JP2008206283A - スナバ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】スイッチング素子の両端間電圧がスナバダイオードの特性に依存せず、しかも損失を低減することができるスナバ回路を提供する。
【解決手段】スナバ回路22は、スイッチング素子S2のターンオフ時におけるサージエネルギーを、スナバダイオードDsを通してスナバコンデンサに充電する。またスナバ回路22は、スイッチング素子S1,S2のオン,オフ動作により、電源である直流電源Eからの入力電圧を変換して出力電圧を供給する電力変換装置3に組み込まれる。そしてここでは、電力変換装置3の電圧供給ライン間に接続する入力コンデンサC1を、前記スナバコンデンサとして構成する。
【選択図】図1
【解決手段】スナバ回路22は、スイッチング素子S2のターンオフ時におけるサージエネルギーを、スナバダイオードDsを通してスナバコンデンサに充電する。またスナバ回路22は、スイッチング素子S1,S2のオン,オフ動作により、電源である直流電源Eからの入力電圧を変換して出力電圧を供給する電力変換装置3に組み込まれる。そしてここでは、電力変換装置3の電圧供給ライン間に接続する入力コンデンサC1を、前記スナバコンデンサとして構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、スイッチング素子の電圧破壊を防止するためのスナバ回路に関する。
一般に、スイッチング電源装置に組み込まれるトランジスタやFETなどの半導体スイッチング素子は、オフ状態からオン状態に移行するターンオン時、およびオン状態からオフ状態に移行するターンオフ時に、当該スイッチング素子に加わる過渡電圧を低減して、スイッチング素子の電圧破壊を防止するために、抵抗,コンデンサ,ダイオードの各素子を組み合わせてなるスナバ回路が付加される。そして、このような構成のスナバ回路は、例えば特許文献1などに開示されている。
図5は、特許文献1で提案されたスナバ回路を適用した回路例である。同図において、Eは直流電源、S1,S2はスイッチング回路1をなす直列接続されたスイッチング素子であり、これはスイッチング素子S1,S2の接続点に接続したインダクタンスL1と共に、スイッチング電源装置のインバータ回路を構成している。また、各スイッチング素子S1,S2のドレイン・ソース間には、帰還ダイオードD1,D2がそれぞれ逆並列接続される。スイッチング素子S1,S2の直列回路は、直流電源Eの両端間に接続され、直流電源Eの正極端子にコレクタを接続するハイサイドのスイッチング素子S1と、直流電源Eの負極端子にエミッタを接続するローサイドのスイッチング素子S2が、制御回路(図示せず)からの駆動信号により、交互にオン,オフするように構成される。また、直流電源Eの両端間には、この直流電源Eからの直流入力電圧を平滑化するなどの目的で、入力コンデンサC1が接続される。
2はスイッチング素子S1に適用されたスナバ回路であり、このスナバ回路2は、スイッチング素子S2のコレクタ・エミッタ間に、スナバダイオードDsとスナバコンデンサCsとを順に直列に接続し、当該スナバコンデンサCsとスナバダイオードDsの接続点と、前記直流電源Eの正極端子との間にスナバ抵抗Rsを接続して構成される。
そしてこの場合は、ハイサイドのスイッチング素子S1がオン状態となる一方、ローサイドのスイッチング素子S2がオフ状態となっているときに、入力電流Iinが流れ、インダクタンスL1を通して負荷(図示せず)側に電力を伝送し、ハイサイドのスイッチング素子S1がオフ状態となる一方、ローサイドのスイッチング素子S2がオン状態となっているときに、それまでインダクタンスL1に蓄えられていたエネルギーを、引き続き負荷側に供給する。すなわちここでは、入力コンデンサC1,スイッチング回路1,およびインダクタンスL1により、直流電源1からの入力電圧を変換して負荷(図示せず)に出力電圧を供給する電力変換装置3が構成される。
また、スイッチング素子S1,S2が交互にオン,オフを繰り返す一連の動作中において、スイッチング素子S2がターンオフした瞬間に、スナバダイオードDsが導通してスナバコンデンサCsが充電され、スイッチング素子S2の両端であるエミッタ・コレクタ間に過大な電圧が印加するのを防止する。その後、スイッチング素子S2がターンオンすると、スナバコンデンサCsからスナバ抵抗Rsを経て入力コンデンサC1に放電電流が流れ、スナバコンデンサCsに蓄えられたエネルギーの一部が入力コンデンサC1に回生される。
また図6は、スナバ回路12を、ハイサイドのスイッチング素子S1に適用した例である。ここに示すスナバ回路12は、スイッチング素子S1のコレクタ・エミッタ間に、スナバコンデンサCsとスナバダイオードDsを順に直列に接続すると共に、この、スナバコンデンサCsとスナバダイオードDsの接続点と、直流電源E1の負極端子との間にスナバ抵抗Rsを接続して構成される。それ以外の構成は、図5に示すものと共通している。
そしてこの回路例では、スイッチング素子S1がターンオフした瞬間に、スナバダイオードDsが導通してスナバコンデンサCsが充電され、スイッチング素子S1の両端であるエミッタ・コレクタ間に過大な電圧が印加するのを防止する。その後、スイッチング素子S1がターンオンすると、スナバコンデンサCsから入力コンデンサC1を経てスナバ抵抗Rsに放電電流が流れ、スナバコンデンサCsに蓄えられたエネルギーの一部が入力コンデンサC1に回生される。
特開平10−42554号公報
しかし、上述した従来のスナバ回路2,12では、次のような問題点を生じる。
図5に示すスナバ回路2は、スイッチング素子S2のターンオフ時におけるサージエネルギーが大きい場合に、容量の大きなスナバコンデンサCsを必要とするが、この場合には放電時の時定数を短くするために、放電用のスナバ抵抗Rsの抵抗値を小さくしなければならない。そのため、スナバ抵抗Rsひいてはスナバ回路1としての損失が増加する。
また、特にスイッチング素子S2のサージ周波数が高く、そのサージ電圧が急峻に変化する場合には、スナバダイオードDsのリカバリー(逆回復)時間や接合容量などの特性が、スイッチング素子S2のターンオフ時における両端間電圧に影響を及ぼす。これは、図6に示すスイッチング素子S1に適用したスナバ回路12であっても、同じことがいえる。
本発明は上記の各問題点に着目してなされたもので、スイッチング素子の両端間電圧がスナバダイオードの特性に依存せず、しかも損失を低減することができるスナバ回路を提供することを、その目的とする。
本発明における請求項1のスナバ回路は、上記目的を達成するために、スイッチング素子のターンオフ時におけるサージエネルギーを、スナバダイオードを通してスナバコンデンサに充電するスナバ回路において、前記スナバ回路は、前記スイッチング素子のオン,オフ動作により、電源からの入力電圧を変換して出力電圧を供給する電力変換装置に組み込まれ、この電力変換装置の電圧供給ライン間に接続するコンデンサを、前記スナバコンデンサとして構成したものである。
また、請求項2のスナバ回路は、前記コンデンサが、前記電力変換装置の入力コンデンサまたは出力コンデンサであることを特徴とするである。
請求項1の発明によれば、スイッチング素子のターンオフ時に、このスイッチング素子の両端間に発生しようとするサージ電圧が、そのまま電力変換装置の電圧供給ライン間に接続するコンデンサに電荷として蓄えられるので、サージエネルギーを吸収するためのコンデンサを不用にできる。また、このコンデンサは、本来電力変換装置の電圧供給ラインに接続される容量の大きな素子であるので、スイッチング素子のターンオフ時におけるサージエネルギーがコンデンサに吸収されても、コンデンサの電圧は急峻な変化が起こらず、スナバダイオードが急激に逆バイアスされることはなくなって、スナバダイオードのリカバリー時間や接合容量の影響を受けない。しかも、スイッチング素子のターンオフ時におけるサージエネルギーは、そのまま電力変換装置のコンデンサに充電されつつ、回生されるので、放電時の時定数を考慮する必要がなく、スナバ回路としての損失を低減できる。
請求項2の発明によれば、既存の電力変換装置に組み込まれる既存の入力コンデンサや出力コンデンサを利用して、スイッチング素子のサージエネルギーを吸収し、回生することができる。
以下、本発明におけるスナバ回路の好ましい一実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、従来の図5や図6と共通する回路や素子には共通の符号を付し、共通する箇所の説明は重複を避けるために極力省略する。
図1は、第1実施例における回路図を示したものである。本実施例におけるスナバ回路22は、例えばパワーモジュールのような高密度実装の電力変換装置3(すなわち、スイッチング電源装置)に組み込まれる。また、スイッチング回路1の構成として、本実施例は同一特性のスイッチング素子S1,S2を直列接続したものを用いているが、これは例えばフォワード型やフライバック型のコンバータのように、1個のスイッチング素子で構成したり、またフルブリッジ型のコンバータのように、4個のスイッチング素子で構成してもよい。図1に示す電力変換装置3は、従来例で示したものと全く同じ回路構成であり、ハイサイドのスイッチング素子S1とローサイドのスイッチング素子S2は、制御回路(図示せず)からの駆動信号により、交互にオン,オフ動作するようになっている。
図1に示すスナバ回路22は、ローサイドのスイッチング素子S2に適用されたものである。具体的には、スイッチング素子S1のコレクタにスナバダイオードDsのアノードを接続し、このスナバダイオードDsのカソードに電流制限用抵抗R1の一端を接続すると共に、この抵抗R1の他端を、直流電源Eの正極端子に繋がる入力コンデンサC1の一端に接続して構成される。
次に、上記構成についてその作用を説明する。電力変換装置3の主回路における動作は従来例と同じであり、スイッチング素子S1,S2のオン,オフ動作により、直流電源Eからの入力電圧を変換して、負荷(図示せず)に出力電圧を供給する。具体的には、ハイサイドのスイッチング素子S1がオン状態となる一方、ローサイドのスイッチング素子S2がオフ状態となっているときに、インダクタンスL1を通して負荷側に電力を伝送し、ハイサイドのスイッチング素子S1がオフ状態となる一方、ローサイドのスイッチング素子S2がオン状態となっているときに、それまでインダクタンスL1に蓄えられていたエネルギーを、引き続き負荷に供給する。
また、スナバ回路22の動作として、スイッチング素子S2がターンオフした瞬間に、スナバダイオードDsが導通して、抵抗R1を経て入力コンデンサC1にサージエネルギーが蓄積され、スイッチング素子S1の両端であるエミッタ・コレクタ間に過大な電圧が印加するのを防止する。このときの入力コンデンサC1は、本来直流電源Eの両端間に接続される容量の大きな素子であるので、スイッチング素子S2のターンオフ時におけるサージエネルギーが入力コンデンサC1に吸収されても、入力コンデンサC1の電圧は急峻な変化が生じない。したがって、従来のようにスナバダイオードDsのリカバリー時間や接合容量などに、スイッチング素子S2の両端間電圧が左右されることはない。
また、前記スイッチング素子S2のターンオフ時におけるサージエネルギーは、そのまま入力コンデンサC1に充電されつつ、回生されるので、放電時の時定数を考慮しなくても良い。よって、従来のようなスナバ抵抗Rsを不要にして、スナバ回路22としての損失を低減することができる。
なお、本実施例ではスナバ抵抗Rsに代わる抵抗R1が、スナバ回路22に組み込まれているが、これは入力コンデンサC1への充電時における充電電流を制限するためのものであり、当該充電電流がスナバダイオードDsの電流容量を超えなければ、不要にできる。よって、特に抵抗R1が存在しない回路構成では、ほぼ無損失でスイッチング素子S2のサージエネルギーを電力変換装置3の入力コンデンサC1に回生することができる。
このように本実施例では、スイッチング素子S2のターンオフ時におけるサージエネルギーを、スナバダイオードDsを通してスナバコンデンサに充電するスナバ回路22において、前記スナバ回路22は、スイッチング素子S1,S2のオン,オフ動作により、電源である直流電源Eからの入力電圧を変換して出力電圧を供給する電力変換装置3に組み込まれ、この電力変換装置3の電圧供給ライン間に接続するコンデンサ(入力コンデンサC1)を、前記スナバコンデンサとして構成している。
このようにすると、スイッチング素子S2のターンオフ時に、このスイッチング素子S2の両端間に発生しようとするサージ電圧が、そのまま電力変換装置3の電圧供給ライン間に接続する入力コンデンサC1に電荷として蓄えられるので、サージエネルギーを吸収するためのコンデンサ(従来例のスナバコンデンサCs)を不用にできる。また、この入力コンデンサC1は、本来電力変換装置3の電圧供給ラインに接続される容量の大きな素子であるので、スイッチング素子S2のターンオフ時におけるサージエネルギーが入力コンデンサC1に吸収されても、入力コンデンサC1の電圧は急峻な変化が起こらず、スナバダイオードDsが急激に逆バイアスされることはなくなって、スナバダイオードDsのリカバリー時間や接合容量の影響を受けない。しかも、スイッチング素子S2のターンオフ時におけるサージエネルギーは、そのまま電力変換装置3の入力コンデンサC1に充電されつつ、回生されるので、放電時の時定数を考慮する必要がなく、スナバ回路22としての損失を低減できる。
なお、本実施例では、スイッチング素子S2のサージエネルギーを吸収・回生するコンデンサとして、電力変換装置3の入力コンデンサC1を利用しているが、負荷に供給する出力電圧ラインの両端間に接続した出力コンデンサを利用してもよい。こうすれば、既存の電力変換装置3に組み込まれる既存の入力コンデンサC1や出力コンデンサを利用して、スイッチング素子S2のサージエネルギーを吸収し、回生することができる。
図3は、図1の回路図において、スイッチング素子S2がターンオフした前後のスイッチング素子S2の両端間電圧VDS(上段)と、電力変換装置3の入力電流Iin(下段)の各波形を示したものである。また比較のために、図4には、従来の図5の回路図において、スイッチング素子S2がターンオフした前後のスイッチング素子S2の両端間電圧VDSと、電力変換装置3の入力電流Iinの各波形を示す。これらの各図において、横軸は時間を示し、縦軸は電圧または電流を示している。図5に示す回路では、スナバダイオードDsのリカバリー時間や接合容量の影響を受けて、スイッチング素子S2のターンオフ時に、サージ電圧(VDS)やサージ電流(Iin)が大きく振動するが、図1に示す本実施例の回路では、そうしたサージ電圧やサージ電流の振動が小さくなっていることがわかる。
図2は、ハイサイドのスイッチング素子S1に適用した別な第2実施例のスナバ回路32を示している。ここでのスナバ回路32は、スイッチング素子S1のエミッタにスナバダイオードDsのカソードを接続し、このスナバダイオードDsのアノードに電流制限用抵抗R1の一端を接続すると共に、この抵抗R1の他端を、直流電源Eの負極端子に繋がる入力コンデンサC1の他端に接続して構成される。
次に、上記構成についてその作用を説明する。電力変換装置3の主回路における動作は従来例と同じなので、ここでは説明しない。スナバ回路32において、スイッチング素子S1がターンオフした瞬間に、スナバダイオードDsが導通して、入力コンデンサC1にサージエネルギーが蓄積され、スイッチング素子S1の両端であるエミッタ・コレクタ間に過大な電圧が印加するのを防止する。このときの入力コンデンサC1は、本来直流電源Eの両端間に接続される容量の大きな素子であるので、スイッチング素子S1のターンオフ時におけるサージエネルギーが入力コンデンサC1に吸収されても、入力コンデンサC1の電圧は急峻な変化が生じない。したがって、従来のようにスナバダイオードDsのリカバリー時間や接合容量などに、スイッチング素子S1の両端間電圧が左右されることはない。
また、前記スイッチング素子S1のターンオフ時におけるサージエネルギーは、そのまま入力コンデンサC1に充電されつつ、回生されるので、放電時の時定数を考慮しなくても良い。よって、従来のようなスナバ抵抗Rsを不要にして、スナバ回路32としての損失を低減することができる。
なお、本実施例ではスナバ抵抗Rsに代わる抵抗R1が、スナバ回路32に組み込まれているが、当該充電電流がスナバダイオードDsの電流容量を超えなければ、不要にできる。よって、特に抵抗R1が存在しない回路構成では、ほぼ無損失でスイッチング素子S1のサージエネルギーを入力コンデンサC1に回生できる。
このように本実施例でも、スイッチング素子S1のターンオフ時におけるサージエネルギーを、スナバダイオードDsを通してスナバコンデンサに充電するスナバ回路32において、前記スナバ回路32は、スイッチング素子S1,S2のオン,オフ動作により、電源である直流電源Eからの入力電圧を変換して出力電圧を供給する電力変換装置3に組み込まれ、この電力変換装置3の電圧供給ライン間に接続するコンデンサ(入力コンデンサC1)を、前記スナバコンデンサとして構成している。
そのため、スイッチング素子S1のターンオフ時に、このスイッチング素子S2の両端間に発生しようとするサージ電圧が、そのまま入力コンデンサC1に電荷として蓄えられるので、サージエネルギーを吸収するためのコンデンサを不用にできる。また、スイッチング素子S2のターンオフ時におけるサージエネルギーが入力コンデンサC1に吸収されても、入力コンデンサC1の電圧は急峻な変化が起こらず、スナバダイオードDsが急激に逆バイアスされることはなくなって、スナバダイオードDsのリカバリー時間や接合容量の影響を受けない。しかも、スイッチング素子S2のターンオフ時におけるサージエネルギーは、そのまま電力変換装置3の入力コンデンサC1に充電されつつ、回生されるので、スナバ回路22としての損失を低減できる。
なお、ここでもスイッチング素子S2のサージエネルギーを吸収・回生するコンデンサとして、電力変換装置3の入力コンデンサC1のみならず出力コンデンサを利用してもよいことは、上述したとおりである。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。
3 電力変換装置
22,32 スナバ回路
E 直流電源
S1,S2 スイッチング素子
C1 入力コンデンサ(スナバコンデンサ、コンデンサ)
D3 スナバダイオード
22,32 スナバ回路
E 直流電源
S1,S2 スイッチング素子
C1 入力コンデンサ(スナバコンデンサ、コンデンサ)
D3 スナバダイオード
Claims (2)
- スイッチング素子のターンオフ時におけるサージエネルギーを、スナバダイオードを通してスナバコンデンサに充電するスナバ回路において、
前記スナバ回路は、前記スイッチング素子のオン,オフ動作により、電源からの入力電圧を変換して出力電圧を供給する電力変換装置に組み込まれ、
この電力変換装置の電圧供給ライン間に接続するコンデンサを、前記スナバコンデンサとして構成したことを特徴とするスナバ回路。 - 前記コンデンサは、前記電力変換装置の入力コンデンサまたは出力コンデンサであることを特徴とする請求項1記載のスナバ回路。
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