JP3731712B2 - ドアホン装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、来訪者との通話が可能であると共に、来訪者の姿を画像によっても視認し得る構成とされたモニタ機能付きインターホン装置であるドアホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ドアホン装置にあっては、その利便性を高める必要上から各種の技術が提案されており、特開平9−93179号公報には、ドアホン親機(以下、親機という)が複数のドアホン子機(以下、子機という)のうちから所望の子機を選択し、選択された子機から圧縮して送信されてくる画像データを親機でもって受信して復調したうえ、モニタによって監視する構成とされたワイヤレス監視システム、つまり、子機におけるデータ圧縮状態の制御と監視カメラの制御とを親機によって行う構成とされたシステムが開示されている。
【0003】
また、特開平5−236478号公報では、子機から親機へと送信される画像データを画像処理によって加工したうえで表示画面上に映し出すための機能拡張回路を、モニタテレビの共通部分に対して付加的に接続することが可能な構成とされたカメラ付きインターホン用モニタテレビが提案されている。さらにまた、特開平9−135439号公報には、子機の呼出信号(チャイム)が入力された時の画像データを記憶する記憶手段が親機に設けられており、通常時は子機から送信されてきた画像データに基づく画像を表示している親機のモニタを切り替えることによって子機からの画像データ入力を停止し、記憶手段が記憶している画像データに基づく画像をモニタ表示する構成とされたモニタ機能付きインターホン装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記公報のそれぞれで開示された技術にあっては、子機の画像圧縮率や画素数を親機から制御することが行われるが、具体的な数値や手法などが開示されていないため、画像圧縮に関する専門知識を有していなければ実現することが困難であり、また、画像圧縮率の制御に関する入力が複雑となって容易には設定できない可能性があるため、一般家庭で使用されるドアホン装置に適用することは難しいのが現状である。そして、カメラ制御によるズームアップやパン、つまり、画像の一部分を拡大表示したり画像の任意部分を選択表示したりする処理を実行する際には機械的な駆動機構が必要であることになり、このような機能を持たせた場合にはコスト高を招くことになってしまう。
【0005】
また、子機から親機へと画像データを無線伝送した後、親機内において画像処理するシステムを採用したのでは、フルサイズの画像データが伝送されることになり、表示不要な部分の画像データまでもが伝送されるため、伝送時間が長くなる結果、フレームレートが低下することも起こる。さらには、子機の有する呼出手段が操作された、例えば、呼出スイッチが来訪者によって押されたときに撮影された画像の画像データを記憶するための画像記憶回路を親機に設けておくことも考えられるが、このような構成である場合には、子機から親機へと画像データが伝送され続けることにもなりかねず、エネルギを浪費する恐れがある。さらにまた、画像記憶回路を設けておくのに際し、画像データをそのまま記憶する構成であれば大きな記憶容量を必要とする不都合が生じることになっていた。
【0006】
本発明はこれらの不都合に鑑みて創案されたものであって、画像圧縮に関する専門知識を有していなくても最適なフレームレート及び画質を容易に確保し得る構成とされたドアホン装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のドアホン装置は、来訪者を撮影するカメラが配備されたドアホン子機と、撮影された画像を表示する画像表示器が配備されたドアホン親機とからなり、ドアホン子機及びドアホン親機間では画像データ及び音声データを双方向に無線伝送する構成とされたものであって、ドアホン子機には画像圧縮回路が設けられている一方、ドアホン親機には画像伸長回路と画像調整用の入力部とが設けられており、この入力部はフレームレートを増加させる入力手段と、フレームレートを低下させる入力手段からなり、使用者が前記画像表示器を視認しながらフレームレートを任意の値に連続的に上下させる機能を有し、ドアホン子機は前記画像調整用の入力部から入力されたフレームレートの値を基にドアホン子機での画像圧縮率を制御し、ドアホン子機からドアホン親機へと伝送される画像データ量を一定量以下とする機能を有していることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係るドアホン装置の全体構成を模式化して示す説明図、図2は子機の基本的な機能構成を示す回路ブロック図、図3は親機の基本的な機能構成を示す回路ブロック図であり、これらの図における符号1は子機、2は親機をそれぞれ示している。また、図4はフレームレート制御時の処理手順を示すフローチャート、図5は画像圧縮率自動制御時の処理手順を示すフローチャートであり、図6は画像ズーム時や画像位置移動時における画像の状態を例示する説明図である。
【0016】
本実施の形態に係るドアホン装置は、図1で示すように、玄関先などに設置された子機1と、室内に設置された親機2とから構成されており、子機1及び親機2のそれぞれ同士間では、画像データ及び音声データが双方向に無線伝送されることになっている。そして、子機1には、来訪者の姿を撮影するカメラ3と、音声のやり取りに使用されるマイク及びスピーカー4と、在宅者を呼び出すための呼出手段として使用される呼出スイッチ5と、無線伝送のためのアンテナ6とが配備されている一方、親機2には、子機1のカメラ3によって撮影された画像を表示する画像表示器であるLCD(液晶ディスプレイ)7と、音声のやり取りに使用されるマイク及びスピーカー8と、子機1の呼出スイッチ5が押されたことに伴って入力する呼出信号に対する応答時や画像調整などの設定時に使用される入力スイッチ9と、無線電波を送受信するためのアンテナ10とが配備されている。なお、子機1に配備されているカメラ3は、広い範囲を撮影可能であって使用状況に対応し易い広角カメラであることが好ましい。
【0017】
さらに、子機1の内部には、図2で示すように、アンテナ6を介して無線電波を送受信する無線送受信部11と、無線送受信時のデータを一時的に保管するバッファメモリ12と、カメラ3によって撮影された画像を処理する映像処理回路13及び画像データを圧縮する画像圧縮回路14からなる画像処理部15と、音声データを圧縮及び伸長する音声圧縮/伸長回路16を具備し、マイク及びスピーカー4を介したうえで外部へ音声を入出力するための音声処理部17と、呼出スイッチ5が押されたことに伴う呼出信号の入力を検知する入力検知回路18を具備してなる入力部19と、無線送受信部11を制御する無線通信制御回路20と子機1の全体システムを制御するシステム制御回路21とを具備したマイクロコンピュータである制御部22と、各回路に対して電源を供給する電源部23とが設けられている。そして、本実施の形態に係るドアホン装置での画像圧縮は、1フレーム単位での圧縮及び伸長、伝送、画像加工が可能なJPEG圧縮方式を採用して行われることになっている。なお、画像圧縮がJPEG圧縮方式に限定されることはなく、他の圧縮方式であってもよいことは勿論である。
【0018】
さらにまた、親機2の内部には、図3で示すように、アンテナ10を介して無線電波を送受信する無線送受信部24と、無線送受信時のデータを一時的に保管するバッファメモリ25と、子機1から圧縮したうえで送信されてきた画像データを伸長する画像伸長回路26を具備すると共に、画像データに基づく画像をLCD7で表示するための処理を実行する映像処理回路27を具備している画像処理部28と、音声データを圧縮及び伸長する音声圧縮/伸長回路29を具備しており、マイク及びスピーカー8を介したうえで外部へ音声を入出力するための音声処理部30と、応答スイッチや画像調整スイッチとして機能する入力スイッチ9からの入力を検知する入力検知回路31を具備してなる画像調整用の入力部32と、無線送受信部24を制御する無線通信制御回路33と親機2の全体システムを制御するシステム制御回路34とを具備したマイクロコンピュータである制御部35と、各回路に対して電源を供給する電源部36とが設けられている。
【0019】
そして、親機2に設けられた画像調整用の入力部32は、まず第1に、画像圧縮率を任意に変更して設定する機能を有するものであり、入力検知回路31でもって入力スイッチ9が押されたことを検知した際における入力部32からの指示を受けた制御部35のシステム制御回路34と、入力部32の指示を無線伝送によって受けた子機1の制御部22が具備するシステム制御回路21とでは、画像圧縮率を変更して設定する制御が実行されることになる。すなわち、ドアホン装置の画像圧縮率と、子機1から親機2へと伝送される画像データ量とは、一般的に、画像圧縮率が上がると画像データ量は減り、画像圧縮率が下がると画像データ量は増える関係にある。また、画像圧縮率と画質(視認性)とは、画像圧縮率が上がると画質が低下する結果として画像がきれいでなくなり、画像圧縮率が下がると原画に近づくために画質が向上する関係を有している。
【0020】
一方、無線伝送時におけるフレームレートは、画像データ量と伝送量とに基づいて決定されるため、伝送量が一定であれば1枚当たりの画像データ量が多いほどフレームレートが下がり、画像データ量が少ないほどフレームレートが上がると考えられる。そして、画像圧縮がJPEG圧縮方式である際における画像圧縮率の変更はQテーブルを変更することによって実行されるが、多くのQテーブルを設けるのではなくて一つのQテーブルの各値を同倍率で増減するのが通常であることから、伝送量が一定であれば画像圧縮率の変更によって上記した法則、つまり、フレームレートを上げると画質が劣り、画質を上げるとフレームレートが下がるという法則が成立することになる。
【0021】
そこで、画像調整用の入力部32が画像圧縮率を任意に変更して設定する機能を有している際には、図4のフローチャートで示す処理手順に従ったフレームレート制御が実行されることになる。なお、ここでは、入力部32が画像圧縮率を任意に変更して設定する機能を有するものであるとしたうえ、相反関係にあるフレームレートと画質のうち、使用者が最も好むであろうと考えられる画像状態を容易に設定するための処理手順を説明する。ところで、この入力部32が有する機能は画像圧縮率を任意に変更して設定する機能に限定されず、第2には子機1から親機2へと伝送される画像データ量を一定量以下とする機能を有し、第3には広角カメラ3で撮影された画像の一部分を拡大表示させる機能を有しており、第4には広角カメラ3で撮影された画像の任意部分を選択表示させる機能を有するものであってもよいが、これら第2ないし第4の機能については後述する。
【0022】
まず、ステップ1(S1)では現在の設定下における画像データを子機1から親機2へと送信することが行われており、ステップ2(S2)では送信されてきた画像データに基づく画像が親機2のLCD7で表示されている。そこで、表示を視認した使用者がもっときれいな画像を見たいと思ったならば、「画質UP」スイッチでもある入力スイッチ9をステップ3(S3)で押すことになり、この入力スイッチ9が押されると、ステップ4(S4)で親機2から子機1へと画像圧縮率を下げる指示が送信されることになり、画像圧縮率が下げられる結果としてLCD7で表示される画像がきれいになる。しかしながら、この際には、送信されてくる画像データ量が増えることになり、フレームレートが低下することになる。
【0023】
また、LCD7での表示を視認した使用者がもっと動画的な画像を見たいと思った場合には、「スピードUP」スイッチでもある入力スイッチ9をステップ5(S5)で押すことになり、入力スイッチ9が押されると、ステップ6(S6)で親機2から子機1へと画像圧縮率を上げる指示が送信される。すると、画像圧縮率が上がるために画像データ量は減るもののフレームレートは上がることとなる結果、LCD7で表示される画像はより動画的となるにも拘わらず画質は劣化することになる。つまり、入力部32が画像圧縮率を任意に変更して設定するものである場合には、画像調整用の入力部32が具備している入力スイッチ9を使用者が押すだけのことによって実現可能な限りのフレームレートと画質とを持った好みの画像状態が確保される。
【0024】
なお、ステップ7(S7)は画像調整が終了したか否かを確認するものであるが、本実施の形態に係るドアホン装置の使い勝手を良好とするには、特別なスイッチを新たに設けるのではなくて従来から設けられている他のスイッチ類を利用したり、一定の時間経過などを代用したりすることが考えられる。また、以上説明した「画質UP」スイッチや「スピードUP」スイッチとして使用される入力スイッチ9が必ずしも独立したスイッチである必然性はないのであり、例えば、LCD7上に設けられたタッチパネルスイッチなどであってもよいことは勿論である。
【0025】
ところで、以上の説明においては、親機2に設けられた画像調整用の入力部32が第1には画像圧縮率を任意に変更して設定する機能を有するものであるとしているが、このようなものには限定されず、第2には、子機1から親機2へと伝送される画像データ量を一定量以下とする機能を有するものであってもよい。そこで、図5のフローチャートに基づき、入力部32が第2の機能を有するものである場合の処理手順を説明する。すなわち、図5は画像圧縮率自動制御時の処理手順を示しており、この処理手順は、例えば、圧縮された画像データ量が可変長であるにも拘わらずパケット通信などで最大データ量が限られる場合に、伝送可能な画像データ量でありながらもできるだけ鮮明な画像を得る必要上、画像データ量を自動制御する際に採用される処理手順である。
【0026】
まず、ステップ8(S8)では、最大データ量と初期圧縮率とが設定される。なお、最大データ量はシステム毎に決まっていることが多いので予め設定されていてもよいが、使用状況に応じて変化することもあるため、ここでは設定している。また、図5では初期圧縮率を1、つまり、最も画像圧縮率が低い状態に設定しているが、以前の来訪者と対応した時点の画像圧縮率を記憶しておいたうえ、その画像圧縮率から動作を開始するようにしてもよい。引き続き、親機2に設けられた入力スイッチ9を押すと、入力部32からの指示を受けた制御部35のシステム制御回路34と、入力部32の指示を無線伝送によって受けた子機1の制御部22が具備するシステム制御回路21とでは、子機1から親機2へと伝送される画像データ量を一定量以下とする制御が実行される。
【0027】
すなわち、ステップ9(S9)では子機1でもって画像圧縮が実行されることになり、ステップ10(S10)で最大データ量Aと実際の画像データ量Mとを互いに比較し、実際の画像データ量Mの方が最大データ量Aよりも大きいと判断された場合(Nの場合)には、ステップ11(S11)で画像圧縮率を1ランクUPし、再びステップ9へと戻ることが繰り返される。そして、ステップ10(S10)で実際の画像データ量Mが最大データ量Aよりも小さくなったと判断された場合(Yの場合)には、ステップ12(S12)で子機1から親機2ヘと画像データを送信することが実行される。
【0028】
さらにまた、親機2に設けられた画像調整用の入力部32は、第3に広角カメラ3で撮影された画像の一部分を拡大表示させる機能を有するものであったり、また、第4には広角カメラ3で撮影された画像の任意部分を選択表示させる機能を有するものであってもよく、このような機能を有している入力部32の動作を図6に基づいて説明する。なお、図6は画像ズーム時や画像位置移動時における画像の状態を例示する説明図であり、図6−aは玄関先に訪れた一群の訪問者を示しており、図6−bはこれら訪問者の姿を広角カメラ3でもって撮影した最大画像を示している。
【0029】
ところで、ドアホン装置の子機1に配備された広角カメラ3によっては、来訪者がある程度離れていても、その存在を確認し得るよう広い範囲にわたる撮影が行われるのであるが、図6−bのような画像のままでは、撮影された来訪者の顔が小さ過ぎて見分けられない可能性が大きいことになる。そこで、広角カメラ3で撮影された画像のうちの一部分、例えば、その中央部分のみを図6−cで示すようにして切り出したうえで表示することが実行されるが、それでも来訪者の立っている位置によっては小さくて人相を見分けることが困難であり、広角カメラ3自体にズームアップなどの機械的な駆動機構が備えられていない限りは、来訪者を視認できないのが実情である。
【0030】
しかしながら、入力部32が第3の機能、つまり、広角カメラ3で撮影された画像の一部分を拡大表示させる機能を有するものである際には、入力スイッチ9が押されたことを検知した入力部32からの指示を受けた制御部35のシステム制御回路34でもって画像の一部分を拡大表示させる制御が実行されるため、図6−dで示すように、広角カメラ3で撮影された画像のうちの中央部分のみを切り出したうえ、親機2のLCD7でもって拡大表示させることが実行される。その結果、来訪者の人相までを見分けたうえで対応することが、極めて容易に行えることとなる。
【0031】
また、来訪者が小さな子供などである場合、撮影された画像(図6−b参照)中には存在しているにも拘わらずLCD7でもって画像の中央部分のみ(図6−c参照)を表示したのでは存在を確認できないこともある。そこで、入力部32が第4の機能、つまり、広角カメラ3で撮影された画像の任意部分を選択表示させる機能を有している際には、入力スイッチ9が押されたことを検知した入力部32からの指示を受けた制御部35のシステム制御回路34でもって画像の任意部分を切り出して選択表示させることが実行される。つまり、ここでは、「画面移動スイッチ」でもある入力スイッチ9によって画面を下方へと移動させると、現時点で表示中の部分よりも下側へとずれた位置にある部分が切り出し表示されることになり、次いで画面を左方へと移動させると、左側にずれた部分が切り出し表示される結果、子供の姿が含まれた図6−eのような画像がLCD7でもって表示される。
【0032】
したがって、親機2に設けられた入力部32が第3の機能や第4の機能を有している場合には、カメラ制御によるズームアップやパンと同様の動作が実行されているのと同じであることになり、表示が必要な部分を構成するための画像データのみが子機1から親機2へと送信されるため、伝送時間が短縮されてフレームレートが向上する結果、スムーズな動画像が得られることになる。
【0033】
(実施の形態2)
図7は実施の形態2に係るドアホン装置が備える子機の基本的な機能構成を示す回路ブロック図であり、この図7において図1及び図2と互いに同一または相当する部品、部分については同一符号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。すなわち、この実施の形態2に係るドアホン装置は、実施の形態1と同様、来訪者を撮影するカメラ3が配備された子機1と、撮影された画像を表示するLCD7が配備された親機2とからなるものであり、子機1及び親機2間では画像データ及び音声データを双方向に無線伝送することが行われる。
【0034】
そして、ここでの子機1には、図7で示すように、画像圧縮回路14と、呼出手段が操作された時、つまり、呼出スイッチ5が押された時に撮影された画像の画像データを記憶する呼出時画像記憶回路40とが設けられている一方、親機2には、画像伸長回路26と、入力スイッチ9からの入力を検知する入力検知回路31を具備してなる入力部32とが設けられており、この入力部32は子機1の画像記憶回路40に記憶されている画像データに基づく画像をLCD7でもって表示させる機能を有している。つまり、この際における子機1の呼出時画像記憶回路40は呼出スイッチ5が押された瞬間のカメラ画像を記憶しておくものであり、親機2の入力部32が画像記憶回路40に記憶された画像データに基づく画像を表示させる機能を有している際には、例えば、悪戯によって子機1の呼出スイッチ5が押された場合や直ぐには対応できなかった場合などにも、後の時点における親機2のLCD7でもって訪問者を確認し得るという利点が確保される。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るドアホン装置によれば、画像圧縮に関する専門知識を有していなくても最適なフレームレート及び画質を容易に確保し得ることとなるばかりか、画像圧縮がJPEG圧縮方式を採用して行われるのであればフレーム単位での処理が可能となる結果、画像を加工し易くなるという効果が得られる。そして、伝送される画像データ量に拘わらず最大のフレームレートと好みの画質とで送受信することが可能であるため、伝送系を有効に使用し得ると同時に、機械的なカメラ制御が不要となる結果としてコストの低減を図ることができるという利点も確保される。
【0039】
さらにまた、不在時に来訪者があった場合や悪戯が行われた場合、あるいは、来訪者に対する対応が遅れた場合であっても、後の時点で来訪者を確認したうえで対応することが可能となるのみならず、子機または親機において数多くの画像を記憶・保持することができるという効果も得られる。そして、本発明の構成にあっては、無駄な伝送による時間と電力が抑えられることは勿論のこと、各画像において表示が必要となる部分のみを効率的にモニタし得るという利点が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るドアホン装置の全体構成を模式化して示す説明図である。
【図2】 実施の形態1に係る子機の基本的な機能構成を示す回路ブロック図である。
【図3】 実施の形態1に係る親機の基本的な機能構成を示す回路ブロック図である。
【図4】 フレームレート制御時の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 画像圧縮率自動制御時の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】 画像ズーム時や画像位置移動時における画像の状態を例示する説明図である。
【図7】 実施の形態2に係る子機の基本的な機能構成を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 子機
2 親機
3 カメラ
7 LCD(画像表示器)
14 画像圧縮回路
26 画像伸長回路
32 入力部

Claims (1)

  1. 来訪者を撮影するカメラが配備されたドアホン子機と、撮影された画像を表示する画像表示器が配備されたドアホン親機とからなり、ドアホン子機及びドアホン親機間では画像データ及び音声データを双方向に無線伝送する構成とされたドアホン装置であって、
    ドアホン子機には画像圧縮回路が設けられている一方、ドアホン親機には画像伸長回路と画像調整用の入力部とが設けられており、この入力部はフレームレートを増加させる入力手段と、フレームレートを低下させる入力手段からなり、使用者が前記画像表示器を視認しながらフレームレートを任意の値に連続的に上下させる機能を有し、
    ドアホン子機は前記画像調整用の入力部から入力されたフレームレートの値を基にドアホン子機での画像圧縮率を制御し、ドアホン子機からドアホン親機へと伝送される画像データ量を一定量以下とする機能を有していることを特徴とするドアホン装置。
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