JP2021079765A - 電力変換器の車載構造 - Google Patents

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伊藤 大輔
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Abstract

【課題】フロントコンパートメントに搭載された電力変換器が衝突時に後退して公報のデバイスと干渉したときのダメージを軽減する。【解決手段】電力変換器10は、その前面11aと後面11bにそれぞれ取り付けられているフロントブラケット20とリアブラケット30を介してトランスアクスル3の上に隙間を設けて支持されている。電力変換器10の後方にブレーキアクチュエータ43が配置されている。リアブラケット30の後端に上方へ延びるフランジが設けられているとともに、フランジの上端から保護板34が延びている。保護板34はブレーキアクチュエータ51に対向するように設けられている。【選択図】図3

Description

本明細書が開示する技術は、電源の電力を走行用のモータの駆動電力に変換する電力変換器のフロントコンパートメントへの車載構造に関する。特に、前方から障害物が衝突して電力変換器が後退したときに後方の別のデバイスと衝突して受けるダメージを軽減することのできる車載構造に関する。
電気自動車は、車載の電源の直流電力を走行用のモータの駆動電力に変換する電力変換器を備えている。電力変換器は車両のフロントコンパートメントに搭載されることがある。特許文献1、2に記載された電力変換器は、フロントコンパートメントにて、走行用モータを収容したハウジングの上に固定されている。電力変換器は、その前面と後面のそれぞれに取り付けられたフロントブラケットとリアブラケットを介してハウジングの上に隙間を設けて支持されている。
特開2017−24466号公報 特開2017−77861号公報
前方から障害物がぶつかると、ハウジングの上に隙間を隔てて支持されている電力変換器は後方へ移動する。電力変換器の後方に別のデバイスが配置されていると、後退した電力変換器が別のデバイスと干渉してダメージを受けるおそれがある。本明細書は、そのような場合に電力変換器が受けるダメージを軽減する技術を提供する。
本明細書は電力変換器のフロントコンパートメントへの車載構造を提供する。電力変換器は、その前面と後面にそれぞれ取り付けられているフロントブラケットとリアブラケットを介して車載機器の上に隙間を設けて支持されている。電力変換器の後方に別のデバイスが配置されている。リアブラケットの後端に上方へ延びるフランジが設けられているとともに、フランジの上端から別のデバイスと対向するように保護板が延びている。本明細書が開示する車載構造によれば、電力変換器とともに後退するリアブラケットの保護板が電力変換器との衝突に先立って別のデバイスと接触し、電力変換器が受けるダメージが軽減される。電力変換器を支持する車載機器の典型は、上記したように、走行用のモータを収容するハウジングである。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
フロントコンパートメントのデバイスレイアウトを示す斜視図である。 フロントコンパートメントの平面図である。 トランスアクスルの上方に支持された電力変換器の側面図である。 電力変換器を支持するリアブラケットを斜め後方からみた図である。 リアブラケットの側面図である。
図面を参照して実施例の車載構造2を説明する。実施例の車載構造2は、走行用にエンジンとモータを備えているハイブリッド車に適用されている。図1は、ハイブリッド車100のフロントコンパートメント50におけるデバイスレイアウトを示す斜視図である。図2に、フロントコンパートメント50の平面図を示す。図中の座標系は、F軸の正方向が車両前方を示しており、V軸の正方向が車両上方を示している。H軸の正方向は車両の左側方を示している。図1、2では、フロントコンパートメント50に搭載されているデバイスを模式化して描いてある。
フロントコンパートメント50には、エンジン55、トランスアクスル3、電力変換器10、ブレーキアクチュエータ51が収容されている。フロントコンパートメント50には他にも様々なデバイスが収容されているが、それらの図示と説明は省略する。
ハイブリッド車100は、走行用に、2個のモータ4a、4bとエンジン55を備えている。2個のモータ4a、4bは、トランスアクスル3に収容されている。トランスアクスル3はモータ4a、4bを収容するハウジングであると言い換えることができる。
トランスアクスル3には、走行用の2個のモータ4a、4bのほか、動力分配機構とデファレンシャルギアが含まれている。動力分配機構は、エンジン55の出力トルクとモータ4a、4bの出力トルクを合成/分配するギアセットである。動力分配機構は、状況に応じて、エンジン55の出力トルクを分割してデファレンシャルギアと一方のモータ4aへ伝達する。その場合、ハイブリッド車100は、エンジントルクで走行しながらモータ4aで発電する。
エンジン55とトランスアクスル3は、車幅方向で隣り合うように連結されている。エンジン55とトランスアクスル3は、車両の構造強度を担保する2本のサイドメンバ52に懸架されている。なお、図1では、一方のサイドメンバは見えていない。
トランスアクスル3の上面に、電力変換器10が固定されている。電力変換器10は、不図示のメインバッテリの直流電力を昇圧し、昇圧した直流電力をモータ4a、4bの駆動に適した交流電力(駆動電力)に変換するデバイスである。符号11は、電力変換器10の筐体を指す。
電力変換器10は、トランスアクスル3の上方に、フロントブラケット20とリアブラケット30を介して支持されている。電力変換器10の筐体11の車両後方を向く面(後面)には、2個のコネクタ(DCパワーコネクタ15とエアコンコネクタ16)が接続されている。DCパワーコネクタ15は、不図示のメインバッテリにつながっているケーブルのコネクタであり、その内部の端子に100ボルト以上の電圧が印加される。電力変換器10の筐体11は、メインバッテリの電力をエアコンに伝える中継器の役割も果たしており、エアコンコネクタ16は、不図示のエアコンにつながっているケーブルのコネクタである。エアコンコネクタ16の内部端子にも10ボルト以上の電圧が印加される。図1、図2(および以降の図)では、DCパワーコネクタ15とエアコンコネクタ16のそれぞれに接続されるケーブルは図示を省略してある。
DCパワーコネクタ15の後方には、ブレーキアクチュエータ51が配置されている。ブレーキアクチュエータ51は、フロントコンパートメント50と乗員のキャビンを仕切るダッシュパネル42に固定されている。詳しくは後述するが、リアブラケット30の後端には保護板34が設けられており、ブレーキアクチュエータ51と保護板34は、車両前後方向に沿って距離Aだけ離れている。
図3は、電力変換器10とブレーキアクチュエータ51の位置関係を示す側面図である。図3でも、座標系のF軸正方向は車両前方を表し、V軸正方向は上方を表す。H軸の正方向は車両の左側方を指している。
先に述べたように、電力変換器10は、トランスアクスル3の上面3aに、フロントブラケット20とリアブラケット30を介して支持されている。上面3aは前下がりに傾斜している。それゆえ、上面3aに固定される電力変換器10も、前下がりの姿勢で固定されている。上面3aは、水平方向に対して約20度ほど傾斜している。
電力変換器10とトランスアクスル3の間には、隙間SPが確保されている。電力変換器10が直接にトランスアクスル3の上面3aに固定されていないのは、トランスアクスル3からの振動を遮断するためである。フロントブラケット20は、防振ブッシュを介して筐体11の前面11aに連結されており、リアブラケット30も、防振ブッシュを介して筐体11の後面11bに連結されている。フロントブラケット20とリアブラケット30を介して伝わる振動は防振ブッシュによって減衰する。
筐体11の左側面にモータコネクタが接続されており、筐体11の後面11bにDCパワーコネクタ15とエアコンコネクタ16が接続されている。図3では、エアコンコネクタ16はDCパワーコネクタ15の後ろ側に位置しており、見えない。筐体11とトランスアクスル3は、6本のパワーケーブル17で電気的に接続されている。トランスアクスル3に収容されているモータ4a、4bは三相交流モータであり、6本のパワーケーブル17は、2セットの三相交流を伝送する。図3では、DCパワーコネクタ15とエアコンコネクタ16につながっているケーブルは図示を省略した。
先に述べたように、電力変換器10の後方には、ダッシュパネル42に支持されたブレーキアクチュエータ51が配置されている。電力変換器10とブレーキアクチュエータ51は、ほぼ同じ高さに位置する。詳しくは図4を参照して後述するが、リアブラケット30の後端には保護板34が設けられており、保護板34とブレーキアクチュエータ51との間は車両前後方向で距離Aだけ離れている。なお、図1と図2では図示を省略したが、フロントコンパートメント50はフード41で覆われている。
電力変換器10は2個のブラケット(フロントブラケット20とリアブラケット30)でトランスアクスル3の上方に支持されている。ハイブリッド車100が前方衝突すると、フロントブラケット20とリアブラケット30が変形し、あるいは、破断し、電力変換器10が後退する場合がある。電力変換器10の筐体11の後面11bにはDCパワーコネクタ15とエアコンコネクタ16が接続されており、DCパワーコネクタ15の後方にはブレーキアクチュエータ51が配置されている。電力変換器10が後退すると、電力変換器10あるいはDCパワーコネクタ15がブレーキアクチュエータ51と干渉し、ダメージを受けるおそれがある。衝突の際、電力変換器10とともにリアブラケット30が後退する。リアブラケット30の後端には保護板34が設けられており、保護板34が電力変換器10やDCパワーコネクタ15に先立ってブレーキアクチュエータ51に干渉し電力変換器10やDCパワーコネクタ15を保護する。
リアブラケット30の詳細形状について図4を用いて説明する。図4は、斜め後方からみたリアブラケット30周辺の斜視図である。図4に示すように、リアブラケット30は、トランスアクスル3に固定される基部32と、基部32の前端から電力変換器10の筐体11の後面11bに沿って上方へ延びている支持部31を備えている。基部32は、4個のボルト39によってトランスアクスル3に固定されている。支持部31は、2個のボルト19によって、防振ブッシュ18を介して後面11bに固定されている。
トランスアクスル3の上面に接している基部32の後端から支持部31の外側端にかけてリブ33が設けられている。別言すれば、リブ33は、リアブラケット30の後縁に設けられており、上方へ延びている。リブ33の上端から先に述べた保護板34が上方へ延びている。先に図2、図3で示したように、保護板34はブレーキアクチュエータ51に対向しており、電力変換器10が後退したときに電力変換器10(あるいはDCパワーコネクタ15)に先立ってブレーキアクチュエータ51に接触し、電力変換器10(あるいはDCパワーコネクタ15)を保護する。保護板34、リブ33、基部32、支持部31は、一枚の鋼板をプレス加工により成形して作られる。
図5に、トランスアクスル3の上面3aに固定されたリアブラケット30の側面図を示す。図5の直線H1は、車両前後方向で水平方向に延びる直線であり、直線V1は鉛直方向に延びる直線である。先に述べたように、トランスアクスル3の上面3aは水平方向(直線H1)に対して傾斜しており、その角度Bは、概ね20度である。保護板34が延びる方向は、鉛直方向(直線V1)に対して角度Cだけ前方に傾いている。角度Cは、先の角度Bからゼロまでの間が好ましい。
トランスアクスル3の上面3aから保護板34の上端までの距離Dは、リアブラケット30とブレーキアクチュエータ51との高さの関係に基づいて定められる。
以上説明したように、実施例の車載構造2では、リアブラケット30の後端から上方へ延びる保護板34を備えており、保護板34は、ブレーキアクチュエータ51に対向している。保護板34は、車両が前方衝突して電力変換器10が後退したときに後方のブレーキアクチュエータ51との接触によるダメージを軽減する。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。トランスアクスル3(ハウジング)が、電力変換器を支持する車載機器の一例に相当する。電力変換器を支持する車載機器はトランスアクスルでなくともよい。ブレーキアクチュエータ51が、電力変換器10の後方に配置された別のデバイスの一例に相当する。別のデバイスは、ブレーキアクチュエータでなくともよい。本明細書が開示する車載構造は、ハイブリッド車以外の電気自動車(燃料電池車を含む)に適用されてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:車載構造 3:トランスアクスル 4a、4b:モータ 10:電力変換器 11:筐体 15:DCパワーコネクタ 20:フロントブラケット 30:リアブラケット 31:支持部 32:基部 33:リブ 34:保護板 42:ダッシュパネル 50:フロントコンパートメント 51:ブレーキアクチュエータ 55:エンジン 100:ハイブリッド車

Claims (4)

  1. 電源の電力を走行用のモータの駆動電力に変換する電力変換器のフロントコンパートメントへの車載構造であり、
    前記電力変換器は、その前面と後面にそれぞれ取り付けられているフロントブラケットとリアブラケットを介して車載機器の上に隙間を設けて支持されており、
    前記電力変換器の後方に別のデバイスが配置されており、
    前記リアブラケットの後端に上方へ延びるフランジが設けられているとともに、前記フランジの上端から前記別のデバイスと対向するように保護板が延びている、車載構造。
  2. 前記後面に100ボルト以上の電圧が印加されるコネクタが接続されている、請求項1に記載の車載構造。
  3. 前記車載機器の上面が前下がりに傾斜しているとともに、前記リアブラケットが前記上面に固定されている。請求項1または2に記載の車載構造。
  4. 前記別のデバイスは車両のフロントコンパートメントとキャビンを仕切るダッシュパネルに固定されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の車載構造。
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