JP6673094B2 - 電力制御ユニットの車載構造 - Google Patents

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本明細書は、走行用モータへの供給電力を制御する電力制御ユニットの車両前部空間における車載構造を開示する。
走行用モータを備える電気自動車の多くは、走行用モータと、走行用モータへの供給電力を制御する電力制御ユニットを車両前部空間(フロントコンパートメント)に搭載している(例えば、特許文献1)。なお、本明細書における電気自動車には、走行用モータとエンジンを備えるハイブリッド車、及び、燃料電池をモータ用の電源として備える燃料電池車が含まれる。
車両前部空間には、電力制御ユニット以外にも様々な電気デバイスが搭載されており、それらを接続する多くのケーブルが車両前部空間に配策されている。車両の衝突対策として、高電圧が印加されている部品が露出することのないように電力制御ユニットの筐体を保護するとともに、高電圧の電力を伝送するケーブルも保護する必要がある。ケーブルを保護する技術として、例えば、特許文献2、3の技術が知られている。特許文献2の技術は、ケーブルを保護するプロテクタを採用する。特許文献3の技術は、ケーブルに樹脂部品を隣接させる。車両が衝突した際、樹脂部品が変形することでケーブルに加わる衝突の衝撃を緩和する。
特開2009−044912号公報 特開2006−248313号公報 特開2007−223461号公報
本明細書は、電力制御ユニットの筐体の形状を工夫すると同時にケーブルの配策を工夫し、衝突に対する電力制御ユニットの筐体の保護とケーブルの保護を低コストで実現する技術を開示する。
本明細書が開示する車載構造においては、電力制御ユニットは、その筐体の側面に、横方向に並んで設けられているとともに筐体外側に突出している2個の厚肉部が設けられている。2個の厚肉部における筐体壁の厚みは、2個の厚肉部の間における筐体壁の厚みよりも大きい。筐体に沿って2個の厚肉部の間に、電力制御ユニットに接続されている2本のケーブルが上下方向に通過している。そして、筐体の側面であって2本のケーブルの間に突起が設けられている。この車載構造では、電力制御ユニットの筐体に設けた厚肉部が、筐体の強度向上と同時に、ケーブルを保護する役割を担う。また、2本のケーブルの間に設けた突起が、衝突時に2本のケーブルが短絡することを防止する。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
フロントコンパートメント内のデバイス配置を示す平面図である。 PCU(電力制御ユニット)の斜視図である。 PCU(電力制御ユニット)の斜視図である(2本のケーブルを仮想線で描いた図)。 XY平面でカットした電力制御ユニットの筐体の断面図である。
図面を参照して実施例の車載構造を説明する。実施例の車載構造2は、ハイブリッド車90のフロントコンパートメント91に、電力制御ユニット10を搭載する構造である。図1は、ハイブリッド車90のフロントコンパートメント91におけるデバイス配置を示す平面図である。ハイブリッド車90は、走行用にエンジン6とモータ4を備えており、それらはフロントコンパートメント91に搭載されている。図中のモータ4は、その内部にギアセットを備えており、モータ4の出力軸とエンジン6の出力軸がそのギアセットを介して連携している。
エンジン6とモータ4(走行用モータ)は、車両の前後方向に延びる2本のサイドメンバ3の間に懸架されている。エンジン6は、車幅方向で車両の両側に位置する一対のフロントサスペンションタワー7a、7bの間に位置している。以下、説明の便宜上、「フロントサスペンションタワー」を単純に「サスタワー」と称する。なお、フロントコンパートメント91には、エンジン6、モータ4、サスタワー7a、7b、電力制御ユニット10の他にも様々なデバイスが搭載されているが、それらは図示を省略した。
右サスタワー7aの後方に電力制御ユニット10が配置されている。以下、説明の便宜上、電力制御ユニット10をPCU10(Power Control Unit 10)と称する。PCU10は、不図示のブラケットを介して、サイドメンバ3と、右エプロン8に支持されている。PCU10は、モータ4への供給電力を制御するユニットである。具体的には、PCU10は、不図示の高電圧バッテリの直流電力を昇圧した後に三相交流電力に変換する。三相交流電力の周波数は、モータ4の目標回転数に依存して定められる。
PCU10は、右サスタワー7aとその後方のダッシュパネル5に挟まれるように位置している。ダッシュパネル5は、フロントコンパートメント91と乗員室を区画する金属板である。また、PCU10の車両左側には、エンジン6が位置している。PCU10のエンジン6と対向する面に、コネクタ13が設けられている。詳しくは後述するが、コネクタ13の下面に高電圧ケーブル21、22が接続されており、高電圧ケーブル21、22は、コネクタ13の下方へと延びている。図1では高電圧ケーブル21、22は破線で描いてある。
PCU10は、右サスタワー7a、ダッシュパネル5、及び、エンジン6に三方を囲まれている。サスタワー7a、7bの内部には、硬いショックアブソーバが収容されている。ハイブリッド車90が前方衝突すると、内部のショックアブソーバとともに右サスタワー7aが後退し、PCU10は右サスタワー7aとダッシュパネル5に挟まれるおそれがある。あるいは、車両の斜め前方から障害物が衝突すると、PCU10は、エンジン6と接触するおそれがある。PCU10は、100ボルト以上の高電圧が印加されている部品を内蔵しており、衝突の際、それら高電圧の部品が露出しないように、その筐体が保護されることが望ましい。また、先に述べたように、PCU10の筐体のエンジン6に対向する側面にコネクタ13が設けられている。そして、コネクタ13の下面に、高電圧の電力を伝送する高電圧ケーブル21、22が接続されている。それら高電圧ケーブル21、22も衝突の衝撃から保護されることが望ましい。実施例の車載構造2には、PCU10の筐体と高電圧ケーブル21、22を衝突の衝撃から保護する技術が盛り込まれている。
図2に、PCU10の斜視図を示す。PCU10の筐体12は、上ケース12aと下ケース12bに分かれている。上ケース12aに、コネクタ13が設けられている。先に述べたように、コネクタ13は、PCU10が車載されたとき、エンジン6に面する側面に設けられている。コネクタ13には、2本の高電圧ケーブル21、22が接続されている。高電圧ケーブル21は、不図示の高電圧バッテリからPCU10へ電力を伝送するケーブルである。高電圧ケーブル22は、高電圧バッテリの電力を、PCU10を経由してエアコンへ伝送するケーブルである。いずれの高電圧ケーブルにも100ボルト以上の高電圧が印加されるケーブルである。
図3に、高電圧ケーブル21、22を仮想線で描いたPCU10の斜視図を示す。図2、図3に示すように、PCU10の筐体12の1つの側面に、横方向に並んで設けられている2個の厚肉部15a、15bが設けられている。2本の高電圧ケーブル21、22は、PCU10の筐体12に沿って、2個の厚肉部15a、15bの間を上下に通過している。また、2個の厚肉部15a、15bの間には、突起16が設けられている。突起16の上面にボルト14が取り付けられている。突起16は、上ケース12aと下ケース12bを結合するボルトを取り付けるためのフランジの一部である。上ケース12aと下ケース12bは、複数のボルトで締結されるが、図2、図3では、ボルト14の他のボルトは図示を省略した。
図4に、PCU10の筐体12を図4の座標系のXY平面でカットした断面図を示す。なお、図4は、厚肉部15a、15bを横断する断面でカットした断面図である。図4では、筐体12に内蔵されている部品は図示を省略した。図4に示すように、厚肉部15a、15bにおける筐体壁の厚みW1は、2個の厚肉部15a、15bの間における筐体壁の厚みよりも大きい。2個の厚肉部15a、15bの間には、先に述べた突起16が設けられているが、突起16における筐体壁の厚みW2よりも、厚肉部15a、15bにおける筐体壁の厚みW1は大きい。また、厚肉部15a、15bにおける筐体壁の厚みW1は、筐体12の他の部分(例えば、別の側面の筐体壁の厚みW3)よりも大きい。
図4に示されているように、突起16は、2本の高電圧ケーブル21、22の間に位置する。
厚肉部15a、15bと、突起16の利点について述べる。2個の厚肉部15a、15bは、筐体12から突出しており、筐体12の一側面に横方向(水平方向)に並んで設けられている。2個の厚肉部15a、15bの間に、溝17が形成される。2個の厚肉部15a、15bの間に、上ケース12aと下ケース12bを結合するボルト用のフランジを兼ねた突起16が設けられている。2個の厚肉部15a、15bの間(溝17)を、2本の高電圧ケーブル21、22が上下方向に通っている。突起16は、2本の高電圧ケーブル21、22の間に位置する。
2個の厚肉部15a、15bは、まず、PCU10の筐体12の強度を高める。2個の厚肉部15a、15bによって、筐体12は衝突の時に壊れ難くなり、内部の高電圧部品が露出する可能性が小さくなる。即ち、厚肉部15a、15bは、衝突時の筐体12の保護に寄与する。また、2個の厚肉部15a、15bは、それらの間を通っている高電圧ケーブル21、22を保護する役割を担う。図1で示したように、高電圧ケーブル21、22は、PCU10のエンジン6と対向する側面に沿って配策されている。車両が障害物に衝突すると、衝突の衝撃でPCU10(あるいはエンジン6)が移動し、PCU10とエンジン6の間に高電圧ケーブル21、22が挟まれるおそれがある。その際、高電圧ケーブル21、22は、その両側に位置する2個の厚肉部15a、15bによって守られる。すなわち、エンジン6と厚肉部15a、15bが接触しても、厚肉部15a、15bの間に、高電圧ケーブル21、22の生存空間が確保される。また、2本の高電圧ケーブル21、22の間に位置する突起16が、2本の高電圧ケーブル21、22が強く接触することを防止する。高電圧ケーブル21、22の被膜同士がこすれて破れ、2本の高電圧ケーブル21、22が短絡してしまうことが防止される。
実施例の車載構造2は、PCU10の筐体12の形状を工夫するとともに、PCU10に接続される高電圧ケーブル21、22の配策を工夫することで、衝突時の筐体12と高電圧ケーブル21、22の保護を低コストで実現する。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。実施例のフロントコンパートメントが請求項の「車両前部空間」の一例に相当する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:車載構造
3:サイドメンバ
4:モータ
5:ダッシュパネル
6:エンジン
7a:フロントサスペンションタワー(右)
7b:フロントサスペンションタワー(左)
8:右エプロン
10:電力制御ユニット
12:筐体
12a:上ケース
12b:下ケース
13:コネクタ
14:ボルト
15a、15b:厚肉部
16:突起
17:溝
21、22:高電圧ケーブル
90:ハイブリッド車
91:フロントコンパートメント

Claims (1)

  1. 走行用モータへの供給電力を制御する電力制御ユニットの車両前部空間における車載構造であり、
    前記電力制御ユニットの筐体は、その側面に、横方向に並んで設けられているとともに筐体外側に突出している2個の厚肉部が設けられており、
    前記2個の厚肉部における筐体壁の厚みは、前記2個の厚肉部の間における筐体壁の厚みよりも大きく、
    前記筐体に沿って当該2個の厚肉部の間に、前記電力制御ユニットに接続されている2本のケーブルが上下方向に通過しており、
    前記筐体の前記2本のケーブルの間に突起が設けられている、
    電力制御装置の車載構造。
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