JP7001045B2 - 電力変換器の搭載構造 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、電源の電力を走行用のモータの駆動電力に変換する電力変換器のフロントコンパートメントへの搭載構造に関する。
特許文献1に、フロントコンパートメントに搭載された電力変換器が開示されている。電力変換器は、電源の電力を走行用のモータの駆動電力に変換するデバイスである。電力変換器は、モータを収容するハウジングの上に、フロントブラケットとリアブラケットで支持されている。電力変換器とハウジングの間には隙間が確保されている。車両が障害物に衝突すると、障害物が前方から電力変換器に衝突し、ブラケットが変形あるいは破断し、電力変換器が後退する。電力変換器の後方には別のデバイスが配置されており、後退した電力変換器と干渉する。電力変換器の車両後方を向く後面には、電力を電力変換器に伝達するパワーケーブルのコネクタが接続されている。パワーケーブルはコネクタから下方へと延びている。
特開2017-222203号公報
コネクタの下方にはリアブラケットが位置しており、電力変換器が後退する際、パワーケーブルがリアブラケットと干渉してダメージを受けるおそれがある。本明細書は、衝突時にリアブラケットとの干渉からパワーケーブルを保護する技術を提供する。
本明細書は、電源の電力を走行用のモータの駆動電力に変換する電力変換器のフロントコンパートメントへの搭載構造を開示する。電力変換器は、フロントコンパートメント内の構造物の上にフロントブラケットとリアブラケットを介して固定されている。フロントブラケットとリアブラケットを取り付ける構造物の例は、モータを収容しているモータハウジング、あるいは、サイドメンバやクロスメンバなど、車体の強度を保持するための部材であってよい。電源の電力を電力変換器へ伝達するパワーケーブルのコネクタが電力変換器の車両後方を向く面(後面)に取り付けられている。パワーケーブルは、コネクタから下方へと延びている。電力変換器の後面と対向するパワーケーブルの部位がプロテクタで囲まれているとともに、プロテクタとリアブラケットのそれぞれに、近接して互いに対向する対向部が設けられている。本明細書が開示する搭載構造では、第一に、プロテクタがパワーケーブルを保護する。第二に、プロテクタとリアブラケットのそれぞれに、衝突時に接触する対向部を設けておく。衝突時に対向部同士が接触することで、リアブラケットの予期しない部位(例えば鋭い角部)とパワーケーブルが干渉してパワーケーブルがダメージを受けることを防止する。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
ハイブリッド車のフロントコンパートメント内のデバイスレイアウトを示す斜視図である。 電力変換器とその周辺機器のブロック図である。 モータハウジングの上に固定された電力変換器の側面図である。 電力変換器を斜め後方から見た図である。 電力変換器を斜め後方から見た図である(分解図)。 リアブラケット周辺の拡大図である。 図6のVII-VII線でカットした断面図である。 電気自動車の電力変換器とその周辺機器のブロック図である。 電気自動車のフロントコンパートメント内のデバイスレイアウトを示す正面図である。 電気自動車のフロントコンパートメント内のデバイスレイアウトを示す側面図である。
(第1実施例)図面を参照して第1実施例の搭載構造を説明する。第1実施例の搭載構造は、走行用にエンジンとモータを備えているハイブリッド車に適用されている。図1は、ハイブリッド車100のフロントコンパートメント50の中のデバイスレイアウトを示す斜視図である。なお、図中の座標系は、F軸の正方向が車両前方を示しており、V軸の正方向が車両上方を示している。H軸の正方向は車両の左側方を示している。図1では、フロントコンパートメント50に搭載されているデバイスを模式化して描いてある。
フロントコンパートメント50には、エンジン55、トランスアクスル30、電力変換器10、補機バッテリ5、ブレーキアクチュエータ51が収容されている。フロントコンパートメント50には他にも様々なデバイスが収容されているが、それらの図示と説明は省略する。
ハイブリッド車100は、走行用に、2個のモータ7a、7bとエンジン55を備えている。2個のモータ7a、7bは、トランスアクスル30のハウジング(モータハウジング)に収容されている。トランスアクスル30には、走行用の2個のモータ7a、7bのほか、動力分配機構とデファレンシャルギアが含まれている。動力分配機構は、エンジン55の出力トルクとモータ7a、7bの出力トルクを合成/分配するギアセットである。動力分配機構は、状況に応じて、エンジン55の出力トルクを分割してデファレンシャルギアと一方のモータ7aへ伝達する。その場合、ハイブリッド車100は、エンジントルクで走行しながらモータ7aで発電する。
エンジン55とトランスアクスル30は、車幅方向で隣り合うように連結されている。エンジン55とトランスアクスル30は、車両の構造強度を担保する2本のサイドメンバ52に懸架されている。なお、図1では、一方のサイドメンバは見えていない。
トランスアクスル30の上面に、電力変換器10が固定されている。電力変換器10は、不図示のメインバッテリの直流電力を昇圧し、昇圧した直流電力をモータ駆動に適した交流電力に変換するデバイスである。符号11は、電力変換器10の筐体を指す。
図2に、電力変換器10の内部とその周辺の機器のブロック図を示す。電力変換器10は、その内部に、コンバータ回路12、2個のインバータ回路13a、13b、及び、コンバータ回路12とインバータ回路13a、13bを制御する制御基板14を備えている。
電力変換器10は、DCパワーケーブル25を介してメインバッテリ3と接続されている。符号15は、DCパワーケーブル25の先端に取り付けられているコネクタ(DCパワーコネクタ15)を示している。メインバッテリ3の出力は100ボルト以上であり、メインバッテリ3の電力でモータ7a、7bが駆動される。メインバッテリ3の出力電力は、コンバータ回路12に入力される。コンバータ回路12は、メインバッテリ3の出力電圧を昇圧してインバータ回路13a、13bに供給する。インバータ回路13a、13bは、昇圧された直流電力を、モータ駆動に適した交流電力に変換する。インバータ回路13a、13bの出力は、それぞれ、モータコネクタ17とモータパワーケーブル27を介してモータ7a、7bに供給される。
コンバータ回路12とインバータ回路13a、13bは、制御基板14に実装された制御回路によって制御される。制御基板14の制御回路は、補機バッテリ5から電力供給を受けて動作する。制御基板14の制御回路は、外部の上位制御器6からの指令を受けて動作する。補機バッテリ5と上位制御器6は、通信ケーブルと通信コネクタ18を介して電力変換器10の制御基板14と接続されている。
なお、補機バッテリ5は、電力変換器10の中の制御基板14のほか、12ボルトで動作する他の機器にも電力を供給する。ハイブリッド車100に搭載されている機器の中で、12ボルトで動作する機器は、補機と総称される。補機バッテリ5は、フロントコンパートメント50に搭載されている(図1参照)。
電力変換器10の筐体11は、メインバッテリ3とエアコンコンプレッサ4の間の電力中継器を兼ねている。エアコンケーブル26とエアコンコネクタ16を介して、筐体11からエアコンコンプレッサ4へ、メインバッテリ3の電力が供給される。
図1に戻ってフロントコンパートメント50におけるデバイスレイアウトの説明を続ける。電力変換器10は、トランスアクスル30の上方に、フロントブラケット53とリアブラケット54を介して支持されている。電力変換器10の筐体11の車両後方を向く面(後面)には、2個のコネクタ(DCパワーコネクタ15とエアコンコネクタ16)が接続されている。DCパワーコネクタ15とエアコンコネクタ16の後方には、ブレーキアクチュエータ51が配置されている。
図3は、電力変換器10とブレーキアクチュエータ51の位置関係を示す側面図である。図3でも、座標系のF軸正方向は車両前方を表し、V軸正方向は上方を表す。H軸の正方向は車両の左側方を指している。
先に述べたように、電力変換器10は、トランスアクスル30の上面30aに、フロントブラケット53とリアブラケット54を介して支持されている。上面30aは前下がりに傾斜している。それゆえ、上面30aに固定される電力変換器10も、前下がりの姿勢で固定されている。
電力変換器10とトランスアクスル30の間には、隙間SPが確保されている。電力変換器10が直接にトランスアクスル30の上面30aに固定されていないのは、トランスアクスル30からの振動を遮断するためである。なお、フロントブラケット53と電力変換器10の筐体11の間には防振ブッシュ63が挟まれている。リアブラケット54と筐体11の間にも防振ブッシュ64が挟まれている。
筐体11の左側面にモータコネクタ17が接続されており、筐体11の後面11aにDCパワーコネクタ15とエアコンコネクタ16が接続されている。図3では、エアコンコネクタ16はDCパワーコネクタ15の後ろ側に位置しており、見えない。筐体11の上面には通信コネクタ18が接続されている。図3では通信コネクタ18から延びている通信ケーブルの図示は省略している。
電力変換器10は2個のブラケット53、54でトランスアクスル30の上方に支持されている。ハイブリッド車100が前方衝突すると、ブラケット53、54が変形し、あるいは、破断し、電力変換器10が後退する場合がある。電力変換器10の筐体11の後面11aには2個のコネクタ(DCパワーコネクタ15とエアコンコネクタ16)が接続されており、その後方にはブレーキアクチュエータ51が配置されている。ブレーキアクチュエータ51は、車体102に固定されている。
電力変換器10は前下がりの姿勢で固定されており、DCパワーコネクタ15から下方へ延びているDCパワーケーブル25がDCパワーコネクタ15よりも後方に張り出している。筐体11が後退すると、DCパワーケーブル25がブレーキアクチュエータ51などの周辺部品とリアブラケット54に挟まれ、ダメージを受けるおそれがある。あるいは、筐体11が後退すると、DCパワーケーブル25がフロントコンパートメント内の別の構造物とリアブラケット54に挟まれ、ダメージを受けるおそれがある。それゆえ、第1実施例の搭載構造では、筐体11の後面11aと対向するDCパワーケーブル25の部位がプロテクタ40で囲まれている。別言すれば、プロテクタ40は筒形状を有しており、DCパワーケーブル25はプロテクタ40の筒の内側を通っている。さらにまた、プロテクタ40とリアブラケット54のそれぞれに、近接して互いに対向する対向部(後述)が設けられている。
図4、図5に電力変換器10を斜め後方から見た図を示す。図5では、電力変換器10の筐体11からリアブラケット54とDCパワーコネクタ15を分離した図を示す。なお、以降、エアコンコネクタ16とエアコンケーブル26とトランスアクスル30の図示は省略する。エアコンコネクタ16は、電力変換器10の後面11aに設けられているエアコンコネクタ取り付け口21に取り付けられる。DCパワーコネクタ15は、後面11aに設けられているパワーコネクタ取り付け口19に取り付けられる(図5参照)。
プロテクタ40の上端はDCパワーコネクタ15に接続されている。それゆえ、プロテクタ40は、DCパワーケーブル25とDCパワーコネクタ15の接続部も保護する。プロテクタ40のリアブラケット54に対向する側には、板状のプロテクタ対向部41が設けられている。一方、リアブラケット54のプロテクタ対向部41に対向する位置には、ブラケット対向部42が形成されている。プロテクタ対向部41の車両前方を向く面は平坦であり、ブラケット対向部42の車両後方を向く面も平坦である。理解を助けるため、図4、図5では、ブラケット対向部42の車両後方を向く面をグレーで塗りつぶしてある。
図6に、リアブラケット54の周辺の拡大図を示す。図6でも、ブラケット対向部42の車両後方を向く面をグレーで塗りつぶしてある。プロテクタ対向部41とブラケット対向部42は、近接して対向している。
図7に、図6のVII-VII線でカットした断面図を示す。図7は、リアブラケット54とプロテクタ40を水平面でカットした断面である。プロテクタ40は断面が矩形の筒である。筒の内側をDCパワーケーブル25が通過している。図7の矢印Fは、車両が前方衝突したときに加えられる衝突荷重を示している。衝突荷重Fを受けた電力変換器10は後退する。電力変換器10が衝突荷重Fに押されて後退すると、プロテクタ対向部41がブラケット対向部42に接触する。プロテクタ対向部41とブラケット対向部42は面接触するので、荷重が分散され、衝突の衝撃が緩和される。衝突時にプロテクタ対向部41とブラケット対向部42が面接触することで、リアブラケット54の予期しない部位(例えば鋭い角部)とDCパワーケーブル25が干渉してDCパワーケーブル25がダメージを受けることが防止される。
前述したように、プロテクタ対向部41の車両前方を向く面は平坦であり、ブラケット対向部42の車両後方を向く面も平坦である。車両の前後方向を向く平坦面同士が当接するので、プロテクタ40は姿勢をほぼ変えずに電力変換器10とともに後退する。DCパワーコネクタ15に対するプロテクタ40の姿勢が保持される。それゆえ、DCパワーコネクタ15とプロテクタ40の連結部分に偏荷重が加わり難くなる。DCパワーケーブル25のDCパワーコネクタ15との接続部位もダメージを受け難い。したがってDCパワーコネクタ15の内部での断線や端子の外れも生じ難い。
(第2実施例)次に、第2実施例の搭載構造を説明する。第2実施例の搭載構造は、電気自動車100aに適用されている。図8に、電気自動車100aが備えている電力変換器110とその周辺機器のブロック図を示す。電気自動車100aは、走行用に1個のモータ7を備えている。
電力変換器110は、バッテリ3の電力を走行用のモータ7の駆動電力に変換するデバイスである。電力変換器110の回路構造は、第1実施例の電力変換器10の回路構造(図2参照)からインバータ回路13bとモータ7bを除いたものに相当する。すなわち、電力変換器110は、コンバータ回路12とインバータ回路13と、制御基板14を備えている。インバータ回路13は、第1実施例の電力変換器10のインバータ回路13aに相当する。
電力変換器110は、DCパワーケーブル25を介してメインバッテリ3と接続されている。電力変換器110の筐体111とパワーケーブル25は、DCパワーコネクタ15で接続されている。また、インバータ回路13の出力は、筐体111に接続されたモータコネクタ17とモータパワーケーブル27を介してモータ7に供給される。
コンバータ回路12とインバータ回路13は、制御基板14に実装された制御回路によって制御される。制御基板14の制御回路は、補機バッテリ5から電力供給を受けて動作する。制御基板14の制御回路は、外部の上位制御器6からの指令を受けて動作する。補機バッテリ5と上位制御器6は、通信ケーブルと通信コネクタ18を介して電力変換器10の制御基板14と接続されている。
筐体111は、第1実施例における電力変換器10の筐体11と同様に、メインバッテリ3とエアコンコンプレッサ4の間の電力中継器を兼ねている。エアコンケーブル26とエアコンコネクタ16を介して、筐体111からエアコンコンプレッサ4へ、メインバッテリ3の電力が供給される。
図9に電気自動車100aの正面図を示し、図10に電気自動車100aの側面図を示す。図9、図10では、フロントコンパートメント50におけるデバイスレイアウトが理解できるように、電気自動車100aの車体と車輪は仮想線で描いてある。図9、図10においても、図中の座標系のF軸の正方向が車両の前方を示し、H軸は車幅方向を示し、V軸の正方向は車両の上方を示す。
走行用のモータ7は、モータハウジング130に収容されている。モータハウジング130は、フロントコンパートメント50の下方を車両前後方向に延びている一対のサイドメンバ52の間に懸架されている。
フロントコンパートメント50にて、一対のサイドメンバ52の間に、2本のクロスメンバ(第1クロスメンバ56と第2クロスメンバ57)が架け渡されている。電力変換器110は、フロントブラケット53とリアブラケット54によって、第1クロスメンバ56と第2クロスメンバ57に支持されている。電力変換器110は、モータハウジング130の上方にて、第1クロスメンバ56と第2クロスメンバ57に支持されている。フロントブラケット53は第1クロスメンバ56に固定されているとともに、筐体111の前面111bに固定されている。リアブラケット54は、第2クロスメンバ57に固定されているとともに筐体111の後面111aに固定されている。電力変換器110の筐体111は、モータハウジング130との間に隙間を有して第1クロスメンバ56と第2クロスメンバ57に支持されている。
筐体111の後面111aには、DCパワーケーブル25のコネクタ(DCパワーコネクタ15)が取り付けられている。なお、筐体111に取り付けられているエアコンコネクタ16、モータコネクタ17、通信コネクタ18の図示は省略してある。
DCパワーケーブル25はDCパワーコネクタ15から下方へと延びており、リアブラケット54の後方を上下方向に通過する。DCパワーケーブル25の後面111aと対向する部位がプロテクタ40で囲まれている。プロテクタ40とリアブラケット54は第1実施例のものと同じであり、プロテクタ40とリアブラケット54のそれぞれに、近接して互いに対向する対向部(プロテクタ対向部41とブラケット対向部42、図4-図7参照)が設けられている。
フロントコンパートメント50にて、DCパワーコネクタ15の後方には、ブレーキアクチュエータ51が配置されている。車両が前方衝突すると、フロントブラケット53とリアブラケット54が変形あるいは破断し、電力変換器110が後退する場合がある。電力変換器110が後退すると、DCパワーケーブル25がリアブラケット54とブレーキアクチュエータ51との間に挟まれてダメージを受けるおそれがある。対向部を有しているリアブラケット54とプロテクタ40は、第1実施例の搭載構造と同様に、DCパワーケーブル25を保護する。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。モータ7a、7bを収容しているトランスアクスルがモータハウジングの一例である。リアブラケット54との間でDCパワーケーブル25を挟むおそれのある構造物は、ブレーキアクチュエータ51に限られない。また、リアブラケット54とフロントブラケット53は、トランスアクスル30やクロスメンバ56、57以外の構造物に固定されていてもよい。
本明細書が開示す搭載構造は、ハイブリッド車と電気自動車のほか、燃料電池車など、走行用のモータを有している自動車に適用することもできる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
3:メインバッテリ
7、7a、7b:モータ
10、110:電力変換器
11、111:筐体
11a、111a:後面
111b:後面
12:コンバータ回路
13a、13b:インバータ回路
14:制御基板
15:DCパワーコネクタ
16:エアコンコネクタ
17:モータコネクタ
18:通信コネクタ
19:パワーコネクタ取り付け口
21:エアコンコネクタ取り付け口
25:DCパワーケーブル
30:トランスアクスル
40:プロテクタ
41:プロテクタ対向部
42:ブラケット対向部
50:フロントコンパートメント
51:ブレーキアクチュエータ
52:サイドメンバ
53:フロントブラケット
54:リアブラケット
55:エンジン
56:第1クロスメンバ
57:第2クロスメンバ
130:モータハウジング

Claims (1)

  1. 電源の電力を走行用のモータの駆動電力に変換する電力変換器のフロントコンパートメントへの搭載構造であり、
    前記電力変換器は、前記フロントコンパートメント内の構造物の上にフロントブラケットとリアブラケットを介して固定されており、
    前記電源の前記電力を前記電力変換器へ伝達するパワーケーブルのコネクタが前記電力変換器の車両後方を向く後面に取り付けられており、
    前記パワーケーブルは前記コネクタから下方へと延びており、
    前記パワーケーブルの前記後面と対向する部位がプロテクタで囲まれているとともに、前記プロテクタと前記リアブラケットのそれぞれに、近接して互いに対向する対向部が設けられている、搭載構造。
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