JP2008206085A - インターホン装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 インターホン親機2に、インターホン子1のカメラ5を起動させるモニタボタン21と、インターホン子機1の呼出操作によるカメラ撮像映像をモニタ16に出画させる出画範囲と、モニタボタン21の操作によるカメラ撮像映像のモニタ16出画範囲とが異なるように制御する親機CPU26とを設け、呼出ボタン4の操作に連動して起動した場合は、最初から或いは特定の期間を経たら自動でズームインした映像が出画され、モニタボタン21の操作により出画される映像は最初からズームアウトした広範囲な映像とした。
【選択図】 図1
Description
このように来訪者を確認しながら応答できるインターホン装置では、呼出時にカメラが撮像を開始する以外に、インターホン親機側の操作でカメラを起動でき、モニタに外の様子を出画して確認できるよう構成されており、不審者の監視等が可能となっている。
この面倒な操作を無くす為に、始めからカメラの撮像範囲を狭めてモニタに出画させる構成にすることが考えられるが、周囲の様子を見たい場合や玄関全体を見たい場合にはモニタに見たい範囲の一部の映像しか出画させることができなくなるため、広角映像にするためのズームアウト処理を行う必要が生じてしまう。このように、いずれにしても出画してから、ズームイン/ズームアウト操作、さらにはパン/チルト操作を行う機会が多く発生していた。
この構成によれば、呼出時の来訪者を確認するための映像と外の様子を確認したい場合のインターホン親機操作による映像の出画範囲が異なることで、居住者の目的に合わせた映像情報をモニタに出画することが可能となる。よって、出画後にズームイン/ズームアウト等の面倒な操作をする必要がなくなり使い勝手を向上させることができる。
この構成によれば、来訪者を確認したい時は最初から来訪者の上半身をアップで出画させることができ、目的に合わせて最初からズームイン或いはズームアウトされた映像を出画できる。よって、後からズームイン/ズームアウト操作する必要がなく使い勝手がよい。
この構成によれば、呼出操作に連動させた場合でも、最初は広範囲を映し出すので来訪者を確認する前に周囲の様子(全体の様子)を確認できる。よって、不審者がいる場合はそれを認識できるし、その後自動でズームインされるので来訪者の顔の確認も行うことができる。
この構成によれば、広範囲の映像とズームインした映像の双方を録画するので、録画された映像からでも、周囲の様子と来訪者の顔をそれぞれ確認することができる。
この構成によれば、呼び出しを受けて居住者がモニタにより周囲の状況を確認したのを見計らってズームインして来訪者を確認するための映像に切り替わるので、居住者の応答操作が遅れても、広範囲の映像とズームインした映像の双方を確実に視認することができる。
この構成によれば、応答操作しない限りモニタには広範囲が映し出されるので来訪者を確認する前に周囲の様子(全体の様子)を確実に確認できる。よって、不審者がいる場合や不審なものがある場合はそれを認識できるし、その後応答操作すればズームインされた映像に切り替わるので来訪者の顔を確認し易い。
また、自動でズームインした映像を出画させる場合でも最初の所定期間は広範囲を映し出すことで、居住者は来訪者を確認する前に周囲の様子(全体の様子)を確認することができ、不審者がいる場合はそれを認識できる。
図2はインターホン子機1の操作によるモニタ16出画動作のフローチャートを示し、この図を基に説明する。インターホン子機1の呼出ボタン4が押下される(S1)と、呼出音がインターホン親機2のスピーカ19から報音される。同時に、カメラ5が起動して来訪者を撮像する(S2)。この時、カメラ5は広角で撮像を開始(S3)し、その映像(広範囲映像)信号がインターホン親機2に伝送される。
その後、タイマ24による所定時間の経過を待ち(S6)、所定時間が経過すると、インターホン子機1から伝送されてきた映像範囲の中の予め設定された特定部位をズームインする(拡大する)ように映像処理が行われ(S7)、拡大された映像(ズームイン映像)が第2映像としてモニタ16に出画(S8)される。また、このズームイン映像が録画メモリ23に録画される。
待受時にモニタボタン21が操作される(S11)と、親機CPU26の制御によりインターホン子機1のカメラ5が撮像を開始(S12)し、インターホン子機1が設置された玄関周り等の広範囲映像(S13)が取得され、映像信号が上述した経路でインターホン親機2に伝送される。そして、インターホン親機2では、親機CPU26の制御により適宜映像処理されて撮像された広範囲映像がモニタ16から出画される(S14)。以降、モニタボタン21が再度押下されると待受状態に戻るが詳細は省略する。
また、呼び出しによる出画であっても、最初の一定期間は広範囲映像を出画するので、来訪者を確認する前に周囲の様子を確認できる。よって、不審者がいる場合はそれを認識できるしその後ズームイン操作すること無く来訪者の顔を確実に視認することができる。
更に、広範囲の映像とズームインした映像の双方を録画するので、録画された映像からでも、周囲の様子と来訪者の顔をそれぞれ確認することができる。
第1タイマ28は呼び出しが成されてから応答操作を待つ応答待ちタイマであり、第2タイマは人感センサ30が検知動作してから所定時間をカウントするモニタ出画切り替えタイマである。
その間、応答しようと近づいてきた居住者を人感センサ30が検出したら、第2タイマ29が所定時間(例えば15秒)のカウントをスタート(S27)し、カウントが終了したらズームイン処理を行う(S28)。こうして第1映像に代えて予め設定された特定部位を拡大したズームイン映像が第2映像として出画される(S29)。
尚、インターホン親機2のモニタボタン21の操作による出画動作は上記第1実施形態と同様であるため説明を省略する。また、モニタ16に映像出画中であれば、録画ボタン(図示せず)操作することで映像は適宜録画メモリ23に録画される。
第3タイマ32がカウントしている応答待ち時間の間は、通話操作待ち(S46)の状態にあり、通話ボタン15が押されるまでモニタ16に広範囲映像の出画が継続される。その後、通話ボタン15が操作されたらインターホン子機1から送信されてきた映像範囲の中の予め設定された特定部位をズームインする(拡大する)映像処理が行われ(S47)、拡大された映像(ズームイン映像)が第2映像としてモニタ16に出画(S48)される。その後、終話操作されたら映像は消画され、カメラ5は停止する。
尚、インターホン親機2のモニタボタン21操作による出画動作は上記第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
また、戸建用のインターホン装置として説明したが、集合住宅インターホンシステムの場合においても同様の動作を実施でき、インターホン子機は集合玄関等のエントランスに設置される集合玄関機が対応し、インターホン親機は各居室に設置される居室親機が対応する。
更に、何れの実施形態においてもインターホン子機1からの呼び出しの場合、最初の一定期間は広範囲映像を出画し、その後ズームイン映像を出画する制御を実施しているが、広範囲映像を出画せず、呼出時は最初からズームイン映像を出画しても良い。
また、カメラの撮像によるモニタ出画映像を動画を前提に説明したが、静止画で出画させても良く、この場合は通信容量や録画メモリ容量を削減でき、装置を安価に構成できる。
Claims (6)
- 来訪者を撮像するためのカメラを備え、居住者を呼び出して通話する機能を備えたインターホン子機と、前記カメラで撮像した映像を出画するモニタを備え、呼び出しを受けて前記インターホン子機との間で通話する機能を備えたインターホン親機とを有するインターホン装置であって、
前記カメラは前記インターホン子機の呼出操作に連動して撮像を開始すると共に、前記インターホン親機のカメラ起動手段の操作でも撮像を開始し、
前記呼出操作に連動して起動した場合と前記カメラ起動手段により起動した場合とで前記モニタに出画する出画範囲が異なるよう映像処理する映像処理手段を備えたことを特徴とするインターホン装置。 - 呼出操作を受けて前記モニタに出画する映像は、前記カメラ起動手段の操作による出画映像より狭いズームインされた映像に変化させることを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
- 前記映像処理手段は、前記カメラが前記インターホン子機の呼出操作に連動して撮像を開始した場合、始めに前記カメラ起動手段の操作による撮像映像と同一の出画範囲で出画させ、所定時間経過後にズームインした映像を出画させることを特徴とする請求項2記載のインターホン装置。
- 前記インターホン親機は録画手段を備え、ズームイン前後の出画範囲の異なる2種類の映像を録画することを特徴とする請求項3記載のインターホン装置。
- 来訪者を撮像するためのカメラを備え、居住者を呼び出して通話する機能を備えたインターホン子機と、前記カメラで撮像した映像を出画するモニタを備え、呼び出しを受けて前記インターホン子機との間で通話する機能を備えたインターホン親機とを有するインターホン装置であって、
前記インターホン親機には、居住者の接近を感知する人感センサが設けられ、
前記インターホン親機は、前記インターホン子機の呼出操作を受けてカメラの広角撮像映像を前記モニタに出画させ、前記人感センサが居住者を検知後一定時間が経過したら、ズームインした映像に変更制御する映像処理手段を有することを特徴とするインターホン装置。 - 来訪者を撮像するためのカメラを備え、居住者を呼び出して通話する機能を備えたインターホン子機と、前記カメラで撮像した映像を出画するモニタを備え、呼び出しを受けて前記インターホン子機との間で通話する機能を備えたインターホン親機とを有するインターホン装置であって、
前記インターホン親機は、前記インターホン子機の呼出操作を受けてカメラの広角撮像映像を前記モニタに出画させ、前記インターホン親機で応答操作が成されたらズームインした映像に変更制御する映像処理手段を有することを特徴とするインターホン装置。
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