ12の車体前方側に位置する正極端子12aとの間の離間距離L1が負極端子12bとの間の離間距離L2よりも小さい(L1<L2)。
【選択図】図3

Description

本発明は自動車用バッテリ配設構造に関し、より詳しくは、エンジンルームに複数のバッテリを搭載した自動車に関する。
近時の自動車は電装品の増加に伴ってバッテリの負荷が増大しており、また、アイドリングストップ機能を備えた自動車の出現によって益々バッテリの負荷が増大する傾向にある。これに対処するために、複数のバッテリを自動車に搭載することが例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示の発明は、メインバッテリとサブバッテリをエンジンルームの後端部且つ車幅方向側部に互いに隣接して配置することを提案している。この特許文献1の発明によれば、メインバッテリ及びサブバッテリをエンジンルームの深部つまり後端部且つ車幅方向側部に配置することで、前方衝突時のクラッシュスペースを確保することができるという利点を有している。
特開2006−281805号公報
複数のバッテリを隣接して配置した場合、車両衝突時に隣接するバッテリの異極同士が接触してショートしてしまう虞がある。
本発明の目的は、複数のバッテリを互いに隣接してエンジンルームに搭載した自動車を前提として、車両衝突時に複数のバッテリが衝突して異極同士が接触してしまう可能性を低減することのできる自動車用バッテリ配設構造を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
共に正極端子と負極端子を含み且つ直方体形状の第1、第2のバッテリをエンジンルーム内に配置した自動車のバッテリ配設構造であって、
前記第1、第2のバッテリが、互いに、その側面又は端面を対面した状態で隣接させて配設され、
前記第1バッテリと前記第2バッテリの同極の端子間の離間距離が、異極の端子間の離間距離よりも小さくなるように前記第1、第2のバッテリが配設されていることを特徴とする自動車用バッテリ配設構造を提供することにより達成される。
すなわち、本発明によれば、隣接する第1、第2のバッテリが、その側面又は端面を互いに対面した状態で隣接して配置されると共に、第1バッテリと第2バッテリの同極の端子間の離間距離が、異極の端子間の離間距離よりも小さくなるように第1、第2のバッテリを配設することにより、車両の衝突時に第1、第2のバッテリが衝突しても、この2つのバッテリの異極端子同士が接触する可能性を低減することができ、これにより衝突時にショートする可能性を低減することができる。
本発明の好ましい実施の形態では、第1、第2のバッテリがエンジンルームの深部且つ側部に配設され、また、ダッシュパネルに隣接した第1バッテリの前方に且つこれに隣接して第2バッテリが配設される。この構成を採用することで、前方衝突時のクラッシュスペースを確保することができるという利点の他に、相対的に前方に位置して衝突時に相対的に早期に後退動作を開始する第2バッテリがダッシュパネルに向けて移動するのを、その後方に位置する第1バッテリで阻止することができ、これにより前方に位置する第2バッテリが衝突初期の段階で大きく後退して、その回りに位置している補機類と干渉して、該補機類に損傷を与えてしまうのを防止することができる。この補機類の典型例として、ブレーキ倍力装置のマスターシリンダを挙げることができ、このマスターシリンダが損傷を受けて衝突初期に制動不能になるのを防止することができる。
本発明の他の目的及び作用効果は、以下の好ましい実施の形態の詳細な説明から明らかになろう。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
第1実施例(図1〜図5)
図1、図2は、前輪駆動形式の左ハンドル車両のエンジンルーム1の一部を示すものであり、より詳しくは、左側の運転席の直前方に位置するエンジンルーム1の後端部且つ左側部を示す。
エンジンルーム1は、従来と同様に、フロントサイドパネル2と、車室3(図3などを参照)とエンジンルーム1とを区画するダッシュパネル4とで形成され、ダッシュパネル4は、上端部に、エンジンルーム1側に向けて延びるカウル部5を備えている。
エンジンルーム1の内部空間において、運転席の前方且つ隣接した左方深部には、ダッシュパネル4に固設されたブレーキ倍力装置(マスターバック)6を有し、このブレーキ倍力装置6のマスターシリンダ6aは車体前方に突出して位置している。図中、参照符号6bは、ブレーキオイルのリザーバタンクを示す。
エンジンルーム1の左右に深部には、ダッシュパネル4に隣接する領域のフロントサイドパネル2の後端部に前輪サスペンションタワー7が形成され、平面視したときに、前輪サスペンションタワー7とブレーキ倍力装置6とは車幅方向に間隔を隔てて横並びに位置している。
エンジンルーム1には、例えば4気筒エンジンの出力軸を車幅方向に向けた横置き形式でエンジン(図示せず)が搭載されている。図中、参照符号8は、前輪駆動用のパワープラントの一部を構成し且つエンジン後端に連結されるトランスミッションのミッションケースを示す。エンジンルーム1には、更に、左側のサスペンションタワー7の前方且つこれに隣接してコントロールボックス9が配設され、また、これに隣接してエアクリーナボックス10が配設されている。
エンジンルーム1には、更に、第1、第2の2つのバッテリ11、12が配設されている。第1バッテリ11はサブバッテリであり、第2バッテリ12はメインバッテリである。つまり、メインバッテリの第2バッテリ12は比較的大型であり、第1バッテリ11は比較的小型であり、そして、第1、第2バッテリ11、12は共に規格品である。なお、この第1バッテリ11を第1バッテリ12のバックアップ用として用いて、常時は第2バッテリ12だけを使用するようにしてもよい。図1などから分かるように、サブバッテリである第1バッテリ11は、サスペンションタワー7とブレーキ倍力装置6との間の空間に設置され、その直ぐ前方にメインバッテリである第2バッテリ12が配設されている。
図4は第1、第2のバッテリ11、12を側方から見た図である。同図から分かるように、第1、第2のバッテリ11、12は同一の高さレベルに配設され、この高さレベルは、ブレーキ倍力装置6及びエアクリーナボックス10とほぼ一致している。
サブの第1バッテリ11と、メインの第2バッテリ12の配置に関して、より詳しく説明すると、図3から分かるように、第1、第2バッテリ11、12は、共に、エンジンルーム1の下方を車体前後方向に延在する左側のフロントサイドフレーム13に隣接して且つ車幅方向内方側に配設され、そして、この左側のフロントサイドフレーム13に沿って前後方向に隣接して配設されており、また、ブレーキ倍力装置6の高さレベルに配設されている。そして、メインの第2バッテリ12と、ブレーキ倍力装置6とサスペンションタワー7とで囲まれた空間にサブバッテリである比較的小型の第1バッテリ11が配設されている。
メインの第2バッテリ12は、その正極端子12aと負極端子12bとを結ぶ仮想線が車幅方向に沿って延びるように横置きにされ、他方、サブバッテリである第1バッテリ11は、その正極端子11aと負極端子11bとを結ぶ仮想線が車体前後方向に沿って延びるように縦置きにされている。更に詳しくは、この縦置き第1バッテリ11は、横置きの第2バッテリ12の車幅方向端部に片寄せした状態で配置されている。
第1、第2バッテリ11、12の配置では、横置きの第2バッテリ12の正極端子12aと負極端子12bとを結ぶ仮想線が第1バッテリ11から遠ざかる位置つまり車体前方側に位置するように第2バッテリ12が配設され、また、縦置きの第1バッテリ11の正極端子11aと負極端子11bとを結ぶ仮想線が車体内方側に位置するように第1バッテリ11が配設されている。この配置では、図3から分かるように、縦置きの第1バッテリ11の正極11aが第2バッテリ12に隣接して位置し、そして、横置きの第2バッテリ12の正極12aが車幅方向外方側に位置している。
したがって、第1バッテリ11を横置きの第2バッテリ12の車幅方向外方側に変位して配設することで、第1バッテリ11の正極11aに注目したときに、この第1バッテリ11の正極11aと第2バッテリ12の正極12aとの間の離間距離L1を、第1バッテリ11の正極11aと第2バッテリ12の負極12bとの間の離間距離L2に比べて小さくすることができる。
このような配置を採用することにより、前方衝突時に第2バッテリ12が後退して第1バッテリ11と衝突したときに、第1バッテリ11と第2バッテリ12の同極同士が接触してしまう可能性を低減することができ、同極同士が接触することによりショートしてしまう虞を低減することができる。
図3から理解できるように、第1、第2のバッテリ11、12は、共に、略直方体の形状を有し、縦置きの第1バッテリ11の車幅方向外方に向いた側面11cと、横置きの第2バッテリ12の車幅方向外方に向いた端面12cとは、ほぼ同一の車体前後方向に延びる面に沿って延びており、平面視したときに、第1バッテリ11の外側面11cと第2バッテリ12の外端面12cは、フロントサイドフレーム13と重複して位置している。
また、縦置きの第1バッテリ11は、その車体前方に向いた端面11dが、横置きの第2バッテリ12の車体後方に向いた側面12dに接近して互いに対面した状態で配設されて、第1、第2バッテリ11、12が平面視逆L字状に配置されている。そして、メインバッテリである横置きの第2バッテリ12と、その前方に隣接した配置されたエアクリーナボックス10との間にはハーネス14が配索されている。このエアボックス10の下方に、横置きエンジンと一体化されて車幅方向外方に向けて延びるトランスミッションケース8が配設されている。
図5は、図1に図示の配置例の第1、第2バッテリ11、12を抽出した斜視図である。図示のように、第1、第2バッテリ11、12の各々は、従来と同様に、トレー15の両側から上方から延びる一対のアンカー16に横断固定具17の両端を挿入してアンカー16の上端にナット18を螺着することにより位置固定される。第1、第2バッテリ11、12の正極端子11a、12aは結線された後に絶縁キャップ19で覆われる。正極端子11a、12aを覆う絶縁キャップ19によって、車両衝突時に、隣接する第1、第2バッテリ11、12の異極同士が接触してショートしてしまうのを効果的に防止することができる。
如上のように、第1、第2バッテリ11、12をエンジンルーム1の深部つまり後端部且つ車幅方向側部に配置することで、引用文献1の発明と同様に、前方衝突時のクラッシュスペースを確保することができるという利点を有しており、エンジンルーム1が比較的小さな車両の安全対策を図るのが容易になる。
また、車両衝突の際に衝撃力を受け止めるフロントサイドフレーム13に隣接して、このフロントサイドフレーム13の長手方向に沿って第1、第2バッテリ11、12を配設してあるため、車両衝突時に第1、第2バッテリ11、12が不用意に後退するのを抑制することができるだけでなく、相対的に前方に位置して衝突時に相対的に早期に後退動作を開始する第2バッテリ12がダッシュパネル4に向けて移動するのを、その後方に位置する第1バッテリ11で阻止するため、第2バッテリ12が衝突初期の段階で後退してマスターシリンダ6aと干渉することで、マスターシリンダ6aが後方に押されてダッシュパネル4が後退してしまう量(ダッシュパネル4の後退量)を、第1バッテリ11の存在で第2バッテリ12の後退を抑制することで低減することができる。また、第1バッテリの前方に位置する第2バッテリが衝突初期の段階で大きく後退するのを第1バッテリで抑制することで、第2バッテリがマスターシリンダ6aと干渉してマスターシリンダ6aに損傷を与えてしまい衝突初期に制動不能になるのを防止することができる。これらの効果は、第1バッテリ11を縦置きにすることで一層効果的になる。また、第1バッテリ11を縦置きにすることで、この第1バッテリ11の側方領域に拡大したスペースを作ることができるため、図示の例のように、第1バッテリ11の側方にブレーキ倍力装置6が位置している場合には、第1バッテリ11の側方の拡大したスペースを利用して比較的大型のブレーキ倍力装置6を搭載することができる。
更に、大型のブレーキ倍力装置6を採用したとしても、上述したように、横置きにした第2バッテリ12が、その後方に位置する縦置きの第1バッテリ11によって、衝突初期の第2バッテリ12の後方移動を阻止されるため、第2バッテリ12が後方に変位してマスターシリンダ6aと干渉し、これによってマスターシリンダ6aが後退することでドライバが強く踏み込んでいるブレーキペダルから入力を受けて下肢傷害を受けてしまうのを防止することができる。
また、比較的大型の第2バッテリ12を横置きに搭載することで、車体前後長が比較的小さなエンジンルーム1に適した第2バッテリ12の配置が可能になるだけでなく、第2バッテリ12の後方のスペースを有効利用して第1バッテリ11を配置することができるため、比較的小さなエンジンルーム1の限られたスペースを有効利用できる。更に、第1バッテリ11を縦置きに配置し且つ横置きの第2バッテリ12の車幅方向端部に片寄せして配置することで、比較的大型の第2バッテリ12の後方スペースに補機類(実施例ではブレーキ倍力装置6)を配置することができるため、補機類を配置するスペースを効率的に創出することができる。
第1、第2バッテリ11、12をブレーキ倍力装置6と実質的に同じ高さレベルに配置することで、相対的に前方に位置する大型の第2バッテリ12の下方領域に横置きエンジンに連結されたパワープラントの構成要素を配置することができる。このことからも、複数のバッテリを小型車に搭載するのに適した第1、第2のバッテリ11、12の配置であることが分かるであろう。換言すれば、横置きエンジンのトランスミッションの上方スペースを有効に活用して第2バッテリ12を搭載することができる。
バッテリ配置に関する変形例(図6〜図10)
図6は、第1変形例を示し、この第1変形例では、第1バッテリ11は縦置きであり、第2バッテリ12は横置きである。そして、横置きの第2バッテリ12の正極端子12aと負極端子12bとを結ぶ仮想線が第1バッテリ11から遠ざかる位置つまり車体前方側に位置するように第2バッテリ12が配設され、また、縦置きの第1バッテリ11の正極端子11aと負極端子11bとを結ぶ仮想線が第2バッテリ12の正極端子12a側に位置するように第1バッテリ11が配設されている。そして、第1バッテリ11は、横置きの第2バッテリ12の負極端子12b側に片寄せした状態で配設されている。このような配置を採用することにより、第2バッテリ12に近接する第1バッテリ11の負極端子11bと、第2バッテリ12の負極端子12bとの離間距離L1を、第1バッテリ11の負極端子11bと第2バッテリ12の正極端子12aとの離間距離L2に比べて小さくすることができ、衝突時のショートを防止することができる。
図7は、第2変形例を示し、この第2変形例では、第1バッテリ11及び第2バッテリ12が共に横置きである。そして、第1バッテリ11及び第2バッテリ12は、共に、正負の端子11a、11b、12a、12bが車体前方側に位置するように配設されている。そして、第1バッテリ11は、その正極端子11aが、横置きの第2バッテリ12の正極端子12a側に片寄せした状態で配設されている。このような配置を採用することにより、第2バッテリ12に近接する第1バッテリ11の正極端子11aと、第2バッテリ12の正極端子12aとの離間距離L1を、第1バッテリ11の正極端子11aと第2バッテリ12の負極端子12bとの離間距離L2に比べて小さくすることができ、衝突時のショートを防止することができる。また、この図7の第2変形例では、カウル部5の下方に第1バッテリ11を配設せざるを得ない場合であっても、第1バッテリ11の正極端子11a及び負極端子11bを車体前方側に位置させることができることから、この第1バッテリ11の端子11a、11bにアクセスし易いという利点がある。
図8は、第3変形例を示し且つ上述した第2変形例の更なる変形例でもある。この第3変形例では、第2変形例と対比したときに、第1バッテリ11は、その負極端子11bが、横置きの第2バッテリ12の負極端子12b側に片寄せした状態で配設されている。このような配置を採用することにより、第2バッテリ12に近接する第1バッテリ11の負極端子11bと、第2バッテリ12の負極端子12bとの離間距離L1を、第1バッテリ11の負極端子11bと第2バッテリ12の正極端子12aとの離間距離L2に比べて小さくすることができ、衝突時のショートを防止することができる。
図9は、第4変形例を示し、この第4変形例では、第1バッテリ11は縦置きであり、第2バッテリ12は横置きである。そして、横置きの第2バッテリ12の正極端子12aと負極端子12bとを結ぶ仮想線が第1バッテリ11に近接する位置つまり車体後方側に位置するように第2バッテリ12が配設され、また、縦置きの第1バッテリ11の正極端子11aと負極端子11bとを結ぶ仮想線が第2バッテリ12の正極端子12a側に位置するように第1バッテリ11が配設されている。そして、第1バッテリ11は、横置きの第2バッテリ12の正極子12a側に片寄せした状態で配設されている。このような配置を採用することにより、第2バッテリ12に近接する縦置き第1バッテリ11の正極端子11aと、第2バッテリ12の正極端子12aとの離間距離L1を、第1バッテリ11の正極端子11aと第2バッテリ12の負極端子12bとの離間距離L2に比べて小さくすることができ、衝突時のショートを防止することができる。
図10は、第5変形例を示し且つ上述した第4変形例の更なる変形例を示す。図10を参照して、この第5変形例では、縦置きの第1バッテリ11の正極端子11aと負極端子11bとを結ぶ仮想線が第2バッテリ12の負極端子12b側に位置するように第1バッテリ11が配設されている。そして、第1バッテリ11は、横置きの第2バッテリ12の負極端子12b側に片寄せした状態で配設されている。このような配置を採用することにより、第2バッテリ12に近接する縦置き第1バッテリ11の負極端子11bと、第2バッテリ12の負極端子12bとの離間距離L1を、第1バッテリ11の負極端子11bと第2バッテリ12の正極端子12aとの離間距離L2に比べて小さくすることができ、衝突時のショートを防止することができる。
第1、第2のバッテリを配設したエンジンルームの深部且つ側部を車体斜め前方から見た部分斜視図である。 第1、第2のバッテリを配設したエンジンルームの深部且つ側部を車体前方且つ上方からから見た部分斜視図である。 第1、第2のバッテリを配設したエンジンルームの深部且つ側部の概要を示す部分平面図である。 第1、第2のバッテリの高さレベルを説明するための側面図である。 図1に図示の第1、第2のバッテリの配置例において、第1、第2バッテリの部分だけを抽出した図である。 第1、第2のバッテリの配置に関する第1変形例を説明するための図である。 第1、第2のバッテリの配置に関する第2変形例を説明するための図である。 第1、第2のバッテリの配置に関する第3変形例を説明するための図である。 第1、第2のバッテリの配置に関する第4変形例を説明するための図である。 第1、第2のバッテリの配置に関する第5変形例を説明するための図である。
符号の説明
1 エンジンルーム
2 フロントサイドパネル
4 ダッシュパネル
6 ブレーキ倍力装置
6a マスターシリンダ
7 サスペンションタワー
8 エンジン後端に連結されるトランスミッション
11 第1バッテリ(バックアップ用)
11a 第1バッテリの正極端子
11b 第1バッテリの負極端子
11c 車幅方向外方に向いた側面
11d 車体前方に向いた端面
12 第2バッテリ(メインバッテリ)
12a 第2バッテリの正極端子
12b 第2バッテリの負極端子
12c 車幅方向外方に向いた端面
12d 車体後方に向いた側面
13 フロントサイドフレーム

Claims (7)

  1. 共に正極端子と負極端子を含み且つ直方体形状の第1、第2のバッテリをエンジンルーム内に配置した自動車のバッテリ配設構造であって、
    前記第1、第2のバッテリが、互いに、その側面又は端面を隣接させて配設され、
    前記第1バッテリと前記第2バッテリの同極の端子間の離間距離が、異極の端子間の離間距離よりも小さくなるように前記第1、第2のバッテリが配設されていることを特徴とする自動車用バッテリ配設構造。
  2. 前記第1バッテリは、その正極端子と負極端子とを結ぶ仮想線が車体前後方向に沿って延びる縦置きで配設され、前記第2バッテリが、その正極端子と負極端子とを結ぶ仮想線が車幅方向に沿って延びる横置きで配設され、
    前記縦置きの第1バッテリが、前記横置きの第2バッテリの車幅方向端部に片寄せして配設されている、請求項1に記載の自動車用バッテリ配設構造。
  3. 前記第1バッテリが前記第2バッテリに比べて相対的に小型である、請求項2に記載の自動車用バッテリ配設構造。
  4. 前記第1バッテリ及び前記第2バッテリは、その正極端子と負極端子とを結ぶ仮想線が車幅方向に沿って延びる横置きで配設され、
    前記第1バッテリが前記第2バッテリに比べて相対的に小型である、請求項1に記載の自動車用バッテリ配設構造。
  5. 前記第1、第2のバッテリが、前記エンジンルームの深部且つ側部に配設されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動車用バッテリ配設構造。
  6. 前記第1バッテリが前記第2のバッテリの後方且つ隣接して配設されている、請求項5に記載の自動車用バッテリ配設構造。
  7. 前記第1バッテリがダッシュパネルに隣接して配設されている、請求項6に自動車用バッテリ配設構造。
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